JP3235201B2 - コモンレール圧検出装置 - Google Patents

コモンレール圧検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コモンレール式燃料噴
射装置のコモンレール圧検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭62−258160
号公報に示されるようなコモンレールを有する高圧燃料
噴射装置では、実コモンレール圧をコモンレールに配設
された圧力センサで検出し、実コモンレール圧と指令噴
射圧力とから高圧供給ポンプをフィードバック制御する
ことでコモンレール圧を目標圧力に保っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コモンレール式燃料噴射装置のコモンレールの内部は、
非常に高い圧力に保たれている。このため、コモンレー
ルと圧力センサとの接続部にも非常に高い圧力が加わっ
ていた。コモンレールと圧力センサとの接続部には高い
密閉性が要求されるが、この高圧が原因で接続部が破損
する恐れがあり、破損した場合には、外部への燃料漏れ
が起こる等の問題があった。
【0004】また、圧力センサ自体は、高圧に耐える性
能が要求されるため、低圧で使うものに比べて生産コス
トが高いといった問題もあった。しかも、低圧から高圧
までの広い範囲を検知するセンサであるが故に、微小な
圧力変動を検知するには不向きであった。
【0005】本発明は、このように高圧となるコモンレ
ール自体に、圧力センサを配設することなくコモンレー
ル圧を検出することのできるコモンレール圧検出装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的を達
成するために、本発明は請求項1に記載した構成を採っ
た。即ち、コモンレール式燃料噴射装置のコモンレール
圧を検出するコモンレール圧検出装置であって、燃料リ
ーク状態を検出するリーク状態検出手段と、燃料リーク
状態とコモンレール圧との関係をあらかじめ記憶した記
憶手段と、該記憶手段に記憶された関係を参照して、前
記リーク状態検出手段によって検出された燃料リーク状
態からコモンレール圧を推定する圧力推定手段とを備え
ることを特徴とするコモンレール圧検出装置の構成がそ
れである。
【0007】この請求項1記載のコモンレール圧検出装
置によれば、リーク状態検出手段によって検出される燃
料リーク状態から、コモンレール圧を推定する。燃料の
リークは、コモンレールの圧力が大きくなると、それに
応じて大きくなる。従って、理論的にあるいは実測によ
るなどして求められあらかじめ記憶された燃料のリーク
状態とコモンレール圧との関係を参照して、検出された
リーク状態から実際のコモンレール圧を推定することが
可能となる。また、リーク燃料の圧力はコモンレール圧
に比して小さいので、リーク状態検出手段の取付部分の
密閉性の維持は簡単で、リーク状態検出手段自体もコモ
ンレール圧の様な高圧に耐える構造を必要としない。
【0008】更に、本発明は、コモンレール圧の検出精
度を高めるために、請求項2に記載した構成を採った。
即ち、請求項1のコモンレール圧検出装置において、更
に、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
と、該運転状態検出手段によって検出された内燃機関の
運転状態に応じて前記圧力推定手段が推定したコモンレ
ール圧を補正する補正手段とを備えることを特徴とする
コモンレール圧検出装置の構成がそれである。
【0009】この請求項2記載のコモンレール圧検出装
置によれば、内燃機関の運転状態によってリーク状態が
変動する場合において、推定したコモンレール圧を運転
状態に応じて補正する。従って、リーク状態が内燃機関
運転状態によって変動しても、リーク状態から正確な
コモンレール圧を推定することが可能となる。
【0010】
【実施例】次に、図面に示す実施例によって本発明を詳
しく説明する。図1はコモンレール式燃料噴射装置の構
成図である。このコモンレール式燃料噴射装置1は、多
気筒のディーゼルエンジン2と、ディーゼルエンジン2
