JP3239453B2 - Fp発光可能な電子閃光装置および電子閃光装置を装着可能なカメラ - Google Patents

Fp発光可能な電子閃光装置および電子閃光装置を装着可能なカメラ

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JP3239453B2
JP3239453B2 JP21184792A JP21184792A JP3239453B2 JP 3239453 B2 JP3239453 B2 JP 3239453B2 JP 21184792 A JP21184792 A JP 21184792A JP 21184792 A JP21184792 A JP 21184792A JP 3239453 B2 JP3239453 B2 JP 3239453B2
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亮太郎 高柳
秀樹 松井
宏 坂本
進義 萩生田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFP発光可能な電子閃光
装置とその電子閃光装置による閃光撮影に対応可能なカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】電子閃光装置をカメラの撮影動作に同調
して発光させ、閃光撮影を行うカメラが知られている。
【0003】通常のシャッター速度が1/250位まで
の閃光撮影では、シャッターが全開しているときに電子
閃光装置を通常の光量で単発発光させる。以下では、こ
のような閃光撮影を全開閃光撮影と呼ぶ。この全開閃光
撮影には、先幕シンクロ撮影と後幕シンクロ撮影とがあ
る。
【0004】図8は、全開閃光撮影時のシャッター幕の
走行と電子閃光装置の発光波形を示すタイムチャートで
ある。図において、A〜Bはカメラのアパーチャーの短
辺に対応し、35mm判カメラの縦走りフォーカルプレ
ーンシャッターでは24mmである。シャッターがレリ
ーズされると、まず時刻t0で先幕が走行を開始し、時
刻t1でシャッターが開き始め、時刻t2でシャッター
が全開になる。先幕シンクロの全開閃光撮影では、シャ
ッターが全開した時刻t2のタイミングでカメラから電
子閃光装置へ発光信号が送られ、電子閃光装置が通常の
光量で単発発光する。一方、後幕シンクロの全開閃光撮
影では、後幕が走行を開始した時刻t3のタイミングで
カメラから電子閃光装置に発光信号が送られ、電子閃光
装置が通常の光量で単発発光する。その後、シャッター
後幕の走行にともなって時刻t4からシャッターが閉じ
始め、時刻t5でシャッターが完全に閉じられる。
【0005】先幕シンクロによる全開閃光撮影で移動被
写体を撮影すると、被写体の光が被写体の進行方向と同
じ方向へ流れ、不自然な映像になる。これに対し、後幕
シンクロによる全開閃光撮影では、被写体の光が被写体
の進行方向と反対側へ流れるので自然な映像が得られ、
移動被写体の閃光撮影を行う場合に利用される。
【0006】一方、1/250よりも速いシャッター速
度で閃光撮影を行うカメラシステムが提案されている。
図9は、速いシャッター速度で閃光撮影を行う場合のシ
ャッター幕の走行と電子閃光装置の発光波形を示す。な
お、図8と同様に35mm判カメラの縦走りフォーカル
プレーンシャッターの場合を例に上げて説明する。シャ
ッター速度が速くなると、シャッター先幕の走行が完了
する時刻t2以前の時刻t13で後幕が走行を開始し、
時刻t14からシャッターを閉じ始める。従って、シャ
ッターは全開されず、先幕の後端から後幕の先端までの
スリット範囲でシャッターが部分的に開放され、いわゆ
るスリット露光される。
【0007】このような速いシャッター速度で閃光撮影
を行う場合は、シャッターのスリットがアパーチャーの
短辺A〜Bを移動する時刻t1から時刻t15までの
間、電子閃光装置を一定の光量で発光させる必要があ
る。そこで、図9に示すように、電子閃光装置を少ない
光量で高速繰り返し発光させる。この発光方法は、比較
的少ない光量で長時間発光するFP級閃光球の発光特性
に似ていることからFP発光と呼ばれている。シャッタ
ーがレリーズされると、時刻t0で先幕の走行を開始さ
