JPS626249Y2 - - Google Patents

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JPS626249Y2
JPS626249Y2 JP1978101059U JP10105978U JPS626249Y2 JP S626249 Y2 JPS626249 Y2 JP S626249Y2 JP 1978101059 U JP1978101059 U JP 1978101059U JP 10105978 U JP10105978 U JP 10105978U JP S626249 Y2 JPS626249 Y2 JP S626249Y2
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JP
Japan
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fresh water
lubricating oil
seawater
pump
cooler
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JP1978101059U
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JPS5517974U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として舶用内燃機関の清水冷却装置
に関するもので、狭い機関室に清水冷却器付機関
をコンパクトに構成できるようにすることを目的
としている。冷却用海水中に気泡等の空胴が生じ
ないようにすること、海水ポンプのキヤビテーシ
ヨンによる損傷を防止すること、配管の短縮も本
考案の目的の一部である。
一般に充分大きい清水冷却容量を確保するため
には清水冷却器が嵩張り、機関全体をコンパクト
にまとめることが困難になる。本考案は減速機等
が配置されていない反フライホイール側端面の下
半部に海水ポンプ、清水ポンプ、潤滑油ポンプ、
潤滑油漉器をまとめて取付け、その上方の空間を
利用して清水冷却器を取付け、機関の操縦装置が
配置されていない非操縦側側面に潤滑油クーラー
とインタークーラーを配置することにより上記問
題を解決しようとするもので、次に図面により説
明する。
第1図は機関本体15の操縦レバーその他の操
縦装置の配置されていない非操縦側側面を示して
おり、出力側端部(図の左端部)に突出したクラ
ンク軸16はフライホイール17を介して減速機
18に接続し、フライホイール17の上方の空間
を利用して過給機19が取付けてある。機関本体
15内の各気筒で発生した高温高圧の排気ガス
は、排気マニホールド20を経て過給機19に流
入し、内部のタービンに回転力を与えた後排気管
21を経て大気へ放出される。過給機19内では
上記タービンによりコンプレツサーが回転し、加
圧された空気は機関本体15の非操縦側側面に固
定したインタークーラー9を経て各気筒に分配さ
れる。インタークーラー9の下側の機関本体15
に潤滑油クーラー10が取付けてあり、インター
クーラー9と潤滑油クーラー10が機関本体15
の非操縦側側面の空間を埋めている。
機関本体15の反フライホイール側(第1図右
側)の端面には、その下半部に海水ポンプ1、清
水ポンプ2、潤滑油ポンプ3、燃料ポンプ4、潤
滑油漉器7が取付けてあり、その上方の空間を利
用して清水冷却器13が取付けてある。海水ポン
プ1は潤滑油クーラー10よりやや低い位置を占
め、清水冷却器13はインタークーラー9よりや
や高い位置を占めている。各ポンプ1、2、3、
4は共にクランク軸16から歯車機構を介して駆
動され、海水ポンプ1の吸込口は海水入口管23
に接続し、吐出口は海水送り管5を経て潤滑油ク
ーラー10の入口に接続し、潤滑油クーラー10
の出口は海水送り管24及びコツク11を経てイ
ンタークーラー9の海水入口に接続し、インター
クーラー9の海水出口及びコツク11から分岐し
た非常用バイパス12は清水冷却器13の海水入
口14に接続し、第1図に示す機関側面上で海水
が順次上昇するようになつている。45は清水冷
却器13の海水出口である。潤滑油ポンプ3(第
2図)の吸込口は機関本体底部の油溜に接続し、
吐出口は潤滑油管6を経て潤滑油クーラー10の
潤滑油入口25に接続し、潤滑油クーラー10の
潤滑油出口26は潤滑油管27を経て機関本体1
5内の潤滑油を必要とする部分へ接続する。潤滑
油クーラー10は内部に海水が通過する水平な多
数の吸熱管と垂直なそらせ板(共に図示せず)を
備え、入口25から流入した潤滑油は上記そらせ
板により上下に蛇行しながら出口26側へ流通
し、その間に海水へ放熱する。インタークーラー
9も内部に海水の通過する多数の水平な吸熱管
(図示せず)を備え、過給機19から供給された
加圧空気が上記吸熱管の間の〓間を通過する間に
冷却される構造である。
清水ポンプ2(第2図)の吸込口は清水管29
を経て清水冷却器13の清水出口30に接続し、
吐出口は清水管31を経て各気筒内の水室へ接続
する。又各気筒の水室上端部は清水管32(第1
図)、サーモスタツト33を経て清水冷却器13
に接続し、暖気運転中清水管32はサーモスタツ
ト33の作用によりバイパス34を経て清水ポン
プ2の吸込口へ直結する。
清水冷却器13の上面を第3図に、又第3図の
−断面を第4図に示す。第4図中35は海水
の通過する多数の吸熱管、36は清水タンクであ
り、第3図で二往復している実線矢印Aは入口1
4から出口45へ向う海水の流れを示し、第4図
に於て上下に蛇行している矢印Bは清水の流れを
示す。即ち図示の清水冷却器13は冷却用海水が
二往復する二連式である。なお第2図の8は操縦
側のガバナーである。
次に全般的な作動を説明する。海水ポンプ1で
加圧された海水は海水送り管5を経てまず潤滑油
クーラー内に入り、そこで潤滑油を冷却し、更に
海水送り管24を経てインタークーラー9に入
り、そこで空気(給気)を冷却し、更に清水冷却
器13に入り、清水冷却器13内の吸熱管35を
第3図実線矢印Aの如く二往復し、その間に清水
冷却器13内の清水を冷却し、出口45から排出
される。清水冷却器13で冷却された清水は清水
ポンプ2により加圧され、各気筒内の水室を通過
して各気筒を冷却し、温度の上昇した状態で清水
管32を経て清水冷却管13に戻り、このような
