JP3238196B2 - エポキシ樹脂、樹脂組成物及び硬化物 - Google Patents

エポキシ樹脂、樹脂組成物及び硬化物

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JP3238196B2 JP15006392A JP15006392A JP3238196B2 JP 3238196 B2 JP3238196 B2 JP 3238196B2 JP 15006392 A JP15006392 A JP 15006392A JP 15006392 A JP15006392 A JP 15006392A JP 3238196 B2 JP3238196 B2 JP 3238196B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高信頼性半導体封止用、
及び積層板用を始めとする複合材料用等に有用なエポキ
シ樹脂、これを含む樹脂組成物及びその硬化物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂はその硬化物の優れた電気
特性、耐熱性、接着性等により電気・電子部品等の分野
で幅広く用いられている。
【0003】しかし、近年特に電気・電子分野の発展に
伴い、高純度化をはじめ耐熱性、耐湿性、密着性等の向
上、又、成形材中への充填物(フィラー等)の高密度充
填や成形作業性の向上を図るための低粘度化等、諸特性
の一層の向上が求められており、エポキシ樹脂及びその
組成物について多くの提案がなされてはいるが、未だ充
分とはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、その硬化物
において優れた耐熱性、耐水性及び靱性を示す高信頼性
半導体封止用、及び積層板に代表される複合材料用とし
て有用なエポキシ樹脂、樹脂組成物及びその硬化物を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記のよう
な特性を付与向上する方法について鋭意研究の結果、本
発明を完成した。即ち、本発明は、(1)下記式(1)
【0006】
【化5】
【0007】(式中、Wはそれぞれ独立して水素原子又
はグリシジル基を示す。Zは下記式(1A)または式
(1B)
【0008】
【化6】
【0009】(式(1A)及び(1B)において、複数
存在するRはそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜4のアルキル基、またはアリール基を示
す。)を示し、Zは構成単位毎に異なっていてもよいし
同じであってもよい。また、nは0〜10を示す。)で
表される化合物(a)の一種以上と、ビスフェノール型
化合物、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ビフェノール
型化合物及びビフェノール型エポキシ樹脂からなる群よ
り選ばれる一種以上の化合物(b)とを反応させ(反応
が、グリシジル基を有する化合物と水酸基を有する化合
物の間の反応となるように、反応原料を選択する。)、
必要により更にエピハロヒドリンと反応させて得られ、
式(X)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、W及びZは前記と同じ意味を有
し、Qは、
【0012】
【化8】
【0013】を示す。)で表される部分構造を有するエ
ポキシ樹脂、(2)エポキシ樹脂、硬化剤及び必要によ
り硬化促進剤を含むエポキシ樹脂組成物において、エポ
キシ樹脂として請求項1記載のエポキシ樹脂を含むエポ
キシ樹脂組成物、(3)請求項2記載のエポキシ樹脂組
成物の硬化物。に関するものである。
【0014】本発明のエポキシ樹脂の合成法について説
明する。化合物(a)の一種以上と化合物(b)の一種
以上とを適当な割合で、触媒の存在下で反応(この反応
は、グリシジル基を有する化合物のグリシジル基と、水
酸基を有する化合物の水酸基との間の反応である)させ
ると、本発明のエポキシ樹脂(A)が得られ、更に必要
により、得られたエポキシ樹脂(A)のアルコール性水
酸基とエピハロヒドリンとを任意の割合で反応させるこ
とにより本発明のエポキシ樹脂(B)が得られる。この
ようにして得られる本発明のエポキシ樹脂は、式(Y)
【0015】
【化9】
【0016】(式中、複数存在するWは、それぞれ独立
して前記と同じ意味を有し、複数存在するTの一部は前
記Zを示し、残りは化合物(b)の残基を示す。mは好
ましくは0.05〜15の値を、特に好ましくは0.2
〜10の値を示す。)で表わすことができる。
【0017】上記式(1A)及び式(1B)において、
複数存在するRはそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜4のアルキル基又はアリール基を示す
が、ハロゲン原子としては塩素原子、臭素原子などが挙
げられ、炭素数1〜4のアルキル基としてはメチル基、
エチル基、t−ブチル基等が挙げられ、アリール基とし
てはフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。又、式
(1)において、nは0〜10であるが、好ましくは0
〜8である。
【0018】ビスフェノール型化合物またはビスフェノ
