JP3235252U - 眼科システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被検者の杖および被検者の眼鏡を省スペースに管理できる眼科システムを提供する。【解決手段】被検眼の検査において使用する眼科システムであって、被検眼を検査するための眼科装置100と、被検者が所有する杖を置く杖置き部と、被検者が所有する眼鏡を置く眼鏡置き部と、を備える。また、眼科装置を載置する載置台200を備える。また、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、眼科装置あるいは載置台へ着脱可能に配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、被検眼の検査において使用する眼科システムに関する。
被検眼を検査するための検査装置として、被検眼の眼底断層画像を撮影する眼科撮影装置(特許文献1)、被検眼の光学特性を他覚的に測定する他覚式検眼装置(特許文献2)、被検眼の光学特性を自覚的に測定する自覚式検眼装置(特許文献3)、等が知られている。
特開2010−110392号公報 特開平10−33479号公報 特開平5−176893号公報
ところで、被検者の中には杖を使用する者がいるが、検査の際には、杖を周辺の壁に立てかける等している状況が見受けられる。また、被検者の中には眼鏡を使用する者がいるが、検査の際には、膝の上におく、周辺の荷物置きに入れる、等している状況が見受けられる。検査室では、このように、杖や眼鏡のためのスペースが、別途、必要になっていた。
本開示は、上記従来技術に鑑み、被検者の杖及び眼鏡を省スペースに管理できる眼科システムの提供を技術課題とする。
上記課題を解決するために、本開示は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
本開示の眼科システムは、被検眼の検査において使用する眼科システムであって、被検眼を検査するための眼科装置と、被検者が所有する杖を置く杖置き部と、前記被検者が所有する眼鏡を置く眼鏡置き部と、を備えることを特徴とする。
眼科システムの構成図である。 OCT装置の外観図である。 測定部の構成図である。 アタッチメントの構成図である。 アタッチメントの使用状態の一例である。
<概要>
本実施形態の眼科システムは、被検眼の検査において使用する眼科システムであって、被検眼を検査するための眼科装置と、被検者が所有する杖を置く杖置き部と、被検者が所有する眼鏡を置く眼鏡置き部と、を備えてもよい。
また、本実施形態の眼科システムは、眼科装置を載置する載置台を備えてもよい。
また、本実施形態の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、眼科装置あるいは載置台に設置されてもよい。
また、本実施形態の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、眼科装置あるいは載置台に固定配置されてもよい。
また、本実施形態の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、眼科装置あるいは載置台へ着脱可能に配置されてもよい。
また、本実施形態の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、被検者が眼科装置を使用する際の、被検者の手元の周辺に設置されてもよい。
また、本実施形態の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部は、一体形成されていてもよい。
<実施例>
本実施形態における眼科システムの一実施例について説明する。図1は、眼科システムの構成図である。眼科システムは、眼科装置100、載置台200、アタッチメント300、等を備える。
<眼科装置>
眼科装置100は、被検眼を検査するための装置である。例えば、被検眼の前眼部や眼底を撮影するための装置、被検眼の光学特性を測定するための装置、等であってもよい。より詳細には、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)、走査型レーザ検眼鏡、眼底カメラ、眼圧測定装置、眼軸長測定装置、角膜形状測定装置、角膜曲率測定装置、超音波検眼装置、眼屈折力測定装置、等であってもよい。なお、本実施例では眼科装置として光干渉断層計を例に挙げ、以降の説明では眼科装置100をOCT装置100と称して説明する。
図2は、OCT装置100の外観図である。OCT装置100は、移動台102、測定部103、顔支持ユニット104、モニタ106、制御部107、等を備える。
