JPH0540254Y2 - - Google Patents

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JPH0540254Y2
JPH0540254Y2 JP1986195883U JP19588386U JPH0540254Y2 JP H0540254 Y2 JPH0540254 Y2 JP H0540254Y2 JP 1986195883 U JP1986195883 U JP 1986195883U JP 19588386 U JP19588386 U JP 19588386U JP H0540254 Y2 JPH0540254 Y2 JP H0540254Y2
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heat exchanger
exhaust
cooling water
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heat
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの排気ガスと水との熱交換
を行なう熱交換器を設けて排気熱を回収するよう
にしたエンジンの排気熱回収装置に関する。
(従来技術) エンジンの排気熱を回収して暖房あるいはヒー
トポンプ回路の熱源として利用する装置におい
て、エンジンの排気熱の回収は、一般に内部が排
気ガスが通されるコア部とこのコア部との間で冷
却水通路を形成する外側ケースとからなる熱交換
器を排気ガス通路に配設することによつて行なつ
ているが、排気マニホールドから放散される熱を
回収してさらに熱回収率を高めるため、例えば実
開昭60−1911号公報に開示されているように、排
気マニホールドをウオータジヤケツトで囲んだ構
成のもの、すなわち、排気マニホールドをその内
部の排気ガスの流通を妨げることなく、熱交換用
ケースにて包囲して密閉空間を形成し、この密閉
空間に熱媒流体を流入および流出させるようにし
たものが知られている。
ところで、このような排気マニホールド熱交換
器においては、排気が冷却されて排気中の水分が
凝縮し易く、その場合、酸性度の高い凝縮水が発
生するために、排気マニホールドの内壁は腐蝕を
受け易くこの壁に穴が開き易い。また熱回収の結
果温度勾配が大きいことから、壁にクラツクが発
生し易い。
このように排気マニホールドの壁に穴が開いた
りクラツクが発生したりすると、熱交換用の水が
排気マニホールドを介してエンジン内に流入した
り、あるいは排気ガスが冷却水回路に混入したり
して、種々の障害を発生することになる。
(考案の目的) そこで本考案は上述した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、ウオータジヤケツトで
囲まれた排気マニホールドに凝縮水が溜らないよ
うにして排気マニホールドの壁の腐蝕を防止し、
かつ万一排気マニホールドの壁に穴またはクラツ
クが発生した場合でも熱交換用の水がエンジン内
に流入するのを阻止することができ、エンジンの
信頼性を向上させたエンジンの排気熱回収装置を
提供することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するために、本考案は、エンジ
ンの複数の排気マニホールドから吐出される排気
ガスを集合させる集合室と、この集合室の室壁の
周囲に冷却水通路を形成する外側ケースとによつ
て排気熱回収用熱交換器を構成し、上記集合室の
底部を、上記排気マニホールドの上記集合室への
開口部よりも下方位置に形成するとともに、上記
底部を排気ガス流の下流側が低くなるように傾斜
させたものである。
(考案の効果) 本考案によれば、集合室の底部が排気ガス流の
下流側が低くなるように傾斜していることによ
り、酸性度の高い凝縮水が集合室の底部に溜まる
ことがなくなるから、集合室の壁の腐蝕を防止で
き、また万一集合室の壁に穴またはクラツクが生
じたとしても、排気マニホールドの集合室への開
口部よりも集合室の底部が低くなつているため、
熱交換用の水が排気マニホールドを介してエンジ
ン内に流入するのを阻止することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
まず、第9図により、本考案によるエンジンの
排気熱回収装置が適用されるヒートポンプ装置の
全体システムを説明すると、ヒートポンプユニツ
ト側システムAには、冷媒加圧用コンプレツサ1
と、室内側熱交換器2と、四方弁3と、膨張弁4
と、室外側熱交換器(熱負荷)5とからなるヒー
トポンプ冷媒回路6が設けられ、また上記室外側
熱交換器5および後述する熱交換器10に対する
放熱フアン7が設けられている。一方、エンジン
側システムBには、コンプレツサ1を駆動する出
力軸8aを備えたエンジン8が設けられ、このエ
ンジン8の排気熱を回収するとともに、この回収
した熱を熱交換器10にて放熱し、かつエンジン
8を冷却する冷却水通路9が設けられている。
この冷却水通路9は、ヒートポンプユニツト側
システムAの室外側熱交換器5と熱交換を行なう
熱交換器10および循環水ポンプ11と、エンジ
ン側システムBにおけるエンジン8の排気ガスと
熱媒体としての冷却水とが熱交換して排気熱を回
収する主熱交換器12および排気マニホールドの
