JPH0756363Y2 - チップ荷役装置 - Google Patents
チップ荷役装置Info
- Publication number
- JPH0756363Y2 JPH0756363Y2 JP1990401949U JP40194990U JPH0756363Y2 JP H0756363 Y2 JPH0756363 Y2 JP H0756363Y2 JP 1990401949 U JP1990401949 U JP 1990401949U JP 40194990 U JP40194990 U JP 40194990U JP H0756363 Y2 JPH0756363 Y2 JP H0756363Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- scraping
- tip
- bucket
- claw
- scraping claw
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はチップ船のチップ荷役装
置に関する。
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来チップ船のチップの荷役作業は図５
に示すようにチップ船１のホールド７（船倉）内にパワ
ーショベルやブルドーザなどの作業機８に投入して該作
業機８でチップ４をホールド７の中央部付近に掻き寄
せ、掻き寄せたチップ４を陸上のクラムシェルバケット
３などで掴み陸上側のホッパー５を有するコンベヤ装置
６などへ移動させ、その際ホールド７内の壁面に付着し
たチップ４は人力で掻き落していた。
に示すようにチップ船１のホールド７（船倉）内にパワ
ーショベルやブルドーザなどの作業機８に投入して該作
業機８でチップ４をホールド７の中央部付近に掻き寄
せ、掻き寄せたチップ４を陸上のクラムシェルバケット
３などで掴み陸上側のホッパー５を有するコンベヤ装置
６などへ移動させ、その際ホールド７内の壁面に付着し
たチップ４は人力で掻き落していた。
【０００３】一般にホールド７の内面（壁面）は凹凸が
あり、コーナ部などは狭隘な構造となっており、そこに
チップが収納されているため自由による圧密なども加わ
って、かなりチップが壁面に固く付着（固着）したよう
な状態にある。
あり、コーナ部などは狭隘な構造となっており、そこに
チップが収納されているため自由による圧密なども加わ
って、かなりチップが壁面に固く付着（固着）したよう
な状態にある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】このような従来方式に
おいては、次の様な問題点があった。 （１）労力環境が悪い中で、ホールド壁面に付着したチ
ップを人力で掻き落とすため重労働である。 （２）チップを掻き集める作業機と、掻き落し要員が狭
いホールド内で混在するため、安全上問題がある。 （３）人力では能率が低い。 （４）高所作業で危険である。
おいては、次の様な問題点があった。 （１）労力環境が悪い中で、ホールド壁面に付着したチ
ップを人力で掻き落とすため重労働である。 （２）チップを掻き集める作業機と、掻き落し要員が狭
いホールド内で混在するため、安全上問題がある。 （３）人力では能率が低い。 （４）高所作業で危険である。
【０００５】本考案はかゝる問題点に対処するため開発
されたものであって１台の作業機でチップの掻き寄せと
掻き落しが出来るようにすることを目的とする。
されたものであって１台の作業機でチップの掻き寄せと
掻き落しが出来るようにすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成を実施例に対応する図１乃至図４を用
いて説明すると本考案はパワーショベルなどの作業機１
７の揺動アーム２２先端に接続金具１２を介して掻き落
し爪１１を取付け、該掻き落し爪１１に、掻き集め用バ
ケット１０を着脱自在にロックするロック装置を内蔵し
て設けたことを特徴とする。
めの本考案の構成を実施例に対応する図１乃至図４を用
いて説明すると本考案はパワーショベルなどの作業機１
７の揺動アーム２２先端に接続金具１２を介して掻き落
し爪１１を取付け、該掻き落し爪１１に、掻き集め用バ
ケット１０を着脱自在にロックするロック装置を内蔵し
て設けたことを特徴とする。
【０００７】更に掻き落し爪１１の先端にブロア１８か
らの圧縮空気を噴出するエアジェットノズル２６を装備
したことを特徴とする。
らの圧縮空気を噴出するエアジェットノズル２６を装備
したことを特徴とする。
【０００８】
【作用】そして本考案は上記の手段によりチップの掻き
落としは、掻き落し爪により機械的に行なう方法と、同
爪に装備したエアノズルジェットで流体的に掻き落す方
法と、その両方を同時に使用してチップを掻き落とす方
法（エアを噴出しながら爪で機械的に掻き落とす）の３
つをチップの性状他によって使い分けて使用する。壁面
から一通りチップを掻き落とした後は、掻き落し爪をバ
ケットに嵌合させ爪に内蔵したロック装置でバケットと
爪を一体化し、そのバケットでチップをホールド内中央
部へ掻き寄せる。掻き落し爪は“ヘラ”状の形をしてお
り、バケットの背面の取付スペースに容易に差し込んで
一体化したり、逆に分離することが出来る。
落としは、掻き落し爪により機械的に行なう方法と、同
爪に装備したエアノズルジェットで流体的に掻き落す方
法と、その両方を同時に使用してチップを掻き落とす方
法（エアを噴出しながら爪で機械的に掻き落とす）の３
つをチップの性状他によって使い分けて使用する。壁面
から一通りチップを掻き落とした後は、掻き落し爪をバ
ケットに嵌合させ爪に内蔵したロック装置でバケットと
爪を一体化し、そのバケットでチップをホールド内中央
部へ掻き寄せる。掻き落し爪は“ヘラ”状の形をしてお
り、バケットの背面の取付スペースに容易に差し込んで
一体化したり、逆に分離することが出来る。
【０００９】
【実施例】以下本考案の一実施例を図１乃至図４に基づ
いて説明する。図はパワーショベルを作業機１７とし、
後部にブロア１８を搭載する。リンク機構であるブーム
２１、アーム２２の先端に掻き落し爪１１と（幅広）バ
ケット１０を装備する。
いて説明する。図はパワーショベルを作業機１７とし、
後部にブロア１８を搭載する。リンク機構であるブーム
２１、アーム２２の先端に掻き落し爪１１と（幅広）バ
ケット１０を装備する。
【００１０】図２，３に、その先端部の詳細図を示す。
掻き落し爪１１は“ヘラ”のような形状をし、ホールド
壁面に固着したチップを掻き落とす用途に使用する。掻
き落し爪１１はバケット１０背面の係合凹部に挿入さ
れ、ロッフ装置１６で適宜一体に連結される。掻き落し
爪１１は接続金具１２を介してアーム２２に連結され、
両者の間は首振りジャッキ１４が取付けられる。前記ロ
ック装置１６は掻き落し爪１１内部に内蔵され掻き落し
爪１１内のロックジャッキ２３の先端には楔２４が取付
けられ、その斜面にロック装置１６が前後２組装着され
る。また楔２４を引くときロック装置１６が縮むためス
プリング２５が装備されている。２６はブロア１８から
エア配管２０によってエアが供給され、チップを吹き飛
ばすためのエアジェットノズルである。
掻き落し爪１１は“ヘラ”のような形状をし、ホールド
壁面に固着したチップを掻き落とす用途に使用する。掻
き落し爪１１はバケット１０背面の係合凹部に挿入さ
れ、ロッフ装置１６で適宜一体に連結される。掻き落し
爪１１は接続金具１２を介してアーム２２に連結され、
両者の間は首振りジャッキ１４が取付けられる。前記ロ
ック装置１６は掻き落し爪１１内部に内蔵され掻き落し
爪１１内のロックジャッキ２３の先端には楔２４が取付
けられ、その斜面にロック装置１６が前後２組装着され
る。また楔２４を引くときロック装置１６が縮むためス
プリング２５が装備されている。２６はブロア１８から
エア配管２０によってエアが供給され、チップを吹き飛
ばすためのエアジェットノズルである。
【００１１】かくてバケット１０を装着した場合は、通
常のパワーショベルと同一の機能であり、ブーム２１、
アーム２２、バケット１０を操作して、チップを中央位
置に掻き寄せる。首振りジャッキ１４の働きによりバケ
ット１０を左右に適宜振ることも可能である。次に、ホ
ールド壁面に付着したチップを掻き落とす場合は一旦バ
ケット１０を取外す。その要領は伸び切っているロック
ジャッキ２３を縮めることによりバケット１０と掻き落
し爪１１のロックを解除し（図２の（エ）の方向）爪１
１を図２の（イ）の方向に抜いてバケット１０を取外
す。その後、掻き落し爪１１を壁面のチップに機械的に
突き動かしたりエアジェットを噴射することにより掻き
落しを実施する。狭少部へは首振りジャッキ１４を有効
に使い壁面へより接近させる。
常のパワーショベルと同一の機能であり、ブーム２１、
アーム２２、バケット１０を操作して、チップを中央位
置に掻き寄せる。首振りジャッキ１４の働きによりバケ
ット１０を左右に適宜振ることも可能である。次に、ホ
ールド壁面に付着したチップを掻き落とす場合は一旦バ
ケット１０を取外す。その要領は伸び切っているロック
ジャッキ２３を縮めることによりバケット１０と掻き落
し爪１１のロックを解除し（図２の（エ）の方向）爪１
１を図２の（イ）の方向に抜いてバケット１０を取外
す。その後、掻き落し爪１１を壁面のチップに機械的に
突き動かしたりエアジェットを噴射することにより掻き
落しを実施する。狭少部へは首振りジャッキ１４を有効
に使い壁面へより接近させる。
【００１２】
【考案の効果】このように本考案によるときは作業機の
揺動アームの先端に接続金具を介して掻き落し爪を取付
け該掻き落し爪に、掻き集め用バケットを着脱自在にロ
ックするロック装置を内蔵して設けたものであるから掻
