JP3239313B2 - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JP3239313B2 JP07252794A JP7252794A JP3239313B2 JP 3239313 B2 JP3239313 B2 JP 3239313B2 JP 07252794 A JP07252794 A JP 07252794A JP 7252794 A JP7252794 A JP 7252794A JP 3239313 B2 JP3239313 B2 JP 3239313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理動作する小論理回
路群を低しきい値電圧のトランジスタで構成し、その小
論理回路群に電源を供給する経路に高しきい値電圧のト
ランジスタを接続して、小論理回路群の動作時の高速化
を図るとともに非動作時(スリープ時)の低リーク電流
化を図った論理回路にかかり、特にスリープの前後にお
ける論理状態の一致の確実化を図った論理回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の小型化携帯化の要
求に応えるべく、集積回路の低電圧動作化が進められて
いる。そのための技術として、" 1V High - Speed Di
gitalCircuit Technology With 0.5 μm Malti - Thres
hold CMOS” Proceedings ofIEEE ASIC CONFERENCE PP.
186-189,SEPT.1993.に記載されているMT-CMOS (Multi-
Threshold CMOS)回路を例として図5〜図7に示す。
【0003】まず、図5について説明する。Lは小論理
回路群であり、低しきい値電圧のPchMOSトランジス
タQ1、低しきい値電圧のNchMOSトランジスタQ2
等により構成される論理ゲートL1の複数からなるもの
である。この論理ゲートL1の高電位側、低電位側の電
源端子は共通化され、各々高電位の疑似電源線VA、低
電位の疑似電源線VBに接続されている。これら疑似電
源線VAと実電源線VDDとの間には上記低しきい値電
圧よりも高い高しきい値電圧のPchMOSトランジスタ
QAが、疑似電源線VBと実電源線GNDとの間には高
しきい値電圧のNchMOSトランジスタQBが接続され
ている。トランジスタQAのゲート端子はスリープ制御
端子CSBに、トランジスタQBのゲート端子はスリー
プ制御端子CSに各々接続される。
【0004】通常動作時には、スリープ制御端子CSB
を低電位に、スリープ制御端子CSを高電位に設定す
る。これにより高しきい値電圧トランジスタQA、QB
の両者が導通して、疑似電源線VA、VBの電位が実電
源線VDD、GNDと同等となり、その疑似電源線V
A、VBを各々電源線とみなすことができる。この疑似
電源線VAとVBの間に接続されている論理ゲートL1
等からなる小論理回路群Lは、低しきい値電圧のトラン
ジスタQ1、Q2で構成されているため、1Vという非
常に低い電源電圧であっても高速に動作させることがで
きる。
【0005】ところで、トランジスタのしきい値電圧を
下げるとリーク阻止能力が低下し、スタンバイ時の消費
電流が増大するという問題があるが、上記した図5の回
路では、スリープ制御と呼ぶパワーマネージメント機能
を導入することにより、この問題が解決されている。小
論理回路群Lを動作させないスタンバイ時は、その小論
理回路群Lはスリープ状態に設定される。
【0006】具体的には、スリープ制御端子CSBを高
電位に、スリープ制御端子CSを低電位にして、高しき
い値電圧トランジスタQA、ABのいずれをも遮断状態
にする。これにより、実電源線VDDとGNDとの間に
おいて、低しきい値電圧トランジスタQ1、Q2からな
る論理ゲートL1その他を含む小論理回路群Lが、遮断
された高しきい値トランジスタQA、QBにより挟まれ
るので、それら低しきい値トランジスタQ1、Q2をリ
ーク電流が流れることはなく、超低電力特性を実現でき
る。
【0007】図6は、図5において、高しきい値電圧ト
ランジスタQBを削除して低電位側の疑似電源線ABを
削除した場合の例を示す回路図である。この場合も、通
常動作およびスリープ動作は図5における場合と同様で
ある。スタンバイ時にはトランジスタQAを遮断させる
だけで回路をスリープ状態にすることができる。そのと
き、疑似電源線VA(通常動作時は実電源線VDDの電
位とほほ同じ)は、実電源線GNDとほぼ同じ電位にな
る。
【0008】図7は、図5において、高しきい値電圧ト
ランジスタQAを削除して高電位側の疑似電源線VAを
削除した場合の例を示す回路図である。この場合も、通
