JP3233078B2 - 無線通信端末および無線通信システム - Google Patents
無線通信端末および無線通信システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に回線接続型の構
内無線通信システムに関するものである。
内無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信技術の発展により、通信
のデジタル化・高速化、端末の小型化・低価格化が進
み、携帯電話やPHSなどが広く普及するようになっ
た。また、アマチュア無線機や特定小電力トランシーバ
などをレジャーで利用することも行われている。無線通
信の性質上、電波の届く範囲内であれば任意の同種端末
間で無料で通信が可能となるので、この性質を利用した
新しいコミュニケーションの実現が期待されている。そ
の1つが気軽に見ず知らずの人とコミュニケーションで
きる「不特定相手パーソナル通信」である。上で挙げた
うち、アマチュア無線機では既に不特定相手通信が行わ
れているが、アマチュア無線には免許が必要であり、ま
た秘話機能もないためパーソナルな通信には向かない。
一方PHSの子機間直接通話は免許も必要なく秘話機能
もあるため、「不特定相手パーソナル通信」に向いてい
る。ここではPHSの子機間直接通話について説明す
る。
のデジタル化・高速化、端末の小型化・低価格化が進
み、携帯電話やPHSなどが広く普及するようになっ
た。また、アマチュア無線機や特定小電力トランシーバ
などをレジャーで利用することも行われている。無線通
信の性質上、電波の届く範囲内であれば任意の同種端末
間で無料で通信が可能となるので、この性質を利用した
新しいコミュニケーションの実現が期待されている。そ
の1つが気軽に見ず知らずの人とコミュニケーションで
きる「不特定相手パーソナル通信」である。上で挙げた
うち、アマチュア無線機では既に不特定相手通信が行わ
れているが、アマチュア無線には免許が必要であり、ま
た秘話機能もないためパーソナルな通信には向かない。
一方PHSの子機間直接通話は免許も必要なく秘話機能
もあるため、「不特定相手パーソナル通信」に向いてい
る。ここではPHSの子機間直接通話について説明す
る。
【0003】図53はPHS端末子機間直接通話を実現
する部分の構成図である。図において5301はユーザ
にアプリケーション(通話、電子メール、ゲームなど)
を提供するアプリケーション提供手段、5302は電波
の監視と発信を行う無線送受信手段、5303は自端末
のグループ識別子、端末識別子、呼出番号の情報を保管
する自端末情報蓄積手段、5304は発呼時の動作を制
御する発呼制御手段、5305は着呼時の動作を制御す
る着呼制御手段、5306は呼接続後の通信を制御する
通信制御手段である。
する部分の構成図である。図において5301はユーザ
にアプリケーション(通話、電子メール、ゲームなど)
を提供するアプリケーション提供手段、5302は電波
の監視と発信を行う無線送受信手段、5303は自端末
のグループ識別子、端末識別子、呼出番号の情報を保管
する自端末情報蓄積手段、5304は発呼時の動作を制
御する発呼制御手段、5305は着呼時の動作を制御す
る着呼制御手段、5306は呼接続後の通信を制御する
通信制御手段である。
【0004】以上のように構成されたPHS端末2台の
子機間直接通話の動作について説明する。ここで、発呼
側の端末はグループ識別子が「グループA」、端末識別
子が「端末イ」、呼出番号が「0001」とする。また
着呼側の端末はグループ識別子が「グループA」、端末
識別子が「端末ロ」、呼出番号が「0002」とする。
子機間直接通話の動作について説明する。ここで、発呼
側の端末はグループ識別子が「グループA」、端末識別
子が「端末イ」、呼出番号が「0001」とする。また
着呼側の端末はグループ識別子が「グループA」、端末
識別子が「端末ロ」、呼出番号が「0002」とする。
【0005】まず発呼側の端末である端末イが呼接続メ
ッセージを送信するまでの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段5301はユーザの子機間直接通話発呼
指示を受けると発呼制御手段5304を起動し指示され
た相手呼出番号を伝える。発呼制御手段5304は相手
呼出番号と自端末情報を用いて呼接続メッセージを生成
する。ここで呼接続メッセージの形式について図54を
用いて説明する。図54において5401は呼接続メッ
セージの模式図である。呼接続メッセージは呼出か応答
かを示す種別、受信側端末のグループを示す受信側グル
ープ識別子、受信側端末の呼出番号を示す受信側呼出番
号、発信側端末の端末識別子を示す発信側端末識別子、
発信側端末の呼出番号を示す発信側呼出番号、および選
択利用可能なオプションの情報を含んでいる。5402
は発呼制御手段5304が生成する呼出の呼接続メッセ
ージの模式図である。本従来例では種別が「呼出」、受
信側グループ識別子が「グループA」、受信側呼出番号
が「0002」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信
側呼出番号が「0001」となる。次に発呼制御手段5
304は無線送受信手段5302が監視するスロットか
ら利用可能な空きスロットを選択する。さらに、発呼制
御手段5304は無線送受信手段5302に前記空きス
ロットを利用して呼接続メッセージの送信を応答の呼接
続メッセージ受信まで繰り返し行わせる。
ッセージを送信するまでの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段5301はユーザの子機間直接通話発呼
指示を受けると発呼制御手段5304を起動し指示され
た相手呼出番号を伝える。発呼制御手段5304は相手
呼出番号と自端末情報を用いて呼接続メッセージを生成
する。ここで呼接続メッセージの形式について図54を
用いて説明する。図54において5401は呼接続メッ
セージの模式図である。呼接続メッセージは呼出か応答
かを示す種別、受信側端末のグループを示す受信側グル
ープ識別子、受信側端末の呼出番号を示す受信側呼出番
号、発信側端末の端末識別子を示す発信側端末識別子、
発信側端末の呼出番号を示す発信側呼出番号、および選
択利用可能なオプションの情報を含んでいる。5402
は発呼制御手段5304が生成する呼出の呼接続メッセ
ージの模式図である。本従来例では種別が「呼出」、受
信側グループ識別子が「グループA」、受信側呼出番号
が「0002」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信
側呼出番号が「0001」となる。次に発呼制御手段5
304は無線送受信手段5302が監視するスロットか
ら利用可能な空きスロットを選択する。さらに、発呼制
御手段5304は無線送受信手段5302に前記空きス
ロットを利用して呼接続メッセージの送信を応答の呼接
続メッセージ受信まで繰り返し行わせる。
【0006】次に着呼側の端末である端末ロが呼出の呼
接続メッセージを受信し応答の呼接続メッセージを送信
して通信状態になるまでの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段5301はユーザの子機間直接通話待ち
受け指示を受けると着呼制御手段5305を起動する。
着呼制御手段5305は送受信手段5302が監視する
スロットから前記呼出の呼接続メッセージを取り出し自
端末情報を利用して自端末宛てか否かを調べる。前記呼
出の呼接続メッセージのグループ識別子と受信側呼出番
号が自端末情報と一致した場合は、前記呼出の呼接続メ
ッセージの発信側呼出番号と自端末情報を用いて応答の
呼接続メッセージを生成する。ここで応答の呼接続メッ
セージについて図54を用いて説明する。図54におい
て5403は着呼制御手段5305が生成する応答の呼
接続メッセージの模式図である。本従来例では種別が
「応答」、受信側グループ識別子が「グループA」、受
信側呼出番号が「0001」、発信側端末識別子が「端
末ロ」、発信側呼出番号が「0002」となる。次に着
呼制御手段5305は無線送受信手段5302に受信ス
ロットの対向スロットを利用して応答の呼接続メッセー
ジを送信を行わせる。さらにアプリケーション提供手段
5301に通信状態への移行を伝える。アプリケーショ
ン提供手段5301は通信制御手段5306を起動し子
機間直接通話が可能となる。
接続メッセージを受信し応答の呼接続メッセージを送信
して通信状態になるまでの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段5301はユーザの子機間直接通話待ち
受け指示を受けると着呼制御手段5305を起動する。
着呼制御手段5305は送受信手段5302が監視する
スロットから前記呼出の呼接続メッセージを取り出し自
端末情報を利用して自端末宛てか否かを調べる。前記呼
出の呼接続メッセージのグループ識別子と受信側呼出番
号が自端末情報と一致した場合は、前記呼出の呼接続メ
ッセージの発信側呼出番号と自端末情報を用いて応答の
呼接続メッセージを生成する。ここで応答の呼接続メッ
セージについて図54を用いて説明する。図54におい
て5403は着呼制御手段5305が生成する応答の呼
接続メッセージの模式図である。本従来例では種別が
「応答」、受信側グループ識別子が「グループA」、受
信側呼出番号が「0001」、発信側端末識別子が「端
末ロ」、発信側呼出番号が「0002」となる。次に着
呼制御手段5305は無線送受信手段5302に受信ス
ロットの対向スロットを利用して応答の呼接続メッセー
ジを送信を行わせる。さらにアプリケーション提供手段
5301に通信状態への移行を伝える。アプリケーショ
ン提供手段5301は通信制御手段5306を起動し子
機間直接通話が可能となる。
【0007】次に発呼側の端末である端末イが応答の呼
接続メッセージを受信し子機間直接通話を行うまでの動
作を説明する。発呼制御手段5304は送受信手段53
02が監視するスロットから前記応答の呼接続メッセー
ジを取り出し自端末情報を利用して自端末宛てか否かを
調べる。前記応答の呼接続メッセージのグループ識別子
と受信側呼出番号が自端末情報と一致した場合は、アプ
リケーション提供手段5301に通信状態への移行を伝
える。本従来例ではグループ識別子が「グループA」、
受信側呼出番号が「0001」なので自端末情報と一致
するので通信状態に移行する。アプリケーション提供手
段5301は通信制御手段02を起動し子機間直接通話
が可能となる。
接続メッセージを受信し子機間直接通話を行うまでの動
作を説明する。発呼制御手段5304は送受信手段53
02が監視するスロットから前記応答の呼接続メッセー
ジを取り出し自端末情報を利用して自端末宛てか否かを
調べる。前記応答の呼接続メッセージのグループ識別子
と受信側呼出番号が自端末情報と一致した場合は、アプ
リケーション提供手段5301に通信状態への移行を伝
える。本従来例ではグループ識別子が「グループA」、
受信側呼出番号が「0001」なので自端末情報と一致
するので通信状態に移行する。アプリケーション提供手
段5301は通信制御手段02を起動し子機間直接通話
が可能となる。
【0008】また、通信制御手段5306は通信データ
の暗号および復号機能を持っている。
の暗号および復号機能を持っている。
【0009】したがって、上記構成により、端末間のパ
ーソナルな通信が実現できる。なお、上記のPHS端末
では、事前登録により同一のグループ識別子を持ち、か
つ相手の呼出番号を知っている場合でなければ通信がで
きないという課題があり、特開平8−228214では
グループ識別子に特殊番号を設けることで事前登録のな
い端末間での子機間直接通話を可能とする技術が開示さ
れている。また、特開平9−37349ではページャに
よりグループ識別子および呼出番号を通知し、この情報
を用いて事前登録のない端末間での子機間直接を可能と
する技術が開示されている。
ーソナルな通信が実現できる。なお、上記のPHS端末
では、事前登録により同一のグループ識別子を持ち、か
つ相手の呼出番号を知っている場合でなければ通信がで
きないという課題があり、特開平8−228214では
グループ識別子に特殊番号を設けることで事前登録のな
い端末間での子機間直接通話を可能とする技術が開示さ
れている。また、特開平9−37349ではページャに
よりグループ識別子および呼出番号を通知し、この情報
を用いて事前登録のない端末間での子機間直接を可能と
する技術が開示されている。
【0010】また、PHSの子機間直接通話の枠組みで
は、1通信が最大3分間という制限があるので、3分間
を超える通信はできないという課題があり、特開平8−
102774、特開平9−8879、特開平9−984
79では時間制限による切断後、同一端末との通信を潤
滑に再開する技術が開示されている。
は、1通信が最大3分間という制限があるので、3分間
を超える通信はできないという課題があり、特開平8−
102774、特開平9−8879、特開平9−984
79では時間制限による切断後、同一端末との通信を潤
滑に再開する技術が開示されている。
【0011】また、電話機一般に迷惑電話対策という課
題があり、特開平9−18576ではPHSの公衆また
は自営モードにおいて着信を拒絶あるいは許可する相手
の呼出番号あるいは端末識別子を予め登録することで、
着呼制限を行う技術が開示されている。
題があり、特開平9−18576ではPHSの公衆また
は自営モードにおいて着信を拒絶あるいは許可する相手
の呼出番号あるいは端末識別子を予め登録することで、
着呼制限を行う技術が開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来技術では、相手の呼出番号を知っている場合でなけれ
ば通信ができないという課題がある。例えば駅前でPH
S端末を使って別のPHS端末を持つ不特定の相手に対
して通信を呼びかけるというアマチュア無線的な使い方
はできない。特開平9−37349の技術においてもペ
ージャの呼出番号を知っている場合でなければ通信がで
きないので上記課題の解決にはならない。
来技術では、相手の呼出番号を知っている場合でなけれ
ば通信ができないという課題がある。例えば駅前でPH
S端末を使って別のPHS端末を持つ不特定の相手に対
して通信を呼びかけるというアマチュア無線的な使い方
はできない。特開平9−37349の技術においてもペ
ージャの呼出番号を知っている場合でなければ通信がで
きないので上記課題の解決にはならない。
【0013】また、PHSの子機間直接通話の枠組みで
は、呼出番号は約8000通りしか割り当てることがで
きないので、これを超える数の任意の端末間で子機間直
接通話を実現することはできないという課題がある。例
えば10000台のPHS端末を相互に子機間直接通話
可能にしようとしても、呼出番号が重なる端末が出て来
るのでその端末が同じ無線エリアにいると衝突を起こし
てしまう。
は、呼出番号は約8000通りしか割り当てることがで
きないので、これを超える数の任意の端末間で子機間直
接通話を実現することはできないという課題がある。例
えば10000台のPHS端末を相互に子機間直接通話
可能にしようとしても、呼出番号が重なる端末が出て来
るのでその端末が同じ無線エリアにいると衝突を起こし
てしまう。
【0014】また、不特定相手の通信に対しても、PH
Sの子機間直接通話の枠組みでは、1通信が最大3分間
という制限があるので、3分間を超える通信はできない
という課題がある。例えば一旦接続が切れると、不特定
相手パーソナル通信の場合、同じ相手と再接続すること
自体が保証されない。上記特開平8−102774、特
開平9−8879、特開平9−98479の従来技術で
は相手の呼出番号が不特定の場合に対しては考慮されて
いないので上記課題の解決にはならない。
Sの子機間直接通話の枠組みでは、1通信が最大3分間
という制限があるので、3分間を超える通信はできない
という課題がある。例えば一旦接続が切れると、不特定
相手パーソナル通信の場合、同じ相手と再接続すること
自体が保証されない。上記特開平8−102774、特
開平9−8879、特開平9−98479の従来技術で
は相手の呼出番号が不特定の場合に対しては考慮されて
いないので上記課題の解決にはならない。
【0015】また、「不特定相手パーソナル通信」の性
質上、加入者電話よりも一方的な勧誘の標的になりやす
いという課題がある。例えば、セールスなどの希望しな
い相手からの接続ばかりを連続して受けてしまうと有効
な相手との通信が阻害されてしまう。上記特開平9−1
8576の従来技術では相手の呼出番号または端末識別
子を予め知っていることが前提となっているため、相手
が不特定の場合に対しては上記課題の解決にはならな
い。
質上、加入者電話よりも一方的な勧誘の標的になりやす
いという課題がある。例えば、セールスなどの希望しな
い相手からの接続ばかりを連続して受けてしまうと有効
な相手との通信が阻害されてしまう。上記特開平9−1
8576の従来技術では相手の呼出番号または端末識別
子を予め知っていることが前提となっているため、相手
が不特定の場合に対しては上記課題の解決にはならな
い。
【0016】また、接続可能な相手が多数ある場合に
は、希望する接続相手を見つけるまでにたくさんの相手
と接続してみなければならないという課題がある。例え
ば通信ゲームの対戦相手を探しているのにおしゃべりを
希望する人の端末とばかり繰り返し接続してしまうこと
があり得るし、そのような場合、電波の利用効率も悪く
なる。
は、希望する接続相手を見つけるまでにたくさんの相手
と接続してみなければならないという課題がある。例え
ば通信ゲームの対戦相手を探しているのにおしゃべりを
希望する人の端末とばかり繰り返し接続してしまうこと
があり得るし、そのような場合、電波の利用効率も悪く
なる。
【0017】また、PHSの子機間直接通話の枠組みで
は、待ち受け時にはすべてのキャリアを監視し続けなけ
ればならないため、消費電力が非常に大きいという課題
がある。例えば前記例の場合、通信ゲームの相手が見つ
かるまで継続して待ち受け状態を続けなければならず高
消費電力の状態が続く。
は、待ち受け時にはすべてのキャリアを監視し続けなけ
ればならないため、消費電力が非常に大きいという課題
がある。例えば前記例の場合、通信ゲームの相手が見つ
かるまで継続して待ち受け状態を続けなければならず高
消費電力の状態が続く。
【0018】また、端末間通信では電波の届く範囲が限
られており、希望する接続相手が離れた場所にいる場合
には接続できないという課題がある。例えば渋谷でゲー
ム相手を探しても決して新宿の端末とはつながらない。
られており、希望する接続相手が離れた場所にいる場合
には接続できないという課題がある。例えば渋谷でゲー
ム相手を探しても決して新宿の端末とはつながらない。
【0019】本発明は上記の課題を解決するもので、不
特定の相手との端末相互の通信が可能となる無線通信端
末を実現することを第1の目的とする。
特定の相手との端末相互の通信が可能となる無線通信端
末を実現することを第1の目的とする。
【0020】また、上記不特定相手通信において、利用
可能端末数の制限をなくすことを第2の目的とする。
可能端末数の制限をなくすことを第2の目的とする。
【0021】また、上記不特定相手通信において、電波
利用を一時停止しても同じ相手と通信を継続可能とする
ことを第3の目的とする。
利用を一時停止しても同じ相手と通信を継続可能とする
ことを第3の目的とする。
【0022】また、上記不特定相手通信において、同じ
相手との繰り返し通信を選択的に拒絶可能とすることを
第4の目的とする。
相手との繰り返し通信を選択的に拒絶可能とすることを
第4の目的とする。
【0023】また、上記不特定相手通信において、効率
的に希望する通信相手を見つけ電波利用効率を向上する
ことを第5の目的とする。
的に希望する通信相手を見つけ電波利用効率を向上する
ことを第5の目的とする。
【0024】また、上記不特定相手通信において、さら
に効率的に希望する通信相手を見つけるとともに待ち受
け処理を軽減して端末の消費電力を低減することを第6
の目的とする。
に効率的に希望する通信相手を見つけるとともに待ち受
け処理を軽減して端末の消費電力を低減することを第6
の目的とする。
【0025】また、上記不特定相手通信において、電波
が届かない場所の相手との通信を可能にすることを第7
の目的とする。
が届かない場所の相手との通信を可能にすることを第7
の目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために本発明は第1に、不特定相手通信の情報を保管
する不特定相手通信情報蓄積手段と、不特定相手との呼
接続を制御する不特定相手接続制御手段と、前記不特定
相手接続制御手段の指示により前記不特定相手通信情報
蓄積手段の情報を参照の上発呼時の動作を制御する不特
定相手発呼制御手段と、前記不特定相手接続制御手段の
指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段の情報を参
照の上着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御手段
を備えたものである。
るために本発明は第1に、不特定相手通信の情報を保管
する不特定相手通信情報蓄積手段と、不特定相手との呼
接続を制御する不特定相手接続制御手段と、前記不特定
相手接続制御手段の指示により前記不特定相手通信情報
蓄積手段の情報を参照の上発呼時の動作を制御する不特
定相手発呼制御手段と、前記不特定相手接続制御手段の
指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段の情報を参
照の上着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御手段
を備えたものである。
【0027】これにより、不特定の相手との端末相互の
通信が可能となる無線通信端末が実現できる。
通信が可能となる無線通信端末が実現できる。
【0028】第2の目的を達成するために本発明は第2
に、自呼出番号の変更を行う呼出番号切替手段をさらに
備え、不特定相手着呼制御手段が呼出番号の重複を検出
した際に前記呼出番号切替手段に指示して自呼出番号を
切り替えるものである。
に、自呼出番号の変更を行う呼出番号切替手段をさらに
備え、不特定相手着呼制御手段が呼出番号の重複を検出
した際に前記呼出番号切替手段に指示して自呼出番号を
切り替えるものである。
【0029】これにより、上記不特定相手通信におい
て、利用可能端末数の制限をなくすことができる。
て、利用可能端末数の制限をなくすことができる。
【0030】第3の目的を達成するために本発明は第3
に、連続通信状態を設定する連続通信制御手段をさらに
備え、不特定相手着呼制御手段が連続通信状態では相手
呼出番号を固定するものである。
に、連続通信状態を設定する連続通信制御手段をさらに
備え、不特定相手着呼制御手段が連続通信状態では相手
呼出番号を固定するものである。
【0031】これにより、上記不特定相手通信におい
て、電波利用を一時停止しても同じ相手と通信を継続す
ることができる。
て、電波利用を一時停止しても同じ相手と通信を継続す
ることができる。
【0032】第4の目的を達成するために本発明は第4
に、特定の端末の端末識別子を登録する特定端末登録手
段をさらに備え、不特定相手着呼制御手段が前記特定端
末登録手段が設定した情報を参照して特定の端末との接
続を拒絶するものである。
に、特定の端末の端末識別子を登録する特定端末登録手
段をさらに備え、不特定相手着呼制御手段が前記特定端
末登録手段が設定した情報を参照して特定の端末との接
続を拒絶するものである。
【0033】これにより、上記不特定相手通信におい
て、同じ相手との繰り返し通信を選択的に拒絶すること
ができる。
て、同じ相手との繰り返し通信を選択的に拒絶すること
ができる。
【0034】第5の目的を達成するために本発明は第5
に、通信を希望する相手の属性を登録する通信属性登録
手段をさらに備え、不特定相手接続制御手段が前記通信
属性登録手段の登録した情報を参照して相手募集メッセ
ージを生成し、さらに不特定相手着呼制御手段が前記通
信属性登録手段が設定した情報を参照して選択的に接続
を行うものである。
に、通信を希望する相手の属性を登録する通信属性登録
手段をさらに備え、不特定相手接続制御手段が前記通信
属性登録手段の登録した情報を参照して相手募集メッセ
ージを生成し、さらに不特定相手着呼制御手段が前記通
信属性登録手段が設定した情報を参照して選択的に接続
を行うものである。
【0035】これにより、上記不特定相手通信におい
て、希望する属性の相手を選択して通信することがで
き、希望しない通信が減ることで電波の利用効率も高ま
る。
て、希望する属性の相手を選択して通信することがで
き、希望しない通信が減ることで電波の利用効率も高ま
る。
【0036】第6の目的を達成するために本発明は第6
に、複数の相手端末の情報である相手端末リストを生成
する相手端末リスト生成手段と、相手端末リストを提供
する相手端末リスト提供手段とをさらに備えた無線通信
端末であるエリア管理装置と、相手端末リストを取得す
る相手端末リスト取得手段をさらに備え、不特定相手接
続制御手段が相手端末リストを参照して呼接続を行う無
線通信端末と、により構成される無線通信システムであ
る。
に、複数の相手端末の情報である相手端末リストを生成
する相手端末リスト生成手段と、相手端末リストを提供
する相手端末リスト提供手段とをさらに備えた無線通信
端末であるエリア管理装置と、相手端末リストを取得す
る相手端末リスト取得手段をさらに備え、不特定相手接
続制御手段が相手端末リストを参照して呼接続を行う無
線通信端末と、により構成される無線通信システムであ
る。
【0037】これにより、上記不特定相手通信におい
て、さらに効率的に希望する通信相手を見つけるととも
に、待ち受け処理を軽減して端末の消費電力を低減する
ことができる。
て、さらに効率的に希望する通信相手を見つけるととも
に、待ち受け処理を軽減して端末の消費電力を低減する
ことができる。
【0038】第7の目的を達成するために本発明は第7
に、エリア管理装置が、遠隔地と通信を行う長距離通信
手段と、相手端末リストの情報を交換する情報交換手段
と、遠隔端末の呼出番号の対応表を保管する遠隔端末対
応表蓄積手段と、通信内容の転送を行う転送制御手段と
をさらに備え、不特定相手着呼制御手段が前記遠隔端末
対応表を参照して着呼処理を行い、不特定相手接続制御
手段が前記転送制御手段を起動する無線通信システムで
ある。
に、エリア管理装置が、遠隔地と通信を行う長距離通信
手段と、相手端末リストの情報を交換する情報交換手段
と、遠隔端末の呼出番号の対応表を保管する遠隔端末対
応表蓄積手段と、通信内容の転送を行う転送制御手段と
をさらに備え、不特定相手着呼制御手段が前記遠隔端末
対応表を参照して着呼処理を行い、不特定相手接続制御
手段が前記転送制御手段を起動する無線通信システムで
ある。
【0039】これにより、上記不特定相手通信におい
て、電波が届かない場所の相手との通信が可能となる。
て、電波が届かない場所の相手との通信が可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図を52を用いて説明する。
て、図1から図を52を用いて説明する。
【0041】(実施の形態1)図1は本発明の請求項1
に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成図
である。図1において、101は、ユーザにアプリケー
ションを提供するアプリケーション提供手段。102
は、電波の監視および発信を行う無線送受信手段。10
3は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄積手段。1
04は、不特定相手通信の情報を保管する不特定相手通
信情報蓄積手段。105は、前記アプリケーション提供
手段101の指示により不特定相手との呼接続を制御す
る不特定相手接続制御手段。106は、前記不特定相手
接続制御手段105の指示により前記自端末情報蓄積手
段103および前記不特定相手通信情報蓄積手段104
の情報を参照の上、前記無線送受信手段102に指示し
て発呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段。1
07は、前記不特定相手接続制御手段105の指示によ
り前記自端末情報蓄積手段103および前記不特定相手
通信情報蓄積手段104の情報を参照の上、前記無線送
受信手段102に指示して着呼時の動作を制御する不特
定相手着呼制御手段。108は、前記アプリケーション
提供手段101の指示により前記無線送受信手段102
に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手段であ
る。
に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成図
である。図1において、101は、ユーザにアプリケー
ションを提供するアプリケーション提供手段。102
は、電波の監視および発信を行う無線送受信手段。10
3は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄積手段。1
04は、不特定相手通信の情報を保管する不特定相手通
信情報蓄積手段。105は、前記アプリケーション提供
手段101の指示により不特定相手との呼接続を制御す
る不特定相手接続制御手段。106は、前記不特定相手
接続制御手段105の指示により前記自端末情報蓄積手
段103および前記不特定相手通信情報蓄積手段104
の情報を参照の上、前記無線送受信手段102に指示し
て発呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段。1
07は、前記不特定相手接続制御手段105の指示によ
り前記自端末情報蓄積手段103および前記不特定相手
通信情報蓄積手段104の情報を参照の上、前記無線送
受信手段102に指示して着呼時の動作を制御する不特
定相手着呼制御手段。108は、前記アプリケーション
提供手段101の指示により前記無線送受信手段102
に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手段であ
る。
【0042】また図2は本実施の形態における自端末情
報蓄積手段103が記憶しているデータ構造である自端
末情報の一例を示す模式図である。図2において201
は端末イのグループ識別子が「グループA」であり、端
末識別子が「端末イ」であり、呼出番号が「0001」
であることを示している。202は端末ロのグループ識
別子が「グループB」であり、端末識別子が「端末ロ」
であり、呼出番号が「0002」であることを示してい
る。203は端末ハのグループ識別子が「グループC」
であり、端末識別子が「端末ハ」であり、呼出番号が
「0003」であることを示している。
報蓄積手段103が記憶しているデータ構造である自端
末情報の一例を示す模式図である。図2において201
は端末イのグループ識別子が「グループA」であり、端
末識別子が「端末イ」であり、呼出番号が「0001」
であることを示している。202は端末ロのグループ識
別子が「グループB」であり、端末識別子が「端末ロ」
であり、呼出番号が「0002」であることを示してい
る。203は端末ハのグループ識別子が「グループC」
であり、端末識別子が「端末ハ」であり、呼出番号が
「0003」であることを示している。
【0043】また図3は本実施の形態における不特定相
手通信情報蓄積手段104が記憶しているデータ構造で
ある不特定相手通信情報の一例を示す模式図である。図
3において301は不特定相手通信を示すグループ識別
子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信相手
募集を示す呼出番号が「9999」であり、相手呼出番
号が「未定」であることを示している。
手通信情報蓄積手段104が記憶しているデータ構造で
ある不特定相手通信情報の一例を示す模式図である。図
3において301は不特定相手通信を示すグループ識別
子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信相手
募集を示す呼出番号が「9999」であり、相手呼出番
号が「未定」であることを示している。
【0044】また図4は本実施の形態における不特定相
手通信用の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図4において401は端末イの不特定相手発呼制御
手段106が生成する不特定相手通信用の呼接続メッセ
ージを示しており、種別が「呼出」、受信側グループ識
別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号
が「0001」となる。以下、不特定相手通信用の呼接
続メッセージを相手募集メッセージと呼ぶ。402は端
末ロの不特定相手発呼制御手段106が生成する相手募
集メッセージ受信後の通常の呼出の呼接続メッセージを
示しており、種別が「呼出」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、発信
側端末識別子が「端末ロ」、発信側呼出番号が「000
2」となる。403は端末イの不特定相手着呼制御手段
107が生成する通常の応答の呼接続メッセージを示し
ており、種別が「応答」、受信側グループ識別子が「グ
ループX」、受信側呼出番号が「0002」、発信側端
末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」
となる。404は端末ハの不特定相手発呼制御手段10
6が生成する相手募集メッセージ受信後の通常の呼出の
呼接続メッセージを示しており、種別が「呼出」、受信
側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が
「0001」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側
呼出番号が「0003」となる。
手通信用の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図4において401は端末イの不特定相手発呼制御
手段106が生成する不特定相手通信用の呼接続メッセ
ージを示しており、種別が「呼出」、受信側グループ識
別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号
が「0001」となる。以下、不特定相手通信用の呼接
続メッセージを相手募集メッセージと呼ぶ。402は端
末ロの不特定相手発呼制御手段106が生成する相手募
集メッセージ受信後の通常の呼出の呼接続メッセージを
示しており、種別が「呼出」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、発信
側端末識別子が「端末ロ」、発信側呼出番号が「000
2」となる。403は端末イの不特定相手着呼制御手段
107が生成する通常の応答の呼接続メッセージを示し
ており、種別が「応答」、受信側グループ識別子が「グ
ループX」、受信側呼出番号が「0002」、発信側端
末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」
となる。404は端末ハの不特定相手発呼制御手段10
6が生成する相手募集メッセージ受信後の通常の呼出の
呼接続メッセージを示しており、種別が「呼出」、受信
側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が
「0001」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側
呼出番号が「0003」となる。
【0045】以上のように構成されたお互いの呼出番号
を知らない無線通信端末3台の間で、不特定相手通信を
開始する動作について説明する。
を知らない無線通信端末3台の間で、不特定相手通信を
開始する動作について説明する。
【0046】まず端末イの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段101がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段105を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段105の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段107を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段107の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、まずタイムアウト
までに有効な呼出メッセージを発見できなかったことと
し、ステップ5−3に進む。ステップ5−3では自端末
情報蓄積手段103および不特定相手通信情報蓄積手段
104を参照して、形式に「呼出」を、受信側グループ
識別子に不特定相手通信情報の不特定相手通信グループ
識別子を、受信側呼出番号に不特定相手通信情報の通信
相手募集呼出番号を、発信側端末識別子に自端末情報の
端末識別子を、発信側呼出番号に自端末情報の呼出番号
をそれぞれ設定して相手募集メッセージを生成し、無線
送受信手段102にこの相手募集メッセージの送信を指
示する。ここでは上記相手募集メッセージ401が生成
され、送信が指示される。次にまたステップ5−1に戻
り不特定相手着呼制御手段107を起動する。今度は自
分宛ての呼出メッセージが見つかったこととし、ステッ
プ5−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体の動
作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段105はア
プリケーション提供手段101に接続が完了したことを
伝え、アプリケーション提供手段101は通信制御手段
108を起動して呼接続後の通信を開始する。
ション提供手段101がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段105を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段105の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段107を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段107の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、まずタイムアウト
までに有効な呼出メッセージを発見できなかったことと
し、ステップ5−3に進む。ステップ5−3では自端末
情報蓄積手段103および不特定相手通信情報蓄積手段
104を参照して、形式に「呼出」を、受信側グループ
識別子に不特定相手通信情報の不特定相手通信グループ
識別子を、受信側呼出番号に不特定相手通信情報の通信
相手募集呼出番号を、発信側端末識別子に自端末情報の
端末識別子を、発信側呼出番号に自端末情報の呼出番号
をそれぞれ設定して相手募集メッセージを生成し、無線
送受信手段102にこの相手募集メッセージの送信を指
示する。ここでは上記相手募集メッセージ401が生成
され、送信が指示される。次にまたステップ5−1に戻
り不特定相手着呼制御手段107を起動する。今度は自
分宛ての呼出メッセージが見つかったこととし、ステッ
プ5−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体の動
作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段105はア
プリケーション提供手段101に接続が完了したことを
伝え、アプリケーション提供手段101は通信制御手段
