JP3235154U - 手摺付き筋交い - Google Patents

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Abstract

【課題】建築現場などにおいて、足場板の架設間隔で立設した支柱間に取り付けるための手摺付き筋交いについて、手摺の高さをより高くして安全性を高めつつ、仮設足場全体に強度を付与できる構造とする、手摺付き筋交いを提供する。【解決手段】考案にかかる手摺付き筋交い10は、支柱間に交差して配置することでその支柱に取り付け可能な一対の筋交い11と、一対の筋交いの上方において支柱間に水平に配置可能な手摺12と、手摺の両端部と一対の筋交いの各上端部とを上下に連結する一対の連結プレート13と、を備える。そして、各連結プレートは、支柱の周面に沿うように折り曲げられた支柱当接片を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、建築現場などにおいて仮設足場の構成要素として用いられる、手摺付きの筋交いに関する。
建築現場などにおいて、仮設足場を構築する際に、足場板の架設間隔で立設した支柱間に取り付けるための手摺付き筋交いが知られている。
特許文献1のように、一般的な手摺付き筋交いは、支柱間に交差して配置することでそれら支柱に取り付け可能な一対の筋交いと、一対の筋交いの上方において支柱間に水平に配置可能な手摺と、を備える。ここで、一対の筋交いの各上端部は、手摺の両端部にそれぞれ、回転可能に連結されている。
このような手摺付き筋交いの主に手摺により、建設現場などにおいて作業員は仮設足場から転落するのが防止されている。
安全面への配慮から、足場板(一般に、長方形の床板と、床板の四隅設けられたフックからなり、フックを布材に引っかけることで支柱間に架け渡される)から手摺までの高さは法令により850mm以上とすることが義務付けられており、特許文献1のような従来の手摺付き筋交いにおいても、足場板から手摺までの高さとして850〜900mm程度が確保されている。
特開2014−234685号公報
しかしながら、一般的な作業員の身長などを考えると、足場板から手摺までの高さが法令に定める基準を満たしていても、上半身が手摺までの高さを超えていることも多く、安全性が十二分に確保されているとはいい難かった。
また、仮設足場が倒壊したりしないように、その強度を高めるような工夫は絶えず求められているが、従来の手摺付き筋交いでは、筋交いの上端部および下端部が支柱にフック等で係止されているに過ぎず、手摺付き筋交い自体に仮設足場全体の強度を高めるような構造を持たせる試みはなされていなかった。
そこで本考案の解決すべき課題は、手摺付き筋交いにおいて、手摺の高さをより高くして安全性を高めつつ、仮設足場全体に強度を付与できる構造とすることである。
上記した課題を解決するため、考案にかかる手摺付き筋交いを、支柱間に交差して配置することでその支柱に取り付け可能な一対の筋交いと、一対の筋交いの上方において支柱間に水平に配置可能な手摺と、手摺の両端部と一対の筋交いの各上端部とを上下に連結する一対の連結プレートと、を備える構成としたのである。
そして、各連結プレートは、前記支柱の周面に沿うように折り曲げられた支柱当接片を有する構成としたのである。
考案にかかる手摺付き筋交いにおいて、支柱当接片は、連結プレートの板面に対してほぼ垂直に折り曲げられている構成を採用することが好ましい。
考案にかかる手摺付き筋交いにおいて、手摺の両端部は、各連結プレートに対して固定され、各筋交いの上端部は、各連結プレートに対して回転可能に取り付けられている構成を採用することが好ましい。
考案にかかる手摺付き筋交いにおいて、一対の筋交いの上端部と手摺の両端部との間に連結プレートを介在させているので、従来の手摺付き筋交いのように、筋交いの上端部と手摺の両端部とを直接に連結する構造に比べて、連結プレートのぶんだけ手摺の高さを高くすることができる。
このため、建築現場などにおける作業員の仮設足場からの転落が防止され、安全性をより高めることができる。
