JP3235241U - 電子レンジ用炊飯容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】炊飯中に生じる糖質を含んだオネバを米飯から分離して回収可能とするように構成した電子レンジ用炊飯容器を提供する。【解決手段】容器本体2の周壁6に嵌入される中皿容器3と、前記中皿容器の上方から前記容器本体に着脱自在に装着される蓋体4を備えており、中皿容器の皿底壁10は、中心部に台地を提供する中心壁部と、中心壁部の周囲で下向きに凹陥する溝部を提供する断面ほぼU形の環状壁部14を一体に形成し、中心壁部に多数のオリフィスを設けており、沸騰する湯面から上昇するオネバの流束Fをオリフィスを通過させることにより多数の小流束f1、f2として皿底壁の上方に上昇させると共に前記溝部に向けて流動させ滞留させるように構成している。【選択図】図4

Description

本考案は、電子レンジで手軽に炊飯できる炊飯容器に関し、特に、炊飯中に生じる糖質を含んだオネバを米飯から分離して回収可能とするように構成した電子レンジ用炊飯容器に関する
従来から、ダイエットや健康管理のため、米飯を炊飯する際に、糖質を含むオネバを米飯から分離して回収可能とすることが提案されている。
特開2020−199211号公報 特開2019−205550号公報
そこで、従来技術は、電気釜や土鍋釜による炊飯に関して、釜の上部開口の近傍にオネバ回収用トレイを装着し、炊飯により沸騰する湯面から浮上するオネバを通路を介してトレイの上方に流動させた後、トレイに滞留させるように構成している。
しかしながら、従来技術に示されているオネバをトレイの上方に流動させる通路は、トレイに開設された窓状の開口部や、大径の筒状ボス等により形成されている。従って、一旦は上方に流動したオネバが逆流して再び炊飯中の米飯に向けて戻されるおそれがあり、この点において解決すべき課題がある。
ところで、従来技術の場合、炊飯の熱源は、釜底に配置されており、釜の底部を加熱するように構成されている。このため、トレイを境として、下側の雰囲気は温度が高いのに対し、上側の雰囲気は温度が比較的低くされている。従って、通路を通過してトレイの上方に流動した高温のオネバは、温度を低下することにより、トレイの底部に流下させられる。このため、流下するオネバが通路を介して逆流し、再び炊飯中の米飯に向けて戻されるおそれがある。
これに対して、本考案は、電子レンジ用炊飯容器を提供するものであり、容器全体がマイクロ波による加熱を受けるため、従来技術では知見されていない多くの技術観点から分析を加えることにより、上記の課題を解決できる可能性がある。
本考案は、電子レンジの加熱により手軽に炊飯を可能とする構成において、糖質を含むオネバを米飯から好適に分離して回収可能とした炊飯容器を提供するものである。
そこで、本考案が第1の手段として構成したところは、底壁と周壁により形成された容器本体に貯留する米及び水を電子レンジの加熱により炊飯する炊飯容器において、前記容器本体の周壁に嵌入される中皿容器と、前記中皿容器の上方から前記容器本体に着脱自在に装着される蓋体を備えており、前記中皿容器は、皿底壁と、皿底壁の周囲から立設されて容器本体の周壁に近接状態で嵌入される皿周壁を一体に形成し、前記皿底壁は、中心部に台地を提供する中心壁部と、前記台地と前記皿周壁の間に位置して下向きに凹陥する溝部を提供する断面ほぼU形の環状壁部を一体に形成し、前記中心壁部を貫通する多数の小孔から成るオリフィスを設けており、沸騰する湯面から上昇するオネバの流束を前記オリフィスを通過させることにより多数の小流束として皿底壁の上方に上昇させると共に前記溝部に向けて流動させ滞留させるように構成して成る点にある。
また、本考案が第2の手段として構成したところは、底壁と周壁により形成された容器本体に貯留する米及び水を電子レンジの加熱により炊飯する炊飯容器において、前記容器本体の周壁に嵌入される中皿容器と、前記中皿容器の上方から前記容器本体に着脱自在に装着される蓋体を備え、前記蓋体は、前記中皿容器の中心部の上方にドーム状空間を形成しており、前記中皿容器は、皿底壁と、皿底壁の周囲から立設されて容器本体の周壁に近接状態で嵌入される皿周壁を一体に形成し、前記皿底壁は、中心部に台地を提供する中心壁部と、前記台地と前記皿周壁の間に位置して下向きに凹陥する溝部を提供する断面ほぼU形の環状壁部を一体に形成し、前記中心壁部を貫通する多数の小孔から成るオリフィスを設けており、沸騰する湯面から上昇するオネバの流束を前記オリフィスを通過させることにより多数の小流束として前記ドーム状空間に向けて上昇させ、ドーム状空間において電子レンジの過熱を受けたオネバを前記溝部に向けて流動させ滞留させるように構成して成る点にある。
