JP3231841B2 - 洗濯機の運転制御装置 - Google Patents

洗濯機の運転制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物の負荷量(布量
および布質)により洗濯時に最適な撹拌力を得る洗濯機
の運転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯物の負荷量(布量および
布質)を計測し、洗濯時に最適な撹拌力を得ようとする
場合、その洗濯物の負荷量を計測する計測手段が数多く
提供されている。
【0003】例えば、インダクションモータを使用して
いる洗濯機においては、洗濯槽あるいは撹拌翼を回転さ
せるモータに所時間通電後、このモータを停止し、モ
ータ慣性による回転速度の減衰量により、洗濯物の負荷
量を計測するようにしている。
【0004】図5にインダクションモータを使用した従
来形負荷量検出回路を示し、モータ1に所定時間通電
し、モータ1の通電をオフした後、コンデンサ11の両
端に加わるモータ1による誘起電圧Viの周期tをイン
ターバル検出器12で計測する。
【0005】コンデンサ11の両端の電圧Viとインタ
ーバル検出器12で計測される周期tを図6に示し、負
荷量が大きいと、モータに加わる慣性は大きく、周期t
が大きくなり、逆に負荷量が小さいと、周期tは小さく
なるものであって、このように、周期tの値により負荷
量の計測をおこなうようにしている。
【0006】しかし、前記従来の技術では、洗濯物の負
荷量を計測する場合、モータ停止後の慣性によるモータ
回転速度の減衰量を計測することにより、間接的に負荷
量の計測をおこなっていたため、精度の良い計測結果を
得ることが難しかった。
【0007】そこで、モータに流れるモータ駆動電流を
直接検出することにより、モータ駆動電流に比例したモ
ータ駆動トルク、すなわちモータに加わる負荷トルクを
直接検出し、洗濯物の負荷量によりモータに加わる負荷
トルクを検出することがおこなわれている。
【0008】しかしながら、モータに流れる実際のモー
タ駆動電流を電流検出手段から検出すると、検出値に時
間的な電流の変動が含まれた検出結果を得ることになっ
てしまう。
【0009】DCブラシレスモータでは、一般に、モー
タに加わる印加電圧をPWMによりチョッピングして印
加電圧をオン/オフ制御し、モータに流れるモータ駆動
電流を制御してモータの回転速度を制御している。
【0010】このため、モータに加わる印加電圧をオン
している場合と、モータに加わる印加電圧をオフしてい
る場合とでは、電流検出回路で検出する検出電流値が異
なり、時間的に異なった電流検出値を得しまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、モータ
に流れるモータ駆動電流を検出することにより、モータ
に加わる負荷トルクを検出することが可能であるが、電
流検出手段から検出されるモータ駆動電流は時間的に変
動する。
【0012】本発明の目的は、時間的に変動するモータ
駆動電流の検出値によることなく、精度が高く、さらに
モータ駆動電流の時間的な変動の影響を受けない洗濯物
負荷量の計測が可能となり、ひいては洗濯物の負荷量に
応じた最適な撹拌力を得ることができ、洗濯機の運転経
済性、洗濯物の布傷み防止のいずれの点でも優れた、改
良された洗濯機の運転制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的は、洗濯槽兼脱
水槽あるいは撹拌翼を回転させるモータにDCブラシレ
スモータを使用し、前記モータの制御回路にモータ駆動
電流を検出する電流検出手段を有し、かつ前記モータを
駆動するためにモータ駆動電流値を制御するモータ駆動
電流指令値を有し、前記電流指令値に一致するように前
記電流検出手段より検出した電流値を制御する洗濯機に
おいて、前記電流指令値より、洗濯物の負荷量を計測し
てこの負荷量に応じた撹拌力を得る手段を備えることに
よって達成される。
【0014】
【作用】本発明によれば、時間的に変動するモータ駆動
電流の検出値によることなく、モータに流れるモータ駆
動電流を一定値に制御するためのモータ駆動電流指令値
を直接モータの負荷量に変換しているため、モータ駆動
電流に比例したモータ駆動トルク、すなわちモータに加
わる負荷トルクを直接計測でき、精度が高く、さらにモ
ータ駆動電流の時間的な変動の影響を受けない洗濯物負
荷量の計測が可能となり、ひいては洗濯物の負荷量に応
じた撹拌力を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0016】図1にDCブラシレスモータ2、およびD
Cブラシレスモータ2を制御する制御回路の構成を示
し、同図に示すように、DCブラシレスモータ2の位置
を位置検出回路5により検出し、モータ位置に一致した
モータ駆動信号をマイコン6より出力する。
【0017】モータ駆動回路1には直流電圧Eが印加さ
れており、モータ駆動回路1はマイコン6のモータ駆動
信号でスイッチングされ、モータ駆動信号にしたがった
モータ駆動電流を出力し、モータ2を駆動する。
【0018】モータ駆動時のモータ駆動電流は電流検出
抵抗3を流れ、電流検出抵抗3に流れる電流を電流検出
回路4で検出し、マイコン6に取り込んでいる。
【0019】ここで、図2に示すように、モータ2の位
置信号より速度演算処理部10によりモータの回転速度
Nを計算し、マイコン6内部のモータ回転速度指令値N
*と比較し、モータ回転速度Nとモータ回転速度指令値
N*との回転速度偏差εNから速度制御処理部7により
モータ駆動電流指令値I*を算出する。
【0020】そして、前記モータ駆動電流指令値I*と
モータ駆動電流検出回路4より検出したモータ駆動電流
値Imとを比較し、モータ駆動電流偏差εIを求める。
【0021】また、モータ駆動電流制御処理部8より、
モータ駆動電流偏差εIを基に電圧指令V*を求め、こ
の電圧指令V*にもとづき、PWM処理部9でPWMし
たモータ駆動信号を出力し、このモータ駆動信号でモー