常動作およびスリープ動作は図5における場合と同様で
ある。スタンバイ時にはトランジスタQBを遮断させる
だけで回路をスリープ状態にすることができる。そのと
き、疑似電源線VB(通常動作時は実電源線GNDの電
位とほぼ同じ)は実電源線VDDの電位とほぼ同じ電位
になる。
【0009】さて、以上説明したスリープ制御を受ける
図5〜図7に示した回路をここでは被スリープ回路と呼
ぶ。実際のシステムに応用する場合には、スリープの前
後で被スリープ回路群の状態(各ノードの電位状態)を
一致させなければない。ここでは、スリープ前後におい
て、(1)被スリープ回路群への外部入力信号の論理値
を一致させること、(2)記憶素子の内容保存を保証す
ること、の両者によって、回路群の内部状態をスリープ
の前後で一致させることができる。
【0010】ここで、従来用いられてきた論理回路の例
を図8に示す。被スリープ回路群10は上記した図5〜
図7のいずれかの回路からなる回路群であり、スリープ
制御信号PD1によって動作/スリープが制御される。
スリープ制御回路20は入力信号PDに応じてスリープ
制御信号PD1とPD2を出力する回路である。回路群
30はその出力信号Dが被スリープ制御回路群10への
入力信号となり、上記スリープ制御信号PD2によって
その出力信号の固定/解除が制御される回路群である。
図9は入力信号PD、スリープ制御信号PD1、PD2
のタイムチャートを示す図である。
【0011】スリープ制御信号PD1は被スリープ回路
群10の小論理回路群Lへの電源供給のオン/オフを制
御するために用いられる。実際には、このスリープ制御
信号PD1は図5〜図7中の一方のスリープ制御端子C
SBにはそのまま、他方のスリープ制御端子CSには反
転して印加される。
【0012】ここで、説明を簡単にするため、被スリー
プ回路群10はスリープ制御信号PD1が高電位のとき
電源がオフとなり、低電位のときオンとなるものとし、
またスリープ制御信号PD2は周辺の回路群30の出力
信号を固定する制御を行なうために用いられ、高電位の
とき出力信号Dの変化を固定し、低電位のときその固定
を解除するものとする。
【0013】まず、通常動作→スリープ状態に変化する
動作について説明する。入力信号PDが高電位になる
と、最初にスリープ制御信号PD2が低電位から高電位
に変化し、これによって回路群30の出力信号D、つま
り被スリープ回路群10への入力信号Dの変化が固定さ
れる。この後にスリープ制御信号PD1が低電位から高
電位に変化し、被スリープ回路群10のトランジスタQ
A、ABが遮断してそこへの電源供給が遮断され、以上
によりスリープ状態に入る。
【0014】次に、スリープ状態→通常動作に変化する
動作について説明する。入力信号PDが低電位になる
と、最初にスリープ制御信号PD1が高電位から低電位
に変化し、被スリープ回路群10のトランジスタQA、
QBが導通する。これによって疑似電源線VA、VBの
電位が実電源線VDD、GNDの電位に近付くが、被ス
リープ回路群10内の各ノードの電位がスリープ前の値
と同じ値に確定するまでの間はスリープ制御信号PD2
は高電位のままであり、この間は入力信号Dの変化を固
定状態を継続する。以上により、スリープ前後において
被スリープ回路群10内の各ノードの電位状態を一致さ
せることができる。
【0015】本技術は提唱されて間もないことから、ス
リープ制御信号PD1、PD2を生成するスリープ制御
回路20の具体例は公知のものではないが、一般の回路
設計法に従えば、例えば図10に示すような構成が例と
して挙げられる。DF1、DF2はDFF回路、OR1
はオアゲート、AND1はアンドゲート、DL1は例え
ば多段に縦続接続されたFF回路等からなる分周回路で
構成される遅延回路である。ここでは、遅延回路DL1
を内蔵させることによって、スリープ制御信号PD1、
PD2のタイミング差t1、t2を発生している。この
タイミング差t1、t2は回路設計時にシミュレーショ
ンにより求める。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
LSI製造工程では、プロセス変動によってトランジス
タ特性はばらつき、またシミュレーションでの誤差も考
慮すれば、正確なタイミング差t1、t2を見積もるこ
とは難しい。特に問題となるのは、スリープ状態→動作
状態に変化するときのスリープ制御信号PD1とPD2
が高電位から低電位に変化するタイミングの時間差t2
である。
【0017】スリープ制御信号PD1が低電位となるこ
とにより被スリープ回路群10への電力供給が再開され
るが、疑似電源線VA、VBの電位が実電源線VDD、
GNDの電位近くに到達しない間は、被スリープ回路群
10の論理ゲートL1等からなる小論理回路群Lには十
分に電力が供給されず、各ノードの電位がスリープ前と
