JP3234955B2 - グリーンカット面のズリ回収装置 - Google Patents

グリーンカット面のズリ回収装置

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JP3234955B2
JP3234955B2 JP20593492A JP20593492A JP3234955B2 JP 3234955 B2 JP3234955 B2 JP 3234955B2 JP 20593492 A JP20593492 A JP 20593492A JP 20593492 A JP20593492 A JP 20593492A JP 3234955 B2 JP3234955 B2 JP 3234955B2
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慶三 梅本
幸男 川本
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株式会社間組
建機エンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリーンカット面のズ
リ回収装置に関し、特にダムコンクリートの打継ぎ面を
形成するためのグリーンカットによってその面上に生成
されたズリを回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータースイーパー(ワイヤーブ
ラシタイプ)等を用いたグリーンカットによって生成さ
れたズリの回収は、作業員が高圧水で寄せ集め、ホイー
ルローー等ですくい取り、最後に真空式吸い込み装置
で吸い取ることによって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のズリ回収作業では、1回のズリ回収面積が2000
〜3000m2と広いため、数十人の作業員を要すると
共に、かなりの時間を要していた。そこで、本発明は、
ズリ回収を機械化することによって、省人化し、かつ施
工能力及び生産性を向上し得るグリーンカット面のズリ
回収装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のグリーンカット面のズリ回収装置は、車台
の前部に先端部が水平方向へ揺動可能に取り付けられた
伸縮可能なブームと、ブームの先端部に上下方向の軸を
中心として所要範囲で旋回可能に取り付けられ、グリー
ンカット面に対して所要間隔を保持して追従可能に設け
られると共に、移動方向の前方から後方になるに従って
広幅となり、下方及び後側方が開放された台形箱状に形
成され、かつ前側上部に吸引口を有する吸引ノズルと、
吸引ノズル内の後部に取り付けられ、吸引口に向けて
水を噴射する複数の水噴射ノズルと、各水噴射ノズルに
圧力水を供給する圧力水供給手段と、車台に搭載され、
前記吸引ノズルから吸引されたズリと水を収容するレシ
ーバタンクと、車台に搭載され、レシーバタンクにズリ
と水を吸入するためその中を負圧にする吸い込み装置と
を備えている。
【0005】
【作用】上記手段においては、車台を走行させながら、
吸い込み装置を作動し、かつ圧力水供給手段か圧力水
を水噴射ノズルに供給することにより、吸引ノズル内に
入ったグリーンカット面上のズリが、水噴射ノズルから
噴射される水によって吸引口近傍に寄せ集められ、水と
共に吸引口からレシーバタンクに自動的に収容され
又、吸引ノズルの吸引口を、グリーンカット面の側壁や
入隅近傍に位置させ得る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2及び図3は本発明のグリーンカ
ット面のズリ回収装置の一実施例を示す側面図、平面図
及び正面図である。履帯式車台1の前部中央には、内蔵
したエクステンションシリンダー2によって伸縮可能な
角型のエクステンションブーム3の基部が、垂直なピン
4及び水平なピン5によって連結されており、エクステ
ンションブーム3は、その一側面と履帯式車台1の前部
中央との間に介装したブームスイングシリンダー6及び
その上面と履帯式車台1の前部中央との間に介装したブ
ームリフトシリンダー7によって、先端部が水平方向及
び上下方向へ揺動可能に設けられている。
【0007】エクステンションブーム3の先端部には、
円板状のテーブルホルダー8が水平なピン9によって取
り付けられており、このテーブルホルダー8は、エクス
