JP3232181B2 - エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン - Google Patents

エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン

Info

Publication number
JP3232181B2
JP3232181B2 JP30939493A JP30939493A JP3232181B2 JP 3232181 B2 JP3232181 B2 JP 3232181B2 JP 30939493 A JP30939493 A JP 30939493A JP 30939493 A JP30939493 A JP 30939493A JP 3232181 B2 JP3232181 B2 JP 3232181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
heat exchanger
refrigerant
heat pump
cooling water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30939493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07158996A (ja
Inventor
輝夫 守本
孔洋 佐々木
宏司 増田
均 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP30939493A priority Critical patent/JP3232181B2/ja
Publication of JPH07158996A publication Critical patent/JPH07158996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232181B2 publication Critical patent/JP3232181B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランク軸を縦方向に
配置した縦軸形エンジンを、ヒートポンプの駆動に用い
る場合のエンジン駆動ヒートポンプとヒートポンプ用エ
ンジンの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン駆動ヒートポンプに
関する技術は公知とされているのである。例えば、特開
平1−92558号公報や、特公平5−35254号公
報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、縦軸形エン
ジンをエンジン駆動ヒートポンプの駆動源として用いる
ことにより、ヒートポンプをコンパクトに構成するもの
である。また縦軸形エンジンのラジエータの効率化を図
る為に、エンジンの冷却方式を沸騰冷却方式としたもの
である。また、冷媒−空気熱交換器を冷却水の流れ方向
に添って傾斜状態に配置することにより、暖房性能の向
上を図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、クランク軸を
縦方向に配置した縦軸形エンジンEにおいて、エンジン
本体の上面を覆う蓋体1に、冷却水の入口部32と、冷
却水の出口用集合部31と、エンジンからの排気口30
と接続され、かつ前記冷却水出口用集合部31に嵌装さ
れた消音室兼排ガス熱交換室9を設けて、排ガス熱交換
器Hを一体的に構成したものである。
【0005】請求項2においては、請求項1記載のエン
ジン駆動ヒートポンプにおいて、蓋体1の上方に、吸引
形のファンFを配置し、該吸引形のファンFの吸引側
に、冷媒−水熱交換器2を冷却水流れ方向に沿って上向
き傾斜して配置したものである。
【0006】請求項3においては、請求項1記載のエン
ジン駆動ヒートポンプにおいて、蓋体1の上方に吸引形
のファンFを配置し、該吸引形のファンFの吸引側に、
冷媒−空気熱交換器26とラジエータ3を配置したもの
である。
【0007】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、沸騰
冷却方式における冷却水の上昇が加速され、冷却水の循
環効率が向上する。また蓋体にエンジンからの排気口等
を一体的に形成しているので、シリンダブロックのダイ
キャスト製造が可能となり、機械加工部分を少なくし、
コストを安くすることが出来るのである。また、沸騰冷
却方式であるので、水と空気の温度差が大きくなり、ラ
ジエータを小型・コンパクトに構成出来るのである。沸
