JP3235369U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】残り少なくなった収容物でも容易に取り出すことができ、蓋部を開閉する時、使用者に驚きや楽しい印象を与えることができる包装箱を提供する。【解決手段】包装箱は、天面板22、外前面板20、内前面板28、底面板26及び背面板24で成る筒体を備える。折罫線32の途中の2箇所を起点とする開封用破断線38に囲まれた蓋部16が、天面板22及び外前面板20に跨って設けられる。内前面板28の底面板26側の端部から一方向に順に連接された補助底板48、補助背板50及び補助天板52を備える。組み立て状態で、補助底板48は、底面板26の内面側に重なり、補助背板50は、背面板24の内面側に重なるか又は対向する。補助天板52は、天面板22の内面側に重なるか又は対向し、補助天板52の補助背板50と反対側の端部が、天面板22の内面側に糊付けされる。4つの板28、48、50、52に囲まれた内側が収容部となる。【選択図】図2

Description

本考案は、四角形の筒体の両端が2つの側壁部で閉鎖され、天面板を開いて収容物を出し入れする包装箱に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、1枚の箱体形成片から形成され、天面と内天面とからなる二重天面を有したカートンであって、天面には、切取線を切り取って成る蓋部を有し、内天面には前記蓋部と略同形状の内蓋部を有し、蓋部及び内蓋部を開封した後、内蓋部を背面の方向の折り込むことによって、内蓋部の表示を前面側から視認可能に配置することができるカートンがあった。
このカートンは、開封した後、内蓋部の表示が外部から視認可能に配置され、使用者に驚きや楽しい印象を与えることができる。そして、内蓋部の表示は、構造上、内蓋部の表面側(箱体形成片の表面側)に設ければよいため、他の板の表示と一緒に印刷できるという特徴がある。
特開2007−176580号公報
特許文献1のカートンを含む従来の包装箱は、医療用の錠剤を収容したPTPシート等が複数枚重ねて収容される場合があり、残りの枚数が少なくなった時、底部のシート状収容物が取り出しにくいという問題があった。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、残り少なくなった収容物でも容易に取り出すことができ、蓋部を開閉する時、使用者に驚きや楽しい印象を与えることができる包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、天面板、前面板、底面板及び背面板で成る筒体と、前記筒体の両端を閉鎖する一対の側壁部とを備え、前記筒体には、前記天面板の前記背面板との境界部分の2箇所を起点とする開封用破断線で囲まれた蓋部が、前記天面板の内側に又は前記天面板と前記前面板との内側に跨るように設けられ、前記蓋部の前記背面板と反対側の端部が開封部となる包装箱であって、
前記前面板の前記底面板側の端部から一方向に順に連接された補助底板、補助背板及び補助天板を備え、組み立て状態で、前記補助底板は、前記底面板の内面側に重なり、前記補助背板は、前記背面板の内面側に重なるか又は対向し、前記補助天板は、前記天面板の内面側に重なるか又は対向し、前記補助天板の前記補助背板と反対側の端部が、前記蓋部の内面側に糊付けされ、前記前面板、補助底板、補助背板及び補助天板で囲まれた内側が、収容物が入れられる収容部となり、
開封する時は、前記開封部を指で引き上げることにより、前記開封用破断線が破断し、前記筒体及び前記側壁部が立体構造を維持しつつ、前記蓋部が開閉可能になり、前記蓋部が開かれると、前記補助天板及び前記補助背板が前記蓋部に引っ張られて上向きに移動し、前記補助底板が前記底面板の上方に斜めに浮き上がる包装箱である。
前記前面板は、内前面板及び外前面板により構成され、前記蓋部は、前記天面板及び前記外前面板に跨るように設けられ、前記開封部は、前記外前面板の内側に舌片状に設けられ、前記内前面板の内側に、再封用係合部が切り込み線により設けられ、再封する時は、前記蓋部を閉じて、前記開封部を前記再封用係合部に差し込むことにより、前記開封部が前記再封用係合部に係合し、前記蓋部が閉じた状態に保持される構成にすることが好ましい。
前記補助天板の内側に、差し込まれた添付文書を保持する一対のスリットが設けられていてもよい。また、前記補助底板、前記補助背板及び前記補助天板の中の少なくとも1つの板の内面に、情報表示がされていてもよい。