ール型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA、ビス
フェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールB、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、テ
トラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノ
ールFそのものもしくはこれらの化合物から誘導された
樹脂またはこれらをエポキシ化して得られるエポキシ樹
脂が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0019】ビフェノール型化合物またはビフェノール
型エポキシ樹脂としては、4,4′−ビフェノール、
2,2−ビフェノール、3,3′5,5′−テトラメチ
ル−4,4′−ビフェノールそのもの、もしくはこれら
の化合物から誘導された樹脂またはこれらをエポキシ化
して得られるエポキシ樹脂が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0020】式(1)で表される化合物(a)の一種以
上とビスフェノール型化合物、ビスフェノール型エポキ
シ樹脂、ビフェノール化合物及びビフェノール型エポキ
シ樹脂からなる群より選ばれる一種以上の化合物(b)
との反応で用いられる触媒としては、テトラメチルアン
モニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマ
イド、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド等の
第4級アンモニウム塩、トリフェニルホスフィン、トリ
ヘキシルホスフィン等が挙げられる。この場合触媒の使
用量は反応原料である化合物(a)及び化合物(b)中
に含まれるグリシジル基1当量に対して0.01g〜1
0g、好ましくは0.1〜6gの範囲である。
【0021】本発明のエポキシ樹脂を製造する際、グリ
シジル基を有する化合物(式(1)においてWがグリシ
ジル基であるエポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ
樹脂及びビフェノール型エポキシ樹脂)1モルに対し
て、水酸基を有する化合物(式(1)においてWが水素
原子である化合物、ビスフェノール型化合物及びビフェ
ノール型化合物)を0.05〜0.9モル用いるのが好
ましく、特に0.1〜0.8モルを用いるのが好まし
く、反応原料を、メチルイソブチルケトン、トルエン、
キシレン等の溶剤に溶解させ、前記の触媒を添加して反
応を開始する。
【0022】この場合反応温度としては70〜105℃
の範囲が好ましく、段階的に昇温する方法がより好まし
い。反応時間としては2〜15時間、より好ましくは4
〜10時間が適当である。通常、これらの反応物は水洗
により触媒を除去した後、加熱減圧下溶剤を留去するこ
とにより本発明のエポキシ樹脂(A)が得られる。
【0023】グリシジル基を有する化合物(式(1)に
おいてWがグリシジル基であるエポキシ樹脂、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂及び、ビフェノール型エポキシ樹
脂)1モルに対して、水酸基を有する化合物(式(1)
においてWが水素原子である化合物、ビスフェノール型
化合物及びビフェノール化合物)を好ましくは0.05
〜0.9モル、特に好ましくは0.1〜0.8モル用
い、これらを加熱することにより相溶させ、前記の触媒
を添加して反応を行うことに依っても、本発明のエポキ
シ樹脂(A)を得ることが出来る。この場合の反応温度
としては100〜230℃の範囲が好ましく、反応時間
としては0.5〜10時間、より好ましくは1〜5時間
が適当である。
【0024】上記の方法で得られる本発明のエポキシ樹
脂(A)のアルコール性水酸基とエピハロヒドリンと
を、ジメチルスルホキシドまたは第4級アンモニウム塩
または1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンとアル
カリ金属水酸化物の共存下で反応させ、エポキシ化を行
うことにより本発明のエポキシ樹脂(B)を得ることが
でき、更にアルカリ金属水酸化物の量を調節することに
より、エポキシ樹脂(A)のアルコール性水酸基とエピ
ハロヒドリンとの反応の割合を任意に制御することが可
能である。反応の際、溶剤としてアルコール類、芳香族
炭化水素類、ケトン類、環状又は直鎖状エーテル化合物
などを併用しても構わない。また、ジメチルスルホキシ
ド、第4級アンモニウム塩、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンを併用しても構わない。
【0025】ジメチルスルホキシドあるいは1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノンの使用量はエポキシ樹脂
(A)に対して5重量%〜300重量%が好ましい。
【0026】第4級アンモニウム塩としてはテトラメチ
ルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウム
ブロマイドなどが挙げられ、その使用量はエポキシ樹脂
(A)のアルコール性水酸基1当量に対して0.3〜5
0gが好ましい。