108を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0047】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段107の処理の流れを図6を用いて説明する。最初
に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について説明
する。まず無線送受信手段102に指示して通信スロッ
トから呼接続メッセージを取り出す(ステップ6−
1)。次にこのメッセージを解析し処理を振り分ける
(ステップ6−2)。ここでは、まず呼出メッセージを
発見できなかったので、ステップ6−3に進みタイムア
ウトかどうかを判断する。初めはタイムアウトでないの
でステップ6−1に戻り次の呼接続メッセージを取り出
す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセージが見つ
からないままタイムアウトになると、ステップ6−3の
判断により処理を終了する。次に上記動作の説明の2回
目の起動時の動作について説明する。1回目の起動時と
同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返した後通常
呼出メッセージが取り出せたとするとステップ6−2か
らステップ6−4に進み、宛先の判断が行われる。ステ
ップ6−4では、呼出メッセージの受信側グループ識別
子が自端末情報または不特定相手通信情報のグループ識
別子と同じで、かつ、呼出メッセージの受信側呼出番号
が自端末情報の呼出番号と同じ場合に自分宛てと判断さ
れ、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。ここ
では受信した呼出メッセージが上記図4の402で示さ
れるものとすると、受信側グループ識別子が不特定相手
通信情報のグループ識別子と同じで、かつ、受信側呼出
番号が自端末情報の呼出番号と同じなので自分宛てと判
断され、ステップ6−5に進む。ステップ6−5では自
端末情報蓄積手段103の情報と受信した呼出メッセー
ジを参照して、形式に「応答」を、受信側グループ識別
子に受信メッセージのグループ識別子を、受信側呼出番
号に受信メッセージの送信側呼出番号を、発信側端末識
別子に自端末情報の端末識別子を、発信側呼出番号に自
端末情報の呼出番号をそれぞれ設定して通常の応答メッ
セージを生成し、無線送受信手段102に指示してこれ
を送信し、処理を終了する。ここでは呼出メッセージ4
02を受信したので上記図4の403に示す通常の応答
メッセージが送信される。
手段107の処理の流れを図6を用いて説明する。最初
に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について説明
する。まず無線送受信手段102に指示して通信スロッ
トから呼接続メッセージを取り出す(ステップ6−
1)。次にこのメッセージを解析し処理を振り分ける
(ステップ6−2)。ここでは、まず呼出メッセージを
発見できなかったので、ステップ6−3に進みタイムア
ウトかどうかを判断する。初めはタイムアウトでないの
でステップ6−1に戻り次の呼接続メッセージを取り出
す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセージが見つ
からないままタイムアウトになると、ステップ6−3の
判断により処理を終了する。次に上記動作の説明の2回
目の起動時の動作について説明する。1回目の起動時と
同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返した後通常
呼出メッセージが取り出せたとするとステップ6−2か
らステップ6−4に進み、宛先の判断が行われる。ステ
ップ6−4では、呼出メッセージの受信側グループ識別
子が自端末情報または不特定相手通信情報のグループ識
別子と同じで、かつ、呼出メッセージの受信側呼出番号
が自端末情報の呼出番号と同じ場合に自分宛てと判断さ
れ、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。ここ
では受信した呼出メッセージが上記図4の402で示さ
れるものとすると、受信側グループ識別子が不特定相手
通信情報のグループ識別子と同じで、かつ、受信側呼出
番号が自端末情報の呼出番号と同じなので自分宛てと判
断され、ステップ6−5に進む。ステップ6−5では自
端末情報蓄積手段103の情報と受信した呼出メッセー
ジを参照して、形式に「応答」を、受信側グループ識別
子に受信メッセージのグループ識別子を、受信側呼出番
号に受信メッセージの送信側呼出番号を、発信側端末識
別子に自端末情報の端末識別子を、発信側呼出番号に自
端末情報の呼出番号をそれぞれ設定して通常の応答メッ
セージを生成し、無線送受信手段102に指示してこれ
を送信し、処理を終了する。ここでは呼出メッセージ4
02を受信したので上記図4の403に示す通常の応答
メッセージが送信される。
【0048】次に端末ロの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段101がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段105を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段105の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段107を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段107の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、相手募集メッセー
ジ401を発見したこととし、ステップ5−4に進んで
不特定相手発呼制御手段106に通常の呼出メッセージ
402の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段
106の処理結果により処理を振り分ける(ステップ5
−5)。ここでは発呼処理が完了したこととし、ステッ
プ5−6に進んで接続処理が完了する。端末ロ全体の動
作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段105はア
プリケーション提供手段101に接続が完了したことを
伝え、アプリケーション提供手段101は通信制御手段
108を起動して呼接続後の通信を開始する。
ション提供手段101がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段105を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段105の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段107を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段107の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、相手募集メッセー
ジ401を発見したこととし、ステップ5−4に進んで
不特定相手発呼制御手段106に通常の呼出メッセージ
402の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段
106の処理結果により処理を振り分ける(ステップ5
−5)。ここでは発呼処理が完了したこととし、ステッ
プ5−6に進んで接続処理が完了する。端末ロ全体の動
作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段105はア
プリケーション提供手段101に接続が完了したことを
伝え、アプリケーション提供手段101は通信制御手段
108を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0049】ここでさらに端末ロの不特定相手着呼制御
手段107の処理の流れを図6を用いて説明する。まず
無線送受信手段102に指示して通信スロットから呼接
続メッセージを取り出す(ステップ6−1)。次にこの
メッセージを解析し処理を振り分ける(ステップ6−
2)。ここでは、相手募集メッセージ401を発見した
ので、ステップ6−6に進み相手募集メッセージ中の発
信側呼出番号「0001」を不特定相手通信情報蓄積手
段104に保存する。このときの端末ロの不特定相手通
信情報は図3の302に示すように、不特定相手通信を
示すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相
手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」で
あり、相手呼出番号が「0001」となる。そして処理
を終了する。
手段107の処理の流れを図6を用いて説明する。まず
無線送受信手段102に指示して通信スロットから呼接
続メッセージを取り出す(ステップ6−1)。次にこの
メッセージを解析し処理を振り分ける(ステップ6−
2)。ここでは、相手募集メッセージ401を発見した
ので、ステップ6−6に進み相手募集メッセージ中の発
信側呼出番号「0001」を不特定相手通信情報蓄積手
段104に保存する。このときの端末ロの不特定相手通
信情報は図3の302に示すように、不特定相手通信を
示すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相
手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」で
あり、相手呼出番号が「0001」となる。そして処理
を終了する。
【0050】また、ここでさらに端末ロの不特定相手発
呼制御手段106の処理の流れを図7を用いて説明す
る。まず不特定相手通信情報蓄積手段104の不特定相
手通信グループ識別子および相手呼出番号からそれぞれ
受信側グループ識別子および受信側呼び出し番号を、自
端末情報蓄積手段103の端末識別子および呼出番号か
らそれぞれ発信側端末識別子および発信側呼出番号を取
り出して通常の呼出メッセージを生成する(ステップ7
−1)。ここでは不特定相手通信情報が上記図3の30
2に示すものであり自端末情報が上記図2の202に示
すものなので上記図4の402に示す呼出メッセージが
生成される。次に無線送受信手段102に指示して空き
通信スロットを探し、上記呼出メッセージを送信する
(ステップ7−2)。さらに無線送受信手段102に指
示して対応する通信スロットから応答メッセージを取り
出す(ステップ7−3)。次に応答メッセージが取り出
せたかどうかで処理を振り分ける(ステップ7−4)。
ここでは、上記図4の403に示す応答メッセージが取
り出せたとし、発呼処理を完了する。
呼制御手段106の処理の流れを図7を用いて説明す
る。まず不特定相手通信情報蓄積手段104の不特定相
手通信グループ識別子および相手呼出番号からそれぞれ
受信側グループ識別子および受信側呼び出し番号を、自
端末情報蓄積手段103の端末識別子および呼出番号か
らそれぞれ発信側端末識別子および発信側呼出番号を取
り出して通常の呼出メッセージを生成する(ステップ7
−1)。ここでは不特定相手通信情報が上記図3の30
2に示すものであり自端末情報が上記図2の202に示
すものなので上記図4の402に示す呼出メッセージが
生成される。次に無線送受信手段102に指示して空き
通信スロットを探し、上記呼出メッセージを送信する
(ステップ7−2)。さらに無線送受信手段102に指
示して対応する通信スロットから応答メッセージを取り
出す(ステップ7−3)。次に応答メッセージが取り出
せたかどうかで処理を振り分ける(ステップ7−4)。
ここでは、上記図4の403に示す応答メッセージが取
り出せたとし、発呼処理を完了する。
【0051】したがって、端末イと端末ロの間で通信が
可能となる。次に端末ハの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段101がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段105を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段105の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段107を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段107の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、相手募集メッセー
ジ401を発見したこととし、ステップ5−4に進んで
不特定相手発呼制御手段106に通常の呼出メッセージ
404の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段
106の処理結果により処理を振り分ける(ステップ5
−5)。ここでは端末イと端末ロの間で接続が完了した
ために発呼処理が失敗したこととすると、有効な相手が
現れるまでステップ5−1、5−2、5−3を繰り返
す。
可能となる。次に端末ハの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段101がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段105を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段105の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段107を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段107の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、相手募集メッセー
ジ401を発見したこととし、ステップ5−4に進んで
不特定相手発呼制御手段106に通常の呼出メッセージ
404の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段
106の処理結果により処理を振り分ける(ステップ5
−5)。ここでは端末イと端末ロの間で接続が完了した
ために発呼処理が失敗したこととすると、有効な相手が
現れるまでステップ5−1、5−2、5−3を繰り返
す。
【0052】ここでさらに端末ハの不特定相手発呼制御
手段106の処理の流れを図7を用いて説明する。まず
不特定相手通信情報蓄積手段104から受信側グループ
識別子と受信側呼び出し番号を、自端末情報蓄積手段1
03から発信側端末識別子と発信側呼出番号を参照して
通常の呼出メッセージを生成する(ステップ7−1)。
次に無線送受信手段102に指示して空き通信スロット
を探し、上記呼出メッセージを送信する(ステップ7−
2)。さらに無線送受信手段102に指示して対応する
通信スロットから応答メッセージを取り出す(ステップ
7−3)。次に応答メッセージが取り出せたかどうかで
処理を振り分ける(ステップ7−4)。ここでは、応答
メッセージが取り出せなかったとし、タイムアウトまで
ステップ7−2、7−3、7−4を繰り返す。ステップ
7ー4でタイムアウトとなった場合はステップ7ー5に
進み、不特定相手通信情報の相手呼出番号を「未定」に
戻した後、発呼処理が失敗して終了する。
手段106の処理の流れを図7を用いて説明する。まず
不特定相手通信情報蓄積手段104から受信側グループ
識別子と受信側呼び出し番号を、自端末情報蓄積手段1
03から発信側端末識別子と発信側呼出番号を参照して
通常の呼出メッセージを生成する(ステップ7−1)。
次に無線送受信手段102に指示して空き通信スロット
を探し、上記呼出メッセージを送信する(ステップ7−
2)。さらに無線送受信手段102に指示して対応する
通信スロットから応答メッセージを取り出す(ステップ
7−3)。次に応答メッセージが取り出せたかどうかで
処理を振り分ける(ステップ7−4)。ここでは、応答
メッセージが取り出せなかったとし、タイムアウトまで
ステップ7−2、7−3、7−4を繰り返す。ステップ
7ー4でタイムアウトとなった場合はステップ7ー5に
進み、不特定相手通信情報の相手呼出番号を「未定」に
戻した後、発呼処理が失敗して終了する。
【0053】したがって、端末ハが動作しても端末イと
端末ロの接続は妨げられない。なお不特定相手着呼制御
手段107のタイムアウトは固定値にすると相手募集メ
ッセージが同期してしまい受信できなくなる恐れがある
ので、ランダム値を取るべきである。
端末ロの接続は妨げられない。なお不特定相手着呼制御
手段107のタイムアウトは固定値にすると相手募集メ
ッセージが同期してしまい受信できなくなる恐れがある
ので、ランダム値を取るべきである。
【0054】以上のように本実施の形態によれば、不特
定相手通信の情報を保管する不特定相手通信情報蓄積手
段と、不特定相手との呼接続を制御する不特定相手接続
制御手段と、前記不特定相手接続制御手段の指示により
前記不特定相手通信情報蓄積手段の情報を参照の上発呼
時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段と、前記不
特定相手接続制御手段の指示により前記不特定相手通信
情報蓄積手段の情報を参照の上着呼時の動作を制御する
不特定相手着呼制御手段を備えたことにより、不特定の
相手との端末相互の通信が可能となる無線通信端末が実
現できる。
定相手通信の情報を保管する不特定相手通信情報蓄積手
段と、不特定相手との呼接続を制御する不特定相手接続
制御手段と、前記不特定相手接続制御手段の指示により
前記不特定相手通信情報蓄積手段の情報を参照の上発呼
時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段と、前記不
特定相手接続制御手段の指示により前記不特定相手通信
情報蓄積手段の情報を参照の上着呼時の動作を制御する
不特定相手着呼制御手段を備えたことにより、不特定の
相手との端末相互の通信が可能となる無線通信端末が実
現できる。
【0055】(実施の形態2)図8は本発明の請求項2
に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成図
である。図8において、801は、ユーザにアプリケー
ションを提供するアプリケーション提供手段。802
は、電波の監視および発信を行う無線送受信手段。80
3は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄積手段。8
04は、不特定相手通信の情報を保管する不特定相手通
信情報蓄積手段。805は、前記アプリケーション提供
手段801の指示により不特定相手との呼接続を制御す
る不特定相手接続制御手段。806は、前記不特定相手
接続制御手段805の指示により前記自端末情報蓄積手
段803および前記不特定相手通信情報蓄積手段804
の情報を参照の上、前記無線送受信手段802に指示し
て発呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段。8
07は、前記不特定相手接続制御手段805の指示によ
り前記自端末情報蓄積手段803および前記不特定相手
通信情報蓄積手段804の情報を参照の上、前記無線送
受信手段802に指示して着呼時の動作を制御する不特
定相手着呼制御手段。808は、前記不特定相手着呼制
御手段807の指示により前記不特定相手通信情報蓄積
手段804の情報を変更する呼出番号切替手段。809
は、前記アプリケーション提供手段801の指示により
前記無線送受信手段802に指示して呼接続後の通信を
制御する通信制御手段である。
に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成図
である。図8において、801は、ユーザにアプリケー
ションを提供するアプリケーション提供手段。802
は、電波の監視および発信を行う無線送受信手段。80
3は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄積手段。8
04は、不特定相手通信の情報を保管する不特定相手通
信情報蓄積手段。805は、前記アプリケーション提供
手段801の指示により不特定相手との呼接続を制御す
る不特定相手接続制御手段。806は、前記不特定相手
接続制御手段805の指示により前記自端末情報蓄積手
段803および前記不特定相手通信情報蓄積手段804
の情報を参照の上、前記無線送受信手段802に指示し
て発呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段。8
07は、前記不特定相手接続制御手段805の指示によ
り前記自端末情報蓄積手段803および前記不特定相手
通信情報蓄積手段804の情報を参照の上、前記無線送
受信手段802に指示して着呼時の動作を制御する不特
定相手着呼制御手段。808は、前記不特定相手着呼制
御手段807の指示により前記不特定相手通信情報蓄積
手段804の情報を変更する呼出番号切替手段。809
は、前記アプリケーション提供手段801の指示により
前記無線送受信手段802に指示して呼接続後の通信を
制御する通信制御手段である。
【0056】また図9は本実施の形態における自端末情
報蓄積手段803が記憶しているデータ構造である自端
末情報の一例を示す模式図である。図9において901
は端末イのグループ識別子が「グループA」であり、端
末識別子が「端末イ」であり、呼出番号が「0001」
であることを示している。902は端末ロのグループ識
別子が「グループB」であり、端末識別子が「端末ロ」
であり、呼出番号が「0001」であることを示してい
る。903は端末ハのグループ識別子が「グループC」
であり、端末識別子が「端末ハ」であり、呼出番号が
「0001」であることを示している。
報蓄積手段803が記憶しているデータ構造である自端
末情報の一例を示す模式図である。図9において901
は端末イのグループ識別子が「グループA」であり、端
末識別子が「端末イ」であり、呼出番号が「0001」
であることを示している。902は端末ロのグループ識
別子が「グループB」であり、端末識別子が「端末ロ」
であり、呼出番号が「0001」であることを示してい
る。903は端末ハのグループ識別子が「グループC」
であり、端末識別子が「端末ハ」であり、呼出番号が
「0001」であることを示している。
【0057】また図10は本実施の形態における不特定
相手通信情報蓄積手段804が記憶しているデータ構造
である不特定相手通信情報の一例を示す模式図である。
図10において1001は各端末の初期状態で不特定相
手通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、
不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「99
99」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号
が「9991」、「9992」、「9993」でそれぞ
れの状態が「未使用」であり、不特定相手通信の自呼出
番号が自端末情報の呼出番号と同じ「0001」であ
り、相手呼出番号が「未定」であることを示している。
相手通信情報蓄積手段804が記憶しているデータ構造
である不特定相手通信情報の一例を示す模式図である。
図10において1001は各端末の初期状態で不特定相
手通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、
不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「99
99」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号
が「9991」、「9992」、「9993」でそれぞ
れの状態が「未使用」であり、不特定相手通信の自呼出
番号が自端末情報の呼出番号と同じ「0001」であ
り、相手呼出番号が「未定」であることを示している。
【0058】また図11は本実施の形態における不特定
相手通信用の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図11において1101は端末イの不特定相手発呼
制御手段806が生成する不特定相手通信用の呼接続メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号
が「0001」となる。1102は端末ロの不特定相手
発呼制御手段806が生成する相手募集メッセージ受信
後の通常の呼出の呼接続メッセージを示しており、種別
が「呼出」、受信側グループ識別子が「グループX」、
受信側呼出番号が「0001」、発信側端末識別子が
「端末ロ」、発信側呼出番号が「9992」となる。1
103は端末イの不特定相手着呼制御手段807が生成
する通常の応答の呼接続メッセージを示しており、種別
が「応答」、受信側グループ識別子が「グループX」、
受信側呼出番号が「9992」、発信側端末識別子が
「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。1
104は端末ハの不特定相手発呼制御手段806が生成
する相手募集メッセージ受信後の通常の呼出の呼接続メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「000
1」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号
が「9993」となる。
相手通信用の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図11において1101は端末イの不特定相手発呼
制御手段806が生成する不特定相手通信用の呼接続メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号
が「0001」となる。1102は端末ロの不特定相手
発呼制御手段806が生成する相手募集メッセージ受信
後の通常の呼出の呼接続メッセージを示しており、種別
が「呼出」、受信側グループ識別子が「グループX」、
受信側呼出番号が「0001」、発信側端末識別子が
「端末ロ」、発信側呼出番号が「9992」となる。1
103は端末イの不特定相手着呼制御手段807が生成
する通常の応答の呼接続メッセージを示しており、種別
が「応答」、受信側グループ識別子が「グループX」、
受信側呼出番号が「9992」、発信側端末識別子が
「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。1
104は端末ハの不特定相手発呼制御手段806が生成
する相手募集メッセージ受信後の通常の呼出の呼接続メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「000
1」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号
が「9993」となる。
【0059】以上のように構成された呼出番号が衝突し
ている無線通信端末3台の間で不特定相手通信を開始す
る動作について説明する。
ている無線通信端末3台の間で不特定相手通信を開始す
る動作について説明する。
【0060】まず端末イの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段801がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段805を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段805の処理の流
れは第1の実施の形態と同様であるので図5を用いて説
明する。まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼制
御手段807を起動し呼接続メッセージの監視を開始す
る(ステップ5−1)。次に不特定相手着呼制御手段8
07の監視結果により処理を振り分ける(ステップ5−
2)。ここでは、まずタイムアウトまでに有効な呼出メ
ッセージを発見できなかったこととし、ステップ5−3
に進んで無線送受信手段802に上記相手募集メッセー
ジ1101の送信を指示する。次にまたステップ5−1
に戻り不特定相手着呼制御手段807を起動する。今度
は自分宛ての呼出メッセージが見つかったこととし、ス
テップ5−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体
の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段805
はアプリケーション提供手段801に接続が完了したこ
とを伝え、アプリケーション提供手段801は通信制御
手段809を起動して呼接続後の通信を開始する。ここ
でさらに端末イの不特定相手着呼制御手段807の処理
の流れを図12を用いて説明する。最初に上記動作の説
明の1回目の起動時の動作について説明する。まず無線
送受信手段802に指示して通信スロットから呼接続メ
ッセージを取り出す(ステップ12−1)。次にこのメ
ッセージの受信側グループ識別子および発信側呼出番号
と不特定相手通信情報蓄積手段804の不特定相手通信
グループ識別子および自呼出番号または一時利用可能呼
出番号を比較する(ステップ12−7)。ここでは呼出
メッセージを発見できなかったこととしステップ12−
2に進んでこのメッセージを解析し処理を振り分ける。
ここでは、まず呼出メッセージを発見できなかったの
で、ステップ12−3に進みタイムアウトかどうかを判
断する。初めはタイムアウトでないのでステップ12−
1に戻り次の呼接続メッセージを取り出す。上記動作を
繰り返した結果呼接続メッセージが見つからないままタ
イムアウトになると、ステップ12−3の判断により処
理を終了する。次に上記動作の説明の2回目の起動時の
動作について説明する。1回目の起動時と同様に呼接続
メッセージの取り出しを繰り返した後通常呼出メッセー
ジが取り出せたとすると、次にステップ12−7で発信
側呼出番号をチェックする。ここでは上記図11の11
02を発見したとすると、受信側グループ識別子および
発信側呼出番号と上記図10の1001に示す不特定相
手通信情報の不特定相手通信グループ識別子および自呼
出番号を比較すると、「グループX」が不特定相手通信
グループ識別子一致しさらに「9992」が一時利用可
能呼出番号と一致するのでステップ12−9に進み一時
利用可能呼出番号「9992」の状態を使用中に変更す
る。このときの端末イの不特定相手通信情報は図10の
1004に示すように、不特定相手通信を示すグループ
識別子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信
相手募集を示す呼出番号が「9999」であり、不特定
相手通信の一時利用可能呼出番号が「9991」、「9
992」、「9993」で状態がそれぞれ「未使用」、
「使用」、「未使用」であり、不特定相手通信の自呼出
番号が「0001」であり、相手呼出番号が「未定」と
なる。その後ステップ12−2からステップ12−4に
進み、宛先の判断が行われる。ステップ12−4では、
呼出メッセージの受信側グループ識別子と受信側呼出番
号の対が自端末情報のグループ識別子と呼出番号の対と
一致するか、または不特定相手通信情報のグループ識別
子と自呼出番号の対と一致する場合に自分宛てと判断さ
れ、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。さら
に不特定相手通信情報の対と一致する場合については呼
出メッセージの発信側呼出番号を不特定相手通信情報蓄
積手段804の相手呼出番号に保存する。ここでは受信
側グループ識別子と受信側呼出番号の対が不特定相手通
信情報のグループ識別子と自呼出番号の対と同じなので
自分宛てと判断され、さらに発信側呼出番号を不特定相
手通信情報蓄積手段804の相手呼出番号に保存した後
ステップ12−5に進む。このときの端末イの不特定相
手通信情報は図10の1007に示すように、不特定相
手通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、
不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「99
99」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号
が「9991」、「9992」、「9993」で状態が
それぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不
特定相手通信の自呼出番号が「0001」であり、相手
呼出番号が「9992」となる。ステップ12−5では
自端末情報蓄積手段803の情報と受信した呼出メッセ
ージを参照して、形式に「応答」を、受信側グループ識
別子に受信メッセージのグループ識別子を、受信側呼出
番号に受信メッセージの送信側呼出番号を、発信側端末
識別子に自端末情報の端末識別子を、発信側呼出番号に
自端末情報の呼出番号をそれぞれ設定して通常の応答メ
ッセージを生成し、無線送受信手段802に指示してこ
れを送信し、処理を終了する。ここでは呼出メッセージ
1102を受信したので上記図11の1103に示す通
常の応答メッセージが送信される。
ション提供手段801がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段805を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段805の処理の流
れは第1の実施の形態と同様であるので図5を用いて説
明する。まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼制
御手段807を起動し呼接続メッセージの監視を開始す
る(ステップ5−1)。次に不特定相手着呼制御手段8
07の監視結果により処理を振り分ける(ステップ5−
2)。ここでは、まずタイムアウトまでに有効な呼出メ
ッセージを発見できなかったこととし、ステップ5−3
に進んで無線送受信手段802に上記相手募集メッセー
ジ1101の送信を指示する。次にまたステップ5−1
に戻り不特定相手着呼制御手段807を起動する。今度
は自分宛ての呼出メッセージが見つかったこととし、ス
テップ5−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体
の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段805
はアプリケーション提供手段801に接続が完了したこ
とを伝え、アプリケーション提供手段801は通信制御
手段809を起動して呼接続後の通信を開始する。ここ
でさらに端末イの不特定相手着呼制御手段807の処理
の流れを図12を用いて説明する。最初に上記動作の説
明の1回目の起動時の動作について説明する。まず無線
送受信手段802に指示して通信スロットから呼接続メ
ッセージを取り出す(ステップ12−1)。次にこのメ
ッセージの受信側グループ識別子および発信側呼出番号
と不特定相手通信情報蓄積手段804の不特定相手通信
グループ識別子および自呼出番号または一時利用可能呼
出番号を比較する(ステップ12−7)。ここでは呼出
メッセージを発見できなかったこととしステップ12−
2に進んでこのメッセージを解析し処理を振り分ける。
ここでは、まず呼出メッセージを発見できなかったの
で、ステップ12−3に進みタイムアウトかどうかを判
断する。初めはタイムアウトでないのでステップ12−
1に戻り次の呼接続メッセージを取り出す。上記動作を
繰り返した結果呼接続メッセージが見つからないままタ
イムアウトになると、ステップ12−3の判断により処
理を終了する。次に上記動作の説明の2回目の起動時の
動作について説明する。1回目の起動時と同様に呼接続
メッセージの取り出しを繰り返した後通常呼出メッセー
ジが取り出せたとすると、次にステップ12−7で発信
側呼出番号をチェックする。ここでは上記図11の11
02を発見したとすると、受信側グループ識別子および
発信側呼出番号と上記図10の1001に示す不特定相
手通信情報の不特定相手通信グループ識別子および自呼
出番号を比較すると、「グループX」が不特定相手通信
グループ識別子一致しさらに「9992」が一時利用可
能呼出番号と一致するのでステップ12−9に進み一時
利用可能呼出番号「9992」の状態を使用中に変更す
る。このときの端末イの不特定相手通信情報は図10の
1004に示すように、不特定相手通信を示すグループ
識別子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信
相手募集を示す呼出番号が「9999」であり、不特定
相手通信の一時利用可能呼出番号が「9991」、「9
992」、「9993」で状態がそれぞれ「未使用」、
「使用」、「未使用」であり、不特定相手通信の自呼出
番号が「0001」であり、相手呼出番号が「未定」と
なる。その後ステップ12−2からステップ12−4に
進み、宛先の判断が行われる。ステップ12−4では、
呼出メッセージの受信側グループ識別子と受信側呼出番
号の対が自端末情報のグループ識別子と呼出番号の対と
一致するか、または不特定相手通信情報のグループ識別
子と自呼出番号の対と一致する場合に自分宛てと判断さ
れ、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。さら
に不特定相手通信情報の対と一致する場合については呼
出メッセージの発信側呼出番号を不特定相手通信情報蓄
積手段804の相手呼出番号に保存する。ここでは受信
側グループ識別子と受信側呼出番号の対が不特定相手通
信情報のグループ識別子と自呼出番号の対と同じなので
自分宛てと判断され、さらに発信側呼出番号を不特定相
手通信情報蓄積手段804の相手呼出番号に保存した後
ステップ12−5に進む。このときの端末イの不特定相
手通信情報は図10の1007に示すように、不特定相
手通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、
不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「99
99」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号
が「9991」、「9992」、「9993」で状態が
それぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不
特定相手通信の自呼出番号が「0001」であり、相手
呼出番号が「9992」となる。ステップ12−5では
自端末情報蓄積手段803の情報と受信した呼出メッセ
ージを参照して、形式に「応答」を、受信側グループ識
別子に受信メッセージのグループ識別子を、受信側呼出
番号に受信メッセージの送信側呼出番号を、発信側端末
識別子に自端末情報の端末識別子を、発信側呼出番号に
自端末情報の呼出番号をそれぞれ設定して通常の応答メ
ッセージを生成し、無線送受信手段802に指示してこ
れを送信し、処理を終了する。ここでは呼出メッセージ
1102を受信したので上記図11の1103に示す通
常の応答メッセージが送信される。
【0061】次に端末ロの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段801がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段805を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段805の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段807を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段807の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、相手募集メッセー