同じ状態には確定してない。
【0018】従って、このような状態でスリープ制御信
号PD2が高電位から低電位に変化すると、その時点か
ら入力信号Dが変化してしまい、被スリープ回路群10
の内部状態をスリープの前後で一致させることができな
くなってしまうという問題がある。
【0019】このように、従来のスリープ制御回路20
では、スリープ制御信号のタイミング差t2の見積りの
難しさから、スリープ前後での被スリープ回路群の状態
を完全に一致させることが困難であった。これは、タイ
ミング差t2を十分大きく設定することにより解消する
ことはできるが、これでは切り替え速度の遅延をもたら
し、真の解決にはならない。
【0020】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、切り替え速度を犠牲にすることな
く、スリープ前後での被スリープ回路群の各ノードの電
位状態を完全に一致させることができるようにしたスリ
ープ制御回路を具備する論理回路を提供することであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、低しき
い値電圧のトランジスタで小論理回群を構成し、該小論
理回路群の高電位側電源端子および低電位側電源端子の
一方を第1の疑似電源線に接続して該第1の疑似電源線
を上記低しきい値電圧より高い高しきい値の第1のトラ
ンジスタを介して第1の実電源線に接続し、他方を直接
的に第2の実電源線に接続し、または第2の疑似電源線
に接続して該第2の疑似電源線を上記高しきい値の第2
のトランジスタを介して上記第2の実電源線に接続した
被スリープ回路群と、制御元信号に基づいて上記被スリ
ープ回路群の上記高しきい値電圧の第1または第1およ
び第2のトランジスタのオン/オフを制御する第1の制
御信号、および上記制御元信号に基づいて上記被スリー
プ回路群の上記小論理回路群への入力信号の固定/解除
を制御する第2の制御信号を出力するスリープ制御回路
とを具備する論理回路において、上記スリープ制御回路
の入力側に、上記制御元信号の入力線および上記被スリ
ープ回路群の上記第1または第2の疑似電源線を接続
し、上記スリープ制御回路が、上記第1の制御信号を上
記被スリープ回路群の上記高しきい値電圧の第1または
第1および第2のトランジスタをオン状態に切り替える
ための信号として出力した後に、上記スリープ制御回路
の入力側に接続された上記第1または第2の疑似電源線
の電位が所定値に到達したことを検出して上記第2の制
御信号を上記入力信号の固定を解除するための信号とし
て出力させる手段を具備させたことを特徴とする論理回
路によって達成される。
【0022】
【作用】本発明では、スリープ制御回路が、電源が投入
された後の被スリープ回路群の疑似電源線の電位を検知
し、その電位が所定値に到達したとき、つまり被スリー
フ゜回路群の各ノート゛の電位が確定した後に、第2の
制御信号を入力信号の固定を解除するための信号として
出力させるので、スリープ前後での被スリープ回路群の
各ノードの電位状態を完全に一致させることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1はそ
の第1の実施例の論理回路を示すブロック図である。1
は被スリープ回路群であって、前述の被スリープ回路群
10と同様に図5〜図7に示すような回路から構成さ
れ、スリープ制御信号(第1の制御信号)PD1によっ
て通常動作/スリープの切り替えが制御される。2はス
リープ制御回路であって、入力信号(制御元信号)PD
および被スリープ回路群10からの疑似電源線VA(又
は疑似電源線VB)の電位信号を入力して、両信号の論
理に基づきスリープ制御信号PD1、スリープ制御信号
(第2の制御信号)PD2を生成し出力する。3は前述
の回路群30と同様な周辺の回路群であって、スリープ
制御回路2からの制御信号PD2によって出力信号Dの
固定/解除が制御される。
【0024】次に、以下の条件の下での回路動作(通常
動作→スリープ状態→通常動作)について説明する。 条件1:被スリープ回路群1(詳しくは非スリープ回路
群1内の小論理回路群)は、スリープ制御信号PD1が
高電位のとき電源供給がオフとなり、低電位のときオン
となる。 条件2:周辺の回路群3は、スリープ制御信号PD2が
高電位のとき出力信号Dの変化が固定され、低電位のと
きその固定が解除される。 条件3:スリープ制御回路2に接続される疑似電源線V
Aの電位が、被スリープ回路群1の動作中には高電位、
スリープ中には低電位になる。
【0025】上記の条件3は、被スリープ回路群1が図
6の構成であるか、又は図5の構成においてトランジス
タQBのオフ抵抗がトランジスタQAのオフ抵抗に比べ
て十分小さい場合に成立し易い。
