JP3232940B2 - レーザによる肉盛り方法 - Google Patents

レーザによる肉盛り方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム系母材に
対して銅系合金材料をレーザビームの照射により肉盛り
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを用いた肉盛り技術として
例えば特開昭62−16894号公報に記載されている
ものがある。この従来の肉盛り方法では、アルミニウム
系母材の肉盛り位置に、銅系肉盛り合金粉末を0.2〜
5.0mmの厚さで塗布して乾燥させるか、もしくは前
記肉盛り位置に銅系肉盛り合金粉末を自動的に送給し、
この銅系肉盛り合金粉末の上から、レンズを介して直径
0.5〜5.0mmの点熱源に絞り込んだレーザビーム
をレーザ出力密度80〜20,000W/mm2で照射
することを基本としている。そして、前記レーザビーム
を加工進行方向と直交する方向に80Hz以上でオシレ
ートしつつ、加工進行方向に100〜3,000mm/
minの加工速度で移動させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
法では、レーザビームをオシレート(往復運動)させる
ためのオシレートミラーが実質的に振動するタイプのも
のであるため、その可動部のメンテナンス性が悪く、良
好な加工品質を長期にわたって維持することが困難にな
るという問題がある。
【0004】また、レーザビームをオシレートさせた場
合の特殊性として、図8に示すようにオシレート方向が
変わるオシレート幅方向両端部でのパワー密度が他の部
分より高くなるためにその部分の入熱量が相対的に高く
なり、その結果として母材の溶融により銅系肉盛り合金
層側に母材質が溶け込んで希釈されてしまうという処理
不良が発生しやすい。
【0005】加えて、振動するオシレートミラーが機能
劣化した場合には全体的なレーザパワー密度の低下が生
ずるが、前述したようにオシレート幅方向両端部のパワ
ー密度が高く中心部付近のパワー密度が低いために、そ
の中心部付近で母材と肉盛り合金層との未溶着部分が発
生しやすい。
【0006】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、特に肉盛り合金
層の母材による希釈や未溶着部分の発生等の処理不良を
解消して、肉盛り加工品質の向上を図った肉盛り方法を
提供することにある。
【0007】請求項1に記載の発明は、アルミニウム系
母材に対して銅系合金材料をレーザビームの照射により
肉盛りする方法であって、アルミニウム系母材の肉盛り
位置に銅系合金材料の粉末を連続供給するとともに、前
記銅系合金材料の粉末の上から、凹面鏡を含む光学系に
て線状にしたレーザビームをその長さ方向を肉盛り層の
幅方向に合わせてレーザパワー密度200〜800W/
mm2で照射し、前記アルミニウム系母材とレーザビー
ムとを100〜2,000mm/minで肉盛り層の長
さ方向に相対移動させながら肉盛りすることを特徴とし
ている。その上で、さらに前記光学系は、銅系合金材料
の粉末に対してレーザビームを直接照射する最終の凹面
鏡が、幅寸法を最終的に形成される線状のレーザビーム
の長さに一致させた複数の平面鏡をセグメントにもつ積
分鏡をもって形成されていて、前段にて楕円形に形成し
たレーザビームをその積分鏡にて集光したときに、各平
面鏡からの反射光を粉末上の同一照射位置にて相互に重
ね合わせることにより肉盛り層の幅に合わせた線状のレ
ーザビームを形成するものであることを特徴としてい
る。
【0008】上記の銅系合金材料の粉末としては、例え
ばCu−15.5%、Ni−14.1%、Co−0.9
1%、Al−1.58%、V−1.84%、Nb−2.