せるとともに、電子閃光装置へ発光開始信号を送ってF
P発光を開始させる。電子閃光装置のFP発光は少なく
とも後幕がシャッターを閉じる時刻t15まで行われ
る。以下では、このような閃光撮影をFP閃光撮影と呼
ぶ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発光モード
設定器を設けてFP発光モードと単発発光モードとを切
り換え、シンクロモード設定器を設けて先幕シンクロモ
ードと後幕シンクロモードとを切り換えるようにする
と、両設定器により単発発光モードにおける先幕シンク
ロ撮影または後幕シンクロ撮影と、FP発光モードにお
ける先幕シンクロ撮影または後幕シンクロ撮影の4つの
閃光撮影モードが設定可能となる。
【0009】しかしながら、先幕シンクロモード、後幕
シンクロモードおよびFP発光モードでは上述したよう
に発光開始のタイミングがそれぞれ異なるので、FP発
光モードで先幕シンクロ撮影または後幕シンクロ撮影を
行うと露光むらが生じるという問題がある。
【0010】今、FP発光モードで先幕シンクロを設定
して閃光撮影を行うと、図9に示すように先幕が走行を
完了する時刻t2からFP発光が開始される。しかし、
このときすでに後幕がA1までシャッターを閉じてお
り、A〜A1の範囲が露光されない。また、FP発光モ
ードで後幕シンクロを設定して閃光撮影を行うと、後幕
が走行を開始する時刻t13からFP発光が開始され
る。しかし、このときすでに後幕がA2までシャッター
を閉じており、A〜A2の範囲が露光されない。
【0011】本発明の目的は、単発発光モードを設定し
たときだけ先幕シンクロおよび後幕シンクロの設定を可
能として露光むらのない閃光撮影を行うことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、一定の光量を保ちながら高速で繰り返し発光するF
P発光と通常の単発発光とが可能な発光部100と、F
P発光モードまたは単発発光モードを設定する第1の設
定手段101と、先幕シンクロモードまたは後幕シンク
ロモードを設定する第2の設定手段102と、第1の設
定手段101で単発発光モードが設定されたときは、発
光部100に第2の設定手段102の設定に従って先幕
シンクロまたは後幕シンクロによる単発発光を行わせ、
第1の設定手段101でFP発光モードが設定されたと
きは、第2の設定手段102の設定に関わらず、少なく
ともシャッター先幕がシャッターを開き始めてからシャ
ッター後幕がシャッターを閉じるまでの間、発光部10
0にFP発光を行わせる制御手段103とを備え、これ
により、上記目的を達成する。また請求項2の発明は、
一定の光量を保ちながら高速で繰り返し発光するFP発
光モードまたは通常の単発発光モードを設定する第1の
設定手段101Aと、先幕シンクロモードまたは後幕シ
ンクロモードを設定する第2の設定手段102Aと、第
1の設定手段101Aで単発発光モードが設定されたと
きは、電子閃光装置104に第2の設定手段102Aの
設定に従って先幕シンクロまたは後幕シンクロによる単
発発光を行わせ、第1の設定手段101AでFP発光モ
ードが設定されたときは、第2の設定手段102Aの設
定に関わらず、少なくともシャッター先幕がシャッター
を開き始めてからシャッター後幕がシャッターを閉じる
までの間、電子閃光装置104にFP発光を行わせる制
御手段103Aとを備え、これにより、上記目的を達成
する。
【0013】
【作用】単発発光モードが設定されたときだけ先幕シン
クロモードまたは後幕シンクロモードの設定を有効と
し、先幕シンクロまたは後幕シンクロによる単発発光を
行い、FP発光モードが設定されると先幕シンクロモー
ドまたは後幕シンクロモードの設定を無効とし、FP発
光を行う。
【0014】
【実施例】
−第1の実施例− 図2〜5により第1の実施例を説明する。図2は本発明
に係わるFP発光可能な電子閃光装置の背面を示す。1
は、外部自動調光モード(A)、TTL調光モード(T
TL)およびマニュアルモード(M)のいずれかを設定
するためのモードセレクターであり、2は、先幕シンク
ロモード(NORMAL)または後幕シンクロモード