騰冷却方式では、排ガス熱交換器の出口の冷却水温度が
高くなる為に、暖房能力が向上するのである。また蒸気
の滞留防止が可能となる。
【0008】請求項2によれば、沸騰冷却方式の場合に
は、排ガス熱交換器Hからの出口部分の冷却水温度が最
も高く成りやすいのであるが、本発明においては、該部
分にサブエバポレータと称される、傾斜配置した冷媒−
水熱交換器2を設けることにより、最も効率的に高温冷
却水と冷媒との間の熱交換が行われるのである。また、
該冷媒−水熱交換器2の傾斜配置により、エンジン室a
と熱交換器室bの間のデッドスペースに冷媒−水熱交換
器2を配置することとなり、エンジン駆動ヒートポンプ
の全体をコンパクトに構成することが出来るのである。
【0009】請求項3によれば、冷房時には、冷媒−空
気熱交換器は、まずラジエータにより温まっていない温
度の低い外気により冷却されるので、ラジエータの高温
により冷媒−空気熱交換器の放熱効果が損なわれること
がなく、冷房効果を上げることが出来るのである。逆に
暖房時には、ラジエータの高温によりまず吸引空気を暖
めて、次に冷媒−空気熱交換器に該空気を当てて熱を吸
収させるので、暖房効果を向上することが出来るのであ
る。
【0010】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明のエン
ジン駆動ヒートポンプの沸騰冷却システムの回路図、図
2は本発明のエンジン駆動ヒートポンプの正面図、図3
は同じく本発明のエンジン駆動ヒートポンプの平面図、
図4は本発明のエンジン駆動ヒートポンプの左側面図、
図5は本発明のエンジン駆動ヒートポンプの右側面図、
図6は冷媒−空気熱交換器の他の配置実施例を示すエン
ジン駆動ヒートポンプの正面図、図7は図6のエンジン
駆動ヒートポンプの平面図、図8は図6のエンジン駆動
ヒートポンプの右側面図、図9は図6のエンジン駆動ヒ
ートポンプの左側面図、図10は冷房時ラジエータ23
と暖房時ラジエータ24と冷媒−空気熱交換器25・2
6・27の配置を示す図面、図11はエンジンEの冷却
水の循環回路を示す図面、図12は本発明のエンジン駆
動ヒートポンプに使用する縦軸形エンジンの正面図、図
13は同じく縦軸形エンジンの平面図、図14は縦軸形
エンジンの内部を示す正面図、図15は図14における
カム軸とカムとタペットを示す図面、図16はカム軸と
カムとタペットの他の構成を示す図面、図17は図16
におけるカム軸とカムとタペットの状態を示す図面、図
18はカム軸とオイルフィルタの配置構成を示す図面、
図19はカム軸とオイルフィルタの他の配置構成を示す
拡大図である。
【0011】図1において、全体的なエンジン駆動ヒー
トポンプの沸騰冷却システムの流れを説明する。縦軸形
エンジンEは都市ガスやプロパンガス等の工業用又は家
庭用ガスを燃料とする縦軸のエンジンである。該エンジ
ンEの側方にコンプレッサCが配置されており、縦軸形
エンジンEのクランク軸との間でベルト20を介して駆
動される。該コンプレッサCは冷媒を圧縮し、これをヒ
ートポンプフレームFr(図2)内に配置した冷媒−水
熱交換器2と、ヒートポンプフレームFrの外に配置し
ている冷媒−空気熱交換器とに強制循環させ、冷媒の循
環方向を切換弁により切換えることにより、暖房と冷房
との両作用を可能としている。
【0012】暖房時には、コンプレッサCにより圧縮さ
れた冷媒は、冷媒−水熱交換器2に送られて、縦軸形エ
ンジンEの冷却水の熱がサブエバポレータとして作用す
る冷媒−水熱交換器2により冷媒ガスに与えられ、これ
により縦軸形エンジンEの冷却熱を有効に熱回収して、
これを室内の空気熱交換器に供給し、室内空気に熱を与
えて、エンジン駆動ヒートポンプの暖房能力を高めるの
である。本発明は縦軸形エンジンEの発生する熱を冷媒
−水熱交換器2において、冷媒に効率的に供給する為の
構成に関する。
【0013】図1において、縦軸形エンジンEの上部を
構成する蓋体1(図12)に排ガス熱交換器Hが構成さ
れている。そして、該排ガス熱交換器Hにおいて、排ガ
スにより更に高温化されたエンジン冷却水が冷却水高温
パイプ12から沸騰吐出されて、冷媒−水熱交換器2の
内部を通過する。本発明においては、排ガス熱交換器H
を、エンジン本体の上面を覆う蓋体1に配置し、エンジ
ンからの排気口と、冷却水の出口用集合部と接続して、
かつ冷却水出口用集合部に配置された消音室兼排ガス熱
交換室を一体的に構成している。該冷媒−水熱交換器2
の内部には、冷媒の通過する空間が構成されており、該
部分で冷却水と冷媒との間で熱交換が行われるサブエバ
ポレータを構成している。該冷媒−水熱交換器2におい
て高温冷却水は低温化されるが、更に次に縦軸形エンジ
