JP3237762B2 - 連続電着プロセスを行うための装置 - Google Patents

連続電着プロセスを行うための装置

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JP3237762B2
JP3237762B2 JP54493998A JP54493998A JP3237762B2 JP 3237762 B2 JP3237762 B2 JP 3237762B2 JP 54493998 A JP54493998 A JP 54493998A JP 54493998 A JP54493998 A JP 54493998A JP 3237762 B2 JP3237762 B2 JP 3237762B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、連続的な電着プロセスを行うための装置で
あって、利用可能な全幅にわたって導電性表面を有する
回転可能な導電ローラ陰極と、この導電ローラに対して
ほぼ同心的に間隔をおいて配置された1つまたは複数の
陽極とを含み、このとき導電ローラと陽極との間にある
間隔が、析出すべき金属を溶解した形で含む電解液によ
って満たされており、導電ローラには、電着プロセスの
ときに導電ローラによって利用されない領域が被覆され
るのを防ぐための手段が、縁部に付属しているものに関
する。
電気分解によって金属ベルトを製造する装置は、たと
えば米国特許第2044415号によって公知である。駆動さ
れる導電ローラ陰極が、導電ローラの円筒状の表面に対
して同心的に配置された陽極との間に空隙を形成してお
り、この陽極は導電ローラをほぼ160度の角度で取り囲
むように配置されている。この空隙は、析出すべき金属
を含んだ電解液によって満たされている。そして通電を
行うと、まず溶解した形で電解液に含まれている金属が
導電ローラの陰極表面に析出する。次いで導電ローラの
回転運動により、電解被覆がフィルムまたは薄い金属ベ
ルトとして電解液から出てから剥がされ、後続の加工工
程へと連続的に供給される。この公知の導電ローラで
は、電着プロセスのために、導電ローラの全幅が金属フ
ィルムを形成するために利用される。導電ローラが、そ
の端面への移行部にあたる縁部領域で電解による被覆を
生じると、導電ローラの損傷につながる恐れがあるた
め、これが生じないようにするために横断面が円形のゴ
ムベルトを利用し、このゴムベルトは導電ローラの端面
側のエッジと、導電ローラの端面側に配置された導電性
のないフランジとに支持される。この密閉するゴムベル
トは、導電ローラの端面へ向かっての通電が回避され、
それによってこの領域に電解の被覆が生じるのが回避さ
れることを保証する。
このような公知の装置では隙間で生じる電着を縁部で
防止するので、単一の幅、すなわち導電ローラと同じ幅
の金属ベルトや金属フィルムの製造にしか適していな
い。さまざまな幅の金属ベルトを製造するには、この装
置では不向きである。同様にこの公知の装置は、金属ベ
ルトの片面だけに電解被覆をすることを想定していな
い。
片面だけに金属ベルトの電解被覆をつくる装置は、WO
94/10360から公知である。駆動される導電ローラ陰極の
回りに、外側で被覆されるべき金属ベルトが接触しなが
ら通っている。このとき金属ベルトは方向転換ローラを
介して、導電ローラとできるだけ少ない間隔をおいて導
電ローラに供給され、対向する側ではさらに別の方向転
換ローラを介して被覆の後にさらに送られる。この金属
ベルトは、電解液が流れる空隙を通過して延びており、
この空隙で金属ベルトが電解によって被覆される。側方
では、ベルト表面およびこれに対向して配置された陽極
によって形成される空隙がシール材によって制限されて
おり、このシール材は被覆されるべき金属ベルトのさま
ざまな幅に適合するために導電ローラの軸方向で調整可
能である。このシール材は、それぞれ被覆されるべき金
属ベルトの縁部領域においてシール材セクションで支持
されている。この支持されているシール材セクション
は、被覆されるべき金属ベルトの表面と一定の接触角で
接続しており、この接触角は、金属ベルトを電解液の中
に入れたときに十分なシールが与えられる程度の大きさ
である。
このような装置を使うと、さまざまな幅の金属ベルト
を片面に被覆することができる。金属ベルトの幅が細い
ときに利用されない導電ローラのセクションは、シール
の措置によってこのセクションが電解液に浸されていな
