JP3145520B2 - チップ荷役用作業機 - Google Patents

チップ荷役用作業機

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JP3145520B2 JP35027692A JP35027692A JP3145520B2 JP 3145520 B2 JP3145520 B2 JP 3145520B2 JP 35027692 A JP35027692 A JP 35027692A JP 35027692 A JP35027692 A JP 35027692A JP 3145520 B2 JP3145520 B2 JP 3145520B2
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毅人 赤松
和之 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ船等に用いられ
るチップ荷役用作業機に関する。
【0002】なお、本作業機は、粉体や穀物等の粒体の
荷役にも適用される。
【0003】
【従来の技術】従来、チップ船におけるチップの荷役作
業は、図7に示すように行なわれており、チップ船1の
ホールド(船倉)7内にパワーショベルやブルドーザな
どの作業機8を投入して同作業機8でチップ4をホール
ド7の中央部付近に掻き寄せ、掻き寄せたチップ4をク
ラムシェルバケット3などで掴み陸上側のホッパー5を
有するコンベヤ装置6などへ移動させ、その際ホールド
7内の壁面に付着したチップは人力で掻き落としてい
た。一般にホールド7の内面(壁面)には凹凸があり、
そのコーナ部などは狭隘な構造となっていて、そこにチ
ップが収納されているためチップの自重による圧密など
も加わって、かなりのチップが壁面に固く付着(固着)
したような状態になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来のチ
ップ荷役手段においては、次のような問題点がある。 (1) 労働環境が悪い中で、ホールド壁面に付着したチッ
プを人力で掻き落とすため重労働になる。 (2) チップを掻き集める作業機と、掻き落とし要員とが
狭いホールド内で混在するため、安全上問題がある。 (3) 人力によりチップを掻き落とす作業では能率が低
い。 (4) チップ掻き落とし作業が高所作業になり危険であ
る。本発明は上述の問題点に対処するため開発されたも
のであって、1台の作業機でチップの掻き寄せと掻き落
としとに兼用できるようにするとともに、構造が簡素で
且つ強固であり、壁面に広い範囲にわたって固着したチ
ップを容易に効率良く処理できるようにしたチップ荷役
用作業機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のチップ荷役用作業機は、同作業機にブーム
を介して起伏自在に装着された作業用アームと、同アー
ムの先端に起伏自在に取付けられた掻き落とし爪とをそ
なえ、同掻き落とし爪にロック機構が内蔵されるととも
に、同ロック機構を介して上記掻き落とし爪に着脱可能
に設けられる掻き集め用バケットが装備されており、上
記ロック機構が、上記掻き落とし爪の上側にピンを介し
枢着された左右一対のロック部材と同ロック部材の相互
間に架設されたロックジャッキとで構成されて、上記ロ
ック部材の左右への張出し時に同 ロック部材を係合させ
る凹部とストッパとが上記掻き集め用バケットの背面側
に設けられていることを特徴としている。
【0006】また、本発明のチップ荷役用作業機は、上
記掻き落とし爪の先端に、ブロアへ接続されて同ブロア
からの圧縮空気を噴出するエアジェットノズルが可撓性
の配管を介して装備され、同エアジェットノズルを上記
掻き落とし爪の内部で左右方向へ旋回させるための旋回
ジャッキが装備されて、上記エアジェットノズルが上記
旋回ジャッキによりブラケットを介し左右へ所要の範囲
で首振り可能に配設されたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上述の本発明のチップ荷役用作業機では、チッ
プ船のホールド内などでチップの掻き落とし作業を行な
う際に、掻き落とし爪により機械的に行なう操作と、同
爪に装備したエアジェットノズルからのジェット流で流
体的に掻き落とす操作と、その両方を同時に行なってチ
ップを掻き落とす(すなわちエアを噴出しながら爪で機
械的に掻き落とす)操作との3つを、チップの性状等に
より使い分けて実施する。壁面から一通りチップを掻き
落とした後は、掻き落とし爪に内蔵したロック機構でバ
ケットを爪に一体化し、そのバケットでチップをホール
ド内中央部へ掻き寄せる作用が行なわれる。またエアジ
ェットノズルは、旋回機構により左右に首振りも可能で
あり、これにより広い範囲の壁面に固着したチップを吹