【0026】図2は上記スリープ制御回路2の動作のタ
イムチャートである。通常の動作期間中、すなわち、入
力信号PDが低電位のときは、スリープ制御信号PD
1、PD2はいずれも低電位となっている。また、疑似
電源線VAは高電位であり、実電源線VDDとして働
く。
【0027】入力信号PDが低電位から高電位に変化す
ると、これに応じて制御信号PD2が高電位となり回路
群3の出力信号Dが固定される。その後に時間t3が経
過すると、制御信号PD1が高電位となり被スリープ回
路群1の電源がオフ状態となって、疑似電源線VAの電
位は徐々に実電源線GNDの電位に近付く。以上によっ
て、被スリープ回路群1はスリープ状態となって、スリ
ープ制御信号PD1、PD2も高電位を保持し、疑似電
源線VAは低電位を保持する。
【0028】次に、制御信号PDが高電位から低電位に
変化すると、それを受けてまずスリープ制御信号PD1
が低電位に変化する。この結果、被スリープ回路群1に
対して電源の供給が開始され、疑似電源線VAの電位が
徐々に上昇し、被スリープ回路群1中の小論理回路群L
に電力が供給される。
【0029】この疑似電源線VAの電位がA点(論理回
路を構成する低しきい値電圧のPchMOSトランジスタ
とNchMOSトランジスタのしきい値電圧の絶体値の
和)に達すると、被スリープ回路群1の各ノードの電位
がスリープ前の電位と同じ状態に復活する。このA点の
電位では、スリープ制御信号PD2が依然として高電位
に保持されるので入力信号Dの固定は継続されるが、被
スリープ回路群1はスリープ前の動作時と全く同じ状態
に復活する。その後、疑似電源線VAの電位が更に上昇
して、B点のレベルに達すると、制御信号PD2が低電
位に変化して入力信号Dの固定が解除され、入力信号D
が実質的に入力する。
【0030】以上のように、スリープ制御回路2が疑似
電源線VAの電位を監視し、その電位が実電源線VDD
の電位に十分近付いた後でないと入力信号Dの変化(つ
まり入力すること)を認めないようなスリープ制御信号
PD2を発生できるため、被スリープ回路群1の各ノー
ドの電位状態をスリープの前後で完全に一致させること
ができる。
【0031】このように本制御は、被スリープ回路群1
の疑似電源線VAの電位を実際に検知してそれに基づい
て入力信号Dの固定を解除させる内容のスリープ制御信
号PD2を発生させる制御であるので、製造工程のプロ
セス変動等によるトランジスタの特性のバラツキの影響
を受けることなく、可能なかぎり迅速に入力信号Dの受
付を行なうようになる。
【0032】図3に上述の機能を有するスリープ制御回
路2の一例のブロックを示す。この回路2は、ノアゲー
トNOR1、オアゲートOR2、および例えばインバー
タを複数段縦続接続して構成した遅延回路DL2からな
る。
【0033】ここで、従来問題となっていたスリープ状
態→動作状態への変化、つまり入力信号PDが高電位か
ら低電位に変化する時の動作を説明する。スリープ状態
にある時は入力信号PDが高電位、疑似電源線VAは低
電位であり、スリープ制御信号PD1、PD2はいずれ
も高電位にある。入力信号PDが高電位から低電位に変
化すると、遅延回路DL2での遅れの後にスリープ制御
信号PD1が低電位に変化する。その後、疑似電源線V
Aの電位が徐々に高電位に変化し、B点のレベルに達し
たところで、スリープ制御信号PD2が高電位から低電
位に変化する。このB点のレベルは、ノアゲートNOR
1の論理しきい値を設定することにより制御できる。
【0034】図3に示したスリープ制御回路2は、一例
に過ぎない。スリープ状態で被スリープ回路群1の疑似
電源線の電位が高電位になる場合や低電位になる場合な
ど、各々の場合に応じて論理構成や回路構成を変更すべ
きことは自明である。
【0035】なお、被スリープ回路群1を構成する回路
が図7に示した構成であるか、あるいは図5に示す構成
でかつトランジスタQAのオフ抵抗がトランジスタQB
のオフ抵抗に比べて十分小さい場合には、前記条件3は
成立しない。この場合は、疑似電源線VBをスリープ制
御回路2に接続する。
【0036】上記場合における疑似電源線VBは、図2
に示した疑似電源線VAの電位変化と反対に、動作中は
低電位、スリープ中は小論理回路群Lを構成する低しき
い値トランジスタのリークによって高電位になるので、
図3における端子VAとノアゲートNOR1との間にイ
ンバータを挿入し、そのインバータの論理しきい値を図
2のB点のレベルに設定することにより、同様の動作を
実現でき同様の効果が得られる。
【0037】図4は第2の実施例の論理回路のブロック
図である。この実施例は、被スリーブ回路群1′内に入
力信号Dの固定機能を持たせた場合である。この場合、
スリープ制御回路2から出力されるスリープ制御信号P
D2は被スリープ回路群1′に接続されることなる。動
