JP3235574B2 - ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法 - Google Patents
ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法Info
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- JP3235574B2 JP3235574B2 JP31755898A JP31755898A JP3235574B2 JP 3235574 B2 JP3235574 B2 JP 3235574B2 JP 31755898 A JP31755898 A JP 31755898A JP 31755898 A JP31755898 A JP 31755898A JP 3235574 B2 JP3235574 B2 JP 3235574B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘテロバイポーラ
トランジスタ(以下、HBTという。)を有する半導体
装置の製造方法に関し、特に、集積回路に必要な抵抗又
はダイオードを均一性よく製造することができるHBT
を有する半導体装置の製造方法に関する。
トランジスタ(以下、HBTという。)を有する半導体
装置の製造方法に関し、特に、集積回路に必要な抵抗又
はダイオードを均一性よく製造することができるHBT
を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、HBTを有する半導体装置には、
図6乃至図8に示すものが知られている。図6は、従来
の第1の半導体装置を示す断面図である。図7は、従来
の第2の半導体装置を示す断面図である。図8は、従来
の第3の半導体装置を示す断面図である。
図6乃至図8に示すものが知られている。図6は、従来
の第1の半導体装置を示す断面図である。図7は、従来
の第2の半導体装置を示す断面図である。図8は、従来
の第3の半導体装置を示す断面図である。
【0003】図6に示すように、従来の第1の半導体装
置100は、半絶縁性基板101の上にバッファ層10
2を形成し、更に、その上にサブコレクタ層103を形
成する。このサブコレクタ層103からバッファ層10
2に達するように絶縁領域110が形成されている。そ
して、サブコレクタ層103において、絶縁領域110
が形成されていない領域には、コレクタ層104が形成
され、更にその上に、ベース層105、エミッタ層10
6及びキャップ層107が形成されている。このキャッ
プ層107の上には、エミッタ電極108が形成されて
いる。サブコレクタ層103の上には、コレクタ電極1
11がコレクタ層104の両側に形成されている。そし
て、ベース層105の上には、エミッタ層106の両側
にベース電極109が形成されている。これらにより、
HBTが形成されている。更に、サブコレクタ層103
には、層間絶縁膜112が形成され、コレクタ電極11
1、ベース電極109、エミッタ電極108が覆われれ
ている。この層間絶縁膜112の上には、例えば、WS
iN等の金属膜113が抵抗として形成され、その上に
は、抵抗電極114が形成されている。
置100は、半絶縁性基板101の上にバッファ層10
2を形成し、更に、その上にサブコレクタ層103を形
成する。このサブコレクタ層103からバッファ層10
2に達するように絶縁領域110が形成されている。そ
して、サブコレクタ層103において、絶縁領域110
が形成されていない領域には、コレクタ層104が形成
され、更にその上に、ベース層105、エミッタ層10
6及びキャップ層107が形成されている。このキャッ
プ層107の上には、エミッタ電極108が形成されて
いる。サブコレクタ層103の上には、コレクタ電極1
11がコレクタ層104の両側に形成されている。そし
て、ベース層105の上には、エミッタ層106の両側
にベース電極109が形成されている。これらにより、
HBTが形成されている。更に、サブコレクタ層103
には、層間絶縁膜112が形成され、コレクタ電極11
1、ベース電極109、エミッタ電極108が覆われれ
ている。この層間絶縁膜112の上には、例えば、WS
iN等の金属膜113が抵抗として形成され、その上に
は、抵抗電極114が形成されている。
【0004】次に、従来の第2の半導体装置100につ
いて図7を参照して説明する。図6に示す従来の第1の
半導体装置100と同一構成物には、同一符号を付し、
その説明は、省略する。この従来の第2の半導体装置1
00は、HBTが形成され、サブコレクタ層103に
は、素子分離領域として絶縁領域110が形成されてい
る。そして、このサブコレクタ層103には、HBTに
隣接して、抵抗電極115が形成されている。
いて図7を参照して説明する。図6に示す従来の第1の
半導体装置100と同一構成物には、同一符号を付し、
その説明は、省略する。この従来の第2の半導体装置1
00は、HBTが形成され、サブコレクタ層103に
は、素子分離領域として絶縁領域110が形成されてい
る。そして、このサブコレクタ層103には、HBTに
隣接して、抵抗電極115が形成されている。
【0005】次に、第3の従来の半導体装置100につ
いて図8を参照して説明する。図6に示す従来の第1の
半導体装置100と同一構成物には、同一符号を付し、
その説明は、省略する。この従来の第3の半導体装置1
00は、HBTが形成され、サブコレクタ層103に
は、素子分離領域として絶縁領域110が形成されてい
る。この絶縁領域110を挟んで、サブコレクタ層10
3の上にコレクタ層104が形成され、更にその上にベ
ース層105が形成されている。サブコレクタ層103
には、カソード電極116が形成され、ベース層105
には、アノード電極117が形成されている。これらベ
ース層105とコレクタ層104のpn接合が形成され
ダイオードとして機能する。
