JP3236373B2 - 複数液から構成されるキット形態の液状経腸栄養剤 - Google Patents

複数液から構成されるキット形態の液状経腸栄養剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は術前後の栄養管理に広く
用いられている、特に吸収が良好である、窒素源として
アミノ酸または低分子ペプチドを含み、かつ脂肪を少な
くとも含有する液状の滅菌経腸栄養剤において、滅菌お
よび長期保存において各栄養成分を安定に保持すること
を目的として、複数液から構成されるキット形態の液状
栄養剤において、混合時に乳化安定な状態を維持するこ
とのできる栄養剤に関する。
【0002】
【従来技術】栄養剤は手術前後の栄養管理に広く用いら
れているが、窒素源は蛋白態、アミノ酸及び低分子ペプ
チドの二群に大別される。通常の病態下での窒素源は蛋
白態で十分であるが、極度の消化吸収障害が起こってい
る場合、特に膵液等が分泌されないような病態では、窒
素源としてアミノ酸及び低分子ペプチドが吸収良好の故
に好ましい。糖質源には、消化性が良いこと、高浸透圧
による下痢を防止するために浸透圧が低いこと等が望ま
れ、一般的に澱粉を加水分解したデキストリンが用いら
れているが、なかでもより浸透圧を低くする目的でDE
値の小さいデキストリンが望ましい。
【0003】脂肪には、必須脂肪酸であるリノール酸、
またはω3系の高度不飽和脂肪酸の供給源として大豆
油、コーン油、椰子油、サフラワー油、シソ油等の植物
油、魚油が好ましいとされている。また、極度の吸収障
害が起こっている場合、特に膵液等が分泌されないよう
な病態では、エネルギー源として人工的に調製された中
鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)が好ましいとされて
いる。通常栄養剤には、これら三大栄養素の他に、生命
維持に必要な各種のビタミン及びミネラルが添加されて
一つの剤形をなす。
【0004】しかし、上記の理由で選択された窒素源
(アミノ酸、もしくは低分子ペプチド、またはこれら2
種の混合物)、糖質(デキストリン)、脂肪(植物油、
魚油、MCT)、ビタミン、ミネラルを配合して液状と
する液状滅菌栄養剤の場合、その製剤上数々の問題点が
見受けられる。
【0005】まず、窒素源であるアミノ酸や低分子ペプ
チドと糖質源としてのデキストリンは、両者の共存下で
褐変現象を起こす。この褐変現象を抑制するにはDE値
の小さいデキストリンを使用することが望ましいが、こ
のことは粘度の上昇、更には乳化状態を不安定にし、ク
リーミングやオイルオフ、離水等を生じさせる。また、
大豆油をリン脂質で乳化した静注用の脂肪乳剤とミネラ
ル、或いはアミノ酸や低分子ペプチドを混合すると直ち
に乳化が破壊されオイルオフや離水が生じ、これに伴い
数種類のビタミンが劣化減少する。
【0006】これらの現象は、滅菌時の加熱により更に
増幅される。一般に、窒素源がアミノ酸、もしくは低分
子ペプチド、またはこれら2種の混合物である乳化溶液
の場合、カルシウムイオンのような二価イオンは乳化状
態を不安定にすることが知られている。特開平2−14
2448には、窒素源にアミノ酸、低分子ペプチドの単
独もしくはその混合物を含む栄養剤と混合しても、安定
性の良いデキストリン及び脂肪を含有する液状栄養剤の
調製法が述べられている。しかし、デキストリンのDE
値が25以上に限定されており、DE値が25より小さ
いデキストリンを用いる場合には、乳化安定性を保つこ
とは難しいとされている。
【0007】先に述べたように、糖質にDE値の小さい
デキストリンを用いた場合、製剤中にカルシウムイオン
としてカルシウムを配合すると乳化状態が極端に不安定
になる。仮にカルシウム材料に水不溶性の炭酸カルシウ
ムを配合した場合でも、その比重が2.6 と高いために直
ちに沈澱を生じてしまう。上述のことから、製剤中に生
命維持に必要なアミノ酸、もしくは低分子ペプチド、D
E値の小さいデキストリン、脂肪、ミネラル、ビタミン
を安定な状態で含有する液状滅菌栄養剤の製剤化は困難
であるとされている。