顔支持ユニット104は、被検者の顔を支持する。顔支持ユニット104は、額当て104aと、顎台104bと、を有する。額当て104aには、被検者Pの額が当接される。顎台104bには、被検者の顎が載置される。顎台104bには、検出器105が設けられる。
検出器105は、被検者の顎が顎台104bに載置されたか否かを検出する。検出器105は、光センサ、圧力センサ、荷重センサ、超音波センサ、等の少なくともいずれかにより構成されてもよい。例えば、本実施例では、検出器105として荷重センサが用いられ、荷重センサによって、被検者の顎が顎台104bに載置されたことによる荷重が検出される。検出器105の検出結果は、制御部107に出力される。
モニタ106は、各種の設定画面(例えば、測定光の走査位置、走査パターン、深さ方向の領域、等を設定する設定画面)、前眼部画像、断層画像、等を表示する。モニタ106はタッチパネルであってもよく、モニタ106が操作部を兼ねてもよい。例えば、モニタ106の操作によって、移動台102に設けられたX移動機構とZ移動機構が駆動し、移動台102とともに、移動台102の上部に配置された測定部103が、左右方向(X方向)及び前後方向(Z方向)に移動されてもよい。また、モニタ106の操作によって、測定部103に設けられたY移動機構が駆動し、測定部103が、上下方向(Y方向)に移動されてもよい。
制御部107は、一般的なCPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM、等を備える。CPUは、OCT装置100の制御を司る。RAMは、各種の情報を一時的に記憶する。ROMには、OCT装置100の動作を制御するためのプログラム等が記憶される。制御部107には、移動機構(X移動機構、Y移動機構、及びZ移動機構)の駆動部、検出器105、モニタ106、各光学系が備える光源や撮像素子、記憶部108(図3参照)、等が電気的に接続される。記憶部108は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体であってもよい。例えば、記憶部108は、ハードディスクドライブ、フラッシュROM、USBメモリ、SDカード、等でもよい。
本実施例においては、OCT装置100の本体とは別の筐体に、制御部107が収納される。もちろん、OCT装置100の本体の内部に、制御部107が収納されてもよい。
<測定部>
図3は、測定部103の構成図である。測定部103は、前眼部撮像光学系20、アライメント指標投影光学系30、OCT光学系40、観察光学系50、等を備える。
<前眼部撮像光学系>
前眼部撮像光学系20は、被検眼Eの前眼部を撮像する。前眼部撮像光学系20は、撮像素子21を備えてもよい。撮像素子21は、赤外域の感度をもつ。また、撮像素子21は、アライメント指標検出用の撮像素子を兼ね、赤外光源35により照明された前眼部とアライメント指標を撮像する。
<アライメント指標投影光学系>
アライメント指標投影光学系30は、被検眼Eの角膜に向けてアライメント指標を投影する。アライメント指標投影光学系30は、第1投影光学系30a及び第2投影光学系30bを備える。第1投影光学系30aは、無限遠のアライメント指標を投影する。第1投影光学系30aは、赤外光源31とコリメータレンズ32を備えてもよい。赤外光源31は、光軸を中心としてリング状に配置され、近赤外光を発する。コリメータレンズ32は、赤外光源31から発せられた光を平行光束にする。第2投影光学系30bは、有限遠のアライメント指標を投影する。第2投影光学系30bは、赤外光源35を備えてもよい。赤外光源35は、光軸を中心として赤外光源31とは異なる位置でリング状に配置され、近赤外光を発する。なお、第2投影光学系30bによる光は、アライメント光として用いられるとともに、前眼部撮像光学系20による前眼部撮像光としても用いられる。
<OCT光学系>
OCT光学系40は、被検眼Eに照射された測定光と参照光による干渉信号を検出する。OCT光学系40は、光源41、カップラー42、走査部43(例えば、光スキャナ)、測定光学系44、検出器45、参照光学系46、等を備える。光源41、測定光学系44、検出器45、及び参照光学系46は、光ファイバでカップラー42に繋がれている。光源41から出射した光は、カップラー42によって測定光と参照光に分割される。測定光は、光ファイバを通過した後に空気中へ出射され、走査部43及び測定光学系44を介して、眼底に導かれる。参照光は、光ファイバを通過して、参照光学系46に導かれる。眼底にて反射された測定光と、参照光学系46が備える図示なき反射光学系(例えば、参照ミラー)に反射された参照光と、は同様の経路を経て光ファイバに戻される。検出器45は、測定光と参照光の合成による干渉信号(干渉光)を受光して、制御部107に出力する。
