JPH0776855A - ツインスクレープドーザ - Google Patents

ツインスクレープドーザ

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Publication number
JPH0776855A
JPH0776855A JP5247515A JP24751593A JPH0776855A JP H0776855 A JPH0776855 A JP H0776855A JP 5247515 A JP5247515 A JP 5247515A JP 24751593 A JP24751593 A JP 24751593A JP H0776855 A JPH0776855 A JP H0776855A
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JP
Japan
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bowl
earth
sand
tractor
scraper
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Application number
JP5247515A
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English (en)
Inventor
Kenzo Kimoto
健蔵 木元
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH0776855A publication Critical patent/JPH0776855A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/76Graders, bulldozers, or the like with scraper plates or ploughshare-like elements; Levelling scarifying devices
    • E02F3/7609Scraper blade mounted forwardly of the tractor on a pair of pivoting arms which are linked to the sides of the tractor, e.g. bulldozers
    • E02F3/7618Scraper blade mounted forwardly of the tractor on a pair of pivoting arms which are linked to the sides of the tractor, e.g. bulldozers with the scraper blade adjustable relative to the pivoting arms about a horizontal axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 履帯式の土砂積込、運搬、撒土車両の積載量
を増大し、軟弱地でも走行でき、撒土時の土砂排出量を
制御可能する。 【構成】 トラクタ1の前方にフレーム11で揺動自在
に支持したボトムダンプ式のフロントボウル20を装着
し、トラクタ1とリフトシリンダ13で連結する。トラ
クタ1の後方にフレーム31で揺動自在に支持したボト
ムダンプ式のリヤ−ボウル40を装着し、トラクタ1の
ブラケット3とフレーム31とをリフトシリンダ33で
連結する。土砂の積み込みはそれぞれのボウル20、4
0のカッティングエッジ24、37で掘削して積み込
み、運搬時にはそれぞれのボウル20、40をリフトシ
リンダ13、33で持ち上げて走行する。したがって、
車体バランスは良好で積載量を増大できる。撒土時はボ
トムダンプ式のため、土砂排出量を制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂の掘削、積み込
み、運搬、撒土、敷ならし作業を1台の車両で行う装軌
式土工機械に関する。
【0002】
【従来の技術】土木作業における土砂運搬の方法には種
々の方法があるが、不整地あるいは軟弱地において掘削
しつつ運搬する方法としては、ホイール式車両を利用す
る方法と、履帯式車両を利用する方法とがある。このう