【0008】このような問題を解決するために、栄養成
分の幾つかを別々に組み合わせ、溶液とした時に安定な
物同士の組み合わせとして、使用時に混合するキット状
の経腸栄養剤が提案されている。例えば特開昭64─3491
7 号公報にはデキストリン、油脂、ビタミンB1、ビタミ
ンAを初めとする油溶性ビタミンの混合水溶液をA 液と
し、一方低分子ペプチド・アミノ酸混合物、ミネラル、
ビタミンC 、パントテン酸およびその他の水溶性ビタミ
ンの混合溶液をB 液とする、キット形態の経腸栄養剤が
提案されている。このような組成物についても、上述す
るようにデキストリンの分解値(DE 値) の小さいものを
使用した場合はその保存安定性に問題があり、さらに窒
素源としてアミノ酸を主成分として使用した場合には、
ミネラル成分中に含まれるカルシウムイオンが原因で混
合時に乳化が破壊されることがあった。また、カルシウ
ムイオンの影響のないカルシウム源として炭酸カルシウ
ムのような不溶解性の物質を使用した場合は保存中に沈
殿が発生するなどの問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、栄養成分と
して、少なくとも脂質、糖質、およびカルシウムを含有
する溶液と窒素源、ビタミン、カルシウム以外のミネラ
ルを含有する溶液から構成され使用時に両溶液を混合し
て使用することを特徴とするキット形態の液状経腸栄養
剤について研究を進めた結果、そのカルシウム源として
カルシウムがスラリー状の炭酸カルシウムを親水性乳化
剤の水溶液と混合することにより製造され、カルシウム
粒子が乳化剤にコーティングされている炭酸カルシウム
複合体を使用することにより、保存時の沈殿が発生せず
に、かつ混合時に乳化安定性も良く、沈殿の発生しな
い、キット形態の経腸栄養剤を製造することがが可能と
なった。
【0010】本発明は特に、DE値の小さいデキストリ
ンと脂肪源から成る液状栄養組成物のカルシウム源に分
散性の良い微細化スラリー状炭酸カルシウム複合体を用
いた溶液および、アミノ酸混合物及びまたはペプチド混
合物を窒素源とする溶液から構成されるキット形態の経
腸栄養剤を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明において、栄養成
分の安定化を図るために、栄養成分の組み合わせとし
て、脂質、糖質、脂溶性ビタミンおよびカルシウムを含
有する溶液と窒素源、水溶性ビタミン、カルシウム以外
のミネラルを含有する溶液の2 液から経腸栄養剤を構成
する。カルシウム材料に用いる微細化スラリー状炭酸カ
ルシウム複合体は、平均粒子径が0.04μm のスラリー状
炭酸カルシウムにHLB10以上の親水性乳化剤を添加
し、超音波を連続的、または非連続的に照射して得られ
る。この方法によれば、炭酸カルシウム粒子が乳化剤に
コーティングされたペースト状の炭酸カルシウム複合体
が得られる。
【0012】尚、上記の炭酸カルシウム複合体の製造に
ついては、特開昭64−69513 号公報において開示されて
いる。
【0013】糖質としてのデキストリンはそのDE値が25
以下、特に好ましくは20以下のものを使用することによ
り、その浸透圧が低く、実際の経腸栄養剤投与にあたっ
て、外科手術後の患者に対する負担が少ないことが当業
者間では良く知られている。またデキストリンと脂質特
に大豆油のような通常経腸栄養剤に使用されている脂質
の間では、特に問題とするような相互反応も起きないこ
とが知られており、本発明の組成の溶液は酸化や沈殿の
発生も引き起こさずに長期間安定に保持することができ
る。デキストリン、脂質、カルシウムの混合溶液の調製
は、あらかじめ乳化剤、デキストリン、脂質、水の混合
溶液を作製し、これに上記のスラリー状炭酸カルシウム
複合体を加え、攪拌後、高圧均質機を用いて均質化し、
ついで滅菌を行う。
【0014】また、窒素源にアミノ酸混合物、もしくは
低分子ペプチド、またはこれら2種の混合物とカルシウ
ム以外のミネラルおよび水溶性ビタミンを含む溶液と混
合しても乳化安定な低DE値のデキストリン及び脂肪を
含有する液状栄養組成物を得るためには、カルシウム材