【0027】この反応に使用されるエピハロヒドリンと
しては、エピクロルヒドリン、エピブロムヒドリン、エ
ピヨードヒドリンなどがあるが、工業的に入手し易く安
価なエピクロルヒドリンが好ましい。その使用量はエポ
キシ樹脂(A)のアルコール性水酸基1当量に対して1
当量以上であることが好ましい。
【0028】アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等が使用できるが、水酸化ナ
トリウムが好ましい。アルカリ金属水酸化物の使用量は
エポキシ樹脂(A)のエポキシ化させたい水酸基1当量
に対して1〜1.5倍当量使用すればよい。アルカリ金
属水酸化物は固形でも水溶液でもかまわない。また、水
溶液を使用する場合は反応中、反応系内の水は常圧下又
は減圧下に於て反応系外に留去しながら反応を行うこと
もできる。
【0029】反応温度は30〜100℃が好ましい。反
応終了後、過剰のエピハロヒドリン及び溶剤類を減圧下
蒸留回収した後、有機溶剤に樹脂を溶解させ、アルカリ
金属水酸化物で脱ハロゲン化水素反応を行うこともでき
る。一方、反応終了後、水洗分離を行い副生塩及び溶剤
類を分離し、油層より過剰のエピハロヒドリン及び溶剤
類を減圧下蒸留回収した後、有機溶剤に樹脂を溶解さ
せ、アルカリ金属水酸化物で脱ハロゲン化水素反応を行
ってもよい。有機溶剤としては、メチルイソブチルケト
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン等が使用できるが、
メチルイソブチルケトンが好ましい。それらは単独もし
くは混合系でも使用できる。かくして本発明のエポキシ
樹脂(B)が得られる。
【0030】以下、本発明のエポキシ樹脂組成物につい
て説明する。本発明のエポキ樹脂組成物において、本発
明のエポキシ樹脂は単独でまたは他のエポキシ樹脂と併
用して使用することが出来る。併用する場合、本発明の
エポキシ樹脂の全エポキシ樹脂中に占める割合は30重
量%以上が好ましく、特に40重量%以上が好ましい。
【0031】本発明のエポキシ樹脂と併用されうる他の
エポキシ樹脂としては、ノボラック型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂等が挙げられ
るが、ノボラック型エポキシ樹脂の使用が耐熱性の点で
特に有利である。その具体例としては、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂な
どが挙げられるがこれらに限定されるものではない。こ
れらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0032】エポキシ樹脂硬化剤としては、例えば、脂
肪族ポリアミン、芳香族ポリアミン、ポリアミドポリア
ミン等のポリアミン系硬化剤、無水ヘキサヒドロフタル
酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、等の酸無水物系
硬化剤、フェノールノボラック、クレゾールノボラック
等のフェノール系硬化剤、三弗化ホウ素等のルイス酸ま
たはそれらの塩類、ジシアンジアミド類などの硬化剤か
挙げられるが、これらに限定されるものでなはい。これ
らは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0033】本発明のエポキシ樹脂組成物において、硬
化剤の使用量は、エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対
して0.5〜1.5当量が好ましく特に0.6〜1.2
当量が好ましい。
【0034】硬化促進剤は必要に応じて使用され、2−
メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール等のイミ
ダゾール系化合物、トリスー(ジメチルアミノメチル)
フェノール等の第3アミン系化合物、トリフェニルホス
フィン等、公知の種々の硬化促進剤が使用でき、特に限
定されるものではない。硬化促進剤を用いる場合、その
使用量はエポキシ樹脂100重量部に対して0.01〜
15重量部の範囲が好ましく、特に0.1〜10重量部
の範囲が好ましい。
【0035】本発明のエポキシ樹脂組成物には、更に必
要に応じて公知の添加剤を配合することが出来る。添加
剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、タルク、ガラ
ス繊維等の無機充填剤、シランカップリング剤のような
充填剤の表面処理剤、離型剤、顔料等が挙げられる。
【0036】本発明のエポキシ樹脂組成物は、各成分を
均一に混合することにより得られ、通常130〜170
℃温度で30〜300秒の範囲で予備硬化し、更に、1
50〜200℃の温度で2〜12時間、後硬化すること
により充分な硬化反応が進行し、本発明の硬化物が得ら
れる。又、エポキシ樹脂組成物の成分を溶剤等に均一に
分散または溶解させ、溶媒を除去し硬化させることもで
きる。
【0037】こうして得られる硬化物は、耐熱性を保持
しながら、耐水性及び靱性をも具備するという優れた性
能を有する。従って、本発明のエポキシ樹脂は、耐熱
性、耐湿性、靱性の要求される広範な分野で用いること
が出来る。具体的には、絶縁材料、積層板、封止材料等
あるいは電気・電子材料の配合成分として有用である。