また、考案にかかる手摺付き筋交いにおいて、連結プレートに支柱の周面に接触する支柱当接片が設けられているので、従来の手摺付き筋交いのように、単に筋交いの上下端が支柱に係止されている場合に比べて補強されており、仮設足場全体の構造強度が増している。
実施形態の手摺付き筋交いの正面図 (a)は実施形態の手摺付き筋交いの筋交い上端部における拡大正面図、(b)は実施形態の手摺付き筋交いの筋交い下端部における拡大正面図 (a)(b)は実施形態の手摺付き筋交いの筋交い上端部における拡大斜視図、(c)は実施形態の手摺付き筋交いの筋交い下端部における拡大斜視図 実施形態の手摺付き筋交いの筋交い上端部における支柱への取り付け状態を示す斜視図 実施形態の手摺付き筋交いの筋交い下端部における支柱への取り付け状態を示す斜視図
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。
図1から図5に示す、実施形態の手摺付き筋交い10は、建築現場などにおいて足場板の架設間隔で立設した支柱20間に取り付けられ、仮設足場(支保工)の構築に用いられるものである。
図示のように、手摺付き筋交い10は、筋交い11と、手摺12と、連結プレート13とからなる。
図1のように、筋交い11は、一対の鋼管を交差させてなる。図2(a)および図3(a)(b)のように、各鋼管の上端部には、フック11aが設けられており、図2(b)および図3(c)のように、各鋼管の下端部には、二又状の係合部11bが設けられている。係合部11bの内部は、上下に貫通する空洞となっている。
筋交い11は、仮設足場の構築時には、隣接する支柱20間において鋼管が交差するように配置され、図4および図5のように、支柱20の上下方向に所定の間隔で設けられたフランジ21に上下端部が取り付けられる。
詳しくは、図4(a)および(b)のように、鋼管の上端部に設けられたフック11aの先端部は、フランジ21に設けられた係止孔21aに差し込まれる。
また、図5のように、鋼管の下端部に設けられた二又状の係合部11bは、フランジ21を厚み方向に咥えこんだ状態で、係合部11bおよびフランジ21の係止孔21aをともに貫通するように、フック状の係止具22が上方から差し込まれる。
なお、支柱20は、鋼管からなる単位柱を上下に適宜に継ぎ足して構成されているものとする(単位柱の上端に小径のジョイント部が形成されており、ここに上側の単位柱の下端を差し込む)。また、フランジ21の支柱20に対する設置態様は特に限定されないが、溶接等の公知の態様による。
図1のように、手摺12は、単一の鋼管からなる。手摺12は、仮設足場の構築時には、筋交い11の上方において支柱20間に水平に配置される。
この手摺が存在することで、仮設足場から作業員が転落することが防止されている。図2(a)および図3(a)(b)のように、手摺12の両端部(左右端部)において、鋼管が潰されて平坦部12aとなっている。
図1から図3のように、左右一対の連結プレート13は、鋼板などの金属板からなる。
図2(a)および図3(a)(b)のように、連結プレート13の下部には、ピン結合などの公知の手段により、筋交い11の上端部が回転可能に取り付けられている。
また図2(a)および図3(a)(b)のように、連結プレート13の上部には、溶接などの公知の手段により、手摺12の両端の平坦部12aが固定されている。
これにより、連結プレート13の下部にはヒンジ部13aが上部には固定部13bが、それぞれ形成されている。
ここで、連結プレート13の板面は、鉛直方向を向いている。詳細には、仮設足場の左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をX軸方向だとすると、連結プレート13の板面の法線はY軸方向となる。
このようにして、筋交い11と手摺12とが、連結プレート13を介して連結されている。
従来のように、筋交い11と手摺12とを直接的に連結する場合に比べて、仮設足場の構築時に連結プレート13の高さ分(正確には固定部13bのヒンジ部13aに対する高さ分)だけ手摺12の位置を高くすることが可能であるため、作業員の転落を一層防止することができる。たとえば、足場板から手摺12までの高さを、950〜1000mmとすることが容易である。