本考案の包装箱は、構成がシンプルで容易に組み立てることができ、開封して蓋部を開くと、収容物が補助底板に載ってせり上がってくるので、残り少なくなった収容物でも容易に取り出すことができる。
さらに、蓋部を開くと、補助底板、補助背板及び補助天板が外から視認しやすい位置に移動するので、特定の板に演出用の絵柄等を表示することによって、使用者に驚きや楽しい印象を与えることができる。また、収容物が医療用の薬剤の場合、服薬する時の注意事項等を表示することによって、服用者に注意を促すことができる。補助底板、補助背板及び補助天板の表示は、各板の表面側(箱体形成片の表面側)に設ければよいので、他の板の表示と一緒に印刷できる。
本考案の包装箱の一実施形態の組み立て状態を示す斜視図(a)、開封して蓋部を開いた状態を示す斜視図(b)である。 この実施形態の包装箱を展開した箱体形成片を裏面側から見た平面図である。 この実施形態の包装箱の組み立て工程を順に示す平面図(a)、(b)である。 この実施形態の包装箱の組み立て工程を順に示す平面図(a)、(b)である。 この実施形態の包装箱の組み立て状態を示す正面図(a)、A−A断面図(b)、B−B断面図(c)である。 この実施形態の包装箱を開封して蓋部を開いた状態を示すA−A断面図である。 この実施形態の包装箱の蓋部を開いた後、添付書類を補助天板52に保持させた状態を示すA−A断面図(a)、蓋部を閉じて再封した状態を示すA−A断面図(b)である。
以下、本考案の包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の包装箱10は、収容物SBと添付書類TSとが包装され、図1(a)に示すように、組み立て状態で、四角形の筒体12の両端が2つの側壁部14a,14bで閉鎖された箱体になる。そして、図1(b)に示すように、筒体12の一部である蓋部16を大きく開くことによって、中の収容物SB及び添付書類TS(図示せず)が出し入れ可能になる。
包装箱10は、厚紙等で成る一枚の箱体形成片18を組み立てることによって形成される。箱体形成片18は、図2に示すように、順に一列に連接された外前面板20、天面板22、背面板24、底面板26及び内前面板28を有し、互いに平行な折罫線30,32,34,36で各々区切られている。この5つの板20,22,24,26,28は、各々の外形が略長方形で、連接方向と直角な幅方向の長さがほぼ等しく、連接方向の長さは、外前面板20、背面板24及び内前面板28が短くて互いにほぼ等しく、天面板22及び底面板26が長くて互いにほぼ等しい。
外前面板20及び天面板22の内側には、折罫線32(天面板20と背面板24との境界部分)の途中の2箇所を起点とする開封用破断線38で囲まれた蓋部40が設けられている。蓋部40は、外前面板20の内側を連接方向に横切る蓋領域42aと、天面板22の内側を連接方向に横切る蓋領域22aとで構成され、蓋領域20aの、天面板22と反対側の端部が、舌片状の開封部42になっている。以下、外前面板20の中の、蓋領域20a以外の領域を糊付け領域20bと称し、天面板22の中の、蓋領域22a以外の領域(4つの筋交いの部分)を本体領域22bと称する。
また、内前面板28のほぼ中央に、再封用係合部44が円弧状の切り込み線により設けられている。再封用係合部44は、再封する時、舌片状の開封部42が差し込まれる部分である。
内前面板28の連接方向の端部には、位置決め板46、補助底板48、補助背板50及び補助天板52が順に一列に連接され、折罫線36と平行な折罫線54,56,58,60で各々区切られている。
位置決め板46は、外形が略長方形で、連接方向の長さが内前面板28とほぼ等しい。位置決め板46は、組み立て状態で内前面板28に重なって糊付けされ、補助底板48の折罫線56側の端部を、底面板26の折罫線36側の端部に近接するように位置決めする働きをする。位置決め板46の中央部には、略台形状の透孔46aが設けられている。透孔46aは、位置決め板46が内前面板28に重なった時、位置決め板46が再封用係合部44とその近傍の領域に重ならないようにするために設けられている。再封用係合部44に開封部42が差し込まれる動作の障害にならないようにするためである。
補助底板48は、外形が略長方形で、連接方向の長さが底面板26の約3/4程度、連接方向と直角な幅方向の長さが底面板26の約4/5程度に設定されている。補助背板50は、外形が略長方形で、連接方向の長さが背面板24とほぼ同じか僅かに短く、連接方向と直角な幅方向の長さが補助底板48とほぼ同じに設定されている。