料の選択が重要である。
【0015】即ち、水不溶性のカルシウムを用いること
が重要であり、水溶性のカルシウム、例えば塩化カルシ
ウムのようにカルシウムイオンの状態で配合された場合
には、直ちに乳化が破壊されクリーミング、オイルオ
フ、離水が生じてしまう。また、水不溶性のカルシウム
なら何でも良い訳ではなく、例えば炭酸カルシウムをそ
のまま配合した場合には、その比重が2.6 と高いことか
ら殆どが沈澱してしまい製剤に至らない。そこで、本発
明に示すように炭酸カルシウム粒子が乳化剤にコーティ
ングされた炭酸カルシウム複合体ならば、その易分散性
のために、乳化状態も良好で沈澱も生じない組成物が得
られるわけである。またカルシウムのイオン化もないこ
とから、他の栄養成分と共存させたり、あるいは接触し
ても全く相互作用を起こさない。
【0016】この脂質、糖質、脂溶性ビタミンおよびカ
ルシウムを含有する溶液と混合するアミノ酸混合物及び
/またはペプチド混合物、水溶性ビタミン、カルシウム
以外のミネラルを含有する溶液は、アミノ酸混合物、ま
たはアミノ酸・ペプチド混合物もしくはペプチドと水溶
性ビタミン、カルシウム以外のミネラル塩を所定の濃度
に溶解後、滅菌したものを調製する。それぞれの溶液の
調製は上述の特開昭64─34917 号公報に開示された方法
に準じて行うことができる。
【0017】以下に実施例、比較例を示し、本発明を具
体的に説明する。
【0018】
【実施例 1】 (1) 精製大豆油25.5kg、脂溶性ビタミンを溶解したMC
T25.5kgに高純度グリセリン脂肪酸エステル(理研ビタ
ミン (株) )1.7 kgを添加後攪拌溶解した。この溶液
を、予め水2250kgに加水分解レシチン(協和醗酵工業
(株) )25.4kgと、DE値が異なるデキストリン(11、1
7、20、22、28)1046kgを加え溶解しておいた5種類の
溶液にそれぞれ添加した。これら5種類の油+糖質溶液
に微細化スラリー状炭酸カルシウム複合体65kgを添加
し、65〜70℃の温度を保持しながらホモミキサーで予備
乳化を行った。次いで、この乳化液を高圧均質機を用い
て500kg/cm2 で2回繰り返し均質処理を行い、得られた
乳化液を 200mlずつアルミパウチ袋に充填しレトルト殺
菌を行い、目的の液状滅菌栄養剤を得た。この液状栄養
剤を40℃3ヶ月保存したところ、クリーミングやオイル
オフ、沈澱は認められず乳化状態は良好であった。
【0019】(2) アミノ酸混合物3.92kg、カルシウムを
除いたミネラル混合物0.86kg、ビタミンC23g、ビタミン
B10.2g、パントテン酸0.94g 、その他の水溶性ビタミン
適量を水30l に溶解し、得られた溶解液を200ml ずつア
ルミパウチ袋に充填しレトルト殺菌を行った。 上記(1) 、(2) で得た溶液をそれぞれ混合・静置しても
乳化状態は安定であった。混合後の浸透圧はDE値が11
のデキストリンの場合、500mOm/kgであった。
【0020】
【実施例2】 (1) 精製大豆油25.5kg、脂溶性ビタミンを溶解したMC
T25.5kg に高純度グリセリン脂肪酸エステル( 理研ビ
タミン (株))1.7kg を添加後攪拌溶解した。この溶液を
あらかじめ水2250l に加水分解レシチン( 協和発酵工業
(株))25.4kgと、DE値が異なるデキストリン(DE 値がそ
れぞれ11、17、20、22、28)1046kg を加え溶解しておい
た5 種類の溶液にそれぞれ添加した。これら5 種類の油
と糖質の溶液に微細化スラリー状炭酸カルシウム複合体
65kgを添加し、65─70℃の温度を保持しながらホモミキ
サーで予備乳化を行った。次いで、この乳化液を高圧均
質機を用いて500kg/cm2 で2 回繰り返し均質処理を行
い、得られた乳化液にビタミンB1、B6、硫酸銅を添加し
た後、200ml ずつアルミパウチ袋に充填し、レトルト殺
菌を行い、目的の液状滅菌栄養剤を得た。この液状栄養
剤を40℃3 ケ月保存したところ、クリーミングやオイル
オフ、沈殿は認められず、乳化状態は良好であった。
【0021】(2) アミノ酸、乳蛋白質加水分解混合物3.
