JP3237844U

JP3237844U - 書き置きトップイン御朱印帳

Info

Publication number: JP3237844U
Application number: JP2022001004U
Authority: JP
Inventors: 清志山中
Original assignee: 有限会社高知製本
Priority date: 2022-03-11
Filing date: 2022-03-11
Publication date: 2022-06-10
Anticipated expiration: 2032-03-11

Abstract

【課題】すでに書き置かれた御朱印をスクラップする際に素材、形状等を考慮し、互いに痛め合わないようなゆとりを持たせる事により、長期保存がしやすくなる便利な御朱印帳を提供する。【解決手段】表表紙Ａ、裏表紙Ｂ、背表紙Ｃ、袋状の透明ポケットＤが複数で構成されており、Ｃの部分を紐で綴じた和綴じ本の構成になっている。袋状の透明ポケットＤと、スクラップする事により増してくる本の厚みを事前に計算した枕を、本の喉側に挟み込んで製本する事により、破れやすい切り絵や、凸凹のエンボス状の御朱印などを簡単便利に保存する事が可能な構造となっている。【選択図】図１

Description

本考案は神社やお寺で参拝のしるしとして授与される御朱印を管理する御朱印帳に関する。

神社や寺院において、参拝者に授与されるしるしが御朱印であり、専用の御朱印帳に押印されていているが、コロナ禍の中、直接御朱印帳へと御朱印を書き込まず、用意された書き置きの記入済御朱印を配布する方法が主流となっており、それらを収納できる御朱印帳が作られている。（特許文献１参照）

実用新案登録第３１９９２７８号公報

しかしながら、近年では通常の紙でできた御朱印以外にも、繊細な切り絵の御朱印や、エンボス加工がされた御朱印なども増えてきており、製本の構造上の問題として、それらをそのまま綴じると本の小口が膨らんでしまい、隣のページを痛めて管理面で圧迫、破れなどの問題が生じたり、アルバム状のものだと一度入れた書き置き御朱印を他の場所に移動させる事が難しい状況となっている。

本考案は前記の課題に鑑みてなされたものである。本考案の目的は、すでに書き置きとして用意されている美しい切り絵御朱印や、エンボス御朱印を保存する事を可能としている。

本考案の御朱印帳によれば、複数の透明ポケットに収める事により、並び替えや入れ替えの管理がしやすくなるよう設計されており、本の喉側に枕を挟み綴じ込むことにより、本の厚みが増してきたとしても、集めた御朱印が圧迫かつ損壊されないような形状を提供する事である。

本考案の御朱印帳の一例の斜視図を示す。本考案の御朱印帳の表表紙、裏表紙の説明図となる。本考案の御朱印帳の背表紙の一例を示す。本考案の袋状の透明ポケットの説明図となる。図３で示した背表紙と、図４で示した袋状透明ポケットの接合案内図となる。図５で接合された御朱印帳を上から見た説明図となる。各パーツを重ね合わせ、紐で綴じる部分の案内図となる。

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は本考案の一実施形態について説明するものであり、本考案の技術思想を具体化するための例示であって、本考案は以下の実施形態に限定されるものではない。本考案は実用新案登録請求の範囲に示した技術思想に逸脱することなく変更を行ったものにも適用し得るものである。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状は特に特定した記載がない限りは単なる説明にすぎず、本考案の範囲を限定する趣旨ではない。

（実施形態１）
以下、順を追って図１～図７までを説明する。まずは図１であるが、本考案の御朱印帳の全体図であり、表表紙Ａ、裏表紙Ｂ、背表紙Ｃ、袋状の透明ポケットＤが複数で構成されており、Ｃの部分を紐で綴じた和綴じ本の構成になっている。図２は表表紙Ａ、裏表紙Ｂの詳細図となり、それぞれ１ａ、１ｂ、２ａ、２ｂは異なる芯材が貼られており、独立して曲がる設計となる。本の背表紙側に来る１ｂ、２ｂは等間隔に１１，１２，１３，２１，２２，２３の６か所に穴が空けられている。

図３は背表紙Ｃの詳細図となり、３枚のボール紙を貼り付けた構造になっている。３ａのボールと３ｃのボールには等間隔に３１，３２，３３，３４，３５，３６の６つの穴が空いており、表表紙Ａと裏表紙Ｂの穴とぴったり重なる構造となっている。図４は本の中身となる袋状の透明ポケットＤの詳細図であり、４ａ、４ｂ、４ｃ、の３方は折りと熱圧着で閉じられており、上部４ｄ部分のみが開いている。

図５はまだ貼り合わせる前の背表紙Ｃと複数の透明ポケットＤである。Ｃの３枚のボールのうち、３ａと３ｂを直角に折り曲げて生まれた空間に、ポケットＤを差し込むと中身の完成となり、接着した状態が図６となる

図７は寝かせた状態の本考案の御朱印帳を分解したものだ。表表紙Ａと裏表紙Ｂにはさまれた状態で、複数の透明ポケットＤと背表紙Ｃがある。該表紙Ａ、Ｂ、Ｃは、３か所づつ空いたお互いの穴を重ね合わせて配置し、ここに紐を通して和綴じ製本に仕上げて固定する。

Ａ表表紙
Ｂ裏表紙
Ｃ背表紙
Ｄ袋状の透明ポケット
１ａ、１ｂ表表紙Ａに貼りついた芯材
２ａ、２ｂ裏表紙Ｂに貼りついた芯材
３ａ、３ｂ、３ｃ背表紙Ｃに貼りついた芯材
４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ袋状の透明ポケットの４辺
１１，１２，１３表表紙Ａの３か所の穴
２１，２２，２３裏表紙Ｂの３か所の穴
３１，３２，３３背表紙Ｃのうち、３ａにある３か所の穴
３４，３５，３６背表紙Ｃのうち、３ｃにある３か所の穴

Claims

表表紙と、裏表紙と、背表紙と、該表表紙と該裏表紙内に綴じられた御朱印収納用の透明ポケットで構成されたことを特徴とする御朱印帳。
請求項１に記載の御朱印帳であって、前記袋状の透明ポケットは３枚の芯材で構成された前記背表紙に綴じられ、かつ前記背表紙に接合した構造である事を特徴とする請求項１記載の御朱印帳。