補助天板52は、長方形の一角部を斜めに切り欠いた変則的な長方形で、連接方向の長さは補助底板48とほぼ同じである。補助天板52の内側には、折罫線60とほぼ平行な一対の折罫線62と、折罫線62の内側の端部同士を連結する円弧状の切り込み線64とが設けられており、補助天板52は、この折罫線62及び切り込み線64によって本体領域52a(折罫線60を介して補助背板50に連続する領域)と糊付け領域52b(折罫線60からから離れた領域)とに区切られている。さらに、本体領域52aの内側に、折罫線60に対してほぼ直角に延びる一対のスリット66が、所定の間隔を空けて設けられている。スリット66は、収容物SBの添付書類TS(例えば取扱説明書)が差し込まれ、添付書類TSを保持するためのものである。
その他、外前面板20、天面板22、背面板24及び底面板26は、図2における上側の端部に、一方の側壁部14aを構成する複数の部材が延設され、下側の端部に、他方の側壁部14bを構成する複数の部材が延設されている。以下、これらについて順に説明する。
外前面板20は、上側の端部に台形状のサイドフラップ68が延設され、折罫線70で外前面板20と区切られている。また、下側の端部にサイドフラップ68と同様のサイドフラップ72が延設され、折罫線74で外前面板20と区切られている。
天面板22は、上側の端部に略長方形の外壁片76が延設され、折罫線78で天面板22と区切られている。外壁片76の延出長さは、外前面板20や背面板24の連接方向の長さとほぼ同じか僅かに短い。また、下側の端部に、外壁片76と同様の外壁片80が延設され、折罫線82で天面板22と区切られている。
背面板24は、上側の端部に台形状のサイドフラップ84が延設され、折罫線86で背面板24と区切られている。また、下側の端部に、サイドフラップ84と同様のサイドフラップ88が延設され、折罫線90で背面板24と区切られている。
底面板26の上側の端部には、略長方形の内壁片92が延設され、折罫線94で底面板26と区切られている。内壁片92の延出長さは、外前面板20や背面板24の連接方向の長さよりも短い。また、下側の端部に、内壁片92と同様の内壁片96が延設され、折罫線98で底面板26と区切られている。
次に、包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。ここでは、図2に示す箱体形成片18の各折罫線の折り曲げ方について、表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、位置決め板46の裏面の、透孔46aの両側の位置に糊100を塗布した後、図3(a)に示すように、折罫線54を正折りして位置決め板46、補助底板48、補助背板50及び補助天板52を天面板22、背面板24、底面板26及び内前面板28に重ね、位置決め板46を内前面板28の裏面に糊付けする。この状態で、内前面板28の再封用係合部44は、位置決め板46の透孔46aの中にほぼ収まり、位置決め板46と重ならない。さらに、図3(b)に示すように、折罫線58を逆折りして補助背板50及び補助天板52を位置決め板46及び補助底板48に重ね、補助天板52の糊付け領域52bの裏面に糊102を塗布する。
糊付け領域52bに糊102を塗布すると、図4(a)に示すように、折罫線34を正折りして補助背板50及び補助天板52を天面板22及び背面板24に重ね、糊付け領域52bを天面板22の蓋領域20aの裏面(折罫線30に近い端部)に糊付けする。
そして、外前面板20の糊付け領域20bの裏面に糊104を塗布した後、図4(b)に示すように、外前面板20を折罫線30で正折りして内前面板28に重ね、糊付け領域20bを内前面板28の表面(再封用係合部44と重ならない位置)に糊付けする。箱体形成片18は、この折り畳み状態で包装箱10の製造工場等から出荷される。
次に、収容物SB及び添付書類TSを包装する工場等において、折罫線30,32,34,36を各々90度に正折りし、四角形の筒体12を形成する。この時、内前面板28と位置決め板46とが糊付けされ、補助天板52の糊付け領域52bと天面板22とが糊付けされているので、自動的に、折罫線56,58,60が各々90度に逆折りされる。そして、筒体12の内側に、位置決め板46,補助底板48、補助背板50及び補助天板52で成る小さい筒体が形成され、この小さい筒体の内側の空間が、収容物SBが入れられる収容部106となる。