の各気筒に燃料を噴射するインジェクタ3と、このイン
ジェクタ3に供給する高圧燃料を蓄圧するコモンレール
4と、コモンレール4に高圧燃料を圧送する高圧供給ポ
ンプ5と、これらを制御する電子制御装置(ECU)6
とを備える。
【0011】ECU6は、ディーゼルエンジン2の状
態、例えばエンジン回転数センサ7の検出値やアクセル
センサ8の検出値等の運転条件を取り込み、ディーゼル
エンジン2の燃焼状態が最適となるような燃料噴射圧を
実現するための指令噴射圧力PFINを算出し、後述の
方法によって検知される実コモンレール圧PCを指令噴
射圧力PFINに維持する様に高圧供給ポンプ5を駆動
制御するコモンレール圧フィードバック制御を行う。
【0012】高圧供給ポンプ5は、このECU6によっ
て制御される圧力制御装置9によって制御され、燃料タ
ンク10に蓄えられた燃料を低圧供給ポンプ11を経て
吸入し、自身の内部にて高圧に加圧し、この加圧された
高圧燃料を供給配管12を介してコモンレール4に圧送
する。
【0013】各インジェクタ3は、配管13によって、
高圧燃料を蓄圧したコモンレール4と連結されている。
そして、各インジェクタ3に配設された3方電磁弁14
を開閉動作することで、このコモンレール4にて蓄圧さ
れて指令噴射圧力PFINとなった高圧燃料が、ディー
ゼルエンジン2の各気筒の燃焼室へ噴射される。
【0014】インジェクタ3の3方電磁弁14の開閉動
作は、ECU6からのインジェクタ制御指令に基づいて
実行される。このインジェクタ制御指令は燃料噴射量や
燃料噴射時期を調節するためのものであって、制御指令
はエンジン回転数センサ7やアクセルセンサ8等からの
検出値に基づいて算出され、クランク角センサ15や気
筒判別センサ16等の検出値に基づいて、所定のタイミ
ングでECU6から出力される。なお、高圧供給ポンプ
5に対する制御指令もクランク角センサ15やカム角度
センサ17等からの検出値に基づいた所定のタイミング
で出力されている。
【0015】更に、各3方電磁弁14には、リーク管1
8が連結されている。リーク管18は、3方電磁弁14
の開弁時に放出されるリーク燃料を、燃料タンク10に
戻すためのものである。リーク管18には、所定位置に
オリフィス19が設けられると共に、リーク管18と3
方電磁弁14との連結箇所からオリフィス19までの間
にリーク燃料温度センサ20とリーク管圧センサ21と
が配設されている。リーク燃料温度センサ20は、リー
ク管18に溢れたリーク燃料の温度を検出するセンサで
あり、リーク管圧センサ21は、リーク燃料の圧力を検
出するセンサである。
【0016】なお、3方電磁弁14の構造は、特開平2
−218857号に開示のものを用いることができる。
次に、図2に示した燃料噴射制御のメインルーチンを説
明する。燃料噴射制御においては、アクセル開度ACC
Pをアクセルセンサ8の検出値より算出する(S1
0)。次に、エンジン回転数センサ7の検出値に基づい
てエンジン回転数NEを求める(S20)。
【0017】次にアクセル開度ACCPとエンジン回転
数NEを用いてガバナパターンマップを参照し、指令噴
射量QFINを算出する(S30)。次にエンジン回転
数NEと指令噴射量QFINを用いてタイミングマップ
を参照し、指令噴射タイミングTFINを算出する(S
40)。次にエンジン回転数NEと指令噴射量QFIN
を用いて圧力マップを参照し、指令噴射圧力PFINを
算出する(S50)。なお、算出結果NE,ACCP,
QFIN,TFIN,PFINはECU6の内蔵RAM
に記憶される。これらの算出結果に基づいて、ECU6
は、適切なタイミングでインジェクタ3の3方電磁弁1
4を駆動制御して燃料を噴射すると共に(S60)、圧
力制御装置9を制御してコモンレール4の燃料の圧力を
一定に保つ(S70)。
【0018】次に、このS60のインジェクタ制御とS
70のコモンレール圧制御について、更に詳しく説明す
る。図3は、インジェクタ制御のフローチャートであ
る。この制御は、基準パルスに同期して所定のタイミン
グで繰り返し行われる。インジェクタ制御では、指令噴
射量QFINを入力し(S100)、実コモンレール圧
PCを入力する(S110)。次に指令噴射量QFIN
