JPH10141132A - 肉盛りバルブシートおよびその肉盛り方法 - Google Patents

肉盛りバルブシートおよびその肉盛り方法

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JPH10141132A
JPH10141132A JP8299038A JP29903896A JPH10141132A JP H10141132 A JPH10141132 A JP H10141132A JP 8299038 A JP8299038 A JP 8299038A JP 29903896 A JP29903896 A JP 29903896A JP H10141132 A JPH10141132 A JP H10141132A
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JP
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cladding
good
valve seat
wear resistance
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JP8299038A
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English (en)
Inventor
Hironori Sakamoto
元 宏 規 坂
Kenji Suzuki
木 健 司 鈴
Makoto Kano
納 眞 加
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な肉盛り材料を用いて肉盛り性と耐摩耗
性を両立させることができ、そしてまた安定した品質を
もって肉盛り性と耐摩耗性に優れた肉盛りバルブシート
を得ることができるようにする。 【解決手段】 バルブシート基材1の表面に、肉盛り性
の良好な肉盛り材料10からなる肉盛り層13を肉盛り
した上に、前記肉盛り層13が凝固しないうちに、耐摩
耗性の良好な肉盛り材料12からなる肉盛り層14を肉
盛りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉盛り加工によっ
て形成されるエンジン用シリンダヘッドの肉盛りバルブ
シートと肉盛りバルブシートの肉盛り方法に関するもの
である。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】肉盛り加工は、図9に
示すように、母材91の表面に肉盛り材料供給ノズル9
2から肉盛り材料93を供給しながら、レーザビームな
どの高密度エネルギビーム94を照射し、母材91およ
び肉盛り材料93を同時に溶融して肉盛り層95を形成
し、母材91の表面にこの母材91とは異なった性質を
付与する加工である。
【0003】この種の肉盛り加工は、例えば、エンジン
用アルミニウム合金製シリンダヘッドの製造において、
吸気バルブや排気バルブの弁座となるバルブシート部の
耐摩耗性の向上を図るために行われている。そして、肉
盛り材料に対しては、優れた耐摩耗性と共に良好な肉盛
り性が要求されるため、例えば、特願平4−29753
0号,特願平4−246142号,特願平3−6089
5号,特願平3−87329号明細書および図面などに
見られるような複雑な多元素含有合金粉末が用いられて
いる。
【0004】しかしながら、相対的に硬度の低いアルミ
ニウム合金上に高硬度の肉盛り材料を肉盛りする場合、
アルミニウム合金と肉盛り材料との間での熱膨張率の違
いや、肉盛り材料が硬質粒子を含むことに起因する靭性
の違いによって、肉盛り部分に亀裂を発生しやすいとい
う問題点があった。
【0005】そしてまた、必要な肉盛り性と耐摩耗性を
両立させるための合金設計は複雑で、合金元素が多種に
わたり、元素の含有率の微妙な変化が肉盛り性や耐摩耗
性に大きく影響をおよぼすため、多種にわたる元素の含
有率を厳密に管理しないと安定した品質の肉盛りバルブ
シートが得られないという問題点があった。
【0006】
【発明の目的】このように、従来の技術においては肉盛
り材料の肉盛り性と耐摩耗性を両立させうる肉盛り材料
とすることに多大なコストがかかっていたと共に、安定
して高品質な肉盛りを行うことが困難であったことか
ら、本発明は、かかる従来の技術の欠点を解消しようと
するものであって、安価な肉盛り材料を用いて肉盛り性
と耐摩耗性を両立させることができ、そしてまた安定し
た品質をもって肉盛り性と耐摩耗性に優れた肉盛りバル
ブシートを得ることができるようにすることを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる肉盛りバ
ルブシートは、請求項1に記載しているように、肉盛り
性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層と、耐摩耗性の
良好な肉盛り材料からなる肉盛り層が肉盛りされてなる
構成としたことを特徴としている。