ジ1101を発見したこととし、ステップ5−4に進ん
で不特定相手発呼制御手段806に通常の呼出メッセー
ジ1102の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御
手段806の処理結果により処理を振り分ける(ステッ
プ5−5)。ここでは発呼処理が完了したこととし、ス
テップ5−6に進んで接続処理が完了する。端末ロ全体
の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段805
はアプリケーション提供手段801に接続が完了したこ
とを伝え、アプリケーション提供手段801は通信制御
手段808を起動して呼接続後の通信を開始する。
ション提供手段801がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段805を起動
する。ここで不特定相手接続制御手段805の処理の流
れを図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定し
て不特定相手着呼制御手段807を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段807の監視結果により処理を振り分
ける(ステップ5−2)。ここでは、相手募集メッセー
ジ1101を発見したこととし、ステップ5−4に進ん
で不特定相手発呼制御手段806に通常の呼出メッセー
ジ1102の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御
手段806の処理結果により処理を振り分ける(ステッ
プ5−5)。ここでは発呼処理が完了したこととし、ス
テップ5−6に進んで接続処理が完了する。端末ロ全体
の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段805
はアプリケーション提供手段801に接続が完了したこ
とを伝え、アプリケーション提供手段801は通信制御
手段808を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0062】ここでさらに端末ロの不特定相手着呼制御
手段807の処理の流れを図12を用いて説明する。ま
ず無線送受信手段802に指示して通信スロットから呼
接続メッセージを取り出す(ステップ12−1)。次に
ステップ12−7で発信側呼出番号をチェックする。こ
こでは上記相手募集メッセージ1101を発見したの
で、受信側グループ識別子および発信側呼出番号と上記
図10の1001に示す不特定相手通信情報の不特定相
手通信グループ識別子および自呼出番号を比較すると、
「グループX」が不特定相手通信グループ識別子と一致
し、さらに「0001」が自呼出番号と一致するのでス
テップ12−8に進み、呼出番号切替手段808に指示
し不特定相手通信情報蓄積手段804の自呼出番号を変
更する。ここで呼出番号切替手段808が不特定相手通
信情報の自呼出番号を変更する処理の流れを図13を用
いて説明する。まず不特定相手通信情報蓄積手段804
の一時利用可能呼出番号のうち状態が「未使用」のもの
から呼出番号を1つ選択し(ステップ13−1)、当該
呼出番号の状態を使用中に変更し(ステップ13−
2)、自呼出番号を当該呼出番号に変更する(ステップ
13−3)。ここでは一時利用可能呼出番号のうち「9
992」が選択されたこととすると、不特定相手通信情
報は図10の1002に示すように不特定相手通信を示
すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相手
通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であ
り、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「999
1」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号
が「未定」となる。不特定相手着呼制御手段807の処
理の流れに戻って、次にステップ12−2からステップ
12−6に進み相手募集メッセージ中の発信側呼出番号
「0001」を不特定相手通信情報蓄積手段804に保
存する。このときの端末ロの不特定相手通信情報は図1
0の1003に示すように、不特定相手通信を示すグル
ープ識別子が「グループX」であり、不特定相手通信の
通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であり、不
特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「9991」、
「9992」、「9993」で状態がそれぞれ「未使
用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手通信の
自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号が「0
001」となる。そして処理を終了する。
手段807の処理の流れを図12を用いて説明する。ま
ず無線送受信手段802に指示して通信スロットから呼
接続メッセージを取り出す(ステップ12−1)。次に
ステップ12−7で発信側呼出番号をチェックする。こ
こでは上記相手募集メッセージ1101を発見したの
で、受信側グループ識別子および発信側呼出番号と上記
図10の1001に示す不特定相手通信情報の不特定相
手通信グループ識別子および自呼出番号を比較すると、
「グループX」が不特定相手通信グループ識別子と一致
し、さらに「0001」が自呼出番号と一致するのでス
テップ12−8に進み、呼出番号切替手段808に指示
し不特定相手通信情報蓄積手段804の自呼出番号を変
更する。ここで呼出番号切替手段808が不特定相手通
信情報の自呼出番号を変更する処理の流れを図13を用
いて説明する。まず不特定相手通信情報蓄積手段804
の一時利用可能呼出番号のうち状態が「未使用」のもの
から呼出番号を1つ選択し(ステップ13−1)、当該
呼出番号の状態を使用中に変更し(ステップ13−
2)、自呼出番号を当該呼出番号に変更する(ステップ
13−3)。ここでは一時利用可能呼出番号のうち「9
992」が選択されたこととすると、不特定相手通信情
報は図10の1002に示すように不特定相手通信を示
すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相手
通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であ
り、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「999
1」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号
が「未定」となる。不特定相手着呼制御手段807の処
理の流れに戻って、次にステップ12−2からステップ
12−6に進み相手募集メッセージ中の発信側呼出番号
「0001」を不特定相手通信情報蓄積手段804に保
存する。このときの端末ロの不特定相手通信情報は図1
0の1003に示すように、不特定相手通信を示すグル
ープ識別子が「グループX」であり、不特定相手通信の
通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であり、不
特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「9991」、
「9992」、「9993」で状態がそれぞれ「未使
用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手通信の
自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号が「0
001」となる。そして処理を終了する。
【0063】また、ここでさらに端末ロの不特定相手発
呼制御手段806の処理の流れは第1の実施の形態と同
様であるので図7を用いて説明する。まず不特定相手通
信情報蓄積手段804の不特定相手通信グループ識別
子、相手呼出番号および自呼出番号からそれぞれ受信側
グループ識別子、受信側呼び出し番号および発信側呼出
番号を、自端末情報蓄積手段803の端末識別子から発
信側端末識別子を取り出して通常の呼出メッセージを生
成する(ステップ7−1)。ここでは不特定相手通信情
報が上記図10の1003に示すものであり自端末情報
が上記図9の902に示すものなので上記図11の11
02に示す呼出メッセージが生成される。次に無線送受
信手段802に指示して空き通信スロットを探し、上記
呼出メッセージを送信する(ステップ7−2)。さらに
無線送受信手段802に指示して対応する通信スロット
から応答メッセージを取り出す(ステップ7−3)。次
に応答メッセージが取り出せたかどうかで処理を振り分
ける(ステップ7−4)。ここでは、上記図11の11
03に示す応答メッセージが取り出せたとし、発呼処理
を完了する。
呼制御手段806の処理の流れは第1の実施の形態と同
様であるので図7を用いて説明する。まず不特定相手通
信情報蓄積手段804の不特定相手通信グループ識別
子、相手呼出番号および自呼出番号からそれぞれ受信側
グループ識別子、受信側呼び出し番号および発信側呼出
番号を、自端末情報蓄積手段803の端末識別子から発
信側端末識別子を取り出して通常の呼出メッセージを生
成する(ステップ7−1)。ここでは不特定相手通信情
報が上記図10の1003に示すものであり自端末情報
が上記図9の902に示すものなので上記図11の11
02に示す呼出メッセージが生成される。次に無線送受
信手段802に指示して空き通信スロットを探し、上記
呼出メッセージを送信する(ステップ7−2)。さらに
無線送受信手段802に指示して対応する通信スロット
から応答メッセージを取り出す(ステップ7−3)。次
に応答メッセージが取り出せたかどうかで処理を振り分
ける(ステップ7−4)。ここでは、上記図11の11
03に示す応答メッセージが取り出せたとし、発呼処理
を完了する。
【0064】したがって端末イと端末ロの間で通信が可
能となる。次に端末ハの動作を説明する。アプリケーシ
ョン提供手段801がユーザの不特定相手通信開始の指
示を受けると、不特定相手接続制御手段805を起動す
る。ここで不特定相手接続制御手段805の処理の流れ
を図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定して
不特定相手着呼制御手段807を起動し呼接続メッセー
ジの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定相
手着呼制御手段807の監視結果により処理を振り分け
る(ステップ5−2)。ここでは、まず呼出メッセージ
1102を発見し、続いて相手募集メッセージ1101
を発見したこととし、このときの端末ハの不特定相手着
呼制御手段807の処理の流れを図12を用いて説明す
る。まず無線送受信手段802に指示して通信スロット
から呼接続メッセージを取り出す(ステップ12−
1)。次にステップ12−7で発信側呼出番号をチェッ
クする。ここでは上記呼出メッセージ1102を発見し
たので、受信側グループ識別子および発信側呼出番号と
上記図10の1001に示す不特定相手通信情報の不特
定相手通信グループ識別子および一時利用可能呼出番号
を比較すると、「グループX」が不特定相手通信グルー
プ識別子と一致しさらに「9992」が一時利用可能呼
出番号と一致するのでステップ12−9に進み一時利用
可能呼出番号「9992」の状態を使用中に変更する。
このときの端末ハの不特定相手通信情報は上記図10の
1004に示すものとなる。次にこのメッセージを解析
し処理を振り分ける(ステップ12−2)。ここでは、
まず呼出メッセージを発見したのでステップ12−4に
進むが、自分宛てでなかったので、ステップ12−3に
進みタイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムア
ウトでないのでステップ12−1に戻り次の呼接続メッ
セージを取り出す。今度は上記相手募集メッセージ11
01を発見したので、受信側グループ識別子および発信
側呼出番号と上記図10の1004に示す不特定相手通
信情報の不特定相手通信グループ識別子および一時利用
可能呼出番号を比較すると、「グループX」が不特定相
手通信グループ識別子と一致しさらに「0001」が自
呼出番号と一致するのでステップ12−8に進み端末ロ
の動作と同様に呼出番号切替手段808に指示し不特定
相手通信情報蓄積手段804の自呼出番号を変更する。
ここでは一時利用可能呼出番号のうち「9993」が選
択されたこととすると、不特定相手通信情報は図10の
1005に示すように不特定相手通信を示すグループ識
別子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信相
手募集を示す呼出番号が「9999」であり、不特定相
手通信の一時利用可能呼出番号が「9991」、「99
92」、「9993」で状態がそれぞれ「未使用」、
「使用」、「使用」であり、不特定相手通信の自呼出番
号が「9993」であり、相手呼出番号が「未定」とな
る。不特定相手着呼制御手段807の処理の流れに戻っ
て、次にステップ12−2からステップ12−6に進み
相手募集メッセージ中の発信側呼出番号「0001」を
不特定相手通信情報蓄積手段804に保存する。このと
きの端末ハの不特定相手通信情報は図10の1006に
示すように、不特定相手通信を示すグループ識別子が
「グループX」であり、不特定相手通信の通信相手募集
を示す呼出番号が「9999」であり、不特定相手通信
の一時利用可能呼出番号が「9991」、「999
2」、「9993」で状態がそれぞれ「未使用」、「使
用」、「使用」であり、不特定相手通信の自呼出番号が
「9993」であり、相手呼出番号が「0001」とな
る。そして不特定相手着呼制御手段807は処理を終了
する。不特定相手接続制御手段805の処理の流れに戻
って、次にステップ5−4に進んで不特定相手発呼制御
手段806に通常の呼出メッセージ1104の送信を指
示する。次に不特定相手発呼制御手段806の処理結果
により処理を振り分ける(ステップ5−5)。ここでは
端末イと端末ロの間で接続が完了したために発呼処理が
失敗したこととすると、有効な相手が現れるまでステッ
プ5−1、5−2、5−3を繰り返す。
能となる。次に端末ハの動作を説明する。アプリケーシ
ョン提供手段801がユーザの不特定相手通信開始の指
示を受けると、不特定相手接続制御手段805を起動す
る。ここで不特定相手接続制御手段805の処理の流れ
を図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定して
不特定相手着呼制御手段807を起動し呼接続メッセー
ジの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定相
手着呼制御手段807の監視結果により処理を振り分け
る(ステップ5−2)。ここでは、まず呼出メッセージ
1102を発見し、続いて相手募集メッセージ1101
を発見したこととし、このときの端末ハの不特定相手着
呼制御手段807の処理の流れを図12を用いて説明す
る。まず無線送受信手段802に指示して通信スロット
から呼接続メッセージを取り出す(ステップ12−
1)。次にステップ12−7で発信側呼出番号をチェッ
クする。ここでは上記呼出メッセージ1102を発見し
たので、受信側グループ識別子および発信側呼出番号と
上記図10の1001に示す不特定相手通信情報の不特
定相手通信グループ識別子および一時利用可能呼出番号
を比較すると、「グループX」が不特定相手通信グルー
プ識別子と一致しさらに「9992」が一時利用可能呼
出番号と一致するのでステップ12−9に進み一時利用
可能呼出番号「9992」の状態を使用中に変更する。
このときの端末ハの不特定相手通信情報は上記図10の
1004に示すものとなる。次にこのメッセージを解析
し処理を振り分ける(ステップ12−2)。ここでは、
まず呼出メッセージを発見したのでステップ12−4に
進むが、自分宛てでなかったので、ステップ12−3に
進みタイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムア
ウトでないのでステップ12−1に戻り次の呼接続メッ
セージを取り出す。今度は上記相手募集メッセージ11
01を発見したので、受信側グループ識別子および発信
側呼出番号と上記図10の1004に示す不特定相手通
信情報の不特定相手通信グループ識別子および一時利用
可能呼出番号を比較すると、「グループX」が不特定相
手通信グループ識別子と一致しさらに「0001」が自
呼出番号と一致するのでステップ12−8に進み端末ロ
の動作と同様に呼出番号切替手段808に指示し不特定
相手通信情報蓄積手段804の自呼出番号を変更する。
ここでは一時利用可能呼出番号のうち「9993」が選
択されたこととすると、不特定相手通信情報は図10の
1005に示すように不特定相手通信を示すグループ識
別子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信相
手募集を示す呼出番号が「9999」であり、不特定相
手通信の一時利用可能呼出番号が「9991」、「99
92」、「9993」で状態がそれぞれ「未使用」、
「使用」、「使用」であり、不特定相手通信の自呼出番
号が「9993」であり、相手呼出番号が「未定」とな
る。不特定相手着呼制御手段807の処理の流れに戻っ
て、次にステップ12−2からステップ12−6に進み
相手募集メッセージ中の発信側呼出番号「0001」を
不特定相手通信情報蓄積手段804に保存する。このと
きの端末ハの不特定相手通信情報は図10の1006に
示すように、不特定相手通信を示すグループ識別子が
「グループX」であり、不特定相手通信の通信相手募集
を示す呼出番号が「9999」であり、不特定相手通信
の一時利用可能呼出番号が「9991」、「999
2」、「9993」で状態がそれぞれ「未使用」、「使
用」、「使用」であり、不特定相手通信の自呼出番号が
「9993」であり、相手呼出番号が「0001」とな
る。そして不特定相手着呼制御手段807は処理を終了
する。不特定相手接続制御手段805の処理の流れに戻
って、次にステップ5−4に進んで不特定相手発呼制御
手段806に通常の呼出メッセージ1104の送信を指
示する。次に不特定相手発呼制御手段806の処理結果
により処理を振り分ける(ステップ5−5)。ここでは
端末イと端末ロの間で接続が完了したために発呼処理が
失敗したこととすると、有効な相手が現れるまでステッ
プ5−1、5−2、5−3を繰り返す。
【0065】また、ここでさらに端末ハの不特定相手発
呼制御手段806の処理の流れを図7を用いて説明す
る。まず不特定相手通信情報蓄積手段804の不特定相
手通信グループ識別子、相手呼出番号および自呼出番号
からそれぞれ受信側グループ識別子、受信側呼び出し番
号および発信側呼出番号を、自端末情報蓄積手段803
の端末識別子から発信側端末識別子を取り出して通常の
呼出メッセージを生成する(ステップ7−1)。ここで
は不特定相手通信情報が上記図10の1006に示すも
のであり自端末情報が上記図9の903に示すものなの
で上記図11の1104に示す呼出メッセージが生成さ
れる。次に無線送受信手段802に指示して空き通信ス
ロットを探し、上記呼出メッセージを送信する(ステッ
プ7−2)。さらに無線送受信手段802に指示して対
応する通信スロットから応答メッセージを取り出す(ス
テップ7−3)。次に応答メッセージが取り出せたかど
うかで処理を振り分ける(ステップ7−4)。ここで
は、応答メッセージが取り出せなかったとし、タイムア
ウトまでステップ7−2、7−3、7−4を繰り返す。
ステップ7ー4でタイムアウトとなった場合はステップ
7ー5に進み、不特定相手通信情報の相手呼出番号を
「未定」に戻した後、発呼処理が失敗して終了する。
呼制御手段806の処理の流れを図7を用いて説明す
る。まず不特定相手通信情報蓄積手段804の不特定相
手通信グループ識別子、相手呼出番号および自呼出番号
からそれぞれ受信側グループ識別子、受信側呼び出し番
号および発信側呼出番号を、自端末情報蓄積手段803
の端末識別子から発信側端末識別子を取り出して通常の
呼出メッセージを生成する(ステップ7−1)。ここで
は不特定相手通信情報が上記図10の1006に示すも
のであり自端末情報が上記図9の903に示すものなの
で上記図11の1104に示す呼出メッセージが生成さ
れる。次に無線送受信手段802に指示して空き通信ス
ロットを探し、上記呼出メッセージを送信する(ステッ
プ7−2)。さらに無線送受信手段802に指示して対
応する通信スロットから応答メッセージを取り出す(ス
テップ7−3)。次に応答メッセージが取り出せたかど
うかで処理を振り分ける(ステップ7−4)。ここで
は、応答メッセージが取り出せなかったとし、タイムア
ウトまでステップ7−2、7−3、7−4を繰り返す。
ステップ7ー4でタイムアウトとなった場合はステップ
7ー5に進み、不特定相手通信情報の相手呼出番号を
「未定」に戻した後、発呼処理が失敗して終了する。
【0066】したがって、端末ハが動作しても端末イと
端末ロの接続は妨げられない。なお呼出番号切替手段8
08の一時利用可能呼出番号の選択については「未使
用」のうち小さい番号から順に選ぶことや、「未使用」
のものから擬似乱数を用いて選ぶことが考えられる。ま
た、一時利用可能呼出番号の状態を一定時間経過後に
「未使用」に戻すことで、一時利用可能呼出番号が十分
にない場合の効率化を図ることができる。
端末ロの接続は妨げられない。なお呼出番号切替手段8
08の一時利用可能呼出番号の選択については「未使
用」のうち小さい番号から順に選ぶことや、「未使用」
のものから擬似乱数を用いて選ぶことが考えられる。ま
た、一時利用可能呼出番号の状態を一定時間経過後に
「未使用」に戻すことで、一時利用可能呼出番号が十分
にない場合の効率化を図ることができる。
【0067】以上のように本実施の形態によれば、自呼
出番号の変更を行う呼出番号切替手段をさらに備え、不
特定相手着呼制御手段が呼出番号の重複を検出した際に
前記呼出番号切替手段に指示して自呼出番号を切り替え
ることにより、呼出番号が衝突を起こしていても通信が
可能となるので、不特定相手通信において利用可能端末
数の制限をなくすことができる。
出番号の変更を行う呼出番号切替手段をさらに備え、不
特定相手着呼制御手段が呼出番号の重複を検出した際に
前記呼出番号切替手段に指示して自呼出番号を切り替え
ることにより、呼出番号が衝突を起こしていても通信が
可能となるので、不特定相手通信において利用可能端末
数の制限をなくすことができる。
【0068】(実施の形態3)図14は本発明の請求項
3に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成
図である。図14において、1401は、ユーザにアプ
リケーションを提供するアプリケーション提供手段。1
402は、電波の監視および発信を行う無線送受信手
段。1403は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄
積手段。1404は、不特定相手通信の情報を保管する
不特定相手通信情報蓄積手段。1405は、前記アプリ
ケーション提供手段1401の指示により不特定相手と
の呼接続を制御する不特定相手接続制御手段。1406
は、前記不特定相手接続制御手段1405の指示により
前記自端末情報蓄積手段1403および前記不特定相手
通信情報蓄積手段1404の情報を参照の上、前記無線
送受信手段1402に指示して発呼時の動作を制御する
不特定相手発呼制御手段。1407は、前記不特定相手
接続制御手段1405の指示により前記自端末情報蓄積
手段1403および前記不特定相手通信情報蓄積手段1
404の情報を参照の上、前記無線送受信手段1402
に指示して着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御
手段。1408は、前記不特定相手着呼制御手段140
7の指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段140
4の情報を変更する呼出番号切替手段。1409は、前
記アプリケーション提供手段1401の指示により前記
無線送受信手段1402に指示して呼接続後の通信を制
御する通信制御手段。1410は、前記通信制御手段1
409から取得した切断時状況を前記アプリケーション
提供手段1401により提示し指示があれば前記不特定
相手通信情報蓄積手段1404の情報を固定する連続通
信制御手段である。
3に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成
図である。図14において、1401は、ユーザにアプ
リケーションを提供するアプリケーション提供手段。1
402は、電波の監視および発信を行う無線送受信手
段。1403は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄
積手段。1404は、不特定相手通信の情報を保管する
不特定相手通信情報蓄積手段。1405は、前記アプリ
ケーション提供手段1401の指示により不特定相手と
の呼接続を制御する不特定相手接続制御手段。1406
は、前記不特定相手接続制御手段1405の指示により
前記自端末情報蓄積手段1403および前記不特定相手
通信情報蓄積手段1404の情報を参照の上、前記無線
送受信手段1402に指示して発呼時の動作を制御する
不特定相手発呼制御手段。1407は、前記不特定相手
接続制御手段1405の指示により前記自端末情報蓄積
手段1403および前記不特定相手通信情報蓄積手段1
404の情報を参照の上、前記無線送受信手段1402
に指示して着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御
手段。1408は、前記不特定相手着呼制御手段140
7の指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段140
4の情報を変更する呼出番号切替手段。1409は、前
記アプリケーション提供手段1401の指示により前記
無線送受信手段1402に指示して呼接続後の通信を制
御する通信制御手段。1410は、前記通信制御手段1
409から取得した切断時状況を前記アプリケーション
提供手段1401により提示し指示があれば前記不特定
相手通信情報蓄積手段1404の情報を固定する連続通
信制御手段である。
【0069】また本実施の形態における自端末情報蓄積
手段1403が記憶しているデータ構造は、図9に示す
第2の実施の形態と同様のものとする。
手段1403が記憶しているデータ構造は、図9に示す
第2の実施の形態と同様のものとする。
【0070】また図15は本実施の形態における不特定
相手通信情報蓄積手段1404が記憶しているデータ構
造である不特定相手通信情報の一例を示す模式図であ
る。図15において1501は各端末の初期状態で連続
通信の状態を示す連続通信状態が「非実行」であり、不
特定相手通信を示すグループ識別子が「グループX」で
あり、不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が
「9999」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼
出番号が「9991」、「9992」、「9993」で
それぞれの状態が「未使用」であり、不特定相手通信の
自呼出番号が自端末情報の呼出番号と同じ「0001」
であり、相手呼出番号が「未定」であり、相手端末識別
子が「未定」であることを示している。
相手通信情報蓄積手段1404が記憶しているデータ構
造である不特定相手通信情報の一例を示す模式図であ
る。図15において1501は各端末の初期状態で連続
通信の状態を示す連続通信状態が「非実行」であり、不
特定相手通信を示すグループ識別子が「グループX」で
あり、不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が
「9999」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼
出番号が「9991」、「9992」、「9993」で
それぞれの状態が「未使用」であり、不特定相手通信の
自呼出番号が自端末情報の呼出番号と同じ「0001」
であり、相手呼出番号が「未定」であり、相手端末識別
子が「未定」であることを示している。
【0071】また本実施の形態における不特定相手通信
用の呼接続メッセージは、図11に示す第2の実施の形
態と同様のものとする。
用の呼接続メッセージは、図11に示す第2の実施の形
態と同様のものとする。
【0072】以上のように構成された無線通信端末3台
のうち2台の間で不特定相手通信が切断後も継続される
動作について説明する。
のうち2台の間で不特定相手通信が切断後も継続される
動作について説明する。
【0073】まず端末イの接続までの動作を説明する。
アプリケーション提供手段1401がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1405を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
405の処理の流れを図16を用いて説明する。まずタ
イムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1407
を起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ
16−1)。次に不特定相手着呼制御手段1407の監
視結果により処理を振り分ける(ステップ16−2)。
ここでは、まずタイムアウトまでに有効な呼出メッセー
ジを発見できなかったこととし、ステップ16−7に進
んで不特定相手通信情報蓄積手段1404の連続通信状
態を参照し、「実行中」であればステップ16−4へ、
「非実行」であればステップ16−3に進む。ここでは
不特定相手通信情報は上記図15の1501に示すもの
であり、連続通信状態は「非実行」なのでステップ16
−3に進む。ステップ16−3では自端末情報蓄積手段
1403および不特定相手通信情報蓄積手段1404を
参照して、形式に「呼出」を、受信側グループ識別子に
不特定相手通信情報の不特定相手通信グループ識別子
を、受信側呼出番号に不特定相手通信情報の通信相手募
集呼出番号を、発信側端末識別子に自端末情報の端末識
別子を、発信側呼出番号に自端末情報の呼出番号をそれ
ぞれ設定して相手募集メッセージを生成し、無線送受信
手段1402にこの相手募集メッセージの送信を指示す
る。ここでは上記相手募集メッセージ1101が生成さ
れ、送信が指示される。次にまたステップ16−1に戻
り不特定相手着呼制御手段1407を起動する。今度は
自分宛ての呼出メッセージが見つかったこととし、ステ
ップ16−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体
の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段140
5はアプリケーション提供手段1401に接続が完了し
たことを伝え、アプリケーション提供手段1401は通
信制御手段1409を起動して呼接続後の通信を開始す
る。
アプリケーション提供手段1401がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1405を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
405の処理の流れを図16を用いて説明する。まずタ
イムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1407
を起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ
16−1)。次に不特定相手着呼制御手段1407の監
視結果により処理を振り分ける(ステップ16−2)。
ここでは、まずタイムアウトまでに有効な呼出メッセー
ジを発見できなかったこととし、ステップ16−7に進
んで不特定相手通信情報蓄積手段1404の連続通信状
態を参照し、「実行中」であればステップ16−4へ、
「非実行」であればステップ16−3に進む。ここでは
不特定相手通信情報は上記図15の1501に示すもの
であり、連続通信状態は「非実行」なのでステップ16
−3に進む。ステップ16−3では自端末情報蓄積手段
1403および不特定相手通信情報蓄積手段1404を
参照して、形式に「呼出」を、受信側グループ識別子に
不特定相手通信情報の不特定相手通信グループ識別子
を、受信側呼出番号に不特定相手通信情報の通信相手募
集呼出番号を、発信側端末識別子に自端末情報の端末識
別子を、発信側呼出番号に自端末情報の呼出番号をそれ
ぞれ設定して相手募集メッセージを生成し、無線送受信
手段1402にこの相手募集メッセージの送信を指示す
る。ここでは上記相手募集メッセージ1101が生成さ
れ、送信が指示される。次にまたステップ16−1に戻
り不特定相手着呼制御手段1407を起動する。今度は
自分宛ての呼出メッセージが見つかったこととし、ステ
ップ16−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体
の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段140
5はアプリケーション提供手段1401に接続が完了し
たことを伝え、アプリケーション提供手段1401は通
信制御手段1409を起動して呼接続後の通信を開始す
る。
【0074】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段1402に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ1
7−1)。次にこのメッセージの受信側グループ識別子
および発信側呼出番号と不特定相手通信情報蓄積手段1
404の不特定相手通信グループ識別子および自呼出番
号または一時利用可能呼出番号を比較する(ステップ1
7−7)。ここでは呼出メッセージを発見できなかった
こととしステップ17−2に進んでこのメッセージを解
析し処理を振り分ける。ここでは、まず呼出メッセージ
を発見できなかったので、ステップ17−3に進みタイ
ムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウトでな
いのでステップ17−1に戻り次の呼接続メッセージを
取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセージ
が見つからないままタイムアウトになると、ステップ1
7−3の判断により処理を終了する。次に上記動作の説
明の2回目の起動時の動作について説明する。1回目の
起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返し
た後通常呼出メッセージが取り出せたとすると次にステ
ップ17−7で発信側呼出番号をチェックする。ここで
は上記図11の1102を発見したとすると、受信側グ
ループ識別子および発信側呼出番号と上記図10の10
01に示す不特定相手通信情報の不特定相手通信グルー
プ識別子および自呼出番号を比較すると、「グループ
X」が不特定相手通信グループ識別子と一致し、さらに
「9992」が一時利用可能呼出番号と一致するので、
ステップ17−9に進み一時利用可能呼出番号「999
2」の状態を使用中に変更する。このときの端末イの不
特定相手通信情報は図15の1504に示すように、連
続通信の状態を示す連続通信状態が「非実行」であり、
不特定相手通信を示すグループ識別子が「グループX」
であり、不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号
が「9999」であり、不特定相手通信の一時利用可能
呼出番号が「9991」、「9992」、「9993」
で状態がそれぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」で
あり、不特定相手通信の自呼出番号が「0001」であ
り、相手呼出番号が「未定」であり、相手端末識別子が
「未定」となる。その後ステップ17−2からステップ
17−4に進み、宛先の判断が行われる。ステップ17
−4では、呼出メッセージの受信側グループ識別子と受
信側呼出番号の対が自端末情報のグループ識別子と呼出
番号の対と同じか、または不特定相手通信情報のグルー
プ識別子と自呼出番号の対と同じ場合に自分宛てと判断
され、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。こ
こでは受信側グループ識別子と受信側呼出番号の対が不
特定相手通信情報のグループ識別子と自呼出番号の対と
同じなので自分宛てと判断され、ステップ17−10に
進む。ステップ17−10では不特定相手通信情報蓄積
手段1404の連続通信状態と相手端末識別子および受
信した呼出メッセージの発信側端末識別子を参照して、
連続通信状態が「実行中」でかつ相手端末識別子と発信
側端末識別子が一致しない場合はステップ17−3へ、
それ以外の場合はステップ17−5に進む。ここでは連
続通信状態が「非実行」なのでステップ17−5に進
む。ステップ17−5では自端末情報蓄積手段1403
の情報と受信したメッセージ1102を参照して上記図
11の1103に示す通常の応答メッセージを生成し、
無線送受信手段1402に指示してこれを送信し、さら
に呼出メッセージの発信側呼出番号および発信側端末識
別子を不特定相手通信情報蓄積手段1404の相手呼出
番号および相手端末識別子にそれぞれ保存した後、処理
を終了する。このときの端末イの不特定相手通信情報は
図15の1505に示すように、連続通信の状態を示す
連続通信状態が「非実行」であり、不特定相手通信を示
すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相手
通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であ
り、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「999
1」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「0001」であり、相手呼出番号
が「9992」であり、相手端末識別子が「端末ロ」と
なる。
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段1402に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ1
7−1)。次にこのメッセージの受信側グループ識別子
および発信側呼出番号と不特定相手通信情報蓄積手段1
404の不特定相手通信グループ識別子および自呼出番
号または一時利用可能呼出番号を比較する(ステップ1
7−7)。ここでは呼出メッセージを発見できなかった
こととしステップ17−2に進んでこのメッセージを解
析し処理を振り分ける。ここでは、まず呼出メッセージ
を発見できなかったので、ステップ17−3に進みタイ
ムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウトでな
いのでステップ17−1に戻り次の呼接続メッセージを
取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセージ
が見つからないままタイムアウトになると、ステップ1