ち、ホイール式車両は地盤が比較的良好で、長距離を運
搬するのに適しており、履帯式車両は地盤の悪い軟弱地
等において近距離を運搬するのに適している。
【0003】履帯式車両を利用した土砂運搬方法として
は、以下のような方法がある。第1の方法としては図1
5に示すように、ブルドーザ100の土工板101で土
砂を掘削、押土して運搬する方法である。第2の方法と
しては図16に示すように、スクレープドーザ110に
よる方法である。すなわち、掘削、積込時には矢印方向
に進行しつつボウル111を下げ、エプロン112を開
いてカッティングエッジ113で掘削しつつ土砂をボウ
ル111内に積み込む。積み込み終了時にはボウル11
1を上げ、エプロン112を閉じて所定の位置まで運搬
する。撒土するときにはエプロン112を開き、エジェ
クタ114で土砂を押し出す。第3の方法としては図1
7に示すような被牽引式のホイールスクレーパ120を
履帯式車両により牽引する方法である。積込時にはボウ
ル121を下げ、エプロン122を開いて掘削しつつ土
砂をボウル121内に積み込み、ボウル121を上げ、
エプロン122を閉じて運搬し、撒土時にはエプロン1
22を開いてエジェクタ123で土砂を押し出す。第4
の方法は実公平1−31632により提案された図18
に示すバケットドーザ130を用いるものである。すな
わち、トラクタ131の前方にピン132により回動自
在に軸着されたバケット133を設け、掘削、積込時に
はカッテイングエッジ134により掘削しつつバケット
133内に土砂を積み込み、運搬時には油圧シリンダ1
35によりバケット133を上昇させて運搬し、撒土時
には2点鎖線のごとく油圧シリンダ136によりバケッ
ト133をピン132を中心として回動させて撒土する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
諸装置を用いた方法では以下のごとき問題がある。第1
のブルドーザによる方法においてはブレード前面に掘削
して溜めた土砂を押しながら運搬するため、地面との摩
擦抵抗が大きくロスが大きい。また、車速が遅く、ブレ
ードの側方から土砂がこぼれるため非効率的である。第
2のスクレープドーザによる方法においては、土砂を溜
め込むボウルが車両中心より前部に位置しているため、
土砂満載時には重心位置が極端に前方になり、接地圧分
布が均一でなくなるために、シュースリップし易く、大
きな牽引力がでないし、軟弱地にも入りにくい。また、
前記理由により車両重量当たりの運搬土量が少なく、専
用車であるため汎用性に欠ける。第3の被牽引式ホイー
ルスクレーパによる方法においては、ホイール式のため
軟弱地での作業が不可能であり、後進ができないことと
あいまって稼働地の条件がせばめられる。第4のバケッ
トドーザによる方法においては、土砂積込用ボウルが車
両前部のみのため、運搬時の重心位置が前方になり車両
のバランスが悪くて接地圧分布が不均一になり、シュー
スリップしやすく、軟弱地にも入りにくい。したがっ
て、積込量も多くできない。また、撒土時に土砂の排出
量をコントロールすることが困難である。
【0005】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、土砂積載時、車両バランスが良く、積込量も多
く、撒土時の土砂排出量のコントロールが可能で、軟弱
地においても使用可能であり、ある程度の長距離におい
ても経済的に運搬できるツインスクレープドーザを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的達成のため、本発明に係るツインスクレ
ープドーザの第1の発明においては、装軌式トラクタの
フロントおよびリヤ−に、昇降自在に装着された土砂積
込排出装置を具備することを特徴としている。 (2)第2の発明においては、前記土砂積込排出装置を
フロント又はリヤ−ボウルの上部にスクレ−パを回動自
在に取着し、このスクレ−パにボトムシリンダを伸縮自
在に取着して、前記フロント又はリヤ−ボウルとスクレ
−パの底面をボトムシリンダの伸縮により開閉すること
を特徴としている。 (3)第3の発明においては、前記土砂積込排出装置を
フロント又はリヤ−ブレ−ドの上部にボウルを回動自在
に取着し、該ボウルにボトムシリンダを伸縮自在に取着
して、該フロント又はリヤ−ブレ−ドとボウルの底面を
前記ボトムシリンダの伸縮により開閉することを特徴と
している。 (4)第4の発明においては、前記装軌式トラクタの後