(REAR)を設定するためのシンクロセレクターであ
る。また、3は、マニュアルモード時の発光量を設定す
るための発光量切り換えボタンである。FP閃光撮影に
対応不能なカメラに装着された時は、このボタン3を押
すごとに発光量が1/1,1/2,1/4,1/8,1
/16,1/32,1/64,1/1の順に切り替る。
また、FP閃光撮影に対応可能なカメラに装着された時
は、このボタン3を押すごとに発光量が1/1,1/
2,1/4,1/8,1/16,1/32,1/64,
FP1,FP2,1/1の順に切り替る。なお、1/1
〜1/64が通常の単発発光モードにおける発光量であ
り、FP1,FP2がFP発光モードである。FP1は
例えば8msecの間FP発光を行うモードであり、F
P2は例えば16msecの間FP発光を行うモードで
ある。4は表示器であり、設定モード、発光量、撮影距
離などを表示する。5はこの電子閃光装置10の電源ス
イッチである。
【0015】この電子閃光装置10は、取り付け脚6に
よりカメラのアクセサリシューに取り付けられ、取り付
け脚6に設けられた接点7がカメラのアクセサリシュー
に設けられた接点と接触し、この接点7を介して電子閃
光装置10の制御回路とカメラの制御回路との間で情報
の授受を行う。
【0016】図2は、モードセレクター1でマニュアル
モードを設定するとともに、発光量切り換えボタン3で
単発発光モードにおける発光量1/2を設定した状態を
示し、表示器4にマニュアルモードを示すMと単発発光
モードの発光量1/2を示すM1/2が表示されてい
る。
【0017】図3は、モードセレクター1でマニュアル
モードを設定するとともに、発光量切り換えボタン3で
FP発光モードFP1を設定した状態を示し、表示器4
にマニュアルモードを示すMとFP1発光モードを示す
FPおよび1が表示されている。
【0018】図4は第1の実施例の構成を示す。なお、
図2,3により上述した機器に対しては同一の符号を付
して説明を省略する。スイッチ1a〜1cはモードセレ
クター1に連動して開閉するスイッチであり、外部自動
調光モード(A)が設定されるとスイッチ1aが閉路
し、TTL調光モード(TTL)が設定されるとスイッ
チ1bが閉路し、マニュアルモード(M)が設定される
とスイッチ1cが閉路する。また、スイッチ2a,2b
はシンクロセレクター2に連動して開閉するスイッチで
あり、先幕シンクロモード(NORMAL)が設定され
るとスイッチ2aが閉路し、後幕シンクロモード(RE
AR)が設定されるとスイッチ2bが閉路する。3aが
発光量切り換えボタン3に連動して開閉するスイッチで
あり、ボタン3を押し下げるとスイッチ3aが閉路す
る。制御回路8はCPUおよびその周辺部品から構成さ
れ、電子閃光装置10の種々の演算やシーケンス制御な
どを行う。9はFP発光可能な発光部である。
【0019】20はFP閃光撮影に対応するカメラであ
り、電子閃光装置を装着するためのアクセサリシューを
備えている。アクセサリシューには接点21a,21b
が設けられており、電子閃光装置10を装着すると接点
7a,7bと接点21a,21bとがそれぞれ接触す
る。これらの接点を介して電子閃光装置10の制御回路
8とカメラ20の制御回路22とが接続され、閃光撮影
に関する情報の授受を行う。
【0020】図5は第1の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。このフローチャートを参照して第1の実
施例の動作を説明する。なお、外部自動調光モードおよ
びTTL調光モードの動作は本発明に直接関係がないの
で説明を省略する。ステップS1においてカメラ20の
制御回路22と交信を行い、続くステップS2でカメラ
20からの情報に基づいてカメラ20がFP閃光撮影に
対応可能なカメラか否かを判別する。FP閃光撮影に対
応するカメラであればステップS3へ進み、そうでなけ
ればステップS9へ進む。ステップS3では、モードセ
レクター1および発光量切り換えボタン3によりFP1
またはFP2のFP発光モードが設定されたか否かを判
別し、FP発光モードが設定されていればステップS4
へ進み、そうでなければステップS9へ進む。なお、カ
メラ20がFP閃光撮影に対応しないカメラの場合は、