と実コモンレール圧PCとを用いて、図4に示す様な噴
射期間マップを参照し、噴射パルスTQを算出する(S
120)。次に指令噴射タイミングTFINを入力し
(S130)、エンジン回転数NEを入力する(S14
0)。次にインジェクタ制御開始待ち期間TTを指令噴
射タイミングTFINとエンジン回転数NEとをパラメ
ータとする関数によって算出する(S150)。なお、
QFIN,TFIN,NEは、メインルーチンで説明し
た方法にて、あらかじめ算出されてECU6の内蔵RA
Mに記憶されている。実コモンレール圧PCも、あらか
じめ算出されてECU6の内蔵RAMに記憶された値
で、その算出方法については、後で詳しく説明する。以
上の手順で求めたインジェクタ制御開始待ち期間TT及
び噴射パルスTQに従って、インジェクタ3の3方電磁
弁14を駆動制御して燃料の噴射を行う。
【0019】図5は、コモンレール圧制御のフローチャ
ートである。この制御もインジェクタ制御と同様に、基
準パルスに同期して所定のタイミングで繰り返し行われ
る。コモンレール圧制御では、指令噴射圧力PFINを
入力し(S200)、実コモンレール圧PCを入力する
(S210)。なお、PFIN,PCは、あらかじめ算
出されてECU6の内蔵RAMに記憶されている。次に
ポンプ制御開始待ち期間TFを指令噴射圧力PFINと
実コモンレール圧PCとの差(PFIN−PC)をパラ
メータとする関数によって算出する(S220)。以上
の手順で求めたポンプ制御開始待ち期間TFに従って、
圧力制御装置9を制御して高圧供給ポンプ5を駆動し、
高圧燃料をコモンレール4に圧送してコモンレール4の
燃料の圧力を一定に保つ。
【0020】以上説明したインジェクタ制御とコモンレ
ール圧制御のタイミングチャートを図6に示す。インジ
ェクタ制御としては、所定のタイミングで検出されるタ
イミング信号を基準パルスとして、インジェクタ制御開
始待ち期間TT経過後に噴射パルスTQを出力する。こ
の噴射パルスTQに応じて3方電磁弁14が駆動され、
燃料噴射が行われる。また、コモンレール圧制御も、基
準パルス検出後からポンプ制御開始待ち期間TFの経過
を待って圧力制御装置9へポンプ駆動パルスを出力す
る。このポンプ駆動パルスによって高圧供給ポンプ5の
弁が開閉され、内部のプランジャがカムリフトに従って
動作する間に、ハッチングで示した部分の面積に比例す
る量の燃料がコモンレール4へ圧送される。従って、こ
のハッチング面積が大きくなるようにポンプ駆動パルス
の出力時期を早くすればより多くの燃料がコモンレール
4へ圧送され、逆に出力時期を遅くすれば圧送される燃
料は少なくなる。つまり、駆動パルスの出力時期によっ
てコモンレール4の圧力を調整することができる。
【0021】次に、本発明の要目である実コモンレール
圧PCの検出方法について説明する。図7に模式的に示
すように、コモンレール4からリーク管18を通って燃
料タンク10に至るリーク燃料の流路を考えると、3方
電磁弁14の間隙を通ってコモンレール4からリーク管
18に流れる流量Q1は、実コモンレール圧PC,リー
ク管圧PL,燃料の密度ρ,3方電磁弁14の間隙の面
積S1,係数α1によって、
【0022】
【数1】
【0023】と表される。また、オリフィス19を通っ
てリーク管18から燃料タンク10に流れる流量Q2
は、リーク管圧PL,大気圧P0,燃料の密度ρ,オリ
フィスの断面積S2,係数α2によって、
【0024】
【数2】
【0025】と表される。コモンレール4からリーク管
18を通って燃料タンク10に至るリーク燃料の流路は
つながっているので、連続の式より、
【0026】
【数3】
【0027】となり、実コモンレール圧PCは、
【0028】
【数4】
【0029】となる。大気圧P0は一定と考えられるの
で、実コモンレール圧PCはリーク管圧PLの関数とな
り、この関係をあらかじめ測定してマップとしてROM
内に記憶しておくことで、実コモンレール圧PCをリー
ク管圧PLから推定することが可能となる。実際には、
これにエンジンの運転状態による補正を加えて実コモン
レール圧PCを算出する。
【0030】次に図8に示すフローチャートによって実