その後、筒体12の一端部を閉鎖するため、サイドフラップ72,88を折罫線74,90で各々90度に正折りし、内壁片96を折罫線98で90度に正折りし、内壁片96の表面に糊を塗布した後、外壁片80を折罫線82で90度に正折りし、外壁片80を内壁片96に糊付けする。これで筒体12の一端部が側壁部14bで閉鎖され、反対側の開放している端部から、収容部106の中に収容物SBと添付書類TSを重ねるように入れる。
収容物SB及び添付書TSを入れると、筒体12の他方の端部を閉鎖するため、サイドフラップ68,84を折罫線70,86で各々90度に正折りし、内壁片92を折罫線94で90度に正折りし、内壁片92の表面に糊を塗布した後、外壁片76を折罫線78で90度に正折りし、外壁片76を内壁片92に糊付けする。これで筒体12の他端部も側壁部14aで閉鎖され、図1(a)、図5(a)に示す組み立て状態となる。
組み立て状態の包装箱10の内部構造は、図5(b)、(c)に示すように、外前面板20及び内前面板28が一体になって前面板が形成され、この前面板の底面板26側の端部に、補助底板48の位置決め板46側の端部(補助背板50と反対側の端部)が位置決めされる。そして、補助底板48が底面板26の上面にほぼ重なり、補助背板50が立ち上がって背面板24の内面に対向し、補助天板52(本体領域52a及び糊付け領域52b)が横向きになって天面板22の内面にほぼ重なる。そして、前面板(外前面板20及び内前面板28)、補助底板48、補助背板50及び補助天板52に囲まれた内側に収容部106が形成され、その中に収容物SB及び添付書類TSが入れられている。
包装箱10を開封する時は、外前面板20の開封部42を指で摘まんで引き上げ、開封用破断線38を破断させる。すると、外側面板20の蓋領域20aが糊付け領域20aから切り離され、天面板22の蓋領域22aが本体領域22bから切り離され、蓋領域20a及び蓋領域22bで成る蓋部16が開閉可能になる。そして、図6及び図1(a)に示すように、蓋部16を大きく引き上げることによって、筒体12及び側壁部14a,14bが立体構造を維持しつつ、筒体12の天面を広く開放させることができる。
蓋部16が引き上げると、天面板22の蓋領域22aに糊付けられた補助天板52及び補助背板50が蓋部16に引っ張られて上向きに移動し、補助底板48が底面板26の上方に斜めに浮き上がり、収容物SB及び添付書類TSが補助底板48に載ってせり上がってくる。したがって、使用者は、収容物SB及び添付書類TSを容易に取り出すことができる。
包装箱10を再封する時は、図7(a)に示すように、収容物SBは元の収容部106に戻し、添付書類TSは補助天板52の一対のスリット66に差し込んで保持させることが好ましい。そして、図7(b)に示すように、蓋部16を開封前の位置に戻して開放部分を閉じて、開封部42を内前面板28の再封用係合部44に差し込むと、開封部44が再封用係合部44に係合し、蓋部16が閉じた状態に保持される。
再封した蓋部16は、その後も繰り返し開閉することができ、開封部42を引き上げて再び蓋部16を開くと、図7(a)に示す状態に戻り、収容物SBを添付書類TSに邪魔されずに簡単に取り出すことができる。
以上説明したように、包装箱10は、構成がシンプルで容易に組み立てることができ、開封して蓋部16を開くと、収容物SBが補助底板48に載ってせり上がってくるので、残り少なくなった収容物SBでも容易に取り出すことができる。
また、蓋部16を開くと、補助底板48、補助背板50及び補助天板52が外から視認しやすい位置に移動するので、特定の板に演出用の絵柄等を表示することによって、使用者に驚きや楽しい印象を与えることができる。また、収容物SBが医療用の薬剤の場合、服薬する時の注意事項等を表示することによって、服用者に注意を促すことができる。補助底板48、補助背板50及び補助天板52の表示は、各板の表面側(箱体形成片18の表面側)に設ければよいので、他の板の表示と一緒に印刷できる。
なお、本考案の包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の包装箱10の場合、再封時、外前面板20の蓋領域20aの端部に設けた開封部42を内前面板28の再封用係合部44に差し込んで蓋片16を閉じた状態に保持させる構造になっているが、この構造は他の構造に変更してもよい。例えば、再封用係合部44を省略し、蓋領域20aを内前面板28の内面側に差し込んで係止する構造にすることができる。