7−3の判断により処理を終了する。次に上記動作の説
明の2回目の起動時の動作について説明する。1回目の
起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返し
た後通常呼出メッセージが取り出せたとすると次にステ
ップ17−7で発信側呼出番号をチェックする。ここで
は上記図11の1102を発見したとすると、受信側グ
ループ識別子および発信側呼出番号と上記図10の10
01に示す不特定相手通信情報の不特定相手通信グルー
プ識別子および自呼出番号を比較すると、「グループ
X」が不特定相手通信グループ識別子と一致し、さらに
「9992」が一時利用可能呼出番号と一致するので、
ステップ17−9に進み一時利用可能呼出番号「999
2」の状態を使用中に変更する。このときの端末イの不
特定相手通信情報は図15の1504に示すように、連
続通信の状態を示す連続通信状態が「非実行」であり、
不特定相手通信を示すグループ識別子が「グループX」
であり、不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号
が「9999」であり、不特定相手通信の一時利用可能
呼出番号が「9991」、「9992」、「9993」
で状態がそれぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」で
あり、不特定相手通信の自呼出番号が「0001」であ
り、相手呼出番号が「未定」であり、相手端末識別子が
「未定」となる。その後ステップ17−2からステップ
17−4に進み、宛先の判断が行われる。ステップ17
−4では、呼出メッセージの受信側グループ識別子と受
信側呼出番号の対が自端末情報のグループ識別子と呼出
番号の対と同じか、または不特定相手通信情報のグルー
プ識別子と自呼出番号の対と同じ場合に自分宛てと判断
され、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。こ
こでは受信側グループ識別子と受信側呼出番号の対が不
特定相手通信情報のグループ識別子と自呼出番号の対と
同じなので自分宛てと判断され、ステップ17−10に
進む。ステップ17−10では不特定相手通信情報蓄積
手段1404の連続通信状態と相手端末識別子および受
信した呼出メッセージの発信側端末識別子を参照して、
連続通信状態が「実行中」でかつ相手端末識別子と発信
側端末識別子が一致しない場合はステップ17−3へ、
それ以外の場合はステップ17−5に進む。ここでは連
続通信状態が「非実行」なのでステップ17−5に進
む。ステップ17−5では自端末情報蓄積手段1403
の情報と受信したメッセージ1102を参照して上記図
11の1103に示す通常の応答メッセージを生成し、
無線送受信手段1402に指示してこれを送信し、さら
に呼出メッセージの発信側呼出番号および発信側端末識
別子を不特定相手通信情報蓄積手段1404の相手呼出
番号および相手端末識別子にそれぞれ保存した後、処理
を終了する。このときの端末イの不特定相手通信情報は
図15の1505に示すように、連続通信の状態を示す
連続通信状態が「非実行」であり、不特定相手通信を示
すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相手
通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であ
り、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「999
1」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「0001」であり、相手呼出番号
が「9992」であり、相手端末識別子が「端末ロ」と
なる。
【0075】次に端末ロの接続までの動作を説明する。
アプリケーション提供手段1401がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1405を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
405の処理の流れを図16を用いて説明する。まずタ
イムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1407
を起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ
16−1)。次に不特定相手着呼制御手段1407の監
視結果により処理を振り分ける(ステップ16−2)。
ここでは、相手募集メッセージ1101を発見したこと
とし、ステップ16−4に進んで不特定相手発呼制御手
段1406に通常の呼出メッセージ1102の送信を指
示する。次に不特定相手発呼制御手段1406の処理結
果により処理を振り分ける(ステップ16−5)。ここ
では発呼処理が完了したこととし、ステップ16−6に
進んで接続処理が完了する。端末ロ全体の動作の説明に
戻って、不特定相手接続制御手段1405はアプリケー
ション提供手段1401に接続が完了したことを伝え、
アプリケーション提供手段1401は通信制御手段14
08を起動して呼接続後の通信を開始する。
アプリケーション提供手段1401がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1405を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
405の処理の流れを図16を用いて説明する。まずタ
イムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1407
を起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ
16−1)。次に不特定相手着呼制御手段1407の監
視結果により処理を振り分ける(ステップ16−2)。
ここでは、相手募集メッセージ1101を発見したこと
とし、ステップ16−4に進んで不特定相手発呼制御手
段1406に通常の呼出メッセージ1102の送信を指
示する。次に不特定相手発呼制御手段1406の処理結
果により処理を振り分ける(ステップ16−5)。ここ
では発呼処理が完了したこととし、ステップ16−6に
進んで接続処理が完了する。端末ロ全体の動作の説明に
戻って、不特定相手接続制御手段1405はアプリケー
ション提供手段1401に接続が完了したことを伝え、
アプリケーション提供手段1401は通信制御手段14
08を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0076】ここでさらに端末ロの不特定相手着呼制御
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
まず無線送受信手段1402に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ17−1)。
次にステップ17−7で発信側呼出番号をチェックす
る。ここでは上記相手募集メッセージ1101を発見し
たので、受信側グループ識別子および発信側呼出番号と
上記図10の1001に示す不特定相手通信情報の不特
定相手通信グループ識別子および自呼出番号を比較する
と、「グループX」が不特定相手通信グループ識別子一
致しさらに「0001」が自呼出番号と一致するのでス
テップ17−8に進み,不特定相手通信情報の連続通信
状態が「非実行」なので呼出番号切替手段1408に指
示し不特定相手通信情報蓄積手段1404の自呼出番号
を変更する。ここでは一時利用可能呼出番号のうち「9
992」が選択されたこととすると、不特定相手通信情
報は図15の1502に示すように連続通信の状態を示
す連続通信状態が「非実行」であり、不特定相手通信を
示すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相
手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」で
あり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「99
91」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号
が「未定」であり、相手端末識別子が「未定」となる。
次にステップ17−2からステップ17−11に進む。
ステップ17−11では、不特定相手通信情報蓄積手段
1404の連続通信状態を参照し、「実行中」であれば
ステップ17−3へ、「非実行」であればステップ17
−6に進む。ここでは不特定相手通信情報は上記図15
の1502に示すものであり、連続通信状態は「非実
行」なのでステップ17−6に進み相手募集メッセージ
中の発信側呼出番号「0001」および発信側端末識別
子「端末イ」を不特定相手通信情報蓄積手段1404に
保存する。このときの端末ロの不特定相手通信情報は図
15の1503に示すように、連続通信の状態を示す連
続通信状態が「非実行」であり、不特定相手通信を示す
グループ識別子が「グループX」であり、不特定相手通
信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であ
り、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「999
1」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号
が「0001」であり、相手端末識別子が「端末イ」と
なる。そして処理を終了する。
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
まず無線送受信手段1402に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ17−1)。
次にステップ17−7で発信側呼出番号をチェックす
る。ここでは上記相手募集メッセージ1101を発見し
たので、受信側グループ識別子および発信側呼出番号と
上記図10の1001に示す不特定相手通信情報の不特
定相手通信グループ識別子および自呼出番号を比較する
と、「グループX」が不特定相手通信グループ識別子一
致しさらに「0001」が自呼出番号と一致するのでス
テップ17−8に進み,不特定相手通信情報の連続通信
状態が「非実行」なので呼出番号切替手段1408に指
示し不特定相手通信情報蓄積手段1404の自呼出番号
を変更する。ここでは一時利用可能呼出番号のうち「9
992」が選択されたこととすると、不特定相手通信情
報は図15の1502に示すように連続通信の状態を示
す連続通信状態が「非実行」であり、不特定相手通信を
示すグループ識別子が「グループX」であり、不特定相
手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」で
あり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「99
91」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号
が「未定」であり、相手端末識別子が「未定」となる。
次にステップ17−2からステップ17−11に進む。
ステップ17−11では、不特定相手通信情報蓄積手段
1404の連続通信状態を参照し、「実行中」であれば
ステップ17−3へ、「非実行」であればステップ17
−6に進む。ここでは不特定相手通信情報は上記図15
の1502に示すものであり、連続通信状態は「非実
行」なのでステップ17−6に進み相手募集メッセージ
中の発信側呼出番号「0001」および発信側端末識別
子「端末イ」を不特定相手通信情報蓄積手段1404に
保存する。このときの端末ロの不特定相手通信情報は図
15の1503に示すように、連続通信の状態を示す連
続通信状態が「非実行」であり、不特定相手通信を示す
グループ識別子が「グループX」であり、不特定相手通
信の通信相手募集を示す呼出番号が「9999」であ
り、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が「999
1」、「9992」、「9993」で状態がそれぞれ
「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特定相手
通信の自呼出番号が「9992」であり、相手呼出番号
が「0001」であり、相手端末識別子が「端末イ」と
なる。そして処理を終了する。
【0077】次に端末イの通信中断後再接続までの動作
を説明する。通信制御手段1409は通信を開始後、制
限時間の経過や電波状況の悪化などで通信を中断した場
合、連続通信制御手段1410に通信が中断したことを
伝える。ここで連続通信制御手段1410の処理の流れ
を図31を用いて説明する。まずアプリケーション提供
手段1401に指示してユーザに通信が中断したことを
提示し、通信を継続するか否かの入力を促させる(ステ
ップ31−1)。ここで、アプリケーション提供手段1
401は、入力結果が通信の継続を求めるものであった
場合は通信アプリケーションを保留状態にした後、また
入力結果が通信の終了を求めるものであった場合は通信
アプリケーションを終了した後、入力結果を返す。連続
通信制御手段1410の処理の流れに戻ってステップ3
1−2では、入力結果が通信の継続を求めるものであっ
た場合はステップ31−3へ進み、一方通信の終了を求
めるものであった場合は処理を終了する。ここでは入力
結果が通信の継続を求めるものであったとしステップ3
1−3に進み、間隔を空けるための一定時間の休止の
後、不特定相手通信情報蓄積手段1404の連続通信状
態を「実行中」に更新し(ステップ31−4)、不特定
相手接続制御手段1405を起動して(ステップ31−
5)処理を終了する。このときの端末イの不特定相手通
信情報は図15の1506に示すように、連続通信の状
態を示す連続通信状態が「実行中」であり、不特定相手
通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、不
特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「999
9」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が
「9991」、「9992」、「9993」で状態がそ
れぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特
定相手通信の自呼出番号が「0001」であり、相手呼
出番号が「9992」であり、相手端末識別子が「端末
ロ」となる。端末イ全体の処理の流れに戻って、ここで
さらに端末不特定相手接続制御手段1405の処理の流
れを図16を用いて説明する。まずタイムアウトを設定
して不特定相手着呼制御手段1407を起動し呼接続メ
ッセージの監視を開始する(ステップ16−1)。次に
不特定相手着呼制御手段1407の監視結果により処理
を振り分ける(ステップ16−2)。ここでは、自分宛
ての呼出メッセージが見つかったこととし、ステップ1
6−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体の動作
の説明に戻って、不特定相手接続制御手段1405はア
プリケーション提供手段1401に接続が完了したこと
を伝え、アプリケーション提供手段1401は通信アプ
リケーションの保留状態を解除した後、通信制御手段1
409を起動して呼接続後の通信を開始する。
を説明する。通信制御手段1409は通信を開始後、制
限時間の経過や電波状況の悪化などで通信を中断した場
合、連続通信制御手段1410に通信が中断したことを
伝える。ここで連続通信制御手段1410の処理の流れ
を図31を用いて説明する。まずアプリケーション提供
手段1401に指示してユーザに通信が中断したことを
提示し、通信を継続するか否かの入力を促させる(ステ
ップ31−1)。ここで、アプリケーション提供手段1
401は、入力結果が通信の継続を求めるものであった
場合は通信アプリケーションを保留状態にした後、また
入力結果が通信の終了を求めるものであった場合は通信
アプリケーションを終了した後、入力結果を返す。連続
通信制御手段1410の処理の流れに戻ってステップ3
1−2では、入力結果が通信の継続を求めるものであっ
た場合はステップ31−3へ進み、一方通信の終了を求
めるものであった場合は処理を終了する。ここでは入力
結果が通信の継続を求めるものであったとしステップ3
1−3に進み、間隔を空けるための一定時間の休止の
後、不特定相手通信情報蓄積手段1404の連続通信状
態を「実行中」に更新し(ステップ31−4)、不特定
相手接続制御手段1405を起動して(ステップ31−
5)処理を終了する。このときの端末イの不特定相手通
信情報は図15の1506に示すように、連続通信の状
態を示す連続通信状態が「実行中」であり、不特定相手
通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、不
特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「999
9」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼出番号が
「9991」、「9992」、「9993」で状態がそ
れぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」であり、不特
定相手通信の自呼出番号が「0001」であり、相手呼
出番号が「9992」であり、相手端末識別子が「端末
ロ」となる。端末イ全体の処理の流れに戻って、ここで
さらに端末不特定相手接続制御手段1405の処理の流
れを図16を用いて説明する。まずタイムアウトを設定
して不特定相手着呼制御手段1407を起動し呼接続メ
ッセージの監視を開始する(ステップ16−1)。次に
不特定相手着呼制御手段1407の監視結果により処理
を振り分ける(ステップ16−2)。ここでは、自分宛
ての呼出メッセージが見つかったこととし、ステップ1
6−6に進んで接続処理が完了する。端末イ全体の動作
の説明に戻って、不特定相手接続制御手段1405はア
プリケーション提供手段1401に接続が完了したこと
を伝え、アプリケーション提供手段1401は通信アプ
リケーションの保留状態を解除した後、通信制御手段1
409を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0078】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
ステップ17−1で通常呼出メッセージが取り出せたと
すると次にステップ17−7で発信側呼出番号をチェッ
クする。ここでは上記図11の1102を発見したとす
ると、最初の接続時と同様にステップ17−9、ステッ
プ17−2からステップ17−4、ステップ17−10
に進む。このときの端末イの不特定相手通信情報は図1
5の1506のままである。ステップ17−10では不
特定相手通信情報の連続通信状態が「実行中」であり、
相手端末識別子と受信した呼出メッセージの発信側端末
識別子が「端末ロ」で一致するのでステップ17−5に
進み自端末情報蓄積手段1403の情報と受信したメッ
セージ1102を参照して上記図11の1103に示す
通常の応答メッセージを生成し、無線送受信手段140
2に指示してこれを送信し、さらに呼出メッセージの発
信側呼出番号および発信側端末識別子を不特定相手通信
情報蓄積手段1404の相手呼出番号および相手端末識
別子にそれぞれ保存した後、処理を終了する。
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
ステップ17−1で通常呼出メッセージが取り出せたと
すると次にステップ17−7で発信側呼出番号をチェッ
クする。ここでは上記図11の1102を発見したとす
ると、最初の接続時と同様にステップ17−9、ステッ
プ17−2からステップ17−4、ステップ17−10
に進む。このときの端末イの不特定相手通信情報は図1
5の1506のままである。ステップ17−10では不
特定相手通信情報の連続通信状態が「実行中」であり、
相手端末識別子と受信した呼出メッセージの発信側端末
識別子が「端末ロ」で一致するのでステップ17−5に
進み自端末情報蓄積手段1403の情報と受信したメッ
セージ1102を参照して上記図11の1103に示す
通常の応答メッセージを生成し、無線送受信手段140
2に指示してこれを送信し、さらに呼出メッセージの発
信側呼出番号および発信側端末識別子を不特定相手通信
情報蓄積手段1404の相手呼出番号および相手端末識
別子にそれぞれ保存した後、処理を終了する。
【0079】次に端末ロの通信中断後再接続までの動作
を説明する。通信制御手段1409は通信を開始後、制
限時間の経過や電波状況の悪化などで通信を中断した場
合、連続通信制御手段1410に通信が中断したことを
伝える。連続通信制御手段1410はアプリケーション
提供手段1401に指示してユーザに通信が中断したこ
とを提示し、通信を継続するか否かの入力を促させる。
入力結果が通信の継続を求めるものであった場合は、ア
プリケーション提供手段1401は通信アプリケーショ
ンを保留状態とした後、連続通信制御手段1410に入
力結果を伝える。連続通信制御手段1410は一定時間
の休止の後、不特定相手通信情報蓄積手段1404の連
続通信状態を「実行中」に更新し、不特定相手接続制御
手段1405を起動する。このときの端末ロの不特定相
手通信情報は図15の1507に示すように、連続通信
の状態を示す連続通信状態が「実行中」であり、不特定
相手通信を示すグループ識別子が「グループX」であ
り、不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が
「9999」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼
出番号が「9991」、「9992」、「9993」で
状態がそれぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」であ
り、不特定相手通信の自呼出番号が「9992」であ
り、相手呼出番号が「0001」であり、相手端末識別
子が「端末イ」となる。ここで端末不特定相手接続制御
手段1405の処理の流れを図16を用いて説明する。
まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1
407を起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ス
テップ16−1)。次に不特定相手着呼制御手段140
7の監視結果により処理を振り分ける(ステップ16−
2)。ここでは、有効なメッセージが見つからなかった
こととし、ステップ16−7に進んで連続通信状態が
「実行中」なのでステップ16−4に進んで不特定相手
発呼制御手段1406に通常の呼出メッセージの送信を
指示する。ここで不特定相手通信情報1507は、最初
の接続時の不特定相手通信情報1503と相手呼出番
号、自呼出番号が同じなので、呼出メッセージも最初の
接続時と同じく図11の1102に示すものとなる。次
に不特定相手発呼制御手段1406の処理結果により処
理を振り分ける(ステップ16−5)。ここでは発呼処
理が完了したこととし、ステップ16−6に進んで接続
処理が完了する。端末ロ全体の動作の説明に戻って、不
特定相手接続制御手段1405はアプリケーション提供
手段1401に接続が完了したことを伝え、アプリケー
ション提供手段1401は通信アプリケーションの保留
状態を解除した後、通信制御手段1409を起動して呼
接続後の通信を開始する。
を説明する。通信制御手段1409は通信を開始後、制
限時間の経過や電波状況の悪化などで通信を中断した場
合、連続通信制御手段1410に通信が中断したことを
伝える。連続通信制御手段1410はアプリケーション
提供手段1401に指示してユーザに通信が中断したこ
とを提示し、通信を継続するか否かの入力を促させる。
入力結果が通信の継続を求めるものであった場合は、ア
プリケーション提供手段1401は通信アプリケーショ
ンを保留状態とした後、連続通信制御手段1410に入
力結果を伝える。連続通信制御手段1410は一定時間
の休止の後、不特定相手通信情報蓄積手段1404の連
続通信状態を「実行中」に更新し、不特定相手接続制御
手段1405を起動する。このときの端末ロの不特定相
手通信情報は図15の1507に示すように、連続通信
の状態を示す連続通信状態が「実行中」であり、不特定
相手通信を示すグループ識別子が「グループX」であ
り、不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が
「9999」であり、不特定相手通信の一時利用可能呼
出番号が「9991」、「9992」、「9993」で
状態がそれぞれ「未使用」、「使用」、「未使用」であ
り、不特定相手通信の自呼出番号が「9992」であ
り、相手呼出番号が「0001」であり、相手端末識別
子が「端末イ」となる。ここで端末不特定相手接続制御
手段1405の処理の流れを図16を用いて説明する。
まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1
407を起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ス
テップ16−1)。次に不特定相手着呼制御手段140
7の監視結果により処理を振り分ける(ステップ16−
2)。ここでは、有効なメッセージが見つからなかった
こととし、ステップ16−7に進んで連続通信状態が
「実行中」なのでステップ16−4に進んで不特定相手
発呼制御手段1406に通常の呼出メッセージの送信を
指示する。ここで不特定相手通信情報1507は、最初
の接続時の不特定相手通信情報1503と相手呼出番
号、自呼出番号が同じなので、呼出メッセージも最初の
接続時と同じく図11の1102に示すものとなる。次
に不特定相手発呼制御手段1406の処理結果により処
理を振り分ける(ステップ16−5)。ここでは発呼処
理が完了したこととし、ステップ16−6に進んで接続
処理が完了する。端末ロ全体の動作の説明に戻って、不
特定相手接続制御手段1405はアプリケーション提供
手段1401に接続が完了したことを伝え、アプリケー
ション提供手段1401は通信アプリケーションの保留
状態を解除した後、通信制御手段1409を起動して呼
接続後の通信を開始する。
【0080】ここでさらに端末ロの不特定相手着呼制御
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
まず無線送受信手段1402に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ17−1)。
次にステップ17−7で発信側呼出番号をチェックす
る。ここでは図18の1801に示す種別が「呼出」、
受信側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番
号が「9999」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発
信側呼出番号が「0001」となる相手募集メッセージ
を発見したとすると、ステップ17−9、ステップ17
−2、ステップ17−11と進むが、連続通信状態が実
行中なのでステップ17−3に進み、ステップ17−1
にもどりステップ17−7に進む。今度は図18の18
02に示す種別が「呼出」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「9992」、発信
側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「000
1」となる呼出メッセージを発見したとすると、ステッ
プ17−2、ステップ17−4、ステップ17−10と
進むが、不特定相手通信情報の連続通信状態が「実行
中」であり、相手端末識別子および受信した呼出メッセ
ージの発信側端末識別子がそれぞれ「端末イ」および
「端末ハ」で一致しないので、やはりステップ17−3
に進みステップ17−1に戻る。同様の処理を繰り返し
た後ステップ17−3でタイムアウトとなり処理を終了
する。
手段1407の処理の流れを図17を用いて説明する。
まず無線送受信手段1402に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ17−1)。
次にステップ17−7で発信側呼出番号をチェックす
る。ここでは図18の1801に示す種別が「呼出」、
受信側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番
号が「9999」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発
信側呼出番号が「0001」となる相手募集メッセージ
を発見したとすると、ステップ17−9、ステップ17
−2、ステップ17−11と進むが、連続通信状態が実
行中なのでステップ17−3に進み、ステップ17−1
にもどりステップ17−7に進む。今度は図18の18
02に示す種別が「呼出」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「9992」、発信
側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「000
1」となる呼出メッセージを発見したとすると、ステッ
プ17−2、ステップ17−4、ステップ17−10と
進むが、不特定相手通信情報の連続通信状態が「実行
中」であり、相手端末識別子および受信した呼出メッセ
ージの発信側端末識別子がそれぞれ「端末イ」および
「端末ハ」で一致しないので、やはりステップ17−3
に進みステップ17−1に戻る。同様の処理を繰り返し
た後ステップ17−3でタイムアウトとなり処理を終了
する。
【0081】したがって、端末ハによる接続要求があっ
ても無視されるので、必ず端末イと端末ロは再接続でき
る。 なお、ステップ17−10における相手の同一性
の判定に、端末識別子の代わりに呼出番号を用いると、
上記例の場合は識別に失敗するが、概ね本実施の形態と
同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態で
は通信の継続をユーザに確認するとしたが、中断状況を
自動判定して継続または終了を決定することが考えられ
る。
ても無視されるので、必ず端末イと端末ロは再接続でき
る。 なお、ステップ17−10における相手の同一性
の判定に、端末識別子の代わりに呼出番号を用いると、
上記例の場合は識別に失敗するが、概ね本実施の形態と
同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態で
は通信の継続をユーザに確認するとしたが、中断状況を
自動判定して継続または終了を決定することが考えられ
る。
【0082】以上のように本実施の形態によれば、連続
通信状態を設定する連続通信制御手段をさらに備え、不
特定相手着呼制御手段が連続通信状態では相手呼出番号
を固定することにより、電波利用を一時停止しても同じ
相手と通信を継続することができる。
通信状態を設定する連続通信制御手段をさらに備え、不
特定相手着呼制御手段が連続通信状態では相手呼出番号
を固定することにより、電波利用を一時停止しても同じ
相手と通信を継続することができる。
【0083】(実施の形態4)図19は本発明の請求項
4に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成
図である。図19において、1901は、ユーザにアプ
リケーションを提供するアプリケーション提供手段。1
902は、電波の監視および発信を行う無線送受信手
段。1903は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄
積手段。1904は、不特定相手通信の情報を保管する
不特定相手通信情報蓄積手段。1905は、前記アプリ
ケーション提供手段1901の指示により不特定相手と
の呼接続を制御する不特定相手接続制御手段。1906
は、前記不特定相手接続制御手段1905の指示により
前記自端末情報蓄積手段1903および前記不特定相手
通信情報蓄積手段1904の情報を参照の上、前記無線
送受信手段1902に指示して発呼時の動作を制御する
不特定相手発呼制御手段。1907は、前記不特定相手
接続制御手段1905の指示により前記自端末情報蓄積
手段1903および前記不特定相手通信情報蓄積手段1
904の情報を参照の上、前記無線送受信手段1902
に指示して着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御
手段。1908は、前記アプリケーション提供手段19
01の指示により前記無線送受信手段1902に指示し
て呼接続後の通信を制御する通信制御手段。1909
は、前記アプリケーション提供手段1901の指示によ
り前記不特定相手通信情報蓄積手段1904に特定の端
末の端末識別子を登録する特定端末登録手段である。
4に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成
図である。図19において、1901は、ユーザにアプ
リケーションを提供するアプリケーション提供手段。1
902は、電波の監視および発信を行う無線送受信手
段。1903は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄
積手段。1904は、不特定相手通信の情報を保管する
不特定相手通信情報蓄積手段。1905は、前記アプリ
ケーション提供手段1901の指示により不特定相手と
の呼接続を制御する不特定相手接続制御手段。1906
は、前記不特定相手接続制御手段1905の指示により
前記自端末情報蓄積手段1903および前記不特定相手
通信情報蓄積手段1904の情報を参照の上、前記無線
送受信手段1902に指示して発呼時の動作を制御する
不特定相手発呼制御手段。1907は、前記不特定相手
接続制御手段1905の指示により前記自端末情報蓄積
手段1903および前記不特定相手通信情報蓄積手段1
904の情報を参照の上、前記無線送受信手段1902
に指示して着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御
手段。1908は、前記アプリケーション提供手段19
01の指示により前記無線送受信手段1902に指示し
て呼接続後の通信を制御する通信制御手段。1909
は、前記アプリケーション提供手段1901の指示によ
り前記不特定相手通信情報蓄積手段1904に特定の端
末の端末識別子を登録する特定端末登録手段である。
【0084】また本実施の形態における自端末情報蓄積
手段1903が記憶しているデータ構造は、図2に示す
第1の実施の形態と同様のものとする。
手段1903が記憶しているデータ構造は、図2に示す
第1の実施の形態と同様のものとする。
【0085】また本実施の形態における不特定相手通信
情報蓄積手段1904が記憶している第1のデータ構造
は、図3に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
情報蓄積手段1904が記憶している第1のデータ構造
は、図3に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
【0086】また図20は本実施の形態における不特定
相手通信情報蓄積手段1904が記憶している第2のデ
ータ構造である拒絶端末情報の一例を示す模式図であ
る。図20において2001は各端末の拒絶端末情報の
初期状態で、相手端末識別子が「空」であり、拒絶端末
識別子が「空」であることを示している。また本実施の
形態における不特定相手通信用の呼接続メッセージは、
図4に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
相手通信情報蓄積手段1904が記憶している第2のデ
ータ構造である拒絶端末情報の一例を示す模式図であ
る。図20において2001は各端末の拒絶端末情報の
初期状態で、相手端末識別子が「空」であり、拒絶端末
識別子が「空」であることを示している。また本実施の
形態における不特定相手通信用の呼接続メッセージは、
図4に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
【0087】以上のように構成されたお互いの呼出番号
を知らない無線通信端末3台の間で特定の端末からの接
続を拒絶する動作について説明する。
を知らない無線通信端末3台の間で特定の端末からの接
続を拒絶する動作について説明する。
【0088】まず端末イの接続までの動作を説明する。
アプリケーション提供手段1901がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1905を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
905の処理の流れは第1の実施の形態と同様であるの
で図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定して
不特定相手着呼制御手段1907を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段1907の監視結果により処理を振り
分ける(ステップ5−2)。ここでは、まずタイムアウ
トまでに有効な呼出メッセージを発見できなかったこと
とし、ステップ5−3に進んで無線送受信手段1902
に相手募集メッセージ401の送信を指示する。次にま
たステップ5−1に戻り不特定相手着呼制御手段190
7を起動する。今度は自分宛ての呼出メッセージが見つ
かったこととし、ステップ5−6に進んで接続処理が完
了する。端末イ全体の動作の説明に戻って、不特定相手
接続制御手段1905はアプリケーション提供手段19
01に接続が完了したことを伝え、アプリケーション提
供手段1901は通信制御手段1908を起動して呼接
続後の通信を開始する。
アプリケーション提供手段1901がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1905を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
905の処理の流れは第1の実施の形態と同様であるの
で図5を用いて説明する。まずタイムアウトを設定して
不特定相手着呼制御手段1907を起動し呼接続メッセ
ージの監視を開始する(ステップ5−1)。次に不特定
相手着呼制御手段1907の監視結果により処理を振り
分ける(ステップ5−2)。ここでは、まずタイムアウ
トまでに有効な呼出メッセージを発見できなかったこと
とし、ステップ5−3に進んで無線送受信手段1902
に相手募集メッセージ401の送信を指示する。次にま
たステップ5−1に戻り不特定相手着呼制御手段190
7を起動する。今度は自分宛ての呼出メッセージが見つ
かったこととし、ステップ5−6に進んで接続処理が完
了する。端末イ全体の動作の説明に戻って、不特定相手
接続制御手段1905はアプリケーション提供手段19
01に接続が完了したことを伝え、アプリケーション提
供手段1901は通信制御手段1908を起動して呼接
続後の通信を開始する。
【0089】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段1907の処理の流れを図21を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段1902に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
1−1)。次に、このメッセージを解析し処理を振り分
ける(ステップ21−2)。ここでは、まず呼出メッセ
ージを発見できなかったので、ステップ21−3に進み
タイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウト
でないのでステップ21−1に戻り次の呼接続メッセー
ジを取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセ
ージが見つからないままタイムアウトになると、ステッ
プ21−3の判断により処理を終了する。次に上記動作
の説明の2回目の起動時の動作について説明する。1回
目の起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り
返した後通常呼出メッセージが取り出せたとすると次に
ステップ21−2からステップ21−4に進み、宛先の
判断が行われる。ステップ21−4では、呼出メッセー
ジの受信側グループ識別子が自端末情報または不特定相
手通信情報のグループ識別子と同じで、かつ、呼出メッ
セージの受信側呼出番号が自端末情報の呼出番号と同じ
場合に自分宛てと判断され、それ以外の場合は自分以外
宛てと判断される。ここでは受信した呼出メッセージが
上記図4の402で示されるものとすると、受信側グル
ープ識別子が不特定相手通信情報のグループ識別子と同
じで、かつ、受信側呼出番号が自端末情報の呼出番号と
同じなので自分宛てと判断され、ステップ21−7に進
む。ステップ21−7では不特定相手通信情報蓄積手段
1904の拒絶端末情報の拒絶端末識別子および受信し
た呼出メッセージの発信側端末識別子を参照して、拒絶
端末識別子と発信側端末識別子が一致した場合はステッ
プ21−3へ、それ以外の場合はステップ21−5に進
む。ここでは拒絶端末識別子が「空」で発信側端末識別
子が「端末ロ」なのでステップ21−5に進む。ステッ
プ21−5では自端末情報蓄積手段1903の情報と受
信したメッセージ402を参照して上記図4の403に
示す通常の応答メッセージを生成し、無線送受信手段1
902に指示してこれを送信し、さらに発信側端末識別
子を不特定相手通信情報蓄積手段1904の相手端末識
別子に保存した後、処理を終了する。このときの端末イ
の拒絶端末情報は図20の2002に示すように、相手
端末識別子が「端末ロ」であり、拒絶端末識別子が
「空」となる。
手段1907の処理の流れを図21を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段1902に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
1−1)。次に、このメッセージを解析し処理を振り分
ける(ステップ21−2)。ここでは、まず呼出メッセ
ージを発見できなかったので、ステップ21−3に進み
タイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウト
でないのでステップ21−1に戻り次の呼接続メッセー
ジを取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセ
ージが見つからないままタイムアウトになると、ステッ
プ21−3の判断により処理を終了する。次に上記動作
の説明の2回目の起動時の動作について説明する。1回
目の起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り
返した後通常呼出メッセージが取り出せたとすると次に
ステップ21−2からステップ21−4に進み、宛先の
判断が行われる。ステップ21−4では、呼出メッセー
ジの受信側グループ識別子が自端末情報または不特定相
手通信情報のグループ識別子と同じで、かつ、呼出メッ
セージの受信側呼出番号が自端末情報の呼出番号と同じ
場合に自分宛てと判断され、それ以外の場合は自分以外
宛てと判断される。ここでは受信した呼出メッセージが
上記図4の402で示されるものとすると、受信側グル
ープ識別子が不特定相手通信情報のグループ識別子と同
じで、かつ、受信側呼出番号が自端末情報の呼出番号と
同じなので自分宛てと判断され、ステップ21−7に進
む。ステップ21−7では不特定相手通信情報蓄積手段
1904の拒絶端末情報の拒絶端末識別子および受信し
た呼出メッセージの発信側端末識別子を参照して、拒絶
端末識別子と発信側端末識別子が一致した場合はステッ
プ21−3へ、それ以外の場合はステップ21−5に進
む。ここでは拒絶端末識別子が「空」で発信側端末識別
子が「端末ロ」なのでステップ21−5に進む。ステッ
プ21−5では自端末情報蓄積手段1903の情報と受
信したメッセージ402を参照して上記図4の403に
示す通常の応答メッセージを生成し、無線送受信手段1
902に指示してこれを送信し、さらに発信側端末識別
子を不特定相手通信情報蓄積手段1904の相手端末識
別子に保存した後、処理を終了する。このときの端末イ
の拒絶端末情報は図20の2002に示すように、相手
端末識別子が「端末ロ」であり、拒絶端末識別子が
「空」となる。
【0090】次に端末ロの接続までの動作を説明する。
アプリケーション提供手段1901がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1905を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
905の処理の流れを図5を用いて説明する。まずタイ
ムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1907を
起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ5
−1)。次に不特定相手着呼制御手段1907の監視結
果により処理を振り分ける(ステップ5−2)。ここで
は、相手募集メッセージ401を発見したこととし、ス
テップ5−4に進んで不特定相手発呼制御手段1906
に通常の呼出メッセージ402の送信を指示する。次に
不特定相手発呼制御手段1906の処理結果により処理
を振り分ける(ステップ5−5)。ここでは発呼処理が
完了したこととし、ステップ5−6に進んで接続処理が
完了する。端末ロ全体の動作の説明に戻って、不特定相
手接続制御手段1905はアプリケーション提供手段1
901に接続が完了したことを伝え、アプリケーション
提供手段1901は通信制御手段1908を起動して呼
接続後の通信を開始する。
アプリケーション提供手段1901がユーザの不特定相
手通信開始の指示を受けると、不特定相手接続制御手段
1905を起動する。ここで不特定相手接続制御手段1
905の処理の流れを図5を用いて説明する。まずタイ
ムアウトを設定して不特定相手着呼制御手段1907を
起動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ5
−1)。次に不特定相手着呼制御手段1907の監視結
果により処理を振り分ける(ステップ5−2)。ここで
は、相手募集メッセージ401を発見したこととし、ス
テップ5−4に進んで不特定相手発呼制御手段1906
に通常の呼出メッセージ402の送信を指示する。次に
不特定相手発呼制御手段1906の処理結果により処理
を振り分ける(ステップ5−5)。ここでは発呼処理が
完了したこととし、ステップ5−6に進んで接続処理が
完了する。端末ロ全体の動作の説明に戻って、不特定相
手接続制御手段1905はアプリケーション提供手段1
901に接続が完了したことを伝え、アプリケーション
提供手段1901は通信制御手段1908を起動して呼
接続後の通信を開始する。
【0091】ここでさらに端末ロの不特定相手着呼制御
手段1907の処理の流れを図21を用いて説明する。
まず無線送受信手段1902に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ21−1)。
次にステップ21−2からステップ21−8に進む。ス
テップ21−8では、不特定相手通信情報蓄積手段19
04の拒絶端末情報の拒絶端末識別子および受信した呼
出メッセージの発信側端末識別子を参照して、拒絶端末
識別子と発信側端末識別子が一致した場合はステップ2
1−3へ、それ以外の場合はステップ21−6に進む。
ここでは拒絶端末識別子が「空」で、発信側端末識別子
が「端末イ」なのでステップ21−6に進み相手募集メ
ッセージ中の発信側呼出番号「0001」および発信側
端末識別子「端末イ」を不特定相手通信情報蓄積手段1
904の相手呼出番号および相手端末識別子に保存す
る。このときの端末ロの不特定相手通信情報は図3の3
02に示すように、不特定相手通信を示すグループ識別
子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信相手
募集を示す呼出番号が「9999」であり、相手呼出番
号が「0001」となる。また、端末ロの拒絶端末情報
は図20の2003に示すように、相手端末識別子が
「端末イ」であり、拒絶端末識別子が「空」となる。そ
して処理を終了する。
手段1907の処理の流れを図21を用いて説明する。
まず無線送受信手段1902に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ21−1)。
次にステップ21−2からステップ21−8に進む。ス
テップ21−8では、不特定相手通信情報蓄積手段19
04の拒絶端末情報の拒絶端末識別子および受信した呼
出メッセージの発信側端末識別子を参照して、拒絶端末
識別子と発信側端末識別子が一致した場合はステップ2
1−3へ、それ以外の場合はステップ21−6に進む。
ここでは拒絶端末識別子が「空」で、発信側端末識別子
が「端末イ」なのでステップ21−6に進み相手募集メ
ッセージ中の発信側呼出番号「0001」および発信側
端末識別子「端末イ」を不特定相手通信情報蓄積手段1
904の相手呼出番号および相手端末識別子に保存す
る。このときの端末ロの不特定相手通信情報は図3の3
02に示すように、不特定相手通信を示すグループ識別
子が「グループX」であり、不特定相手通信の通信相手
募集を示す呼出番号が「9999」であり、相手呼出番
号が「0001」となる。また、端末ロの拒絶端末情報
は図20の2003に示すように、相手端末識別子が
「端末イ」であり、拒絶端末識別子が「空」となる。そ
して処理を終了する。
【0092】次に端末イで端末ロとの通信を切断し、拒
絶端末登録を行って、その後端末ロとの接続を回避する
動作を説明する。アプリケーション提供手段1901が
ユーザからの切断指示入力を受けると通信制御手段19
08に指示して通信を終了する。次にアプリケーション
提供手段1901がユーザからの拒絶端末登録指示入力
を受けると特定端末登録手段1909に指示して不特定
相手通信情報蓄積手段1904に拒絶すべき端末を登録
する。ここで特定端末登録手段1909の処理の流れを
図22を用いて説明する。まず、不特定相手通信情報蓄
積手段1904の相手端末識別子を参照し(ステップ2
2−1)、これを拒絶端末識別子に保存する(ステップ
22ー2)。このとき端末イの拒絶端末情報は、上記
図20の2002に示すものから、2004に示すよう
に相手端末識別子が「端末ロ」であり、相手端末識別子
が「端末ロ」であるものに変更される。端末イ全体の動
作の流れに戻ってアプリケーション提供手段1901が
ユーザの不特定相手通信開始の指示を受けると、不特定
相手接続制御手段1905を起動する。ここで不特定相
手接続制御手段1905の処理の流れは第1の実施の形
態と同様であるので図5を用いて説明する。まずタイム
アウトを設定して不特定相手着呼制御手段1907を起
動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ5−
1)。次に不特定相手着呼制御手段1907の監視結果
により処理を振り分ける(ステップ5−2)。ここで
は、まずタイムアウトまでに有効な呼出メッセージを発
見できなかったこととし、ステップ5−3に進んで無線
送受信手段1902に相手募集メッセージ401の送信
を指示する。次にまたステップ5−1に戻り不特定相手
着呼制御手段1907を起動する。今度は自分宛ての呼
出メッセージが見つかったこととし、ステップ5−6に
進んで接続処理が完了する。端末イ全体の動作の説明に
戻って、不特定相手接続制御手段1905はアプリケー
ション提供手段1901に接続が完了したことを伝え、
アプリケーション提供手段1901は通信制御手段19
08を起動して呼接続後の通信を開始する。
絶端末登録を行って、その後端末ロとの接続を回避する
動作を説明する。アプリケーション提供手段1901が
ユーザからの切断指示入力を受けると通信制御手段19
08に指示して通信を終了する。次にアプリケーション
提供手段1901がユーザからの拒絶端末登録指示入力
を受けると特定端末登録手段1909に指示して不特定
相手通信情報蓄積手段1904に拒絶すべき端末を登録
する。ここで特定端末登録手段1909の処理の流れを
図22を用いて説明する。まず、不特定相手通信情報蓄
積手段1904の相手端末識別子を参照し(ステップ2
2−1)、これを拒絶端末識別子に保存する(ステップ
22ー2)。このとき端末イの拒絶端末情報は、上記
図20の2002に示すものから、2004に示すよう
に相手端末識別子が「端末ロ」であり、相手端末識別子
が「端末ロ」であるものに変更される。端末イ全体の動
作の流れに戻ってアプリケーション提供手段1901が
ユーザの不特定相手通信開始の指示を受けると、不特定
相手接続制御手段1905を起動する。ここで不特定相
手接続制御手段1905の処理の流れは第1の実施の形
態と同様であるので図5を用いて説明する。まずタイム
アウトを設定して不特定相手着呼制御手段1907を起
動し呼接続メッセージの監視を開始する(ステップ5−
1)。次に不特定相手着呼制御手段1907の監視結果
により処理を振り分ける(ステップ5−2)。ここで
は、まずタイムアウトまでに有効な呼出メッセージを発
見できなかったこととし、ステップ5−3に進んで無線
送受信手段1902に相手募集メッセージ401の送信
を指示する。次にまたステップ5−1に戻り不特定相手
着呼制御手段1907を起動する。今度は自分宛ての呼
出メッセージが見つかったこととし、ステップ5−6に
進んで接続処理が完了する。端末イ全体の動作の説明に
戻って、不特定相手接続制御手段1905はアプリケー
ション提供手段1901に接続が完了したことを伝え、
アプリケーション提供手段1901は通信制御手段19
08を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0093】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段1907の処理の流れを図21を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段1902に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
1−1)。ここでは図23の2301に示す種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「9999」、発信側端末識別子が「端末
ロ」、発信側呼出番号が「0002」となる端末ロから
の相手募集メッセージを発見したとすると、ステップ2
1−2、ステップ21−8と進むが、拒絶端末識別子と
発信側端末識別子がともに「端末ロ」で一致するのでス
テップ21−3に進み、ステップ21−1にもどる。今
度は図4の402に示す種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「000
1」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信側呼出番号
が「0002」となる端末ロからの呼出メッセージを発
見したとすると、ステップ21−2、ステップ21−
4、ステップ21−7と進むが、拒絶端末識別子と発信
側端末識別子がともに「端末ロ」で一致するので、やは
りステップ21−3に進みステップ21−1に戻る。同
様の処理を繰り返した後ステップ21−3でタイムアウ
トとなり処理を終了する。次に上記動作の説明の2回目
の起動時の動作について説明する。1回目の起動時と同
様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返した後図4の
404に示す種別が「呼出」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、発信
側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「000
3」となる端末ハからの呼出メッセージを発見したとす
るとステップ21−2、ステップ21−4、ステップ2
1−7と進み、今度は拒絶端末識別子が「端末ロ」で発
信側端末識別子が「端末ハ」となり一致ないのでステッ
プ21−5に進み通常の応答メッセージを生成および送
信し、さらに相手端末識別子を設定して処理を終了す
る。
手段1907の処理の流れを図21を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段1902に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
1−1)。ここでは図23の2301に示す種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「9999」、発信側端末識別子が「端末
ロ」、発信側呼出番号が「0002」となる端末ロから
の相手募集メッセージを発見したとすると、ステップ2
1−2、ステップ21−8と進むが、拒絶端末識別子と
発信側端末識別子がともに「端末ロ」で一致するのでス
テップ21−3に進み、ステップ21−1にもどる。今
度は図4の402に示す種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「000
1」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信側呼出番号
が「0002」となる端末ロからの呼出メッセージを発
見したとすると、ステップ21−2、ステップ21−
4、ステップ21−7と進むが、拒絶端末識別子と発信
側端末識別子がともに「端末ロ」で一致するので、やは
りステップ21−3に進みステップ21−1に戻る。同
様の処理を繰り返した後ステップ21−3でタイムアウ
トとなり処理を終了する。次に上記動作の説明の2回目
の起動時の動作について説明する。1回目の起動時と同
様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返した後図4の
404に示す種別が「呼出」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、発信
側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「000
3」となる端末ハからの呼出メッセージを発見したとす
るとステップ21−2、ステップ21−4、ステップ2
1−7と進み、今度は拒絶端末識別子が「端末ロ」で発
信側端末識別子が「端末ハ」となり一致ないのでステッ
プ21−5に進み通常の応答メッセージを生成および送
信し、さらに相手端末識別子を設定して処理を終了す
る。
【0094】したがって、端末イで端末ロと接続後に拒
絶指示があった場合は、端末ロからの接続要求があって
も無視される一方で、端末ロ以外の端末とは不特定相手
通信を行うことができる。
絶指示があった場合は、端末ロからの接続要求があって
も無視される一方で、端末ロ以外の端末とは不特定相手
通信を行うことができる。
【0095】なお、本実施の形態では拒絶端末情報の拒
絶端末識別子の数を1としたが、複数の端末の識別子を
保存できるようにすることで、拒絶する端末数を増加す
ることができる。また、本実施の形態では相手端末識別
子を拒絶端末情報に保存したが、第3の実施の形態と同
様に不特定相手通信情報に保存してもよい。また、拒絶
端末識別子との接続を拒絶するだけではなく、接続後に
撃退データを送信してから切断するようにして迷惑通信
撃退効果を高めることも可能である。
絶端末識別子の数を1としたが、複数の端末の識別子を
保存できるようにすることで、拒絶する端末数を増加す
ることができる。また、本実施の形態では相手端末識別
子を拒絶端末情報に保存したが、第3の実施の形態と同
様に不特定相手通信情報に保存してもよい。また、拒絶
端末識別子との接続を拒絶するだけではなく、接続後に
撃退データを送信してから切断するようにして迷惑通信
撃退効果を高めることも可能である。
【0096】以上のように本実施の形態によれば、特定
の端末の端末識別子を登録する特定端末登録手段をさら
に備え、不特定相手着呼制御手段が前記特定端末登録手
段が設定した情報を参照して特定の端末との接続を拒絶
することにより、同じ相手との繰り返し通信を選択的に
拒絶することができる。
の端末の端末識別子を登録する特定端末登録手段をさら
に備え、不特定相手着呼制御手段が前記特定端末登録手
段が設定した情報を参照して特定の端末との接続を拒絶
することにより、同じ相手との繰り返し通信を選択的に
拒絶することができる。
【0097】(実施の形態5)図24は本発明の請求項
5に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成
図である。図24において、2401は、ユーザにアプ
リケーションを提供するアプリケーション提供手段。2
402は、電波の監視および発信を行う無線送受信手
段。2403は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄
積手段。2404は、不特定相手通信の情報を保管する
不特定相手通信情報蓄積手段。2405は、前記アプリ
ケーション提供手段2401の指示により不特定相手と
の呼接続を制御する不特定相手接続制御手段。2406
は、前記不特定相手接続制御手段2405の指示により
前記自端末情報蓄積手段2403および前記不特定相手
通信情報蓄積手段2404の情報を参照の上、前記無線
送受信手段2402に指示して発呼時の動作を制御する
不特定相手発呼制御手段。2407は、前記不特定相手
接続制御手段2405の指示により前記自端末情報蓄積
手段2403および前記不特定相手通信情報蓄積手段2
404の情報を参照の上、前記無線送受信手段2402
に指示して着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御
手段。2408は、前記アプリケーション提供手段24
01の指示により前記無線送受信手段2402に指示し
て呼接続後の通信を制御する通信制御手段。2409
は、前記アプリケーション提供手段2401の指示によ
り前記不特定相手通信情報蓄積手段2404に希望する
通信の属性を登録する通信属性登録手段である。
5に対応する一実施の形態における無線通信端末の構成
図である。図24において、2401は、ユーザにアプ
リケーションを提供するアプリケーション提供手段。2
402は、電波の監視および発信を行う無線送受信手
段。2403は、自端末の情報を保管する自端末情報蓄
積手段。2404は、不特定相手通信の情報を保管する
不特定相手通信情報蓄積手段。2405は、前記アプリ
ケーション提供手段2401の指示により不特定相手と
の呼接続を制御する不特定相手接続制御手段。2406
は、前記不特定相手接続制御手段2405の指示により
前記自端末情報蓄積手段2403および前記不特定相手
通信情報蓄積手段2404の情報を参照の上、前記無線
送受信手段2402に指示して発呼時の動作を制御する
不特定相手発呼制御手段。2407は、前記不特定相手
接続制御手段2405の指示により前記自端末情報蓄積
手段2403および前記不特定相手通信情報蓄積手段2
404の情報を参照の上、前記無線送受信手段2402
に指示して着呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御
手段。2408は、前記アプリケーション提供手段24
01の指示により前記無線送受信手段2402に指示し
て呼接続後の通信を制御する通信制御手段。2409
は、前記アプリケーション提供手段2401の指示によ
り前記不特定相手通信情報蓄積手段2404に希望する
通信の属性を登録する通信属性登録手段である。
【0098】また本実施の形態における自端末情報蓄積
手段2403が記憶しているデータ構造は、図2に示す
第1の実施の形態と同様のものとする。
手段2403が記憶しているデータ構造は、図2に示す
第1の実施の形態と同様のものとする。
【0099】また本実施の形態における不特定相手通信
情報蓄積手段2404が記憶している第1のデータ構造
は、図3に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
情報蓄積手段2404が記憶している第1のデータ構造
は、図3に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
【0100】また図25は本実施の形態における不特定
相手通信情報蓄積手段2404が記憶している第2のデ
ータ構造である通信属性情報の一例を示す模式図であ
る。図25において2501は端末イの通信属性情報
で、ゲームが「可」であり、通話が「可」であり、メー
ルが「不可」であることを示している。2502は端末
ロの通信属性情報で、ゲームが「可」であり、通話が
「不可」であり、メールが「可」であることを示してい
る。2503は端末ハの通信属性情報で、ゲームが「不
可」であり、通話が「可」であり、メールが「不可」で
あることを示している。
相手通信情報蓄積手段2404が記憶している第2のデ
ータ構造である通信属性情報の一例を示す模式図であ
る。図25において2501は端末イの通信属性情報
で、ゲームが「可」であり、通話が「可」であり、メー
ルが「不可」であることを示している。2502は端末
ロの通信属性情報で、ゲームが「可」であり、通話が
「不可」であり、メールが「可」であることを示してい
る。2503は端末ハの通信属性情報で、ゲームが「不
可」であり、通話が「可」であり、メールが「不可」で
あることを示している。
【0101】また図26は本実施の形態における不特定
相手通信用の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図26において2601は端末ハの不特定相手発呼
制御手段2406が生成する相手募集メッセージで、種
別が「呼出」、受信側グループ識別子が「グループ
X」、受信側呼出番号が「9999」、発信側端末識別
子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「0003」、オプ
ションが「通話」であることを示している。2602は
端末イの不特定相手発呼制御手段2406が生成する相
手募集メッセージで、種別が「呼出」、受信側グループ
識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号
が「0001」、オプションが「ゲーム,通話」である
ことを示している。2603は端末ロの不特定相手発呼
制御手段2406が生成する相手募集メッセージ受信後
の通常の呼出の呼接続メッセージで、種別が「呼出」、
受信側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番
号が「0001」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発
信側呼出番号が「0002」であることを示している。
2604は端末ハの不特定相手発呼制御手段2406が
生成する相手募集メッセージ受信後の通常の呼出の呼接
続メッセージで、種別が「呼出」、受信側グループ識別
子が「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、
発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「0
003」であることを示している。2605は端末イの
不特定相手接続制御手段2407が生成する通常の呼出
メッセージ受信後の通常の応答の呼接続メッセージで、
種別が「応答」、受信側グループ識別子が「グループ
X」、受信側呼出番号が「0002」、発信側端末識別
子が「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」である
ことを示している。
相手通信用の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図26において2601は端末ハの不特定相手発呼
制御手段2406が生成する相手募集メッセージで、種
別が「呼出」、受信側グループ識別子が「グループ
X」、受信側呼出番号が「9999」、発信側端末識別
子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「0003」、オプ
ションが「通話」であることを示している。2602は
端末イの不特定相手発呼制御手段2406が生成する相
手募集メッセージで、種別が「呼出」、受信側グループ
識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号
が「0001」、オプションが「ゲーム,通話」である
ことを示している。2603は端末ロの不特定相手発呼
制御手段2406が生成する相手募集メッセージ受信後
の通常の呼出の呼接続メッセージで、種別が「呼出」、
受信側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番
号が「0001」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発
信側呼出番号が「0002」であることを示している。
2604は端末ハの不特定相手発呼制御手段2406が
生成する相手募集メッセージ受信後の通常の呼出の呼接
続メッセージで、種別が「呼出」、受信側グループ識別
子が「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、
発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号が「0
003」であることを示している。2605は端末イの
不特定相手接続制御手段2407が生成する通常の呼出
メッセージ受信後の通常の応答の呼接続メッセージで、
種別が「応答」、受信側グループ識別子が「グループ
X」、受信側呼出番号が「0002」、発信側端末識別
子が「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」である
ことを示している。
【0102】以上のように構成された無線通信端末3台
の間で希望する通信属性の一致した端末を選択して接続
する動作について説明する。
の間で希望する通信属性の一致した端末を選択して接続
する動作について説明する。
【0103】まず端末イの接続までの動作を説明する。
アプリケーション提供手段2401がユーザからの通信
属性変更入力を受けると通信属性登録手段2409に指
示して不特定相手通信情報蓄積手段2404に指示され
た通信属性を登録する。ここで通信属性登録手段240
9の処理の流れを図30を用いて説明する。まず、アプ
リケーション提供手段2401から希望する通信属性を
受け取り(ステップ30−1)、不特定相手通信情報蓄
積手段2404の通信属性情報のこれに対応するものを
「可」に、その他を「不可」に変更する(ステップ30
ー2)。このときユーザの入力した通信属性がゲームお
よび通話であったとすると、端末イの通信属性情報は上
記図25の2501に示すものとなる。端末イ全体の動
作の流れに戻って、次にアプリケーション提供手段24
01がユーザの不特定相手通信開始の指示を受けると、
不特定相手接続制御手段2405を起動する。ここで不
特定相手接続制御手段2405の処理の流れを図27を
用いて説明する。まずタイムアウトを設定して不特定相
手着呼制御手段2407を起動し呼接続メッセージの監
視を開始する(ステップ27−1)。次に不特定相手着
呼制御手段2407の監視結果により処理を振り分ける
(ステップ27−2)。ここでは、まずタイムアウトま
でに有効な呼出メッセージを発見できなかったことと
し、ステップ27−3に進む。ステップ27−3では自
端末情報蓄積手段2403および不特定相手通信情報蓄
積手段2404を参照して、形式に「呼出」を、受信側
グループ識別子に不特定相手通信情報の不特定相手通信
グループ識別子を、受信側呼出番号に不特定相手通信情
報の通信相手募集呼出番号を、発信側端末識別子に自端
末情報の端末識別子を、発信側呼出番号に自端末情報の
呼出番号を、オプションに通信属性情報のうち「可」と
なっているものをそれぞれ設定して相手募集メッセージ
を生成し、無線送受信手段2402にこの相手募集メッ
セージの送信を指示する。ここでは上記相手募集メッセ
ージ2602が生成され、送信が指示される。次にまた
ステップ27−1に戻り不特定相手着呼制御手段240
7を起動する。今度は自分宛ての呼出メッセージが見つ
かったこととし、ステップ27−6に進んで接続処理が
完了する。端末イ全体の動作の説明に戻って、不特定相
手接続制御手段2405はアプリケーション提供手段2
401に接続が完了したことを伝え、アプリケーション
提供手段2401は通信制御手段2408を起動して呼
接続後の通信を開始する。
アプリケーション提供手段2401がユーザからの通信
属性変更入力を受けると通信属性登録手段2409に指
示して不特定相手通信情報蓄積手段2404に指示され
た通信属性を登録する。ここで通信属性登録手段240
9の処理の流れを図30を用いて説明する。まず、アプ
リケーション提供手段2401から希望する通信属性を
受け取り(ステップ30−1)、不特定相手通信情報蓄
積手段2404の通信属性情報のこれに対応するものを
「可」に、その他を「不可」に変更する(ステップ30
ー2)。このときユーザの入力した通信属性がゲームお
よび通話であったとすると、端末イの通信属性情報は上
記図25の2501に示すものとなる。端末イ全体の動
作の流れに戻って、次にアプリケーション提供手段24
01がユーザの不特定相手通信開始の指示を受けると、
不特定相手接続制御手段2405を起動する。ここで不
特定相手接続制御手段2405の処理の流れを図27を
用いて説明する。まずタイムアウトを設定して不特定相
手着呼制御手段2407を起動し呼接続メッセージの監
視を開始する(ステップ27−1)。次に不特定相手着
呼制御手段2407の監視結果により処理を振り分ける
(ステップ27−2)。ここでは、まずタイムアウトま
でに有効な呼出メッセージを発見できなかったことと
し、ステップ27−3に進む。ステップ27−3では自
端末情報蓄積手段2403および不特定相手通信情報蓄
積手段2404を参照して、形式に「呼出」を、受信側
グループ識別子に不特定相手通信情報の不特定相手通信
グループ識別子を、受信側呼出番号に不特定相手通信情
報の通信相手募集呼出番号を、発信側端末識別子に自端
末情報の端末識別子を、発信側呼出番号に自端末情報の
呼出番号を、オプションに通信属性情報のうち「可」と
なっているものをそれぞれ設定して相手募集メッセージ
を生成し、無線送受信手段2402にこの相手募集メッ
セージの送信を指示する。ここでは上記相手募集メッセ
ージ2602が生成され、送信が指示される。次にまた
ステップ27−1に戻り不特定相手着呼制御手段240
7を起動する。今度は自分宛ての呼出メッセージが見つ
かったこととし、ステップ27−6に進んで接続処理が
完了する。端末イ全体の動作の説明に戻って、不特定相
手接続制御手段2405はアプリケーション提供手段2
401に接続が完了したことを伝え、アプリケーション
提供手段2401は通信制御手段2408を起動して呼
接続後の通信を開始する。
【0104】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段2407の処理の流れを図28を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段2402に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
8−1)。次に、このメッセージを解析し処理を振り分
ける(ステップ28−2)。ここでは、まず呼出メッセ
ージを発見できなかったので、ステップ28−3に進み
タイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウト
でないのでステップ28−1に戻り次の呼接続メッセー
ジを取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセ
ージが見つからないままタイムアウトになると、ステッ
プ28−3の判断により処理を終了する。次に上記動作
の説明の2回目の起動時の動作について説明する。1回
目の起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り
返した後、上記図26の2603に示す端末ロからの通
常の呼出メッセージを発見したとすると、ステップ28
−2、ステップ28−4に進み、宛先の判断が行われ
る。ステップ28−4では、呼出メッセージの受信側グ
ループ識別子が自端末情報または不特定相手通信情報の
グループ識別子と同じで、かつ、呼出メッセージの受信
側呼出番号が自端末情報の呼出番号と同じ場合に自分宛
てと判断され、それ以外の場合は自分以外宛てと判断さ
れる。ここでは受信側グループ識別子と不特定相手通信
情報のグループ識別子が共に「グループX」で、かつ、
受信側呼出番号と自端末情報の呼出番号が共に「000
1」なので自分宛てと判断され、ステップ28−5に進
む。ステップ28−5では自端末情報蓄積手段2403
の情報と受信したメッセージ2603を参照して上記図
26の2605に示す通常の応答メッセージを生成し、
無線送受信手段2402に指示してこれを送信し、処理
を終了する。
手段2407の処理の流れを図28を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段2402に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
8−1)。次に、このメッセージを解析し処理を振り分
ける(ステップ28−2)。ここでは、まず呼出メッセ
ージを発見できなかったので、ステップ28−3に進み
タイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウト
でないのでステップ28−1に戻り次の呼接続メッセー
ジを取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセ
ージが見つからないままタイムアウトになると、ステッ
プ28−3の判断により処理を終了する。次に上記動作
の説明の2回目の起動時の動作について説明する。1回
目の起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り
返した後、上記図26の2603に示す端末ロからの通
常の呼出メッセージを発見したとすると、ステップ28
−2、ステップ28−4に進み、宛先の判断が行われ
る。ステップ28−4では、呼出メッセージの受信側グ
ループ識別子が自端末情報または不特定相手通信情報の
グループ識別子と同じで、かつ、呼出メッセージの受信
側呼出番号が自端末情報の呼出番号と同じ場合に自分宛
てと判断され、それ以外の場合は自分以外宛てと判断さ
れる。ここでは受信側グループ識別子と不特定相手通信
情報のグループ識別子が共に「グループX」で、かつ、
受信側呼出番号と自端末情報の呼出番号が共に「000
1」なので自分宛てと判断され、ステップ28−5に進
む。ステップ28−5では自端末情報蓄積手段2403
の情報と受信したメッセージ2603を参照して上記図
26の2605に示す通常の応答メッセージを生成し、
無線送受信手段2402に指示してこれを送信し、処理
を終了する。
【0105】次に端末ロの接続までの動作を説明する。
