JP2003113974A - スイベル継手 - Google Patents

スイベル継手

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JP2003113974A
JP2003113974A JP2001305467A JP2001305467A JP2003113974A JP 2003113974 A JP2003113974 A JP 2003113974A JP 2001305467 A JP2001305467 A JP 2001305467A JP 2001305467 A JP2001305467 A JP 2001305467A JP 2003113974 A JP2003113974 A JP 2003113974A
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孝信 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ニップル軸のガタツキや回動に起因するシール
漏れを防止することができ、かつエルボ配管におけるホ
ース等の固定が可能なスイベル継手を提供する。 【解決手段】筒状のニップル軸1の一端側外周に、機器
Mの取付部M1に螺合するネジ部9を外周面に有するナ
ット体2を回動自在に嵌合し、このナット体2とニップ
ル軸1との間に環状のシール部材23を配置したスイベ
ル継手において、ナット体2より他端側のニップル軸1
の外周面6aにネジ部19を形成し、このネジ部19に
ナット体2を押圧可能な止めナット3を螺合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機器に対して
パイプや各種ホースを接続するためのスイベル継手に関
し、更に詳しくは、ニップル軸のガタツキや回動が原因
で生じるシール漏れを防ぐようにしたスイベル継手に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属ホース、油圧ホース、合成樹脂ホー
スなどの各種ホースやパイプ(以下、ホース等という)
を各種機器に接続するのにスイベル継手が用いられてい
る。このようなスイベル継手は、図3に示すように、ニ
ップル軸31の一端側外周に、機器Mの取付部M1に螺
合するネジ部32を外周面に有するナット体33を回動
自在に嵌合した構成になっている。ニップル軸31の他
端側には、ホース等が固定されるようになっている。
【0003】上記のようなスイベル継手は、機器Mに取
り付けられるナット体33がニップル軸31に回動自在
であるため、ホースなどを捩じれることなく機器Mに装
着することができるという利点がある。しかし、その反
面、ナット体33とニップル軸31との間にナット体3
3の回動を許容するためのクリアランスが存在するた
め、振動を伴うような機器に接続すると、その振動によ
りガタツキが発生するので、ナット体33の内周面側に
配置したOリング34のシール作用が阻害され、シール
漏れを招くという問題があった。
【0004】また、動きのある配管に用いられたホース
等を接続した場合には、ニップル軸31が頻繁に回動す
るため、Oリング34が早期に磨耗してシール漏れを起
こすという問題があった。更に、ニップル軸31にそれ
と交差する方向に延びるホース等を接続する、所謂エル
ボ配管のような場合には、ニップル軸31が機器Mに固
定されたナット体33に対して回動してしまうため、接
続されたホース等が固定できないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ニッ
プル軸のガタツキや回動に起因するシール漏れを防止す
ることができ、かつエルボ配管におけるホース等の固定
が可能なスイベル継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、筒状のニップル軸の一端側外周に、機器の取付部
に螺合するネジ部を外周面に有するナット体を回動自在
に嵌合し、該ナット体と前記ニップル軸との間に環状の
シール部材を配置したスイベル継手において、前記ナッ
ト体より他端側の前記ニップル軸の外周面にネジ部を形
成し、該ネジ部に前記ナット体を押圧可能な止めナット
を螺合したことを特徴とする。
【0007】このようにニップル軸外周面のネジ部にナ
ット体を押圧する止めナットを螺合したので、機器の取
付部にナット体を取り付けた後、止めナットをナット体
を押圧するように螺子込むことで、ナット体に止めナッ
トを固定させ、それによりニップル軸を止めナットを介
してナット体に固定することができる。
【0008】その結果、ニップル軸とナット体の間にナ
ット体の回動を許容するためのクリアランスがあって
も、ニップル軸は止めナットを介してナット体に固定さ
れるので、振動を伴うような機器と接続してもニップル
軸にガタツキを招くことがない。また、動きのある配管
に用いられたホース等を接続した場合であっても、ニッ
プル軸がナット体に固定されているので回動することが
ない。従って、ニップル軸のガタツキや回動が原因で生
じるシール部材のシール漏れの防止が可能になる。ま
た、エルボ配管におけるホース等の固定も可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明のスイベル継手の一例を示
し、1はホース等Hを接続するニップル軸、2はスイベ
ル継手を機器Mの取付部M1に装着するためのナット
体、3はニップル軸1とナット体2とを固定状態にする
ための止めナットである。
【0011】ニップル軸1は、円筒状に形成され、内周
側が流体の通路4になっている。ニップル軸1の外周面
は、一端側から他端側に向けて階段状に拡径する構造に
なっており、外径が最も小さい一端側部5の外周側にナ
ット体2が取り付けられている。一端側部5の外周面5
aの更に一端側には、ナット体2の離脱を防止する止め
リング20を着脱自在に装着するための環状溝21が、
外周面5aの周方向に沿って設けられている。
【0012】一端側部5に続く中間部6は、一端側部5
より外径が大きく、その外周面6aにネジ部19が形成
され、そのネジ部19に止めナット3が取り付けられて
いる。
【0013】中間部6より他端側の他端側部7は、その
外径が中間部6の外径より更に大きくなっている。その
外周面7aは多角形状(図では6角形状)に形成され、