ンEのラジエータ3の放熱器の部分を通過して、ファン
(図2)により更に冷却される。
【0014】図1、図11において冷却水の循環経路を
説明する。通常時は冷却水が、エンジンEから排ガス熱
交換器Hと、冷媒−水熱交換器2と、ラジエータ3を通
過し、エア抜きバルブ6が閉となっているので、そのま
まエンジンEに戻る回路を通過しているのである。エア
抜きバルブ6は冷却水の温度を検知して、低温時は開
に、高温時は閉となっている。リザーブタンク4内に
は、通常一定の容量の冷却水が貯留されている。そして
通常はエア抜きバルブ6が閉となっており、上記の回路
を冷却水が循環している。
【0015】冷却水の内部には数パーセントの空気が混
入しており、初期に供給された冷却水が充分に置換され
ずに残っていた空気がラジエータ3の上部に溜まる。図
11に示すラジエータ3は、高温側の方が低温側よりも
ラジエータ3の配管が上位にあるので、この部分空気
が溜まるのでエア抜きバルブ6が構成されている。そし
て、冷却水の温度がある設定温度以下になると、エア抜
きバルブ6を開にすることにより、冷却系の体積膨張分
の空気は冷却水とともにリザーブタンク4へ導くことに
より、冷却水系の空気を外部に排除する。
【0016】また、初期冷却水の投入時、加圧弁ラジ
エータキャップを兼用しており、エア抜きバルブ6が開
いていることにより、空気がエア抜きバルブ6から抜
け、冷却水と冷却水通路内の空気との置換がスムーズに
行われるのである。
【0017】冷却水高圧側の温度が設定温度以上になっ
た場合には、エア抜きバルブ6は閉となり、加圧弁10
の設定圧力まで加圧されるクローズド回路となることに
より、エンジンE内で沸騰した、蒸気が高温部を上がっ
て来ても、リザーブタンク4へは抜けず、全量ラジエー
タ3へ回り、加圧弁10を通しては、温度の低い状態で
リザーブタンク4に行くこととなり、リザーブタンク4
内の温度を上げず、冷却水の消費を強制循環並みに押さ
えることが出来る。該リザーブタンク4の上部には補水
口21とエア抜き22が構成されている。該リザーブタ
ンク4の下部の吐水口と冷却水低温パイプ11との間に
は、加圧弁10と吸戻弁5により構成された冷却水切換
弁が介装されている。本発明においては、上記した冷媒
−水熱交換器2を、縦軸形エンジンEの蓋体1の上方
に、冷却水流れ方向に沿って上向き傾斜して配置してい
る。
【0018】次に、図2・図3・図4・図5において、
エンジン駆動ヒートポンプの全体構成説明する。ヒー
トポンプフレームFrの下部をエンジン室aとしてお
り、該エンジン室aの上部をラジエータ3や、冷媒−空
気熱交換器26や、冷媒−水熱交換器2やファンF等を
配置した熱交換器室bとしている。エンジン室aの内部
に縦軸形エンジンEとコンプレッサCと排ガス熱交換器
Hの部分が配置されている。また熱交換器室bの部分に
は、ラジエータ3と、冷媒−空気熱交換器26と、リザ
ーブタンク4と冷媒−水熱交換器2とファンF等が配置
されている。リザーブタンク4の底部には水量センサー
8が配置されており、リザーブタンク4の内部の冷却水
の量を検出して、冷却水が減少した場合に供給を指示す
べく構成している。
【0019】エンジン駆動ヒートポンプの正面上部にフ
ァンFが水平軸に支持されて電動モータMoにより駆動
回転されており、該ファンFの後面に、ラジエータ3と
冷媒−空気熱交換器26が配置されている。またファン
Fとラジエータ3との間の下部に冷媒−水熱交換器2が
冷却水流れ方向に沿って上向き傾斜して配置されてい
る。またラジエータ3の上部の位置にリザーブタンク4
が配置されている。
【0020】次に、図6・図7・図8・図9・図10に
おいて、暖房時と冷房時において、冷媒−空気熱交換器
とラジエータの配置を冷暖房切換弁28により切り換え
る構成について説明する。該実施例においては、ファン
Fの吸引風により、パイプ−フィン状に構成された、ラ
ジエータと冷媒−空気熱交換器とに冷却風を当てるよう
構成している。そして図10に示す如く、冷房時ラジエ
ータ23と暖房時ラジエータ24の間に、三枚のパイプ
−フィン形状に構成した室外機である冷媒−空気熱交換
器25・26・27がサンドイッチ状に挟んだように配
置されている。また冷房時ラジエータ23はファンFに
対して上方の半分のみであり、暖房時ラジエータ24は
下半分のみで構成されている
【0021】上記の構成において、冷房時には、エンジ
ンEから排ガス熱交換器Hを経た冷却水が、冷暖房切換
弁28により切換られて、冷房時ラジエータ23の上部
に至る。該冷房時ラジエータ23を通過し下方から集合
部を経て再度エンジンEに戻る回路を通過する。また暖