又、成形材料、複合材料の他、塗料材料等の分野にも用
いることが出来る。
【0038】
【実施例】以下本発明を実施例で説明する。尚、実施例
中の軟化点とはJIS K2425(環球法)による値
を、水酸基当量、エポキシ当量はg/eqを示す。尚、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0039】実施例1 下記式(2)
【0040】
【化10】
【0041】で表されるエポキシ樹脂(エポキシ当量2
02)を404重量部とテトラブロモビスフェノールA
272重量部とをメチルイソブチルケトン150重量部
に溶解し、更にテトラメチルアンモニウムクロライド
1.0gを添加し、110℃で4時間反応させた。反応
終了後、反応混合物を分液ロートに移し、水洗により触
媒を除去した。その後、油層からロータリエバポレータ
ーを使用し加熱減圧下、メチルイソブチルケトンを留去
しエポキシ樹脂(a)を得た。得られたエポキシ樹脂
(a)のエポキシ当量は681であった。
【0042】実施例2 実施例1に於てテトラブロモビスフェノールA272重
量部をテトラブロモビスフェノールF258重量部に代
えた以外は、同様な操作を行った。得られたエポキシ樹
脂(b)のエポキシ当量は672であった。
【0043】実施例3 実施例1に於てテトラブロモビスフェノールA272重
量部をビスフェノールA114重量部に代えた以外は、
同様な操作を行った。得られたエポキシ樹脂(c)のエ
ポキシ当量は513であった。
【0044】実施例4 実施例1に於てテトラブロモビスフェノールA272重
量部をビスフェノールF100重量部に代えた以外は、
同様な操作を行った。得られたエポキシ樹脂(d)のエ
ポキシ当量は513であった。
【0045】実施例5 実施例1に於てテトラブロモビスフェノールA272重
量部をビスフェノールS125重量部に代え、溶剤とし
てメタノールを25重量部加え、100℃で反応させた
以外は、同様な操作を行った。得られたエポキシ樹脂
(e)のエポキシ当量は538であった。
【0046】実施例6 実施例1に於てテトラブロモビスフェノールA272重
量部をビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタ
ン176重量部に、メチルイソブチルケトン250重量
部をトルエン250重量部に代えた以外は、同様な操作
を行った。得られたエポキシ樹脂(f)のエポキシ当量
は591であった。
【0047】実施例7 実施例1に於てテトラブロモビスフェノールA272重
量部を3,3′、5,5′−テトラメチル−4,4′−
ビフェノール123重量部に代えた以外は、同様な操作
を行った。得られたエポキシ樹脂(g)のエポキシ当量
は513であった。
【0048】実施例8 下記式(3)
【0049】
【化11】 で表される化合物151重量部とエピコート828(油
化シェル社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポ
キシ当量186)376重量部とをメチルイソブチルケ
トン250重量部に溶解し、更にテトラメチルアンモニ
ウムクロライド1.0gを添加し、110℃で4時間反
応させた。反応終了後、反応混合物を分液ロートに移
し、水洗により触媒を除去した。その後、油層からロー
タリエバポレーターを使用し加熱減圧下、メチルイソブ
チルケトンを留去しエポキシ樹脂(h)を得た。得られ
たエポキシ樹脂(h)のエポキシ当量は541であっ
た。
【0051】実施例9 実施例8に於てエピコート−828:376重量部をE
SB−400T(住友化学工業社製、臭素化ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量401)802重
量部に代えた以外は、同様な操作を行った。得られたエ
ポキシ樹脂(i)のエポキシ当量972であった。
【0052】実施例10 実施例8に於てエピコート−828:376重量部にE
BPS−300(日本化薬株式会社製、ビスフェノール
S型エポキシ樹脂、エポキシ当量255)510重量部
に代え、溶媒としてメタノール25重量部を加えた以外
は、同様な操作を行った。得られたエポキシ樹脂(j)
のエポキシ当量は674であった。
【0053】実施例11 実施例8に於てエピコート−828:376重量部をR
E−304S(日本化薬株式会社製、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、エポキシ当量170)340重量部に
代え、メチルイソブチルケトン250重量部を120重
量部に代えた以外は、同様な操作を行った。得られたエ
ポキシ樹脂(k)のエポキシ当量は512であった。
【0054】実施例12 実施例8に於てエピコート−828:376重量部をY
X−4000(油化シェルエポキシ製、テトラメチルビ
フェノール型エポキシ樹脂、エポキシ当量193)38
6重量部に代え、メチルイソブチルケトン250重量部
を120重量部に代えた以外は、同様な操作を行った。
得られたエポキシ樹脂(l)のエポキシ当量は553で
あった。
【0055】実施例13 下記式(4)
【0056】
【化12】
【0057】で表されるエポキシ樹脂(エポキシ当量1
95)390重量部とテトラブロモビスフェノールA2
72重量部とをメチルイソブチルケトン250重量部に
溶解し、更にテトラメチルアンモニウムクロライド3.