いて図8を参照して説明する。図6に示す従来の第1の
半導体装置100と同一構成物には、同一符号を付し、
その説明は、省略する。この従来の第3の半導体装置1
00は、HBTが形成され、サブコレクタ層103に
は、素子分離領域として絶縁領域110が形成されてい
る。この絶縁領域110を挟んで、サブコレクタ層10
3の上にコレクタ層104が形成され、更にその上にベ
ース層105が形成されている。サブコレクタ層103
には、カソード電極116が形成され、ベース層105
には、アノード電極117が形成されている。これらベ
ース層105とコレクタ層104のpn接合が形成され
ダイオードとして機能する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の第1の
半導体装置100は、抵抗電極114がHBTに形成さ
れている電極108、109、111とは異なった位置
(高さ)に設けられている。このため、抵抗電極114
は、HBTの電極108、109、111とは、別々に
形成しなければならず、スルーホールの形成をHBTの
電極108、109、111のみのために行う必要があ
るので、生産性が十分でないという問題点がある。
半導体装置100は、抵抗電極114がHBTに形成さ
れている電極108、109、111とは異なった位置
(高さ)に設けられている。このため、抵抗電極114
は、HBTの電極108、109、111とは、別々に
形成しなければならず、スルーホールの形成をHBTの
電極108、109、111のみのために行う必要があ
るので、生産性が十分でないという問題点がある。
【0007】また、従来の第2の半導体装置100にお
いて、サブコレクタ層103は、HBTの性能を向上さ
せるために、高濃度でかつ厚い層になっている。抵抗
が、このHBTの性能を支配するサブコレクタ層103
で構成されているためシート抵抗が非常に小さい。従っ
て、例えば高抵抗の抵抗電極のサイズは非常に大きくな
るという問題点がある。
いて、サブコレクタ層103は、HBTの性能を向上さ
せるために、高濃度でかつ厚い層になっている。抵抗
が、このHBTの性能を支配するサブコレクタ層103
で構成されているためシート抵抗が非常に小さい。従っ
て、例えば高抵抗の抵抗電極のサイズは非常に大きくな
るという問題点がある。
【0008】更に、従来の第3の半導体装置100にお
いて、ダイオードは、HBTの性能を支配するベース層
105及びコレクタ層104で形成されている。ベース
層105とコレクタ層104ともにHBTの性能を向上
させるため、不純物濃度は高く、また、ベース層は薄く
形成されているので、逆方向耐圧が小さい。このため、
容量を変化させて使用するダイオードには、不向きとい
う問題点がある。
いて、ダイオードは、HBTの性能を支配するベース層
105及びコレクタ層104で形成されている。ベース
層105とコレクタ層104ともにHBTの性能を向上
させるため、不純物濃度は高く、また、ベース層は薄く
形成されているので、逆方向耐圧が小さい。このため、
容量を変化させて使用するダイオードには、不向きとい
う問題点がある。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、ヘテロバイポーラトランジスタの性能に影
響を及ぼすことなく、集積回路に必要な抵抗又はトラン
ジスタを均一に製作することができるヘテロバイポーラ
トランジスタを有する半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
のであって、ヘテロバイポーラトランジスタの性能に影
響を及ぼすことなく、集積回路に必要な抵抗又はトラン
ジスタを均一に製作することができるヘテロバイポーラ
トランジスタを有する半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願第1発明に係るヘテ
ロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方
法は、半絶縁性基板の上にバッファ層、n型GaAs
層、n型AlGaAs層、n型GaAsサブコレクタ
層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャップ層
を形成する工程と、前記キャップ層の上にエミッタ電極
を形成する工程と、前記エミッタ電極を残して前記ベー
ス層を露出させ、前記ベース層の上の両端側にベース電
極を形成する工程と、前記ベース電極を残して前記サブ
コレクタ層を露出させ、前記サブコレクタ層側からイオ
ンを前記バッファ層に達する深さまで注入して絶縁領域
を形成して素子分離する工程と、コレクタ電極を前記コ
レクタ層の両端側の前記サブコレクタ層上に形成する工
程と、前記絶縁領域で分離され、前記コレクタ電極が形
成されていない側のサブコレクタ層の上に1対の抵抗電
極を形成する工程と、前記抵抗電極の間の前記サブコレ
クタ層を局部的に除去して凹部を形成し、前記AlGa
As層を露出させる工程と、を有することを特徴とす
る。
ロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方
法は、半絶縁性基板の上にバッファ層、n型GaAs
層、n型AlGaAs層、n型GaAsサブコレクタ
層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャップ層
を形成する工程と、前記キャップ層の上にエミッタ電極
を形成する工程と、前記エミッタ電極を残して前記ベー
ス層を露出させ、前記ベース層の上の両端側にベース電
極を形成する工程と、前記ベース電極を残して前記サブ
コレクタ層を露出させ、前記サブコレクタ層側からイオ
ンを前記バッファ層に達する深さまで注入して絶縁領域
を形成して素子分離する工程と、コレクタ電極を前記コ
レクタ層の両端側の前記サブコレクタ層上に形成する工
程と、前記絶縁領域で分離され、前記コレクタ電極が形
成されていない側のサブコレクタ層の上に1対の抵抗電