き飛ばす作用が行なわれる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
チップ荷役用作業機について説明すると、図1はその全
体構成を示す側面図、図2は図1のA矢視図、図3はそ
の掻き落とし爪とバケットとの結合構造を示す平面図、
図4は図3の構造の側面図、図5は図3の構造からエア
ジェットノズルを除いて示す平面図、図6は図5の構造
の側面図である。
【0009】図1に示すように、無限軌道型走行部17a
をそなえた自走式作業機17において、ブーム21が旋回お
よび起伏可能に設けられ、同ブーム21の先端に作業用ア
ーム22が起伏自在に枢着されている。
【0010】ブーム21の旋回は、作業機17の無限軌道型
走行部17aに対するキャビン19を含んだ車体部17bの旋
回に伴って同車体部と一体に行なわれるようになってお
り、ブーム21の起伏は油圧シリンダ27を介して行なわれ
る。またアーム22の起伏は油圧シリンダ27aを介して行
なわれる。アーム22の先端には掻き落とし爪11が油圧シ
リンダ27bを介して起伏操作を行なえるように取付けら
れており、さらに掻き集め用バケット10が掻き落とし爪
11に着脱可能に設けられている。なお、図1では、掻き
落とし爪11にバケット10が取付けられた状態と、同掻き
落とし爪11からバケット10が取り除かれた状態とが示さ
れている。
【0011】上述の掻き落とし爪11に対するバケット10
の着脱は、図5および図6に示すように、掻き落とし爪
11の上側に内蔵された左右一対のロック部材16およびロ
ックジャッキ23からなるロック機構を介して行なわれる
ようになっており、ロックジャッキ23は各ロック部材16
をピン15を支点として図5における矢印aの方向に張出
・収縮させるものである。そして、バケット10の背面凹
部12内には、ロック部材16を嵌入させうるロック穴13が
形成されるとともに、ロック部材16と係合しうるストッ
パ25が取付けられている。
【0012】一方、車体部17bに設けられたブロア18
(図1および図2参照)から、掻き落とし爪11まで可撓
性のエア配管20が設けられており、同配管20の先端は、
図3および図4に示すように、掻き落とし爪11に内蔵さ
れたエアジェットノズル26に連結されている。このよう
にしてエア配管20を介しブロア18に接続されたエアジェ
ットノズル26は、図1に矢印Jで示すエアジェットを噴
出して、壁面棚部等に残ったチップ4′を吹き飛ばし床
面へ落下させるのに用いられるものである。エアジェッ
トノズル26は、図3および図4に示すように、掻き落と
し爪11に設けられた旋回ジャッキ14によりブラケット24
を介して左右へ所要の範囲(図3のb,c,d方向を含む
範囲)で首振り可能に配設されており、このような旋回
機構14,24によりチップ4′の吹き飛ばし作用を効率よ
く行なえるようになっている。
【0013】本実施例のチップ荷役用作業機は上述のよ
うに構成されているので、アーム22の先端の掻き落とし
爪11にロック機構16,23を介しバケット10を装着した状
態では通常のパワーショベルと同一の機能を有し、これ
により図1に示すように、チップ船のホールド床面Hに
おけるチップ4をホールド中央部へ掻き寄せる作用が行
なわれる。
【0014】次に、ホールド壁面に付着したチップ4′
を掻き落とす際には、図5に示すロックジャッキ23を縮
めることによりバケット10の掻き落とし爪11におけるロ
ックを解除してから、同バケット10を図5のe方向へ引
き抜くようにして、掻き落とし爪11からバケット10を取
外す。そして、油圧シリンダ27bによる掻き落とし爪11
の起伏操作でチップ4′を掻き落としたり、左右へ首振
り動作を行なえるエアジェットノズル26からのエアジェ
ットにより、チップ4′を効率よく吹き飛ばし落下させ
る操作が行なわれる。特にエアジェットノズル26は、掻
き落とし爪11では除去しにくい入り込んだ部分のチップ
4′を取り除くのに有効である。
【0015】上述のように、本実施例のチップ荷役用作
業機では、掻き落とし爪11によるチップ4′の掻き落と
し作業と、同掻き落とし爪11にロック機構を介し着脱可
能に設けられたバケット10を用いるチップ4の掻き寄せ
作業とを、一台の作業機で兼用して実施できるようにな
り、また掻き落とし爪11にエアジェットノズル26を配設
することにより掻き落とし爪11では十分に除去しにくい
チップ4′の処理を効率よく、しかもホールド壁面を傷
つけることなく安全に行なえるのである。
【0016】また、上記ロック機構が、掻き落とし爪11
の上側にピン15を介し枢着された左右一対のロック部材
16と同ロック部材の相互間に架設されたロックジャッキ
23とで構成されて、ロック部材16の左右への張出し時に
同ロック部材16を係合させる凹部13とストッパ25とが掻
き集め用バケット10の背面側に設けられているので、掻