アプリケーション提供手段2401がユーザからの通信
属性変更入力を受けると通信属性登録手段2409に指
示して不特定相手通信情報蓄積手段2404に指示され
た通信属性を登録する。このときユーザの入力した通信
属性がゲームおよびメールであったとすると、端末ロの
通信属性情報は上記図25の2502に示すものとな
る。端末ロ全体の動作の流れに戻ってアプリケーション
提供手段2401がユーザの不特定相手通信開始の指示
を受けると、不特定相手接続制御手段2405を起動す
る。ここで不特定相手接続制御手段2405の処理の流
れは第1の実施の形態と同様であるので図27を用いて
説明する。まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼
制御手段2407を起動し呼接続メッセージの監視を開
始する(ステップ27−1)。次に不特定相手着呼制御
手段2407の監視結果により処理を振り分ける(ステ
ップ27−2)。ここでは、相手募集メッセージ260
2を発見したこととし、ステップ27−4に進んで不特
定相手発呼制御手段2406に通常の呼出メッセージ2
603の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段
2406の処理結果により処理を振り分ける(ステップ
27−5)。ここでは発呼処理が完了したこととし、ス
テップ27−6に進んで接続処理が完了する。端末ハ全
体の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段24
05はアプリケーション提供手段2401に接続が完了
したことを伝え、アプリケーション提供手段2401は
通信制御手段2408を起動して呼接続後の通信を開始
する。
アプリケーション提供手段2401がユーザからの通信
属性変更入力を受けると通信属性登録手段2409に指
示して不特定相手通信情報蓄積手段2404に指示され
た通信属性を登録する。このときユーザの入力した通信
属性がゲームおよびメールであったとすると、端末ロの
通信属性情報は上記図25の2502に示すものとな
る。端末ロ全体の動作の流れに戻ってアプリケーション
提供手段2401がユーザの不特定相手通信開始の指示
を受けると、不特定相手接続制御手段2405を起動す
る。ここで不特定相手接続制御手段2405の処理の流
れは第1の実施の形態と同様であるので図27を用いて
説明する。まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼
制御手段2407を起動し呼接続メッセージの監視を開
始する(ステップ27−1)。次に不特定相手着呼制御
手段2407の監視結果により処理を振り分ける(ステ
ップ27−2)。ここでは、相手募集メッセージ260
2を発見したこととし、ステップ27−4に進んで不特
定相手発呼制御手段2406に通常の呼出メッセージ2
603の送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段
2406の処理結果により処理を振り分ける(ステップ
27−5)。ここでは発呼処理が完了したこととし、ス
テップ27−6に進んで接続処理が完了する。端末ハ全
体の動作の説明に戻って、不特定相手接続制御手段24
05はアプリケーション提供手段2401に接続が完了
したことを伝え、アプリケーション提供手段2401は
通信制御手段2408を起動して呼接続後の通信を開始
する。
【0106】ここでさらに端末ロの不特定相手着呼制御
手段2407の処理の流れを図28を用いて説明する。
まず無線送受信手段2402に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ28−1)。
ここでは上記図26の2601に示す端末ハからの相手
募集メッセージを発見したとすると、ステップ28−
2、ステップ28−7と進む。ステップ28−7では不
特定相手通信情報蓄積手段2404の通信属性情報およ
び受信した呼出メッセージのオプションに含まれる情報
を参照して、オプションに通信属性情報で「可」となっ
ている通信属性と一致するものが含まれていた場合はス
テップ28−6へ、それ以外の場合はステップ28−3
に進む。ここでは「可」となっている通信属性情報が
「ゲーム」および「メール」で、オプションに含まれる
情報が「通話」なのでステップ28−3に進みステップ
28−1に戻る。今度は上記図26の2602に示す端
末イからの相手募集メッセージを発見したとすると、再
びステップ28−2、ステップ28−7と進み、「可」
となっている通信属性情報が「ゲーム」および「メー
ル」で、オプションに含まれる情報が「ゲーム,通話」
なのでステップ28−6に進み、相手募集メッセージ中
の発信側呼出番号「0001」を不特定相手通信情報蓄
積手段2404の相手呼出番号に保存する。このときの
端末ロの不特定相手通信情報は図29の2901に示す
ように、不特定相手通信を示すグループ識別子が「グル
ープX」であり、不特定相手通信の通信相手募集を示す
呼出番号が「9999」であり、相手呼出番号が「00
01」となる。そして処理を終了する。
手段2407の処理の流れを図28を用いて説明する。
まず無線送受信手段2402に指示して通信スロットか
ら呼接続メッセージを取り出す(ステップ28−1)。
ここでは上記図26の2601に示す端末ハからの相手
募集メッセージを発見したとすると、ステップ28−
2、ステップ28−7と進む。ステップ28−7では不
特定相手通信情報蓄積手段2404の通信属性情報およ
び受信した呼出メッセージのオプションに含まれる情報
を参照して、オプションに通信属性情報で「可」となっ
ている通信属性と一致するものが含まれていた場合はス
テップ28−6へ、それ以外の場合はステップ28−3
に進む。ここでは「可」となっている通信属性情報が
「ゲーム」および「メール」で、オプションに含まれる
情報が「通話」なのでステップ28−3に進みステップ
28−1に戻る。今度は上記図26の2602に示す端
末イからの相手募集メッセージを発見したとすると、再
びステップ28−2、ステップ28−7と進み、「可」
となっている通信属性情報が「ゲーム」および「メー
ル」で、オプションに含まれる情報が「ゲーム,通話」
なのでステップ28−6に進み、相手募集メッセージ中
の発信側呼出番号「0001」を不特定相手通信情報蓄
積手段2404の相手呼出番号に保存する。このときの
端末ロの不特定相手通信情報は図29の2901に示す
ように、不特定相手通信を示すグループ識別子が「グル
ープX」であり、不特定相手通信の通信相手募集を示す
呼出番号が「9999」であり、相手呼出番号が「00
01」となる。そして処理を終了する。
【0107】次に端末ハの動作を説明する。アプリケー
ション提供手段2401がユーザからの通信属性変更入
力を受けると通信属性登録手段2409に指示して不特
定相手通信情報蓄積手段2404に指示された通信属性
を登録する。このときユーザの入力した通信属性が通話
であったとすると、端末ハの通信属性情報は上記図25
の2503に示すものとなる。アプリケーション提供手
段2401がユーザの不特定相手通信開始の指示を受け
ると、不特定相手接続制御手段2405を起動する。こ
こで不特定相手接続制御手段2405の処理の流れを図
27を用いて説明する。まずタイムアウトを設定して不
特定相手着呼制御手段2407を起動し呼接続メッセー
ジの監視を開始する(ステップ27−1)。次に不特定
相手着呼制御手段2407の監視結果により処理を振り
分ける(ステップ27−2)。ここでは、まずタイムア
ウトまでに有効な呼出メッセージを発見できなかったこ
ととし、ステップ27−3に進み上記相手募集メッセー
ジ2601が生成され、送信が指示される。次にまたス
テップ27−1に戻り不特定相手着呼制御手段2407
を起動する。今度は相手募集メッセージ2602を発見
したこととし、ステップ27−4に進んで不特定相手発
呼制御手段2406に通常の呼出メッセージ2604の
送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段2406
の処理結果により処理を振り分ける(ステップ27−
5)。ここでは端末イと端末ロの間で接続が完了したた
めに発呼処理が失敗したこととすると、有効な相手が現
れるまでステップ27−1、27−2、27−3を繰り
返す。
ション提供手段2401がユーザからの通信属性変更入
力を受けると通信属性登録手段2409に指示して不特
定相手通信情報蓄積手段2404に指示された通信属性
を登録する。このときユーザの入力した通信属性が通話
であったとすると、端末ハの通信属性情報は上記図25
の2503に示すものとなる。アプリケーション提供手
段2401がユーザの不特定相手通信開始の指示を受け
ると、不特定相手接続制御手段2405を起動する。こ
こで不特定相手接続制御手段2405の処理の流れを図
27を用いて説明する。まずタイムアウトを設定して不
特定相手着呼制御手段2407を起動し呼接続メッセー
ジの監視を開始する(ステップ27−1)。次に不特定
相手着呼制御手段2407の監視結果により処理を振り
分ける(ステップ27−2)。ここでは、まずタイムア
ウトまでに有効な呼出メッセージを発見できなかったこ
ととし、ステップ27−3に進み上記相手募集メッセー
ジ2601が生成され、送信が指示される。次にまたス
テップ27−1に戻り不特定相手着呼制御手段2407
を起動する。今度は相手募集メッセージ2602を発見
したこととし、ステップ27−4に進んで不特定相手発
呼制御手段2406に通常の呼出メッセージ2604の
送信を指示する。次に不特定相手発呼制御手段2406
の処理結果により処理を振り分ける(ステップ27−
5)。ここでは端末イと端末ロの間で接続が完了したた
めに発呼処理が失敗したこととすると、有効な相手が現
れるまでステップ27−1、27−2、27−3を繰り
返す。
【0108】ここでさらに端末ハの不特定相手着呼制御
手段2407の処理の流れを図28を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段2402に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
8−1)。次に、このメッセージを解析し処理を振り分
ける(ステップ28−2)。ここでは、まず呼出メッセ
ージを発見できなかったので、ステップ28−3に進み
タイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウト
でないのでステップ28−1に戻り次の呼接続メッセー
ジを取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセ
ージが見つからないままタイムアウトになると、ステッ
プ28−3の判断により処理を終了する。次に上記動作
の説明の2回目の起動時の動作について説明する。1回
目の起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り
返した後、上記図26の2602に示す端末イからの相
手募集メッセージを発見したとすると、ステップ28−
2、ステップ28−7と進み、「可」となっている通信
属性情報が「通話」で、オプションに含まれる情報が
「ゲーム,通話」なのでステップ28−6に進み、相手
募集メッセージ中の発信側呼出番号「0001」を不特
定相手通信情報蓄積手段2404の相手呼出番号に保存
する。このときの端末ハの不特定相手通信情報は図29
の2901に示すように、不特定相手通信を示すグルー
プ識別子が「グループX」であり、不特定相手通信の通
信相手募集を示す呼出番号が「9999」であり、相手
呼出番号が「0001」となる。そして処理を終了す
る。
手段2407の処理の流れを図28を用いて説明する。
最初に上記動作の説明の1回目の起動時の動作について
説明する。まず無線送受信手段2402に指示して通信
スロットから呼接続メッセージを取り出す(ステップ2
8−1)。次に、このメッセージを解析し処理を振り分
ける(ステップ28−2)。ここでは、まず呼出メッセ
ージを発見できなかったので、ステップ28−3に進み
タイムアウトかどうかを判断する。初めはタイムアウト
でないのでステップ28−1に戻り次の呼接続メッセー
ジを取り出す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセ
ージが見つからないままタイムアウトになると、ステッ
プ28−3の判断により処理を終了する。次に上記動作
の説明の2回目の起動時の動作について説明する。1回
目の起動時と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り
返した後、上記図26の2602に示す端末イからの相
手募集メッセージを発見したとすると、ステップ28−
2、ステップ28−7と進み、「可」となっている通信
属性情報が「通話」で、オプションに含まれる情報が
「ゲーム,通話」なのでステップ28−6に進み、相手
募集メッセージ中の発信側呼出番号「0001」を不特
定相手通信情報蓄積手段2404の相手呼出番号に保存
する。このときの端末ハの不特定相手通信情報は図29
の2901に示すように、不特定相手通信を示すグルー
プ識別子が「グループX」であり、不特定相手通信の通
信相手募集を示す呼出番号が「9999」であり、相手
呼出番号が「0001」となる。そして処理を終了す
る。
【0109】したがって、端末ロは希望する通信属性の
うち「ゲーム」が一致する端末イとの接続は可能である
のに対し、希望する通信属性が一致しない端末ハとは接
続不可能なので、希望する相手との通信を選択的に行う
ことができる。
うち「ゲーム」が一致する端末イとの接続は可能である
のに対し、希望する通信属性が一致しない端末ハとは接
続不可能なので、希望する相手との通信を選択的に行う
ことができる。
【0110】なお、本実施の形態では呼接続メッセージ
のオプションを使用したためPHSの子機間直接通話で
は最大5種類の通信属性しか扱えないが、複数の不特定
相手通信用グループ識別子を制御することを可能にし、
通信属性の分類に合わせて不特定相手通信用グループ識
別子を用意することで利用できる通信属性の数を増加す
ることができる。また、本実施の形態では呼接続時に通
信属性の評価を行ったが、一旦呼接続した後に通信属性
を送受信するようにすると、電波の利用効率は下がる
が、より複雑な通信属性に基づいたネゴシエーションが
可能となる。また、本実施の形態では通常の呼出メッセ
ージには通信属性を付加しなかったが、通常の呼出メッ
セージにも通信属性を付加することで、相手通信属性の
確認や、複数の端末からの呼出メッセージがあった場合
に通信属性に基づいた優先的な選択を行うことが可能と
なる。
のオプションを使用したためPHSの子機間直接通話で
は最大5種類の通信属性しか扱えないが、複数の不特定
相手通信用グループ識別子を制御することを可能にし、
通信属性の分類に合わせて不特定相手通信用グループ識
別子を用意することで利用できる通信属性の数を増加す
ることができる。また、本実施の形態では呼接続時に通
信属性の評価を行ったが、一旦呼接続した後に通信属性
を送受信するようにすると、電波の利用効率は下がる
が、より複雑な通信属性に基づいたネゴシエーションが
可能となる。また、本実施の形態では通常の呼出メッセ
ージには通信属性を付加しなかったが、通常の呼出メッ
セージにも通信属性を付加することで、相手通信属性の
確認や、複数の端末からの呼出メッセージがあった場合
に通信属性に基づいた優先的な選択を行うことが可能と
なる。
【0111】以上のように本実施の形態によれば、通信
を希望する相手の属性を登録する通信属性登録手段をさ
らに備え、不特定相手接続制御手段が前記通信属性登録
手段の登録した情報を参照して相手募集メッセージを生
成し、さらに不特定相手着呼制御手段が前記特定端末登
録手段が設定した情報を参照して選択的に接続を行うこ
とにより、希望する属性の相手を選択して通信すること
ができ、希望しない通信が減ることで電波の利用効率も
高まる。
を希望する相手の属性を登録する通信属性登録手段をさ
らに備え、不特定相手接続制御手段が前記通信属性登録
手段の登録した情報を参照して相手募集メッセージを生
成し、さらに不特定相手着呼制御手段が前記特定端末登
録手段が設定した情報を参照して選択的に接続を行うこ
とにより、希望する属性の相手を選択して通信すること
ができ、希望しない通信が減ることで電波の利用効率も
高まる。
【0112】(実施の形態6)図32は本発明の請求項
6に対応する一実施の形態における無線通信システムを
構成するエリア管理装置の構成図である。3201は、
ユーザにアプリケーションを提供するアプリケーション
提供手段。3202は、電波の監視および発信を行う無
線送受信手段。3203は、自端末の情報を保管する自
端末情報蓄積手段。3204は、不特定相手通信の情報
を保管する不特定相手通信情報蓄積手段。3205は、
前記アプリケーション提供手段3201の指示により不
特定相手との呼接続を制御する不特定相手接続制御手
段。3206は、前記不特定相手接続制御手段3205
の指示により前記自端末情報蓄積手段3203および前
記不特定相手通信情報蓄積手段3204の情報を参照の
上、前記無線送受信手段3202に指示して発呼時の動
作を制御する不特定相手発呼制御手段。3207は、前
記不特定相手接続制御手段3205の指示により前記自
端末情報蓄積手段3203および前記不特定相手通信情
報蓄積手段3204の情報を参照の上、前記無線送受信
手段3202に指示して着呼時の動作を制御する不特定
相手着呼制御手段。3208は、前記無線送受信手段3
202に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手
段。3209は、前記不特定相手接続制御手段3205
の指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段3204
の情報を参照して相手端末のリストを生成する相手端末
リスト生成手段。3210は、前記相手端末リスト生成
手段3209の生成したリストを保管する相手端末リス
ト蓄積手段。3211は前記不特定相手接続制御手段3
205の指示により前記相手端末リスト蓄積手段321
0の情報を参照の上、前記通信制御手段3208に指示
して相手端末リストを送信する相手端末リスト提供手段
である。
6に対応する一実施の形態における無線通信システムを
構成するエリア管理装置の構成図である。3201は、
ユーザにアプリケーションを提供するアプリケーション
提供手段。3202は、電波の監視および発信を行う無
線送受信手段。3203は、自端末の情報を保管する自
端末情報蓄積手段。3204は、不特定相手通信の情報
を保管する不特定相手通信情報蓄積手段。3205は、
前記アプリケーション提供手段3201の指示により不
特定相手との呼接続を制御する不特定相手接続制御手
段。3206は、前記不特定相手接続制御手段3205
の指示により前記自端末情報蓄積手段3203および前
記不特定相手通信情報蓄積手段3204の情報を参照の
上、前記無線送受信手段3202に指示して発呼時の動
作を制御する不特定相手発呼制御手段。3207は、前
記不特定相手接続制御手段3205の指示により前記自
端末情報蓄積手段3203および前記不特定相手通信情
報蓄積手段3204の情報を参照の上、前記無線送受信
手段3202に指示して着呼時の動作を制御する不特定
相手着呼制御手段。3208は、前記無線送受信手段3
202に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手
段。3209は、前記不特定相手接続制御手段3205
の指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段3204
の情報を参照して相手端末のリストを生成する相手端末
リスト生成手段。3210は、前記相手端末リスト生成
手段3209の生成したリストを保管する相手端末リス
ト蓄積手段。3211は前記不特定相手接続制御手段3
205の指示により前記相手端末リスト蓄積手段321
0の情報を参照の上、前記通信制御手段3208に指示
して相手端末リストを送信する相手端末リスト提供手段
である。
【0113】また図33は本実施の形態における無線通
信システムを構成する無線通信端末の構成図である。3
301は、ユーザにアプリケーションを提供するアプリ
ケーション提供手段。3302は、電波の監視および発
信を行う無線送受信手段。3303は、自端末の情報を
保管する自端末情報蓄積手段。3304は、不特定相手
通信の情報を保管する不特定相手通信情報蓄積手段。3
305は、前記アプリケーション提供手段3301の指
示により不特定相手との呼接続を制御する不特定相手接
続制御手段。3306は、前記不特定相手接続制御手段
3305の指示により前記自端末情報蓄積手段3303
および前記不特定相手通信情報蓄積手段3304の情報
を参照の上、前記無線送受信手段3302に指示して発
呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段。330
7は、前記不特定相手接続制御手段3305の指示によ
り前記自端末情報蓄積手段3303および前記不特定相
手通信情報蓄積手段3304の情報を参照の上、前記無
線送受信手段3302に指示して着呼時の動作を制御す
る不特定相手着呼制御手段。3308は、前記無線送受
信手段3302に指示して呼接続後の通信を制御する通
信制御手段。3309は、前記前記通信制御手段320
8に指示して相手端末リストを受信する相手端末リスト
取得手段。3310は、前記相手端末リスト取得手段の
取得したリストを保管する相手端末リスト蓄積手段であ
る。
信システムを構成する無線通信端末の構成図である。3
301は、ユーザにアプリケーションを提供するアプリ
ケーション提供手段。3302は、電波の監視および発
信を行う無線送受信手段。3303は、自端末の情報を
保管する自端末情報蓄積手段。3304は、不特定相手
通信の情報を保管する不特定相手通信情報蓄積手段。3
305は、前記アプリケーション提供手段3301の指
示により不特定相手との呼接続を制御する不特定相手接
続制御手段。3306は、前記不特定相手接続制御手段
3305の指示により前記自端末情報蓄積手段3303
および前記不特定相手通信情報蓄積手段3304の情報
を参照の上、前記無線送受信手段3302に指示して発
呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御手段。330
7は、前記不特定相手接続制御手段3305の指示によ
り前記自端末情報蓄積手段3303および前記不特定相
手通信情報蓄積手段3304の情報を参照の上、前記無
線送受信手段3302に指示して着呼時の動作を制御す
る不特定相手着呼制御手段。3308は、前記無線送受
信手段3302に指示して呼接続後の通信を制御する通
信制御手段。3309は、前記前記通信制御手段320
8に指示して相手端末リストを受信する相手端末リスト
取得手段。3310は、前記相手端末リスト取得手段の
取得したリストを保管する相手端末リスト蓄積手段であ
る。
【0114】また図34は本実施の形態におけるエリア
管理装置の自端末情報蓄積手段3203が記憶している
データ構造である自端末情報の一例を示す模式図であ
る。図34において3401は端末イのグループ識別子
が「グループX」であり、端末識別子が「端末ニ」であ
り、呼出番号が「0000」であることを示している。
管理装置の自端末情報蓄積手段3203が記憶している
データ構造である自端末情報の一例を示す模式図であ
る。図34において3401は端末イのグループ識別子
が「グループX」であり、端末識別子が「端末ニ」であ
り、呼出番号が「0000」であることを示している。
【0115】また本実施の形態における無線通信端末の
自端末情報蓄積手段3303が記憶しているデータ構造
は、図2に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
自端末情報蓄積手段3303が記憶しているデータ構造
は、図2に示す第1の実施の形態と同様のものとする。
【0116】また図35は本実施の形態におけるエリア
管理装置の不特定相手通信情報蓄積手段3204が記憶
しているデータ構造である不特定相手通信情報の一例を
示す模式図である。図35において3501は不特定相
手通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、
不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「99
99」であり、相手呼出番号が「未定」であることを示
している。
管理装置の不特定相手通信情報蓄積手段3204が記憶
しているデータ構造である不特定相手通信情報の一例を
示す模式図である。図35において3501は不特定相
手通信を示すグループ識別子が「グループX」であり、
不特定相手通信の通信相手募集を示す呼出番号が「99
99」であり、相手呼出番号が「未定」であることを示
している。
【0117】また本実施の形態における無線通信端末の
不特定相手通信情報蓄積手段3204が記憶しているデ
ータ構造は、図3に示す第1の実施の形態と同様のもの
とする。
不特定相手通信情報蓄積手段3204が記憶しているデ
ータ構造は、図3に示す第1の実施の形態と同様のもの
とする。
【0118】また図36は本実施の形態における呼接続
メッセージの一例を示す模式図である。図36において
3601は端末イの不特定相手接続制御手段3305が
生成する相手募集メッセージを示しており、種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「9999」、発信側端末識別子が「端末
イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。3602
は端末ロの不特定相手接続制御手段3305が生成する
相手募集メッセージを示しており、種別が「呼出」、受
信側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番号
が「9999」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信
側呼出番号が「0002」となる。3603は端末ハの
不特定相手接続制御手段3305が生成する相手募集メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号
が「0003」となる。3604は端末イの不特定相手
発呼制御手段3306が生成する呼出メッセージを示し
ており、種別が「呼出」、受信側グループ識別子が「グ
ループX」、受信側呼出番号が「0000」、発信側端
末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」
となる。3605はエリア管理装置の不特定相手着呼制
御手段3207が生成する応答メッセージを示してお
り、種別が「応答」、受信側グループ識別子が「グルー
プX」、受信側呼出番号が「0001」、発信側端末識
別子が「端末ニ」、発信側呼出番号が「0000」とな
る。3606は端末ロの不特定相手発呼制御手段330
6が生成する呼出メッセージを示しており、種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「0002」、発信側端末識別子が「端末
イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。3605
は端末ロの不特定相手着呼制御手段3307が生成する
応答メッセージを示しており、種別が「応答」、受信側
グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が
「0001」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信側
呼出番号が「0002」となる。
メッセージの一例を示す模式図である。図36において
3601は端末イの不特定相手接続制御手段3305が
生成する相手募集メッセージを示しており、種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「9999」、発信側端末識別子が「端末
イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。3602
は端末ロの不特定相手接続制御手段3305が生成する
相手募集メッセージを示しており、種別が「呼出」、受
信側グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番号
が「9999」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信
側呼出番号が「0002」となる。3603は端末ハの
不特定相手接続制御手段3305が生成する相手募集メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「999
9」、発信側端末識別子が「端末ハ」、発信側呼出番号
が「0003」となる。3604は端末イの不特定相手
発呼制御手段3306が生成する呼出メッセージを示し
ており、種別が「呼出」、受信側グループ識別子が「グ
ループX」、受信側呼出番号が「0000」、発信側端
末識別子が「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」
となる。3605はエリア管理装置の不特定相手着呼制
御手段3207が生成する応答メッセージを示してお
り、種別が「応答」、受信側グループ識別子が「グルー
プX」、受信側呼出番号が「0001」、発信側端末識
別子が「端末ニ」、発信側呼出番号が「0000」とな
る。3606は端末ロの不特定相手発呼制御手段330
6が生成する呼出メッセージを示しており、種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「0002」、発信側端末識別子が「端末
イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。3605
は端末ロの不特定相手着呼制御手段3307が生成する
応答メッセージを示しており、種別が「応答」、受信側
グループ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が
「0001」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信側
呼出番号が「0002」となる。
【0119】また図37は本実施の形態におけるエリア
管理装置の相手端末リスト蓄積手段3210および無線
通信端末の相手端末リスト蓄積手段3310が記憶して
いるデータ構造である相手端末リストの一例を示す模式
図である。図37において3701はエリア管理装置の
相手端末リストで、1つの端末情報からなり、第1の端
末情報は、呼出番号が「0001」、割当通信スロット
が「スロットA」、更新時刻が「15:20」であるこ
とを示している。3702はエリア管理装置の相手端末
リストで、1つの端末情報からなり、第1の端末情報
は、呼出番号が「0001」、割当通信スロットが「ス
ロットA」、更新時刻が「15:30」であることを示
している。3703はエリア管理装置の相手端末リスト
で、2つの端末情報からなり、第1の端末情報は、上記
3702と同じであり、第2の端末情報は、呼出番号が
「0002」、割当通信スロットが「スロットB」、更
新時刻が「15:35」であることを示している。37
04はエリア管理装置の相手端末リストで、3つの端末
情報からなり、第1、第2の端末情報は、上記3703
と同じであり、第3の端末情報は、呼出番号が「000
3」、割当通信スロットが「スロットC」、更新時刻が
「15:36」であることを示している。3705はエ
リア管理装置の相手端末リストで、1つの端末情報から
なり、第1の端末情報は、呼出番号が「0003」、割
当通信スロットが「スロットC」、更新時刻が「15:
36」であることを示している。3706は端末イの相
手端末リストで、端末情報は3701と同じであり、取
得時刻が「15:20」であることを示している。37
07は端末イの相手端末リストで、端末情報は3702
と同じであり、取得時刻が「15:30」であることを
示している。3708は端末ロの相手端末リストで、端
末情報は3703と同じであり、取得時刻が「15:3
5」であることを示している。3709は端末ハの相手
端末リストで、端末情報は3704と同じであり、取得
時刻が「15:36」であることを示している。
管理装置の相手端末リスト蓄積手段3210および無線
通信端末の相手端末リスト蓄積手段3310が記憶して
いるデータ構造である相手端末リストの一例を示す模式
図である。図37において3701はエリア管理装置の
相手端末リストで、1つの端末情報からなり、第1の端
末情報は、呼出番号が「0001」、割当通信スロット
が「スロットA」、更新時刻が「15:20」であるこ
とを示している。3702はエリア管理装置の相手端末
リストで、1つの端末情報からなり、第1の端末情報
は、呼出番号が「0001」、割当通信スロットが「ス
ロットA」、更新時刻が「15:30」であることを示
している。3703はエリア管理装置の相手端末リスト
で、2つの端末情報からなり、第1の端末情報は、上記
3702と同じであり、第2の端末情報は、呼出番号が
「0002」、割当通信スロットが「スロットB」、更
新時刻が「15:35」であることを示している。37
04はエリア管理装置の相手端末リストで、3つの端末
情報からなり、第1、第2の端末情報は、上記3703
と同じであり、第3の端末情報は、呼出番号が「000
3」、割当通信スロットが「スロットC」、更新時刻が
「15:36」であることを示している。3705はエ
リア管理装置の相手端末リストで、1つの端末情報から
なり、第1の端末情報は、呼出番号が「0003」、割
当通信スロットが「スロットC」、更新時刻が「15:
36」であることを示している。3706は端末イの相
手端末リストで、端末情報は3701と同じであり、取
得時刻が「15:20」であることを示している。37
07は端末イの相手端末リストで、端末情報は3702
と同じであり、取得時刻が「15:30」であることを
示している。3708は端末ロの相手端末リストで、端
末情報は3703と同じであり、取得時刻が「15:3
5」であることを示している。3709は端末ハの相手
端末リストで、端末情報は3704と同じであり、取得
時刻が「15:36」であることを示している。
【0120】以上のように構成されたエリア管理装置と
無線通信端末3台からなるシステムで、無線通信端末の
間で効率的に接続が行われる動作について説明する。
無線通信端末3台からなるシステムで、無線通信端末の
間で効率的に接続が行われる動作について説明する。
【0121】まずエリア管理装置が相手端末リストを生
成提供する動作を説明する。アプリケーション提供手段
3201がユーザの起動の指示を受けると、不特定相手
接続制御手段3205を起動する。ここで不特定相手接
続制御手段3205の処理の流れを図40を用いて説明
する。まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼制御
手段3207を起動し呼接続メッセージの監視を開始す
る(ステップ40−1)。次に不特定相手着呼制御手段
3207の監視結果により処理を振り分ける(ステップ
40−2)。ここでは、まず上記図36の3601に示
す端末イの相手募集メッセージを見つけたこととし、ス
テップ40−4に進み相手端末リスト生成手段3209
を起動してステップ40−1、40−2に戻る。再び上
記図36の3601に示す端末イの相手募集メッセージ
を見つけたとすると、ステップ40−4に進み相手端末
リスト生成手段3209を起動してステップ40−1、
40−2に戻る。今度は上記図36の3604に示す端
末イの呼出メッセージを見つけたとすると、ステップ4
0−5に進み相手端末リスト提供手段3209を起動し
てステップ40−1、40−2に戻る。続いて上記図3
6の3602に示す端末ロの相手募集メッセージ、端末
ロの呼出メッセージ、上記図36の3603に示す端末
ハの相手募集メッセージ、端末ハの呼出メッセージの順
に見つけたとすると、ステップ40−5または40−4
の後、40−1、40−2に戻る処理を繰り返す。最後
に呼接続メッセージが見つからなかったとすると、ステ
ップ40−3に進む。ステップ40−3では更新時間か
ら一定時間経過した端末情報を消去するために、不特定
相手通信情報蓄積手段3204の相手呼出番号を「未
定」に変更した後で、相手端末リスト生成手段3209
を起動する。ここで不特定相手着呼制御手段3207は
第1の実施の形態と同様の処理を行うので、上記処理の
流れにおいて、相手募集メッセージ3601を見つけた
時には不特定相手通信情報蓄積手段3204の不特定相
手通信情報は上記図35の3502に示すものとなる。
また呼出メッセージ3604を見つけた場合には応答メ
ッセージ3605を送信する。また、相手募集メッセー
ジ3602を見つけた時には不特定相手通信情報蓄積手
段3204の不特定相手通信情報は上記図35の350
3に示すものとなる。相手募集メッセージ3603を見
つけた時には不特定相手通信情報蓄積手段3204の不
特定相手通信情報は上記図35の3504に示すものと
なる。
成提供する動作を説明する。アプリケーション提供手段
3201がユーザの起動の指示を受けると、不特定相手
接続制御手段3205を起動する。ここで不特定相手接
続制御手段3205の処理の流れを図40を用いて説明
する。まずタイムアウトを設定して不特定相手着呼制御
手段3207を起動し呼接続メッセージの監視を開始す
る(ステップ40−1)。次に不特定相手着呼制御手段
3207の監視結果により処理を振り分ける(ステップ
40−2)。ここでは、まず上記図36の3601に示
す端末イの相手募集メッセージを見つけたこととし、ス
テップ40−4に進み相手端末リスト生成手段3209
を起動してステップ40−1、40−2に戻る。再び上
記図36の3601に示す端末イの相手募集メッセージ
を見つけたとすると、ステップ40−4に進み相手端末
リスト生成手段3209を起動してステップ40−1、
40−2に戻る。今度は上記図36の3604に示す端
末イの呼出メッセージを見つけたとすると、ステップ4
0−5に進み相手端末リスト提供手段3209を起動し
てステップ40−1、40−2に戻る。続いて上記図3
6の3602に示す端末ロの相手募集メッセージ、端末
ロの呼出メッセージ、上記図36の3603に示す端末
ハの相手募集メッセージ、端末ハの呼出メッセージの順
に見つけたとすると、ステップ40−5または40−4
の後、40−1、40−2に戻る処理を繰り返す。最後
に呼接続メッセージが見つからなかったとすると、ステ
ップ40−3に進む。ステップ40−3では更新時間か
ら一定時間経過した端末情報を消去するために、不特定
相手通信情報蓄積手段3204の相手呼出番号を「未
定」に変更した後で、相手端末リスト生成手段3209
を起動する。ここで不特定相手着呼制御手段3207は
第1の実施の形態と同様の処理を行うので、上記処理の
流れにおいて、相手募集メッセージ3601を見つけた
時には不特定相手通信情報蓄積手段3204の不特定相
手通信情報は上記図35の3502に示すものとなる。
また呼出メッセージ3604を見つけた場合には応答メ
ッセージ3605を送信する。また、相手募集メッセー
ジ3602を見つけた時には不特定相手通信情報蓄積手
段3204の不特定相手通信情報は上記図35の350
3に示すものとなる。相手募集メッセージ3603を見
つけた時には不特定相手通信情報蓄積手段3204の不
特定相手通信情報は上記図35の3504に示すものと
なる。
【0122】ここでさらにエリア管理装置の相手端末リ
スト生成手段3209の処理の流れを図41を用いて説
明する。まずステップ41−1では不特定相手通信情報
蓄積手段3204の相手呼出番号および相手端末リスト
