JPH07158996A - エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン - Google Patents

エンジン駆動ヒートポンプ及び駆動用エンジン

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JPH07158996A
JPH07158996A JP5309394A JP30939493A JPH07158996A JP H07158996 A JPH07158996 A JP H07158996A JP 5309394 A JP5309394 A JP 5309394A JP 30939493 A JP30939493 A JP 30939493A JP H07158996 A JPH07158996 A JP H07158996A
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heat exchanger
refrigerant
radiator
cooling
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Teruo Morimoto
輝夫 守本
Yoshihiro Sasaki
孔洋 佐々木
Koji Masuda
宏司 増田
Hitoshi Kinoshita
均 木下
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】縦軸形エンジンをヒートポンプの駆動源として
用い全体をコンパクトに構成すると共に、エンジンのラ
ジエータの効率化を図るためにエンジン冷却を沸騰冷却
とし、また冷媒−空気熱交換器を冷却水の流れ方向に沿
い傾斜状態に配置し暖房性能の向上を図る。 【構成】縦軸形エンジンEの上面を覆う蓋体に、エンジ
ンからの排気口と、冷却水の出口集合部、及び排気口と
接続され、かつ冷却水出口用集合部に配置された消音室
兼排ガス熱交換室Hを一体的に構成した。また蓋体の上
方に、冷媒−空気熱交換器を冷却水流れ方向に沿って上
向き傾斜して配置した。また吸引形のファンの吸引側に
冷媒−空気熱交換器とラジエータ3を配し、冷媒−空気
熱交換器を中間に配し、前後の両側に冷房時ラジエータ
と暖房時ラジエータ3を配し、ファン風下側の冷房時ラ
ジエータ3は冷媒−空気熱交換器に対して可及的上部
に、風上側の暖房時ラジエータ3は可及的下部に配し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクランク軸を縦方向に配
置した縦軸形エンジンを、ヒートポンプの駆動に用いる
場合のエンジン駆動ヒートポンプとヒートポンプ用エン
ジンの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジン駆動ヒートポンプに
関する技術は公知とされているのである。例えば、特開
平1−92558号公報や、特公平5−35254号公
報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、縦軸形エン
ジンをエンジン駆動ヒートポンプの駆動源として用いる
ことにより、ヒートポンプをコンパクトに構成するもの
である。また縦軸形エンジンのラジエータの効率化を図
る為に、エンジンの冷却方式を沸騰冷却方式としたもの
である。また、冷媒−空気熱交換器を冷却水の流れ方向
に添って傾斜状態に配置することにより、暖房性能の向
上を図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、クランク軸を
縦方向に配置した縦軸形エンジンにおいて、エンジン本
体の上面を覆う蓋体に、エンジンからの排気口と、冷却
水の出口用集合部、及び前記排気口と接続され、かつ冷
却水出口用集合部に配置された消音室兼排ガス熱交換室
を一体的に構成したものである。
【0005】請求項2においては、ヒートポンプ用エン
ジンにおいて、蓋体の上方に、冷媒−空気熱交換器を冷