【0008】そして、本発明に係わる肉盛りバルブシー
トの実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、肉盛り性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層の上
に、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層が肉
盛りされてなるものとすることができる。
【0009】また、本発明に係わる肉盛りバルブシート
の肉盛り方法は、請求項3に記載しているように、バル
ブシート基材の表面に、肉盛り性の良好な肉盛り材料か
らなる肉盛り層と、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からな
る肉盛り層を肉盛りするようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】そして、本発明に係わる肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法の実施態様においては、請求項4に記載
しているように、バルブシート基材の表面に、肉盛り性
の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りした上
に、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉
盛りするようになすことができ、この際、請求項5に記
載しているように、バルブシート基材の表面に、肉盛り
性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りした上
に、前記肉盛り層が凝固しないうちに、耐摩耗性の良好
な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りするようになす
ことが望ましい。
【0011】同じく、本発明に係わる肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法の実施態様においては、請求項6に記載
しているように、肉盛りの際の熱源として、進行方向に
対して平行な二つのレーザビームを用い、前方のレーザ
ビームで肉盛り性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行うと
共に、後方のレーザビームで耐摩耗性の良好な肉盛り材
料の肉盛りを行うようにしたり、あるいは、請求項7に
記載しているように、肉盛りの際の熱源として、進行方
向に対して前方に高パワー密度なプロファイルを持つレ
ーザビームを用い、レーザビームの前方で肉盛り性の良
好な肉盛り材料の肉盛りを行うと共に、レーザビームの
後方で耐摩耗性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行うよう
にしたりすることができる。
【0012】同じく、本発明に係わる肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法の実施態様においては、請求項8に記載
しているように、肉盛り性の良好な肉盛り材料として、
重量パーセントで、アルミニウム:5.0〜10.0
%、ニッケル:1.0〜5.0%、鉄:1.0〜4.0
%、残部が実質的に銅を基本組成とする銅合金粉末を用
いるようにしたり、あるいは、請求項9に記載している
ように、肉盛り性の良好な肉盛り材料として、重量パー
セントで、アルミニウム:5.0〜10.0%、ニッケ
ル:1.0〜5.0%、鉄:1.0〜4.0%、残部が
実質的に銅を基本組成とする成分組成となる合金粉末入
り銅パイプ(フィラーワイヤ)を用いるようにしたりす
ることができる。
【0013】同じく、本発明に係わる肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法の実施態様においては、請求項10に記
載しているように、耐摩耗性の良好な肉盛り材料とし
て、重量パーセントで、コバルト:10〜15%、アル
ミニウム:1〜5%、鉄:4〜8%、ニッケル:10〜
15%、元素周期律表Va族のバナジウム,ニオブ,タ
ンタルのうちの1種または2種以上:0.1〜5.0
%、シリコン:1〜5%、残部が実質的に銅を基本組成
とする銅合金粉末を用いるようにしたり、あるいは、請
求項11に記載しているように、耐摩耗性の良好な肉盛
り材料として、重量パーセントで、コバルト:10〜1
5%、アルミニウム:1〜5%、鉄:4〜8%、ニッケ
ル:10〜15%、元素周期律表Va族のバナジウム,
ニオブ,タンタルのうちの1種または2種以上:0.1
〜5.0%、シリコン:1〜5%、残部が実質的に銅を
基本組成とする成分組成となる合金粉末入り銅パイプ
(フィラーワイヤ)を用いるようにしたりすることがで
きる。
【0014】
【発明の効果】本発明による肉盛りバルブシートでは、
請求項1に記載しているように、肉盛り性の良好な肉盛
り材料からなる肉盛り層と、耐摩耗性の良好な肉盛り材
