JP3233370U - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトに収納できるマスクを提供する。【解決手段】鼻から顎まで、かつ両頬までを覆うマスク本体1と、マスク本体の左右の辺の、それぞれの上端と下端に接続する2つの耳掛け部2を有するマスクであって、折り畳んだ状態のマスク本体の上下方向は、まず、中央部、鼻を覆う上部3及び顎を覆う下部4に3分割され、そのマスク本体の中央部に対して、上部は上部折り曲げ線L1で中央部の内側に折り曲げられており、下部は下部折り曲げ線L2で中央部の内側に折り曲げられている。上記のように折り曲げられた上で、さらに、マスク本体の中央部の唇の両横に相当する2つの位置それぞれに、左右の頬を覆う部分をそれぞれ内側に折り曲げるための、縦方向に形成された横方向への折り曲げ線が形成される。【選択図】図2

Description

本考案は、マスクに関するものである。
鼻から顎にかけての中心の縦の線で、2つ折りにしたマスクは知られている。加えて、マスクの顎に当たる部分と鼻に当たる部分を、口にあたる部分に対して折り曲げて収納されたマスクは、特許文献1に記載のように公知である。そしてこのマスクは、マスクの上下方向に3つ折りにすることにより収納時や、販売用の包装袋に収納された状態において、よりコンパクトにできる。
特開2019−60064号
特許文献1に記載のマスクは確かにコンパクトに収納できるが、依然として大きく、かつ耳に掛けるゴム等の部位はマスク本体から広がってしまう。その結果として、コンパクトさが不十分であるとともに、耳にかけるゴム等の部位をそのまま広げておいたり、単にマスクに向けて折り曲げておくがけだったりして、見掛け上美しくないときがあった。
本考案は、
1.鼻から顎まで、かつ両頬までを覆うマスク本体と、マスク本体の左右の辺の、それぞれの上端と下端に接続する2つの耳掛け部を有するマスクであって、
折り畳んだ状態のマスク本体の上下方向は、まず、中央部、鼻を覆う上部及び顎を覆う下部に3分割され、そのマスク本体の中央部に対して、上部は上部折り曲げ線で中央部の内側に折り曲げられており、下部は下部折り曲げ線で中央部の内側に折り曲げられている。
上記のように折り曲げられた上で、さらに、マスク本体の中央部の唇の両横に相当する2つの位置それぞれに、左右の頬を覆う部分をそれぞれ内側に折り曲げるための、縦方向に形成された横方向への折り曲げ線が形成される。
そして、いずれか一方の頬を覆う部分を、唇に当たる部分の内側に向けて折り曲げ、折り曲げられた一方の頬を覆う部分に接続された1本の耳掛け部を、マスク外面に架け渡し、さらに他方の頬を覆う部分を、唇に当たる部分の内側に向けて折り曲げ、その部分に接続された1本の耳掛け部も、マスク外面に架け渡し、
マスクの外面側からみて、架け渡された2本の耳掛け部が表面にあり、マスクを折り曲げた状態で、固定してなるマスク。
2.マスク本体はその中央部の上縁及び下縁に、それぞれ2箇所の切り欠き部を有する1に記載のマスク。
本考案によると、よりコンパクトにマスクを折り畳むことができる。
そして、耳に掛けるゴム等の環状の耳掛け部を、折り畳んだマスク本体掛け回すことで、この紐部分がマスク本体から飛び出た状態にならず、ない。このため、小さい袋等の包装容器内にマスクを収納する際の作業性を向上させることができる。
また販売時には、従来よりも小さな包装容器内に収納した状態で店頭に展示できるので、より斬新なデザインの外観の包装にすることもできる。
本考案のマスクの外面を示す図。 本考案のマスクの内面を示す図。 本考案のマスクの上部3と下部4をそれぞれ広げた状態を示す図。 本考案のマスクの使用状態を示す図。 マスクが折り畳まれて本考案となるための動きを示す図。
本考案のマスクは、上下方向は鼻から顎まで、かつ左右方向は両頬までを覆うマスク本体と、マスク本体の左右の縁を構成する2つの辺の、それぞれの上端と下端に接続する2つの耳掛け部を有するマスクである。
そして、折り畳んだ状態のマスク本体は、マスク本体を上下に3分割し、3分割したマスク本体の中央部に対して、鼻を覆う上部と顎を覆う下部は、それぞれ内側に折り曲げられるための上下方向折り曲げ部で折り曲げられてなる構造を基本とする。
なお、本明細書における「谷折り」は、添付した図面を上方からみたときにおける谷折りである。
この本考案のマスクの構造及び装着までの準備を、添付図を用いて説明する。
本考案のマスクは、図1に示す外面図、図2に示す内面図で示す通りものを基本とする。ここでマスクの外面は、マスクを顔に装着した時に外側に面する側である。マスクの内面は装着時に顔面に直に接する側である。