8gを添加し、110℃で4時間反応させた。反応終了
後、反応混合物を分液ロートに移し、水洗により触媒を
除去した。その後、油層からロータリエバポレーターを
使用し加熱減圧下、メチルイソブチルケトンを留去しエ
ポキシ樹脂(m)を得た。得られたエポキシ樹脂(m)
のエポキシ当量は681であった。
【0058】実施例14 実施例13に於てテトラブロモビスフェノールA272
重量部をテトラブロモビスフェノールF516重量部に
代えた以外は、同様な操作を行った。得られたエポキシ
樹脂(n)のエポキシ当量657であった。
【0059】実施例15 実施例13に於てテトラブロモビスフェノールA272
重量部をビスフェノールA114重量部に代えた以外
は、同様な操作を行った。得られたエポキシ樹脂(o)
のエポキシ当量は523であった。
【0060】実施例16 下記式(5)
【0061】
【化13】
【0062】で表される化合物140重量部とエピコー
ト828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)372重
量部とをメチルイソブチルケトン250重量部に溶解
し、更にテトラメチルアンモニウムクロライド3.8g
を添加し、110℃で4時間反応させた。反応終了後、
反応混合物を分液ロートに移し、水洗により触媒を除去
した。その後、油層からロータリエバポレーターを使用
し加熱減圧下、メチルイソブチルケトンを留去しエポキ
シ樹脂(p)を得た。得られたエポキシ樹脂(p)のエ
ポキシ当量は603であった。
【0063】実施例17 実施例16に於てエピコート828:372重量部をE
SB−400T:802重量部に代えた以外は、同様な
操作を行った。得られたエポキシ樹脂(q)のエポキシ
当量は1029であった。
【0064】実施例18 温度計、冷却管、滴下ロート、攪拌器を取り付けたフラ
スコに実施例1で得られたエポキシ樹脂(a)を688
重量部、エピクロルヒドリン1480重量部を仕込み、
攪拌しながら70℃に加熱して系内を均一相にした後、
50℃に冷却し、この温度を保ちながらテトラメチルア
ンモニウムクロライドを1.7gを添加した。ついで、
フレーク状水酸化ナトリウム27重量部を10回に分け
て10分毎に添加し、その後、50℃で4時間反応させ
た。ついで、温水で水洗を繰り返し、油層からロータリ
ーエバポレーターを使用して、加熱減圧下で過剰のエピ
クロルヒドリンを留去し、残留物に1430重量部のメ
チルイソブチルケトンを添加して溶解した。更にこのメ
チルイソブチルケトンの溶液を70℃に加熱し、30重
量%の水酸化ナトリウム水溶液10重量部を添加し、
1.5時間反応させた後、水洗を繰り返し行い、ついで
油層から加熱減圧下、トルエンを留去し、室温で固体の
エポキシ樹脂(an)を得た。得られたエポキシ樹脂
(an)のエポキシ当量は452であった。また、エポ
キシ当量から計算すると、実施例1で得られたエポキシ
樹脂(a)に於て1分子当り平均して約2個存在したア
ルコール性水酸基のうち、約1.2個がエポキシ化され
た。
【0065】実施例19 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例2で得られたエポキシ樹脂(b)669重量部に、
メチルイソブチルケトン1430重量部を1400重量
部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポキ樹
脂(bn)のエポキシ当量は442であった。また、エ
ポキシ当量から計算すると、実施例2で得られたエポキ
シ樹脂(b)に於て1分子当り平均して約2個存在した
アルコール性水酸基のうち、約1.2個かエポキシ化さ
れた。
【0066】実施例20 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例3で得られたエポキシ樹脂(c)525重量部に、
メチルイソブチルケトン1430重量部を1170重量
部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポキシ
樹脂(cn)のエポキシ当量は359であった。また、
エポキシ当量から計算すると、実施例3で得られたエポ
キシ樹脂(c)に於て1分子当り平均して約2個存在し
たアルコール性水酸基のうち、約1.1個がエポキシ化
された。
【0067】実施例21 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例7で得られたエポキシ樹脂(g)533重量部に、
メチルイソブチルケトン1430重量部を1120重量
部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポキシ
樹脂(gn)のエポキシ当量は374であった。また、
エポキシ当量から計算すると、実施例7で得られたエポ
キシ樹脂(g)に於て1分子当り平均して約2個存在し
たアルコール性水酸基のうち、約1個がエポシキ化され
た。
【0068】実施例22 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例8で得られたエポキシ樹脂(h)460重量部に、
メチルイソブチルケトン1430重量部を1170重量
部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポキシ
樹脂(hn)のエポキシ当量は341であった。また、
エポキシ当量から計算すると、実施例8で得られたエポ
キシ樹脂(h)に於て1分子当り平均して約2.4個存
在したアルコール性水酸基のうち、約1.5個がエポキ
シ化された。
【0069】実施例23 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例9で得られたエポキシ樹脂(i)762重量部に、
メチルイソブチルケトン1430重量部を1500重量
部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポキシ
樹脂(in)のエポキシ当量は584であった。また、
エポキシ当量から計算すると、実施例9で得られたエポ
キシ樹脂(i)に於て1分子当り平均して約2.6個存
在したアルコール性水酸基のうち、約1.5個がエポキ
シ化された。
【0070】実施例24 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例12で得られたエポキシ樹脂(l)527重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1110
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(ln)のエポキシ当量は365であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例12で得られ
たエポキシ樹脂(l)に於て1分子当り平均して約2.