本考案の好ましい実施形態において、前記断面ほぼU形の環状壁部は、皿周壁の近傍から中心壁部の周囲に向けて上向きに傾斜するガイド壁を形成している。
本考案によれば、電子レンジの加熱により手軽に炊飯を可能とした電子レンジ用炊飯容器において、炊飯中に沸騰する湯面から浮上する糖質を含むオネバを米飯から好適に分離させ、中皿容器により回収することが可能となる。
本考案の1実施形態に係る電子レンジ用炊飯容器に関して、中皿容器を嵌入した容器本体を蓋体により施蓋した状態を示す斜視図である。 容器本体と中皿容器と蓋体を分離させた状態を示す斜視図である。 米と水を収容した状態の炊飯容器を示す断面図である。 炊飯中の状態の炊飯容器を示す断面図である。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
図1ないし図3に示すように、炊飯容器1は、容器本体2と、中皿容器3と、蓋体4により構成されており、それぞれ、例えば、ポリプロピレン等の電子レンジによるマイクロ波加熱を可能とするプラスチックにより一体成形されている。
容器本体2は、底壁5と周壁6を備えた円形の鍋形状とされ、上部に開口周縁壁7を立設し、該開口周縁壁7の内周部に段部8を形成すると共に、外周部に周リブ9を周設している。尚、本発明の電子レンジ用炊飯容器は、容器本体2の容量が例えば米1合用や、米2合用に適合するものとして提供される。
中皿容器2は、皿底壁10と、皿底壁10の周囲から立設されて容器本体2の周壁6に近接状態で嵌入される皿周壁11を一体に形成しており、皿周壁11の上部には、前記容器本体2の開口周縁壁7に内嵌された状態で前記段部8に載置される囲繞壁12が一体に形成されている。
前記皿底壁10は、中心部に台地を提供する中心壁部13と、前記台地と前記皿周壁11の間に位置して下向きに凹陥する溝部14aを提供する断面ほぼU形の環状壁部14を一体に形成している。
前記中心壁部13は、上下方向に貫通する多数の小孔から成るオリフィス13aを設けている。そして、断面ほぼU形とされた環状壁部14は、皿周壁11の下端近傍から溝底壁14bを介して中心壁部13の周囲に向けて上向きに傾斜するガイド壁14cを形成している。
蓋体4は、中皿容器3の上方から前記容器本体2に着脱自在に装着されるように構成されており、容器本体2の開口周縁壁7に外嵌される外装壁15の内周側に中皿容器3の天井を形成する天蓋16を備え、直径方向に対向して配置された一対の係止手段17を外装壁15に枢結している。係止手段17は、弁当箱等の蓋に設けられている係止フラップと同様に構成されており、容器本体2の周リブ9に設けられた被係止部9aに係脱自在に係止することにより、蓋体4を容器本体2に装着した状態で固定保持する。
蓋体4は、前記天蓋16から、中心部に位置して上向きに変形されたドーム部18を形成すると共に、外装壁15の内周部に位置して上向きに変形された環状の山部19を形成している。このため、中皿容器3の中心部の上方空間は、前記ドーム部18により形成されたドーム状空間18aにより上向きに拡大されている。また、中皿容器3の周囲部の上方空間は、山部19により形成された環状空間19aにより上向きに拡大されている。
蓋体4には排気孔が形成されており、図示実施形態の場合、天蓋16を貫通する排気孔20aと、山部19の内周壁を貫通する排気孔20bが設けられている。
以上のように構成された炊飯容器1は、図3に示すように、容器本体2に所定量の米Rと水Wを貯留させた後、中皿容器3を嵌入すると共に、蓋体4により施蓋し、係止手段17を被係止部9aに係止することにより固定した状態で、電子レンジ装置に装入し、マイクロ波で加熱することにより炊飯が行われる。
図4に示すように、水が沸騰して米が炊き上げられる際、沸騰する湯面から中皿容器3に向けて、オネバが高圧で上昇する。
中皿容器3の皿周壁11は、容器本体2の周壁6に近接状態で嵌入されており、つまり、皿周壁11と周壁6の間には、沸騰による圧力を受入れる隙間が形成されていないので、そこにオネバが進入することはない。
そこで、沸騰する湯面から高圧で上昇するオネバの流束Fは、ガイド壁14cの案内を伴いながら、中心壁部13に向けられ、多数の小流束fとなってオリフィス13aを通過させられる。
オリフィス13aを通過することにより、小流束f1は、勢いを増した状態で、ドーム状空間18aに向けて上昇させられる。つまり、天蓋16に衝突して跳ね返るようなことはないので、容器本体2に向けて逆流するおそれはない。