極を形成する工程と、前記抵抗電極の間の前記サブコレ
クタ層を局部的に除去して凹部を形成し、前記AlGa
As層を露出させる工程と、を有することを特徴とす
る。
【0011】本発明においては、前記AlGaAs層を
露出させる工程の後に、前記サブコレクタ層及びAlG
aAs層の上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記エミ
ッタ電極、コレクタ電極及び抵抗電極のスルーホールを
形成する工程と、前記スルーホールを埋め込む配線層を
形成する工程と、を有することが好ましい。
露出させる工程の後に、前記サブコレクタ層及びAlG
aAs層の上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記エミ
ッタ電極、コレクタ電極及び抵抗電極のスルーホールを
形成する工程と、前記スルーホールを埋め込む配線層を
形成する工程と、を有することが好ましい。
【0012】本願第2発明に係るヘテロバイポーラトラ
ンジスタを有する半導体装置の製造方法は、半絶縁性基
板の上にバッファ層、n型GaAs層、n型AlGaA
s層、n型GaAsサブコレクタ層、コレクタ層、ベー
ス層、エミッタ層及びキャップ層を形成する工程と、前
記キャップ層の上にエミッタ電極を形成する工程と、前
記エミッタ電極を残して前記ベース層を露出させ、前記
ベース層の上の両端側にベース電極を形成する工程と、
前記ベース電極を残して前記サブコレクタ層を露出さ
せ、前記サブコレクタ層側からイオンを前記バッファ層
に達する深さまで注入して絶縁領域を形成して素子分離
する工程と、コレクタ電極を前記コレクタ層の両端側の
前記サブコレクタ層上に形成する工程と、前記絶縁領域
で分離され、前記コレクタ電極が形成されていない側の
サブコレクタ層の一部を除去して凹部を形成し、前記A
lGaAs層を露出させる工程と、除去されずに残存す
るサブコレクタ層の上にカソード電極を形成する工程
と、前記サブコレクタ層及び凹部の上に層間絶縁膜を形
成する工程と、前記凹部に形成された層間絶縁膜を局部
的に除去してアノード電極を形成する工程と、を有する
ことを特徴とする。
ンジスタを有する半導体装置の製造方法は、半絶縁性基
板の上にバッファ層、n型GaAs層、n型AlGaA
s層、n型GaAsサブコレクタ層、コレクタ層、ベー
ス層、エミッタ層及びキャップ層を形成する工程と、前
記キャップ層の上にエミッタ電極を形成する工程と、前
記エミッタ電極を残して前記ベース層を露出させ、前記
ベース層の上の両端側にベース電極を形成する工程と、
前記ベース電極を残して前記サブコレクタ層を露出さ
せ、前記サブコレクタ層側からイオンを前記バッファ層
に達する深さまで注入して絶縁領域を形成して素子分離
する工程と、コレクタ電極を前記コレクタ層の両端側の
前記サブコレクタ層上に形成する工程と、前記絶縁領域
で分離され、前記コレクタ電極が形成されていない側の
サブコレクタ層の一部を除去して凹部を形成し、前記A
lGaAs層を露出させる工程と、除去されずに残存す
るサブコレクタ層の上にカソード電極を形成する工程
と、前記サブコレクタ層及び凹部の上に層間絶縁膜を形
成する工程と、前記凹部に形成された層間絶縁膜を局部
的に除去してアノード電極を形成する工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0013】本願第3発明に係るヘテロバイポーラトラ
ンジスタを有する半導体装置の製造方法は、半絶縁性基
板の上にバッファ層、n型GaAs層、n型AlGaA
s層、n型GaAsサブコレクタ層、コレクタ層、ベー
ス層、エミッタ層及びキャップ層を形成する工程と、前
記キャップ層の上にエミッタ電極を形成する工程と、前
記エミッタ電極を残して前記ベース層を露出させ、前記
ベース層の上の両端側にベース電極を形成する工程と、
前記ベース電極を残して前記サブコレクタ層を露出さ
せ、前記サブコレクタ層側からイオンを前記バッファ層
に達する深さまで注入して絶縁領域を形成して素子分離
する工程と、前記サブコレクタ層の上の前記コレクタ層
を挟む位置にコレクタ電極及び第1の抵抗電極を形成す
ると共に、前記第1の抵抗電極と対をなす第2の抵抗電
極を前記コレクタ電極の反対側に形成する工程と、前記
抵抗電極の間の前記サブコレクタ層を局部的に除去し、
凹部を形成し、前記AlGaAs層を露出させる工程
と、を有することを特徴とする。
ンジスタを有する半導体装置の製造方法は、半絶縁性基
板の上にバッファ層、n型GaAs層、n型AlGaA
s層、n型GaAsサブコレクタ層、コレクタ層、ベー
ス層、エミッタ層及びキャップ層を形成する工程と、前
記キャップ層の上にエミッタ電極を形成する工程と、前
記エミッタ電極を残して前記ベース層を露出させ、前記
ベース層の上の両端側にベース電極を形成する工程と、
前記ベース電極を残して前記サブコレクタ層を露出さ
せ、前記サブコレクタ層側からイオンを前記バッファ層
に達する深さまで注入して絶縁領域を形成して素子分離
する工程と、前記サブコレクタ層の上の前記コレクタ層
を挟む位置にコレクタ電極及び第1の抵抗電極を形成す
ると共に、前記第1の抵抗電極と対をなす第2の抵抗電
極を前記コレクタ電極の反対側に形成する工程と、前記
抵抗電極の間の前記サブコレクタ層を局部的に除去し、
凹部を形成し、前記AlGaAs層を露出させる工程
と、を有することを特徴とする。
【0014】本発明においては、前記バッファ層、n型
GaAs層、n型AlGaAs層、サブコレクタ層、コ
レクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャップ層は、分
子線エピタキシャル成長法(MBE法)又は有機金属化
学的気相成長法(MOCVD法)により形成することが
できる。
GaAs層、n型AlGaAs層、サブコレクタ層、コ
レクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャップ層は、分