上述したようにFP1またはFP2のFP閃光撮影モー
ドには設定できない。
【0021】ステップS4では、カメラ20の制御回路
22へFP発光モードの設定情報を出力する。カメラ2
0の制御回路22は、FP発光モードの設定情報を受信
すると、シャッターレリーズ後の先幕が走行を開始する
図9の時刻t0のタイミングで発光開始信号を電子閃光
装置10の制御回路8へ出力する。ステップS5でカメ
ラ20から発光開始信号を受信したか否かを判別し、発
光開始信号を受信したらステップS6へ進む。ステップ
S6においてFP1発光モードが設定されているか否か
を判別し、FP1発光モードであればステップS7へ進
み、そうでなければステップS8へ進む。ステップS7
では発光部9で8msec間のFP発光を行い、一方、
ステップS8では16msec間のFP発光を行う。そ
の後、ステップS3へ戻る。
【0022】FP閃光撮影に対応しないカメラの場合、
あるいはFP閃光撮影に対応するカメラでもFP発光モ
ードが設定されていない場合は通常の単発発光モードで
あるとしてステップS9へ進み、シンクロセレクター2
により先幕シンクロモードが設定されているか否かを判
別する。先幕シンクロモードが設定されていればステッ
プS10へ進み、そうでなければステップS11へ進
む。ステップS10では、先幕シンクロモードの設定情
報をカメラ20の制御回路22へ出力し、ステップS1
1では、後幕シンクロモードの設定情報をカメラ20へ
出力する。
【0023】カメラ20の制御回路22は、先幕シンク
ロモードの設定情報を受信すると、シャッターレリーズ
後の先幕が走行を完了する図8の時刻t2のタイミング
で発光開始信号を電子閃光装置10の制御回路8へ出力
する。また、後幕シンクロモードの設定情報を受信する
と、シャッターレリーズ後の後幕が走行を開始する図8
の時刻t3のタイミングで発光開始信号を電子閃光装置
10へ出力する。ステップS12で、カメラ20から発
光開始信号を受信したか否かを判別し、発光開始信号を
受信したらステップS13へ進んで発光部9で単発発光
を行う。その後、ステップS3へ戻る。
【0024】このように、モードセレクター1および発
光量切り換えボタン3でFP発光モードが設定されたと
きは、シンクロセレクター2の設定に関わらず発光部9
でFP発光を行い、モードセレクター1および発光量切
り換えボタン3で単発発光モードが設定されたときは、
発光部9でシンクロセレクター2の設定に従って先幕シ
ンクロまたは後幕シンクロの単発発光を行うようにした
ので、所望の閃光撮影モードで露光むらのない閃光撮影
を行うことができる。
【0025】−第2の実施例− 次に、単発発光モードまたはFP発光モードの設定と、
先幕シンクロモードまたは後幕シンクロモードの設定を
カメラ側で行う第2の実施例を説明する。図6は第2の
実施例の構成を示す。なお、第1の実施例の構成を示す
図2〜4と同様な機器に対しては同一の符号を付して相
違点を中心に説明する。FP閃光撮影に対応可能なカメ
ラ20Aには、モードセレクター1A、シンクロセレク
ター2Aおよび発光量切り換えボタン3Aが設けられ
る。モードセレクター1Aは、外部自動調光モード
(A)、TTL調光モード(TTL)およびマニュアル
モード(M)のいずれかを設定するためのものであり、
設定モードに対応して上述したスイッチ1a〜1cが閉
路する。また、シンクロセレクター2Aは先幕シンクロ
モードまたは後幕シンクロモードを設定するためのもの
であり、設定モードに対応して上述したスイッチ2a〜
2bが閉路する。さらに、発光量切り換えボタン3Aは
マニュアルモード時の発光量を設定するためのものであ
る。このカメラ20AはFP閃光撮影に対応可能である
から、発光量切り換えボタン3を押すごとに発光量が1
/1,1/2,1/4,1/8,1/16,1/32,
1/64,FP1,FP2,1/1の順に切り替る。な
お、上述したように、1/1〜1/64が通常の単発発
光モードにおける発光量であり、FP1,FP2がFP
発光モードである。FP1は例えば8msecの間FP
発光を行うモードであり、FP2は例えば16msec
の間FP発光を行うモードである。なお、図示を省略す