房時には、エンジンEから排ガス熱交換器Hを経て、冷
暖房切換弁28に至り、該冷暖房切換弁28で切換られ
て、暖房時ラジエータ24の上部に至る。該暖房時ラジ
エータ24を通過して下部から集合部を経て再度エンジ
ンEに戻るという冷却水の回路を構成する。
【0022】即ち、吸引形のファンFの吸引側に、冷媒
−空気熱交換器とラジエータとを配置し、冷媒−空気熱
交換器を中間に配置し、前後方向の冷媒−空気熱交換器
の両側に、冷房時ラジエータと暖房時ラジエータを配置
し、冷却ファンの風下側の冷房時ラジエータは、冷媒−
空気熱交換器に対して可及的に上部に配置し、風上側の
暖房時ラジエータは冷媒−空気熱交換器に対し可及的に
下部に配置しているのである。
【0023】次に、図12・図13において、蓋体1の
部分に構成した排ガス熱交換器Hの構成を説明する。即
ち、本発明において、縦軸形エンジンEの本体上面を覆
う蓋体1に、エンジンからの排気口30と、冷却水の出
口用集合部31、及び前記排気口と接続され、かつ冷却
水出口用集合部に配置された消音室兼排ガス熱交換室9
と冷却水の入口部32を一体的に構成しているのであ
る。
【0024】特に蓋体1には沸騰冷却水が通過するジャ
ケット33を設け、該ジャケット33により消音室兼排
ガス熱交換室9を嵌入する凹部18を構成している。該
凹部18の内部に消音室兼排ガス熱交換室9を吊るす状
態で固定している。該消音室兼排ガス熱交換室9に対し
て排気口30から排気を供給している。15は縦軸形エ
ンジンEのフライホイールである。
【0025】次に、図14・図15・図16・図17
図18において、カム軸とカムとタペットの構成を説明
する。従来は図16と図17において図示する如く、ク
ランク軸37の端部に設けた軸44にギア38を固定
し、該ギア38とカム軸40の上のカム軸ギア39を噛
合し、該カム軸40の上に、カム41と46の2枚のカ
ムを固定していた。該カム41と46にタペット43と
47が接当し、カム連接棒42と48により、連動して
いた。
【0026】これに対して、図14と図15の構成で
は、軸44の上のギア38と噛合するギアは39と50
の2枚設け、カム軸も40と45の2本を併置したもの
である。該カム軸40にカム41を設け、カム軸45に
カム46を設け、それぞれタペット43と47を接当
し、カム連接棒42と48を連動している。35は吸引
オイルフィルタであり、前記軸44に連接した潤滑ポン
プ軸51により、潤滑ポンプ52を駆動し、該吸引オイ
ルフィルタ35から潤滑油を吸引し、ラインフィルタ3
6を強制通過させた潤滑油をカム軸内の油路を介して、
カムやクランク軸37等に供給している。
【0027】図18においては、図14と図16のライ
ンフィルタ36を、カム軸の軸受ケースと潤滑油ポンプ
ケースを兼用するケース53の内部に配置しており、該
ケース53の内部に吸引オイルフィルタ35の吸引パイ
プ54を嵌入支持している。そして吸引パイプ54の上
端の位置を確保油面Lとして潤滑ポンプ52の上面まで
至るように構成している。これにより、潤滑ポンプ52
への空気の噛み込みを防止している。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、クラン
ク軸を縦方向に配置した縦軸形エンジンにおいて、エン
ジン本体の上面を覆う蓋体に、エンジンからの排気口
と、冷却水の出口用集合部、及び前記排気口と接続さ
れ、かつ冷却水出口用集合部に配置された消音室兼排ガ
ス熱交換室を一体的に構成したので、沸騰冷却方式にお
ける冷却水の上昇が加速され、冷却水の循環効率が向上
する。また蓋体にエンジンからの排気口等を一体的に形
成しているので、シリンダブロックのダイキャスト製造
が可能となり、機械加工部分を少なくし、コストを安く
することが出来るのである。また、沸騰冷却方式である
ので、水と空気の温度差が大きくなり、ラジエータを小
型・コンパクトに構成出来るのである。沸騰冷却方式で
は、排ガス熱交換器の出口の冷却水温度が高くなる為
に、暖房能力が向上するのである。また蒸気の滞留防止
が可能となる。
【0029】請求項2の如く、エンジン駆動ヒートポン
プにおいて、蓋体の上方に冷媒−空気熱交換器を冷却水
流れ方向に沿って上向き傾斜して配置したので、沸騰冷
却方式の場合には、排ガス熱交換器Hからの出口部分の
冷却水温度が最も高く成りやすいのであるが、本発明に
おいては、該部分に傾斜配置した冷媒−水熱交換器2を
設けることにより、最も効率的に高温冷却水と冷媒との
間の熱交換が行われるのである。また、該冷媒−水熱交
換器2の傾斜配置により、エンジン室aと熱交換器室b
の間のデッドスペースに冷媒−水熱交換器2を配置する
こととなり、エンジン駆動ヒートポンプの全体をコンパ