部にブラケットを固着し、該ブラケットの下端部と前記
リヤ−ブレ−ドの下端部をフレ−ムで連結し、該ブラケ
ットの上端部とリヤ−ブレ−ドの上端部をブレ−スを介
して連結し、該ブレ−スの長さを調整することにより前
記リヤ−ブレ−ドの掘削角を可変にすることを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、土工用トラクタの前後に土
砂積込、排出装置を昇降自在に装着し、土砂積込、排出
装置に下方向に排出口を開口させる開口装置を設けたた
め、土砂積載時の車両の前後のバランスは良好であり、
軟弱地でも使用可能である。また、昇降装置により積
込、排土装置を地表面から離脱させることが可能なため
運搬速度も速くでき、開口装置で排出口面積を制御する
ことにより土砂排出量の制御も可能である。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係るツインスクレープドー
ザの実施例について、図面を参照して詳述する。図1は
ツインスクレープドーザの第1実施例の側面図であり、
図2は平面図である。トラクタ1の前方にはフロントボ
ウル装置10が装着されている。トラクタ1のトラック
フレーム2には車体前方に向かってフレーム11の後端
がピン12により揺動自在に軸着されている。フレーム
11の先端にはボウル14がピン15により揺動自在に
軸着されている。ボウル14とトラクタ1とはリフトシ
リンダ13により連結され、リフトシリンダ13を伸縮
することによりボウル14は昇降する。ボウル14とフ
レーム11とはチルトシリンダ16により連結されてい
る。ボウル14の上部にはスクレーパ21がピン22に
より揺動自在に軸着されており、フロントボウル20を
構成している。スクレーパ21の上端とボウル14とは
ボトムシリンダ23により連結されており、ボトムシリ
ンダ23を伸縮することによりフロントボウル20の底
面に排出口が開閉するようになっている。スクレーパ2
1は先端にカッティングエッジ24を有しており、チル
トシリンダ16を伸縮することにより掘削角θを土質に
合わせて調整する。
【0009】トラクタ1の後方にはリヤ−ボウル装置3
0が装着されている。トラックフレーム2には車体後方
に向かってフレーム31の一端がピン32により揺動自
在に軸着されており、フレーム31とトラクタ1の後部
ブラケット3とはリフトシリンダ33により連結されて
いる。フレーム31の他端にはスクレーパ34がピン3
5により揺動自在に軸着されており、スクレーパ34と
ブラケット3とはチルトシリンダ36により連結されて
いる。スクレーパ34は先端にカッティングエッジ37
を有している。スクレーパ34の上部にはボウル41が
ピン42により揺動自在に軸着されており、リヤ−ボウ
ル40を構成している。ボウル41とスクレーパ34と
はボトムシリンダ43により連結されており、ボトムシ
リンダ43を伸縮することによりリヤ−ボウル40の底
面に排出口が開閉するようになっており、リフトシリン
ダ33を伸縮することによりリヤ−ボウル40は昇降
し、チルトシリンダ36を伸縮することによりカッテイ
ングエッジ37の掘削角αを土質に合わせて調整するこ
とができる。
【0010】つぎに作動について説明する。掘削、積込
作業は図3に示すように、フロントボウル装置10で
は、フロントボウル20をリフトシリンダ13を伸ばし
て下方に押し下げ、地面にカッティングエッジ24をt
1 だけ食い込ませた状態でトラクタ1を前進させる。食
い込み深さt1 はリフトシリンダ13またはチルトシリ
ンダ16により調整する。土砂はカッティングエッジ2
4によりはぎとられ、スクレーパ21およびボウル14
内に順次送り込まれ溜まっていく。このとき、ボトムシ
リンダ23は伸ばされ、フロントボウル20の底面の排
出口は閉じられている。リヤ−ボウル装置30も同様に
リフトシリンダ33を伸ばしてリヤ−ボウル40を下方
に押し下げ、地面にカッティングエッジ37をt2 だけ
食い込ませた状態でトラクタ1を前進させる。食い込み
深さt2 はリフトシリンダ33またはチルトシリンダ3
6により調整する。土砂はカッティングエッジ37によ
りはぎとられ、スクレーパ34およびボウル41内に順
次送り込まれ溜まっていく。このとき、ボトムシリンダ
43は伸ばされ、リヤ−ボウル40の底面の排出口は閉
じられている。
【0011】運搬作業は図4に示すように、フロントボ