外周を冷却水通路で囲んで構成した排気マニホー
ルド熱交換器13からなるエンジン排気通路熱交
換器と、エンジン8内のウオータポンプ14と、
サーモスタツト15とが直列接続されることによ
り形成されている。また、熱交換器12および1
3で構成されるエンジン排気通路熱交換器で高温
にされた冷却水を直接ヒートポンプユニツト側シ
ステムAの熱交換器10に供給するためにバイパ
ス通路16が形成されている。主熱交換器12は
エンジン8のコンプレツサ1側の側面において出
力軸8aの上方空間に配設されている。なお、第
9図において、8bはエンジン出力による回動さ
れるフライホイールが収容されたハウジングであ
る。
次に第1図〜第3図によりエンジン側システム
Bの構成について説明すると、主熱交換器12
は、エンジン8本体の後面すなわちコンプレツサ
側の側面において出力軸8aの上方に配設され、
また排気マニホールド熱交換器13はエンジン8
本体の排気マニホールド側の側面上方に、すなわ
ち上記主熱交換器12の排気ガス流の上流側に設
けられている。主熱交換器12は排気マニホール
ド熱交換器13の高さ位置よりも低い位置に設け
られ、この主熱交換器12の排気ガス流の上流端
に冷却水取入口12aが設けられている。また排
気マニホールド熱交換器13とは連結部12bに
より連結されているとともに、この主熱交換器1
2の排気ガス流の下流側は下方に傾斜している。
そして主熱交換器12の傾斜下端部の上部には、
図示が省略されている排気管路およびサイレンサ
が接続される排気出口12cが設けられ、また下
部には凝縮水ドレイン12dが設けられている。
第4図〜第6図は上記主熱交換器12の概略的
断面構成を示し、内部に排気ガスが通されるコア
部20と、このコア部20との間に冷却水通路2
1を形成する外側ケース22とにより構成されて
いる。なお、上記コア部20に構成は公知である
から、それについての詳細な図示および説明は省
略する。そして前述のように、冷却水取入口12
aが排気ガス流の上流端に設けられ、さらにこの
冷却水取入口から取入れられた冷却水をコア部2
0の排気ガス流の下流側に直接導くやめの冷却水
導入通路23が冷却水通路21と平行に外側ケー
ス22に形成されている。
主熱交換器12をこのように構成することによ
り、冷却水取入口12aから取入れられた冷却水
は冷却水導入通路23を通つて直接外側ケース2
2内の排気出口12c側に対応する部分12eに
導かれ、この部分12eからコア部20内を排気
ガス流の上流側に向つて流れて冷却水出口部12
fに達し、この間に排気ガスとの間に熱交換が行
なわれるが、排気ガス流と冷却水とか互いに逆方
向に流れるいわゆる対向流となるため、熱交換効
率を向上させることができるのである。
冷却水出口部12fに達した冷却水は排気マニ
ホールド熱交換器13との連結部12bを通つて
排気マニホールド熱交換器13内に流入するが、
この排気マニホールド熱交換器13は第7図およ
び第8図に示されているように、シリンダヘツド
25の4つの排気ポート26から排気マニホール
ド27内を通つて排出される排気ガスを集合させ
る円筒状の集合室28と、この集合室28の室壁
29のまわりに冷却水通路30を形成する外側ケ
ース31とからなる。そして第7図から明らかな
ように、各排気マニホールド27の集合室28へ
の開口部32の中心は水平線l1上に整列している
が、円筒状の集合室28は、その軸線l2が排気ガ
ス流の下流側すなわち主熱交換器12側が低くな
るように傾斜して形成されている。したがつて集
合室28の底部28aも排気ガスの下流側が低く
なるように水平線l1に対して傾斜しており、さら
にこの底部28aは排気マニホールド27の集合
室28への開口部32よりも下方に位置するよう
に形成されている。
このような構成により、排気ガス中の水分が冷
却されることによつて集合室28内に発生する酸
性度の高い凝縮水は主熱交換器12側に流れ、主
熱交換器12の凝縮水ドレイン12dから排出さ
れるから、凝縮水の酸性によつて集合室28の室
壁29が腐蝕するおそれがなくなる。また万一腐
蝕による穴あるいは熱によるクラツク等が集合室
28の室壁29に生じて冷却水が集合室28内に
漏出したとしても、この冷却水は主熱交換器12
のドレイン12dから排出されるから、冷却水が
排気マニホールド27からエンジン8内の燃焼室
に逆流してエンジン8を損傷するおそれもなくな
る。
一方、主熱交換器12を通つた冷却水は連結部
12bからこの排気マニホールド熱交換器13内
の冷却水通路30内に流入し、ここでも熱交換が
行なわれるが、この冷却水を熱交換器13の上部
および下部から外部に取出すために、その外側ケ
ース31に、その排気ガス流の上流端に対応する
位置に上部取出口13aおよび下部取出口13b
が設けられている。そして排気ガスによつて高温
の温水となされた冷却水を上部取出口13aから
取出し、比較的低温の冷却水を下部取出口13b
から取出すように構成されている。さらに上部取
出口13aは第9図のバイパス通路16を通じて
ヒートポンプユニツト側システムAの熱交換器1
0に接続され、また下部取出口13bはエンジン
8のウオータポンプ14に接続されている。した
がつて上部取出口13aから取出された高温の冷
却水はバイパス通路16を通じて直接熱交換器1
0に供給されるが、下部取出口13bから取出さ
れた比較的低温の冷却水はウオータポンプ14に