いので、電解による被覆から守られている。この公知の
装置では、導電ローラの利用しない縁部領域に好ましく
ない電解被覆が生じることは防げるものの、特に非常に
薄い金属ベルト、たとえばフィルムなどを被覆する場合
には、シール材セクションを金属ベルトに支持するのが
不利であることが知られている。被覆されるべき金属ベ
ルトが非常に薄い場合、被覆されるべき金属ベルトがそ
ばを通過するこのシール材セクションは、マーキングを
残してしまうのである。すると、このようなベルトまた
はフィルムの縁部セクションは、後続の作業工程で切断
しなくてはならない。
WO94/10360に記載の対象物では、電解による金属ベル
ト製造は実行不可能である。
したがって上述した従来技術を出発点として本発明の
課題は、導電ローラの利用可能な領域が調整可能で、導
電ローラの利用されない領域が好ましくない電解被覆か
ら有効に守られるばかりでなく、電解による金属ベルト
製造も、金属ベルトの片側の被覆も可能であるような冒
頭に記載した種類の装置を提案することである。
本発明によればこの課題は、導電ローラに、それぞれ
の側で端面から導電ローラの円筒状の表面に突出する、
電気的絶縁材料でできた遮蔽ベルトが付属しており、こ
の遮蔽ベルトは導電ローラ陰極と1つまたは複数の陽極
との間で、かつ導電ローラによって電着プロセスに利用
される領域(有効領域)に隣接しながら、析出プロセス
のときに利用されない導電ローラの縁部領域を電気的に
遮蔽するように、そして導電ローラを少なくとも電解液
の液面の高さで取り囲むように配置されており、このと
き遮蔽ベルトのそれぞれ有効領域を向いた側が、この方
向に向いていて遮蔽ベルトの長さにわたって延びる段部
を有していることによって解決される。
導電ローラを電解液の領域で取り囲むように配置され
た遮蔽ベルト、好ましくは、電気を通さない素材ででき
た柔軟なベルトを設けることにより、好ましくは、不溶
性である1つまたは複数の陽極と、陰極として働く導電
ローラの遮蔽ベルトによって覆われたセクションとの間
で、電気的に有効な遮蔽がつくり出される。したがって
陽極と陰極の間の電気的な通電は導電ローラの有効領
域、つまり遮蔽ベルトによって覆われていない領域での
み行われるので、電解被覆は導電ローラのそれぞれの有
効領域に限定される。逆に、遮蔽ベルトで覆われたセク
ションでは通電が行われず、つまり電解による被覆も行
われない。有効領域の方を向いた遮蔽ベルトの縁部領域
でも、導電ローラ表面への電解被覆が高くなることを回
避することを保証するために、この遮蔽ローラは導電ロ
ーラの方を向いた段部を有する。それによって、製造さ
れるべきまたは被覆されるべき金属ベルトの外側の縁部
セクションでは、縁部で薄くなっていく層厚が存在する
ことも保証され、この層厚はベルトのエッジに至るまで
にゼロまで減少するので、有効領域以外での導電ローラ
の被覆は行われない。
導電ローラの有効領域は、たとえば、異なる析出プロ
セスについて異なる幅の遮蔽ベルトが、縁部で導電ロー
ラを遮蔽するように設けることによって決めることがで
きる。
本発明の装置は、金属ベルトや金属フィルムの電解に
よる製造にも、また金属ベルトの片側の電解被覆にも適
している。本装置では、利用されない導電ローラセクシ
ョンを保護するために電気的な遮蔽原理を応用してお
り、たとえばWO94/10360の対象物で用いられているよう
な液体シールの原理を利用していないからである。金属
ベルトを片側だけ電解被覆する場合には、被覆されるべ
き金属ベルトの縁部領域が、有効領域の方を向いた遮蔽
ベルトの段部に係合するので、金属ベルトの側方のエッ
ジはすでに電気的に十分に遮蔽されていて、この金属ベ
ルトセクションの過剰な被覆が守られるとともに、導電
ローラの、被覆されるべき金属ベルトによって覆われて
いる領域に直接隣り合っているセクションへの被覆が電
解による被覆から守られている。
好ましくは、、遮蔽に利用される両方の柔軟な遮蔽ベ
ルトが、それぞれ導電ローラ陰極の端面を越えて突出す
るように配置される。端面を越えて突出しているセクシ
ョンは、両方の遮蔽ベルトを導電ローラの有効領域の幅
に関して調整するため、つまり遮蔽されるべき導電ロー
ラの縁部セクションの幅に適合するように調整するため
に利用される。したがってこの遮蔽ベルトを使えば、遮
蔽ベルトをずらすことで、その都度の所望の有効領域の
幅に導電ローラの有効幅を調整することができ、遮蔽ベ