92kg、カルシウムと銅を除いたミネラル混合物0.86kg、
ビタミンB1、B6、以外の水溶性ビタミン適量を水30l に
溶解し、得られた溶解液を200ml ずつアルミパウチ袋に
充填しレトルト殺菌を行った。上記(1)(2)で得た溶液を
それぞれ混合、静置しても乳化状態は安定であった。ま
た、混合後の浸透圧はDE値が11のデキストリンの場合
490mOm/kg 、DE値が17のデキストリンの場合 570mOm/k
g 、DE値が20のデキストリンの場合 590mOm/kg 、DE値
が22のデキストリンの場合 610mOm/kg 、DE値が28のデ
キストリンの場合 630mOm/kg であった。
【0022】
【比較例 1】微細化スラリー状炭酸カルシウム複合体
を配合せずに、実施例1(1) と同様な方法で液状滅菌栄
養剤を調製した。この液状栄養剤を40℃3ヶ月保存した
ところ、クリーミングやオイルオフ、沈澱は認められず
乳化状態は良好であった。しかし、実施例1(2) の溶液
に塩化カルシウムを添加した溶液と混合したところ、D
E値が11のデキストリンを用いた栄養剤ではオイルオフ
が、DE値が17、20、22のデキストリンを用いた栄養剤
ではクリーム層が認められた。DE値が28のデキストリ
ンを用いた栄養剤では乳化状態は安定していたが浸透圧
は 660mOm/kgであった。
【0023】
【比較例 2】微細化スラリー状炭酸カルシウム複合体
の代わりに通常の炭酸カルシウムを配合して、実施例1
(1) と同様な方法で液状滅菌栄養剤を調製した。この液
状栄養剤を40℃3ヶ月保存したところ、クリーミングや
オイルオフは認められなった。しかし、炭酸カルシウム
由来の沈澱がかなり生じていた。また実施例1(2) の溶
液と混合したところ、いずれの場合も沈殿が発生した。 以上の実施例、比較例により調製した栄養剤の性状につ
いて測定した結果を表1 に示した。
【0024】
【表1】
【0025】本発明のキット形態の経腸栄養剤は、2 液
を混合しても安定であり、かつ長期間の保存にも耐える
ことが確認された。
【0026】
【発明の効果】本発明の実施により、DE値の小さいデ
キストリンと脂肪源から成る液状栄養組成物のカルシウ
ム源に分散性の良い微細化スラリー状炭酸カルシウム複
合体を用いた溶液および、アミノ酸混合物及びまたはペ
プチド混合物を窒素源とする溶液から構成されるキット
形態の経腸栄養剤が提供される。本経腸栄養剤は長期間
の保存にも安定であり、キットを構成する溶液を混合し
ても乳化の破壊や沈殿が生じず浸透圧も低い特徴を有し
ている。さらに、クローン病患者への成分栄養剤投与の
際には、下痢の発生を抑えるために脂肪含量は低い方が
好ましいとされている。このため必須脂肪酸欠乏になら
ないぎりぎりの脂肪含量とした栄養組成物を調製するに
は、製剤上は、無理がありビタミンAなど脂溶性ビタミ
ンが劣化したが、本発明では脂肪含量を約2倍にして調
製できる特徴もある。また、患者の病状にあわせA液と
B液の混合比率を変えるなどの使用も可能となる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/30 A61K 31/195 A61K 33/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栄養成分として少なくとも脂質、糖質、
    脂溶性ビタミンおよびカルシウム粒子が乳化剤にコーテ
    ィングされている炭酸カルシウム複合体を含有する溶液
    と窒素源、水溶性ビタミン、およびカルシウム以外のミ
    ネラルを含有する溶液から構成され使用時に両溶液を混
    合して使用することを特徴とするキット形態の液状経腸
    栄養剤。
  2. 【請求項2】 炭酸カルシウム複合体がスラリー状の炭
    酸カルシウムを親水性乳化剤の水溶液と混合することに
    より製造された、カルシウム粒子が乳化剤にコーティン
    グされている炭酸カルシウム複合体であり、窒素源がア
    ミノ酸混合物、及びまたはペプチド混合物である請求項
    1記載のキット形態の液状経腸栄養剤。
  3. 【請求項3】 栄養成分として脂質、糖質、およびカル
    シウムを含有する溶液の糖質がデキストリンであって、
    デキストリン40%(W/V) 以下と脂肪10%(W/V) 以
    下を含み、かつデキストリンと脂肪の比が7以上である
    混合物を乳化剤で乳化し、滅菌して成る溶液である請求
    項1、請求項2記載のキット形態の液状栄養剤。
  4. 【請求項4】 栄養成分として脂質、糖質、およびカル
    シウムを含有する溶液の糖質がデキストリンであって、
    デキストリンのDEが25以下である請求項1、請求項
    2、請求項3記載のキット形態の液状栄養剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044914A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 En Otsuka Pharmaceutical Co Ltd 液状経腸栄養剤

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