るがカメラの表示器で閃光撮影に関する設定モード、発
光量などが表示される。
【0026】カメラ20Aの制御回路22Aは、マイク
ロコンピュータおよびその周辺部品から構成されてお
り、種々の演算やシーケンス制御などを行うとともに、
カメラ側の接点21a,21bおよび電子閃光装置側の
接点7a,7bを介して電子閃光装置10Aの制御回路
8Aと閃光撮影に関する情報の授受を行う。電子閃光装
置10AはFP発光可能な閃光装置であり、制御回路8
Aを備える。
【0027】図7はカメラ20Aの動作を示すフローチ
ャートである。このフローチャートにより第2の実施例
の動作を説明する。ステップS21において電子閃光装
置10Aと交信し、ステップS22で交信により得られ
た情報に基づいてFP発光可能な電子閃光装置か否かを
判別する。FP発光可能であればステップS23へ進
み、そうでなければステップS28へ進む。ここではF
P発光可能な電子閃光装置10Aを装着しているのでス
テップS23へ進み、モードセレクター1Aおよび発光
量切り換えボタン3AによりFP1またはFP2のFP
発光モードが設定されているか否かを判別する。FP発
光モードが設定されていればステップS24へ進み、そ
うでなければステップS28へ進む。
【0028】FP発光モードでは、ステップS24でシ
ャッターがレリーズされたか否かを判別し、レリーズさ
れたらステップS25へ進み、FP1発光モードが設定
されているか否かを判別する。FP1発光モードが設定
されていればステップS26へ進み、先幕が走行を開始
する図9の時刻t0のタイミングでFP1発光モードの
発光開始信号を電子閃光装置10Aの制御回路8Aへ出
力する。一方、FP1発光モードが設定されていなけれ
ばFP2発光モードであるとしてステップS27へ進
み、先幕が走行を開始する図9の時刻t0のタイミング
でFP2発光モードの発光開始信号を電子閃光装置10
へ出力する。その後、ふたたびステップS23へ戻る。
【0029】電子閃光装置10Aの制御回路8Aは、F
P1発光モードの発光開始信号を受信すると、発光部9
で8msecのFP発光を行う。また、FP2発光モー
ドの発光開始信号を受信すると、発光部9で16mse
cのFP発光を行う。
【0030】FP発光ができない電子閃光装置の場合、
あるいはFP発光が可能な電子閃光装置でもFP発光モ
ードが設定されない場合はステップS28へ進み、シャ
ッターがレリーズされたか否かを判別する。レリーズさ
れたらステップS29へ進み、シンクロセレクター2A
により先幕シンクロモードが設定されているか否かを判
別する。先幕シンクロモードが設定されていればステッ
プS30へ進み、そうでなければステップS31へ進
む。ステップS30では、先幕が走行完了する図8の時
刻t2のタイミングで電子閃光装置10Aの制御回路8
Aに単発発光開始信号を出力する。一方、ステップS3
1では、後幕が走行を開始する図8の時刻t3のタイミ
ングで電子閃光装置10Aに単発発光開始信号を出力す
る。その後、ふたたびステップS23へ戻る。
【0031】電子閃光装置10Aの制御回路8Aは、単
発発光の発光開始信号を受信すると、発光部9で先幕シ
ンクロまたは後幕シンクロによる単発発光を行う。
【0032】このように、モードセレクター1Aおよび
発光量切り換えボタン3AでFP発光モードが設定され
たときは、シンクロセレクター2の設定に関わらず電子
閃光装置にFP発光を行わせ、モードセレクター1およ
び発光量切り換えボタン3で単発発光モードが設定され
たときは、電子閃光装置にシンクロセレクター2の設定
に従って先幕シンクロまたは後幕シンクロの単発発光を
行わせるようにしたので、所望の閃光撮影モードで露光
むらのない閃光撮影を行うことができる。
【0033】以上の実施例の構成において、発光部9が
発光部を、モードセレクター1,1Aおよび発光量切り
換えボタン3,3Aが第1の設定手段を、シンクロセレ
クター2,2Aが第2の設定手段を、制御回路8,22
Aが制御手段をそれぞれ構成する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
発発光モードが設定されたときは先幕シンクロモードま
たは後幕シンクロモードの設定に従って単発発光を行
