JP3233246U - 筆記具用キャップ及びこれを用いた筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】置き忘れを抑制可能な拡大鏡を提供する。【解決手段】ペン先保護部2と、胴体部3と、クリップ部4とを有する筆記具用キャップ1であって、さらに拡大鏡部5を有し、上記拡大鏡部の外枠部5bが上記ペン先保護部と接続されたことを特徴とする。上記胴体部の一部又は全部が弾性部材で形成されていることがより好ましい。また、本考案の筆記具は、少なくとも胴軸部及びペン先部を有するペン本体と、上記筆記具用キャップとを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、筆記具用キャップ及びこれを用いた筆記具に関するものである。
高齢化の進展に伴い、拡大鏡への需要が年々高まっている。利用者のニーズに合わせ、様々な拡大鏡が考案され、市場で入手可能である。
特許文献1には、透明樹脂で細長い平型の直方形柱状の本体に光学系ガラスの細長い凸レンズを嵌め込み、さらに本体の握り部に、本体を掛止できる止め器具を形成した拡大鏡が開示されている。特許文献1に記載の拡大鏡は、携帯性こそ高いものの、その小ささゆえに置き忘れが多く、不便であった。
特許文献1には、透明樹脂で細長い平型の直方形柱状の本体に光学系ガラスの細長い凸レンズを嵌め込み、さらに本体の握り部に、本体を掛止できる止め器具を形成した拡大鏡が開示されている。特許文献1に記載の拡大鏡は、携帯性こそ高いものの、その小ささゆえに置き忘れが多く、不便であった。
特許文献2には、携帯可能な拡大鏡であって、第1の主面,第2の主面と、前記第1の主面と前記第2の主面とを貫通する第1,第2の開口を有する矩形状の筐体と、前記第1の開口内に収容される凸レンズと、を備えることを特徴とする拡大鏡が開示されている。特許文献2に記載の拡大鏡は、第2の開口にストラップや紐などを通し、衣服に結び付けることで、拡大鏡の置き忘れを抑制しているが、ストラップ、ひもなどの固定用部分が拡大鏡の使用時に邪魔になるという問題があった。
本考案は、置き忘れを抑制可能な拡大鏡を提供することを主な目的とする。
本考案は、以下の[1]〜[3]を提供する。
[1]ペン先保護部と、胴体部と、クリップ部とを有する筆記具用キャップであって、さらに拡大鏡部を有し、上記拡大鏡部の外枠部が上記ペン先保護部と接続されたことを特徴とする筆記具用キャップ。
[2]上記胴体部の一部又は全部が弾性部材で形成されていることを特徴とする[1]に記載の筆記具用キャップ。
[3]少なくとも胴軸部及びペン先部を有するペン本体と、[1]または[2]に記載の筆記具用キャップとを有する筆記具。
[1]ペン先保護部と、胴体部と、クリップ部とを有する筆記具用キャップであって、さらに拡大鏡部を有し、上記拡大鏡部の外枠部が上記ペン先保護部と接続されたことを特徴とする筆記具用キャップ。
[2]上記胴体部の一部又は全部が弾性部材で形成されていることを特徴とする[1]に記載の筆記具用キャップ。
[3]少なくとも胴軸部及びペン先部を有するペン本体と、[1]または[2]に記載の筆記具用キャップとを有する筆記具。
本考案によれば、置き忘れを抑制可能な拡大鏡を提供することができる。すなわち、本考案の筆記具用キャップによれば、拡大鏡が筆記具用キャップと一体化しているため、筆記を行いつつ拡大鏡を利用することができる。また、筆記を行わない場合も、筆記具と共に筆記具用の保管用具へ収納することができ、置き忘れを抑制することができる。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の一例である実施の形態について説明する。なお、本発明は、実施の形態に限定されない。
(実施形態1)
図1、図2に示す筆記具用キャップ1は、ペン先保護部2、胴体部3、クリップ部4及び拡大鏡部5を有する。上記筆記具用キャップ1は、筆記を行う場合、ペン本体のテール部に取り付け又はペン本体とは別に用いる。筆記を行わない場合、ペン本体のペン先部にかぶせる。
図1、図2に示す筆記具用キャップ1は、ペン先保護部2、胴体部3、クリップ部4及び拡大鏡部5を有する。上記筆記具用キャップ1は、筆記を行う場合、ペン本体のテール部に取り付け又はペン本体とは別に用いる。筆記を行わない場合、ペン本体のペン先部にかぶせる。
上記ペン先保護部2は、上記胴体部3の長さ方向において、開口部と反対方向に形成された蓋状の部分である。上記ペン先保護部2は、上記筆記具用キャップ1に対し挿入されたペン本体のペン先部に対向し、ペン先部の保護及び乾燥の防止を行う。
上記胴体部3は、略筒状に形成され、挿入されたペン本体の胴軸部分に係合する。上記胴体部3の断面形状は、円形、三角形、四角形、多角形のいずれでもよい。
上記胴体部3は、略筒状に形成され、挿入されたペン本体の胴軸部分に係合する。上記胴体部3の断面形状は、円形、三角形、四角形、多角形のいずれでもよい。
上記胴体部3の一部又は全部が弾性部材で形成されていることが好ましい。かかる構成であれば、上記胴体部3が径方向に弾性変化することが可能となり、挿入されたペン本体の径の大小にかかわらず、ペン本体方向に適当な圧をかけることで上記筆記具用キャップ1とペン本体とを係合することができる。
弾性部材としては、例えばゴム、樹脂、シリコン等が挙げられる。
弾性部材としては、例えばゴム、樹脂、シリコン等が挙げられる。
上記クリップ部4は留め具であり、上記筆記具用キャップ1あるいは上記筆記具用キャップ1を備えた筆記具を、例えばシャツの胸ポケット、Yシャツの内ポケット、バッグ内のポケット等の任意の場所に取り付ける。
上記クリップ部4は、一部又は全部が弾性部材により形成されており、クリップ部4と上記胴体部3の間の開口部分の大きさを変動することができる。よって、取り付ける部分の厚みの大小にかかわらず、上記筆記具用キャップ1を固定することができる。弾性部材としては、例えば金属、バネ、ゴム、樹脂、シリコン等が挙げられる。
上記クリップ部4は、一部又は全部が弾性部材により形成されており、クリップ部4と上記胴体部3の間の開口部分の大きさを変動することができる。よって、取り付ける部分の厚みの大小にかかわらず、上記筆記具用キャップ1を固定することができる。弾性部材としては、例えば金属、バネ、ゴム、樹脂、シリコン等が挙げられる。
上記拡大鏡部5は、レンズ部5aと外枠部5bを有する。上記レンズ部5aは、透明な材料で形成された光学系レンズであり、文字や図面等を拡大することができる。上記レンズ部5aは、プラスチック等の軽量素材で形成することが好ましい。上記レンズ部5aは薄型レンズであってもよいし、非球面レンズであってもよい。
上記外枠部5bは、上記レンズ部5aを支持するフレーム部分であり、樹脂、金属等で形成される。
図3に示すように、上記外枠部5bと上記ペン先保護部2は、同一の素材により一体として形成されていることが好ましい。上記外枠部5bと上記ペン先保護部2の接続部が不要なため、強度が保てるからである。
また、上記外枠部5bと上記ペン先保護部2は、接着層を介して接続されてもよい。上記外枠部5bと上記ペン先保護部2を別に形成することで、コストの削減が可能となる。接着層は、2以上の部材を接続するための層であり、例えば接着剤、両面テープ、プラスチックの圧着等により形成される。
上記外枠部5bは、上記レンズ部5aを支持するフレーム部分であり、樹脂、金属等で形成される。
図3に示すように、上記外枠部5bと上記ペン先保護部2は、同一の素材により一体として形成されていることが好ましい。上記外枠部5bと上記ペン先保護部2の接続部が不要なため、強度が保てるからである。
また、上記外枠部5bと上記ペン先保護部2は、接着層を介して接続されてもよい。上記外枠部5bと上記ペン先保護部2を別に形成することで、コストの削減が可能となる。接着層は、2以上の部材を接続するための層であり、例えば接着剤、両面テープ、プラスチックの圧着等により形成される。
上記筆記具用キャップ1は、筆記具用キャップ、拡大鏡の両方の機能を備える。拡大鏡として、文字や手元の拡大を行うことも、筆記具用キャップとして携帯、保管することも可能である。上記筆記具用キャップ1は、ペン本体と共に用いることで、ペンケース、ペン立て、シャツの胸ポケットなど、筆記具の保管場所を活用するができる。よって、拡大鏡の紛失や置き忘れ等を抑制することができる。
(実施形態2)
図4に示す筆記具10は、実施形態1の筆記具用キャップ1と、ペン本体11とを有する。上記ペン本体11は、ペン先部12、胴軸部13及びテール部14を有する。
上記ペン本体11は、筆記のための道具である。上記本体部11としては、例えば万年筆、ボールペン、筆ペン、マーカー、鉛筆等の筆記を行う部分が挙げられる。
上記ペン先部12は、例えば紙、布、樹脂、金属等の筆記対象物に対し、例えば炭、インク、朱肉、化粧材等の画材を移すことで、文字、図形、記号等を記録する。上記胴軸部13は、筆記を行う際、利き手等を用いて把持する部分である。上記テール部14は、上記胴軸部13の長さ方向に対しペン先部と反対方向に位置し、筆記を行う際に上記筆記具用キャップ1をかぶせる部分である。
図4に示す筆記具10は、実施形態1の筆記具用キャップ1と、ペン本体11とを有する。上記ペン本体11は、ペン先部12、胴軸部13及びテール部14を有する。
上記ペン本体11は、筆記のための道具である。上記本体部11としては、例えば万年筆、ボールペン、筆ペン、マーカー、鉛筆等の筆記を行う部分が挙げられる。
上記ペン先部12は、例えば紙、布、樹脂、金属等の筆記対象物に対し、例えば炭、インク、朱肉、化粧材等の画材を移すことで、文字、図形、記号等を記録する。上記胴軸部13は、筆記を行う際、利き手等を用いて把持する部分である。上記テール部14は、上記胴軸部13の長さ方向に対しペン先部と反対方向に位置し、筆記を行う際に上記筆記具用キャップ1をかぶせる部分である。
上記筆記具用キャップ1を上記ペン本体11にかぶせた状態で、上記筆記具10により筆記を行う場合、上記同軸部13の上記テール部14の方向に、上記拡大鏡部5が位置する。それゆえ、上記ペン先部12による筆記と、上記拡大鏡部5による文字の拡大を、ほぼ同時に行うことができる。例えば、上記拡大鏡部5を用いて文字を拡大し、必要に応じてメモを行う等ができる。他方、筆記を行わない場合、上記ペン先部12の方向に上記拡大鏡部5が存在する。
いずれの場合も、拡大鏡として使用する用いる際、上記胴軸部13を把持することで持ち手付ルーペのように用いることができる。
いずれの場合も、拡大鏡として使用する用いる際、上記胴軸部13を把持することで持ち手付ルーペのように用いることができる。
本考案によれば、置き忘れを抑制可能な拡大鏡を提供することができるため、産業上有用に利用できる。
1 筆記具用キャップ
2 ペン先保護部
3 胴体部
4 クリップ部
5 拡大鏡部
5a レンズ部
5b 外枠部
10 筆記具
11 ペン本体
12 ペン先部
13 胴軸部
14 テール部
2 ペン先保護部
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5a レンズ部
5b 外枠部
10 筆記具
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12 ペン先部
13 胴軸部
14 テール部
Claims (3)
- ペン先保護部と、胴体部と、クリップ部とを有する筆記具用キャップであって、
さらに拡大鏡部を有し、上記拡大鏡部の外枠部が上記ペン先保護部と接続されたことを特徴とする筆記具用キャップ。 - 上記胴体部の一部又は全部が弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記具用キャップ。
- 少なくとも胴軸部及びペン先部を有するペン本体と、請求項1または2に記載の筆記具用キャップとを有する筆記具。
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---|---|---|---|
JP2021001845U JP3233246U (ja) | 2021-05-18 | 2021-05-18 | 筆記具用キャップ及びこれを用いた筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2021001845U Active JP3233246U (ja) | 2021-05-18 | 2021-05-18 | 筆記具用キャップ及びこれを用いた筆記具 |
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2021
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