JP3231600U - 組立式棚 - Google Patents

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伸彦 津久井
伸彦 津久井
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【課題】棚の組立及び分解を容易に行うことができ、組立時の棚の強度を向上できる組立式棚を提供する。【解決手段】組立式棚は、第1板状体11を略チャンネル状に折曲げて形成された単一の棚板支持部材13と、第2板状体12により形成された複数の棚板14とを備える。棚板支持部材は、鉛直方向に延びる奧壁16と、奧壁の両側縁に接続された一対の側壁17、17とを有する。棚板係合用スリット17aを側壁に形成し、棚板貫通用スリット16aを奧壁の全幅にわたって形成し、側壁係合用スリット14aを棚板に形成する。各棚板の一対の側壁係合用スリットを、同一水平面上に位置する一対の棚板係合用スリットにそれぞれ係合することにより、一対の側壁と複数の棚板とを格子状に形成し、かつ各棚板の先端部を一対の棚板係合用スリットと同一水平面上に位置する棚板貫通用スリットに貫通させることにより、棚板の先端部が奧壁の外方に突出するように構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、プラスチック製段ボール又は厚紙製段ボールを用いて分解可能に組立てられる組立式棚に関するものである。
従来、段ボール等の厚紙からなる型紙状基板を屈曲して形成された断面コ字状棚枠の背面板の両側に折れ線を介して側板が連成され、この棚枠に係合する棚部材の棚板の両側縁に下向きの折曲板が連成された陳列台が開示されている(例えば、特許文献1(実用新案登録請求の範囲、第7頁第1行〜同頁第12行、第1図、第4図〜第6図)参照。)。この陳列台では、棚枠の棚板に、一端が折れ線を超えて背面板に至る2条の切れ目が設けられる。また、2条の切れ目で挟まれた部分をその端部で屈曲して棚枠の内側へ突出させて棚受けとするとともに、側板と棚受けとの間に棚部材の折曲片を挿入するスリット状挿入孔が形成される。
このように構成された陳列台は、段ボール等の厚紙の型紙状基板から屈曲形成されるので、軽量で取扱いに便利であるとともに、安価に提供できる。また、陳列台を工場から店頭まで偏平体として運搬し保管できるので、嵩張らず、店頭で簡単に組立てることができる。また、棚受けが側板に連なっているため、比較的大きな荷重に耐えられるとともに、側板にスリット状挿入孔が形成されているため、棚部材を容易に固定できる。更に、陳列台の使用後は紙屑として容易に廃棄処分できることが記載されている。
実開昭60−97065号公報
しかし、上記特許文献1に示された陳列台では、棚部材の折曲板を、棚受けの側板のスリット状挿入孔に挿入するだけで棚部材を棚受けに固定しており、棚部材を棚受けの背面板に固定していないため、棚部材の棚板の中央に比較的重い物を載せると、棚板がその両端を支点として下方に大きく湾曲するおそれがある。また、上記特許文献1に示された陳列台では、使用中に陳列台が水に濡れると、陳列台を構成する厚紙がふやけて使用できなくなる問題点もあった。
本考案の第1の目的は、組立及び分解を容易に行うことができ、組立時の強度を向上できる、組立式棚を提供することにある。本考案の第2の目的は、棚をプラスチック製段ボール又は発泡樹脂ボードで形成することにより、水に濡れても或いは汚損しても、乾燥又は洗浄することにより、再び使用できる、組立式棚を提供することにある。
本考案の第1の観点は、図1、図2及び図5に示すように、第1板状体11を略チャンネル状に折曲げて形成されかつ立てた状態で置かれる単一の棚板支持部材13と、第2板状体12により同形同大に形成されかつ棚板支持部材13に鉛直方向に間隔をあけて取付けられる複数の棚板14とを備え、棚板支持部材13が、鉛直方向に延びる奧壁16と、奧壁16の両側縁に接続されかつ奧壁16に対して直角方向にそれぞれ延びる一対の側壁17,17とを有し、側壁17にその端縁から奧壁に向って水平方向に延びる棚板係合用スリット17aが形成され、水平方向に延びる棚板貫通用スリット16aが奧壁16の全幅にわたって形成され、棚板14にその一端縁から他端縁に向って側壁係合用スリット14aが形成され、各棚板14の一対の側壁係合用スリット14a,14aを、同一水平面上に位置する一対の棚板係合用スリット17a,17aにそれぞれ係合することにより、一対の側壁17,17と複数の棚板14とが格子状に形成され、かつ各棚板14の先端部を一対の棚板係合用スリット17a,17aと同一水平面上に位置する棚板貫通用スリット16aに貫通させることにより、棚板14の先端部が奧壁16の外方に突出するように構成されたことを特徴とする組立式棚10である。