78%、Si−残部、からなるものを用いる。
【0009】ここで、レーザビームのレーザパワー密度
を200〜800W/mm2としているのは、200W
/mm2未満では入熱量不足による未溶着部分が発生
し、また800W/mm2を越えると過剰な入熱量によ
って銅系合金層への母材の溶け込みが発生していわゆる
母材希釈を招くためである。
【0010】同様に、母材とレーザビームの相対移動速
度を100〜2,000mm/minとしているのは、
100mm/min未満では生産性が著しく低下する一
方、2,000mm/minを越えると肉盛りできる銅
系合金層の幅や高さ寸法が著しく小さくなるためであ
る。
【0011】
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、前記銅系合金材料の粉末の供給
量が5〜100g/minであることを特徴としてい
る。
【0013】ここで、銅系合金材料の粉末供給量を5〜
100g/minとしているのは、5g/min未満で
は充分な肉盛り層の幅や高さ寸法を確保できず、また1
00g/minを越えた場合には溶融しない部分が発生
しやすいためである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の構成に加えて、前記アルミニウム系母
材の肉盛り位置が、内燃機関用のアルミニウム合金製シ
リンダヘッドのバルブシートであることを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によると、凹面鏡で集光
することによって形成された線状のレーザビームは、肉
盛り幅方向の中心部付近でパワー密度が高い特性とな
る。そのため、レーザビームをオシレートすることなく
単にレーザビームと母材とを肉盛り層の長さ方向に相対
移動させるだけで、必要な幅と高さとを有する肉盛り層
を形成することができ、肉盛り幅方向の両端部での母材
希釈も生じにくいものとなる。とりわけ、平面鏡をセグ
メントにもつ積分鏡の特殊性として線状のレーザビーム
のエネルギー密度特性が肉盛り幅方向でほぼ均一なもの
となることから、その肉盛り幅方向での入熱量の部分的
なばらつきが生じにくく、特に肉盛り幅方向での部分的
な母材希釈のない良好な肉盛り層を形成することができ
る。
【0016】しかも、凹面鏡の機能劣化によりレーザ出
力が低下したような場合でも、肉盛り幅方向の中心部付
近でのレーザパワー密度が相対的に高いことに変わりは
なく、したがって肉盛り幅方向の中心部付近で未溶着部
分が発生することもなくなる。
【0017】
【0018】請求項2に記載の発明によると、銅系合金
材料の粉末供給量を5〜10g/minとしたことによ
り、レーザパワー密度に対して最適な粉末供給量とする
ことができ、これにより過剰な粉末供給による母材上で
の未溶解物の生成や、過小な粉末供給による母材希釈を
未然に防止できるようになる。
【0019】請求項3に記載の発明によると、シリンダ
ヘッドのバルブシートに銅系合金の肉盛り層を形成する
ことによって、シリンダヘッドの冷却性が向上し、特に
バルブシート部付近の設計自由度の増大が図れるように
なる。
【0020】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す図で、内
燃機関のアルミニウム合金製シリンダヘッドのバルブシ
ートに肉盛り層を形成する場合の例を示している。
【0021】図1,2に示すように、アルミニウム系母
材としてのシリンダヘッド1は例えばJIS AC2A
材に相当するアルミニウム合金にて形成されているとと
もに、図3にも示すように加工対象となるバルブシート
2の底面2a、すなわち予め断面円弧状の溝形状に形成
されたバルブシート2の底面2aの法線aが鉛直姿勢と
なるようにシリンダヘッド1全体が傾斜した姿勢で図示
外の治具に位置決めクランプされる。そして、肉盛り加
工時には、加工対象となるバルブシート2の軸心bを回
転中心としてシリンダヘッド1全体が所定速度で回転駆
動される。
【0022】また、前記バルブシート2の底面2aには
その法線a方向からレーザビーム3が照射されるととも
に、レーザビーム3の光軸からバルブシート2の回転方
向後方側に所定角度傾斜した位置には粉末供給ノズル4
が設けられ、この粉末供給ノズル4からレーザビーム照
射部に対して銅系合金粉末5が所定量ずつ連続供給され
る。ここで使用される銅系合金粉末は、Cu−15.5
%、Ni−14.1%、Co−0.91%、Al−1.