料からなる肉盛り層が肉盛りされてなるものとしたか
ら、安価な肉盛り材料を用いて肉盛り性と耐摩耗性を両
立させることができ、そしてまた、安定した品質をもっ
て肉盛り性と耐摩耗性に優れた肉盛りバルブシートを提
供することが可能であるという著しく優れた効果がもた
らされる。
【0015】そして、請求項2に記載しているように、
肉盛り性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層の上に、
耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層が肉盛り
されてなるものとすることによって、バルブシート上で
肉盛り性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層が形成さ
れている上に、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉
盛り層が形成されているものとなるので、肉盛り性と耐
摩耗性が共に良好な肉盛りバルブシートとすることが可
能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0016】本発明に係わる肉盛りバルブシートの肉盛
り方法では、請求項3に記載しているように、バルブシ
ート基材の表面に、肉盛り性の良好な肉盛り材料からな
る肉盛り層と、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉
盛り層を肉盛りするようにしたから、安価な肉盛り材料
を用いて肉盛り性と耐摩耗性を両立させた肉盛りバルブ
シートを製造することができるという著しく優れた効果
がもたらされる。
【0017】そして、請求項4に記載しているように、
バルブシート基材の表面に、肉盛り性の良好な肉盛り材
料からなる肉盛り層を肉盛りした上に、耐摩耗性の良好
な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りするようになす
ことによって、バルブシート上で肉盛り性の良好な肉盛
り材料からなる肉盛り層を形成することができる上に、
耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を形成す
ることができるので、肉盛り性と耐摩耗性を両立させた
肉盛りバルブシートを製造することが可能であるという
著しく優れた効果がもたらされる。
【0018】そしてまた、請求項5に記載しているよう
に、バルブシート基材の表面に、肉盛り性の良好な肉盛
り材料からなる肉盛り層を肉盛りした上に、前記肉盛り
層が凝固しないうちに、耐摩耗性の良好な肉盛り材料か
らなる肉盛り層を肉盛りするようになすことによって、
一層目と二層目の肉盛りを別々に行う場合に比べて加工
時間を短くすることが可能であると共に、二層目の肉盛
りを少ないエネルギで実施することが可能であり、ま
た、一層目が凝固する際に一層目の表面に形成される酸
化膜やコンタミネーションの悪影響を受けずに健全な二
層目を肉盛りすることが可能であるという著しく優れた
効果がもたらされる。
【0019】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、肉盛りの際の熱源として、進行方向に対して平行な
二つのレーザビームを用い、前方のレーザビームで肉盛
り性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行うと共に、後方の
レーザビームで耐摩耗性の良好な肉盛り材料の肉盛りを
行うようになすことによって、一層目の加工点と二層目
の加工点に各々独立したレーザビームにより肉盛り性の
良好な肉盛層と耐摩耗性の良好な肉盛り層を形成するこ
とが可能であり、各レーザビームは進行方向に対して垂
直方向にオシレートさせるようになすことによって肉盛
り品質を向上させることも可能であるという著しく優れ
た効果がもたらされる。
【0020】また、請求項7に記載しているように、肉
盛りの際の熱源として、進行方向に対して前方に高パワ
ー密度で且つ後方に低パワー密度な異形プロファイルを
持つレーザビームを用い、レーザビームの前方で肉盛り
性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行うと共に、レーザビ
ームの後方で耐摩耗性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行
うようになすことによって、1つのレーザビームで肉盛
り性の良好な肉盛層と耐摩耗性の良好な肉盛り層を形成
することが可能であり、レーザビームは進行方向に対し
て垂直方向にオシレートさせることによって肉盛り品質
を向上させることも可能であるという著しく優れた効果
がもたらされる。
【0021】さらにまた、請求項8に記載しているよう
に、肉盛り性の良好な肉盛り材料として、重量パーセン
トで、アルミニウム:5.0〜10.0%、ニッケル:
1.0〜5.0%、鉄:1.0〜4.0%、残部が実質
的に銅を基本組成とする銅合金粉末を用いるようになす