き落し爪によるチップの掻き落し作業と、該掻き落し爪
にロック装置を介して装着される掻き集め用バケットに
よる掻き寄せ作業とが一台の作業機により行われ、荷役
作業に人力を必要とせず安全性が向上すると共に狭小部
でもブーム，アーム，首振りなどの操作を組合せてぎり
ぎりまで壁面への接近（掻き落し）ができ、また、エア
ジェットを装備することにより壁面を傷付けずに安全に
チップ除去ができ、更に掻き落し爪内に内蔵されるロッ
ク装置による掻き集め用バケットの着脱は、その着脱作
業を容易にするとともに掻き落し爪内に内蔵されるロッ
ク装置が掻き落し爪の掻き落し作業のさまたげとなるこ
とがない等の効果を有する。
揺動アームの先端に接続金具を介して掻き落し爪を取付
け該掻き落し爪に、掻き集め用バケットを着脱自在にロ
ックするロック装置を内蔵して設けたものであるから掻
き落し爪によるチップの掻き落し作業と、該掻き落し爪
にロック装置を介して装着される掻き集め用バケットに
よる掻き寄せ作業とが一台の作業機により行われ、荷役
作業に人力を必要とせず安全性が向上すると共に狭小部
でもブーム，アーム，首振りなどの操作を組合せてぎり
ぎりまで壁面への接近（掻き落し）ができ、また、エア
ジェットを装備することにより壁面を傷付けずに安全に
チップ除去ができ、更に掻き落し爪内に内蔵されるロッ
ク装置による掻き集め用バケットの着脱は、その着脱作
業を容易にするとともに掻き落し爪内に内蔵されるロッ
ク装置が掻き落し爪の掻き落し作業のさまたげとなるこ
とがない等の効果を有する。
【図１】本考案の一実施例を示す全体図である。
【図２】掻き落し爪とバケットとの分解斜視図である。
【図３】掻き落し爪とバケットとの結合状態を示す平面
図である。
図である。
【図４】掻き落し爪とバケットとの結合状態を示す側面
図である。
図である。
【図５】チップ船の荷役を示す作業図である。
１０ 掻き集め用バケット １１ 掻き落し爪 １２ 接続金具 １６ ロック装置 １７ 作業機 １８ ブロア ２２ アーム
Claims (2)
- 【請求項１】 パワーショベルなどの作業機の揺動アー
ム先端に接続金具を介して掻き落し爪を取付け、該掻き
落し爪に、掻き集め用バケットを着脱自在にロックする
ロック装置を内蔵して設けたことを特徴とするチップ荷
役装置。 - 【請求項２】 前記掻き落し爪の先端に、ブロアからの
圧縮空気を噴出するエアジェットノズルを装備したこと
を特徴とする請求項１記載のチップ荷役装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990401949U JPH0756363Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | チップ荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990401949U JPH0756363Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | チップ荷役装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0492060U JPH0492060U (ja) | 1992-08-11 |
| JPH0756363Y2 true JPH0756363Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31879965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990401949U Expired - Fee Related JPH0756363Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | チップ荷役装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756363Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2565580Y2 (ja) * | 1989-03-31 | 1998-03-18 | 新キャタピラー三菱 株式会社 | 壁面処理機 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP1990401949U patent/JPH0756363Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0492060U (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960618 |
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