58%、V−1.84%、Nb−2.78%、Si−残
部、の組成のものとする。
【0023】一方、前記レーザビーム3を照射するため
の光学系は図4に示すように複数のベンドミラー6,
7,8とシリンドリカルミラー(凹面円柱鏡)9、およ
び複数の細い平面鏡10aをセグメントにもつ積分鏡1
0とで構成されていて、レーザ発振機11から出力され
たレーザビーム13をベンドミラー6,7,8で反射さ
せるとともに、シリンドリカルミラー9および積分鏡1
0で特定方向に集光して、このレーザビーム3を最終的
にセグメント幅(平面鏡10aの幅)cと同一の長さ寸
法dの線状のレーザビーム23を形成してこの線状のレ
ーザビーム23を前記バルブシート2に照射することに
なる。
【0024】前記シリンドリカルミラー9と積分鏡10
とは、図5に示すようにその円柱状の鏡面の軸心が互い
に90度ねじれた関係にあって、ベンドミラー8で反射
した円形のレーザビーム13をシリンドリカルミラー9
により一方向に絞って楕円形に形成する一方、そのシリ
ンドリカルミラー9で反射した楕円形のレーザビーム3
3を積分鏡10により上記方向に対して90度異なる方
向に集光し、最終的には積分鏡10を構成している各平
面鏡10aからの反射光を同一焦点位置である前記バル
ブシート2上のレーザビーム照射位置で相互に重ね合わ
せることにより、細い線状のレーザビーム23が形成さ
れる。そして、ここで得られた線状のレーザビーム23
の幅eはシリンドリカルミラー9の曲率等に依存するこ
とになるものの、その長さ寸法dは積分鏡10を形成し
ている各平面鏡10aの幅寸法cと同一のものとなり、
かつ前記積分鏡10がシリンドリカルミラー9と同様の
単純な凹面円柱鏡である場合には前記線状のレーザビー
ム23のレーザエネルギー密度の分布が図6のようにな
るのに対して、前記積分鏡10で形成された線状のレー
ザビーム23のレーザエネルギー密度の分布は図7に示
すようにビーム長さ方向で均一なものとなる特性があ
る。
【0025】本実施例では、図2に示したシリンダヘッ
ド1に加工送りとしてバルブシート2の軸心bを回転中
心として0.8m/minの回転送りを与える一方、粉
末供給ノズル4から45g/minで銅系合金材料の粉
末5を前記バルブシート2に連続供給しながら、レーザ
出力が4.0kWで出力モードがリングモードのCO2
のレーザビーム3を図5に示すように線状に形成してそ
のレーザビーム23の幅方向を加工送り方向に合わせて
照射しながらバルブシート2の肉盛り加工を行って肉盛
り層12を形成した。
【0026】なお、図2の法線aに対する粉末供給ノズ
ル4の傾斜角度θは20度、レーザビーム照射部から粉
末供給ノズル4の先端までの距離(スタンドオフ)fを
10mm、粉末供給ノズル4の内径Dを3.4mmとし
た。また、レーザビーム13の元径を45mm、図5に
示す線状のレーザビーム23の長さ寸法dを6mm、幅
寸法eを1.5mmとした。
【0027】その結果、肉盛り層12側への母材の溶け
込みによるいわゆる母材希釈の全くない良好な肉盛り層
12がバルブシート2に形成できたことが確認された。
【0028】このように本実施例によれば、図5〜7に
も示したようにシリンドリカルミラー9と積分鏡10と
で特定方向に集光したことによって形成される線状のレ
ーザビーム23は、その長さ方向でのレーザエネルギー
密度の分布が比較的均一であって、より厳密にはその長
手方向の両端のエネルギー密度が急激に低下する傾向に
あるため、前述したように予め断面円弧状に形成された
バルブシート2の底面2aに銅系合金材料の粉末5を供
給しながら肉盛り加工を行った場合にも、その肉盛り層
12の幅方向両端部での入熱量の過剰による肉盛り層1
2側への母材の溶け込みが発生しにくく、品質の向上に
貢献できることになる。
【0029】しかも、上記の線状のレーザビーム23の
エネルギー密度の分布特性は、肉盛り層12の幅方向両
端部ではその肉厚が小さいために肉盛り加工に必要な熱
投与量が小さく、かつ肉盛り層12の幅方向中央部では
その肉厚が大きくなるために必要とされる熱投与量が大
きいという要求特性とも合致することになる。したがっ
て、前記シリンドリカルミラー9や積分鏡10の機能低
下により全体的にレーザビームエネルギー密度が低下し
たような場合でも、深さが最も大きいバルブシート2の
底部2a付近での肉盛り層12の未溶着部分の発生を未
然に防止できるようになる。
【0030】なお、前記肉盛り層12が形成されたシリ
ンダヘッド1のバルブシート2は、図3に示すようにそ
の肉盛り層12の一部を切除するような切削加工が後工
程で施されて、製品機能の上で必要とされる所定のシー
ト面形状2bに仕上げられる。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、アルミ
ニウム系母材の肉盛り位置に銅系合金材料の粉末を連続
供給するとともに、その粉末の上から線状のレーザビー
ムを照射し、レーザビームをオシレートさせることなく
アルミニウム系母材とレーザビームとを肉盛り層の長さ
方向に相対移動させながら肉盛りするようにしたことに
より、従来と異なりレーザ光学系に可動部分がないため
にメンテナンス性がよく、良好な加工品質を長期にわた
って維持できる効果がある。
【0032】とりわけ、レーザビームを照射する最終の
凹面鏡を、平面鏡をセグメントにもつ積分鏡としたこと
により、線状のレーザビームの長さ方向でのエネルギー
密度分布が均一なものとなることから、肉盛り層側への
部分的な母材の溶け込みのない一段と良好な肉盛り品質
が得られる。
【0033】また、凹面鏡で線状にしたレーザビームの
エネルギー密度の分布特性が肉盛り層の断面形状に近似
した特性となるため、肉盛り層の幅方向両端部において
過剰な熱量投与による肉盛り層側への母材の溶け込みが
発生しにくいのに加えて、線状のレーザビームのエネル
ギー密度が全体的に低下した場合でも肉盛り層の幅方向
中央部に未溶着部分が発生しにくく、加工品質の向上に
大きく貢献できる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明における銅系合金材料の粉末供給量を5〜
100g/minとしたことにより、過剰な粉末供給に
よる母材上での未溶解物の生成や、粉末供給量不足によ
る肉盛り層側への母材の溶け込みを未然に防止でき、こ
れによってもまた肉盛り品質の向上に貢献できる利点が
ある。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の発明をシリンダヘッドのバルブシート
の肉盛り加工に適用したことにより、そのバルブシート
に耐熱性、耐摩耗性および耐食性を効率よく付与するこ
とができ、これによってシリンダヘッドの冷却性向上と
併せて、バルブシート付近の設計自由度の増大に貢献で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、図2のA−A線
に沿う断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す要部断面説明図。
【図3】図2の要部拡大図。
【図4】レーザビーム照射系の説明図。
【図5】図4の要部拡大斜視図。
【図6】シリンドリカルミラーで集光したレーザビーム
の特性図。
【図7】平面鏡をセグメントにもつ積分鏡で集光したレ
ーザビームの特性図。
【図8】従来の方法で用いられるレーザビームの特性
図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド(アルミニウム系母材) 2…バルブシート 3…レーザビーム 4…粉末供給ノズル 5…銅系合金材料の粉末 9…シリンドリカルミラー 10…積分鏡 10a…平面鏡 12…肉盛り層 13…線状のレーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02F 1/24 F02F 1/24 F (56)参考文献 特開 平7−32173(JP,A) 特開 昭59−45089(JP,A) 特開 昭62−84889(JP,A) 特開 平1−180796(JP,A) 特開 昭62−34690(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 B23K 26/06 B23K 35/30 F01L 3/24 F02F 1/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム系母材に対して銅系合金材
    料をレーザビームの照射により肉盛りする方法であっ
    て、 アルミニウム系母材の肉盛り位置に銅系合金材料の粉末
    を連続供給するとともに、 前記銅系合金材料の粉末の上から、凹面鏡を含む光学系
    にて線状にしたレーザビームをその長さ方向を肉盛り層
    の幅方向に合わせてレーザパワー密度200〜800W
    /mm2で照射し、 前記アルミニウム系母材とレーザビームとを100〜
    2,000mm/minで肉盛り層の長さ方向に相対移
    動させながら肉盛りするようにしてなり、 前記光学系は、銅系合金材料の粉末に対してレーザビー
    ムを直接照射する最終の凹面鏡が、幅寸法を最終的に形
    成される線状のレーザビームの長さに一致させた複数の
    平面鏡をセグメントにもつ積分鏡をもって形成されてい
    て、前段にて楕円形に形成したレーザビームをその積分
    鏡にて集光したときに、各平面鏡からの反射光を粉末上
    の同一照射位置にて相互に重ね合わせることにより肉盛
    り層の幅に合わせた線状のレーザビームを形成するもの
    であることを 特徴とするレーザによる肉盛り方法。
  2. 【請求項2】 前記銅系合金材料の粉末の供給量が5〜
    100g/minであることを特徴とする請求項1記載
    のレーザによる肉盛り方法。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウム系母材の肉盛り位置
    が、内燃機関用のアルミニウム合金製シリンダヘッドの
    バルブシートであることを特徴とする請求項1または2
    記載のレーザによる肉盛り方法。
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KR100418457B1 (ko) * 2001-01-15 2004-02-14 현대중공업 주식회사 선박용 피스톤 및 피스톤 링의 레이저 경화법 및 장치
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