図1及び2に示すように、本考案のマスクは顔に接してマスクとしての機能を発揮するマスク本体1と、マスク本体の左右の両側の辺のそれぞれ上端と下端に接続する2つの耳掛け部2からなる。この2つの耳掛け部は、マスク本体1とは別の部材であったものをマスク本体に接着や溶着等の手段によって固定されていても良く、マスク本体1と同じ材料であって、特段の固定手段を採用することなく一体に成形されたものでも良い。
マスク本体1及び耳掛け部2の材料としては公知のものを採用できる。マスク本体1は不織布、ガーゼ、織布、多孔性の樹脂シート等から形成できる。耳掛け部2はマスク本体1と同じ材料、及び、異なる材料として、ゴム製等の伸縮性を有する紐等のうちの任意のものを採用できる。
また図1及び図2に示すように、マスク本体はその中央部の上縁及び下縁に、それぞれ2箇所の切り欠き部Cを有し、これらの切り欠き部Cを上下方向に結び、縦方向に形成された2本の折り曲げ線L3が設けられる。L3は図2において谷折り線として設けられている。この折り曲げ線L3によって、左右の頬を覆う部分はそれぞれ内側に折り曲げられる。
本考案のマスクを顔面に装着する際には、折り畳まれたマスク本体1を展開する必要がある。
図2のマスク内面図には、上部折り曲げ線L1が示されている。マスク中央部5に対して上部3はこの上部折り曲げ線L1の位置で接着等の手段により一体化されている。よって上部3を広げる際には、この上部折り曲げ線L1を谷折り線として、この線に沿って上部3を上方に開けて、L1に沿って谷折りをするようにして拡げられる。このとき、上部折り曲げ線L1が、図2に示すように中央よりも左右が下方に下がっており、折り曲げ線L1が山状の線を形成する場合には、上部3を広げたときには中央部5を外面に盛り上げるようになる。又は図2において、上部3が手前に伸びるように向けられる。
また、図2のマスク内面図には、下部折り曲げ線L2が示されている。マスク中央部5に対して下部4はこの下部折り曲げ線L2の位置で接着等の手段により一体化されている。ただし、図2では、下部4の外縁は上部1の下に位置して隠れた状態である。そして、下部4を広げる際には、この下部折り曲げ線L2を谷折り線として、この線に沿って下部4下方に開けて、L2に沿って谷折りをするようにして拡げられる。このとき、下部折り曲げ線L2は図2に示すように、中央よりも左右が上方に上がっており、折り曲げ線L2が谷状の線を形成する場合には、下部4を広げたときには中央部5を外面に盛り上げるようになる。又は図2において、下部4が手前に伸びるように向けられる。その結果を図3で示す。
図3に示すように、本考案のマスクは、マスク本体1が上下に3分割され、3分割したマスク本体1の中央部5に対して、鼻を覆う上部3と、顎を覆う下部4は、それぞれ内側に折り曲げられるための上部折り曲げ線L1と下部折り曲げ線L2によって、上部と下部が折り曲げられている。そして、中央部に対して、上部3と下部4をそれぞれ広げることになる。
なお、図2では、上部3と下部4が重なる部分は、図2における表面に上部3が位置し、その下に下部4の一部が位置する。その結果、下部4の外縁は上部1の下に位置して隠れた状態である。しかし、これとは逆に、上部1の外縁を下部4の下に位置して、上部1の多くの部分を下部4の内部に位置させて、図2において、隠れた状態になるようにしても良い。
上部3と下部4を中央部5から広げた状態で、2つの耳掛け部2を手で掴んで、両耳に掛けて、本考案のマスクを装着する。
この場合、図4に示すように、結果として上部3と下部4を広げた後のマスク本体1の立体形状は、中央が外側に膨出し、マスク本体1の上下と左右からなる外縁は、顔の表面の形状に合わせるような輪郭形状を形成してなる形状になる。
なお、上部3と下部4を広げた状態において、2つの耳掛け部2はマスク本体1の中央部5の辺の上下端に固定されている。
本考案のマスクは、使用前や不使用時の任意の時期において、下記のようにして折り畳まれる。
次いで、マスクが折り畳まれて本考案となるための動きを、図5を用いて説明する。
図5aに示すように、本考案のマスクは、マスク中央部5には、横方向に3つの区域に分けるように、上下方向に伸びた2本の折り曲げ線L3による折り曲げ部が設けられる。