い、FP発光モードが設定されたときは、先幕シンクロ
モードまたは後幕シンクロモードの設定に関わらずFP
発光を行うようにしたので、所望の閃光撮影モードで露
光むらのない閃光撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】本発明に関わる電子閃光装置の背面図。
【図3】本発明に関わる電子閃光装置の背面図。
【図4】第1の実施例の構成を示すブロック図。
【図5】第1の実施例の動作を示すフローチャート。
【図6】第2の実施例の構成を示すブロック図。
【図7】第2の実施例の動作を示すフローチャート。
【図8】全開閃光撮影におけるシャッター幕の走行と電
子閃光装置の発光波形を示すタイムチャート。
【図9】FP閃光撮影におけるシャッター幕の走行と電
子閃光装置の発光波形を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1,1A モードセレクター 1a〜1c,2a,2b,3a スイッチ 2,2A シンクロセレクター 3,3A 発光量切り換えボタン 4 表示器 5 電源スイッチ 6 取り付け脚 7,7a,7b,21a,21b 接点 8,8A,22,22A 制御回路 9,100 発光部 10,10A,104 電子閃光装置 20,20A カメラ 101,101A 第1の設定手段 102,102A 第2の設定手段 103,103A 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩生田 進義 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株式会社ニコン内 (56)参考文献 特開 昭63−199333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/05 G03B 7/16 101 G03B 9/00 - 9/70

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の光量を保ちながら高速で繰り返し
    発光するFP発光と通常の単発発光とが可能な発光部
    と、 FP発光モードまたは単発発光モードを設定する第1の
    設定手段と、 先幕シンクロモードまたは後幕シンクロモードを設定す
    る第2の設定手段と、 前記第1の設定手段で前記単発発光モードが設定された
    ときは、前記発光部に前記第2の設定手段の設定に従っ
    て先幕シンクロまたは後幕シンクロによる単発発光を行
    わせ、前記第1の設定手段で前記FP発光モードが設定
    されたときは、前記第2の設定手段の設定に関わらず
    少なくともシャッター先幕がシャッターを開き始めてか
    らシャッター後幕がシャッターを閉じるまでの間、前記
    発光部にFP発光を行わせる制御手段とを備えることを
    特徴とするFP発光可能な電子閃光装置。
  2. 【請求項2】 一定の光量を保ちながら高速で繰り返し
    発光するFP発光モードまたは通常の単発発光モードを
    設定する第1の設定手段と、 先幕シンクロモードまたは後幕シンクロモードを設定す
    る第2の設定手段と、 前記第1の設定手段で前記単発発光モードが設定された
    ときは、電子閃光装置に前記第2の設定手段の設定に従
    って先幕シンクロまたは後幕シンクロによる単発発光を
    行わせ、前記第1の設定手段で前記FP発光モードが設
    定されたときは、前記第2の設定手段の設定に関わら
    、少なくともシャッター先幕がシャッターを開き始め
    てからシャッター後幕がシャッターを閉じるまでの間、
    前記電子閃光装置にFP発光を行わせる制御手段とを備
    えることを特徴とする電子閃光装置を装着可能なカメ
    ラ。
JP21184792A 1992-08-07 1992-08-07 Fp発光可能な電子閃光装置および電子閃光装置を装着可能なカメラ Expired - Lifetime JP3239453B2 (ja)

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