JP3231795U - ドアノブプレート - Google Patents

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中村 太郎
太郎 中村
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株式会社ヘキサゴン
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Abstract

【課題】任意のメッセージを書き込み・消去できるようにするとともに、メッセージを書き込むためのマーカー等のペンを保持することができるドアノブプレートを提供する。【解決手段】ドアノブプレート1は、板状の部材により構成され、表面には、水性のペンにより書込みができ、かつ払拭により消去することが可能な表面加工が施され、ペンのクリップ部を挿入することが可能な孔部3を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、ドアの外側のノブに吊り下げておくことでドアの外側の者にメッセージを伝達するドアノブプレートに関するものである。
例えば、ホテルの宿泊客が、客室ドアの外側のドアノブに「Do not Disturb」などのメッセージが書かれたプレート(以下「ドアノブプレート」という)を吊り下げておくことで、ホテルのスタッフに「起こさないでください」等のメッセージを伝達することはよく知られている。
一方、例えば、実用新案登録第3163669号公報(特許文献1)や、実用新案登録第3112917号公報(特許文献2)には、このようなドアノブプレートを広告宣伝の手段として用いることが記載されている。また、特許文献2には、裏面のメモ欄等にPP(ポリプロピレン)加工を施すことによりホワイトボード用の水性消去可能なマーカーを使用して再利用可能なコミニュケーションボードとして利用することについても記載されている。
実用新案登録第3163669号公報 実用新案登録第3112917号公報
従来技術によれば、ドアの外側においてドアノブプレートを見た者に対して、当該ドアノブプレートに表示された各種のメッセージを伝達することができる。また、特許文献2に記載された技術によれば、予め印刷された固定のメッセージに限らず、マーカーを使用して任意のメッセージを記載することも可能である。
しかしながら、特許文献2に記載された技術では、メッセージを書き込むためのマーカーを別な場所に置いておかなければならず、メッセージを書きたいときにマーカーが見当たらないためにすぐ書けないという場合も生じ得る。
そこで本考案の目的は、任意のメッセージを書き込み・消去できるようにするとともに、メッセージを書き込むためのマーカー等のペンを保持することができるドアノブプレートを提供することにある。
本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記載および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本考案の代表的な実施の形態であるドアノブプレートは、表面には、水性のペンにより書込みができ、かつ払拭により消去することが可能な表面加工が施され、前記ペンのクリップ部を挿入することが可能な孔部を有する。
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
すなわち、本考案の代表的な実施の形態によれば、ドアノブプレートに任意のメッセージを書き込み・消去できるとともに、メッセージを書き込むためのマーカー等のペンを保持することが可能となる。
本考案の一実施の形態であるドアノブプレートの構成例について概要を示した図である。 (a)、(b)は、本考案の一実施の形態におけるペンを保持した状態の例について概要を示した図である。 (a)、(b)は、本考案の一実施の形態におけるメッセージ書込み欄の例について概要を示した図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。
図1は、本考案の一実施の形態であるドアノブプレートの構成例について概要を示した図である。ドアノブに引っ掛けて吊り下げるという使用法から、ドアノブプレート1は、例えば、幅10センチーメートル程度、高さ20センチメートル程度、厚さ1ミリメートル程度の板状の部材により構成されるのが好適だが、特に大きさについて限定されるものではない。材質についても特に限定されず、一定程度の剛性を確保することができ、後述するようにホワイトボードの機能を実現するためのPP加工等の表面加工が可能な素材であれば、紙、木材、樹脂、金属など適宜のものを用いることができる。本実施の形態では、軽量で強度を確保することができ、かつ比較的安価に構成することができるプラスチック樹脂を用いるものとする。