子線エピタキシャル成長法(MBE法)又は有機金属化
学的気相成長法(MOCVD法)により形成することが
できる。
【0015】本発明においては、抵抗電極は、HBTを
構成する層とは、異なる下層であるサブコレクタ層の上
に形成されているため、HBTの特性に無関係に、最適
な抵抗層の濃度及び厚さを決めることができる。
構成する層とは、異なる下層であるサブコレクタ層の上
に形成されているため、HBTの特性に無関係に、最適
な抵抗層の濃度及び厚さを決めることができる。
【0016】また、本発明においては、ヘテロバイポー
ラトランジスタの性能に影響を及ぼすことなく、集積回
路に必要な抵抗又はトランジスタを均一に製作すること
ができる。
ラトランジスタの性能に影響を及ぼすことなく、集積回
路に必要な抵抗又はトランジスタを均一に製作すること
ができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例に係る
ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置につ
いて、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1
は、本発明の第1実施例に係るヘテロバイポーラトラン
ジスタを有する半導体装置を示す断面図である。図2
(a)及び(b)は、本発明の実施例に係るヘテロバイ
ポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である。図3は、図2に続く工程を工
程順に示した断面図である。
ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置につ
いて、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1
は、本発明の第1実施例に係るヘテロバイポーラトラン
ジスタを有する半導体装置を示す断面図である。図2
(a)及び(b)は、本発明の実施例に係るヘテロバイ
ポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である。図3は、図2に続く工程を工
程順に示した断面図である。
【0021】本実施例のHBTを有する半導体装置1に
おいて、半絶縁性基板2の上に、バッファ層3、n型G
aAs層4、n型AlGaAs層5が形成され、例え
ば、n型GaAs層からなるサブコレクタ層6が形成さ
れている。このサブコレクタ層6からn型AlGaAs
層5及びn型GaAs層4を挿通しバッファ層3に達す
るように絶縁領域13が形成されている。この絶縁領域
13により、2つの素子分離領域が形成されている。素
子分離領域の一方のサブコレクタ層6の上には、対向し
てコレクタ電極14が形成されている。コレクタ電極1
4の間には、例えば、n型GaAs層等からなるコレク
タ層7が形成され、その上に例えば、p型GaAs等か
らなるベース層8が形成されている。ベース層8の両端
部には、対向してベース電極12が形成されている。ベ
ース電極12間には、例えば、n型GaAs等からなる
エミッタ層9及びn型InGaAs等からなるキャップ
層10が形成されている。そして、キャップ層10の上
には、エミッタ電極11が形成されている。
おいて、半絶縁性基板2の上に、バッファ層3、n型G
aAs層4、n型AlGaAs層5が形成され、例え
ば、n型GaAs層からなるサブコレクタ層6が形成さ
れている。このサブコレクタ層6からn型AlGaAs
層5及びn型GaAs層4を挿通しバッファ層3に達す
るように絶縁領域13が形成されている。この絶縁領域
13により、2つの素子分離領域が形成されている。素
子分離領域の一方のサブコレクタ層6の上には、対向し
てコレクタ電極14が形成されている。コレクタ電極1
4の間には、例えば、n型GaAs層等からなるコレク
タ層7が形成され、その上に例えば、p型GaAs等か
らなるベース層8が形成されている。ベース層8の両端
部には、対向してベース電極12が形成されている。ベ
ース電極12間には、例えば、n型GaAs等からなる
エミッタ層9及びn型InGaAs等からなるキャップ
層10が形成されている。そして、キャップ層10の上
には、エミッタ電極11が形成されている。
【0022】他方の素子分離領域には、サブコレクタ層
6の上に抵抗電極15が2つ間隔をあけて並設されてい
る。これら抵抗電極15の間には、凹部16が凹設さ
れ、n型AlGaAs層5が露出している。
6の上に抵抗電極15が2つ間隔をあけて並設されてい
る。これら抵抗電極15の間には、凹部16が凹設さ
れ、n型AlGaAs層5が露出している。
【0023】このことにより、抵抗電極15は、HBT
を構成するサブコレクタ層6とは、異なるn型GaAs
層4及びn型AlGaAs層5を抵抗層として形成され
ているため、HBTの特性に無関係に、最適な抵抗層の
濃度及び厚さを決めることができる。
を構成するサブコレクタ層6とは、異なるn型GaAs
層4及びn型AlGaAs層5を抵抗層として形成され
ているため、HBTの特性に無関係に、最適な抵抗層の
濃度及び厚さを決めることができる。
【0024】次に、本実施例のHBTを有する半導体装
置1の製造方法について図1乃至図3を参照して説明す
る。先ず、図2(a)に示すように、半絶縁性基板2上
に例えば、分子線エピタキシャル成長法(以下、MBE
法;Molecular Beam Epitaxy法という。)又は有機金
属化学的気相成長法(以下、MOCVD法;Metal Org
anic Chemical Vapor deposition法という。)によ
り、バッファ層3、n型GaAs層4、n型AlGaA
s層5、例えば、n型GaAs層からなるサブコレクタ
層6、例えば、n型GaAs層等からなるコレクタ層
7、例えば、p型GaAs等からなるベース層8、例え
ば、n型GaAs等からなるエミッタ層9及びn型In