ウル20およびリヤ−ボウル40に土砂が満杯になると
フロントボウル装置10ではチルトシリンダ16を縮め
てフロンドボウル20を矢印のように回転させ、積み込
んだ土砂がこぼれ落ちないようにする。リヤ−ボウル装
置30ではチルトシリンダ36を伸ばしてリヤ−ボウル
40を矢印のように回転させ、土砂がこぼれないように
する。次にフロントボウル装置10ではリフトシリンダ
13を縮め、リヤ−ボウル装置30ではリフトシリンダ
33を縮めて、それぞれフロントボウル20およびリヤ
−ボウル40を持ち上げて走行姿勢をとり、運搬する。
従って、重心位置はほぼ中央にあり、車体バランスは良
好である。
【0012】撒土、敷ならし作業は所定の場所まで運搬
したのち、図5に示すように、フロントボウル装置10
ではボトムシリンダ23を縮めてスクレーパ21を矢印
のように回転させ、排出口25を開いて土砂を排出、撒
土する。リヤ−ボウル装置30ではボトムシリンダ43
を縮めてボウル41を矢印のように回転させ、排出口4
4を開いて土砂を排出、撒土する。撒土の量は排出口2
5、44の開度により調整できる。尚、この時トラクタ
1を走行させながら撒土を行うことにより敷ならしが行
われる。
【0013】図6、図7は本発明の効果を説明するグラ
フであり、図6は地盤の支持力を表すコーン支持力によ
るスクレーパの走行限界を示す。グラフに示すとおり、
本発明のツインスクレープドーザは大型車両においても
コーン支持力の低い軟弱地から支持力の高いところま
で、広い分野での走行が可能である。図7は運搬距離と
走行抵抗からみた各機種の経済的稼働範囲を示してお
り、縦軸は走行抵抗、横軸は片道走行距離を示す。図
中、Aは本発明のツインスクレープドーザ、Bはスクレ
ープドーザおよびブルドーザ、Cはトラクタ牽引式ホイ
ールスクレーパ、Dはツインモータスクレーパ、Eはモ
ータスクレーパ、Fはエレベーティングスクレーパであ
る。グラフに示すように本発明のツインスクレーパは走
行抵抗の少ないところから大きいところまで、広い範囲
にわたって経済的に使用でき、従来の履帯式のものに比
しては長距離の部分においても有利である。
【0014】図8はツインスクレープドーザの第2実施
例の側面図であり、図9は平面図である。トラクタ1の
前方にはフロントスクレーパ装置50が装着されてい
る。トラクタ1のトラックフレーム2には前方に向かっ
てフレーム51の後端がピン52により揺動自在に軸着
されている。フレーム51の先端にはカッティングエッ
ジ54を有するブレード53がピン55により回動自在
に軸着されている。ブレード53とトラクタ1とはリフ
トシリンダ56により連結され、リフトシリンダ56を
伸縮することによりブレード53は昇降する。ブレード
53とフレーム51とはブレース57により連結され、
ブレース57はねじにより長さを調節可能であり、長さ
を調節することによりブレード53の掘削角θを土質に
合わせて調節する。ブレード53の上部にはボウル61
がピン62により回動自在に軸着されており、フロント
ボウル60を構成している。ボウル61の上端とフレー
ム51とはボウルシリンダ63により連結され、ボウル
シリンダ63を伸縮することによりフロントボウル60
の底面に排出口が開閉するようになっている。
【0015】トラクタ1の後方にはリヤ−スクレーパ装
置70が装着されている。トラクタ1の後部に固着され
たブラケット4の下端とブレード72の下端とはフレー
ム71を介して連結され、ブラケット4の上端とブレー
ド72の上端とはブレース73により連結されて4節リ
ンクを構成している。ブレード72はカッテイングエッ
ジ74を有する排土板75とガイド板76とにより構成
され、排土板75とガイド板76との間には通路77が
設けられている。ブレース73はねじにより長さを調節
可能であり、長さを調節することによりカッティングエ
ッジ74の掘削角αを土質に合わせて調節する。ブレー
ド72とブラケット4とはリフトシリンダ78により連
結され、リフトシリンダ78を伸縮することによりブレ
ード72は昇降する。ブレード72の上部には上面に窓
82を有するボウル81がピン83により回動自在に軸
着されており、リヤ−ボウル80を構成している。ボウ
ル81の上部とブレード72の上端とはボウルシリンダ
84により連結され、ボウルシリンダ84を伸縮するこ
とによりリヤ−ボウル80の底面に排出口が開閉するよ
うになっている。
【0016】つぎに作動について説明する。掘削、積込