図1は、ドアノブプレート1を正面(もしくは裏面)から見た形状の例を示しており、例えば、上部にはドアノブに引っ掛けるためにくり抜かれた孔部2を有する。一般的なドアノブに対して引っ掛けたり取り外したりという操作が容易にできるよう、孔部2の大きさを例えば直径6センチメートル程度の略円状とするとともに、側面にかけて切り欠き部2aを有するのが望ましい。また、ドアノブに引っ掛けたときにドアノブプレート1が安定するよう、孔部2の上部に凹状部2bを有していてもよい。
また、孔部2の下方には、マーカー等のペンを保持するためにくり抜かれた孔部3を有する。後述するように、保持することができるペンは、胸ポケットなどに差すためのクリップ部を有するものとし、このクリップ部を孔部3に挿入することでペンを保持する。クリップ部を挿入したり取り外したりという操作が容易にできるよう、孔部3の大きさを例えば直径1センチメートル程度の略円状とする。保持するペンが安定するよう、孔部3の下部に凹状部3aを有していてもよい。
図2は、本考案の一実施の形態におけるペンを保持した状態の例について概要を示した図である。図2(a)ではドアノブプレート1の正面側から見た状態、図2(b)では側面側から見た状態を示しており、ドアノブプレート1の孔部3にペン4のクリップ部4aを挿入してペン4を保持した状態の例を示している。
なお、図1や図2に示したドアノブプレート1の形状はあくまで一例であり、孔部3を有する形状であれば適宜の形状とすることができる。また、孔部3の位置も特に限定されないが、図2の例に示したようにペン4を保持した状態において、ドアノブに吊り下げたドアノブプレート1の姿勢の安定や、ドアノブプレート1に表示されたメッセージ等の視認性の観点から、図1に示したようにドアノブプレート1の左右の外縁付近に設けたり、トアノブプレート1の下端付近に設けたりするのが好適である。
また、ペン4については、クリップ部4aを備えるものであれば孔部3に挿入して保持することができるが、本実施の形態のドアノブプレート1は、後述するようにホワイトボードの機能を有することから、ペン4としては、水性のマーカー等、ホワイトボードに書込み・消去することができる水性ペンが好適である。さらに、ドアノブプレート1に書き込んだメッセージを消去する際の便宜のため、例えば、キャップ部の先端などに消去用の部材(スポンジや布等)を備えるペンとするのがより好適である。
図3は、本考案の一実施の形態におけるメッセージ書込み欄の例について概要を示した図である。図3の例に示すように、ドアノブプレート1の表面にメッセージ書込み欄5を予め消去不能な手段で印刷しておくようにしてもよい。上述したようにドアノブプレート1の表面にPP加工等、水性ペンで書込みができるとともにこれを払拭して消去することができるような表面加工を施しておくことで、ドアノブプレート1にホワイトボードの機能を持たせ、メッセージ書込み欄5にペン4を用いて任意のメッセージを書き込めるようにするとともに、これを自由に消去することが可能となる。メッセージを書き込める領域はメッセージ書込み欄5の欄内に限定されないことは言うまでもない。
また、図3(a)、(b)に示すように、ドアノブプレート1の正面、裏面のいずれに(もしくは双方に)メッセージ書込み欄5を設けてもよい。また、ドアノブプレート1に予め印刷する内容は、図3の例に示したメッセージ書込み欄5のようにメッセージの書込み領域を指示するような態様のものに限定されず、任意のデザインを印刷することができる。
以上に説明したように、本考案の一実施の形態であるドアノブプレート1によれば、ドアノブプレート1に任意のメッセージを書き込み・消去できるとともに、メッセージを書き込むためのマーカー等のペン4を保持することが可能である。
以上、本考案者によってなされた考案を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。また、上記の実施の形態は本考案を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本考案は、任意のメッセージを書き込み・消去できるようにするとともに、メッセージを書き込むためのマーカー等のペンを保持することができるドアノブプレートに利用可能である。
1…ドアノブプレート、
2…孔部、2a…切り欠き部、2b…凹状部、
3…孔部、3a…凹状部、
4…ペン、4a…クリップ部、
5…メッセージ書込み欄

Claims (3)

  1. ドアノブに吊り下げられるドアノブプレートであって、
    表面には、水性のペンにより書込みができ、かつ払拭により消去することが可能な表面加工が施され、
    前記ペンのクリップ部を挿入することが可能な孔部を有する、ドアノブプレート。
  2. 請求項1に記載のドアノブプレートにおいて、
    前記孔部は下部に凹状部を有する、ドアノブプレート。
  3. 請求項1に記載のドアノブプレートにおいて、
    表面には、前記ペンによりメッセージを書き込む領域であることを示す欄が消去不能な手段で印刷されている、ドアノブプレート。
JP2021000482U 2021-02-15 2021-02-15 ドアノブプレート Active JP3231795U (ja)

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