補助底板、補助背板及び補助天板の大きさや形状は、包装箱10と同様の開封動作や再封動作が可能な範囲で自由に変更することができる。蓋部の形状や大きさについても同様である。
また、蓋部は、天面板及び外側面板に跨るように設けてもよいし、天面板の内側に収まるように設けてもよい。例えば、後者のようにすると、前面板は、外前面板と内前面板とを重ねた2重構造にする必要はなく、1つの板で構成することが可能になる。
本考案の包装箱は、補助底板の一端部を前面板の一端部(底面側の一端部)に位置決めすることが必要になるが、上記の包装箱10の場合、一枚の箱体形成片18で容易に実現するため、補助底板48の一端部と内前面板28の一端部とを位置決め板46で連結する構造を採用している。しかし、包装箱10の構造はあくまでも一例であり、補助底板の一端部を位置決めする手段は、包装箱10と異なる手段を使用してもよい。
上記の包装箱10の再封動作の説明の中で、添付書類TSを補助天板52の一対のスリット66に差し込んで保持させることを説明したが、添付書類TSは元の収容部106の中に戻してもよいことは言うまでもなく、添付書類TSをどこに戻すかは使用者が自由に選択することができる。なお、スリットは、包装箱の中に添付書類TSが入れられない場合(収容物SBだけが入れられる場合)等は省略すればよい。
その他、筒体の両端を閉鎖する側壁部は、上記の側壁部14a.14bの構造に限定されず、包装箱の用途や組み立てやすさに鑑みて自由に変更することができる。また、箱体や収容部の大きさ(高さ、幅、奥行き)は、収容物の大きさに合わせて適宜変更することができる。
10 包装箱
12 筒体
14a,14b 側壁部
16 蓋部
18 箱体形成片
20 外前面板(前面板)
20a 蓋領域(蓋部)
22 天面板
22a 蓋領域(蓋部)
24 背面板
26 底面板
28 内前面板(前面板)
38 開封用破断線
42 開封部
44 再封用係合部
48 補助底板
50 補助背板
52 補助天板
66 一対のスリット
100,102,104 糊
106 収容部
SB 収容物
TS 添付書類

Claims (4)

  1. 天面板、前面板、底面板及び背面板で成る筒体と、前記筒体の両端を閉鎖する一対の側壁部とを備え、前記筒体には、前記天面板の前記背面板との境界部分の2箇所を起点とする開封用破断線で囲まれた蓋部が、前記天面板の内側に又は前記天面板と前記前面板との内側に跨るように設けられ、前記蓋部の前記背面板と反対側の端部が開封部となる包装箱であって、
    前記前面板の前記底面板側の端部から一方向に順に連接された補助底板、補助背板及び補助天板を備え、組み立て状態で、前記補助底板は、前記底面板の内面側に重なり、前記補助背板は、前記背面板の内面側に重なるか又は対向し、前記補助天板は、前記天面板の内面側に重なるか又は対向し、前記補助天板の前記補助背板と反対側の端部が、前記蓋部の内面側に糊付けされ、前記前面板、補助底板、補助背板及び補助天板で囲まれた内側が、収容物が入れられる収容部となり、
    開封する時は、前記開封部を指で引き上げることにより、前記開封用破断線が破断し、前記筒体及び前記側壁部が立体構造を維持しつつ、前記蓋部が開閉可能になり、前記蓋部が開かれると、前記補助天板及び前記補助背板が前記蓋部に引っ張られて上向きに移動し、前記補助底板が前記底面板の上方に斜めに浮き上がることを特徴とする包装箱。
  2. 前記前面板は、内前面板及び外前面板により構成され、前記蓋部は、前記天面板及び前記外前面板に跨るように設けられ、前記開封部は、前記外前面板の内側に舌片状に設けられ、前記内前面板の内側に、再封用係合部が切り込み線により設けられ、
    再封する時は、前記蓋部を閉じて、前記開封部を前記再封用係合部に差し込むことにより、前記開封部が前記再封用係合部に係合し、前記蓋部が閉じた状態に保持される請求項1記載の包装箱。
  3. 前記補助天板の内側に、差し込まれた添付文書を保持する一対のスリットが設けられている請求項1又は2記載の包装箱。
  4. 前記補助底板、前記補助背板及び前記補助天板の中の少なくとも1つの板の内面に、情報表示がされている請求項1乃至3のいずれか記載の包装箱。
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