コモンレール圧検出制御の方法を具体的に示す。以下に
説明する実コモンレール圧検出制御は、エンジン回転数
NE、リーク燃料温度TL、噴射パルスTQというパラ
メータ(本発明でいう内燃機関の運転状態)に応じてコ
モンレール圧を補正する制御である。この制御もインジ
ェクタ制御,コモンレール圧制御と同様に、基準パルス
に同期して所定のタイミングで繰り返し行われる。実コ
モンレール圧検出制御は、リーク管圧PLをリーク管圧
センサ21の検出値より算出する(S300)。次に、
RAMに記憶されたエンジン回転数NEを入力する(S
310)。エンジン回転数が高くなるとリーク量が増加
するため、リーク管圧PLとエンジン回転数NEとを用
いて、図9に示す様な基本コモンレール圧マップを参照
し、基本コモンレール圧PCAを算出する(S32
0)。次にリーク燃料温度TLをリーク燃料温度センサ
20の検出値より算出する(S330)。リーク燃料温
度TLが高くなるとリーク量が増加するため、リーク燃
料温度TLと基本コモンレール圧PCAとを用いて、図
10に示す様な補正コモンレール圧マップを参照し、補
正コモンレール圧PCBを算出する(S340)。次に
RAMに記憶された噴射パルスTQを入力する(S35
0)。図11に示すように、噴射パルスTQの期間によ
ってリーク量は増加するため、図12に示すような噴射
パルス補正係数マップを参照し、噴射パルスTQから噴
射パルス補正係数αを算出する(S360)。そして、
補正コモンレール圧PCBを噴射パルス補正係数αによ
って補正して、実コモンレール圧PCを算出する(S3
70)。このような方法で求めた実コモンレール圧PC
は、ECU6の内蔵RAMに記憶され、先に説明したイ
ンジェクタ制御やコモンレール圧制御において使用され
る。
【0031】以上説明した通り、本実施例のコモンレー
ル圧検出装置によれば、コモンレール4にセンサを取り
付けることなく、実コモンレール圧を検出することが可
能となる。これによって、非常に高圧が加わるコモンレ
ール4から接続部を減少させて、コモンレール4の密閉
性を高めることができ、信頼性が向上する。なお、リー
ク管18には、リーク燃料温度センサ20,リーク管圧
センサ21が取り付けられるが、リーク管圧はコモンレ
ール圧の1/100程度の低圧であるため、接続部の密
閉性が容易に保てる上に、センサが高圧に耐える構造を
必要としないため生産コストも低くすることができる。
しかも、センサは従来のような高圧から低圧までの大き
な変動を検知しなくてもよいため、微小変動に対する追
従性の良いセンサを使用できるので、従来よりきめ細か
くコモンレール圧の変動を捉えて最適な制御をすること
が可能になる。
【0032】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれに限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内の種
々なる態様を採用することができる。例えば、実施例で
インジェクタ3とオリフィス19との間に設けたリーク
管圧センサ21の代わりに、図13に示すような差圧セ
ンサ22を設けてもよい。これによって、リーク管18
に設けられたオリフィス19の前後の圧力差を検出し、
リーク燃料の流量が測定できる。この流量と基本コモン
レール圧PCAとの関係は、リーク管圧PLと基本コモ
ンレール圧PCAとの関係と同様に、基本コモンレール
圧PCAに応じてリーク燃料の流量が大きくなるという
関係になっているため、同様の方法にて実コモンレール
圧PCが検出できる。
【0033】また、リーク管18に流量センサを取り付
けるだけでも、あらかじめ流量と実コモンレール圧PC
との関係を求めておけば、同様の方法を用いることがで
きる。このような場合には、3方電磁弁14によって減
圧されたリーク燃料の流量から直接実コモンレール圧P
Cを推定しているので、オリフィス19はなくてもよ
い。
【0034】更に、実施例では、インジェクタ3の3方
電磁弁14から溢れるリーク燃料を燃料タンク10に戻
すためのリーク管18によってリーク状態を検出した
が、コモンレール4から減圧されて溢れる燃料を燃料タ
ンク10へ戻すようなコモンレール圧推定専用のリーク