1個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.2個が
エポキシ化された。
【0071】実施例25 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例13で得られたエポキシ樹脂(m)664重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1660
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(mn)のエポキシ当量は438であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例13で得られ
たエポキシ樹脂(m)に於て1分子当り平均して約2.
1個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.3個が
エポキシ化された。
【0072】実施例26 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例14で得られたエポキシ樹脂(n)641重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1630
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(nn)のエポキシ当量は437であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例14で得られ
たエポキシ樹脂(n)に於て1分子当り平均して約2.
1個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.2個が
エポキシ化された。
【0073】実施例27 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例15で得られたエポキシ樹脂(o)490重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1360
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(on)のエポキシ当量は342であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例15で得られ
たエポキシ樹脂(o)に於て1分子当り平均して約2.
1個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.2個が
エポキシ化された。
【0074】実施例28 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例16で得られたエポキシ樹脂(p)513重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1100
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(pn)のエポキシ当量は389であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例16で得られ
たエポキシ樹脂(p)に於て1分子当り平均して約2.
4個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.3個が
エポキシ化された。
【0075】実施例29 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例17で得られたエポキシ樹脂(q)813重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1700
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(qn)のエポキシ当量は612であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例17で得られ
たエポキシ樹脂(q)に於て1分子当り平均して約2.
5個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.5個が
エポキシ化された。
【0076】実施例30 下記式(6)
【0077】
【化14】
【0078】で表されるエポキシ樹脂(エポキシ当量2
02)を404重量部とテトラブロモビスフェノールA
272重量部とをメチルイソブチルケトン150重量部
に溶解し、更にテトラメチルアンモニウムクロライド
3.8gを添加し、110℃で4時間反応させた。反応
終了後、反応混合物を分液ロートに移し、水洗により触
媒を除去した。その後、油層からロータリエバポレータ
ーを使用し加熱減圧下、メチルイソブチルケトンを留去
しエポキシ樹脂(r)を得た。得られたエポキシ樹脂
(r)のエポキシ当量は692であった。
【0079】実施例31 実施例30に於てテトラブロモビスフェノールA272
重量部をビスフェノールA114重量部に代えた以外
は、同様な操作を行った。得られたエポキシ樹脂(s)
のエポキシ当量は531であった。
【0080】実施例32 下記式(7)
【0081】
【化15】
【0082】で表される化合物137重量部とESB−
400T:802重量部とをメチルイソブチルケトン2
50重量部に溶解し、更にテトラメチルアンモニウムク
ロライド3.8gを添加し、110℃で4時間反応させ
た。反応終了後、反応混合物を分液ロートに移し、水洗
により触媒を除去した。その後、油層からロータリエバ
ポレーターを使用し加熱減圧下、メチルイソブチルケト
ンを留去しエポキシ樹脂(t)を得た。得られたエポキ
シ樹脂(t)のエポキシ当量は959であった。
【0083】実施例33 実施例32に於てESB−400T:802重量部をエ
ピコート−828:372重量部に代えた以外は、同様
を操作を行った。得られたエポキシ樹脂(u)のエポキ
シ当量は521であった。
【0084】実施例34 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例30で得られたエポキシ樹脂(r)621重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1300
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(rn)のエポキシ当量は435であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例30で得られ
たエポキシ樹脂(r)に於て1分子当り平均して約2.
