JP3232375B2 - ホース用ジョイント - Google Patents

ホース用ジョイント

Info

Publication number
JP3232375B2
JP3232375B2 JP26958592A JP26958592A JP3232375B2 JP 3232375 B2 JP3232375 B2 JP 3232375B2 JP 26958592 A JP26958592 A JP 26958592A JP 26958592 A JP26958592 A JP 26958592A JP 3232375 B2 JP3232375 B2 JP 3232375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
collar
nut
mounting portion
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26958592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0694173A (ja
Inventor
正雄 石綿
重隆 藤川
博 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP26958592A priority Critical patent/JP3232375B2/ja
Publication of JPH0694173A publication Critical patent/JPH0694173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232375B2 publication Critical patent/JP3232375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば 写真感
光材料の製造工程において用いられるホースを接続する
ホース用ジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料の製造工程において、例え
ば乳剤がホースを介して塗布装置に供給され、この塗布
装置で乳剤をフィルムベースに塗布して写真感光材料を
製造する。この写真感光材料の製造時に、乳剤供給ライ
ンを接続させたまま、塗布機を移動さすために、フレシ
キブルなホースを用いたり、また乳剤供給ライン中の洗
浄不良によるコンタミを防止することを主眼に、固定の
硬質パイプの使用を避け、交換の容易な軟質なホースを
使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この乳剤を供給する乳
剤供給ラインにおいてホース用ジョイントが使用され、
このホース用ジョイントには種々のものがあるが、例え
ば軟質なホースが用いられることから、ホース用ジョイ
ントの近傍でホース内圧が増加することによる変形や、
ホース用ジョイントの構造自体の問題から、ホースとホ
ース用ジョイントとの接続部にデットスペースが生じ
る。このデットスペースによってコンタミが発生し、こ
のコンタミが乳剤に混入すると写真感光材料の品質が低
下する等の問題がある。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、ホースとの接続部にデットスペースが生じないよ
うにしてコンタミの発生を抑制するホース用ジョイント
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1に記載の発明は、『雄ねじ部と、
この雄ねじ部から軸方向へ延出したホース取付部とを有
し、このホース取付部の外周にホース挿着方向へ傾斜す
るテーパ面を形成すると共に、ホース取付部の内周をホ
ースの内周と略同径に形成してなるジョイント本体と、
雌ねじ部と、この雌ねじ部から軸方向へ延出し端部を内
側に屈曲させたホース押え部とを有するナットと、外側
に屈曲させたフランジ部と、外周に形成された溝とを有
し、前記フランジ部と前記溝に係合されたスナップリン
グとで前記ナットの端部に保持されたカラーとを備え、
前記ホースに外周に、前記ナットの端部に保持されたカ
ラーを挿着すると共に、前記ジョイント本体のホース取
付部の外周に前記ホースを挿着し、前記ジョイント本体
の雄ねじ部に前記ナットの雌ねじ部を螺着し、前記ナッ
トの端部で前記カラーのフランジ部を軸方向に押圧し、
前記カラーの一部を前記ホース取付部に重ね合わせて前
記ホースを前記ホース取付部に押圧して固定したことを
特徴とするホース用ジョイント。』である。
【0007】この発明では、ナットの端部とスナップリ
ングとでナットの端部にカラーを保持したから、カラー
が脱落することがなく、取扱が容易である。
【0008】また、ホースに外周に、ナットの端部に保
持されたカラーを挿着すると共に、ジョイント本体のホ
ース取付部の外周にホースを挿着し、ジョイント本体の
雄ねじ部にナットの雌ねじ部を螺着すると、ナットの端
部でカラーのフランジ部を軸方向に押圧し、カラーの一
部をホース取付部に重ね合わせ、これによりホースがホ
ース取付部に押圧して簡単且つ確実に固定することがで
きる。
【0009】また、ナットの螺着では、ナットの端部が
カラーのフランジ部を軸方向に押圧するだけであり、ナ
ットの回転が容易であり、しかもナットの螺着によって
ホースが擦れることがない。
【0010】また、ホース用ジョイントの近傍でホース
内圧が変動して、例えばホース内圧が上昇しても、カラ
ーによってホースが膨張しようとする変形を抑え、ホー
ス取付部の内周とホースの内周とが略同径であり、ホー
ス取付部とホースとの接続部にデットスペースが生じな
い。
【0011】
【実施例】以下、この発明のホース用ジョイントの実施
例を図面に基づいて説明する。図1はホース用ジョイン
トの断面図、図2はジョイント本体の半断面図、図3は
ナットの半断面図、図4はカラーの半断面図である。
【0012】ホース用ジョイント1のジョイント本体2
は、接続部2a、雄ねじ部2b及びホース取付部2cを
有しており、このジョイント本体2の接続部2aは流量
計やフィルタ等の取付部と一体に形成したり、或は溶接
して取り付けられる。
【0013】ホース取付部2cの外周にはテーパ面2d
をホース挿着方向へ傾斜して形成すると共に、ホース取
付部2cの内周にテーパ面2eをホース引抜方向へ傾斜