き落とし爪11の下面(掻き落とし面)には邪魔ものが存
在せず、すべて掻き落とし用に有効に使用できる利点が
ある。 そして、掻き集め用バケット10の壁部にロック用
の穴をあける必要もなく、同バケットの有効利用を図る
ことができる。
【0017】さらに、掻き落とし爪11の先端に、ブロア
18へ接続されて同ブロアからの圧縮空気を噴出するエア
ジェットノズル26が可撓性の配管20を介して装備され、
同エアジェットノズル26を掻き落とし爪11の内部で左右
方向へ旋回させるための旋回ジャッキ14が装備されて、
エアジェットノズル26が旋回ジャッキ14によりブラケッ
ト24を介し左右へ所要の範囲で首振り可能に配設されて
いるので、狭い掻き落とし爪11の内部でエアジェットノ
ズル26の揺動を的確に行なわせることが可能となり、こ
のようにしてチップの吹き飛ばし作用が能率よく行なわ
れる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のチップ荷
役用作業機によれば、次のような効果ないし利点が得ら
れる。 (1) 掻き落とし爪によるチップの掻き落とし作業と、掻
き集め用バケットによるチップの掻き寄せ作業とを、一
台の作業機で兼用して実施できる。 (2) 掻き集め用バケットの着脱が、掻き落とし爪に内蔵
されたロック機構により簡便に行なえる。 (3) 掻き落とし爪の下面(掻き落とし面)には邪魔もの
が存在せず、すべて掻き落とし用に有効に使用できる
き。 (4) 掻き集め用バケットの壁部にロック用の穴を形成す
る必要がなく、同バケットの有効利用を図ることができ
る。 (5) 掻き落とし爪に設けられたエアジェットノズルを用
いて、掻き落とし爪では除去しにくい入り込んだ部分の
チップも吹き飛ばすようにして、しかも壁面を傷つける
ことなく落下させることができる。 (6) 狭い掻き落とし爪の内部でエアジェットノズルの
振り動作を的確に行なえるので、そのエアジェットによ
るチップ除去操作が一層効率よく行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのチップ荷役用作業機
の側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1の作業機の掻き落とし爪とバケットとの結
合構造を示す平面図である。
【図4】図3の構造の側面図である。
【図5】図3の構造からエアジェットノズルを除いて示
す平面図である。
【図6】図5の構造の側面図である。
【図7】従来のチップ荷役手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
4,4′ チップ 10 掻き集め用バケット 11 掻き落とし爪 12 バケット背面凹部 13 ロック穴 14 旋回ジャッキ 15 ピン 16 ロック部材 17 作業機 17a 無限軌道型走行部 17b 車体部 18 ブロア 19 キャビン 20 エア配管 21 ブーム 22 アーム 23 ロックジャッキ 24 ブラケット 25 ストッパ 26 エアジェットノズル 27,27a,27b 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/40 B65G 67/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式作業機において、同作業機にブー
    ムを介して起伏自在に装着された作業用アームと、同ア
    ームの先端に起伏自在に取付けられた掻き落とし爪とを
    そなえ、同掻き落とし爪にロック機構が内蔵されるとと
    もに、同ロック機構を介して上記掻き落とし爪に着脱可
    能に設けられる掻き集め用バケットが装備されており、
    上記ロック機構が、上記掻き落とし爪の上側にピンを介
    し枢着された左右一対のロック部材と同ロック部材の相
    互間に架設されたロックジャッキとで構成されて、上記
    ロック部材の左右への張出し時に同ロック部材を係合さ
    せる凹部とストッパとが上記掻き集め用バケットの背面
    側に設けられていることを特徴とする、チップ荷役用作
    業機。
  2. 【請求項2】 上記掻き落とし爪の先端に、ブロアへ接
    続されて同ブロアからの圧縮空気を噴出するエアジェッ
    トノズルが可撓性の配管を介して装備され、同エアジェ
    ットノズルを上記掻き落とし爪の内部で左右方向へ旋回
    させるための旋回ジャッキが装備されて、上記エアジェ
    ットノズルが上記旋回ジャッキによりブラケットを介し
    左右へ所要の範囲で首振り可能に配設されたことを特徴
    とする、請求項1に記載のチップ荷役用作業機。
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