クトに構成することが出来るのである。
【0030】請求項3の如く、エンジン駆動ヒートポン
プにおいて、吸引形のファンFの吸引側に、冷媒−空気
熱交換器とラジエータとを配置したので、冷房時には、
冷媒−空気熱交換器は、まずラジエータにより温まって
いない温度の低い外気により冷却されるので、ラジエー
タの高温により冷媒−空気熱交換器の放熱効果が損なわ
れ無いので、冷房効果を上げることが出来るのである。
逆に暖房時には、ラジエータの高温によりまず吸引空気
を暖めて、次に冷媒−空気熱交換器に該空気を当てて熱
を吸収させるので、暖房効果を向上することが出来るの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの沸騰冷却
システムの回路図。
【図2】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの正面図。
【図3】同じく本発明のエンジン駆動ヒートポンプの平
面図。
【図4】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの左側面
図。
【図5】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの右側面
図。
【図6】冷媒−空気熱交換器の他の配置実施例を示すエ
ンジン駆動ヒートポンプの正面図。
【図7】図6のエンジン駆動ヒートポンプの平面図。
【図8】図6のエンジン駆動ヒートポンプの右側面図。
【図9】図6のエンジン駆動ヒートポンプの左側面図。
【図10】冷房時ラジエータ23と暖房時ラジエータ2
4と冷媒−空気熱交換器25・26・27の配置を示す
図面。
【図11】エンジンEの冷却水の循環回路を示す図面。
【図12】縦軸形エンジンEの正面図。
【図13】同じく縦軸形エンジンの平面図。
【図14】縦軸形エンジンの内部を示す正面図。
【図15】図14におけるカム軸とカムとタペットを示
す図面。
【図16】カム軸とカムとタペットの他の構成を示す図
面。
【図17】図16におけるカム軸とカムとタペットの状
態を示す図面。
【図18】カム軸とオイルフィルタの配置構成を示す図
面。
【図19】カム軸とオイルフィルタの他の配置構成を示
す拡大図。
【符号の説明】
H 排ガス熱交換器 E 縦軸形エンジン FR ヒートポンプフレーム 1 蓋体 2 冷媒−水熱交換器 3 ラジエータ 4 リザーブタンク 6 エア抜きバルブ 9 消音室兼排ガス熱交換室 23 冷房時ラジエータ 24 暖房時ラジエータ 25,26,27 冷媒−空気熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F25B 27/02 F25B 27/02 F (72)発明者 木下 均 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 27/00 F01N 5/02 F02G 5/04 F24F 5/00 F25B 27/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸を縦方向に配置した縦軸形エ
    ンジンEにおいて、エンジン本体の上面を覆う蓋体1
    に、冷却水の入口部32と、冷却水の出口用集合部31
    と、エンジンからの排気口30と接続され、かつ前記冷
    却水出口用集合部31に嵌装された消音室兼排ガス熱交
    換室9を設けて、排ガス熱交換器Hを一体的に構成した
    ことを特徴とするエンジン駆動ヒートポンプの駆動用エ
    ンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジン駆動ヒートポン
    プにおいて、蓋体1の上方に、吸引形のファンFを配置
    し、該吸引形のファンFの吸引側に、冷媒−水熱交換器
    2を冷却水流れ方向に沿って上向き傾斜して配置した
    とを特徴とするエンジン駆動ヒートポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエンジン駆動ヒートポン
    プにおいて、蓋体1の上方に吸引形のファンFを配置
    し、該吸引形のファンFの吸引側に、冷媒−空気熱交換
    器26とラジエータ3を配置したことを特徴とするエン
    ジン駆動ヒートポンプ。