却水流れ方向に沿って上向き傾斜して配置したものであ
る。
【0006】請求項3においては、エンジン駆動ヒート
ポンプにおいて、吸引形のファンFの吸引側に、冷媒−
空気熱交換器とラジエータとを配置し、冷媒−空気熱交
換器を中間に配置し、前後の両側に、冷房時ラジエータ
と暖房時ラジエータを配置し、冷却ファンの風下側の冷
房時ラジエータは、冷媒−空気熱交換器に対して可及的
に上部に配置し、風上側の暖房時ラジエータは冷媒−空
気熱交換器に対し可及的に下部に配置したものである。
【0007】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、沸騰
冷却方式における冷却水の上昇が加速され、冷却水の循
環効率が向上する。また蓋体にエンジンからの排気口等
を一体的に形成しているので、シリンダブロックのダイ
キャスト製造が可能となり、機械加工部分を少なくし、
コストを安くすることが出来るのである。また、沸騰冷
却方式であるので、水と空気の温度差が大きくなり、ラ
ジエータを小型・コンパクトに構成出来るのである。沸
騰冷却方式では、排ガス熱交換器の出口の冷却水温度が
高くなる為に、暖房能力が向上するのである。また蒸気
の滞留防止が可能となる。
【0008】請求項2によれば、沸騰冷却方式の場合に
は、排ガス熱交換器Hからの出口部分の冷却水温度が最
も高く成りやすいのであるが、本発明においては、該部
分にサブエバポレータと称される、傾斜配置した冷媒−
水熱交換器2を設けることにより、最も効率的に高温冷
却水と冷媒との間の熱交換が行われるのである。また、
該冷媒−水熱交換器2の傾斜配置により、エンジン室a
と熱交換器室bの間のデッドスペースに冷媒−水熱交換
器2を配置することとなり、エンジン駆動ヒートポンプ
の全体をコンパクトに構成することが出来るのである。
【0009】請求項3によれば、冷房時には、冷媒−空
気熱交換器は、まずラジエータにより温まっていない温
度の低い外気により冷却されるので、ラジエータの高温
により冷媒−空気熱交換器の放熱効果が損なわれること
がなく、冷房効果を上げることが出来るのである。逆に
暖房時には、ラジエータの高温によりまず吸引空気を暖
めて、次に冷媒−空気熱交換器に該空気を当てて熱を吸
収させるので、暖房効果を向上することが出来るのであ
る。また冷房時ラジエータ23と暖房時ラジエータ24
を上下に互い違いに配置したことにより、両者がファン
Fによる外気吸引の邪魔となることが無いのである。
【0010】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明のエン
ジン駆動ヒートポンプの沸騰冷却システムの回路図、図
2は本発明のエンジン駆動ヒートポンプの正面図、図3
は同じく本発明のエンジン駆動ヒートポンプの平面図、
図4は本発明のエンジン駆動ヒートポンプの左側面図、
図5は本発明のエンジン駆動ヒートポンプの右側面図、
図6は冷媒−空気熱交換器の他の配置実施例を示すエン
ジン駆動ヒートポンプの正面図、図7は図6のエンジン
駆動ヒートポンプの平面図、図8は図6のエンジン駆動
ヒートポンプの右側面図、図9は図6のエンジン駆動ヒ
ートポンプの左側面図、図10は冷房時ラジエータ23
と暖房時ラジエータ24と冷媒−空気熱交換器25・2
6・27の配置を示す図面、図11はエンジンEの冷却
水の循環回路を示す図面、図12は本発明のエンジン駆
動ヒートポンプに使用する縦軸形エンジンの正面図、図
13は同じく縦軸形エンジンの平面図、図14は縦軸形
エンジンの内部を示す正面図、図15は図14における
カム軸とカムとタペットを示す図面、図16はカム軸と
カムとタペットの他の構成を示す図面、図17は図16
におけるカム軸とカムとタペットの状態を示す図面、図
18はカム軸とオイルフィルタの配置構成を示す図面、
図19はカム軸とオイルフィルタの他の配置構成を示す
拡大図である。
【0011】図1において、全体的なエンジン駆動ヒー
トポンプの沸騰冷却システムの流れを説明する。縦軸形