タ駆動回路1をスイッチングして、モータ2にモータ駆
動電流Imを流し、モータ2を駆動する。
【0022】モータ駆動電流Imとモータ駆動トルクT
mとの関係を図3に示す。
【0023】図3に示すように、電流検出回路4で検出
されるモータ駆動電流Imはモータ駆動トルクTmに比
例していることは一般的に良く知られており、モータ駆
動電流Imを計測することはモータ2に加わる負荷トル
クを計測することになる。
【0024】モータ駆動トルクTmが大きい程、すなわ
ち洗濯物の負荷量が大きい程、モータ駆動電流Imは大
きくなり、モータ駆動トルクTmが小さい程、モータ駆
動電流Imは小さくなる。
【0025】モータ2を駆動するときのモータ駆動電流
検出回路4で検出されるモータ駆動電流Imとモータ駆
動電流指令I*との関係を図4に示す。
【0026】図4において、縦軸はモータ駆動電流Im
とモータ駆動電流指令I*とを示し、横軸はモータ起動
時からの経過時間を示す。
【0027】モータ2を起動する場合、モータ起動時の
モータ駆動電流指令I*の値を予め設定しておき、モー
タ駆動電流検出回路4から検出されるモータ駆動電流I
mがモータ起動時のモータ駆動電流指令I*に一致した
時点より、モータ駆動電流Imがモータ駆動電流指令I
*に追従するようにモータ駆動電流Imの電流制御をお
こなう。
【0028】ここで、位置信号検出回路5により検出さ
れたモータ位置信号から回転速度演算処理部10で演算
したモータ回転速度Nが予め設定されたモータ回転速度
指令値N*に到達するまでは、モータ駆動電流指令I*
を増加させていき、モータ回転速度Nが予め設定された
モータ回転速度指令値N*に到達した時点で、予め設定
したモータ回転速度指令値N*を保持するように、回転
速度制御部7により、モータ駆動電流指令値I*を制御
する。
【0029】モータ駆動電流指令値I*にモータ駆動電
流Imを追従させるためにモータ駆動電流Imをモータ
駆動電流検出回路4より検出し、モータ駆動電流指令値
I*との偏差εIから、モータ印加電圧をPWM処理部
9でPWMし、モータ駆動信号をマイコンより出力す
る。
【0030】そして、モータ2を起動してから所定の時
間Tが経過し、モータ回転速度Nが予め設定したモータ
回転速度指令値N*と一致し、モータ駆動電流指令値I
*が安定した時のモータ駆動電流指令I*tをマイコン
内で読み、この時のモータ駆動電流指令値I*t、すな
わち所定の時間T経過後のモータ負荷トルクにより、洗
濯槽の中の洗濯物の負荷量を計測する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、時間的に変動するモータ駆動電流の検出値に
よることなく、モータに流れるモータ駆動電流を一定値
に制御するためのモータ駆動電流指令値を直接モータの
負荷量に変換しているため、モータ駆動電流に比例した
モータ駆動トルク、すなわちモータに加わる負荷トルク
を直接計測でき、精度が高く、さらにモータ駆動電流の
時間的な変動の影響を受けない洗濯物負荷量の計測が可
能となり、ひいては洗濯物の負荷量に応じた最適な撹拌
力を得ることができ、洗濯機の運転経済性、洗濯物の布
傷み防止のいずれの点でも従来に比べて優れた効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DCブラシレスモータ制御回路の実施例図であ
る。
【図2】DCブラシレスモータ制御ブロックの実施例図
である。
【図3】モータ駆動電流とモータ駆動トルクとの関係を
示す図である。
【図4】モータ起動からの経過時間に対するモータ駆動
電流の変化量を示す図である。
【図5】従来の負荷量検出回路図である。
【図6】図5に符号11で示すコンデンサの両端電圧を
時間変化と共に示す図である。
【符号の説明】
1…モータ駆動回路、2…DCブラシレスモータ、3…
電流検出抵抗、4…電流検出回路、5…位置検出回路、
6…マイコン、E…直流電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯槽兼脱水槽あるいは撹拌翼を回転させ
    るモータにDCブラシレスモータを使用し、前記モータ
    の制御回路にモータ駆動電流を検出する電流検出手段を
    有し、かつ前記モータを駆動するためにモータ駆動電流
    値を制御するモータ駆動電流指令値を有し、前記電流指
    令値に一致するように前記電流検出手段より検出した電
    流値を制御する洗濯機において、モータを起動してから
    所定の時間Tが経過し、モータ回転速度Nが予め設定し
    たモータ回転速度指令値N*と一致し、モータ駆動電流
    指令値I*が安定した時のモータ駆動電流指令I*tを
    マイコン内で読み、この時のモータ駆動電流指令値I*
    tである、所定の時間T経過後のモータ負荷トルクによ
    り、洗濯槽の中の洗濯物の負荷量を計測してこの負荷量
    に応じた撹拌力を得る手段を備えたことを特徴とする洗
    濯機の運転制御装置。
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US6339258B1 (en) 1999-07-02 2002-01-15 International Business Machines Corporation Low resistivity tantalum
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JP6437188B2 (ja) * 2013-11-06 2018-12-12 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 洗濯機
CN104294544A (zh) * 2014-10-16 2015-01-21 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种洗衣机称重方法及装置

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