<観察光学系>
観察光学系50は、眼科用走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)の構成をもち、被検眼Eの眼底を撮影してSLO正面画像を取得する。なお、観察光学系50は、眼底カメラタイプの構成であってもよいし、被検眼を赤外光にて撮影する赤外撮影光学系であってもよい。
<載置台>
載置台200は、OCT装置100を載置するための台である。載置台200は、OCT装置100の本体を載置するための第1載置台200Aを有してもよい。また、載置台200は、OCT装置100の本体とは別の筐体を載置するための第2載置台200Bを有してもよい。ここでは、第1載置台200Aと第2載置台200Bを有する場合を例示する。
第1載置台200Aは、天板201、支柱202、脚203、等を備える。天板201には、天板201の長手方向と、OCT装置100のZ方向(すなわち、作動距離方向)と、が一致するように、OCT装置100が載置される。支柱202は、天板201の下面に接続され、天板201を支持する。脚203は、支柱202に接続され、支柱202、天板201、及び天板201上のOCT装置100を支持する。
なお、天板201は上下方向へ移動可能であってもよい。例えば、支柱202に上下移動機構(一例として、モータ及びスライド機構、等)を設け、支柱202を移動させることによって、天板201を移動させることができてもよい。例えば、このような上下移動機構は、操作部(例えば、レバー、スイッチ、等)の操作によって出力される出力信号に基づき、移動量や移動方向が制御されてもよい。
第2載置台200Bは、天板204、収納部205、脚206、等を備える。天板201には、検者が前眼部画像や断層画像を確認するためのモニタ等が載置されてもよい。収納部205には、OCT装置100の本体とは別の筐体が収納されてもよい。言い換えると、OCT装置の一部が収納されてもよい。脚203は、収納部205の下部に接続され、収納部205、天板204、及び天板204上のモニタ等を支持する。
<アタッチメント>
図4は、アタッチメント300の構成図である。図5は、アタッチメント300の使用状態の一例である。アタッチメント300は、杖置き部400と、眼鏡置き部500と、により構成される。杖置き部400は、被検者が所有する杖を置くための部材である。眼鏡置き部500は、被検者が所有する眼鏡を置くための部材である。本実施例では、杖置き部400と眼鏡置き部500が、一体形成された1つの部材として設けられる。
杖置き部400は、杖を掛け置くことができる形状であればよい。例えば、杖の持ち手、杖の柄、杖に取り付けられたストラップ、等の少なくともいずれかを掛け置くことができる形状であればよい。
本実施例の杖置き部400は、杖の持ち手を掛け置くことができる形状とされる。例えば、杖置き部400は、プレート401と、窪部402と、を有する形状であってもよい。プレート401は、杖の持ち手を支持する。窪部402は、杖の柄とプレート401との接触を避けるために、プレート401の一部がU字型に削られた部分である。例えば、このような杖置き部400は、杖の柄を挟むように持ち手を2箇所で支持することができるため(図5参照)、杖が安定する。
もちろん、杖置き部400はプレート401のみを有し、杖の持ち手を1箇所で支持する構成としてもよい。また、窪部402はU字型に限らず、半円型、四角型、等に削られてもよい。
眼鏡置き部500は、眼鏡を保持することができる形状であればよい。例えば、眼鏡そのものを載せ置くことができる形状であってもよい。また、眼鏡の少なくとも一部(一例として、レンズ、ブリッジ、テンプル、等)を支持することができる形状とされてもよい。
本実施例の眼鏡置き部500は、眼鏡そのものを載せ置くことができる形状とされる。例えば、眼鏡置き部500は、プレート501と、羽根部502と、を有する形状であってもよい。プレート501は、眼鏡を支持する。羽根部502は、プレート501の縁高の部分である。例えば、このような眼鏡置き部500は、眼鏡が振動等でズレても、眼鏡と羽根部502が接触することで(図5参照)、眼鏡の落下を防止することができる。
もちろん、眼鏡置き部500はプレート501のみを有してもよい。この場合、さらに、プレート501の上面に、摩擦抵抗が生じる素材を張り付ける、滑り止めのコーティングを施す、等してもよい。