ルトの交換を行う必要がなくなる。
導電ローラの表面に支持されている遮蔽ベルトは、そ
の導電ローラに向いた方の側に、好ましくは、支持ウェ
ブと、この支持ウェブと交互に配置された流出溝とを有
している。この流出溝により、直接空隙に達している電
解液流出口の他に、この流出溝を通路にして電解液が空
隙から排出される。それに加えて、特にたとえばフィル
ムのように被覆されるべき金属ベルトが薄い場合、吸引
が生じることによって導電ローラへのフィルムの圧着が
特にその縁部領域で行われ、それによってフィルムを導
電ローラに設定どおり固定するのが容易になる。
好ましくは、それぞれの遮蔽ベルトに、その導電ロー
ラの有効領域から離れる方を向いていて、導電ローラの
端面を越えて突出している側に拘束手段が付属してお
り、この拘束手段は、その都度遮蔽されるべき導電ロー
ラ縁部の幅に関してベルトを調整するための調節装置と
係合している。一つの実施例では拘束手段として互いに
間隔をおいたウェブが直列に配置されて設けられてお
り、これらのウェブは、受容部材のほぼ相補的に構成さ
れた受容溝に保持されている。この場合ウェブの間隔
は、遮蔽ベルトがこのような受容部材の中を通るのを容
易にするように選択されている。好ましくは、、このよ
うな受容部材はピストン・シリンダ構造部と係合してお
り、このピストン・シリンダ構造部によって、遮蔽され
るべき導電ローラセクションと幅に関する遮蔽ベルトの
調整が行われる。しかしながら受容部材の調整する別の
手段、たとえば場合によりモータで駆動されるスピンド
ルなども考えられる。
本発明のさらなる利点および発展形は、従属請求項の
構成要素であるとともに、有利な一実施例に関する以下
の説明によって明らかである。図面は次のとおりであ
る: 図1は、金属ベルトを片面だけ電解被覆する装置の、
図2のA−B線に沿った横断面図である。
図2は、図1のC−D線に沿った図1の装置の縦断面
図である。
図3は、図2の中の符号Xで示す領域の詳細な拡大図
である。
図4は、電解によって金属ベルトを製造する装置の、
図1に相当する断面図である。
図1は、金属ベルトを片面だけ電解被覆する装置(被
覆装置)1を示している。この被覆装置は槽2を包含し
ており、この槽には導電ローラ陰極3が回転自在に支承
されている。導電ローラ3の回転方向は矢印4で示され
ている。この導電ローラ3は分割されていない導電ロー
ラであって、その円筒状の表面は導電ローラ3の幅全体
にわたって電気を通すように構成されている。このよう
な分割されていない導電ローラ3を設けることで、特に
薄い金属ベルトを被覆するときに、分割型の導電ローラ
の場合に生じやすいマーキングが回避される。必要とな
る陽極は、図1に示す断面図ではよくわからないが、支
持壁5の後ろ側に存在している。使用する陽極は、不溶
性の陽極である。導電ローラ3の表面と陽極とによって
形成される空隙6には電解液が満たしており、この電解
液は、電解液供給部7を介して連続的に空隙6に注がれ
て、装置7′を介して排出される。電解液の供給方向は
矢印8で示されている。つまり電解液の流れ方向は、導
電ローラ3の回転方向4と同じ方向である。図示しない
別の実施例では、電解液の流れ方向を導電ローラ3の回
転方向4と逆になるように設けることが意図されてい
る。縁部では、空隙6はそれぞれ1つの遮蔽ベルト9,
9′によって制限されており、これらの遮蔽ベルトのう
ち図1では遮蔽ベルト9だけしか見えていない。遮蔽ベ
ルト9の、導電ローラ3の方を向いた側は、交互に配置
された支持ウェブ10と流出溝11で構造的に構成されてい
る。遮蔽ベルト9は支持ウェブ10によって、導電ローラ
3の遮蔽されるべき表面に支持される。流出溝11は、空
隙6にある電解液を流出させるのに役立っており、外側
ではそれぞれ捕集器12に向かって開口している。捕集器
12の一番底にはそれぞれ排水部13が配置されており、流
出溝11から出てきた電解液がこの排水部から矢印14のよ
うに排出される。
被覆されるべき金属ベルト15は、空隙6に供給される
ために第一の方向転換ローラ16で方向転換される。この
とき金属ベルト15は電解液で満たされた空隙6に入る前
に、すでに導電ローラ陰極3の上側と接触するように構
成されている。そして空隙を通過するとき、金属ベルト
15の外側には所望の被覆が行われる。被覆装置1を通過
した後、被覆された金属ベルト15′は第二の方向転換ロ
ーラ17を介してさらに送られる。