エンジンEは都市ガスやプロパンガス等の工業用又は家
庭用ガスを燃料とする縦軸のエンジンである。該エンジ
ンEの側方にコンプレッサCが配置されており、縦軸形
エンジンEのクランク軸との間でベルト20を介して駆
動される。該コンプレッサCは冷媒を圧縮し、これをヒ
ートポンプフレームFr内に配置した冷媒−水熱交換器
2と、ヒートポンプフレームFrの外に配置している冷
媒−空気熱交換器とに強制循環させ、冷媒の循環方向を
切換弁により切換えることにより、暖房と冷房との両作
用を可能としている。
【0012】暖房時には、コンプレッサCにより圧縮さ
れた冷媒は、冷媒−水熱交換器2に送られて、縦軸形エ
ンジンEの冷却水の熱がサブエバポレータとして作用す
る冷媒−水熱交換器2により冷媒ガスに与えられ、これ
により縦軸形エンジンEの冷却熱を有効に熱回収して、
これを室内の空気熱交換器に供給し、室内空気に熱を与
えて、エンジン駆動ヒートポンプの暖房能力を高めるの
である。本発明は縦軸形エンジンEの発生する熱を冷媒
−水熱交換器2において、冷媒に効率的に供給する為の
構成に関する。
【0013】図1において、縦軸形エンジンEの上部の
を構成する蓋体1に排ガス熱交換器Hが構成されてい
る。そして、該排ガス熱交換器Hにおいて、排ガスによ
り更に高温化されたエンジン冷却水が冷却水高温パイプ
12から沸騰吐出されて、冷媒−水熱交換器2の内部を
通過する。本発明においては、排ガス熱交換器Hを、エ
ンジン本体の上面を覆う蓋体1に、エンジンからの排気
口と、冷却水の出口用集合部、及び前記排気口と接続し
て、かつ冷却水出口用集合部に配置された消音室兼排ガ
ス熱交換室を一体的とすることにより構成している。該
冷媒−水熱交換器2の内部には、冷媒の通過する空間が
構成されており、該部分で冷却水と冷媒との間で熱交換
が行われるサブエバポレータを構成している。該冷媒−
水熱交換器2において高温冷却水は低温化されるが、更
に次に縦軸形エンジンEのラジエータ3の放熱器の部分
を通過して、ファンFにより更に冷却される。
【0014】図11において冷却水の循環経路を説明す
る。通常時は冷却水が、エンジンEから排ガス熱交換器
Hと、冷媒−水熱交換器2と、ラジエータ3を通過し、
エア抜きバルブ6が閉となっているので、そのままエン
ジンEに戻る回路を通過しているのである。エア抜きバ
ルブ6は冷却水の温度を検知して、低温時は開に、高温
時は閉となっている。リザーブタンク4内には、通常一
定の容量の冷却水が貯留されている。そして通常はエア
抜きバルブ6が閉となっており、上記の回路を冷却水が
循環している。
【0015】冷却水の内部には数パーセントの空気が混
入しており、初期に供給された冷却水が充分に置換され
ずに残っていた空気がラジエータ3の上部に溜まる。図
11に示すラジエータ3は、高温側の方が低温側よりも
ラジエータ3の配管が上位にあるので、この部分空気が
溜まるのでエア抜きバルブ6が構成されている。そし
て、冷却水の温度がある設定温度以上になると、エア抜
きバルブ6を開にすることにより、冷却系の体積膨張分
の空気は冷却水をリザーブタンク4へ導くことにより、
冷却水系の空気を外部に排除する。
【0016】また、初期冷却水の投入時加圧弁をラジエ
ータキャップを兼用し、投入しているが、エア抜きバル
ブ6が開いていることにより、空気がエア抜きバルブ6
から抜けやすく、冷却水と冷却水通路内の空気との置換
がスムーズに行われるのである。
【0017】冷却水高温側の温度が設定温度以上になっ
た場合には、エア抜きバルブ6は閉となり、加圧弁10
の設定圧力まで加圧されるクローズド回路となることに
より、エンジンE内で沸騰した、蒸気が高温部を上がっ
て来ても、リザーブタンク4へは抜けず、全量ラジエー
タ3へ回ることにより、確実に凝縮し、加圧弁10を通
しては、温度の低い状態でリザーブタンク4に行くこと
となり、リザーブタンク4内の温度を上げず、冷却水の
消費を強制循環並みに押さえることが出来る。該リザー