テンションブーム3の先端部上面と上記ピン9に固着し
たレバー10との間に介装したノズルスイングシリンダ
ー11によって、ピン9を中心として揺動可能に設けら
れている。テーブルホルダー8の下部には、旋回テーブ
ル12がノズル旋回油圧モーター13によって上下方向
の軸を中心とし約180°の範囲で旋回可能に取り付け
られている。
【0008】旋回テーブル12の下部には、図4,図5
に詳記するように、吸引ノズル14が複数のスプリング
懸架リンク15によって昇降可能に吊下されている。吸
引ノズル14は、後述する吸い込み装置の作動によって
グリーンカット面16上のズリを水と共に吸引するもの
で、その移動方向(図4,図5においては右方)の前方
から後方になるに従って広幅となり、かつ下方(図4に
おいては下方)及び後側方(図4においては左側方)が
開放された台形箱状に形成されると共に、前側上部に吸
引口17を有し、かつ前後両側に設けた自在キャスター
16によって前記スプリング懸架リンク15と相俟って
グリーンカット面16に対して所要間隔を保持して追従
可能に設けられている。そして、吸引ノズル14内の後
部上面には、この吸引ノズル14内に入ったズリを吸引
口17近傍に寄せ集めるため、吸引口17に向けて水
を噴射する複数の水噴射ノズル19が取り付けられてお
り、各水噴射ノズル19は、圧力水を供給する圧力水供
給手段と可撓性のホース(共に図示せず)によって接続
されている。
【0009】前記吸引ノズル14の吸引口17には、可
撓性のズリ搬送ホース20の一端が連結されており、こ
のズリ搬送ホース20の他端は、履帯式車台1に搭載さ
れてその前部に開口したズリ搬送管21の一端と連結さ
れている。ズリ搬送管21の他端は、図1,図2に示す
ように、履帯式車台1の後部に搭載した2基のレシーバ
タンク22と切り換え可能に適宜に連結されている。各
レシーバタンク22は、吸引ノズル14から吸引された
ズリと水を収容するものであり、履帯式車台1に搭載し
たタンクスライドシリンダー23によって履帯式車台1
の後方上へ個別に移動可能に設けられていると共に、下
部のスライドゲート24がゲート開閉シリンダー25に
よって開閉可能に設けられており、かつ収容された水を
排出する排水管26を後側部に付設してある。そして、
各レシーバタンク22は、履帯式車台1の前側部に搭載
され、レシーバタンク22にズリと水を吸入するためそ
の中を負圧するルーツブロワー式の吸い込み装置27と
切り換え可能に適宜に連結されている。
【0010】図1〜図3において28は運転席、29,
30は運転席28の前方に設けた操作レバー、操作盤で
あり、31,32,33は運転席の後方に設けた燃料タ
ンク、油圧オイルタンク、油圧ユニットで、かつ34は
運転席の側方に設けた制御盤である。
【0011】上記構成のグリーンカット面のズリ回収装
置においては、履帯式車台1を走行させながら、吸い込
み装置27を作動し、かつ圧力水供給手段から圧力水を
水噴射ノズル19へ供給することにより、吸引ノズル1
4内に入ったグリーンカット面16上のズリが、水噴射
ノズル19から噴射される水によって吸引口17近傍に
寄せ集められて吸引口17から水と共に吸い込まれ、ズ
リ搬送ホース20及びズリ搬送管21を経てレシーバタ
ンク22に自動的に収容される。従って、噴射水による
ズリの寄せ集めと、吸い込み装置27によるレシーバタ
ンク22への収容とが同時に自動的に行われるので、作
業員を大幅に削減できると共に施工能力及び生産性を格
段に向上することができる。次いで、一方のレシーバタ
ンク22が一杯になると、ズリ搬送管21及び吸い込み
装置27を他方のレシーバタンク22と切り換えて連結
し、連続してズリの回収作業を行うと共に、一方のレシ
ーバタンク22との連結を遮断する。この遮断に伴って
一方のレシーバタンク22内の水が排水管26から排出
される。そして、排水完了後にタンクスライドシリンダ
ー23を作動して一方のレシーバタンク22を履帯式車
台1の後方上に移動し、その下方へズリ運搬車(図示せ
ず)を位置させると共に、ゲート開閉シリンダー25を
作動してスライドゲート24を開放してズリを排出す
る。しかる後、スライドゲート24を閉じ、かつレシー
バタンク22を履帯式車台1上へ復帰移動させる。以
下、レシーバタンク22を交互に切り換えて使用しなが
ら、ズリ回収作業を行う。
【0012】上記ズリ回収作業に際し、ズリ回収位置が