図2に示す被覆装置1の縦断面図を見ると、導電ロー
ラ3の有効領域Nとの関連における、両方の遮蔽ベルト
9,9′の配置が明らかである。図2の縦断面の上側の部
分は遮蔽ベルト9,9′を示しており、これらの遮蔽ベル
トはそれぞれ支持ウェブ10,10′の領域に断面で示され
ており、またこの縦断面図の下側の部分では、遮蔽ベル
ト9,9′がそれぞれ流出溝11,11′の領域に断面で示され
ている。遮蔽ベルト9,9′は、被覆されるべき金属ベル
トが短い幅しかなくても端面側で導電ローラ3を越えて
突出するような幅を有している。導電ローラ3の端面を
越えて突出するこれらの端部セクションで、遮蔽ベルト
9,9′はそれぞれ調節装置18,18′と係合しており、この
調節装置を利用して遮蔽ベルト9,9′が、導電ローラ3
から遮蔽されるべき縁部領域の幅に関して調整可能とな
る。この目的のために遮蔽ベルト9,9′は外側にそれぞ
れ拘束ウェブ19,19′を有しており、この拘束ウェブが
相応に成形された受容部材21,21′の受容部20,20′に係
合している。拘束ウェブ19,19′は、互いに間隔をおい
た個々のウェブが多数集まったものである。
遮蔽ベルト9,9′の、導電ローラ3の端面を越えて突
出しているセクションの領域では、流出溝11,11′に流
出開口部22,22′が施されており、それによって外に出
る電解液がこの流出開口部22,22′を通って、その下に
配置された捕集器12,12′に流れ出ることができる。
調節装置18,18′は、槽2に支持されているそれぞれ
2つのピストン・シリンダ構造部を含んでおり、これを
利用して受容部材21,21′は軸方向で導電ローラ3に関
して可動かつ調整可能である。図2が示している遮蔽ベ
ルト9,9′の構成は、単にこの遮蔽ベルト9,9′の調節可
能性がバリエーション豊富であることを示すために選ん
だ構成である。図2には、比較的広い有効領域Nをつく
るため、つまりこの場合には比較的広い幅の金属ベルト
を被覆するために選択された位置にある調節装置18を備
えた遮蔽ベルト9が示されている。逆に遮蔽ベルト9′
は、比較的狭い有効範囲Nを形成するため、つまりこの
場合にははるかに細い金属ベルトを被覆するために選択
された位置にある調節装置18′を備えている。いずれの
ケースでも、金属ベルトによって使用されない導電ロー
ラ3の領域は、遮蔽ベルト9,9′によって電気的に遮蔽
されていて、電解による被覆が生じないことが保証され
ている。ただし通常の場合であれば、遮蔽ベルト9,9′
は導電ローラ3の中心線23を真ん中にして配置される。
調節装置18,18′を使った遮蔽ベルト9,9′の調整は、
適当に位置決めされた光電池を介して行われ、この光電
池によって、被覆されるべき金属ベルト15のその都度の
幅が導電ローラ3上で検出される。そして、このような
光電池で負荷される制御装置を介して、遮蔽ベルト9,
9′を調節するために調節装置18,18′が制御される。
遮蔽ベルト9,9′の構成は、図3に示された遮蔽ベル
ト9′の部分拡大図Xを見れば特に明白である。遮蔽ベ
ルト9′はその支持ウェブ10′で、電気を通すように構
成された導電ローラ3の外側に支持されている。流出溝
11′の領域だけは、導電ローラ3のこの縁部セクション
も電解液と接触している。しかし遮蔽ベルト9′の電気
を通さない構成によって、導電ローラ3のこの領域は電
気的に遮蔽されているので、この縁部セクションの電解
被覆は防止されている。遮蔽ベルト9′は適当なテンシ
ョン装置で導電ローラ3の外側との接触を保たれてい
る。したがって導電ローラ3の表面と遮蔽ベルト9′の
間には、滑り接触が存在している。遮蔽ベルト9,9′は
導電ローラ3の回転方向4に、端部側でストッパに支持
される。
遮蔽ベルト9′は、外側では、支持壁5に受容されて
いる陽極保持部24に支持されており、このとき遮蔽ベル
ト9′は導電ローラ3の長手方向の調節性を得るため
に、滑りながらシールされる接触を有している。陽極保
持部24には陽極Aが保持されている。
図示しない別の実施例では、遮蔽ベルト9,9′が、陽
極保持部24に支持された圧力手段で導電ローラ3の表面
に向かって押圧されるように構成されている。このよう
な圧力手段としては、たとえばインフレートチューブな
どを設けることができる。
遮蔽ベルト9′の、金属ベルト15の方を向いている側
は段部25′を支持しており、この段部の高さは受容され
るべき金属ベルト15の厚さに合わせる。この段部25′に