2個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.4個が
エポキシ化された。
【0085】実施例35 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例31で得られたエポキシ樹脂(s)433重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を900重
量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポキ
シ樹脂(sn)のエポキシ当量は340であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例31で得られ
たエポキシ樹脂(s)に於て1分子当り平均して約2.
5個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.3個が
エポキシ化された。
【0086】実施例36 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例32で得られたエポキシ樹脂(t)936重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を2000
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(tn)のエポキシ当量は621であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例32で得られ
たエポキシ樹脂(t)に於て1分子当り平均して約2.
1個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.2個が
エポキシ化された。
【0087】実施例37 実施例18に於てエポキシ樹脂(a)688重量部を実
施例33で得られたエポキシ樹脂(u)449重量部
に、メチルイソブチルケトン1430重量部を1000
重量部に代えた以外は同様の操作をした。得られたエポ
キシ樹脂(un)のエポキシ当量は348であった。ま
た、エポキシ当量から計算すると、実施例33で得られ
たエポキシ樹脂(u)に於て1分子当り平均して約2.
3個存在したアルコール性水酸基のうち、約1.2個が
エポキシ化された。
【0088】実施例1〜37において得られたエポキシ
樹脂(a)〜(un)は、いずれも、それぞれ使用した
原料に対応した前記式(X)で表される部分構造を有す
る。なお、実施例1〜17、30〜33において得られ
たエポキシ樹脂(a)〜(u)は、式(X)においてW
が水素原子である部分構造を有し、実施例18〜29及
び34〜37において得られたエポキシ樹脂(an)〜
(un)は、Wが水素原子である部分構造とWがグリシ
ジル基である部分構造を共に有する。
【0089】実施例38〜74、比較例1 実施例1〜37で得られたエポキシ樹脂を使用し、又比
較例としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコー
ト1001 エポキシ当量470)(以下(Sl)で示
す。)を使用し、これらエポキシ樹脂1エポキシ当量に
対して硬化剤(フェノールノボラック樹脂(日本化薬
(株)製)PN−80、150℃におけるICI粘度
1.5ps、軟化点86℃、OH当量106)1水酸基
当量配合し、また更に硬化促進剤(トリフェニルフォス
フィン)をエポキシ樹脂100重量部当り2重量部配合
し、トランスファー成型(150〜160℃、150〜
200秒、50kg/cm2) により樹脂成形体を調製し、1
60℃で2時間、更に180℃で8時間で硬化させた。
【0090】このようにして得られた硬化物の物性を測
定した結果を表1に示す。尚、測定条件は次の通り。
【0091】ガラス転移温度 : TMA法 吸水率 : 試験片(硬化物) 直径 50mm 厚さ 3mm 円盤 100℃の水中で24時間煮沸した後の重量増加量(重
量%)
【0092】実施例75〜90、試験例2 実施例1、2、9、13、14、17、18、19、2
3、25、26、29、30、32、34、36で得ら
れたエポキシ樹脂を使用し、又、比較例2としてエポミ
ックR−301(三井石油化学エポキシ株式会社製 エ
ポキシ当量468)(以下(S2)で示す。)を使用
し、これらエポキシ樹脂100重量部をメチルエチルケ
トン44.5重量部に溶解して樹脂濃度80重量%の溶
液を調製した。これらのエポキシ樹脂溶液に、硬化剤と
してジシアンジアミドを2.5重量部、硬化促進剤とし
て2MZ(2−メチルイミダゾール)を0.1重量部配
合して、溶剤としてメチルセルソルブ12.6重量部、
ジメチルホルムアミド15.1重量部を加え、ワニス状
のエポキシ樹脂組成物を調製した。この組成物をガラス
クロス(日東紡績(株)製、WE−18K−BZ2)に
含浸させ130℃で加熱乾燥してプリプレグを得、この
プリプレグを9プライ重ね、170℃、40kgf/c
2 、45分間の成形条件下で厚さ1.5mmのガラス
クロス積層板を作成し、ガラス転移温度、曲げ強さ、引
きはがし強さ、はんだ耐熱性を測定した。結果を表2に
示す。
【0093】尚、測定条件は次の通り。 ガラス転移温度 : TMA法 曲げ強さ : JIS C−6481に規定された条件
で試験を行い、たわみ量を測定した。 引きはがし強さ: JIS C−6481に規定された
条件で実施。 はんだ耐熱性 : JIS C−6481に規定された
条件で実施。 (表2中の記号は、◎:最良、○:良、△:膨れが少し
ある、×:膨れはがれがある、を示す。)