炊飯中、電子レンジにおけるマイクロ波は、炊飯容器1の全体を加熱し続けている。従って、中皿容器3の内部圧力は、排気孔20a、20bを介して蒸気を排出することにより減圧されるが、下方から継続して上昇する小流束fの群により新たな圧力を受け続け、しかも、小流束fに含まれるオネバと水分は、中皿容器3の内部においてもマイクロ波により加熱され続けている。
このため、図4に示すように、中皿容器3の内部は、オリフィス13aを設けた中心壁部13の領域では、ドーム状空間18aに向けて勢いよく上昇し続ける小流束f1により大半が占められており、多少は中心壁部13の周囲近傍から外周に向けて流れる小流束f2を発生するとしても、少なくとも、オネバを含む流束が容器本体2に向けて逆流することは阻止されている。
これにより、蒸気を外部に排出することにより残存した糖質を含むオネバは、溝部14aに好適に滞留させられる。従って、炊飯が完了した後、蓋体4を取り外して、中皿容器3を取り出すことにより、回収することができる。因みに、図2に示すように、皿周壁11の内側に縦リブ状の摘み片11aを設けておけば、中皿容器3の取り出しが容易となる。
このようにして、容器本体2の内部で炊飯された米飯は、糖質が減じられているので、所期の目的を達することが可能になる。
1 炊飯容器
2 容器本体
3 中皿容器
4 蓋体
5 底壁
6 周壁
7 開口周縁壁
8 段部
9 周リブ
9a 被係止部
10 皿底壁
11 皿周壁
11a 摘み片
12 囲繞壁
13 中心壁部
13a オリフィス
14 環状壁部
14a 溝部
14b 溝底壁
14c ガイド壁
15 外装壁
16 天蓋
17 係止手段
18 ドーム部
18a ドーム状空間
19 山部
19a 環状空間
20a、20b 排気孔
R 米
W 水
F オネバの流束
f1、f2 小流束

Claims (3)

  1. 底壁と周壁により形成された容器本体に貯留する米及び水を電子レンジの加熱により炊飯する炊飯容器において、前記容器本体(2)の周壁(6)に嵌入される中皿容器(3)と、前記中皿容器の上方から前記容器本体に着脱自在に装着される蓋体(4)を備えており、
    前記中皿容器(3)は、皿底壁(10)と、皿底壁の周囲から立設されて容器本体の周壁に近接状態で嵌入される皿周壁(11)を一体に形成し、
    前記皿底壁(10)は、中心部に台地を提供する中心壁部(13)と、前記台地と前記皿周壁の間に位置して下向きに凹陥する溝部(14a)を提供する断面ほぼU形の環状壁部(14)を一体に形成し、前記中心壁部を貫通する多数の小孔から成るオリフィス(13a)を設けており、
    沸騰する湯面から上昇するオネバの流束(F)を前記オリフィス(13a)を通過させることにより多数の小流束(f)として皿底壁(10)の上方に上昇させると共に前記溝部(14a)に向けて流動させ滞留させるように構成して成ることを特徴とする電子レンジ用炊飯容器。
  2. 底壁と周壁により形成された容器本体に貯留する米及び水を電子レンジの加熱により炊飯する炊飯容器において、前記容器本体(2)の周壁に嵌入される中皿容器(3)と、前記中皿容器の上方から前記容器本体に着脱自在に装着される蓋体(4)を備え、前記蓋体は、前記中皿容器の中心部の上方にドーム状空間(18a)を形成しており、
    前記中皿容器(3)は、皿底壁(10)と、皿底壁の周囲から立設されて容器本体の周壁に近接状態で嵌入される皿周壁(11)を一体に形成し、
    前記皿底壁(10)は、中心部に台地を提供する中心壁部(13)と、前記台地と前記皿周壁の間に位置して下向きに凹陥する溝部(14a)を提供する断面ほぼU形の環状壁部(14)を一体に形成し、前記中心壁部を貫通する多数の小孔から成るオリフィス(13a)を設けており、
    沸騰する湯面から上昇するオネバの流束(F)を前記オリフィス(13a)を通過させることにより多数の小流束(f)として前記ドーム状空間(18a)に向けて上昇させ、ドーム状空間において電子レンジの過熱を受けたオネバを前記溝部(14a)に向けて流動させ滞留させるように構成して成ることを特徴とする電子レンジ用炊飯容器。
  3. 前記断面ほぼU形の環状壁部(14)は、皿周壁(11)の近傍から中心壁部(13)の周囲に向けて上向きに傾斜するガイド壁(14c)を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ用炊飯容器。
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