して形成し、ホース3の内周と略同径に形成されてい
る。このホース取付部2cの外周にはホース3が挿着さ
れ、このホース3には外周にフランジ部4aを有するカ
ラー4が挿着される。雄ねじ部2bにはナット5の雌ね
じ部5aが螺着される。
【0014】ナット5は、雌ねじ部5aと、この雌ねじ
部5aから軸方向へ延出し端部5bを内側に屈曲させた
ホース押え部5cとを有する。このナット5のホース押
え部5cにカラー4が保持される。
【0015】このカラー4は、外側に屈曲させたフラン
ジ部4aと、外周に形成された溝4bとを有し、フラン
ジ部4aと溝4bに係合されたスナップリング6とでナ
ット5の端部5bに保持されている。
【0016】ホース3には、内部にかかる流体の圧力で
変形可能なものが用いられ、例えば軟質プラスチック、
軟質ポリ塩化ビニル、軟質ポリウレタン等で形成したも
のが用いられる。
【0017】ナット5の螺着で、カラー4がホース挿着
方向へ移動し、カラー4の一部がホース取付部2cに長
さDだけ重ね合わせた状態になり、これでホース3がホ
ース取付部2cにカラー4によって押圧して固定され
る。このナット5の螺着で、ナット5が回転するが、カ
ラー4を介してホース3を押圧しているから、ナット5
の回転によってホース3が傷付くことがない。
【0018】このように、ジョイント本体2に螺着した
ナット5の端部5bがカラー4のフランジ部4aに係合
し、このナット5の螺着でカラー4の一部をホース取付
部2cに重ね合わせ、これによりホース3がホース取付
部2cに押圧して固定される。このため、ホース取付部
2cの先端部でホース内圧が変動し、例えばホース内圧
が上昇しても、カラー4によってホース3が膨張しよう
とする変形を抑えることができる。このため、ホース取
付部2cの内周とホース3の内周とが略同径の状態を維
持することができ、ホース取付部2cとホース3との接
続部にデットスペースが生じない。
【0019】従って、乳剤を供給する乳剤供給ラインに
おいて、このホース用ジョイント1を用いると、デット
スペースが生じないことから、デットスペースにコンタ
ミが発生することがなく、コンタミが乳剤に混入して写
真感光材料の品質が低下することが防止される。
【0020】また、ナット5の端部5bにカラー4は、
溝4bに係合したスナップリング6で保持されているた
め、ナット5を緩めてジョイント本体2から外すときに
カラー4も同時に外れるし、ホース3への脱着時にもカ
ラー4がナット5から脱落することがない。
【0021】図5はこの発明のホース用ジョイントを流
量計とホースとの接続に用いた実施例の半断面図であ
る。この流量計10は、写真感光材料の製造工程におい
て、例えばホース11,12を介して塗布装置に供給さ
れる乳剤の流量の測定に用いられる。この流量計10の
流入側10aと、流出側10bとには、ホース用ジョイ
ント1を介してホース11,12が接続されている。こ
のそれぞれのホース用ジョイント1のジョイント本体2
は接続部2aにフランジ部2fを有しており、このフラ
ンジ部2f間にはボルト13,14を挿通してナット1
5,16で締め付け固定されている。このボルト14に
はブラケット17が共締めされており、このブラケット
17で流量計10が写真感光材料の製造工程のシステム
に取り付けられる。
【0022】図6はこの発明のホース用ジョイントをホ
ースの分岐に用いた実施例の一部を破断した側面図であ
る。このホース用ジョイント1は、3方向に別れたジョ
イント本体2を有しており、このホース用ジョイント1
は写真感光材料の製造工程において、例えば1方向のホ
ース30から2方向のホース31,32に分岐する場合
に用いられる。ホース用ジョイント1のそれぞれのジョ
イント本体2には、ナット5、カラー4を介してホース
30,31,32が接続され、カラー4にはロックリン
グ7がネジ8で固定され、このロックリング7とカラー
4のフランジ部4aでナット5にカラー4が保持され
る。
【0023】
【発明の効果】前記したように、この発明のホース用ジ
ョイントは、ナットの端部とスナップリングとでナット
の端部にカラーを保持したから、カラーが脱落すること
がなく、取扱が容易である。
【0024】また、ホースに外周に、ナットの端部に保
持されたカラーを挿着すると共に、ジョイント本体のホ
ース取付部の外周にホースを挿着し、ジョイント本体の
雄ねじ部にナットの雌ねじ部を螺着すると、ナットの端
部でカラーのフランジ部を軸方向に押圧し、カラーの一
部をホース取付部に重ね合わせ、これによりホースがホ
ース取付部に押圧して簡単且つ確実に固定することがで
きる。
【0025】また、ナットの螺着では、ナットの端部が
カラーのフランジ部を軸方向に押圧するだけであり、ナ
ットの回転が容易であり、しかもナットの螺着によって
ホースが擦れることがない。
【0026】また、ホース用ジョイントの近傍でホース
内圧が変動して、例えばホース内圧が上昇しても、カラ
ーによってホースが膨張しようとする変形を抑え、ホー
ス取付部の内周とホースの内周とが略同径であり、ホー
ス取付部とホースとの接続部にデットスペースが生じな
い。
【0027】従って、例えば乳剤を供給する乳剤供給ラ
インにおいて、このホース用ジョイントを用いると、デ
ットスペースが生じないことから、デットスペースにコ
ンタミが発生することがなく、コンタミが乳剤に混入し
て写真感光材料の品質が低下することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホース用ジョイントの断面図である。
【図2】ジョイント本体の半断面図である。
【図3】ナットの半断面図である。
【図4】カラーの半断面図である。
【図5】ホース用ジョイントを流量計とホースとの接続
に用いた実施例の半断面図である。
【図6】ホース用ジョイントをホースの分岐に用いた実
施例の一部を破断した側面図である。
【符号の説明】
1 ホース用ジョイント 2 ジョイント本体 2c ホース取付部 2d テーパ面 3 ホース 4 カラー 4a フランジ部 5 ナット 5b 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−109214(JP,U) 実開 昭58−108635(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/04 - 33/23