GaAs等からなるキャップ層10のエピタキシャル層
を順次形成する。
置1の製造方法について図1乃至図3を参照して説明す
る。先ず、図2(a)に示すように、半絶縁性基板2上
に例えば、分子線エピタキシャル成長法(以下、MBE
法;Molecular Beam Epitaxy法という。)又は有機金
属化学的気相成長法(以下、MOCVD法;Metal Org
anic Chemical Vapor deposition法という。)によ
り、バッファ層3、n型GaAs層4、n型AlGaA
s層5、例えば、n型GaAs層からなるサブコレクタ
層6、例えば、n型GaAs層等からなるコレクタ層
7、例えば、p型GaAs等からなるベース層8、例え
ば、n型GaAs等からなるエミッタ層9及びn型In
GaAs等からなるキャップ層10のエピタキシャル層
を順次形成する。
【0025】次に、図2(b)に示すように、キャップ
層10の上に、後に基板全面にエミッタ電極11となる
例えば、WSi等の金属膜(図示せず)を形成する。そ
して、キャップ層10にエミッタ電極11を形成した後
に、HBTのエミッタ電極11部分を残してベース層8
を露出させる。そして、例えば、Ti/Pt/Au等か
らなるベース電極12を、エミッタ層9部分の周りに2
つ対向して形成する。次に、ベース電極12の周りの部
分をエッチングして、サブコレクタ層6を露出させる。
そして、トランジスタ部及び、抵抗領域となる部分以外
のサブコレクタ層6側から、例えば、プロトン又はボロ
ン等のイオンをバッファ層3に達する深さまで注入する
ことにより、絶縁領域13を形成し、素子分離を行う。
層10の上に、後に基板全面にエミッタ電極11となる
例えば、WSi等の金属膜(図示せず)を形成する。そ
して、キャップ層10にエミッタ電極11を形成した後
に、HBTのエミッタ電極11部分を残してベース層8
を露出させる。そして、例えば、Ti/Pt/Au等か
らなるベース電極12を、エミッタ層9部分の周りに2
つ対向して形成する。次に、ベース電極12の周りの部
分をエッチングして、サブコレクタ層6を露出させる。
そして、トランジスタ部及び、抵抗領域となる部分以外
のサブコレクタ層6側から、例えば、プロトン又はボロ
ン等のイオンをバッファ層3に達する深さまで注入する
ことにより、絶縁領域13を形成し、素子分離を行う。
【0026】次に、図3に示すように、ベース層8の周
囲のサブコレクタ層6の上に、例えば、Ni/AuGe
/Au等からなるコレクタ電極14を形成すると共に、
同時に、抵抗電極15も同時に形成する。
囲のサブコレクタ層6の上に、例えば、Ni/AuGe
/Au等からなるコレクタ電極14を形成すると共に、
同時に、抵抗電極15も同時に形成する。
【0027】次に、図1に示すように、サブコレクタ層
6をエッチングして除去して、凹部16を形成する。こ
の場合、n型GaAs層からなるサブコレクタ層6のエ
ッチングレートとn型AlGaAs層5のエッチングレ
ートとの比が非常に大きくなる条件で、サブコレクタ層
6を選択的にエッチングすることにより、凹部16を形
成し、n型AlGaAs層5を露出させる。
6をエッチングして除去して、凹部16を形成する。こ
の場合、n型GaAs層からなるサブコレクタ層6のエ
ッチングレートとn型AlGaAs層5のエッチングレ
ートとの比が非常に大きくなる条件で、サブコレクタ層
6を選択的にエッチングすることにより、凹部16を形
成し、n型AlGaAs層5を露出させる。
【0028】その後、層間絶縁膜(図示せず)を形成
し、エミッタ電極11、コレクタ電極14及び抵抗電極
15のスルーホール(図示せず)を層間絶縁膜に形成す
る。そして、夫々に形成されたスルーホールを埋め込む
ように配線層を形成(図示せず)し、半導体装置1を製
造する。
し、エミッタ電極11、コレクタ電極14及び抵抗電極
15のスルーホール(図示せず)を層間絶縁膜に形成す
る。そして、夫々に形成されたスルーホールを埋め込む
ように配線層を形成(図示せず)し、半導体装置1を製
造する。
【0029】このことにより、抵抗層は、HBTを構成
する層の下層に作られ、HBTの特性に無関係に、最適
な抵抗層の濃度及び厚さを決めることができる。また、
サブコレクタ層6を選択的にエッチングすることによ
り、抵抗層の厚さは、このエッチングに関係なく、MB
E法で形成されたn型GaAs層4及びn型AlGaA
s層5で決まるために、均一性よく形成することができ
る。更に、抵抗電極15は、コレクタ電極14と同じ位
置に形成するので、コレクタ電極14のスルーホールの
形成と同時に抵抗電極15のスルーホールを形成するこ
とができる。従って、半導体装置1の製造工程数が減少
する。
する層の下層に作られ、HBTの特性に無関係に、最適
な抵抗層の濃度及び厚さを決めることができる。また、
サブコレクタ層6を選択的にエッチングすることによ
り、抵抗層の厚さは、このエッチングに関係なく、MB
E法で形成されたn型GaAs層4及びn型AlGaA
s層5で決まるために、均一性よく形成することができ
る。更に、抵抗電極15は、コレクタ電極14と同じ位
置に形成するので、コレクタ電極14のスルーホールの
形成と同時に抵抗電極15のスルーホールを形成するこ
とができる。従って、半導体装置1の製造工程数が減少
する。
【0030】次に、本発明の第2実施例について、図4
を参照して具体的に説明する。なお、図1乃至図3に示
す第1実施例と同一構成物には、同一符号を付しその詳
細な説明は省略する。図4は、本発明の第2実施例に係
るHBTを有する半導体装置を示す断面図である。
を参照して具体的に説明する。なお、図1乃至図3に示
す第1実施例と同一構成物には、同一符号を付しその詳
細な説明は省略する。図4は、本発明の第2実施例に係
るHBTを有する半導体装置を示す断面図である。
【0031】本実施例は、第1実施例と比較して、他方
の素子分離領域に、カソード電極17がサブコレクタ層
6の上に形成され、カソード電極17に隣接して凹部1
6が形成されている。また、サブコレクタ層6及び凹部