工具で把持するのを容易にしている。他端側部7の内周
側にホース等Hが溶接などにより固着されるようになっ
ている。
【0014】ナット体2は、機器Mの取付部M1に螺合
するネジ部9を外周面に有する円筒部10と、その他端
側に一体的に連接されて外周側に突出する環状の鍔部1
1とから構成され、ニップル軸1の一端側部5に回動自
在に嵌合している。弾性を有するC字状の止めリング2
0が環状溝21に装着され、ナット体2は一端側部5に
係止されている。鍔部11の外周面11aは多角形状
(図では6角形状)に形成され、工具で把持するのを容
易にしている。
【0015】ナット体2の内周面2aには、周方向に沿
って環状溝22が形成され、その環状溝22にナット体
2とニップル軸1との間をシールする環状のシール部材
23を配設している。円筒部10の他端側外周面には、
周方向に沿って環状溝24が形成され、その環状溝24
にナット体2と機器Mとの間をシールする環状のシール
部材25が設けられている。
【0016】止めナット3は、ナット体2より他端側に
隣接する中間部6のネジ部19に螺合しており、止めナ
ット3を図1の左右に移動させることによりナット体2
の鍔部11を押圧かつ離間可能になっている。この止め
ナット3は、その外周面がナット体2や他端側部7と同
様に、多角形状(図では6角形状)に形成されている。
【0017】上記スイベル継手は、ニップル軸1の一端
側から止めナット3を中間部6のネジ部19に螺嵌さ
せ、次いで環状のシール部材23,25を環状溝22,
24に装着したナット体2を一端側部5に嵌挿し、最後
に環状溝21に止めリング20を装着することにより容
易に組み立てられ、また逆の方法で容易に分解されるよ
うになっている。
【0018】上述したスイベル継手によれば、ナット体
2より他端側のニップル軸1の中間部外周面6aにネジ
部19を形成し、そのネジ部19にナット体2を押圧可
能な止めナット3を螺合したので、機器Mの取付部M1
にナット体2を螺嵌した後、止めナット3を図1の左方
向に移動させ、ナット体2を止めナット3により押圧し
てナット体2に止めナット3を固定することにより、ニ
ップル軸1が機器Mに固定されたナット体2に固定され
る。
【0019】そのため、ニップル軸1とナット体2の間
にナット体2の回動を可能にするためのクリアランスが
あっても、ニップル軸1は止めナット3を介してナット
体2に固定されるので、振動を伴うような機器に接続し
ても、ニップル軸1にガタツキが発生することがない。
また、動きのある配管に用いられたホース等を接続した
場合であっても、ニップル軸1がナット体2に固定され
ているので回動することがない。従って、ニップル軸1
のガタツキや回動に起因するシール部材23のシール漏
れを防止することができる。
【0020】図2は、本発明のスイベル継手の他の例を
示し、上記実施形態において、ホース等Hが固設される
ニップル軸1の他端側部7下方に流体の通路4の開口4
aを形成し、ニップル軸1に対して直交する方向に延び
るホース等Hを接続する、所謂エルボ配管に用いられる
スイベル継手になっている。
【0021】このようなスイベル継手であっても、止め
ナット3によりニップル軸1をナット体2に固定できる
ため、上述した効果に加えて、エルボ配管におけるホー
ス等Hの固定を確実に行うことができる。
【0022】本発明において、上記実施形態では、ニッ
プル軸1からナット体2が離脱するのを防止するために
止めリング20を用いたが、図3の従来技術に示すよう
に、ニップル軸の一端部を拡開してナット体の一端側に
係合させるようにした構成であってもよく、本発明は、
ニップル軸1の一端側外周に、機器Mの取付部M1に螺
合するネジ部9を外周面に有するナット体2を回動自在
に嵌合し、ナット体2とニップル軸1との間に環状のシ
ール部材23を配置したスイベル継手であれは、いずれ
の継手にも好適に用いることができる。
【0023】
【発明の効果】上述したように本発明のスイベル継手
は、ナット体より他端側のニップル軸の外周面にネジ部
を形成し、該ネジ部にナット体を押圧可能な止めナット
を螺合したので、止めナットによりニップル軸を機器の
取付部に固定されるナット体に固定することができるた
め、ニップル軸のガタツキや回動に起因するシール漏れ
を防止することができ、かつエルボ配管におけるホース
等の固定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイベル継手の一例を中心線より上側
を断面にして示す正面図である。
【図2】本発明のスイベル継手の他の例を中心線より上
側及び右側を断面にして示す正面図である。
【図3】従来のスイベル継手の一例を中心線より上側を
断面にして示す正面図である。
【符号の説明】
1 ニップル軸 2 ナット体 3 止めナット 5 一端側部 6 中間部 6a 外周面 7 他端側部 7a 外周面 9 ネジ部 19 ネジ部 20 止めリング 23 シール部材 H ホース等 M 機器 M1 取付部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のニップル軸の一端側外周に、機器
    の取付部に螺合するネジ部を外周面に有するナット体を
    回動自在に嵌合し、該ナット体と前記ニップル軸との間
    に環状のシール部材を配置したスイベル継手において、
    前記ナット体より他端側の前記ニップル軸の外周面にネ
    ジ部を形成し、該ネジ部に前記ナット体を押圧可能な止
    めナットを螺合したスイベル継手。
  2. 【請求項2】 前記ニップル軸外周面のネジ部を前記ナ
    ット体に隣接して設け、該ネジ部が位置するニップル軸
    の径を前記ナット体が嵌合するニップル軸の径より大き
    くした請求項1に記載のスイベル継手。
  3. 【請求項3】 前記ナット体より一端側の前記ニップル
    軸の外周に、嵌合するナット体が離脱するのを防ぐ止め
    リングを装着した請求項1または2に記載のスイベル継
    手。
  4. 【請求項4】 前記ニップル軸外周面のネジ部より他端
    側のニップル軸の径を該ネジ部が位置するニップル軸の
    径より大きくし、かつ外周面を多角形状にした請求項
    1,2または3に記載のスイベル継手。
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