作業は図10に示すようにフロントスクレーパ装置50
においては、リフトシリンダ56を伸ばしてフロントボ
ウル60を押し下げ、カッテイングエッジ54を地面に
押し付け、深さt1 だけ食い込ませる。食い込み深さt
1 はリフトシリンダ56により調整する。つぎにボウル
シリンダ63を縮めてボウル61を矢印のように回動
し、フロントボウル60の底面に排出口64を開口さ
せ、その状態でトラクタ1を前進させる。土砂はカッテ
イングエッジ54によりはぎとられて排出口64からフ
ロントボウル60内に溜まっていく。図11はその状況
を示した図であり、(a)(b)(c)の順に土砂はフ
ロントボウル60内に溜まっていく。リヤ−スクレーパ
装置70においてはリフトシリンダ78を縮めてリヤ−
ボウル80を押し下げ、カッテイングエッジ74を地面
に押し付け、深さt2 だけ食い込ませる。食い込み深さ
2 はリフトシリンダ78により調整する。その状態で
トラクタ1を前進させると、図10に示すように土砂は
カッテイングエッジ74によりはぎとられて通路77を
通り、リヤ−ボウル80内に溜まっていく。このときボ
ウルシリンダ84は伸びていてリヤ−ボウル80の底面
の排出口は閉じている。 図12はその状況を示した図
であり、(a)(b)(c)の順に土砂はリヤ−ボウル
80内に溜まっていく。
【0017】運搬作業はフロントボウル60に土砂が満
杯になるとボウルシリンダ63を伸ばして排出口64を
閉じ、リフトシリンダ56を縮めてフロントスクレーパ
装置50を持ち上げて走行姿勢をとる。リヤ−ボウル8
0では窓82から土砂が満杯になったことを確認し、リ
フトシリンダ78を伸ばしてリヤ−スクレーパ装置70
を持ち上げ、走行姿勢をとったのち走行、運搬する。
【0018】撒土、敷ならし作業は所定の場所まで運搬
したのち、図14に示すように、フロントスクレーパ装
置50にあってはボウルシリンダ63を縮めてボウル6
1を矢印のように回転させ、排出口64を開いて撒土す
る。リヤ−スクレーパ装置70においてはボウルシリン
ダ84を縮めてボウル81を矢印のように回転させ、排
出口85を開いて撒土する。撒土の量は排出口64、8
5の大きさを調整することにより調整できる。尚、この
時トラクタ1を走行しながら撒土を行うことにより敷な
らしが行われる。発明の効果は第1実施例と同様なので
説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明は、装軌式
トラクタの前後に、土砂積込および排出装置を昇降自在
に装着し、土砂積込、排出装置に下方向に排出口を開口
する開口装置を設けたため、以下のような効果を奏す
る。 (1)土砂積載時の車体バランスが良いため、車両の大
きさに対して運搬土量を多くすることができる。 (2)土砂積込、排出装置を昇降自在にしたため、持ち
上げて運搬することができ、ブルドーザに比して車速を
速くできる。したがって、(1)と合わせて作業量が大
きくなり、運搬距離の長いところでも経済的に使用する
ことができる。 (3)接地圧がホイール式スクレーパより低いため、軟
弱地での使用が可能である。 (4)下方向に排出口を開口する開口装置を設けたた
め、撒土量を調節することができる。 (5)ブレ−ドの掘削角を調整可能としたので作業性が
向上する。 (6)専用車両を必要とせず、既存の装軌式トラクタを
利用できるため、信頼性およびコストの面で有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のツインスクレープドーザの第1実施例
の側面図である。
【図2】本発明のツインスクレープドーザの第1実施例
の平面図である。
【図3】本発明の第1実施例の掘削、積込作業の作動図
である。
【図4】本発明の第1実施例の走行、運搬作業の作動図
である。
【図5】本発明の第1実施例の撒土、敷ならし作業の作
動図である。
【図6】本発明の効果を示す、コーン支持力による各種
スクレーパの走行限界を表すグラフである。
【図7】本発明の効果を示す、運搬距離と走行抵抗から
みた各機種の経済的稼働範囲を表すグラフである。
【図8】本発明のツインスクレープドーザの第2実施例
の側面図である。
【図9】本発明のツインスクレープドーザの第2実施例
の平面図である。
【図10】本発明の第2実施例の掘削、積込作業の作動
図である。
【図11】本発明の第2実施例のフロントボウルの掘
削、積込状況の説明図である。
【図12】本発明の第2実施例のリヤ−ボウルの掘削、