蓄積手段3210の相手端末リストを参照して、相手呼
出番号が「未定」の場合はステップ41−3に進み、ま
た相手呼出番号が相手端末リスト中にない場合はステッ
プ41−2に進み、また相手呼出番号が相手端末リスト
中にある場合はステップ41−4に進む。まず上記処理
の流れにおいて、相手募集メッセージ3601を見つけ
た時には、不特定相手通信情報は上記図35の3502
に示すもので相手呼出番号は「0001」であり、相手
端末リストは空なのでステップ41−2に進む。ステッ
プ41−2では呼出番号、未割り当ての空き通信スロッ
トおよび現在時刻を取り出し、相手端末情報の呼出番
号、通信スロットとおよび更新時刻にそれぞれ設定し、
相手端末リストに追加する。ここでは空き通信スロット
として「スロットA」が、現在時刻が「15:20」で
あったとすると、上記図37の3701に示すものとな
る。次にステップ41−3に進む。ステップ41−3で
は相手端末リストの相手端末情報のうち更新時刻から一
定時間経過したものをリストから削除する。ここでは期
限切れ時間を10分とすると、期限切れしていないので
リストに変化はない。そして処理を終了する。次に上記
処理の流れにおいて、再度相手募集メッセージ3601
を見つけた時には、相手呼出番号は「0001」であ
り、相手端末リストは上記図37の3701に示すもの
でリストに存在するのでステップ41−4に進む。ステ
ップ41−4では、現在時刻を取り出して呼出番号が一
致した相手端末情報の更新時刻に設定する。ここでは現
在時刻が「15:30」であったとすると、相手端末リ
ストは上記図37の3702に示すものとなる。次にス
テップ41−3に進み、期限切れしている相手端末情報
はないので処理を終了する。次に上記処理の流れにおい
て、相手募集メッセージ3602を見つけた時には、不
特定相手通信情報は上記図35の3503に示すもので
相手呼出番号は「0002」であり、相手端末リストは
上記図37の3702に示すものなのでステップ41−
2に進み、ここでは空き通信スロットとして「スロット
B」が、現在時刻が「15:35」であったとすると、
上記図37の3703に示すものとなる。次にステップ
41−3に進み、期限切れしている相手端末情報はない
ので処理を終了する。次に上記処理の流れにおいて、相
手募集メッセージ3603を見つけた時には、不特定相
手通信情報は上記図35の3504に示すもので相手呼
出番号は「0003」であり、相手端末リストは上記図
37の3703に示すものなのでステップ41−2に進
み、ここでは空き通信スロットとして「スロットC」
が、現在時刻が「15:36」であったとすると、上記
図37の3704に示すものとなる。次にステップ41
−3に進み、期限切れしている相手端末情報はないので
処理を終了する。次に上記処理の流れにおいて、メッセ
ージが見つからなかった時には、不特定相手通信情報は
上記図35の3501に示すもので相手呼出番号は「未
定」であり、相手端末リストは上記図37の3704に
示すものなのでステップ41−3に進む。ここでは、現
在時刻が「15:45」であったとすると、更新時刻が
「15:30」および「15:35」の相手端末情報は
期限切れなので削除され、上記図37の3705に示す
ものとなり処理を終了する。
スト生成手段3209の処理の流れを図41を用いて説
明する。まずステップ41−1では不特定相手通信情報
蓄積手段3204の相手呼出番号および相手端末リスト
蓄積手段3210の相手端末リストを参照して、相手呼
出番号が「未定」の場合はステップ41−3に進み、ま
た相手呼出番号が相手端末リスト中にない場合はステッ
プ41−2に進み、また相手呼出番号が相手端末リスト
中にある場合はステップ41−4に進む。まず上記処理
の流れにおいて、相手募集メッセージ3601を見つけ
た時には、不特定相手通信情報は上記図35の3502
に示すもので相手呼出番号は「0001」であり、相手
端末リストは空なのでステップ41−2に進む。ステッ
プ41−2では呼出番号、未割り当ての空き通信スロッ
トおよび現在時刻を取り出し、相手端末情報の呼出番
号、通信スロットとおよび更新時刻にそれぞれ設定し、
相手端末リストに追加する。ここでは空き通信スロット
として「スロットA」が、現在時刻が「15:20」で
あったとすると、上記図37の3701に示すものとな
る。次にステップ41−3に進む。ステップ41−3で
は相手端末リストの相手端末情報のうち更新時刻から一
定時間経過したものをリストから削除する。ここでは期
限切れ時間を10分とすると、期限切れしていないので
リストに変化はない。そして処理を終了する。次に上記
処理の流れにおいて、再度相手募集メッセージ3601
を見つけた時には、相手呼出番号は「0001」であ
り、相手端末リストは上記図37の3701に示すもの
でリストに存在するのでステップ41−4に進む。ステ
ップ41−4では、現在時刻を取り出して呼出番号が一
致した相手端末情報の更新時刻に設定する。ここでは現
在時刻が「15:30」であったとすると、相手端末リ
ストは上記図37の3702に示すものとなる。次にス
テップ41−3に進み、期限切れしている相手端末情報
はないので処理を終了する。次に上記処理の流れにおい
て、相手募集メッセージ3602を見つけた時には、不
特定相手通信情報は上記図35の3503に示すもので
相手呼出番号は「0002」であり、相手端末リストは
上記図37の3702に示すものなのでステップ41−
2に進み、ここでは空き通信スロットとして「スロット
B」が、現在時刻が「15:35」であったとすると、
上記図37の3703に示すものとなる。次にステップ
41−3に進み、期限切れしている相手端末情報はない
ので処理を終了する。次に上記処理の流れにおいて、相
手募集メッセージ3603を見つけた時には、不特定相
手通信情報は上記図35の3504に示すもので相手呼
出番号は「0003」であり、相手端末リストは上記図
37の3703に示すものなのでステップ41−2に進
み、ここでは空き通信スロットとして「スロットC」
が、現在時刻が「15:36」であったとすると、上記
図37の3704に示すものとなる。次にステップ41
−3に進み、期限切れしている相手端末情報はないので
処理を終了する。次に上記処理の流れにおいて、メッセ
ージが見つからなかった時には、不特定相手通信情報は
上記図35の3501に示すもので相手呼出番号は「未
定」であり、相手端末リストは上記図37の3704に
示すものなのでステップ41−3に進む。ここでは、現
在時刻が「15:45」であったとすると、更新時刻が
「15:30」および「15:35」の相手端末情報は
期限切れなので削除され、上記図37の3705に示す
ものとなり処理を終了する。
【0123】ここでさらにエリア管理装置の相手端末リ
スト提供手段3211の処理の流れを図42を用いて説
明する。まず相手端末リスト蓄積手段3210の相手端
末リストを参照し、(ステップ42−1)、つぎに通信
制御手段3208に指示してこれを送信する(ステップ
42−2)。上記処理の流れにおいて1回目の起動時に
は上記図37の3703に示す相手端末リストを端末イ
に、2回目の起動時には上記図37の3702に示す相
手端末リストを端末イに、3回目の起動時には上記図3
7の3703に示す相手端末リストを端末ロに、4回目
の起動時には上記図37の3704に示す相手端末リス
トを端末ハに、それぞれ送信する。
スト提供手段3211の処理の流れを図42を用いて説
明する。まず相手端末リスト蓄積手段3210の相手端
末リストを参照し、(ステップ42−1)、つぎに通信
制御手段3208に指示してこれを送信する(ステップ
42−2)。上記処理の流れにおいて1回目の起動時に
は上記図37の3703に示す相手端末リストを端末イ
に、2回目の起動時には上記図37の3702に示す相
手端末リストを端末イに、3回目の起動時には上記図3
7の3703に示す相手端末リストを端末ロに、4回目
の起動時には上記図37の3704に示す相手端末リス
トを端末ハに、それぞれ送信する。
【0124】次に端末イが相手端末リストを取得した後
接続するまでの動作を説明する。アプリケーション提供
手段3301がユーザの不特定相手通信開始の指示を受
けると、不特定相手接続制御手段3305を起動する。
ここで不特定相手接続制御手段3305の処理の流れを
図38を用いて説明する。まず自端末情報蓄積手段33
03および不特定相手通信情報蓄積手段3304を参照
して、形式に「呼出」を、受信側グループ識別子に不特
定相手通信情報の不特定相手通信グループ識別子を、受
信側呼出番号に不特定相手通信情報の通信相手募集呼出
番号を、発信側端末識別子に自端末情報の端末識別子
を、発信側呼出番号に自端末情報の呼出番号をそれぞれ
設定して相手募集メッセージを生成し、無線送受信手段
3302にこの相手募集メッセージの送信を指示する
(ステップ38−3)。ここでは上記図36の3601
に示す相手募集メッセージが送信される。次に相手端末
リスト取得手段3309を起動してエリア管理装置から
相手端末リストを取得する(ステップ38−7)。ここ
では上記図37の3706に示す相手端末リストが取得
できたとする。次にステップ38−8では相手端末リス
ト蓄積手段3310の情報を参照し、相手端末リストが
ない場合はステップ38−1に進み、また相手端末リス
トがあるが取得から一定時間経過した場合はステップ3
8−3に戻り、また相手端末リストがあり取得から一定
時間経過していない場合はステップ38−9に進む。こ
こでは相手端末リストを取得したばかりなのでステップ
38−9に進む。ステップ38−9ではタイムアウトと
省電力モードを設定して不特定相手着呼制御手段330
7を起動し呼接続メッセージの監視を開始しステップ3
8−10に進む。ステップ38−10では、監視の結果
通常呼び出しを発見した場合はステップ38−6に進ん
で処理を完了し、またそれ以外の場合はステップ38−
11に進む。ここでは有効なメッセージが見つからなか
ったとしてステップ38−11に進む。ステップ38−
11では、相手端末リストを参照し自分以外の端末番号
の相手端末情報があれば相手端末情報の対応する通信ス
ロットを利用して発呼するよう不特定相手発呼手段を起
動してステップ38−5に進む。ここでは相手端末リス
トが上記図37の3706に示すもので自分以外の相手
端末情報がないので発呼は行わない。ステップ38−5
では発呼処理が失敗した場合はステップ38−8に戻
り、発呼処理が完了した場合はステップ38−6に進ん
で処理を終了する。ここでは発呼を行わなかったのでス
テップ38−8に戻る。ここでは現在時刻が「15:3
0」で相手端末リストの取得から一定時間以上経過した
として、ステップ38−3に進み再度相手募集メッセー
ジ3601が送信される。次にステップ38−7で相手
端末リスト3707が取得されステップ38−8,38
−9,38−10に進む。ここで今度は通常呼び出しが
見つかったとしてステップ38−6に進み処理を完了す
る。端末イ全体の動作の説明に戻って、不特定相手接続
制御手段3305はアプリケーション提供手段3301
に接続が完了したことを伝え、アプリケーション提供手
段3301は通信制御手段3308を起動して呼接続後
の通信を開始する。
接続するまでの動作を説明する。アプリケーション提供
手段3301がユーザの不特定相手通信開始の指示を受
けると、不特定相手接続制御手段3305を起動する。
ここで不特定相手接続制御手段3305の処理の流れを
図38を用いて説明する。まず自端末情報蓄積手段33
03および不特定相手通信情報蓄積手段3304を参照
して、形式に「呼出」を、受信側グループ識別子に不特
定相手通信情報の不特定相手通信グループ識別子を、受
信側呼出番号に不特定相手通信情報の通信相手募集呼出
番号を、発信側端末識別子に自端末情報の端末識別子
を、発信側呼出番号に自端末情報の呼出番号をそれぞれ
設定して相手募集メッセージを生成し、無線送受信手段
3302にこの相手募集メッセージの送信を指示する
(ステップ38−3)。ここでは上記図36の3601
に示す相手募集メッセージが送信される。次に相手端末
リスト取得手段3309を起動してエリア管理装置から
相手端末リストを取得する(ステップ38−7)。ここ
では上記図37の3706に示す相手端末リストが取得
できたとする。次にステップ38−8では相手端末リス
ト蓄積手段3310の情報を参照し、相手端末リストが
ない場合はステップ38−1に進み、また相手端末リス
トがあるが取得から一定時間経過した場合はステップ3
8−3に戻り、また相手端末リストがあり取得から一定
時間経過していない場合はステップ38−9に進む。こ
こでは相手端末リストを取得したばかりなのでステップ
38−9に進む。ステップ38−9ではタイムアウトと
省電力モードを設定して不特定相手着呼制御手段330
7を起動し呼接続メッセージの監視を開始しステップ3
8−10に進む。ステップ38−10では、監視の結果
通常呼び出しを発見した場合はステップ38−6に進ん
で処理を完了し、またそれ以外の場合はステップ38−
11に進む。ここでは有効なメッセージが見つからなか
ったとしてステップ38−11に進む。ステップ38−
11では、相手端末リストを参照し自分以外の端末番号
の相手端末情報があれば相手端末情報の対応する通信ス
ロットを利用して発呼するよう不特定相手発呼手段を起
動してステップ38−5に進む。ここでは相手端末リス
トが上記図37の3706に示すもので自分以外の相手
端末情報がないので発呼は行わない。ステップ38−5
では発呼処理が失敗した場合はステップ38−8に戻
り、発呼処理が完了した場合はステップ38−6に進ん
で処理を終了する。ここでは発呼を行わなかったのでス
テップ38−8に戻る。ここでは現在時刻が「15:3
0」で相手端末リストの取得から一定時間以上経過した
として、ステップ38−3に進み再度相手募集メッセー
ジ3601が送信される。次にステップ38−7で相手
端末リスト3707が取得されステップ38−8,38
−9,38−10に進む。ここで今度は通常呼び出しが
見つかったとしてステップ38−6に進み処理を完了す
る。端末イ全体の動作の説明に戻って、不特定相手接続
制御手段3305はアプリケーション提供手段3301
に接続が完了したことを伝え、アプリケーション提供手
段3301は通信制御手段3308を起動して呼接続後
の通信を開始する。
【0125】ここでさらに端末イの不特定相手着呼制御
手段3307の処理の流れを図39を用いて説明する。
まず上記動作の説明の1回目の起動時の動作について説
明する。まずステップ39−7では省電力モードの場合
はステップ39−8に進み、そうでない場合は39−1
に進む。ここでは省電力モードで起動されたのでステッ
プ39−8に進む。ステップ39−8では相手端末リス
ト蓄積手段3310と自端末情報蓄積手段3303の情
報を参照し、相手端末リストの自呼出番号に対応する通
信スロットを取り出す。ここでは「スロットA」が取り
出される。次にステップ39−9では上記通信スロット
のみを監視するよう無線送受信手段3302に指示して
呼接続メッセージを取り出しステップ39−2に進む。
ステップ39−2ではこのメッセージを解析し、通常呼
出の場合はステップ39−4に、相手募集の場合はステ
ップ39−10に、それ以外の場合はステップ39−3
にそれぞれ進む。ここでは、まず呼出メッセージを発見
できなかったので、ステップ39−3に進みタイムアウ
トかどうかを判断する。初めはタイムアウトでないので
ステップ39−1に戻り次の呼接続メッセージを取り出
す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセージが見つ
からないままタイムアウトになると、ステップ39−3
の判断により処理を終了する。次に上記動作の説明の2
回目の起動時の動作について説明する。1回目の起動時
と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返した後、
上記図36の3606に示す端末ロからの通常の呼出メ
ッセージを発見したとすると、ステップ39−2、ステ
ップ39−4に進み、宛先の判断が行われる。ステップ
39−4では、呼出メッセージの受信側グループ識別子
が自端末情報または不特定相手通信情報のグループ識別
子と同じで、かつ、呼出メッセージの受信側呼出番号が
自端末情報の呼出番号と同じ場合に自分宛てと判断さ
れ、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。ここ
では受信側グループ識別子と不特定相手通信情報のグル
ープ識別子が共に「グループX」で、かつ、受信側呼出
番号と自端末情報の呼出番号が共に「0001」なので
自分宛てと判断され、ステップ39−5に進む。ステッ
プ39−5では自端末情報蓄積手段3303の情報と受
信したメッセージ3607を参照して上記図36の36
07に示す通常の応答メッセージを生成し、無線送受信
手段3302に指示してこれを送信し、処理を終了す
る。
手段3307の処理の流れを図39を用いて説明する。
まず上記動作の説明の1回目の起動時の動作について説
明する。まずステップ39−7では省電力モードの場合
はステップ39−8に進み、そうでない場合は39−1
に進む。ここでは省電力モードで起動されたのでステッ
プ39−8に進む。ステップ39−8では相手端末リス
ト蓄積手段3310と自端末情報蓄積手段3303の情
報を参照し、相手端末リストの自呼出番号に対応する通
信スロットを取り出す。ここでは「スロットA」が取り
出される。次にステップ39−9では上記通信スロット
のみを監視するよう無線送受信手段3302に指示して
呼接続メッセージを取り出しステップ39−2に進む。
ステップ39−2ではこのメッセージを解析し、通常呼
出の場合はステップ39−4に、相手募集の場合はステ
ップ39−10に、それ以外の場合はステップ39−3
にそれぞれ進む。ここでは、まず呼出メッセージを発見
できなかったので、ステップ39−3に進みタイムアウ
トかどうかを判断する。初めはタイムアウトでないので
ステップ39−1に戻り次の呼接続メッセージを取り出
す。上記動作を繰り返した結果呼接続メッセージが見つ
からないままタイムアウトになると、ステップ39−3
の判断により処理を終了する。次に上記動作の説明の2
回目の起動時の動作について説明する。1回目の起動時
と同様に呼接続メッセージの取り出しを繰り返した後、
上記図36の3606に示す端末ロからの通常の呼出メ
ッセージを発見したとすると、ステップ39−2、ステ
ップ39−4に進み、宛先の判断が行われる。ステップ
39−4では、呼出メッセージの受信側グループ識別子
が自端末情報または不特定相手通信情報のグループ識別
子と同じで、かつ、呼出メッセージの受信側呼出番号が
自端末情報の呼出番号と同じ場合に自分宛てと判断さ
れ、それ以外の場合は自分以外宛てと判断される。ここ
では受信側グループ識別子と不特定相手通信情報のグル
ープ識別子が共に「グループX」で、かつ、受信側呼出
番号と自端末情報の呼出番号が共に「0001」なので
自分宛てと判断され、ステップ39−5に進む。ステッ
プ39−5では自端末情報蓄積手段3303の情報と受
信したメッセージ3607を参照して上記図36の36
07に示す通常の応答メッセージを生成し、無線送受信
手段3302に指示してこれを送信し、処理を終了す
る。
【0126】ここでさらに端末イの相手端末リスト取得
手段3309の処理の流れを図43を用いて説明する。
まず、エリア管理装置の呼出番号「0000」を指定し
て不特定相手発呼制御手段3306を起動しエリア管理
装置と接続する(ステップ43−1)。上記処理の流れ
において1回目、2回目の起動時とも上記図36の36
04に示す呼出メッセージが送信され、上記応答メッセ
ージ3605を受信して接続が完了する。次に通信制御
手段3308に指示して相手端末リストを受信し(ステ
ップ43−2)、接続を切断する(ステップ43−
3)。次に現在時刻を参照して取得時刻に設定し相手端
末リスト蓄積手段331に登録する(ステップ43−
4)。上記処理の流れにおいて1回目の起動時には上記
図37の3706に示す相手端末リストを、2回目の起
動時には上記図37の3707に示す相手端末リストが
保管される。
手段3309の処理の流れを図43を用いて説明する。
まず、エリア管理装置の呼出番号「0000」を指定し
て不特定相手発呼制御手段3306を起動しエリア管理
装置と接続する(ステップ43−1)。上記処理の流れ
において1回目、2回目の起動時とも上記図36の36
04に示す呼出メッセージが送信され、上記応答メッセ
ージ3605を受信して接続が完了する。次に通信制御
手段3308に指示して相手端末リストを受信し(ステ
ップ43−2)、接続を切断する(ステップ43−
3)。次に現在時刻を参照して取得時刻に設定し相手端
末リスト蓄積手段331に登録する(ステップ43−
4)。上記処理の流れにおいて1回目の起動時には上記
図37の3706に示す相手端末リストを、2回目の起
動時には上記図37の3707に示す相手端末リストが
保管される。
【0127】次に端末ロが相手端末リストを取得した後
接続するまでの動作を説明する。アプリケーション提供
手段3301がユーザの不特定相手通信開始の指示を受
けると、不特定相手接続制御手段3305を起動する。
ここで不特定相手接続制御手段3305の処理の流れを
図38を用いて説明する。まずステップ38−3で上記
図36の3602に示す相手募集メッセージが送信され
る。次にステップ38−7で上記図37の3708に示
す相手端末リストが取得できたとする。次にステップ3
8−8、38−9、38−10に進み、有効なメッセー
ジが見つからなかったとしてステップ38−11に進
む。ここでは相手端末リストが上記図37の3708に
示すもので自分以外に呼出番号「0001」の相手端末
情報があるので対応する通信スロット「スロットA」を
指定して不特定相手発呼制御手段3306を起動する。
ステップ38−5では発呼処理が完了したとしてステッ
プ38−6に進んで処理を終了する。端末ロ全体の動作
の説明に戻って、不特定相手接続制御手段3305はア
プリケーション提供手段3301に接続が完了したこと
を伝え、アプリケーション提供手段3301は通信制御
手段3308を起動して呼接続後の通信を開始する。
接続するまでの動作を説明する。アプリケーション提供
手段3301がユーザの不特定相手通信開始の指示を受
けると、不特定相手接続制御手段3305を起動する。
ここで不特定相手接続制御手段3305の処理の流れを
図38を用いて説明する。まずステップ38−3で上記
図36の3602に示す相手募集メッセージが送信され
る。次にステップ38−7で上記図37の3708に示
す相手端末リストが取得できたとする。次にステップ3
8−8、38−9、38−10に進み、有効なメッセー
ジが見つからなかったとしてステップ38−11に進
む。ここでは相手端末リストが上記図37の3708に
示すもので自分以外に呼出番号「0001」の相手端末
情報があるので対応する通信スロット「スロットA」を
指定して不特定相手発呼制御手段3306を起動する。
ステップ38−5では発呼処理が完了したとしてステッ
プ38−6に進んで処理を終了する。端末ロ全体の動作
の説明に戻って、不特定相手接続制御手段3305はア
プリケーション提供手段3301に接続が完了したこと
を伝え、アプリケーション提供手段3301は通信制御
手段3308を起動して呼接続後の通信を開始する。
【0128】したがって端末イと端末ロの間で通信が可
能となる。次に端末ハの動作を説明する。アプリケーシ
ョン提供手段3301がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段3305を起
動する。ここで不特定相手接続制御手段3305の処理
の流れを図38を用いて説明する。まずステップ38−
3で上記図36の3602に示す相手募集メッセージが
送信される。次にステップ38−7で上記図37の37
09に示す相手端末リストが取得できたとする。次にス
テップ38−8、38−9、38−10に進み、有効な
メッセージが見つからなかったとしてステップ38−1
1に進む。ここでは相手端末リストが上記図37の37
09に示すもので自分以外に呼出番号「0001」の相
手端末情報があるので対応する通信スロット「スロット
A」を指定して不特定相手発呼制御手段3306を起動
する。ステップ38−5では端末イと端末ロが通信スロ
ット「スロットA」を利用して通信中であったとし、発
呼処理に失敗して38−8に戻る、次にステップ38−
9、38−10、38−11と進み、今度は呼出番号
「0002」の相手端末情報から「スロットB」を取り
出して呼出メッセージを発信したとすると、端末ロは端
末イと通信中なので応答メッセージを返さず、発呼処理
が失敗してステップ38−8に戻る。
能となる。次に端末ハの動作を説明する。アプリケーシ
ョン提供手段3301がユーザの不特定相手通信開始の
指示を受けると、不特定相手接続制御手段3305を起
動する。ここで不特定相手接続制御手段3305の処理
の流れを図38を用いて説明する。まずステップ38−
3で上記図36の3602に示す相手募集メッセージが
送信される。次にステップ38−7で上記図37の37
09に示す相手端末リストが取得できたとする。次にス
テップ38−8、38−9、38−10に進み、有効な
メッセージが見つからなかったとしてステップ38−1
1に進む。ここでは相手端末リストが上記図37の37
09に示すもので自分以外に呼出番号「0001」の相
手端末情報があるので対応する通信スロット「スロット
A」を指定して不特定相手発呼制御手段3306を起動
する。ステップ38−5では端末イと端末ロが通信スロ
ット「スロットA」を利用して通信中であったとし、発
呼処理に失敗して38−8に戻る、次にステップ38−
9、38−10、38−11と進み、今度は呼出番号
「0002」の相手端末情報から「スロットB」を取り
出して呼出メッセージを発信したとすると、端末ロは端
末イと通信中なので応答メッセージを返さず、発呼処理
が失敗してステップ38−8に戻る。
【0129】したがって、相手端末リストを取得すれ
ば、各端末は、不特定相手との接続効率を何ら低下させ
ることなく、省電力モードで不特定相手着呼制御手段を
起動することができるので、電力消費を抑えることがで
きる。さらに、エリア管理装置は、期限切れまでは各端
末の情報を相手端末情報として保存し、それを繰り返し
提供するので、各端末は、相手募集メッセージの発信間
隔を大きくすることができ、消費電力を抑えるととも
に、システム全体としての電波の利用効率も高まる。
ば、各端末は、不特定相手との接続効率を何ら低下させ
ることなく、省電力モードで不特定相手着呼制御手段を
起動することができるので、電力消費を抑えることがで
きる。さらに、エリア管理装置は、期限切れまでは各端
末の情報を相手端末情報として保存し、それを繰り返し
提供するので、各端末は、相手募集メッセージの発信間
隔を大きくすることができ、消費電力を抑えるととも
に、システム全体としての電波の利用効率も高まる。
【0130】なお、本実施の形態では、相手募集メッセ
ージに含まれる情報のうち、相手端末情報には呼出番号
のみを保存したが、端末識別子を保存することで、端末
の識別性が高まる。また、本実施の形態では、エリア管
理装置の呼出番号を「0000」固定としたが、不特定
相手通信情報の情報要素として追加してもよい。また、
本実施の形態では無線通信端末において、相手端末リス
トから接続相手を選択する処理に関して特に限定しなか
ったが、一度発呼に失敗した場合は端末リストから消去
することや、相手募集メッセージおよび相手端末情報に
第5の実施の形態に示したような属性情報を付加し属性
による評価により選択することで、接続効率の向上が図
れる。また、本実施の形態ではエリア管理装置において
相手端末リストからの相手端末情報の削除を期限切れ時
としたが、それに加えて割り当てた通信スロットを利用
した通信の確立を検出した場合にもリストからの削除を
行うことで、無線通信端末での無駄な通信を削減するこ
とができる。また、本実施の形態ではエリア管理装置と
無線通信端末の無線通信機能を同等のものとしたが、エ
リア管理装置に無線通信機能を複数持たせ、同時に複数
の通信スロットを利用した監視および通信を可能にする
ことで、システムの効率を向上させることができる。ま
た、本実施の形態ではエリア管理装置が1台の場合のみ
について述べたが、エリア管理装置が複数ある場合につ
いてもエリア管理装置の送受信可能距離を無線通信端末
の半分以下とすることで、隠れ端末の問題を発生させる
ことなく本システムを面上に延長して行くことができ
る。また、本実施の形態では無線通信端末がエリア管理
装置から相手端末リストを取得する際に子機間直接通話
の枠組みを使用したが、公衆網による接続やページャな
ど別の通信機能を付加することでも同様の効果が得られ
る。
ージに含まれる情報のうち、相手端末情報には呼出番号
のみを保存したが、端末識別子を保存することで、端末
の識別性が高まる。また、本実施の形態では、エリア管
理装置の呼出番号を「0000」固定としたが、不特定
相手通信情報の情報要素として追加してもよい。また、
本実施の形態では無線通信端末において、相手端末リス
トから接続相手を選択する処理に関して特に限定しなか
ったが、一度発呼に失敗した場合は端末リストから消去
することや、相手募集メッセージおよび相手端末情報に
第5の実施の形態に示したような属性情報を付加し属性
による評価により選択することで、接続効率の向上が図
れる。また、本実施の形態ではエリア管理装置において
相手端末リストからの相手端末情報の削除を期限切れ時
としたが、それに加えて割り当てた通信スロットを利用
した通信の確立を検出した場合にもリストからの削除を
行うことで、無線通信端末での無駄な通信を削減するこ
とができる。また、本実施の形態ではエリア管理装置と
無線通信端末の無線通信機能を同等のものとしたが、エ
リア管理装置に無線通信機能を複数持たせ、同時に複数
の通信スロットを利用した監視および通信を可能にする
ことで、システムの効率を向上させることができる。ま
た、本実施の形態ではエリア管理装置が1台の場合のみ
について述べたが、エリア管理装置が複数ある場合につ
いてもエリア管理装置の送受信可能距離を無線通信端末
の半分以下とすることで、隠れ端末の問題を発生させる
ことなく本システムを面上に延長して行くことができ
る。また、本実施の形態では無線通信端末がエリア管理
装置から相手端末リストを取得する際に子機間直接通話
の枠組みを使用したが、公衆網による接続やページャな
ど別の通信機能を付加することでも同様の効果が得られ
る。
【0131】以上のように本実施の形態によれば、複数
の相手端末の情報である相手端末リストを生成する相手
端末リスト生成手段と、相手端末リストを提供する相手
端末リスト生成手段をさらに備えたエリア管理装置と、
相手端末リストを取得する相手端末リスト取得手段をさ
らに備え、不特定相手接続制御手段が相手端末リストを
参照して呼接続を行う無線通信端末と、により構成され
る無線通信システムとしたことにより、さらに効率的に
希望する通信相手を見つけるとともに、待ち受け処理を
軽減して端末の消費電力を低減することができる。
の相手端末の情報である相手端末リストを生成する相手
端末リスト生成手段と、相手端末リストを提供する相手
端末リスト生成手段をさらに備えたエリア管理装置と、
相手端末リストを取得する相手端末リスト取得手段をさ
らに備え、不特定相手接続制御手段が相手端末リストを
参照して呼接続を行う無線通信端末と、により構成され
る無線通信システムとしたことにより、さらに効率的に
希望する通信相手を見つけるとともに、待ち受け処理を
軽減して端末の消費電力を低減することができる。
【0132】(実施の形態7)図44は本発明の請求項
7に対応する一実施の形態における無線通信システムを
構成するエリア管理装置の構成図である。4401は、
ユーザにアプリケーションを提供するアプリケーション
提供手段。4402は、電波の監視および発信を行う無
線送受信手段。4403は、自端末の情報を保管する自
端末情報蓄積手段。4404は、不特定相手通信の情報
を保管する不特定相手通信情報蓄積手段。4405は、
前記アプリケーション提供手段4401の指示により不
特定相手との呼接続を制御する不特定相手接続制御手
段。4406は、前記不特定相手接続制御手段4405
の指示により前記自端末情報蓄積手段4403および前
記不特定相手通信情報蓄積手段4404の情報を参照の
上、前記無線送受信手段4402に指示して発呼時の動
作を制御する不特定相手発呼制御手段。4407は、前
記不特定相手接続制御手段4405の指示により前記自
端末情報蓄積手段4403および前記不特定相手通信情
報蓄積手段4404の情報を参照の上、前記無線送受信
手段4402に指示して着呼時の動作を制御する不特定
相手着呼制御手段。4408は、前記無線送受信手段4
402に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手
段。4409は、前記不特定相手接続制御手段4405
の指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段4404
の情報を参照して相手端末のリストを生成する相手端末
リスト生成手段。4410は、前記相手端末リスト生成
手段4409の生成したリストを保管する相手端末リス
ト蓄積手段。4411は、前記不特定相手接続制御手段
4405の指示により前記相手端末リスト蓄積手段44
10の情報を参照の上、前記通信制御手段4408に指
示して相手端末リストを送信する相手端末リスト提供手
段。4412は、遠隔地のエリア管理装置との通信を行
う長距離通信手段。4413は、前記長距離通信手段4
412に指示して相手端末リストの情報を交換する情報
交換手段。4414は、前記情報交換手段4413によ
り生成された遠隔端末の呼出番号の対応表を保管する遠
隔端末対応表蓄積手段。4415は、前記遠隔端末対応
表蓄積手段4414の情報を参照して前記長距離通信手
段4412に指示して通信内容の転送を行う転送制御手
段である。
7に対応する一実施の形態における無線通信システムを
構成するエリア管理装置の構成図である。4401は、
ユーザにアプリケーションを提供するアプリケーション
提供手段。4402は、電波の監視および発信を行う無
線送受信手段。4403は、自端末の情報を保管する自
端末情報蓄積手段。4404は、不特定相手通信の情報
を保管する不特定相手通信情報蓄積手段。4405は、
前記アプリケーション提供手段4401の指示により不
特定相手との呼接続を制御する不特定相手接続制御手
段。4406は、前記不特定相手接続制御手段4405
の指示により前記自端末情報蓄積手段4403および前
記不特定相手通信情報蓄積手段4404の情報を参照の
上、前記無線送受信手段4402に指示して発呼時の動
作を制御する不特定相手発呼制御手段。4407は、前
記不特定相手接続制御手段4405の指示により前記自
端末情報蓄積手段4403および前記不特定相手通信情
報蓄積手段4404の情報を参照の上、前記無線送受信
手段4402に指示して着呼時の動作を制御する不特定
相手着呼制御手段。4408は、前記無線送受信手段4
402に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手
段。4409は、前記不特定相手接続制御手段4405
の指示により前記不特定相手通信情報蓄積手段4404
の情報を参照して相手端末のリストを生成する相手端末
リスト生成手段。4410は、前記相手端末リスト生成
手段4409の生成したリストを保管する相手端末リス
ト蓄積手段。4411は、前記不特定相手接続制御手段
4405の指示により前記相手端末リスト蓄積手段44
10の情報を参照の上、前記通信制御手段4408に指
示して相手端末リストを送信する相手端末リスト提供手
段。4412は、遠隔地のエリア管理装置との通信を行
う長距離通信手段。4413は、前記長距離通信手段4
412に指示して相手端末リストの情報を交換する情報
交換手段。4414は、前記情報交換手段4413によ
り生成された遠隔端末の呼出番号の対応表を保管する遠
隔端末対応表蓄積手段。4415は、前記遠隔端末対応
表蓄積手段4414の情報を参照して前記長距離通信手
段4412に指示して通信内容の転送を行う転送制御手
段である。
【0133】また本実施の形態における無線通信システ
ムを構成する無線通信端末の構成は、図33に示す第6
の実施の形態同様のものとする。。
ムを構成する無線通信端末の構成は、図33に示す第6
の実施の形態同様のものとする。。
【0134】また図45は本実施の形態における無線通
信端末およびエリア管理装置の自端末情報を示す模式図
である。図45において4501は端末イのグループ識
別子が「グループA」であり、端末識別子が「端末イ」
であり、呼出番号が「0001」であることを示してい
る。4502は端末ロのグループ識別子が「グループ
B」であり、端末識別子が「端末ロ」であり、呼出番号
が「0001」であることを示している。4503はエ
リア管理装置甲のグループ識別子が「グループX」であ
り、端末識別子が「端末ニ」であり、呼出番号が「00
00」であることを示している。4504はエリア管理
装置乙のグループ識別子が「グループX」であり、端末
識別子が「端末ホ」であり、呼出番号が「0000」で
あることを示している。
信端末およびエリア管理装置の自端末情報を示す模式図
である。図45において4501は端末イのグループ識
別子が「グループA」であり、端末識別子が「端末イ」
であり、呼出番号が「0001」であることを示してい
る。4502は端末ロのグループ識別子が「グループ
B」であり、端末識別子が「端末ロ」であり、呼出番号
が「0001」であることを示している。4503はエ
リア管理装置甲のグループ識別子が「グループX」であ
り、端末識別子が「端末ニ」であり、呼出番号が「00
00」であることを示している。4504はエリア管理
装置乙のグループ識別子が「グループX」であり、端末
識別子が「端末ホ」であり、呼出番号が「0000」で
あることを示している。
【0135】また図46は本実施の形態におけるエリア
管理装置の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図46において4601は端末ロが生成する呼出メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「800
9」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信側呼出番号
が「0001」となる。4602はエリア管理装置甲が
生成する呼出メッセージを示しており、種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「0001」、発信側端末識別子が「端末
ニ」、発信側呼出番号が「8001」となる。4603
は端末イが生成する応答メッセージを示しており、種別
が「応答」、受信側グループ識別子が「グループX」、
受信側呼出番号が「8001」、発信側端末識別子が
「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。4
604はエリア管理装置乙が生成する応答メッセージを
示しており、種別が「応答」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、発信
側端末識別子が「端末ホ」、発信側呼出番号が「800
9」となる。
管理装置の呼接続メッセージの一例を示す模式図であ
る。図46において4601は端末ロが生成する呼出メ
ッセージを示しており、種別が「呼出」、受信側グルー
プ識別子が「グループX」、受信側呼出番号が「800
9」、発信側端末識別子が「端末ロ」、発信側呼出番号
が「0001」となる。4602はエリア管理装置甲が
生成する呼出メッセージを示しており、種別が「呼
出」、受信側グループ識別子が「グループX」、受信側
呼出番号が「0001」、発信側端末識別子が「端末
ニ」、発信側呼出番号が「8001」となる。4603
は端末イが生成する応答メッセージを示しており、種別
が「応答」、受信側グループ識別子が「グループX」、