アタッチメント300は、OCT装置100あるいは載置台200に設置される。例えば、アタッチメント300は、取付部600を介して、OCT装置100あるいは載置台200に設置される。例えば、取付部600は、磁石、ボルトとナット、凸部と凹部の嵌合、軸と貫通孔の嵌合、クリップマウント等のクランプ機構、等であってもよい。
なお、アタッチメント300を載置台200に設置する場合、アタッチメント300は第1載置台200Aまたは第2載置台200Bのいずれに設置されてもよい。本実施例では、アタッチメント300が、第2載置台200Bの天板204へ、軸と貫通孔の嵌合により、着脱可能に設置される場合を例示する。
天板204には、貫通孔601を貫通させるための軸602が設けられる。この軸602は、被検者がOCT装置100を使用する際の、被検者の手元の周辺に設けられるとよい。言いかえると、被検者の手が届く範囲に設けられるとよい。例えば、被検者と対面するOCT装置100の正面側であって、天板204の短手方向のいずれかの位置に、軸が設けられてもよい。また、例えば、被検者と対面するOCT装置100の左右側であって、天板204の長手方向における被検者寄りのいずれかの位置(一例として、長手方向の中央よりも手前のいずれかの位置)に、軸602が設けられてもよい。
アタッチメント300の貫通孔601を、天板204のこれらの位置にある軸602に貫通させることで、被検者の手元の周辺に、杖置き部400及び眼鏡置き部500が設置される。このため、被検者が杖や眼鏡を置くためのスペースを別途設ける必要がなく、被検眼の検査の際に杖と眼鏡を省スペースに管理できる。また、被検者が杖や眼鏡を置く場所を探す必要がなく、検査がスムーズに開始される。
なお、貫通孔601及び軸602には、貫通孔601が軸602を中心に回転しないよう、ネジ止めする、ロック機構を設ける、等してもよい。例えば、ロック機構は、磁石、凸部と凹部の嵌合、等で構成されてもよい。
また、天板204の軸602は、複数個所に設けられ、任意の位置に取り付け可能であってもよい。この場合には、検査室内における第2載置台200Bの配置の自由度が増し、検査室内の環境や状況に応じた対応が可能になる。例えば、検査室内の壁面に第2載置台200Bを寄せて配置する際、アタッチメント300が邪魔になることがあるが、アタッチメント300を取り外して別の位置に付け替えることができる。
もちろん、アタッチメント300の取付部600がクリップマウント等であれば、アタッチメント300を天板204に取り付けるために、天板204に設ける部材(すなわち、軸602、等)が不要となる。天板204の予め決められた位置から任意の位置を選択するのではなく、天板204の好みの位置にアタッチメント300を設置できる。
以上、説明したように、例えば、本実施例の眼科システムは、被検眼を検査するための眼科装置と、被検者が所有する杖を置く杖置き部と、被検者が所有する眼鏡を置く眼鏡置き部と、を備える。これによって、被検者の検査の際に、杖や眼鏡のためのスペースを別途設ける必要がなく、これらを省スペースに管理できる。
また、例えば、本実施例の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、眼科装置、あるいは、眼科装置を載置する載置台に設置される。被検者が検査を受ける際の被検者の周囲に杖置き部と眼鏡置き部があることで、杖と眼鏡を省スペースに管理できる。
また、例えば、本実施例の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、眼科装置あるいは載置台へ着脱可能に配置される。これによって、杖置き部と眼鏡置き部を、検査室の環境や状況に合わせた任意の位置に、適宜、取り付けることができる。
また、例えば、本実施例の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部の少なくともいずれかは、被検者が眼科装置を使用する際の、被検者の手元の周辺に設置される。被検者が検査を受ける際の被検者の周囲、かつ、被検者の手元の周辺に杖置き部と眼鏡置き部があることで、杖と眼鏡を省スペースに管理できる。また、被検者は検査時に杖と眼鏡を置く場所を探さなくてもよく、検査をスムーズに開始できる。また、被検者が自ら杖と眼鏡を置くことで、検者(もしくは補助者)との杖及び眼鏡を介した接触の機会を減らし、感染症等のリスクの低減につなげることができる。
また、例えば、本実施例の眼科システムにおいて、杖置き部と眼鏡置き部は一体形成される。このため、眼科装置あるいは載置台への設置が容易になる。
<変容例>