よって、外側で金属ベルト15の外側の縁部領域に突出す
る突起26′が形成される。金属ベルト15に突出するこの
突起26′によって、金属ベルトの縁部領域の被覆はベル
トのエッジに至るまでに層厚ゼロまで減少するので、有
効領域N以外では導電ローラの被覆が行われない。
遮蔽ベルト9′の構成から明らかなように、この遮蔽
ベルトでは、金属ベルト15によって覆われていない導電
ローラ3の領域の有効な電気的遮蔽が達成され、この領
域から電解液を離しておくための液体シールを得るため
の手段は設ける必要がない。特に図3を見ると明らかな
ように、金属ベルト15は段部25′の中で自由に、遮蔽ベ
ルト9′との接触なく送られる。
図4には被覆装置1が示されており、この場合、被覆
装置1は電解による金属ベルト製造用として調節されて
いる。したがって、方向転換ローラ16を介しての被覆さ
れるべき金属ベルトの供給は行われない。通電すると導
電ローラ3の円筒状の表面に金属の薄層が析出し、導電
ローラ3が空隙6から出る領域で、導電ローラ3の回転
によってこの薄層が導電ローラから方向転換ローラ17へ
と送り出される。このようにして製造された金属ベルト
28は、次いでさらに別の加工へと連続的に供給され、も
しくは中間保管のために巻き取られる。導電ローラ3の
表面は、この目的のために、形成されつつある金属の薄
層が導電ローラ表面上でわずかにしか付着せず、それに
よって容易に剥離できることが保証されるように調整さ
れている。
製造されるべき金属ベルトの所望の幅を得るために、
遮蔽ベルト9,9′は、導電ローラの有効領域Nが、製造
されるべき金属ベルト28の幅に対応するように調節され
る。遮蔽ベルト9,9′の調整が可能なことにより、装置
1はさまざまな幅の金属ベルトを製造するのに適してい
る。
図示した実施例から明らかなように被覆装置1は何ら
変更作業を行うことなく、金属ベルトの片側だけの電解
被覆するのにも、電解液を用いて最初から金属ベルトを
製造するのにも適している。遮蔽ベルト9,9′を介した
調節可能性に関するバリエーションがあるので、装置1
の多目的な使用が可能になる。
符号の説明 1 被覆装置 2 槽 3 導電ローラ 4 矢印 5 支持壁 6 空隙 7 電解液供給部 8 矢印 9,9′ 遮蔽ベルト 10,10′ 支持ウェブ 11,11′ 流出溝 12,12′ 捕集器 13 排水部 14 矢印 15 金属ベルト 16 方向転換ローラ 17 方向転換ローラ 18,18′ 調節装置 19,19′ 拘束ウェブ 20,20′ 受容部 21,21′ 受容部材 22,22′ 流出開口部 23 中心線 24 陽極保持部 25′ 段部 26′ 突起 27′ 縁部隙間 28 金属ベルト A 陽極 N 導電ローラの有効領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メイ, ハンス, ヨゼフ ドイツ国 ディー―58638 イセルロー ン, ウルメンウェグ 17 (72)発明者 シュネットラー, ロランド ドイツ国 ディー―58099 ハーゲン, シュヴァルター ストラッセ 136 (72)発明者 コラール, ミシェル ベルギー国 ビー―6600 バストーニ ュ, セノン シャン 12 (56)参考文献 特開 平5−195290(JP,A) 特公 平7−116636(JP,B2) 特公 昭60−55598(JP,B2) 特公 昭54−34691(JP,B2) 特表 平8−505185(JP,A) 米国特許5618391(US,A) 国際公開92/13118(WO,A1) 欧州特許出願公開752485(EP,A 1) 欧州特許出願公開261691(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 1/04 C25D 5/02 C25D 7/06

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続電着プロセスを行うための装置であっ
    て、利用可能な全幅にわたって導電性表面を有する回転
    可能な導電ローラ陰極(3)と、この導電ローラ(3)
    に対してほぼ同心的に間隔をおいて配置された1つまた
    は複数の陽極(A)とを含み、導電ローラ(3)と陽極
    (A)との間にある空隙(6)が、析出すべき金属を溶
    解した電極液によって満たされ、導電ローラ(3)に
    は、電着プロセスのときに導電ローラ(3)によって利