ブタンク4の上部には補水口21とエア抜き22が構成
されている。該リザーブタンク4の下部の吐水口と冷却
水低温パイプ11との間には、加圧弁10と吸戻弁5に
より構成された冷却水切換弁が介装されている。本発明
においては、上記した冷媒−水熱交換器2を、縦軸形エ
ンジンEの蓋体1の上方に、冷却水流れ方向に沿って上
向き傾斜して配置している。
【0018】次に図2・図3・図4・図5において、エ
ンジン駆動ヒートポンプの全体構成において説明する。
ヒートポンプフレームFrの下部をエンジン室aとして
おり、該エンジン室aの上部をラジエータ3や冷媒−水
熱交換器2やファンF等を配置した熱交換器室bとして
いる。エンジン室aの内部に縦軸形エンジンEとコンプ
レッサCと排ガス熱交換器Hの部分が配置されている。
また熱交換器室bの部分には、ラジエータ3とリザーブ
タンク4と冷媒−水熱交換器2とファンF等が配置され
ている。リザーブタンク4の底部には水量センサー8が
配置されており、リザーブタンク4の内部の冷却水の量
を検出して、冷却水が減少した場合に供給を指示すべく
構成している。
【0019】エンジン駆動ヒートポンプの正面上部にフ
ァンFが水平軸に支持されて電動モータMoにより駆動
回転されており、該ファンFの後面に、ラジエータ3が
配置されている。またファンFとラジエータ3との間の
下部に冷媒−水熱交換器2が冷却水流れ方向に沿って上
向き傾斜して配置されている。またラジエータ3の上部
の位置にリザーブタンク4が配置されている。
【0020】次に、図6・図7・図8・図9・図10に
おいて、暖房時と冷房時において、冷媒−空気熱交換器
とラジエータの配置を冷暖房切換弁28により切り換え
る構成について説明する。該実施例においては、ファン
Fの吸引風により、パイプ−フィン状に構成された、ラ
ジエータと冷媒−空気熱交換器とに冷却風を当てるよう
構成している。そして図10に示す如く、冷房時ラジエ
ータ23と暖房時ラジエータ24の間にサンドイッチ状
に挟んだように、室外機である冷媒−空気熱交換器25
・26・27が配置された三枚のパイプ−フィン形状に
構成している。また冷房時ラジエータ23はファンFに
対して上方の半分のみであり、下方の半分は冷媒−空気
熱交換器25に構成されている。同様に、暖房時ラジエ
ータ24は下半分のみであり、上の半分は冷媒−空気熱
交換器27に構成されている。
【0021】上記の構成であり、冷房時には、エンジン
Eから排ガス熱交換器Hを経た冷却水が、冷暖房切換弁
28により切換られて、冷房時ラジエータ23の上部に
至る。該冷房時ラジエータ23を通過し下方から集合部
を経て再度エンジンEに戻る回路を通過する。また暖房
時には、エンジンEから排ガス熱交換器Hを経て、冷暖
房切換弁28に至り、該冷暖房切換弁28で切換られ
て、暖房時ラジエータ24の上部に至る。該暖房時ラジ
エータ24を通過して下部から集合部を経て再度エンジ
ンEに戻るという冷却水の回路を構成する。
【0022】即ち、吸引形のファンFの吸引側に、冷媒
−空気熱交換器とラジエータとを配置し、冷媒−空気熱
交換器を中間に配置し、前後の両側に、冷房時ラジエー
タと暖房時ラジエータを配置し、冷却ファンの風下側の
冷房時ラジエータは、冷媒−空気熱交換器に対して可及
的に上部に配置し、風上側の暖房時ラジエータは冷媒−
空気熱交換器に対し可及的に下部に配置しているのであ
る。
【0023】次に図12・図13において、蓋体1の部
分に構成した排ガス熱交換器Hの構成を説明する。即
ち、本発明において、縦軸形エンジンEの本体上面を覆
う蓋体1に、エンジンからの排気口30と、冷却水の出
口用集合部31、及び前記排気口と接続され、かつ冷却
水出口用集合部に配置された消音室兼排ガス熱交換室9
と冷却水の入口部32を一体的に構成しているのであ
る。
【0024】特に蓋体1には沸騰冷却水が通過するジャ
ケット33を設け、該ジャケット33により消音室兼排
ガス熱交換室9を嵌入する凹部18を構成している。該
凹部18の内部に消音室兼排ガス熱交換室9を吊るす状