積込状況の説明図である。
【図13】本発明の第2実施例の走行、運搬作業の作動
図である。
【図14】本発明の第2実施例の撒土、敷ならし作業の
作動図である。
【図15】従来のブルドーザの掘削、押し土作業の作動
図である。
【図16】従来のスクレープドーザの側面図である。
【図17】従来の被牽引式ホイールスクレーパの斜視図
である。
【図18】従来のバケットドーザの側面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ,2 トラックフレーム,3、4 ブラケ
ット,10 フロントボウル装置,11、31、51、
71 フレーム,13、33、56、78 リフトシリ
ンダ,14、41、61、81 ボウル,16、36、
チルトシリンダ,20、60 フロントボウル,2
1、34 スクレーパ,23、43 ボトムシリンダ,
25、44、64、85 排出口,30 リヤ−ボウル
装置,40、80 リヤ−ボウル,50 フロントスク
レーパ装置,53、72 ブレード,63、84 ボウ
ルシリンダ,57、73 ブレース,70 リヤ−スク
レーパ装置,77 通路,82 窓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装軌式トラクタのフロントおよびリヤ−
    に、昇降自在に装着された土砂積込排出装置を具備する
    ことを特徴とするツインスクレープドーザ。
  2. 【請求項2】 前記土砂積込排出装置は、フロント又は
    リヤ−ボウルの上部にスクレ−パを回動自在に取着し、
    該スクレ−パにボトムシリンダを伸縮自在に取着して、
    該フロント又はリヤ−ボウルとスクレ−パの底面を前記
    ボトムシリンダの伸縮により開閉することを特徴とする
    請求項1記載のツインスクレープドーザ。
  3. 【請求項3】 前記土砂積込排出装置は、フロント又は
    リヤ−ブレ−ドの上部にボウルを回動自在に取着し、該
    ボウルにボトムシリンダを伸縮自在に取着して、該フロ
    ント又はリヤ−ブレ−ドとボウルの底面を前記ボトムシ
    リンダの伸縮により開閉することを特徴とする請求項1
    記載のツインスクレープドーザ。
  4. 【請求項4】 前記装軌式トラクタの後部にブラケット
    を固着し、該ブラケットの下端部と前記リヤ−ブレ−ド
    の下端部をフレ−ムで連結し、該ブラケットの上端部と
    リヤ−ブレ−ドの上端部をブレ−スを介して連結し、該
    ブレ−スの長さを調整することにより前記リヤ−ブレ−
    ドの掘削角を可変にすることを特徴とする請求項3記載
    のツインスクレープドーザ。
JP5247515A 1993-09-08 1993-09-08 ツインスクレープドーザ Pending JPH0776855A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5247515A JPH0776855A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 ツインスクレープドーザ
US08/301,866 US5555944A (en) 1993-09-08 1994-09-06 Twin-scrape dozer

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5247515A JPH0776855A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 ツインスクレープドーザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0776855A true JPH0776855A (ja) 1995-03-20

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ID=17164635

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JP5247515A Pending JPH0776855A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 ツインスクレープドーザ

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