16に層間絶縁膜18が形成され、凹部16の層間絶縁
膜18の一部を除去して、アノード電極19が形成され
ている点で異なり、それ以外は、同一構成である。
の素子分離領域に、カソード電極17がサブコレクタ層
6の上に形成され、カソード電極17に隣接して凹部1
6が形成されている。また、サブコレクタ層6及び凹部
16に層間絶縁膜18が形成され、凹部16の層間絶縁
膜18の一部を除去して、アノード電極19が形成され
ている点で異なり、それ以外は、同一構成である。
【0032】このことにより、素子分離領域にn型Ga
As層4とn型AlGaAs層5をショットキーダイオ
ードの活性層に使用するダイオードを形成することがで
き、HBTの特性とは、無関係に適切な特性を持つショ
ットキーダイオードを均一性よく製作することができ
る。
As層4とn型AlGaAs層5をショットキーダイオ
ードの活性層に使用するダイオードを形成することがで
き、HBTの特性とは、無関係に適切な特性を持つショ
ットキーダイオードを均一性よく製作することができ
る。
【0033】次に、本実施例に係る半導体装置1の製造
方法について説明する。第1実施例とコレクタ電極14
を形成する手順までは、同一である。次に、絶縁領域1
3により素子分離されている他方の素子分離領域のサブ
コレクタ層6をエッチングして、凹部16を形成して、
n型AlGaAs層5を露出させる。そして、同時にシ
ョットキーダイオードの電極となるカソード電極17を
エッチングされていないサブコレクタ層6の上に形成す
る。
方法について説明する。第1実施例とコレクタ電極14
を形成する手順までは、同一である。次に、絶縁領域1
3により素子分離されている他方の素子分離領域のサブ
コレクタ層6をエッチングして、凹部16を形成して、
n型AlGaAs層5を露出させる。そして、同時にシ
ョットキーダイオードの電極となるカソード電極17を
エッチングされていないサブコレクタ層6の上に形成す
る。
【0034】次に、サブコレクタ層6及び凹部16の上
に層間絶縁膜18を形成する。そして、アノード電極1
9を形成する部分の層間絶縁膜18をエッチングして、
n型AlGaAs層5を露出させ、このn型AlGaA
s層5の上に、例えば、WSi等の金属でアノード電極
19を形成する。
に層間絶縁膜18を形成する。そして、アノード電極1
9を形成する部分の層間絶縁膜18をエッチングして、
n型AlGaAs層5を露出させ、このn型AlGaA
s層5の上に、例えば、WSi等の金属でアノード電極
19を形成する。
【0035】本実施例においては、絶縁領域13により
素子分離された素子分離領域にダイオードを形成するこ
とにより、HBTの特性に無関係に、適切な特性を持つ
ショットキーダイオードを均一性よく製作することがで
きる。
素子分離された素子分離領域にダイオードを形成するこ
とにより、HBTの特性に無関係に、適切な特性を持つ
ショットキーダイオードを均一性よく製作することがで
きる。
【0036】次に、本発明の第3実施例について、図5
を参照して具体的に説明する。なお、図1乃至図3に示
す第1実施例と同一構成物には、同一符号を付しその詳
細な説明は省略する。図5は、本発明の第3実施例に係
るHBTを有する半導体装置を示す断面図である。
を参照して具体的に説明する。なお、図1乃至図3に示
す第1実施例と同一構成物には、同一符号を付しその詳
細な説明は省略する。図5は、本発明の第3実施例に係
るHBTを有する半導体装置を示す断面図である。
【0037】本実施例は、図5に示すように、第1実施
例と比較して、絶縁領域13で抵抗電極15が形成され
ている領域が素子分離されておらず、HBTが形成され
ている同一領域内に抵抗電極15が形成されると共に、
抵抗電極15のうち、1つを、HBTのコレクタ電極1
4としている点で異なる。また、これら抵抗電極15の
間のサブコレクタ層6に凹部16が形成され、n型Al
GaAs層5が露出されている点で異なる。それら以外
は同一構成である。
例と比較して、絶縁領域13で抵抗電極15が形成され
ている領域が素子分離されておらず、HBTが形成され
ている同一領域内に抵抗電極15が形成されると共に、
抵抗電極15のうち、1つを、HBTのコレクタ電極1
4としている点で異なる。また、これら抵抗電極15の
間のサブコレクタ層6に凹部16が形成され、n型Al
GaAs層5が露出されている点で異なる。それら以外
は同一構成である。
【0038】このことにより、抵抗電極15の1つを、
HBTのコレクタ電極14とすることができるために、
HBTと抵抗とを半絶縁性基板2の上で直接的に接続す
ることができる。従って、絶縁領域13を形成して、素
子分離する必要が無くなると共に、スルーホールを形成
し、配線層を形成して接続する必要がない。
HBTのコレクタ電極14とすることができるために、
HBTと抵抗とを半絶縁性基板2の上で直接的に接続す
ることができる。従って、絶縁領域13を形成して、素
子分離する必要が無くなると共に、スルーホールを形成
し、配線層を形成して接続する必要がない。
【0039】次に、第3実施例の半導体装置1の製造方
法について説明する。本実施例は、第1実施例とコレク
タ電極14を形成する工程までは、同一である。コレク
タ電極14を形成すると共に、抵抗電極15をサブコレ
クタ層6の上に形成する。そして、抵抗電極15とコレ
クタ電極14との間のサブコレクタ層6を選択的にエッ
チングして、凹部16を形成する。これにより、半導体
装置1が形成される。本実施例においては、HBTと抵
抗とを半絶縁性基板2の上で直接的に接続することがで
きるため、絶縁領域13を形成して、素子分離する必要
がなくなり、半導体装置1の製造工程数が減少すると共
に、歩留まりが向上する。
法について説明する。本実施例は、第1実施例とコレク
タ電極14を形成する工程までは、同一である。コレク
タ電極14を形成すると共に、抵抗電極15をサブコレ
クタ層6の上に形成する。そして、抵抗電極15とコレ