態で固定している。該消音室兼排ガス熱交換室9に対し
て排気口30から排気を供給している。15は縦軸形エ
ンジンEのフライホイールである。
【0025】次に図14・図15・図16・図17にお
いて、カム軸とカムとタペットの構成を説明する。従来
は図16と図17において図示する如く、クランク軸3
7の端部に設けた軸44にギア38を固定し、該ギア3
8とカム軸40の上のカム軸ギア39を噛合し、該カム
軸40の上に、カム41と46の2枚のカムを固定して
いた。該カム41と46にタペット43と47が接当
し、カム連接棒42と48により、連動していた。
【0026】これに対して、図14と図15の構成で
は、軸44の上のギア38と噛合するギアを39と50
の2枚設け、カム軸も40と45の2本を併置したもの
である。該カム軸40にカム41を設け、カム軸45に
カム46を設け、それぞれタペット43と47を接当
し、カム連接棒42と48を連動している。35は吸引
オイルフィルタであり、前記軸44に連接した潤滑ポン
プ軸51により、潤滑ポンプ52を駆動し、該吸引オイ
ルフィルタ35から潤滑油を吸引し、ラインフィルタ3
6を強制通過させた潤滑油をカム軸内の油路を介して、
カムやクランク軸37等に供給している。
【0027】図18においては、図14と図16のライ
ンフィルタ36を、カム軸の軸受ケースと潤滑油ポンプ
ケースを兼用するケース53の内部に配置しており、該
ケース53の内部に吸引オイルフィルタ35の吸引パイ
プ54を嵌入支持している。そして吸引パイプ54の上
端の位置を確保油面Lとして潤滑ポンプ52の上面まで
至るように構成している。これにより、潤滑ポンプ52
への空気の噛み込みを防止している。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、クラン
ク軸を縦方向に配置した縦軸形エンジンにおいて、エン
ジン本体の上面を覆う蓋体に、エンジンからの排気口
と、冷却水の出口用集合部、及び前記排気口と接続さ
れ、かつ冷却水出口用集合部に配置された消音室兼排ガ
ス熱交換室を一体的に構成したので、沸騰冷却方式にお
ける冷却水の上昇が加速され、冷却水の循環効率が向上
する。また蓋体にエンジンからの排気口等を一体的に形
成しているので、シリンダブロックのダイキャスト製造
が可能となり、機械加工部分を少なくし、コストを安く
することが出来るのである。また、沸騰冷却方式である
ので、水と空気の温度差が大きくなり、ラジエータを小
型・コンパクトに構成出来るのである。沸騰冷却方式で
は、排ガス熱交換器の出口の冷却水温度が高くなる為
に、暖房能力が向上するのである。また蒸気の滞留防止
が可能となる。
【0029】請求項2の如く、エンジン駆動ヒートポン
プにおいて、蓋体の上方に冷媒−空気熱交換器を冷却水
流れ方向に沿って上向き傾斜して配置したので、沸騰冷
却方式の場合には、排ガス熱交換器Hからの出口部分の
冷却水温度が最も高く成りやすいのであるが、本発明に
おいては、該部分に傾斜配置した冷媒−水熱交換器2を
設けることにより、最も効率的に高温冷却水と冷媒との
間の熱交換が行われるのである。また、該冷媒−水熱交
換器2の傾斜配置により、エンジン室aと熱交換器室b
の間のデッドスペースに冷媒−水熱交換器2を配置する
こととなり、エンジン駆動ヒートポンプの全体をコンパ
クトに構成することが出来るのである。
【0030】請求項3の如く、エンジン駆動ヒートポン
プにおいて、吸引形のファンFの吸引側に、冷媒−空気
熱交換器とラジエータとを配置し、冷媒−空気熱交換器
を中間に配置し、前後の両側に、冷房時ラジエータと暖
房時ラジエータを配置し、冷却ファンの風下側の冷房時
ラジエータは、冷媒−空気熱交換器に対して可及的に上
部に配置し、風上側の暖房時ラジエータは冷媒−空気熱
交換器に対し可及的に下部に配置したので、冷房時に
は、冷媒−空気熱交換器は、まずラジエータにより温ま
っていない温度の低い外気により冷却されるので、ラジ
エータの高温により冷媒−空気熱交換器の放熱効果が損