ことによって、硬質粒子を含まないため肉盛り層に亀裂
を生じがたいものとすることが可能であり、肉盛り性の
良好な肉盛り層を形成させることが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0022】そして、請求項9に記載しているように、
肉盛り性の良好な肉盛り材料として、重量パーセント
で、アルミニウム:5.0〜10.0%、ニッケル:
1.0〜5.0%、鉄:1.0〜4.0%、残部が実質
的に銅を基本組成とする成分組成となる合金粉末入り銅
パイプを用いるようになすことによって、合金粉末の飛
散を防止して目標精度の高い成分組成を有する肉盛り性
の良好な肉盛り層を形成させることが可能であるという
著しく優れた効果がもたらされる。
【0023】さらにまた、請求項10に記載しているよ
うに、耐摩耗性の良好な肉盛り材料として、重量パーセ
ントで、コバルト:10〜15%、アルミニウム:1〜
5%、鉄:4〜8%、ニッケル:10〜15%、元素周
期律表Va族のバナジウム,ニオブ,タンタルのうちの
1種または2種以上:0.1〜5.0%、シリコン:1
〜5%、残部が実質的に銅を基本組成とする銅合金粉末
を用いるようになすことによって、硬質粒子を含む耐摩
耗性に優れた肉盛り層を形成することが可能であり、肉
盛り性の良好な材料からなる肉盛り層を介在させている
ことから亀裂を生じることなく耐摩耗性の良好な肉盛り
層を形成することが可能であるという著しく優れた効果
がもたらされる。
【0024】そして、請求項11に記載しているよう
に、耐摩耗性の良好な肉盛り材料として、重量パーセン
トで、コバルト:10〜15%、アルミニウム:1〜5
%、鉄:4〜8%、ニッケル:10〜15%、元素周期
律表Va族のバナジウム,ニオブ,タンタルのうちの1
種または2種以上:0.1〜5.0%、シリコン:1〜
5%、残部が実質的に銅を基本組成とする成分組成とな
る合金粉末入り銅パイプを用いるようになすことによっ
て、合金粉末の飛散を防止して目標精度の高い成分組成
を有する耐摩耗性の良好な肉盛り層を形成させることが
可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係わる肉盛りバルブシートお
よびその肉盛り方法の効果をより明確にするため、実施
例および比較例により詳しく説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0026】実施例1 図1に本発明実施例1の構成を示す。この実施例1で
は、JIS AC2A材よりなるアルミニウム合金製シ
リンダヘッド(バルブシート基材)1のバルブシート部
2に肉盛りを施した場合を示す。
【0027】この実施例1では、出力5kWのCO
ーザ発振器3を用いてレーザビーム4を発振させ、この
レーザビーム4を折返しミラー5で折返して向きを変え
たのち、分岐ミラー6によって7:3の割合にレーザビ
ーム4を分岐し、各々の分岐レーザビーム4A,4Bを
焦点距離10インチの放物面鏡7,8で集光してそれぞ
れ前方側集光レーザビーム4Fおよび後方側集光レーザ
ビーム4Rとした。そして、集光点でのビームスポット
径を2mmとし、第一層に照射する前方側集光レーザビ
ーム4Fについては振幅6mmでオシレートさせ、第二
層に照射する後方側集光レーザビーム4Rについては振
幅5mmでオシレートさせた。
【0028】このとき、オシレート周波数は130Hz
とし、加工速度は1m/minとした。また、アシスト
ガスとしてアルゴンガス15 l/minを用い、粉末
供給量は、一層目,二層目とも30g/minとした。
【0029】肉盛り材料供給ノズル9から供給される第
一層目に用いる肉盛り性の良好な肉盛り材料10として
は、JIS記載のCu−10.0重量%Al−5.0重
量%Ni−4.0重量%Feの組成からなるアルミニウ
ムブロンズ銅合金粉末を用い、肉盛り材料供給ノズル1
1から供給される第二層目に用いる耐摩耗性の良好な肉
盛り材料12としては、Cu−1.0重量%Al−1
3.0重量%Co−3.0重量%Fe−12.7重量%
Ni−1.9重量%V−2.2重量%Nb−3.0重量
%Siの組成からなる銅合金粉末を用いた。
【0030】このようにして、二つの集光レーザビーム
4F,4Rを照射して、肉盛り性の良好な肉盛り材料1
0からなる肉盛り層13と、耐摩耗性の良好な肉盛り材
料12からなる肉盛り層14を形成した後、機械加工を
行ってバルブシートの所定の寸法,表面粗さに仕上げた
後、カラーチェックにより引け巣,ポア,マイクロクラ
ックなどといった肉盛り層の欠陥の有無を調査した。
【0031】そして、欠陥の存在が認められなかったシ
リンダヘッドについて、エンジン回転数:6000rp
m,吸気バルブ材質:SUH11相当材,排気バルブ材
質:SUH36相当材,エンジン負荷:最大の条件で1
00時間の実機試験を実施し、試験後のバルブシート部
の摩耗量を測定した。
【0032】表1に欠陥発生率とバルブシート部の摩耗
量の測定結果を示すが、表1の実施例1の欄に示すよう