流入し、次にエンジン8本体内のウオータジヤケ
ツトを通過し、さらにサーモスタツト15を通つ
た後、バイパス通路16を通つて流出する冷却水
と合流して熱交換器10に供給される。
このように排気マニホールド熱交換器13の外
側ケース31に上部取出口13aおよび下部取出
口13bを設けたことにより、ヒートポンプユニ
ツト側システムAにおける熱交換効率を向上させ
ることができる。また、外側ケース31内での冷
却水の停滞が防止され、かつ気泡が上部取出口1
3aから逃がされるから、冷却水の局部沸騰によ
る排気マニホールド27および集合室壁29のク
ラツク発生を防止することもできる。
次に第9図のヒートポンプ装置の動作について
説明すると、エンジン8が運転されることによ
り、出力軸8aを介してコンプレツサ1が駆動さ
れ、ヒートポンプ冷媒回路6が運転され、室内側
熱交換器2が凝縮器、室外側熱交換器5が蒸発器
として作用するときには、室内側の暖房を行なう
ことができ、また四方弁3の切替により、室内側
熱交換器2が蒸発器、室外側熱交換器5が凝縮器
として作用するときには、室内側の冷房を行なう
ことができる。一方、冷却水についてみれば、ヒ
ートポンプユニツト側システムAにおける循環水
ポンプ11はエンジン8の停止時にも作動し、冷
却水は主熱交換器12から排気マニホールド熱交
換器13を経由して熱交換器10に一定流量が循
環するようになつている。また、エンジン8の運
転中はエンジン8内のウオータポンプ14が排気
マニホールド熱交換器13の下部取出口13bを
通じて冷却水を吸引し、この冷却水がエンジン8
内の各ウオータジヤケツトを循環してエンジン8
を冷却する。
したがつて、冷却水と排気ガスとは主熱交換器
12および排気マニホールド熱交換器13にて熱
交換を行ない、排気熱の効率的な回収かなされ、
この回収された排気熱は熱交換器10にてヒート
ポンプ回路側の室外側熱交換器5に熱交換され、
ヒートポンプ冷媒回路6が室内の暖房運転を行な
つている際には有効な廃熱利用がなされるのであ
る。
そして、本考案の実施例においては、前述のよ
うに、4つの排気マニホールド27から吐出され
る排気ガスを集合させる集合室28と、この集合
室28の室壁29の周囲に冷却水通路30を形成
する外側ケース31とによつて排気マニホールド
熱交換器13を構成し、上記集合室28の底部2
8aを、排気マニホールド27の集合室28への
開口部32よりも下方位置に形成するとともに、
この底部28aを排気ガス流の下流側が低くなる
ように傾斜させたことにより、凝縮水は主熱交換
器12側に流れ、主熱交換器12の凝縮水ドレイ
ン12dから排出されるから、酸性度の高い凝縮
水によつて集合室28の室壁29が腐蝕するおそ
れはなくなるのである。また万一室壁29に穴ま
たはクラツクが生じたとしても、熱交換用の水が
排気マニホールド27を介してエンジン8内の燃
焼室に流入するおそれもなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による排気熱回収装置を実施し
たエンジンの背面図、第2図は同平面図、第3図
は同側面図、第4図は同排気熱回収装置における
主熱交換器の概略的横断面図、第5図は同縦断面
図、第6図は第5図の−線に沿つた縦断面
図、第7図は排気マニホールド熱交換器の縦断面
図、第8図は第7図の−線に沿つた縦断面
図、第9図はエンジン駆動式ヒートポンプ装置の
全体構成を示す概略図である。 1……コンプレツサ、8……エンジン、12…
…主熱交換器、13……排気マニホールド熱交換
器、20……コア部、22,31……外側ケー
ス、23……冷却水導入通路、27……排気マニ
ホールド、28……集合室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの複数の排気マニホールドから吐出さ
    れる排気ガスを集合させる集合室と、この集合室
    の室壁の周囲に冷却水通路を形成する外側ケース
    とによつて排気熱回収用熱交換器を構成し、上記
    集合室の底部を、上記排気マニホールドの上記集
    合室への開口部よりも下方位置に形成するととも
    に、上記底部を排気ガス流の下流側が低くなるよ
    うに傾斜させたことを特徴とするエンジンの排気
    熱回収装置。
JP1986195883U 1986-12-22 1986-12-22 Expired - Lifetime JPH0540254Y2 (ja)

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JP1986195883U JPH0540254Y2 (ja) 1986-12-22 1986-12-22

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JP1986195883U JPH0540254Y2 (ja) 1986-12-22 1986-12-22

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JPS63100625U JPS63100625U (ja) 1988-06-30
JPH0540254Y2 true JPH0540254Y2 (ja) 1993-10-13

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