受信側呼出番号が「8001」、発信側端末識別子が
「端末イ」、発信側呼出番号が「0001」となる。4
604はエリア管理装置乙が生成する応答メッセージを
示しており、種別が「応答」、受信側グループ識別子が
「グループX」、受信側呼出番号が「0001」、発信
側端末識別子が「端末ホ」、発信側呼出番号が「800
9」となる。
【0136】また図47は本実施の形態におけるエリア
管理装置の相手端末リスト蓄積手段4410および無線
通信端末の相手端末リスト蓄積手段が記憶している相手
端末リストの一例を示す模式図である。図47において
4701はエリア管理装置甲の相手端末リストで、1つ
の端末情報からなり、第1の端末情報は、呼出番号が
「0001」、割当通信スロットが「スロットA」、更
新時刻が「15:30」であることを示している。47
02はエリア管理装置甲の相手端末リストで、2つの端
末情報からなり、第1の端末情報は上記4701と同じ
であり、第2の端末情報は、呼出番号が「8001」、
割当通信スロットが「スロットB」、更新時刻が「1
5:35」であることを示している。4703はエリア
管理装置乙の相手端末リストで、1つの端末情報からな
り、第1の端末情報は、呼出番号が「0001」、割当
通信スロットが「スロットB」、更新時刻が「15:3
0」であることを示している。4704はエリア管理装
置乙の相手端末リストで、2つの端末情報からなり、第
1の端末情報は上記4701と同じであり、第2の端末
情報は、呼出番号が「8009」、割当通信スロットが
「スロットC」、更新時刻が「15:35」であること
を示している。4705は端末イの相手端末リストで、
端末情報は4701と同じであり、取得時刻が「15:
30」であることを示している。4706は端末イの相
手端末リストで、端末情報は4702の時刻が更新され
たものであり、取得時刻が「15:40」であることを
示している。4707は端末ロの相手端末リストで、端
末情報は4703と同じであり、取得時刻が「15:3
0」であることを示している。4708は端末ロの相手
端末リストで、端末情報は4704の時刻が更新された
ものであり、取得時刻が「15:40」であることを示
している。
管理装置の相手端末リスト蓄積手段4410および無線
通信端末の相手端末リスト蓄積手段が記憶している相手
端末リストの一例を示す模式図である。図47において
4701はエリア管理装置甲の相手端末リストで、1つ
の端末情報からなり、第1の端末情報は、呼出番号が
「0001」、割当通信スロットが「スロットA」、更
新時刻が「15:30」であることを示している。47
02はエリア管理装置甲の相手端末リストで、2つの端
末情報からなり、第1の端末情報は上記4701と同じ
であり、第2の端末情報は、呼出番号が「8001」、
割当通信スロットが「スロットB」、更新時刻が「1
5:35」であることを示している。4703はエリア
管理装置乙の相手端末リストで、1つの端末情報からな
り、第1の端末情報は、呼出番号が「0001」、割当
通信スロットが「スロットB」、更新時刻が「15:3
0」であることを示している。4704はエリア管理装
置乙の相手端末リストで、2つの端末情報からなり、第
1の端末情報は上記4701と同じであり、第2の端末
情報は、呼出番号が「8009」、割当通信スロットが
「スロットC」、更新時刻が「15:35」であること
を示している。4705は端末イの相手端末リストで、
端末情報は4701と同じであり、取得時刻が「15:
30」であることを示している。4706は端末イの相
手端末リストで、端末情報は4702の時刻が更新され
たものであり、取得時刻が「15:40」であることを
示している。4707は端末ロの相手端末リストで、端
末情報は4703と同じであり、取得時刻が「15:3
0」であることを示している。4708は端末ロの相手
端末リストで、端末情報は4704の時刻が更新された
ものであり、取得時刻が「15:40」であることを示
している。
【0137】また図48は本実施の形態におけるエリア
管理装置の遠隔端末対応表蓄積手段4414が記憶して
いるデータ構造である遠隔端末対応表の一例を示す模式
図である。図48において4801はエリア管理装置甲
の遠隔端末対応表で、1つの遠隔端末情報からなり、第
1の遠隔端末情報は、呼出番号が「8001」、エリア
管理装置が「エリア管理装置乙」、元呼出番号が「00
01」であることを示している。4802はエリア管理
装置乙の遠隔端末対応表で、1つの遠隔端末情報からな
り、第1の遠隔端末情報は、呼出番号が「8009」、
エリア管理装置が「エリア管理装置甲」、元呼出番号が
「0001」であることを示している。
管理装置の遠隔端末対応表蓄積手段4414が記憶して
いるデータ構造である遠隔端末対応表の一例を示す模式
図である。図48において4801はエリア管理装置甲
の遠隔端末対応表で、1つの遠隔端末情報からなり、第
1の遠隔端末情報は、呼出番号が「8001」、エリア
管理装置が「エリア管理装置乙」、元呼出番号が「00
01」であることを示している。4802はエリア管理
装置乙の遠隔端末対応表で、1つの遠隔端末情報からな
り、第1の遠隔端末情報は、呼出番号が「8009」、
エリア管理装置が「エリア管理装置甲」、元呼出番号が
「0001」であることを示している。
【0138】以上のように構成されたエリア管理装置2
台と無線通信端末2台からなるシステムで、遠隔地にあ
る無線通信端末の間で接続が行われる動作について説明
する。
台と無線通信端末2台からなるシステムで、遠隔地にあ
る無線通信端末の間で接続が行われる動作について説明
する。
【0139】最初にエリア管理装置甲とエリア管理装置
乙が相手端末リストを交換し、相手端末リストと遠隔端
末対応表を生成するまでの動作を説明する。まず、エリ
ア管理装置甲およびエリア管理装置乙が無線の監視によ
り相手端末リストを生成提供する動作は第6の実施の形
態と同様である。ここではエリア管理装置甲の監視下に
端末イがいたとして、エリア管理装置甲の相手端末リス
トは上記図47の4701に示すものとなる。また、こ
のとき端末イの相手端末リストは上記図47の4705
に示すものとなる。一方、エリア管理装置乙の監視下に
端末ロがいたとしてエリア管理装置乙の相手端末リスト
は上記図47の4703に示すものとなる。また、この
とき端末ホの相手端末リストは上記図47の4707に
示すものとなる。次にアプリケーション提供手段440
1の指示により情報交換手段4413が起動され、それ
ぞれのエリア管理装置の相手端末リストが交換され相手
端末リストおよび遠隔端末対応表が更新される。ここで
情報交換手段4413の処理の流れを図52を用いて説
明する。まず自相手端末情報のうち遠隔端末でないもの
を送信し(ステップ52−1)、相手端末リストを受信
する(ステップ52−2)。次に受信した相手端末リス
トを遠隔端末対応表と比較し、新規のものについて遠隔
端末用呼出番号を割り当てて該番号を呼出番号に、エリ
ア管理装置名をエリア管理装置に、相手端末情報の呼出
番号を元呼出番号にそれぞれ設定して遠隔端末対応情報
を生成し、遠隔端末対応蓄積手段4414の遠隔端末対
応表に追加し、さらに、該割り当て番号を呼出番号に、
スロットを割り当てて該スロットをスロットに、現在時
刻を更新時刻にそれぞれ設定して相手端末情報を生成
し、相手端末リスト蓄積手段4410の相手端末リスト
に追加する(ステップ52−3)。ここでは、エリア管
理装置甲は送信時は相手端末リストが図47の4701
に示すものであったとし、相手端末リスト4601には
遠隔端末がないのでこれを送信し、エリア管理装置乙は
これを受信し新規の相手端末情報なので遠隔端末用呼出
番号8009を割り当てたとし、遠隔端末対応表は上記
図48の4802に示すものとなり、スロットCを割り
当てたとすると相手端末リストは図47の4704に示
すものとなる。またエリア管理装置乙は送信時は相手端
末リストが図47の4703に示すものであったとし、
エリア管理装置甲はこれを受信し新規の相手端末情報な
ので遠隔端末用呼出番号8001を割り当てたとする
と、遠隔端末対応表は上記図48の4801に示すもの
となり、スロットBを割り当てたとすると相手端末リス
トは図47の4702に示すものとなる。次に一定時間
経過のため端末イが再度エリア管理装置甲から相手端末
リストを取得すると、今度は上記図47の4706に示
すものになる。同様に端末ロが再度エリア管理装置乙か
ら相手端末リストを取得すると、上記図47の4708
に示すものになる。ここで端末ロが相手端末リストから
呼出番号「8009」を選択して発呼を行ったとする
と、上記図46の4601に示す呼出メッセージが送信
される。エリア管理装置乙はこの呼出メッセージを発見
すると、転送制御手段4415により呼出があったこと
をエリア管理装置甲に伝え、エリア管理装置甲は転送制
御手段4415により呼出があったことを伝えられると
上記図46の4602に示す端末イ宛ての代理呼出メッ
セージを生成し送信する。端末イはこの呼出メッセージ
を受信すると、上記図46の4603に示す応答メッセ
ージを生成送信し、通信状態に移る。エリア管理装置甲
は、応答メッセージ4603を受信すると転送制御手段
により応答があったことをエリア管理装置乙に伝えると
ともに転送状態に入る。エリア管理装置乙は応答があっ
たことを伝えられると上記図46の4604に示す代理
応答メッセージを生成送信し、転送状態に入る。端末ロ
では応答メッセージ4604を受信すると通信状態に移
る。
乙が相手端末リストを交換し、相手端末リストと遠隔端
末対応表を生成するまでの動作を説明する。まず、エリ
ア管理装置甲およびエリア管理装置乙が無線の監視によ
り相手端末リストを生成提供する動作は第6の実施の形
態と同様である。ここではエリア管理装置甲の監視下に
端末イがいたとして、エリア管理装置甲の相手端末リス
トは上記図47の4701に示すものとなる。また、こ
のとき端末イの相手端末リストは上記図47の4705
に示すものとなる。一方、エリア管理装置乙の監視下に
端末ロがいたとしてエリア管理装置乙の相手端末リスト
は上記図47の4703に示すものとなる。また、この
とき端末ホの相手端末リストは上記図47の4707に
示すものとなる。次にアプリケーション提供手段440
1の指示により情報交換手段4413が起動され、それ
ぞれのエリア管理装置の相手端末リストが交換され相手
端末リストおよび遠隔端末対応表が更新される。ここで
情報交換手段4413の処理の流れを図52を用いて説
明する。まず自相手端末情報のうち遠隔端末でないもの
を送信し(ステップ52−1)、相手端末リストを受信
する(ステップ52−2)。次に受信した相手端末リス
トを遠隔端末対応表と比較し、新規のものについて遠隔
端末用呼出番号を割り当てて該番号を呼出番号に、エリ
ア管理装置名をエリア管理装置に、相手端末情報の呼出
番号を元呼出番号にそれぞれ設定して遠隔端末対応情報
を生成し、遠隔端末対応蓄積手段4414の遠隔端末対
応表に追加し、さらに、該割り当て番号を呼出番号に、
スロットを割り当てて該スロットをスロットに、現在時
刻を更新時刻にそれぞれ設定して相手端末情報を生成
し、相手端末リスト蓄積手段4410の相手端末リスト
に追加する(ステップ52−3)。ここでは、エリア管
理装置甲は送信時は相手端末リストが図47の4701
に示すものであったとし、相手端末リスト4601には
遠隔端末がないのでこれを送信し、エリア管理装置乙は
これを受信し新規の相手端末情報なので遠隔端末用呼出
番号8009を割り当てたとし、遠隔端末対応表は上記
図48の4802に示すものとなり、スロットCを割り
当てたとすると相手端末リストは図47の4704に示
すものとなる。またエリア管理装置乙は送信時は相手端
末リストが図47の4703に示すものであったとし、
エリア管理装置甲はこれを受信し新規の相手端末情報な
ので遠隔端末用呼出番号8001を割り当てたとする
と、遠隔端末対応表は上記図48の4801に示すもの
となり、スロットBを割り当てたとすると相手端末リス
トは図47の4702に示すものとなる。次に一定時間
経過のため端末イが再度エリア管理装置甲から相手端末
リストを取得すると、今度は上記図47の4706に示
すものになる。同様に端末ロが再度エリア管理装置乙か
ら相手端末リストを取得すると、上記図47の4708
に示すものになる。ここで端末ロが相手端末リストから
呼出番号「8009」を選択して発呼を行ったとする
と、上記図46の4601に示す呼出メッセージが送信
される。エリア管理装置乙はこの呼出メッセージを発見
すると、転送制御手段4415により呼出があったこと
をエリア管理装置甲に伝え、エリア管理装置甲は転送制
御手段4415により呼出があったことを伝えられると
上記図46の4602に示す端末イ宛ての代理呼出メッ
セージを生成し送信する。端末イはこの呼出メッセージ
を受信すると、上記図46の4603に示す応答メッセ
ージを生成送信し、通信状態に移る。エリア管理装置甲
は、応答メッセージ4603を受信すると転送制御手段
により応答があったことをエリア管理装置乙に伝えると
ともに転送状態に入る。エリア管理装置乙は応答があっ
たことを伝えられると上記図46の4604に示す代理
応答メッセージを生成送信し、転送状態に入る。端末ロ
では応答メッセージ4604を受信すると通信状態に移
る。
【0140】ここで、不特定相手着呼制御手段4407
の処理の流れを図49を用いて説明する。ステップ49
−1で、上記エリア管理装置乙の処理の流れにおける端
末ロの呼出メッセージ4601を受信した場合は、ステ
ップ49−2,49−4に進む。ステップ49−4では
宛先のチェックに際して自端末情報のみならず遠隔端末
対応表蓄積手段4414の情報を参照し、遠隔端末対応
情報の呼出し番号と一致すればそのまま処理を終了す
る。ここでは呼出メッセージ4601と遠隔端末対応表
4802の呼出し番号が「8009」で一致するのでそ
のまま処理を終了する。その他は第1の実施の形態と同
様に動作する。
の処理の流れを図49を用いて説明する。ステップ49
−1で、上記エリア管理装置乙の処理の流れにおける端
末ロの呼出メッセージ4601を受信した場合は、ステ
ップ49−2,49−4に進む。ステップ49−4では
宛先のチェックに際して自端末情報のみならず遠隔端末
対応表蓄積手段4414の情報を参照し、遠隔端末対応
情報の呼出し番号と一致すればそのまま処理を終了す
る。ここでは呼出メッセージ4601と遠隔端末対応表
4802の呼出し番号が「8009」で一致するのでそ
のまま処理を終了する。その他は第1の実施の形態と同
様に動作する。
【0141】ここで、不特定相手接続制御手段4405
の処理の流れを図50を用いて説明する。ステップ50
−1で、上記エリア管理装置乙の処理の流れにおける端
末ロの呼出メッセージ4601を受信した場合は、ステ
ップ50−2,50−6に進む。ステップ50−6では
不特定相手着呼制御手段4407が遠隔端末への呼出を
発見していた場合はステップ50−7に進み転送制御手
段に通知してエリア管理装置甲に遠隔端末に対する呼出
があったことを伝える。その他は第6の実施の形態と同
様に動作する。
の処理の流れを図50を用いて説明する。ステップ50
−1で、上記エリア管理装置乙の処理の流れにおける端
末ロの呼出メッセージ4601を受信した場合は、ステ
ップ50−2,50−6に進む。ステップ50−6では
不特定相手着呼制御手段4407が遠隔端末への呼出を
発見していた場合はステップ50−7に進み転送制御手
段に通知してエリア管理装置甲に遠隔端末に対する呼出
があったことを伝える。その他は第6の実施の形態と同
様に動作する。
【0142】ここで、転送制御手段4415の処理の流
れを図51を用いて説明する。まずステップ51−1で
は指示を待ち、自分が管理するエリアで遠隔呼出が発見
された場合はステップ51−2に、相手が管理するエリ
アから遠隔呼出通知を受信した場合はステップ51−4
に進む。上記エリア管理装置乙の処理の流れにおける端
末ロの呼出メッセージ4601を受信した場合は、ステ
ップ51−2に進み、ステップ51−2では遠隔呼出が
あったことを相手エリアに通知するため遠隔呼出通知を
送信して、ステップ51−3で相手エリアで接続が完了
した場合はステップ51−6に進み、失敗した場合はス
テップ51−1に戻る。ここでは接続が完了したとして
ステップ51−6に進む。一方、上記エリア管理装置甲
の処理の流れにおいて上記エリア管理装置乙が送信した
遠隔呼出通知を受信した場合は、ステップ51−4に進
み、ステップ51−4では遠隔端末対応表を参照して代
理発呼処理を不特定相手発呼制御手段に指示し、ステッ
プ51−5で発呼処理が完了した場合はステップ51−
6に進み、失敗した場合はステップ51−1に戻る。こ
こでは発呼処理が完了したとしてステップ51−6に進
む。ステップ51−6では通信制御手段4408と長距
離通信手段4412を協調させ、無線通信端末との通信
内容を相手エリア管理装置に転送し、通信が切断される
とステップ51−1に戻る。
れを図51を用いて説明する。まずステップ51−1で
は指示を待ち、自分が管理するエリアで遠隔呼出が発見
された場合はステップ51−2に、相手が管理するエリ
アから遠隔呼出通知を受信した場合はステップ51−4
に進む。上記エリア管理装置乙の処理の流れにおける端
末ロの呼出メッセージ4601を受信した場合は、ステ
ップ51−2に進み、ステップ51−2では遠隔呼出が
あったことを相手エリアに通知するため遠隔呼出通知を
送信して、ステップ51−3で相手エリアで接続が完了
した場合はステップ51−6に進み、失敗した場合はス
テップ51−1に戻る。ここでは接続が完了したとして
ステップ51−6に進む。一方、上記エリア管理装置甲
の処理の流れにおいて上記エリア管理装置乙が送信した
遠隔呼出通知を受信した場合は、ステップ51−4に進
み、ステップ51−4では遠隔端末対応表を参照して代
理発呼処理を不特定相手発呼制御手段に指示し、ステッ
プ51−5で発呼処理が完了した場合はステップ51−
6に進み、失敗した場合はステップ51−1に戻る。こ
こでは発呼処理が完了したとしてステップ51−6に進
む。ステップ51−6では通信制御手段4408と長距
離通信手段4412を協調させ、無線通信端末との通信
内容を相手エリア管理装置に転送し、通信が切断される
とステップ51−1に戻る。
【0143】したがって直接電波の届かない端末イと端
末ロの間で通信が可能となる。なお、本実施の形態では
長距離通信手段として通信路を特定しなかったが、物理
層としては有線あるいは無線の電話回線および独自回線
の使用が考えられ、プロトコルとしては無手順あるいは
TCP/IPの使用が考えられる。また、本実施の形態
ではエリア管理装置が2台の場合のみについて述べた
が、エリア管理装置が多数ある場合についてもそれぞれ
のエリア管理装置と順々に情報交換を行うことで、より
広い範囲を対象にすることができる。また、本実施の形
態ではエリア管理装置どうしが通信する構成について述
べたが、複数のエリア管理装置の情報を集中管理するセ
ンター装置を設け、これと各エリア管理装置が通信を行
う構成にすることで、情報交換の効率が向上する。ま
た、本実施の形態ではエリア管理装置の無線通信機能を
単一のものとしたが、エリア管理装置に無線通信機能を
複数持たせ、同時に複数の通信スロットを利用した監視
および通信を可能にすることで、転送と情報提供が並行
して可能となりシステムの効率を向上させることができ
る。また、本実施の形態では、無線通信端末が各エリア
にそれぞれ1台の場合のみの動作を説明したが、各エリ
アに複数台ある場合にも、本実施の形態の構成で、無線
通信端末は遠隔通信および直接通信の区別をすることな
く不特定相手と通信することができる。
末ロの間で通信が可能となる。なお、本実施の形態では
長距離通信手段として通信路を特定しなかったが、物理
層としては有線あるいは無線の電話回線および独自回線
の使用が考えられ、プロトコルとしては無手順あるいは
TCP/IPの使用が考えられる。また、本実施の形態
ではエリア管理装置が2台の場合のみについて述べた
が、エリア管理装置が多数ある場合についてもそれぞれ
のエリア管理装置と順々に情報交換を行うことで、より
広い範囲を対象にすることができる。また、本実施の形
態ではエリア管理装置どうしが通信する構成について述
べたが、複数のエリア管理装置の情報を集中管理するセ
ンター装置を設け、これと各エリア管理装置が通信を行
う構成にすることで、情報交換の効率が向上する。ま
た、本実施の形態ではエリア管理装置の無線通信機能を
単一のものとしたが、エリア管理装置に無線通信機能を
複数持たせ、同時に複数の通信スロットを利用した監視
および通信を可能にすることで、転送と情報提供が並行
して可能となりシステムの効率を向上させることができ
る。また、本実施の形態では、無線通信端末が各エリア
にそれぞれ1台の場合のみの動作を説明したが、各エリ
アに複数台ある場合にも、本実施の形態の構成で、無線
通信端末は遠隔通信および直接通信の区別をすることな
く不特定相手と通信することができる。
【0144】以上のように本実施の形態によれば、エリ
ア管理装置が、遠隔地と通信を行う長距離通信手段と、
相手端末リストの情報を交換する情報交換手段と、遠隔
端末の呼出番号の対応表を保管する遠隔端末対応表蓄積
手段と、通信内容の転送を行う転送制御手段とをさらに
備え、不特定相手着呼制御手段が前記遠隔端末対応表蓄
積手段の情報を参照して着呼処理を行い、不特定相手接
続制御手段が前記転送制御手段を起動する無線通信シス
テムとしたことにより、電波が届かない場所の相手との
通信が可能となる。
ア管理装置が、遠隔地と通信を行う長距離通信手段と、
相手端末リストの情報を交換する情報交換手段と、遠隔
端末の呼出番号の対応表を保管する遠隔端末対応表蓄積
手段と、通信内容の転送を行う転送制御手段とをさらに
備え、不特定相手着呼制御手段が前記遠隔端末対応表蓄
積手段の情報を参照して着呼処理を行い、不特定相手接
続制御手段が前記転送制御手段を起動する無線通信シス
テムとしたことにより、電波が届かない場所の相手との
通信が可能となる。
【0145】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、不特定の
相手との端末相互の通信が可能となる無線通信端末が実
現できるという有利な効果が得られる。
相手との端末相互の通信が可能となる無線通信端末が実
現できるという有利な効果が得られる。
【0146】また、上記不特定相手通信において利用可
能端末数の制限をなくすことができるという有利な効果
が得られる。
能端末数の制限をなくすことができるという有利な効果
が得られる。
【0147】また、上記不特定相手通信において電波利
用を一時停止しても同じ相手と通信を継続することがで
きるという有利な効果が得られる。
用を一時停止しても同じ相手と通信を継続することがで
きるという有利な効果が得られる。
【0148】また、上記不特定相手通信において同じ相
手との繰り返し通信を選択的に拒絶することができると
いう有利な効果が得られる。
手との繰り返し通信を選択的に拒絶することができると
いう有利な効果が得られる。
【0149】また、上記不特定相手通信において希望す
る属性の相手を選択して通信することができ、希望しな
い通信が減ることで電波の利用効率も高まるという有利
な効果が得られる。
る属性の相手を選択して通信することができ、希望しな
い通信が減ることで電波の利用効率も高まるという有利
な効果が得られる。
【0150】また、上記不特定相手通信においてさらに
効率的に希望する通信相手を見つけるとともに、待ち受
け処理を軽減して端末の消費電力を低減するという有利
な効果が得られる。
効率的に希望する通信相手を見つけるとともに、待ち受
け処理を軽減して端末の消費電力を低減するという有利
な効果が得られる。
【0151】さらに、上記不特定相手通信において電波
が届かない場所の相手との通信が可能となるという有利
な効果が得られる。
が届かない場所の相手との通信が可能となるという有利
な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における無線通信端
末の構成図
末の構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における自端末情報
の例を示す模式図
の例を示す模式図
【図3】本発明の第1の実施の形態における不特定相手
通信情報の例を示す模式図
通信情報の例を示す模式図
【図4】本発明の第1の実施の形態における呼接続メッ
セージの例を示す模式図
セージの例を示す模式図
【図5】本発明の第1の実施の形態における不特定相手
接続制御手段の動作を示す流れ図
接続制御手段の動作を示す流れ図
【図6】本発明の第1の実施の形態における不特定相手
着呼制御手段の動作を示す流れ図
着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図7】本発明の第1の実施の形態における不特定相手
発呼制御手段の動作を示す流れ図
発呼制御手段の動作を示す流れ図
【図8】本発明の第2の実施の形態における無線通信端
末の構成図
末の構成図
【図9】本発明の第2の実施の形態における自端末情報
の例を示す模式図
の例を示す模式図
【図10】本発明の第2の実施の形態における不特定相
手通信情報の例を示す模式図
手通信情報の例を示す模式図
【図11】本発明の第2の実施の形態における呼接続メ
ッセージの例を示す模式図
ッセージの例を示す模式図
【図12】本発明の第2の実施の形態における不特定相
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図13】本発明の第2の実施の形態における呼出番号
切替手段の動作を示す流れ図
切替手段の動作を示す流れ図
【図14】本発明の第3の実施の形態における無線通信
端末の構成図
端末の構成図
【図15】本発明の第3の実施の形態における不特定相
手通信情報の例を示す模式図
手通信情報の例を示す模式図
【図16】本発明の第3の実施の形態における不特定相
手接続制御手段の動作を示す流れ図
手接続制御手段の動作を示す流れ図
【図17】本発明の第3の実施の形態における不特定相
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図18】本発明の第3の実施の形態における呼接続メ
ッセージの例を示す模式図
ッセージの例を示す模式図
【図19】本発明の第4の実施の形態における無線通信
端末の構成図
端末の構成図
【図20】本発明の第4の実施の形態における拒絶端末
情報の例を示す模式図
情報の例を示す模式図
【図21】本発明の第4の実施の形態における不特定相
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図22】本発明の第4の実施の形態における特定端末
登録手段の動作を示す流れ図
登録手段の動作を示す流れ図
【図23】本発明の第4の実施の形態における呼接続メ
ッセージの例を示す模式図
ッセージの例を示す模式図
【図24】本発明の第5の実施の形態における無線通信
端末の構成図
端末の構成図
【図25】本発明の第5の実施の形態における通信属性
情報の例を示す模式図
情報の例を示す模式図
【図26】本発明の第5の実施の形態における呼接続メ
ッセージの例を示す模式図
ッセージの例を示す模式図
【図27】本発明の第5の実施の形態における不特定相
手接続制御手段の動作を示す流れ図
手接続制御手段の動作を示す流れ図
【図28】本発明の第5の実施の形態における不特定相
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
手着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図29】本発明の第5の実施の形態における不特定相
手通信情報の例を示す模式図
手通信情報の例を示す模式図
【図30】本発明の第5の実施の形態における通信属性
登録手段の動作を示す流れ図
登録手段の動作を示す流れ図
【図31】本発明の第3の実施の形態における連続通信
制御手段の動作を示す流れ図
制御手段の動作を示す流れ図
【図32】本発明の第6の実施の形態におけるエリア管
理装置の構成図
理装置の構成図
【図33】本発明の第6の実施の形態における無線通信
端末の構成図
端末の構成図
【図34】本発明の第6の実施の形態におけるエリア管
理装置の自端末情報の例を示す模式図
理装置の自端末情報の例を示す模式図
【図35】本発明の第6の実施の形態における不特定相
手通信情報の例を示す模式図
手通信情報の例を示す模式図
【図36】本発明の第6の実施の形態における呼接続メ
ッセージの例を示す模式図
ッセージの例を示す模式図
【図37】本発明の第6の実施の形態における相手端末
リストの例を示す模式図
リストの例を示す模式図
【図38】本発明の第6の実施の形態における無線通信
端末の不特定相手接続制御手段の動作を示す流れ図
端末の不特定相手接続制御手段の動作を示す流れ図
【図39】本発明の第6の実施の形態における無線通信
端末の不特定相手着呼制御手段の動作を示す流れ図
端末の不特定相手着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図40】本発明の第6の実施の形態におけるエリア管
理装置の不特定相手接続制御手段の動作を示す流れ図
理装置の不特定相手接続制御手段の動作を示す流れ図
【図41】本発明の第6の実施の形態におけるエリア管
理装置の相手端末リスト生成手段の動作を示す流れ図
理装置の相手端末リスト生成手段の動作を示す流れ図
【図42】本発明の第6の実施の形態におけるエリア管
理装置の相手端末リスト提供手段の動作を示す流れ図
理装置の相手端末リスト提供手段の動作を示す流れ図
【図43】本発明の第6の実施の形態における無線通信
端末の相手端末リスト取得手段の動作を示す流れ図
端末の相手端末リスト取得手段の動作を示す流れ図
【図44】本発明の第7の実施の形態におけるエリア管
理装置の構成図
理装置の構成図
【図45】本発明の第7の実施の形態における自端末情
報の例を示す模式図
報の例を示す模式図
【図46】本発明の第7の実施の形態における呼接続メ
ッセージの例を示す模式図
ッセージの例を示す模式図
【図47】本発明の第7の実施の形態における相手端末
リストの例を示す模式図
リストの例を示す模式図
【図48】本発明の第7の実施の形態における遠隔端末
対応表の例を示す模式図
対応表の例を示す模式図
【図49】本発明の第7の実施の形態におけるエリア管
理装置の不特定相手着呼制御手段の動作を示す流れ図
理装置の不特定相手着呼制御手段の動作を示す流れ図
【図50】本発明の第7の実施の形態におけるエリア管
理装置の不特定相手接続制御手段の動作を示す流れ図
理装置の不特定相手接続制御手段の動作を示す流れ図
【図51】本発明の第7の実施の形態におけるエリア管
理装置の転送制御手段の動作を示す流れ図
理装置の転送制御手段の動作を示す流れ図
【図52】本発明の第7の実施の形態におけるエリア管
理装置の情報交換手段の動作を示す流れ図
理装置の情報交換手段の動作を示す流れ図
【図53】従来の無線通信端末の構成図
【図54】従来の呼接続メッセージの模式図
101 アプリケーション提供手段 102 無線送受信手段 103 自端末情報蓄積手段 104 不特定相手通信情報蓄積手段 105 不特定相手接続制御手段 106 不特定相手発呼制御手段 107 不特定相手着呼制御手段 108 通信制御手段 801 アプリケーション提供手段 802 無線送受信手段 803 自端末情報蓄積手段 804 不特定相手通信情報蓄積手段 805 不特定相手接続制御手段 806 不特定相手発呼制御手段 807 不特定相手着呼制御手段 808 呼出番号切替手段 809 通信制御手段 1401 アプリケーション提供手段 1402 無線送受信手段 1403 自端末情報蓄積手段 1404 不特定相手通信情報蓄積手段 1405 不特定相手接続制御手段 1406 不特定相手発呼制御手段 1407 不特定相手着呼制御手段 1408 呼出番号切替手段 1409 通信制御手段 1410 連続通信制御手段 1901 アプリケーション提供手段 1902 無線送受信手段 1903 自端末情報蓄積手段 1904 不特定相手通信情報蓄積手段 1905 不特定相手接続制御手段 1906 不特定相手発呼制御手段 1907 不特定相手着呼制御手段 1908 通信制御手段 1909 特定端末登録手段 2401 アプリケーション提供手段 2402 無線送受信手段 2403 自端末情報蓄積手段 2404 不特定相手通信情報蓄積手段 2405 不特定相手接続制御手段 2406 不特定相手発呼制御手段 2407 不特定相手着呼制御手段 2408 通信制御手段 2409 通信属性登録手段 3201 アプリケーション提供手段 3202 無線送受信手段 3203 自端末情報蓄積手段 3204 不特定相手通信情報蓄積手段 3205 不特定相手接続制御手段 3206 不特定相手発呼制御手段 3207 不特定相手着呼制御手段 3208 通信制御手段 3209 相手端末リスト生成手段 3210 相手端末リスト蓄積手段 3211 相手端末リスト提供手段 3301 アプリケーション提供手段 3302 無線送受信手段 3303 自端末情報蓄積手段 3304 不特定相手通信情報蓄積手段 3305 不特定相手接続制御手段 3306 不特定相手発呼制御手段 3307 不特定相手着呼制御手段 3308 通信制御手段 3309 相手端末リスト取得手段 3310 相手端末リスト蓄積手段 4401 アプリケーション提供手段 4402 無線送受信手段 4403 自端末情報蓄積手段 4404 不特定相手通信情報蓄積手段 4405 不特定相手接続制御手段 4406 不特定相手発呼制御手段 4407 不特定相手着呼制御手段 4408 通信制御手段 4409 相手端末リスト生成手段 4410 相手端末リスト蓄積手段 4411 相手端末リスト提供手段 4412 長距離通信手段 4413 情報交換手段 4414 遠隔端末対応表蓄積手段 4415 転送制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/30 (56)参考文献 特開 平8−251068(JP,A) 特開 平10−256935(JP,A) 特開 平11−55726(JP,A) 特開 平10−328430(JP,A) 特開 平10−327248(JP,A) 特開 平8−191954(JP,A) 特開 昭62−114582(JP,A) 特開 平9−181763(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (10)
- 【請求項1】 PHSの子機間直接通信によって不特定
の相手と通話するために、PHSが発信する呼出メッセ
ージに含まれる受信端末のグループを示す受信側グルー
プ識別子を、不特定相手通信を示すグループ識別子とし
た相手募集メッセージと受信した前記相手募集メッセー
ジの発信側端末に対する呼出メッセージを生成する不特
定相手発呼制御手段を備えることを特徴とする無線通信
端末。 - 【請求項2】 自端末宛の呼出メッセージ又は他端末が
発信した相手募集メッセージを発見できなかった場合
に、前記不特定相手発呼制御手段に対し相手募集メッセ
ージの生成を指示する不特定相手接続制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。 - 【請求項3】 ユ−ザにアプリケ−ションを提供するア
プリケ−ション提供手段と、電波の監視および発信を行
う無線送受信手段と、自端末の情報を保管する自端末情
報蓄積手段と、不特定相手通信の情報を保管する不特定
相手通信情報蓄積手段と、前記アプリケ−ション提供手
段の指示により不特定相手との呼接続を制御する不特定
相手接続制御手段と、前記不特定相手接続制御手段の指
示により前記自端末情報蓄積手段および前記不特定相手
通信情報蓄積手段の情報を参照の上前記無線送受信手段
に指示して発呼時の動作を制御する不特定相手発呼制御
手段と、前記不特定相手接続制御手段の指示により前記
自端末情報蓄積手段および前記不特定相手通信情報蓄積
手段の情報を参照の上前記無線送受信手段に指示して着
呼時の動作を制御する不特定相手着呼制御手段と、前記
不特定相手着呼制御手段が呼出番号の重複を検出した際
に自呼出番号を切り替える呼出番号切替手段と、前記ア
プリケ−ション提供手段の指示により前記無線送受信手
段に指示して呼接続後の通信を制御する通信制御手段と
を備えた無線通信端末。 - 【請求項4】 連続通信状態を設定する連続通信制御手
段をさらに備え、不特定相手着呼制御手段が連続通信状
態では相手呼出番号を固定することを特徴とする請求項
3記載の無線通信端末。 - 【請求項5】 特定の端末の端末識別子を登録する特定
端末登録手段をさらに備え、不特定相手着呼制御手段が
前記特定端末登録手段が設定した情報を参照して特定の
端末との接続を拒絶することを特徴とする請求項3記載
の無線通信端末 。 - 【請求項6】 前記不特定相手通信情報蓄積手段は、通
信を希望する相手の属性を示す通信属性を記憶すること
を特徴とし、前記不特定相手着呼制御手段は、他端末か
ら発信された不特定の通信相手募集を示す相手募集メッ
セージの通信属性と前記不特定相手通信情報蓄積手段に
記憶する通信属性との間で少なくとも1つ一致する属性
が存在するかを判定し、前記不特定相手発呼制御手段
は、前記不特定相手着呼制御手段により判定された通信
属性が一致する発信側端末に対する呼出メッセージを生
成することを特徴とする請求項3記載の無線通信端末。 - 【請求項7】 通信を希望する相手の属性を登録する通
信属性登録手段をさらに備え、不特定相手発呼制御手段
が前記通信属性登録手段の登録した情報を参照して相手
募集メッセ−ジを生成し、さらに不特定相手着呼制御手
段が前記通信属性登録手段が設定した情報を参照して選
択的に接続を行うことを特徴とする請求項3記載の無線
通信端末。 - 【請求項8】 受信した相手募集メッセージの発信側端
末の呼出番号と空き通信スロットを割り付けた相手端末
リストを一定期間、記憶する相手端末リスト蓄積手段を
備えることを特徴とするエリア管理装置と、前記相手端
末リスト蓄積手段に記憶する相手端末リストを取得する
相手端末リスト取得手段と、前記相手端末リストに示さ
れる自端末に割り付けられた通信スロットのみの電波の
監視を行う無線送受信手段と、前記相手端末リストに示
される相手端末に割り付けられた通信スロットを指定し
て相手端末を発呼する不特定相手発呼制御手段とを備え
ることを特徴とする無線通信端末とから構成される無線
通信システム。 - 【請求項9】 複数の相手端末の情報を生成する相手端
末リスト生成手段と、前記相手端末リスト生成手段が生
成した情報を保管する相手端末リスト蓄積手段と、前記
相手端末リスト蓄積手段の情報を提供する相手端末リス
ト提供手段とをさらに備え、前記不特定相手接続制御手
段が呼接続メッセージ受信時に前記相手端末リスト生成
手段に指示して前記相手端末リストを生成することを特
徴とする請求項3記載の無線通信端末であるエリア管理
装置と、前記エリア管理装置から複数の相手端末の情報
を取得する相手端末リスト取得手段と、前記相手端末リ
スト取得手段が取得した情報を保管する相手端末リスト
蓄積手段とをさらに備え、 前記不特定相手接続制御手段
が前記相手端末リスト蓄積手段の情報を参照して呼接続
を行うことを特徴とする請求項3記載の無線通信端末と
から構成される無線通信システム。 - 【請求項10】 前記エリア管理装置には、遠隔地のエ
リア管理装置と通信を行う長距離通信手段と、前記長距
離通信手段に指示して相手端末リストの情報を交換する
情報交換手段と、前記情報交換手段により生成された遠
隔端末の呼出番号の対応表を保管する遠隔端末対応表蓄
積手段と、前記遠隔端末対応表蓄積手段の情報を参照し
て前記長距離通信手段に指示して呼接続の制御と通信内
容の転送を行う転送制御手段とをさらに備え、前記不特
定相手着呼制御手段が呼接続メッセ−ジ受信時に前記遠
隔端末対応表を参照して着呼処理を行い、不特定相手接
続制御手段が遠隔端末呼出番号での着呼時に前記転送制
御手段に伝えることを特徴とする請求項9記載の無線通
信システム。
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