作や効果については、第1の実施例と同じである。
【0038】なお、上記の第1、第2の実施例において
は、被スリープ回路群1、1′内の1本の疑似電源線V
A又はABがスリープ制御回路2の入力側に接続されて
いる場合で説明したが、これは単なる一例にすぎず、複
数の疑似電源線をスリープ制御回路2に接続することに
よっても同様な効果が得られることは勿論のことであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の論理回路
によれば、スリープ状態→通常動作への変化時に、疑似
電源線の電位が所定の電位に達して初めて被スリープ回
路群への入力信号の固定を解除させるので、被スリーフ
゜回路群の各ノート゛の電位確定まで入力信号が影響す
ることはなく、よってスリーフ゜の前後の状態を確実に
一致させることができる。これは、当該論理回路を構成
するトランジスタの特性等が製造時のバラツキを受けて
いてもその影響を受けることはない。よって、スリープ
状態から通常動作への切り替えの速度を可能なかぎり速
やかに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の論理回路のブロック
図である。
【図2】 該実施例の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図3】 該実施例のスリープ制御回路のブロック図で
ある。
【図4】 本発明の第2の実施例の論理回路のブロック
図である。
【図5】 被スリープ回路群の第1の例の回路図であ
る。
【図6】 被スリープ回路群の第2の例の回路図であ
る。
【図7】 被スリープ回路群の第3の例の回路図であ
る。
【図8】 従来の論理回路のブロック図である。
【図9】 従来の論理回路の動作を示すタイムチャート
である。
【図10】 従来のスリープ制御回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、1′、10:被スリープ回路群、2、20:スリー
プ制御回路、3、30:回路群、OR1、OR2:オア
ゲート、NOR1:ノアゲート、AND1:アンドゲー
ト、DL1、DL2:遅延回路、DF1、DF2:DF
F回路、QA:高しきい値電圧のPchMOSトランジス
タ、QB:高しきい値電圧のNchMOSトランジスタ、
Q1:低しきい値電圧のPchMOSトランジスタ、Q
2:低しきい値電圧のNchMOSトランジスタ、L:小
論理回群、L1:論理ゲート、PD:入力信号(制御元
信号)、PD1:スリープ制御信号(第1の制御信
号)、PD2:スリープ制御信号(第2の制御信号)、
VA、VB:疑似電源線、VDD、GND:実電源線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 H03K 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低しきい値電圧のトランジスタで小論理回
    群を構成し、該小論理回路群の高電位側電源端子および
    低電位側電源端子の一方を第1の疑似電源線に接続して
    該第1の疑似電源線を上記低しきい値電圧より高い高し
    きい値の第1のトランジスタを介して第1の実電源線に
    接続し、他方を直接的に第2の実電源線に接続し、また
    は第2の疑似電源線に接続して該第2の疑似電源線を上
    記高しきい値の第2のトランジスタを介して上記第2の
    実電源線に接続した被スリープ回路群と、 制御元信号に基づいて上記被スリープ回路群の上記高し
    きい値電圧の第1または第1および第2のトランジスタ
    のオン/オフを制御する第1の制御信号、および上記制
    御元信号に基づいて上記被スリープ回路群の上記小論理
    回路群への入力信号の固定/解除を制御する第2の制御
    信号を出力するスリープ制御回路とを具備する論理回路
    において、 上記スリープ制御回路の入力側に、上記制御元信号の入
    力線および上記被スリープ回路群の上記第1または第2
    の疑似電源線を接続し、 上記スリープ制御回路が、上記第1の制御信号を上記被
    スリープ回路群の上記高しきい値電圧の第1または第1
    および第2のトランジスタをオン状態に切り替えるため
    の信号として出力した後に、上記スリープ制御回路の入
    力側に接続された上記第1または第2の疑似電源線の電
    位が所定値に到達したことを検出して上記第2の制御信
    号を上記入力信号の固定を解除するための信号として出
    力させる手段を具備させたことを特徴とする論理回路。
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