図5bは、図5aに示すマスクを図5aの矢印方向に反転した状態の図である。図5a及び5bでは、2本の折り曲げ線L3がいずれも斜め方向に形成され、かつ図5aでは上方に向けて広がるように形成されている。このような方向で形成されていても良く、u5aにおいて、下方に向けて広がるように形成されていても良く、又は2本の折り曲げ線L3が互いに平行に、かつ図5における上下方向に垂直に形成されても良い。
そして図5bに示すよう上部3と下部4にも、それぞれ折り曲げ線L1及びL2が形成されている。
(折り畳み工程1)
図5cに示すように、右側の折り曲げ線L3で折り曲げて、内側面Cが内側面Bに直に接するように折り畳む。
(架け渡し工程1)
内側面Cの端部に設けられた耳掛け部2をマスク本体1の外面側に架け渡しで、図5dに示すように折り畳んだ状態で固定する。
(折り畳み工程2)
図5dに示す状態において、左側の折り曲げ線L3で折り曲げて、内側面Aが内側面Bに直に接するように折り畳む。
(架け渡し工程2)
図5eに示すように、内側面Aの面の端部に設けられた耳掛け部2をマスク本体1の外面側に架け渡しで、折り畳んだ状態で固定し図5fの状態にする。
折り畳み工程1及び2と、架け渡し工程1及び2を経て折り畳まれた状態のマスクを図5gに示す。なお、折り畳み工程1及び架け渡し工程1と、折り畳み工程2及び架け渡し工程2の順序を入れ替えても良い。
図5gはマスク本体1の外面側からみた図である。
図5gに示すように、マスク本体1の外面側には、2つの耳掛け部2が掛け回されており、これらの耳掛け部2によって折り畳まれた状態で固定される。
図5fから理解できるように、マスク本体1の内面側には、2つの耳掛け部2の側が折り畳まれており、これらの耳掛け部2それぞれがマスク本体1の外面側に回される。
1・・・マスク本体
2・・・耳掛け部
3・・・上部
4・・・下部
5・・・マスク中央部
L1・・・上部折り曲げ線
L2・・・下部折り曲げ線
L3・・・折り曲げ線
A・・・内側面
B・・・内側面
C・・・内側面
本考案は、
1.鼻から顎まで、かつ両頬までを覆うマスク本体と、マスク本体の左右の辺の、それぞれの上端と下端に接続する2つの耳掛け部を有するマスクであって、
折り畳んだ状態のマスク本体の上下方向は、まず、中央部、鼻を覆う上部及び顎を覆う下部に3分割され、そのマスク本体の中央部に対して、上部は上部折り曲げ線で中央部の内側に折り曲げられており、下部は下部折り曲げ線で中央部の内側に折り曲げられており
上記のように折り曲げられた上で、さらに、マスク本体の中央部の唇の両横に相当する2つの位置それぞれに、左右の頬を覆う部分をそれぞれ内側に折り曲げるための、縦方向に形成された横方向への折り曲げ線が形成され
そして、いずれか一方の頬を覆う部分を、唇に当たる部分の内側に向けて折り曲げ、折り曲げられた一方の頬を覆う部分に接続された1本の耳掛け部を、マスク外面に架け渡し、さらに他方の頬を覆う部分を、唇に当たる部分の内側に向けて折り曲げ、その部分に接続された1本の耳掛け部も、マスク外面に架け渡され、
マスクの外面側からみて、架け渡された2本の耳掛け部が表面にあり、マスクを折り曲げた状態で、固定してなる
マスク。
2.マスク本体はその中央部の上縁及び下縁に、それぞれ2箇所の切り欠き部を有する1に記載のマスク。

Claims (2)

  1. 鼻から顎まで、かつ両頬までを覆うマスク本体と、マスク本体の左右の辺の、それぞれの上端と下端に接続する2つの耳掛け部を有するマスクであって、
    折り畳んだ状態のマスク本体の上下方向は、まず、中央部、鼻を覆う上部及び顎を覆う下部に3分割され、そのマスク本体の中央部に対して、上部は上部折り曲げ線で中央部の内側に折り曲げられており、下部は下部折り曲げ線で中央部の内側に折り曲げられている。
    上記のように折り曲げられた上で、さらに、マスク本体の中央部の唇の両横に相当する2つの位置それぞれに、左右の頬を覆う部分をそれぞれ内側に折り曲げるための、縦方向に形成された横方向への折り曲げ線が形成される。
    そして、いずれか一方の頬を覆う部分を、唇に当たる部分の内側に向けて折り曲げ、折り曲げられた一方の頬を覆う部分に接続された1本の耳掛け部を、マスク外面に架け渡し、さらに他方の頬を覆う部分を、唇に当たる部分の内側に向けて折り曲げ、その部分に接続された1本の耳掛け部も、マスク外面に架け渡し、
    マスクの外面側からみて、架け渡された2本の耳掛け部が表面にあり、マスクを折り曲げた状態で、固定してなるマスク。
  2. マスク本体はその中央部の上縁及び下縁に、それぞれ2箇所の切り欠き部を有する請求項1に記載のマスク。
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