【0094】 表1(1) 実施例 38 39 40 41 42 43 44 45 エポキシ樹脂 (a) (b) (c) (d) (e) (f) (g) (h) ガラス転移温度(℃) 185 188 127 142 133 139 154 118 吸水率(%) 1.08 1.10 1.60 1.57 1.70 1.05 1.09 1.23
【0095】 表1(2) 実施例 46 47 48 49 50 51 52 53 エポキシ樹脂 (i) (j) (k) (l) (m) (n) (o) (p) ガラス転移温度(℃) 189 125 140 149 173 178 120 115 吸水率(%) 1.06 1.81 1.69 1.11 1.13 1.14 1.68 1.77
【0096】 表1(3) 実施例 54 55 56 57 58 59 60 61 エポキシ樹脂 (q) (r) (s) (t) (u) (an) (bu) (cn) ガラス転移温度(℃) 178 172 123 170 113 196 197 141 吸水率(%) 1.15 1.14 1.79 1.20 1.78 1.04 1.04 1.52
【0097】 表1(4) 実施例 62 63 64 65 66 67 68 69 エポキシ樹脂 (gn) (hn) (in) (ln) (mn) (nn) (on) (pn) ガラス転移温度(℃) 168 123 195 162 185 188 134 116 吸水率(%) 1.03 1.11 1.01 1.05 1.09 1.02 1.55 1.72
【0098】 表1(5) 実施例 70 71 72 73 74 比較例1 エポキシ樹脂 (qn) (rn) (sn) (tn) (un) (sl) ガラス転移温度(℃) 189 185 141 182 130 106 吸水率(%) 1.07 1.08 1.62 1.09 1.70 1.80
【0099】 表2(1) 実施例 75 76 77 78 79 80 81 82 エポキシ樹脂 (a) (b) (i) (m) (n) (q) (r) (t) ガラス転移温度(℃) 192 193 191 185 184 188 180 179 たわみ量(mm) 2.7 2.4 2.8 3.2 3.0 2.9 3.1 2.8 ひきはがし強さ(KN/m) 1.52 1.51 1.61 1.59 1.56 1.60 1.62 1.66 はんだ耐熱性 ○ ○ ○ ○ △ ○ △ △
【0100】 表2(2) 実施例 83 84 85 86 87 88 89 90 エポキシ樹脂 (an) (bn) (in) (mn) (nn) (qn) (rn) (tn) ガラス転移温度(℃) 203 205 199 196 192 197 191 192 たわみ量 (mm) 3.2 2.9 3.2 3.9 3.8 3.6 3.8 3.7 ひきはがし強さ(KN/m) 1.41 1.38 1.49 1.47 1.45 1.51 1.43 1.55 はんだ耐熱性 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○
【0101】
【0102】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂は、その硬化物に
おいて優れた耐熱性、耐水性、及び靱性を得ることが出
来るため、半導体封止材、積層板をはじめとする複合材
等の材料として使用する場合にきわめて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 23/31 (56)参考文献 特開 昭62−283969(JP,A) 特開 昭63−159419(JP,A) 特開 昭62−242676(JP,A) 特開 平5−86167(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/02 - 59/08 C08G 59/20 - 59/38 C07D 301/28 C07D 303/28 - 303/31 H01L 23/29

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1) 【化1】 (式中、Wはそれぞれ独立して水素原子又はグリシジル
    基を示す。Zは下記式(1A)または式(1B) 【化2】 (式(1A)及び(1B)において、複数存在するRは
    それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜
    4のアルキル基、またはアリール基を示す。)を示し、
    Zは構成単位毎に異なっていてもよいし同じであっても
    よい。また、nは0〜10を示す。)で表される化合物
    (a)の一種以上と、ビスフェノール型化合物、ビスフ
    ェノール型エポキシ樹脂、ビフェノール型化合物及びビ
    フェノール型エポキシ樹脂からなる群より選ばれる一種
    以上の化合物(b)とを反応させ(反応が、グリシジル
    基を有する化合物と水酸基を有する化合物の間の反応と
    なるように、反応原料を選択する。)必要により更にエ
    ピハロヒドリンと反応させて得られ、式(X) 【化3】 (式中、W及びZは前記と同じ意味を有し、Qは、 【化4】 を示す。)で表される部分構造を有するエポキシ樹脂。
  2. 【請求項2】エポキシ樹脂、硬化剤及び必要により硬化
    促進剤を含むエポキシ樹脂組成物において、エポキシ樹
    脂として、請求項1記載のエポキシ樹脂を含むエポキシ
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項2記載のエポキシ樹脂組成物の硬化
    物。
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