クタ電極14との間のサブコレクタ層6を選択的にエッ
チングして、凹部16を形成する。これにより、半導体
装置1が形成される。本実施例においては、HBTと抵
抗とを半絶縁性基板2の上で直接的に接続することがで
きるため、絶縁領域13を形成して、素子分離する必要
がなくなり、半導体装置1の製造工程数が減少すると共
に、歩留まりが向上する。
【0040】また、本実施例においては、第2実施例に
示したカソード電極17の場合であっても、コレクタ電
極14の1つをカソード電極17として使用し、カソー
ド電極17に隣接して凹部16を形成する。この凹部1
6にアノード電極19を形成することができる。このこ
とにより、層間絶縁膜を形成し、スルーホールを形成
し、配線層を形成して接続する必要がなく、HBTとカ
ソード電極17を直接的に接続することができるため
に、HBTとダイオードと直接に接続ができる。このこ
とにより、絶縁領域13を形成して、素子分離する必要
がなくなり、半導体装置1の製造工程数が減少すると共
に、歩留まりが向上する。
示したカソード電極17の場合であっても、コレクタ電
極14の1つをカソード電極17として使用し、カソー
ド電極17に隣接して凹部16を形成する。この凹部1
6にアノード電極19を形成することができる。このこ
とにより、層間絶縁膜を形成し、スルーホールを形成
し、配線層を形成して接続する必要がなく、HBTとカ
ソード電極17を直接的に接続することができるため
に、HBTとダイオードと直接に接続ができる。このこ
とにより、絶縁領域13を形成して、素子分離する必要
がなくなり、半導体装置1の製造工程数が減少すると共
に、歩留まりが向上する。
【0041】
【発明の効果】詳述したように本発明においては、ヘテ
ロバイポーラトランジスタの性能に影響を及ぼすことな
く、集積回路に必要な抵抗又はトランジスタを均一に製
作することができる。
ロバイポーラトランジスタの性能に影響を及ぼすことな
く、集積回路に必要な抵抗又はトランジスタを均一に製
作することができる。
【0042】また、ヘテロバイポーラトランジスタの性
能に影響を及ぼすことなく、半導体装置の製造工程数を
減少させて、集積回路に必要な抵抗又はトランジスタを
均一に製作することができる。
能に影響を及ぼすことなく、半導体装置の製造工程数を
減少させて、集積回路に必要な抵抗又はトランジスタを
均一に製作することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るヘテロバイポーラト
ランジスタを有する半導体装置を示す断面図である。
ランジスタを有する半導体装置を示す断面図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の第1実施例に係
るヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。
るヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】図2に続く工程を工程順に示した断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例に係るヘテロバイポーラト
ランジスタを有する半導体装置を示す断面図である。
ランジスタを有する半導体装置を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るヘテロバイポーラト
ランジスタを有する半導体装置を示す断面図である。
ランジスタを有する半導体装置を示す断面図である。
【図6】従来の第1の半導体装置を示す断面図である。
【図7】従来の第2の半導体装置を示す断面図である。
【図8】従来の第3の半導体装置を示す断面図である。
1、100;半導体装置 2、101;半絶縁性基板 3、102;バッファ層 4;n型GaAs層 5;n型AlGaAs層 6、103;サブコレクタ層 7、104;コレクタ層 8、105;ベース層 9、106;エミッタ層 10、107;キャップ層 11、108;エミッタ電極 12、109;ベース電極 13、110;絶縁領域 14、111;コレクタ電極 15、114、115;抵抗電極 16;凹部 17、116;カソード電極 18、112;層間絶縁膜 19、117;アノード電極 113;金属膜
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/73 H01L 29/737 H01L 21/331 H01L 29/205 H01L 27/04 H01L 21/8222 H01L 27/06
Claims (6)
- 【請求項1】 半絶縁性基板の上にバッファ層、n型G
aAs層、n型AlGaAs層、n型GaAsサブコレ
クタ層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャッ
プ層を形成する工程と、前記キャップ層の上にエミッタ
電極を形成する工程と、前記エミッタ電極を残して前記
ベース層を露出させ、前記ベース層の上の両端側にベー
ス電極を形成する工程と、前記ベース電極を残して前記
サブコレクタ層を露出させ、前記サブコレクタ層側から
イオンを前記バッファ層に達する深さまで注入して絶縁
領域を形成して素子分離する工程と、コレクタ電極を前
記コレクタ層の両端側の前記サブコレクタ層上に形成す
る工程と、前記絶縁領域で分離され、前記コレクタ電極
が形成されていない側のサブコレクタ層の上に1対の抵
抗電極を形成する工程と、前記抵抗電極の間の前記サブ
コレクタ層を局部的に除去して凹部を形成し、前記Al
GaAs層を露出させる工程と、を有することを特徴と
するヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置
の製造方法。 - 【請求項2】 前記AlGaAs層を露出させる工程の
後に、前記サブコレクタ層及びAlGaAs層の上に層
間絶縁膜を形成する工程と、前記エミッタ電極、コレク