サイクルを繰返す。
以上説明したように本考案によると、機関本体
15のフライホイール17と反対側の端面の下半
部に海水ポンプ1、清水ポンプ2、潤滑油ポンプ
3、潤滑油漉器7を、又その上方の空間に清水冷
却器13をそれぞれ取付け、機関の操縦装置が配
置されていない非操縦側側面の下半部に海水ポン
プ1よりやや高い位置を占める潤滑油クーラー1
0を、又その上側に清水冷却器13よりやや低い
位置を占めるインタークーラー9をそれぞれ機関
の長手方向に延びる姿勢で取付け、海水ポンプ1
の吐出口を潤滑油クーラー10からインタークー
ラー9を経て清水冷却器13へと、機関側面上で
接続したので(1)機関全体がコンパクト化でき
る。このため本考案を適用した清水冷却器付機関
を狭い機関室内にも手際良く配置することができ
る。(2)海水を海水ポンプ1からそれよりやや
高い位置の潤滑油クーラー10に、又潤滑油クー
ラー10からそれよりやや高いインタークーラー
9へ、更にインタークーラー9からそれよりやや
高い位置の清水冷却器13へと順次上昇する如く
流し得るため、海水中に空胴ができる恐れはな
く、順次安定した冷却効果を期待することができ
る。(3)海水冷却器13として比較的大容積の
ものを採用しても張出しを可及的に少なく保つこ
とができ、特に図示の如く二連式の清水冷却器1
3を採用すると、狭い空間を有効に利用すること
ができ、狭い空間でありながら大容量の清水冷却
器を装備できる利点がある。更に本考案による
と、機関のフライホイール17がある側はそこに
減速機18等が接続されて各種の補機を装着でき
ないのに対し、機関の反フライホイール側端面は
海水ポンプ1等の装着に充分なスペースを提供す
ることができる。更に機関の非操縦側側面には操
縦レバーその他の操縦装置が配置されていないた
め、潤滑油クーラー10やインタークーラー9の
配置に適しており、これらのクーラー10、9を
機関の長手方向に延びる姿勢で配置すれば、機関
の非操縦側側面上における張出量も少なく保つこ
とができる。又機関の非操縦側側面上で冷却水が
順次上昇するように配置されているので、冷却用
海水は海水ポンプ1から各種のクーラーへ圧送方
式で供給されることと相俟つて、冷却用海水中で
微細な気泡による空胴が生ずる恐れはなく、海水
ポンプ1の性能を高く保持しうると共に、その下
流側のクーラー10、9、清水冷却器13の冷却
性能を高く保持しうる利点がある。配管も短くな
り、海水ポンプ1内におけるキヤビテーシヨンも
防止しうる。(4)更に本考案においては機関の
フライホイール側端面のフライホイール上方の空
間に過給機19を配置しているので、嵩張る過給
機19と清水冷却器13が機関本体15の長手方
向両端の上部空間を占めることになり、姿勢のバ
ランスがとれ、フライホイール17の上方の空間
を有効に利用して、機関本体15の長手方向の張
出しを最少に押えることができる。即ち機関本体
15の長手方向両端部に無駄の空間が残らず、し
かも過給機19と清水冷却器13を余裕をもつて
配置することができ、接近しやすいため保守点検
が容易になる。過給機19の熱がフライホイール
の配置されていない反フライホイール側端面の清
水冷却器13や潤滑油漉器7、海水ポンプ1、清
水ポンプ2、潤滑油ポンプ3等に影響を与えない
ため、冷却性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した舶用内燃機関の非操
縦側側面図、第2図は反フライホイール側正面
図、第3図は第1図の−矢視上面図、第4図
は第3図の−断面図である。 1……海水ポンプ、2……清水ポンプ、3……
潤滑油ポンプ、7……潤滑油漉器、9……インタ
ークーラー、10……潤滑油クーラー、13……
清水冷却器、15……機関本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関のフライホイール側側面のフライホイール
    上方の空間に過給機19を配置し、フライホイー
    ルの配置されていない反フライホイール側側面の
    下半部に海水ポンプ1、清水ポンプ2、潤滑油ポ
    ンプ3、潤滑油漉器7を、又その上方の空間に清
    水冷却器13をそれぞれ取付け、機関の操縦装置
    が配置されていない非操縦側側面の下半部に海水
    ポンプ1よりやや高い位置を占める潤滑油クーラ
    ー10を、又その上側に清水冷却器13よりやや
    低い位置を占めるインタークーラー9をそれぞれ
    機関の長手方向に延びる姿勢で取付け、海水ポン
    プ1の吐出口を潤滑油クーラー10の海水ポンプ
    側端部へ接続し、潤滑油クーラー10のフライホ
    イール側端部をそこから起立した海水送り管24
    を経てインタークーラー9のフライホイール側端
    部に接続し、インタークーラー9の海水ポンプ側
    端部を清水冷却器13へ接続したことを特徴とす
    る内燃機関の清水冷却装置。
JP1978101059U 1978-07-21 1978-07-21 Expired JPS626249Y2 (ja)

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JP1978101059U JPS626249Y2 (ja) 1978-07-21 1978-07-21

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JPS5517974U JPS5517974U (ja) 1980-02-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066211A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Yanmar Co Ltd エンジン
WO2014050723A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 ヤンマー株式会社 エンジン

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JPS5285042U (ja) * 1975-12-22 1977-06-24

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