履帯式車台1の走行位置の制限等により、その側縁部付
近等となる場合は、エクステンションシリンダー2より
エクステンションブーム3を伸長させ、かつブームスイ
ングシリンダー11によりエクステンションブーム3を
適宜にスイングさせると共に、旋回テーブル12を適宜
に旋回させ、又、グリーンカット面16が傾斜している
場合は、ノズルスイングシリンダー11により吸引ノズ
ル14を傾斜に合わせてスイングさせて作業を行う一
方、ズリ回収装置の格納に際しては、省スペースを図る
ためにブームリフトシリンダー7によりエクステンショ
ンブーム3を傾斜させて行う。
【0013】なお、上述したズリ回収装置においては、
吸引ノズル14をグリーンカット面16に対して所要間
隔を保持して追従可能とするために、吸引ノズル14を
スプリング懸架リンク15により旋回テーブル12に吊
下し、かつ吸引ノズル14の前後両側に自在キャスター
18を設けているが、これに限定されるものではなく、
例えば図6に示すように、吸引ノズル14に自在キャス
ター18を設けることなく、その前側部にグリーンカッ
ト面16に追従して吸引ノズル14とグリーンカット面
16との間を検出するセンサー35を取り付け、このセ
ンサー35からの信号に基づいてスプリング懸架リンク
15間に介装したカット面追従サーボシリンダー36を
作動させて吸引ノズル14をグリーンカット面に対して
所要間隔を保持して追従させるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のグリーン
カット面のズリ回収装置によれば、車台を走行させなが
ら、吸い込み装置を作動し、かつ圧力水供給手段から圧
力水を水噴射ノズルに供給することにより、吸引ノズル
内に入ったグリーンカット面上のズリが、水噴射ノズル
から噴射される水によって吸引口近傍に寄せ集められ、
水と共に吸引口からレシーバタンクに自動的に収容さ
、又、吸引ノズルの吸引口をグリーンカット面の側壁
や入隅近傍に位置させ得るので、従来に比して作業員を
大幅に削減できると共に、施工能力及び生産性を格段に
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグリーンカット面のズリ回収装置
の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示すグリーンカット面のズリ回収装置の
平面図である。
【図3】図1に示すグリーンカット面のズリ回収装置の
正面図である。
【図4】図1に示すグリーンカット面のズリ回収装置の
吸引ノズルの側面図である。
【図5】図1に示すグリーンカット面のズリ回収装置の
吸引ノズルの平面図である。
【図6】図1に示すグリーンカット面のズリ回収装置の
他の吸引ノズルの側面図である。
【符号の説明】
1 履帯式車台1 3 エクステンションブーム 14 吸引ノズル 15 スプリング懸架リンク 16 グリーンカット面 17 吸引口 18 自在キャスター 19 水噴射ノズル 22 レシーバタンク 27 吸い込み装置 35 センサー 36 カット面追従サーボシリンダー
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭58−47057(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台の前部に先端部が水平方向へ揺動可
    能に取り付けられた伸縮可能なブームと、ブームの先端
    部に上下方向の軸を中心として所要範囲で旋回可能に
    り付けられ、グリーンカット面に対して所要間隔を保持
    して追従可能に設けられると共に、移動方向の前方から
    後方になるに従って広幅となり、下方及び後側方が開放
    された台形箱状に形成され、かつ前側上部に吸引口を有
    する吸引ノズルと、吸引ノズル内の後部に取り付けら
    れ、吸引口に向けて水を噴射する複数の水噴射ノズル
    と、各水噴射ノズルに圧力水を供給する圧力水供給手段
    と、車台に搭載され、前記吸引ノズルから吸引されたズ
    リと水を収容するレシーバタンクと、車台に搭載され、
    レシーバタンクにズリと水を吸入するためその中を負圧
    にする吸い込み装置とを備えることを特徴とするグリー
    ンカット面のズリ回収装置。
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