路を設ければ、同様の方法で実コモンレール圧が検出で
きる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1記載のコ
モンレール圧検出装置によれば、コモンレール圧を燃料
のリーク状態から推定することが可能となる。リーク燃
料の圧力はコモンレール圧に比して小さいので、リーク
状態検出手段の取付部分の密閉性の維持は簡単で、信頼
性を高めることができる。また、リーク状態検出手段自
体は、コモンレール圧の様な高圧に耐える構造を必要と
しないため、生産コストを低くすることができると共
に、従来のものに比して微少な変動を検出できるものが
採用できる。更に、請求項2記載のコモンレール圧検出
装置によれば、内燃機関の運転状態によってリーク状態
が変動する場合においても、推定したコモンレール圧を
運転状態に応じて補正するので、内燃機関の運転状態に
かかわらず、リーク状態から正確なコモンレール圧を推
定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のシステムを示す構成図である。
【図2】 ECUの実施する燃料噴射制御のフローチャ
ートである。
【図3】 ECUの実施するインジェクタ制御のフロー
チャートである。
【図4】 噴射パルス算出用のマップである。
【図5】 ECUの実施するコモンレール圧制御のフロ
ーチャートである。
【図6】 インジェクタとポンプの作動を説明するタイ
ミングチャートである。
【図7】 コモンレールとリーク管との関係を模式化し
た模式図である。
【図8】 ECUの実施するコモンレール圧検出制御の
フローチャートである。
【図9】 基本コモンレール圧算出用のマップである。
【図10】 補正コモンレール圧算出用のマップであ
る。
【図11】 噴射パルスと燃料のリーク量との関係を示
すグラフである。
【図12】 噴射パルス補正係数算出用のマップであ
る。
【図13】 変形例のリーク状態検出手段を示す部分構
成図である。
【符号の説明】
1・・・コモンレール式燃料噴射装置、2・・・ディー
ゼルエンジン、3・・・インジェクタ、4・・・コモン
レール、5・・・高圧供給ポンプ、6・・・電子制御装
置(ECU)、7・・・エンジン回転数センサ、8・・
・アクセルセンサ、9・・・圧力制御装置、10・・・
燃料タンク、11・・・低圧供給ポンプ、12・・・供
給配管、13・・・配管、14・・・3方電磁弁、15
・・・クランク角センサ、16・・・気筒判別センサ、
17・・・カム角度センサ、18・・・リーク管、19
・・・オリフィス、20・・・リーク燃料温度センサ、
21・・・リーク管圧センサ、22・・・差圧センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 47/00 F02M 55/02 350 F02M 45/00 312 F02M 45/00 314

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コモンレール式燃料噴射装置のコモンレ
    ール圧を検出するコモンレール圧検出装置であって、 燃料リーク状態を検出するリーク状態検出手段と、 燃料リーク状態とコモンレール圧との関係をあらかじめ
    記憶した記憶手段と、 該記憶手段に記憶された関係を参照して、前記リーク状
    態検出手段によって検出された燃料リーク状態からコモ
    ンレール圧を推定する圧力推定手段とを備えることを特
    徴とするコモンレール圧検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のコモンレール圧検出装置にお
    いて、 更に、内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 該運転状態検出手段によって検出された内燃機関の運転
    状態に応じて前記圧力推定手段が推定したコモンレール
    圧を補正する補正手段とを備えることを特徴とするコモ
    ンレール圧検出装置。
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