なお、本実施例では、杖置き部400と眼鏡置き部500を、一体形成のアタッチメント300とする構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、杖置き部400と、眼鏡置き部500と、はそれぞれを独立したアタッチメントとして構成してもよい。この場合、杖置き部400と眼鏡置き部500の双方を、OCT装置100に設けてもよい。また、杖置き部400と眼鏡置き部500の双方を、載置台200に設けてもよい。また、杖置き部400と眼鏡置き部500の一方をOCT装置100に、他方を載置台200に設けてもよい。
なお、本実施例では、アタッチメント300を着脱可能とする構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、アタッチメント300は、固定配置する構成としてもよい。杖置き部400と眼鏡置き部500を独立のアタッチメントとする際には、杖置き部400と眼鏡置き部500の少なくともいずれかを、固定配置する構成としてもよい。これによって、アタッチメント300を着脱可能に配置する場合よりも、アタッチメント300を簡易な構成とすることができる。また、杖置き部400と眼鏡置き部500を着脱可能に配置する場合よりも、各部を簡易な構成とすることができる。
なお、本実施例のOCT装置100は、杖置き部400に杖が置かれたことを検出してもよい。例えば、杖置き部400のプレート401に、検出器が設けられてもよい。同様に、本実施例のOCT装置100は、眼鏡置き部500に眼鏡が置かれたことを検出してもよい。例えば、眼鏡置き部500のプレート501に、検出器が設けられてもよい。もちろん、杖置き部400と眼鏡置き部500のいずれにも、検出器が設けられてもよい。例えば、検出器は、光センサ、圧力センサ、荷重センサ、超音波センサ、等であってもよい。
このように、杖や眼鏡が置かれたことを検出する場合、検出器の検出結果(検出信号)が、有線通信または無線通信を介して、OCT装置100の制御部107に出力されてもよい。制御部107は、検出信号に基づいて、検査開始時の初期動作を実行するように、顔支持ユニット104、測定部103、X移動機構、Y移動機構、及びZ移動機構、等の各部を制御してもよい。一例として、顎台104bや測定部103が、初期位置に移動されてもよい。また、一例として、OCT光学系40において、測定光のフォーカスを調整するための図示なきフォーカスレンズを、初期位置に移動させてもよい。これによって、被検者の検査をスムーズに開始できる。また、被検者がOCT装置100を使用するための準備を始めるよりも早く初期動作が行われるため、検査時間を短縮できる。
また、このように、杖や眼鏡が置かれたことを検出する場合、検出器の検出結果(検出信号)が、有線通信または無線通信を介して、報知部に出力されてもよい。例えば、報知部は、音声を発する音声発生部(例えば、スピーカ、等)、光を発する発光部(例えば、光源、等)であってもよい。また、例えば、報知部は、OCT装置100あるいはアタッチメント300のいずれに設けられてもよい。例えば、OCT装置100を用いた検査が終了してもなお、検出器からの検出信号が出力されるとき、報知部は音声や光を発するようにしてもよい。これによって、杖や眼鏡の取り忘れを防ぐことができる。
なお、本実施例のOCT装置100は、眼鏡置き部500にて、眼鏡を保持するとともに、眼鏡レンズの光学特性(例えば、屈折度数、等)を測定することが可能に構成されてもよい。例えば、眼鏡置き部500が、眼鏡レンズに測定光束を投光し、眼鏡レンズ及び指標板を通過した測定光束を撮像素子で撮像する、レンズメータとしての機能を兼ねてもよい。この場合、眼鏡レンズの光学特性に基づいて、OCT光学系40における測定光のフォーカス等を予め調整してもよい。
100 OCT装置
200 載置台
300 アタッチメント
400 杖置き部
500 眼鏡置き部

Claims (3)

  1. 被検眼の検査において使用する眼科システムであって、
    被検眼を検査するための眼科装置と、
    被検者が所有する杖を置く杖置き部と、
    前記被検者が所有する眼鏡を置く眼鏡置き部と、
    を備えることを特徴とする眼科システム。
  2. 請求項1の眼科システムにおいて、
    前記眼科装置を載置する載置台を備えることを特徴とする眼科システム。
  3. 請求項1または2の眼科システムにおいて、
    前記杖置き部と前記眼鏡置き部の少なくともいずれかは、前記眼科装置あるいは前記載置台へ着脱可能に配置されることを特徴とする眼科システム。
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