なわれ無いので、冷房効果を上げることが出来るのであ
る。逆に暖房時には、ラジエータの高温によりまず吸引
空気を暖めて、次に冷媒−空気熱交換器に該空気を当て
て熱を吸収させるので、暖房効果を向上することが出来
るのである。また冷房時ラジエータ23と暖房時ラジエ
ータ24を上下に互い違いに配置したことにより、両者
がファンFによる外気吸引の邪魔となることが無いので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの沸騰冷却
システムの回路図。
【図2】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの正面図。
【図3】同じく本発明のエンジン駆動ヒートポンプの平
面図。
【図4】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの左側面
図。
【図5】本発明のエンジン駆動ヒートポンプの右側面
図。
【図6】冷媒−空気熱交換器の他の配置実施例を示すエ
ンジン駆動ヒートポンプの正面図。
【図7】図6のエンジン駆動ヒートポンプの平面図。
【図8】図6のエンジン駆動ヒートポンプの右側面図。
【図9】図6のエンジン駆動ヒートポンプの左側面図。
【図10】冷房時ラジエータ23と暖房時ラジエータ2
4と冷媒−空気熱交換器25・26・27の配置を示す
図面。
【図11】エンジンEの冷却水の循環回路を示す図面。
【図12】縦軸形エンジンEの正面図。
【図13】同じく縦軸形エンジンの平面図。
【図14】縦軸形エンジンの内部を示す正面図。
【図15】図14におけるカム軸とカムとタペットを示
す図面。
【図16】カム軸とカムとタペットの他の構成を示す図
面。
【図17】図16におけるカム軸とカムとタペットの状
態を示す図面。
【図18】カム軸とオイルフィルタの配置構成を示す図
面。
【図19】カム軸とオイルフィルタの他の配置構成を示
す拡大図。
【符号の説明】
H 排ガス熱交換器 E 縦軸形エンジン FR ヒートポンプフレーム 1 蓋体 2 冷媒−水熱交換器 3 ラジエータ 4 リザーブタンク 6 エア抜きバルブ 9 消音室兼排ガス熱交換室 23 冷房時ラジエータ 24 暖房時ラジエータ 25,26,27 冷媒−空気熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 均 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸を縦方向に配置した縦軸形エ
    ンジンにおいて、エンジン本体の上面を覆う蓋体に、エ
    ンジンからの排気口と、冷却水の出口用集合部、及び前
    記排気口と接続され、かつ冷却水出口用集合部に配置さ
    れた消音室兼排ガス熱交換室を一体的に構成したことを
    特徴とするエンジン駆動ヒートポンプの駆動用エンジ
    ン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジン駆動ヒートポン
    プにおいて、蓋体の上方に、冷媒−空気熱交換器を冷却
    水流れ方向に沿って上向き傾斜して配置したことを特徴
    とするエンジン駆動ヒートポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエンジン駆動ヒートポン
    プにおいて、吸引形のファンFの吸引側に、冷媒−空気
    熱交換器とラジエータとを配置し、冷媒−空気熱交換器
    を中間に配置し、前後の両側に、冷房時ラジエータと暖
    房時ラジエータを配置し、冷却ファンの風下側の冷房時
    ラジエータは、冷媒−空気熱交換器に対して可及的に上
    部に配置し、風上側の暖房時ラジエータは冷媒−空気熱
    交換器に対し可及的に下部に配置したことを特徴とする
    エンジン駆動ヒートポンプ。
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