JP3234785U - 踵部を靴の内方に折り曲げて履けるキックバック形式の短靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】踵部を潰して履き易く且つ押し潰された踵部の弾力性を保持しつつ形状回復の復元力を持つ靴であって、踵と踵部との滑りを無くして脱げにくいキックバック形式の短靴を提供する。【解決手段】踵部2の踵外層材3の内側上部に沿って左右内側2aに跨る長さで踵形状に湾曲したU字状の発泡ウレタン素材のパッド4に、上面に防滑性のあるポリウレタン素材からなる内装材5を重ねその周囲を縫製し、該内装材5が発泡ウレタン素材のパッド4を包み込むように取り付けた。更に、パッド4にはその全面が靴内部に向けて突出する膨らみを持たせた。【選択図】 図1
Description
本考案は靴の踵部を靴の内方に折り曲げてサンダルのように履けて、踵部の復元力で通常の靴として使用できるキックバック形式の短靴に関する。
一般にキックバック靴と呼ばれる短靴は繰り返し使用すると踵部が型崩れし、形状回復する復元力が失われ、履き心地が悪くなるという問題を抱えていた。また、靴内で踵と踵部が滑り脱げ易く、屈曲時には踵が抜けるという問題点もあった。
特許文献1の短靴は踵部に衝撃を吸収し形状回復性の軟質ポリウレタンフォームの緩衝材を介在させて履き心地を向上させ、元の状態に形状回復できて型崩れしない短靴が開示されている。
また、特許文献2には履き口の上部周囲にクッションを挿入し、且つ弾力性を有する月形芯に踵を踏み込む時の折れ線を付けた作業靴が開示されている。これは洗濯と洗浄が繰り返される特殊用途、即ち、原子力発電所や核燃料施設等で使用する作業靴として提案されているものである。
また、特許文献3には踵部にバックステイを縫い付けず、またカウンターを挿入しないで、甲皮の後半分側面の中間部を横に走り、踵部で上方に伸びる縫い目を入れることで踵部を踏み付けて使用しても型崩れがない靴が開示されている。
前記したように、キックバック形式の短靴はスリッパのように爪先を入れ履き易く、踵部を潰して履くことに堪える構成であるが、本考案が目的とする短靴は履くときは爪先を入れスリッパのように履き、踵を浮かすことで押し潰された踵部が形状復元し、手を使わず履くことができる短靴であって、短靴として履いた時に踵部と踵の間の滑りを防ぐ構成を持たせたところに特徴がある。
本考案はこのような課題を考慮してなされたものであり、踵部を潰して履き易く且つ潰された踵部の弾力性を保持しつつ形状回復の復元力を有し、しかも踵と踵部との滑りを無くして脱げにくいキックバック形式の短靴を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の短靴は、踵部の踵外層材に、踵部の左右内側に跨る長さで踵形状に湾曲したU字状の発泡ウレタン素材のパッドを、それより一回り大きい起毛ポリウレタン素材からなる内装材で包み込み、その外周を縫着して、踵外層材に取り付けたことを特徴とする。
請求項2記載の短靴は、請求項1に記載の短靴であって、前記収納体に入れたパッドとなる発泡ウレタン素材は、その全面を靴の内側に向けて突出する膨らみを持たせたことを特徴とする。
本考案によれば、踵部を潰して履き易く且つ潰された踵部の弾力性を保持しつつ形状回復力を有し、しかも踵と踵部との滑りを無くし歩行時に踵が脱げにくい等の効果が期待できる。
以下、本考案を図示する実施形態により具体的に説明する。図1は、本考案の実施形態の所謂キックバック形式の短靴を示す平面図で、図2乃至図5に示すように踵部2の踵外層材3の内側に沿って、左右内側2aに跨る長さで踵形状に湾曲したU字状の発泡ウレタン素材のパッド4の上に、上面に防滑性のあるポリウレタン素材からなる内装材5を重ねその周囲を縫製6している(図3参照)。つまり、起毛ポリウレタン素材からなる内装材5は踵部上部を覆う大きさに形成され、発泡ウレタン素材のパッド4を包み込むように踵外層材3に縫製6で取り付けている。更に、パッド4はその全面が靴内部に向けて突出する膨らみを持たせている。
図中、7は踵部2の踵踏込部2bに装着したナイロンテープの引手で、足の形状により踏み潰された踵部2の形状回復が不十分な場合に、指で補助的に引っ張れるよう設けられている。
次に、本考案の使用方法を説明する。
靴本体1の甲履き口Aに足を入れ、踵部2を踏み潰すように踵を落とすと踵踏込部2bは踏み圧で押し潰され図7の状態になる。爪先を靴先端に向け押込み踵を浮かせることで押し潰された踵部2は内装された弾力性のあるパッド4の反発力で元の立った状態に復帰する(図5参照)。パッド4は発泡ウレタン素材により形成され、踵部2の内側上部2bに沿って踵を包むようにU字状に装着されており、弾力性のある発泡ウレタン素材の復元力により潰れた踵部2は元の状態に復帰する。この作用に関しては前述した先行特許文献1乃至2に開示されているものと相違はない。
靴本体1の甲履き口Aに足を入れ、踵部2を踏み潰すように踵を落とすと踵踏込部2bは踏み圧で押し潰され図7の状態になる。爪先を靴先端に向け押込み踵を浮かせることで押し潰された踵部2は内装された弾力性のあるパッド4の反発力で元の立った状態に復帰する(図5参照)。パッド4は発泡ウレタン素材により形成され、踵部2の内側上部2bに沿って踵を包むようにU字状に装着されており、弾力性のある発泡ウレタン素材の復元力により潰れた踵部2は元の状態に復帰する。この作用に関しては前述した先行特許文献1乃至2に開示されているものと相違はない。
本考案にあっては発砲ウレタン素材のパッド4を包み込むように重合された内装部材5が防滑性の起毛ウレタン素材からなること、及びパッド4が踵形状に湾曲したU字形状を備え、踵を左右及び後方から包み込むように湾曲し、しかも該パッド4が靴の内側に向けて突出する膨らみを備えていることで踏み潰された踵部2をパッド4の復元力で元の立ち上がった踵部形状に回復させ、踵をしっかりホールドでき靴内での足の滑りを防ぎ、足を安定して保持することになる。
この種のいわゆるキックバック形式の短靴にあって短所は、履き易い代わりに踵部と足の保持が甘く、抜け易いところにあった。即ち、反復使用中に踵部の形状回復力は減衰し踵の保持が甘くなる他、屈曲時に踵が抜けやすくなるという問題があった。本考案では踵形状に沿ったU字状の膨らみのある弾力性を持つパッド4が足の踵をホールドし、しかも該パッド4を包み込んだ内装材5の起毛ウレタン素材が踵に接触して踵の滑りを防ぎ、脱げにくい短靴を提供することが可能になる。
1 靴本体
2 踵部
2a 踵部の左右内側
2b 踵踏込部
3 踵外層材
4 パッド
5 内装材
6 縫製
2 踵部
2a 踵部の左右内側
2b 踵踏込部
3 踵外層材
4 パッド
5 内装材
6 縫製
Claims (2)
- 踵部を潰して履き易く、且つ押し潰された踵部の弾力性を保持しつつ形状回復の復元力をもつ靴であって、踵部2の踵外層材3の内側上部に、踵部2の左右内側2aに跨る長さで踵形状に湾曲したU字状の発泡ウレタン素材のパッド4を、その上から起毛ポリウレタン素材からなる内装材5で包み込むようにその外周を縫着して踵外層材3に取り付けたキックバック形式の短靴。
- 請求項1に記載の短靴であって、発泡ウレタン素材のパッド4は、その全面を靴の内側に向けて突出する膨らみを持たせたキックバック形式の短靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003283U JP3234785U (ja) | 2021-08-24 | 2021-08-24 | 踵部を靴の内方に折り曲げて履けるキックバック形式の短靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003283U JP3234785U (ja) | 2021-08-24 | 2021-08-24 | 踵部を靴の内方に折り曲げて履けるキックバック形式の短靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3234785U true JP3234785U (ja) | 2021-11-04 |
Family
ID=78275636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021003283U Active JP3234785U (ja) | 2021-08-24 | 2021-08-24 | 踵部を靴の内方に折り曲げて履けるキックバック形式の短靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234785U (ja) |
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2021
- 2021-08-24 JP JP2021003283U patent/JP3234785U/ja active Active
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