また、図2(a)および図3(a)(b)のように、連結プレート13には、仮設足場の構築時に支柱20に近接する位置において、支柱20の外周内面(隣接する支柱20同士の対向面)に沿うように折り曲げられた支柱当接片13cが設けられている。支柱当接片13cは、筋交い11のフック11aなど他の部材が干渉しないように、位置および寸法が調整されている。
ここで、図示のように、連結プレート13の本体の板面と支柱当接片13cの板面とは、ほぼ直角をなしている。すなわち、仮設足場の左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をX軸方向だとすると、連結プレート13の本体の板面の法線はY軸方向となるのに対して、支柱当接片13cの板面の法線はX軸方向となる(なお、足場板の板面の法線はX軸方向)。
支柱当接片13cは、たとえば金属板を折り曲げ加工することで形成される。
図4(b)のように、この支柱当接片13cの板面が支柱20に接触することで、このような構造が存在しない従来の手摺付き筋交いを用いた場合と比べて補強され、仮設足場の構造強度が増しており、その倒壊などが防止されている。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものでない。
本考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、その範囲内およびこれと均等の意味での、すべての修正と変更を含むものとする。
たとえば、連結プレート13の形状は実施形態に限定されない。
連結プレート13には、孔を設けることで軽量化を図ったり、その孔に仮設足場の他の部材を係合させるように構成したりすることも可能である。
また、支柱当接片13cは、支柱20の外周の曲面に沿って面接触するように、円弧状に湾曲した形状にすることもできる。
連結プレート13に対する筋交い11および手摺12の連結態様は、実施形態に限定されない。たとえば、手摺12と連結プレート13とを回転可能に連結することもできる。
支柱当接片13cの形成態様は実施形態に限定されず、連結プレート13の本体とは別体に形成したものを合体結合することも可能である。すなわち、本明細書にいう支柱当接片13cが「折り曲げられた」とは、「屈曲した状態」を意味しており、必ずしも折り曲げ加工により形成されることを意味しない。
筋交い11の支柱20に対する取付態様は、実施形態に限定されず、フック11aや二又状の係合部11b以外の構造で支柱20に取り付けることも可能である。
対応する支柱20の取り付け部もフランジ21に限定されず、たとえばホルダ状のものとすることもできる。
手摺付き筋交い10は、仮設足場の前後面(正背面)のみならず、妻側に設置できるように構成することも可能である。この場合、実施形態とは逆に、連結プレート13の本体の板面の法線はX軸方向となり、支柱当接片13cの板面の法線はY軸方向となる。
10 手摺付き筋交い
11 筋交い
11a フック
11b 係合部
12 手摺
12a 平坦部
13 連結プレート
13a ヒンジ部
13b 固定部
13c 支柱当接片
20 支柱
21 フランジ
21a 係止孔
22 係止具

Claims (3)

  1. 足場板の架設間隔で立設した支柱間に取り付けるための手摺付き筋交いであって、
    前記支柱間に交差して配置することでその支柱に取り付け可能な一対の筋交いと、
    前記一対の筋交いの上方において前記支柱間に水平に配置可能な手摺と、
    前記手摺の両端部と、前記一対の筋交いの各上端部とを上下に連結する一対の連結プレートと、を備え、
    前記各連結プレートは、前記支柱の周面に沿うように折り曲げられた支柱当接片を有する、手摺付き筋交い。
  2. 前記支柱当接片は、前記連結プレートの板面に対してほぼ垂直に折り曲げられている請求項1に記載の手摺付き筋交い。
  3. 前記手摺の両端部は、前記各連結プレートに対して固定され、
    前記各筋交いの上端部は、前記各連結プレートに対して回転可能に取り付けられている請求項1または2に記載の筋交い。
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