JP30939493A 1993-12-09 1993-12-09 エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン Expired - Fee Related JP3232181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30939493A JP3232181B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30939493A JP3232181B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07158996A JPH07158996A (ja) 1995-06-20
JP3232181B2 true JP3232181B2 (ja) 2001-11-26

Family

ID=17992491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30939493A Expired - Fee Related JP3232181B2 (ja) 1993-12-09 1993-12-09 エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3232181B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3730903B2 (ja) * 2001-11-21 2006-01-05 本田技研工業株式会社 熱交換器
JP2003262363A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Aisin Seiki Co Ltd エンジン駆動式空調システム
JP5317579B2 (ja) * 2008-08-20 2013-10-16 三洋電機株式会社 空気調和装置
CN104246195B (zh) * 2012-04-23 2016-09-07 丰田自动车株式会社 热输送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07158996A (ja) 1995-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101315042B (zh) 一种v型发动机及其冷却系统
JPH06503144A (ja) 熱出力結合による発電装置
JPH09177532A (ja) オイルセパレータおよびそれを利用したエンジン駆動動力装置
JP3232181B2 (ja) エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン
Horuz Vapor absorption refrigeration in road transport vehicles
JP3536632B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
EP0003723B1 (en) Method and apparatus for heating by heat pumping
RU96114216A (ru) Комбинированная система автоматического управления и регулирования тепловым режимом двигателя внутреннего сгорания
KR100790378B1 (ko) 엔진개조형 냉매압축기 및 이를 구비하는 냉난방장치
JPH0540254Y2 (ja)
JP2609649B2 (ja) 排気熱回収装置を備えるエンジンの冷却装置
JPH0526248Y2 (ja)
CN217401092U (zh) 一种无油润滑空压机
JPH11183081A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP2677597B2 (ja) エンジン作業機
JPS61114045A (ja) ヒ−トポンプ給湯装置
JP2537384B2 (ja) 防音型水冷エンジン
JPS626249Y2 (ja)
KR960004234Y1 (ko) 압축기의 오일냉각장치
GB2030218A (en) Heat extraction from i.c. engine and refrigerant compressor apparatus
JP4010727B2 (ja) 空気調和装置
JPS60101257A (ja) 熱ポンプ式給湯機用のエンジン
JP2547767Y2 (ja) 多目的熱利用機関
JPS62102086A (ja) 冷凍サイクルの水冷式熱交換器
JPH068263Y2 (ja) エンジンの排気熱回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees