JP3233832B2 - 掘削用のローラカッタ - Google Patents

掘削用のローラカッタ

Info

Publication number
JP3233832B2
JP3233832B2 JP24089495A JP24089495A JP3233832B2 JP 3233832 B2 JP3233832 B2 JP 3233832B2 JP 24089495 A JP24089495 A JP 24089495A JP 24089495 A JP24089495 A JP 24089495A JP 3233832 B2 JP3233832 B2 JP 3233832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arrangement
excavation
roller cutter
diameter end
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24089495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0960466A (ja
Inventor
篤 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Tungaloy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tungaloy Corp filed Critical Tungaloy Corp
Priority to JP24089495A priority Critical patent/JP3233832B2/ja
Publication of JPH0960466A publication Critical patent/JPH0960466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3233832B2 publication Critical patent/JP3233832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削チップを備えた掘
削用のロ−ラカッタに関し、特に、掘削チップの配列を
改善して、トラッキングを減少させ得るようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の掘削用のロ−ラカッタ
は、堀上げ装置又は掘下げ装置のサドルブロックに回転
可能に組込まれるものであり、カッタ本体に埋め込まれ
た掘削チップがカッタ本体の軸方向に平行な列をなして
配置されたものが多く、周方向では、等ピッチ配列や不
等ピッチ配列がみられる。
【0003】また、掘削チップの特別な配列としては、
特公平2−58433号公報で開示されているように、
周方向及び軸方向で配置距離を異ならせたランダム配列
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら軸方向で
平行列をなした配列では、掘削チップの回転軌跡が規則
的であることから、トラッキングを起こして、掘削能率
がよくないという問題点を有する。
【0005】これに対し、ランダム配列は、各々の掘削
チップの相互間距離にある程度の幅を持たせることによ
り成立することから、トラッキングの防止には、有効で
あるが、掘削チップの密度分布が不均一で、取付け穴の
計算プログラムも複雑となる問題点を有する。そして、
最適間隔より離れた最大限界のもの及び近すぎる最小限
界のものが含まれているため、カッタ負荷にバラッキを
生じるという問題点を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、カッタ本体の短径端部分及び大径端
部分を除いたほぼ大部分に及ぶ中央領域部分に埋め込ま
れた掘削チップの配列を改善するように構成されてい
る。
【0007】すなわち、前記掘削チップの配列は、短径
側の端面視では、短径端側から大径端側に向かうZ軸方
向に対し、複数条の約1回転で終わる渦巻き状配列が採
用されたものである。そして、この配列では、掘削チッ
プによる渦巻き始点がZ軸方向でそれぞれ等間隔で偏位
しているものである。したがって、この配列によって構
成される基本形の三角形格子は、頂角コ−ナから底辺角
コ−ナに至るまでの距離が左右で異なる形態の規則格子
で配置されているものである。
【0008】また、この渦巻き状配列には、部分的にジ
グザグ配置が組込まれてもよく、パタ−ン途中で反転し
た配列も含むようにしてもよい。
【0009】
【作用】本発明の掘削用のロ−ラカッタは、掘削チップ
の埋め込みによるZ軸方向位置が少しづつ、偏位して配
列されているため、被掘削面に対してまんべんなく掘削
するように機能する。したがって、複雑な取付け穴の計
算プログラムも必要なく、不規則なランダム配列のもの
と同様に、トラッキングの防止が期待できるものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明掘削用のロ−ラカッタにおける
一実施例について、図を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明掘削用のロ−ラカッタを短
径側の端面視で示した概念的な説明図で、掘削チップ1
〜71が截頭円錐形をなすカッタ本体101の外周面に
設けられた取付け穴内で、その一部を突出させるように
埋め込まれている。そして、掘削チップ1〜71の配列
は、短径側の端面視で、渦巻き状配列が採用される。こ
の場合、渦巻き状配列は、短径端部分及び大径端部分を
除いたほぼ全域に及ぶ中央領域部分CRに適用され、図
示の場合、渦巻きの傾斜角は、反時計回りで15°にな
っている。なお、短径端部分及び大径端部分に埋め込ま
れる掘削チップは、一般的には、軸方向で偏位しない周
方向の等ピッチ配列が適用されるとともに、特殊な場合
には、特公昭61−44913号公報にみられる不等ピ
ッチ配列が適用される。
【0012】また、前記渦巻き状配列は、図示の場合、
掘削チップ1〜71を埋め込んだ4条の渦巻き状配列で
あり、掘削チップが1条から4条まで、4つ飛びの番号
で示されている。
【0013】すなわち、本発明の掘削用のロ−ラカッタ
に適用された渦巻き状配列は、まず、掘削チップ1〜4
で始まる渦巻き始点が短径端側から大径端側に向かうZ
軸方向の中央領域CRで、それぞれ等間隔の偏位量ΔZ
で偏位するように割り付けられ、次いで、次点の掘削チ
ップ5〜9に対する取付け穴が前述した偏位量ΔZを確
保しながら、周方向で一定角度、図示場合では、反時計
回りで、15°の傾き角で割り付けられる。以下、掘削
チップ10〜14、15〜19、……の順にそれぞれ割
り付けられる。この場合、偏位量ΔZは、掘削チップの
大きさ、分布密度、総数などによって決定されるが、通
常、チップ直径の1/5〜1/20程度に設定される。
【0014】また、この渦巻き状配列では、約一回転で
終るようになっているが、これは、掘削チップの分布密
度を高くする関係からである。
【0015】したがって、掘削チップ1〜71までの渦
巻き状配列は、1条目では、掘削チップ1−5−9……
−65−69、2条目では、掘削チップ2−6−10…
…−66−70、3条目では、掘削チップ3−7−11
……−67−71、4条目では、掘削チップ4−8−1
2……−68として例示されている。
【0016】このようにして構成された本発明における
渦巻き状配列は、図2(b)でみられるように、基本形
としての三角形格子ABCが構成される。そして、この
三角形格子ABCは、回転方向θでは、偏位量ΔZの存
在から左右の傾斜角度θBA及びθACが異なっているた
め、Z軸方向では、同一位置になくそれぞれ偏位した位
置にあって、まんべんなく掘削面を掘削できる。この場
合、前期傾斜角度θBA及びθACは、図2(c)でみられ
るように、回転方向θにおける角度である。
【0017】さらに、図3は、渦巻き状配列に対して、
部分的にZ軸方向のジグザク配置を含めたものであり、
掘削チップ1〜71のうち、掘削チップ9−10−18
−19−27−28−36−37−45−46−54−
55−63−64をジグザグ配置としたものである。こ
れは、掘削チップ1〜71のうち、その割付け番号を9
で割ったときに、余り0及び余り1となったものに対し
て、周方向の配列角度を本来の設定角度位置を基準にし
て、余り0のものを反時計方向に、余り1のものを時計
方向に、それぞれ矢印で示されるように偏位させたもの
である。例えば、実施例では、+5°及び−5°で前
進、後退させることにより、ジグザグ配置を得たもので
ある。このジグザグ配置は、周方向の展開図で示した図
4では、2重丸の掘削チップで示され、Z軸方向にみら
れるジグザグ配置がより一層明らかにされている。
【0018】また、図5は、渦巻き状配列のパタ−ン途
中で反転させたもので、図示では略中間部分で反転させ
た2パタ−ン配置の実施例を示した説明図である。すな
わち、図5では、展開角0°〜170°までの領域にみ
られるパタ−ンAは、170°〜360°にみられるパ
タ−ンBを反転させたものである。したがって、パタ−
ンBは、例えば、図4の後半部分にみられるパタ−ンと
ほぼ一致しており、また、パタ−ンA、Bは、170°
付近を基準にして左右方向で対称配置になっている。こ
の実施例の場合も、前述したトラッキングの防止を配慮
したものである。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、ロ−ラ
カッタ本体の外周面に配置される掘削チップの配列をZ
軸方向で偏位量ΔZを持つ複数条の渦巻き状配列にした
ものである。したがって、回転掘削作用に伴って、まん
べんなく掘削できることになり、トラッキングを防止で
きるものである。
【0020】また、渦巻き状配列の一部にジグザグ配置
を加えたこと及び反転領域を備えたことによっても、ト
ラッキングをより防止できることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明掘削用のロ−ラカッタにおける掘削チッ
プの渦巻き状配列における一実施例を示す短径側の端面
視からの概念的な説明図、
【図2】掘削チップの基本的な配列を概念的に示す説明
図で、(a)は正面図、(b)は周方向からの展開図、
(c)は角度関係を示す平面図、
【図3】渦巻き状配列にジグザグ配置を加えた他の実施
例を示す短径側の端面視からの概念的な説明図、
【図4】同じく渦巻き状配列にジグザグ配置を加えた別
の実施例を示す周方向を展開した概念的な説明図
【図5】渦巻き状配列のパタ−ン途中を反転させた他の
実施例を示す周方向を展開した概念的な説明図。
【符号の説明】
1〜79 掘削用チップ 101 カッタ本体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 截頭円錐形をなす回転可能なカッタ本体
    の外周面には、多数個からなる掘削チップが、その一部
    を突出するようにして埋め込まれている掘削用のロ−ラ
    カッタにおいて、 前記掘削チップは、短径端部分及び大径端部分を除いた
    ほぼ大部分に及ぶ中央領域部分では、短径側端面視で、
    短径端側から大径端側に向かうZ軸方向に向かって、複
    数条の約1回転で終わる渦巻き状配列になっており、ま
    た、この複数条の渦巻きは、掘削チップによる渦巻き始
    点がZ軸方向で、それぞれ等間隔の偏位量を持つように
    順次割付けられるようになっており、しかも、渦巻き配
    列によって構成された基本の三角形格子は、Z軸方向で
    は、頂角コ−ナから底辺角コ−ナに至るまでの距離が左
    右で異なる位置関係でそれぞれ規則配列されていること
    を特徴とする掘削用のロ−ラカッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された渦巻き状配列に
    は、Z軸方向で部分的に偏位させたジグザク配置の掘削
    チップが含まれている請求項1記載の掘削用のロ−ラカ
    ッタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された渦巻き状配列は、
    そのパタ−ン途中で反転配列を含んでいる請求項1及び
    請求項2記載の掘削用のロ−ラカッタ。
JP24089495A 1995-08-25 1995-08-25 掘削用のローラカッタ Expired - Lifetime JP3233832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24089495A JP3233832B2 (ja) 1995-08-25 1995-08-25 掘削用のローラカッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24089495A JP3233832B2 (ja) 1995-08-25 1995-08-25 掘削用のローラカッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0960466A JPH0960466A (ja) 1997-03-04
JP3233832B2 true JP3233832B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=17066274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24089495A Expired - Lifetime JP3233832B2 (ja) 1995-08-25 1995-08-25 掘削用のローラカッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3233832B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6696787B2 (en) 1997-12-01 2004-02-24 Hitachi, Ltd. AC drive type plasma display panel having display electrodes on front and back plates, and image display apparatus using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6696787B2 (en) 1997-12-01 2004-02-24 Hitachi, Ltd. AC drive type plasma display panel having display electrodes on front and back plates, and image display apparatus using the same
US6784616B2 (en) 1997-12-01 2004-08-31 Hitachi, Ltd. AC drive type plasma display panel having display electrodes on front and back plates, and image display apparatus using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0960466A (ja) 1997-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
PL122483B1 (en) Roller rock bit
GB2055636A (en) Cutting insert
US4924609A (en) Digging tooth and teeth arrayed in combination with endless excavating chain
JP3233832B2 (ja) 掘削用のローラカッタ
EP1077100A2 (en) Throwaway tip and cutting tool
EP0236924B1 (en) Diamond setting in a cutting tooth in a drill bit with an increased effective diamond width
CA1264734A (en) Kerfing drag bit
JPH0753892Y2 (ja) 回転切削刃
US3913679A (en) Horseshoe capable of adapting to hoof growth and impact
RU2006117019A (ru) Ленточная структура для пресса башмачного типа с рифленой поверхностью
JP7360231B2 (ja) 切削用チップ及びビット
JP3092359U (ja) ダイヤモンドブレード
JP2951757B2 (ja) 丸編機用メリヤス針およびその使用法
JP2002201659A (ja) 土工機械のバケットアッタチメント
JPH0715730Y2 (ja) ダイヤモンドチップコアビット
JPH069110Y2 (ja) シールド掘進機のカッター
JPS6145273Y2 (ja)
JPS586951Y2 (ja) ア−スオ−ガ−ヘツド
JP3562663B2 (ja) シールド工法
JP2000064785A (ja) 高強度壁切削シールド掘進機
JP2560884Y2 (ja) カッタービット
JP2557509Y2 (ja) ケーシングヘッド用切削装置
JPH0111447Y2 (ja)
JPH09287375A (ja) 掘削用ビット及び掘削装置
JPH0715726Y2 (ja) ダイヤモンドソー

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010910

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070921

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 11