タ電極及び抵抗電極のスルーホールを形成する工程と、
前記スルーホールを埋め込む配線層を形成する工程と、
を有することを特徴とする請求項1に記載のヘテロバイ
ポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 半絶縁性基板の上にバッファ層、n型G
aAs層、n型AlGaAs層、n型GaAsサブコレ
クタ層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャッ
プ層を形成する工程と、前記キャップ層の上にエミッタ
電極を形成する工程と、前記エミッタ電極を残して前記
ベース層を露出させ、前記ベース層の上の両端側にベー
ス電極を形成する工程と、前記ベース電極を残して前記
サブコレクタ層を露出させ、前記サブコレクタ層側から
イオンを前記バッファ層に達する深さまで注入して絶縁
領域を形成して素子分離する工程と、コレクタ電極を前
記コレクタ層の両端側の前記サブコレクタ層上に形成す
る工程と、前記絶縁領域で分離され、前記コレクタ電極
が形成されていない側のサブコレクタ層の一部を除去し
て凹部を形成し、前記AlGaAs層を露出させる工程
と、除去されずに残存するサブコレクタ層の上にカソー
ド電極を形成する工程と、前記サブコレクタ層及び凹部
の上に層間絶縁膜を形成する工程と、前記凹部に形成さ
れた層間絶縁膜を局部的に除去してアノード電極を形成
する工程と、を有することを特徴とするヘテロバイポー
ラトランジスタを有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 半絶縁性基板の上にバッファ層、n型G
aAs層、n型AlGaAs層、n型GaAsサブコレ
クタ層、コレクタ層、ベース層、エミッタ層及びキャッ
プ層を形成する工程と、前記キャップ層の上にエミッタ
電極を形成する工程と、前記エミッタ電極を残して前記
ベース層を露出させ、前記ベース層の上の両端側にベー
ス電極を形成する工程と、前記ベース電極を残して前記
サブコレクタ層を露出させ、前記サブコレクタ層側から
イオンを前記バッファ層に達する深さまで注入して絶縁
領域を形成して素子分離する工程と、前記サブコレクタ
層の上の前記コレクタ層を挟む位置にコレクタ電極及び
第1の抵抗電極を形成すると共に、前記第1の抵抗電極
と対をなす第2の抵抗電極を前記コレクタ電極の反対側
に形成する工程と、前記抵抗電極の間の前記サブコレク
タ層を局部的に除去し、凹部を形成し、前記AlGaA
s層を露出させる工程と、を有することを特徴とするヘ
テロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造
方法。 - 【請求項5】 前記バッファ層、n型GaAs層、n型
AlGaAs層、サブコレクタ層、コレクタ層、ベース
層、エミッタ層及びキャップ層は、分子線エピタキシャ
ル成長法により形成されていることを特徴とする請求項
1、3又は4のいずれか1項に記載のヘテロバイポーラ
トランジスタを有する半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記バッファ層、n型GaAs層、n型
AlGaAs層、サブコレクタ層、コレクタ層、ベース
層、エミッタ層及びキャップ層は、有機金属化学的気相
成長法により形成されていることを特徴とする請求項
1、3又は4のいずれか1項に記載のヘテロバイポーラ
トランジスタを有する半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31755898A JP3235574B2 (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31755898A JP3235574B2 (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150530A JP2000150530A (ja) | 2000-05-30 |
JP3235574B2 true JP3235574B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18089607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31755898A Expired - Fee Related JP3235574B2 (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | ヘテロバイポーラトランジスタを有する半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235574B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4933024B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2012-05-16 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2009289861A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Sharp Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP6965819B2 (ja) * | 2018-04-23 | 2021-11-10 | 日本電信電話株式会社 | 集積回路およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-11-09 JP JP31755898A patent/JP3235574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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