    用されない領域が析出金属によって被覆されるのを防ぐ
    ための手段が縁部に設けられている装置において、導電
    ローラ(3)のそれぞれの側で端面から導電ローラ
    (3)の円筒状の表面を覆うように、電気絶縁材料でで
    きた遮蔽ベルト(9,9′)が突出しており、この遮蔽ベ
    ルトは導電ローラ陰極(3)と1つまたは複数の陽極
    (A)との間で、かつ導電ローラによって電着プロセス
    に利用される領域(有効領域)(N)に隣接しながら、
    析出プロセスのときに利用されない導電ローラ(3)の
    縁部領域を電気的に遮蔽するように、かつ導電ローラ
    (3)の少なくとも電解液の水面の高さよりも下の部分
    を取り囲むように配置されており、このとき遮蔽ベルト
    (9,9′)のそれぞれ有機領域(N)を向いた側が、こ
    の方向に向いていて遮蔽ベルト(9,9′)の長さにわた
    って延びる段部(25′)を有していることを特徴とする
    装置。
  2. 【請求項2】遮蔽ベルト(9,9′)がその有効領域
    (N)から離反する方の側で、導電ローラ(3)の側方
    の端面を越えて突出するように配置されている、請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】遮蔽ベルト(9,9′)が、遮蔽されるべき
    導電ローラ(3)の表面に接触して支持されている、請
    求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】遮蔽ベルト(9,9′)が導電ローラ(3)
    に向いた方の側に、ベルト長さに対して横方向に向いた
    支持ウェブ(10,10′)と、これと交互に配置されてい
    る流出溝(11,11′)とを有している、請求項3に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】流出溝(11,11′)がその流出端部の領域
    に流出開口部(22,22′)を有している、請求項4に記
    載の装置。
  6. 【請求項6】遮蔽ベルト(9,9′)が外側でシールされ
    ながら、陽極(A)を保持するための受容部(24)に支
    持されている、請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】それぞれの遮蔽ベルト(9,9′)が、端面
    側で導電ローラ(3)を越えて突出している側に拘束手
    段(19,19′)を有しており、これらの拘束手段は、そ
    れぞれの遮蔽されるべき導電ローラ縁部の幅に関して遮
    蔽ベルト(9,9′)を調節するための調節手段(18,1
    8′)と係合している、請求項2に記載の装置。
  8. 【請求項8】調節装置(18,18′)がリングの一部分の
    形状をした受容部材(21,21′)を含んでおり、この受
    容部材の導電ローラ(3)の方を向いた側には、遮蔽ベ
    ルト(9,9′)の外側の縁部を拘束手段(19,19′)とと
    もに受容するための受容溝(20,20′)が配置されてい
    て、前記受容部材(21,21′)は導電ローラ(3)の軸
    方向に調節可能に配置されている、請求項7に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】調節装置(18,18′)が、受容部材(21,2
    1′)の軸方向の調節のために2つのピストン・シリン
    ダ構造部を含んでいる、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】拘束手段が、遮蔽ベルト(9,9′)の長
    手方向に互いに間隔をおいて、遮蔽ベルトの外側の縁部
    にベルト面から突出するように配置されたウェブ(19,1
    9′)である、請求項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】各遮蔽ベルト(9,9′)の、導電ローラ
    (3)の方を向いた側が、少なくとも導電ローラ(3)
    と接触しているセクションの領域で摩擦を減らすように
    被膜されている、請求項1から10までのいずれか1項ま
    たは複数の項に記載の装置。
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