に、バルブシート部の摩耗量が少なく耐摩耗性は良好で
あり、また、欠陥発生率を0%とすることができた。
【0033】実施例2 図2に本発明実施例2の構成を示す。この実施例2で
は、レーザ発振器3から発振されたレーザビーム4を2
つの折返しミラー5,5で折返したのち、セグメントミ
ラー15で集光し、肉盛り進行方向と平行方向に長さ:
5mm、垂直方向に幅:2mmの異形プロファイル集光
レーザビーム4Eとして、図2(B)に示すように、異
形プロファイル集光レーザビーム4Eにおける前半と後
半のパワー密度(相対強度)を7:3の割合としたこと
以外は、実施例1と同様にして肉盛りを実施した。
【0034】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例2の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0035】実施例3 図3に本発明実施例3の構成を示す。この実施例3で
は、レーザ発振器3として出力2kWのNd:YAGレ
ーザを用い、レーザ発振器3から発振されたレーザビー
ムを光伝送ファイバ18およびコリレーションレンズ1
9に通したのち、半透過ミラー21を用いて7:3の割
合に分岐し、折返しミラー5で折返して向きを変えたあ
と、焦点距離100mmの集光レンズ22,23でスポ
ット径0.3mmに集光した前方側集光レーザビーム4
Fおよび後方側集光レーザビーム4Rとして、それぞれ
オシレートさせたこと以外は、実施例1と同様にして肉
盛りを実施した。
【0036】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例3の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0037】実施例4 図4に本発明実施例4の構成を示す。この実施例4で
は、レーザ発振器3として出力2kWのNd:YAGレ
ーザを用い、レーザ発振器3から発振されたレーザビー
ムを光伝送ファイバ18およびコリレーションレンズ1
9に通したのち、インテグレーテッドレンズ25で集光
し、肉盛り進行方向と平行方向に長さ:5mm、垂直方
向に幅:2mmの異形プロファイル集光レーザビーム4
Eとして、図4(B)に示すように、異形プロファイル
集光レーザビーム4Eにおける前半と後半のパワー密度
(相対強度)を7:3の割合としたこと以外は、実施例
1と同様にして肉盛りを実施した。
【0038】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例4の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0039】実施例5 図5に本発明実施例5の構成を示す。この実施例5で
は、図1に示した実施例1において、銅合金粉末からな
る肉盛り材料10,12を用いた代わりに、図5(A)
(B)に示すように、肉盛り材料10,12として、直
径:1.0mm,内径:0.8mmの肉盛り材料用銅パ
イプ10P,12Pの内部に合金元素の成分組成がこの
銅パイプを含めて所望の重量パーセントとなるように肉
盛り材料用粉末10F,12Fを装填したフィラーワイ
ヤ(10,12)を用いたこと以外は、実施例1と同様
にして肉盛りを実施した。
【0040】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例5の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0041】実施例6 図6に本発明実施例6の構成を示す。この実施例6で
は、図2に示した実施例2において、銅合金粉末からな
る肉盛り材料10,12を用いた代わりに、図6(A)
(C)に示すように、肉盛り材料10,12として、直
径:1.0mm,内径:0.8mmの肉盛り材料用銅パ
イプ10P,12Pの内部に合金元素の成分組成がこの
銅パイプを含めて所望の重量パーセントとなるように肉
盛り材料用粉末10F,12Fを装填したフィラーワイ
ヤ(10,12)を用いたこと以外は、実施例2と同様
にして肉盛りを実施した。
【0042】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例6の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0043】実施例7 図7に本発明実施例7の構成を示す。この実施例7で
は、図3に示した実施例3において、銅合金粉末からな
る肉盛り材料10,12を用いた代わりに、図7(A)
(B)に示すように、肉盛り材料10,12として、直
径:1.0mm,内径:0.8mmの肉盛り材料用銅パ
イプ10P,12Pの内部に合金元素の成分組成がこの
銅パイプを含めて所望の重量パーセントとなるように肉
盛り材料用粉末10F,12Fを装填したフィラーワイ
ヤ(10,12)を用いたこと以外は、実施例3と同様
にして肉盛りを実施した。