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄ねじ部と、この雄ねじ部から軸方向へ延
    出したホース取付部とを有し、このホース取付部の外周
    にホース挿着方向へ傾斜するテーパ面を形成すると共
    に、ホース取付部の内周をホースの内周と略同径に形成
    してなるジョイント本体と、 雌ねじ部と、この雌ねじ部から軸方向へ延出し端部を内
    側に屈曲させたホース押え部とを有するナットと、 外側に屈曲させたフランジ部と、外周に形成された溝と
    を有し、前記フランジ部と前記溝に係合されたスナップ
    リングとで前記ナットの端部に保持されたカラーとを備
    え、 前記ホースに外周に、前記ナットの端部に保持されたカ
    ラーを挿着すると共に、前記ジョイント本体のホース取
    付部の外周に前記ホースを挿着し、 前記ジョイント本体の雄ねじ部に前記ナットの雌ねじ部
    を螺着し、前記ナットの端部で前記カラーのフランジ部
    を軸方向に押圧し、 前記カラーの一部を前記ホース取付部に重ね合わせて前
    記ホースを前記ホース取付部に押圧して固定したことを
    特徴とするホース用ジョイント。
JP26958592A 1992-09-11 1992-09-11 ホース用ジョイント Expired - Fee Related JP3232375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26958592A JP3232375B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ホース用ジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26958592A JP3232375B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ホース用ジョイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0694173A JPH0694173A (ja) 1994-04-05
JP3232375B2 true JP3232375B2 (ja) 2001-11-26

Family

ID=17474414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26958592A Expired - Fee Related JP3232375B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 ホース用ジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3232375B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257065A (ja) * 2004-02-10 2005-09-22 Toyox Co Ltd ホース継手
JP2007105343A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Dynam Co Ltd パーラーチェアの着脱機構
JP5242753B2 (ja) * 2006-03-14 2013-07-24 住化農業資材株式会社 軟質ホース用継手
JP4942506B2 (ja) * 2006-03-14 2012-05-30 住化農業資材株式会社 軟質ホース用継手

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0694173A (ja) 1994-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3232375B2 (ja) ホース用ジョイント
US6000729A (en) Hose coupling
JP3086898B2 (ja) 管継手
JP3134692B2 (ja) ヘッダー
JP2001004069A (ja) 管路用接手
JP3216850B2 (ja) 樹脂チューブ接続用継手
JP3434755B2 (ja) 流体機器の流体管接続構造
JP3019906U (ja) ホース接続装置
JPS6336228Y2 (ja)
JPH0731032Y2 (ja) 離脱防止機能を有する管継ぎ手
JP2004092679A (ja) 管継手
JPH07231948A (ja) スプリンクラー用配管装置
JP3268398B2 (ja) 管端防食フランジ継手
JP3256654B2 (ja) 可撓チューブ用継ぎ手構造
JPH0731030Y2 (ja) 離脱防止機能を有する管継ぎ手
CA1292486C (en) Couplings for pipe
JP2984803B2 (ja) 管継手
JP2003113974A (ja) スイベル継手
JPS6216207Y2 (ja)
JP2001027375A (ja) 樹脂パイプ用継手
JPH0517519Y2 (ja)
JPS633511Y2 (ja)
JP2004225712A (ja) 通水管の端部構造、同端部構造を備えた通水管並びに同通水管と接続体との接続構造及び通水管の端部構造の形成方法
JP2605510Y2 (ja) ソケットへのサプライ管接続構造
JPS6232054Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees