JP3231792U - 袋入り冷凍出汁入りうどん - Google Patents

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美和 仲西
美和 仲西
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Abstract

【課題】家庭でも手軽に専門店で食する出来たてのうどんの味の冷凍出汁入りうどんを提供する。【解決手段】袋状の包装材1に、うどんの麺3と、うどん出汁2とを充填し一体とする。【選択図】図1

Description

本考案は、冷凍うどんに関するものである。
冷凍うどんは、今般のコロナ禍においても長期の保存ができ、簡単に調理できることから需要が高い食材である。しかし、家庭においてはうどん専門店、特に讃岐うどん専門店の出来たての美味しさを味わうには不十分であった。
また、冷凍うどんを解凍する方法として、鍋で茹でたり、電子レンジで加温するなどの方法があるが、別途調整したうどん出汁とあわせる必要があった。
例えば、特許文献1は食する者が別々に調理する必要がないよう出汁、具材、及び麺を一体として構成されており、個々の材料はそれぞれ凍結後に分離して容器に収納されているが、これは、麺の中に出汁が浸潤してしまうことを防止するためである。この方法は、出汁を冷凍するためにフレーク状にする工夫がなされているが、常法のうどんの製法とは違う方法であり、専門店の味を再現することが難しいという問題点があった。
また、特許文献2は、うどんの出汁と麺を摂氏5度以下に冷却してから一体化して冷凍している。このようすると一見出来たてのうどんの味を再現できるかのように考えられる。しかし、うどんの麺は茹で上げ後、水分が徐々に麺の中に浸透してしまうことから冷却するまでの時間が大事となり、摂氏5度以下に冷却する工程を経ることで、出来たての味が失われてしまうという問題点があった。
特開2020−043819 特開昭61−224954
本考案は、家庭でも手軽に専門店で食する出来たてのうどんの味を冷凍出汁入りうどんとして提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、袋状の包装材に、うどんの麺と、うどん出汁とを充填し一体としたことを特徴とする袋入り冷凍出汁入りうどんである。
本考案の袋入り冷凍出汁入りうどんは、袋状の包装材から取り出した冷凍の出汁入りうどんを鍋に入れて加熱することにより、又は袋状の包装材から取り出した冷凍出汁入りうどんを耐熱容器にいれて電子レンジで加熱することにより、専門店と同様のうどんを手軽に家庭で食することができるようになるという利点がある。
また、本考案の袋入り冷凍出汁入りうどんをそのまま湯煎し、食する直前に器に盛り付けることもできる。
本考案にかかる袋入り冷凍出汁入りうどんの一例を示す正面図である。
本考案の実施例を以下に示す。ただし、本考案はこれに限定されるものではない。
本考案は、常法に従ってうどんの麺を茹でた後、水で締めて水切りした状態の麺と、加温して調整した後常温にした状態の出汁とを、袋状の包装材に充填した後、急速冷凍する。
使用するうどんの出汁は、国産材料のみを用いて調整し、加温後常温とする。出汁の塩分濃度を2%以下とし、より好ましくは1.2%以下となるよう調整する。
次に、うどんの麺は、国産小麦を使用し、常法に従って製麺し、麺の断面直径を3ミリメートルから5ミリメートルとなるように切り分ける。より好ましくは、麺の断面直径が4.3ミリメートルから4.5ミリメートルとすると食感がよい。
切り分けた麺は、沸騰したお湯で茹で上げる。茹で上げる時間は、麺の断面直径に応じて調整する。例えば、断面直径が4.3ミリメートルの麺を使用した場合は、11分程度である。
茹で上げ後、水で締めた後、水切りし、1玉ごとに小分けし、前記常温とした出汁とともに袋状の包装材に充填し、急速冷凍する。
本考案の袋入り冷凍出汁入りうどんは、食する場合には、包装材のまま4分間湯煎したあと、包装材から器に盛り付けるだけでよい。
本考案の袋入り冷凍出汁入りうどんは、長期の保存が可能であり、また簡単に調理できることから、いつでも手軽に専門店の味を家庭で楽しむことができる。
1 袋状の包装材
2 うどんの出汁
3 うどんの麺

Claims (1)

  1. 袋状の包装材に、うどんの麺と、うどん出汁とを充填し一体としたことを特徴とする袋入り冷凍出汁入りうどん。
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