【0044】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例7の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0045】実施例8 図8に本発明実施例8の構成を示す。この実施例8で
は、図4に示した実施例4において、銅合金粉末からな
る肉盛り材料10,12を用いた代わりに、図8(A)
(C)に示すように、肉盛り材料10,12として、直
径:1.0mm,内径:0.8mmの肉盛り材料用銅パ
イプ10P,12Pの内部に合金元素の成分組成がこの
銅パイプを含めて所望の重量パーセントとなるように肉
盛り材料用粉末10F,12Fを装填したフィラーワイ
ヤ(10,12)を用いたこと以外は、実施例4と同様
にして肉盛りを実施した。
【0046】次いで、実施例1と同様にして実機試験を
行った結果は、表1の実施例8の欄に示たとおりであ
り、欠陥発生率,耐摩耗性ともに良好であった。
【0047】比較例1 この比較例1では、肉盛り材料に硬質粒子を含む合金を
用いたこと以外は実施例1と同様にして肉盛りを実施し
た。次いで、実施例1と同様にして実機試験を行った結
果は、表1の比較例1の欄に示したとおりであり、耐摩
耗性は比較的良好であったものの、欠陥発生率が5%と
なった。
【0048】比較例2 この比較例2では、肉盛り材料に硬質粒子を含む合金を
用いたこと以外は実施例1と同様にして肉盛りを実施し
た。次いで、実施例1と同様にして実機試験を行った結
果は、表1の比較例2の欄に示したとおりであり、欠陥
発生率は0%と良好であったものの、耐摩耗性は不十分
であった。
【0049】比較例3 この比較例3では、一層目を肉盛りした後、改めて二層
目を肉盛りしたこと以外は実施例1と同様にして肉盛り
を実施した。しかし、一層目と二層目が溶着せず、実機
試験に供するに足る品質を得ることができなかった。
【0050】比較例4 この比較例4では、レーザビームを5:5の割合に分岐
したこと以外は実施例1と同様にして肉盛りを実施し
た。しかし、一層目がアルミニウム合金に十分に溶着せ
ず、二層目とアルミニウム合金が一部で直接溶着したた
め亀裂が発生し、実機試験に供するに足る品質を得るこ
とができなかった。
【0051】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図である。
【図2】 本発明の実施例2における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図(図(A))および異
形プロファイル集光レーザビームの説明図(図(B))
である。
【図3】 本発明の実施例3における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図である。
【図4】 本発明の実施例4における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図(図(A))および異
形プロファイル集光レーザビームの説明図(図(B))
である。
【図5】 本発明の実施例5における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図(図(A))および肉
盛り材料の断面説明図(図(B))である。
【図6】 本発明の実施例6における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図(図(A))および異
形プロファイル集光レーザビームの説明図(図(B))
ならびに肉盛り材料の断面説明図(図(C))である。
【図7】 本発明の実施例7における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図(図(A))および肉
盛り材料の断面説明図(図(B))である。
【図8】 本発明の実施例8における肉盛りバルブシー
トの肉盛り方法を示す斜面説明図(図(A))および異
形プロファイル集光レーザビームの説明図(図(B))
ならびに肉盛り材料の断面説明図(図(C))である。
【図9】 従来例における肉盛りバルブシートの肉盛り
方法を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム合金製シリンダヘッド(バルブシート
基材) 2 バルブシート部 3 レーザ発振器 4 レーザビーム 4E 異形プロファイル集光レーザビーム 4F 前方側集光レーザビーム 4R 後方側集光レーザビーム 5 折返しミラー 6 分岐ミラー 7,8 放物面鏡 9 肉盛り材料供給ノズル 10 肉盛り性の良好な肉盛り材料 10F 肉盛り材料用粉末 10P 肉盛り材料用銅パイプ 11 肉盛り材料供給ノズル 12 耐摩耗性の良好な肉盛り材料 12F 肉盛り材料用粉末 12P 肉盛り材料用銅パイプ 13 肉盛り性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層 14 耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層 15 セグメントミラー 18 光伝送ファイバ 19 コリレーションレンズ 21 半透過ミラー 22,23 集光レンズ 25 インテグレーテッドレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C22C 9/01 C22C 9/01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉盛り性の良好な肉盛り材料からなる肉
    盛り層と、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り
    層が肉盛りされてなることを特徴とする肉盛りバルブシ
    ート。
  2. 【請求項2】 肉盛り性の良好な肉盛り材料からなる肉
    盛り層の上に、耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉
    盛り層が肉盛りされてなる請求項1に記載の肉盛りバル
    ブシート。
  3. 【請求項3】 バルブシート基材の表面に、肉盛り性の
    良好な肉盛り材料からなる肉盛り層と、耐摩耗性の良好
    な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りすることを特徴
    とする肉盛りバルブシートの肉盛り方法。
  4. 【請求項4】 バルブシート基材の表面に、肉盛り性の
    良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りした上に、
    耐摩耗性の良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛り
    する請求項3に記載の肉盛りバルブシートの肉盛り方
    法。
  5. 【請求項5】 バルブシート基材の表面に、肉盛り性の
    良好な肉盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りした上に、
    前記肉盛り層が凝固しないうちに、耐摩耗性の良好な肉
    盛り材料からなる肉盛り層を肉盛りする請求項4に記載
    の肉盛りバルブシートの肉盛り方法。
  6. 【請求項6】 肉盛りの際の熱源として、進行方向に対
    して平行な二つのレーザビームを用い、前方のレーザビ
    ームで肉盛り性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行うと共
    に、後方のレーザビームで耐摩耗性の良好な肉盛り材料
    の肉盛りを行う請求項3ないし5のいずれかに記載の肉
    盛りバルブシートの肉盛り方法。
  7. 【請求項7】 肉盛りの際の熱源として、進行方向に対
    して前方に高パワー密度なプロファイルを持つレーザビ
    ームを用い、レーザビームの前方で肉盛り性の良好な肉
    盛り材料の肉盛りを行うと共に、レーザビームの後方で
    耐摩耗性の良好な肉盛り材料の肉盛りを行う請求項3な
    いし5のいずれかに記載の肉盛りバルブシートの肉盛り
    方法。
  8. 【請求項8】 肉盛り性の良好な肉盛り材料として、重
    量パーセントで、アルミニウム:5.0〜10.0%、
    ニッケル:1.0〜5.0%、鉄:1.0〜4.0%、
    残部が実質的に銅を基本組成とする銅合金粉末を用いる
    請求項3ないし7のいずれかに記載の肉盛りバルブシー
    トの肉盛り方法。
  9. 【請求項9】 肉盛り性の良好な肉盛り材料として、重
    量パーセントで、アルミニウム:5.0〜10.0%、
    ニッケル:1.0〜5.0%、鉄:1.0〜4.0%、
    残部が実質的に銅を基本組成とする成分組成となる合金
    粉末入り銅パイプを用いる請求項3ないし7のいずれか
    に記載の肉盛りバルブシートの肉盛り方法。
  10. 【請求項10】 耐摩耗性の良好な肉盛り材料として、
    重量パーセントで、コバルト:10〜15%、アルミニ
    ウム:1〜5%、鉄:4〜8%、ニッケル:10〜15
    %、元素周期律表Va族のバナジウム,ニオブ,タンタ
    ルのうちの1種または2種以上:0.1〜5.0%、シ
    リコン:1〜5%、残部が実質的に銅を基本組成とする
    銅合金粉末を用いる請求項3ないし9のいずれかに記載
    の肉盛りバルブシートの肉盛り方法。
  11. 【請求項11】 耐摩耗性の良好な肉盛り材料として、
    重量パーセントで、コバルト:10〜15%、アルミニ
    ウム:1〜5%、鉄:4〜8%、ニッケル:10〜15
    %、元素周期律表Va族のバナジウム,ニオブ,タンタ
    ルのうちの1種または2種以上:0.1〜5.0%、シ
    リコン:1〜5%、残部が実質的に銅を基本組成とする
    成分組成となる合金粉末入り銅パイプを用いる請求項3
    ないし9のいずれかに記載の肉盛りバルブシートの肉盛
    り方法。
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