本考案の第2の観点は、第1の観点に基づく考案であって、更に図1及び図5に示すように、第1及び第2板状体11,12がプラスチック製段ボール、発泡樹脂ボード又は厚紙製段ボールにより形成されたことを特徴とする。
本考案の第3の観点は、第1の観点に基づく考案であって、更に図5〜図7に示すように、第1板状体11が、一対のライナ11a,11bとこれらのライナ11a,11bの間に立設された複数のリブ11cとを有するプラスチック製段ボールにより形成され、第1板状体11を、一対のライナ11a,11bのうち一方のライナ11aを残して角度90度の一対のV字状溝11dで単一の奧壁16と一対の側壁17,17とに区画し一対のV字状溝11d,11dで折曲げることにより、棚板支持部材13が形成されたことを特徴とする。
本考案の第4の観点は、第1の観点に基づく考案であって、更に図8に示すように、第1板状体31が、ボード本体31cと、このボード本体31cの両面のいずれか一方又は双方の面全体に接着されたシート状表面材31a,31bとを有する発泡樹脂ボードにより形成され、第1板状体31を、一方の面に接着されたシート状表面材31aを残して角度90度の一対のV字状溝31d,31dで単一の奧壁36と一対の側壁37,37とに区画し一対のV字状溝31d,31dで折曲げることにより、棚板支持部材33が形成されたことを特徴とする。
本考案の第1の観点の組立式棚では、側壁にその端縁から奧壁に向って水平方向に延びる棚板係合用スリットを形成し、水平方向に延びる棚板貫通用スリットを奧壁の全幅にわたって形成し、更に棚板にその一端縁から他端縁に向って側壁係合用スリットを形成したので、各棚板の一対の側壁係合用スリットを、同一水平面上に位置する一対の棚板係合用スリットにそれぞれ係合することにより、一対の側壁と複数の棚板とを格子状に形成し、かつ各棚板の先端部を一対の棚板係合用スリットと同一水平面上に位置する棚板貫通用スリットに貫通させることにより、棚板の先端部を奧壁の外方に突出させる。このような簡単な作業で棚を組立てることができる。また、上記のように、一対の側壁と複数の棚板とを格子状に形成し、かつ棚板の先端部を奧壁の外方に突出させたので、棚板は一対の側壁及び単一の奧壁により三方で支持される。この結果、棚板に比較的重い物を載せても、棚板は殆ど湾曲せず、棚の強度を向上できる。更に、棚の使用後、棚板を棚支持部材から引抜くという簡単な作業で棚を分解できる。この結果、棚板支持部材が平らな板状になるので、運搬時や不使用時に棚板支持部材及び棚板を狭い隙間に収納できる。
本考案の第2の観点の組立式棚では、第1及び第2板状体をプラスチック製段ボール又は発泡樹脂ボードにより形成すると、水に濡れても或いは汚損しても、乾燥又は洗浄することにより、再び使用できる。また、第1及び第2板状体を厚紙製段ボールにより形成すると、第1及び第2板状体をプラスチック製段ボールにより形成した場合と比較して、第1及び第2板状体の材料費が安価であり、第1及び第2板状体を容易に加工できる。
本考案の第3の観点の組立式棚では、一対のライナとこれらのライナの間に立設された複数のリブとを有するプラスチック製段ボールにより第1板状体を形成し、第1板状体を、一対のライナのうち一方のライナを残して角度90度の一対のV字状溝で単一の奧壁と一対の側壁とに区画し一対のV字状溝で折曲げることにより、棚板支持部材を形成したので、極めて簡単な作業で第1板状体から略チャンネル状の棚板支持部材を形成できる。
本考案の第4の観点の組立式棚では、ボード本体とシート状表面材とを有する発泡樹脂ボードにより第1板状体を形成し、第1板状体を、一方の面に接着されたシート状表面材を残して角度90度の一対のV字状溝で単一の奧壁と一対の側壁とに区画し一対のV字状溝で折曲げることにより、棚板支持部材を形成したので、極めて簡単な作業で第1板状体から略チャンネル状の棚板支持部材を形成できる。
本考案実施形態の組立式棚を組立てる前の状態を示す分解斜視図である。 組立てた後の組立式棚を斜め前方から見た斜視図である。 組立てた後の組立式棚を斜め後方から見た斜視図である。 (a)は図1のA−A線断面図であり、(b)は図2のB−B線断面図である。 その組立式棚の棚板支持部材の展開図である。 図5のC−C線断面図である。 図6のD−D線断面図である。 本考案の別の実施形態の組立式棚の棚板支持部材を示す図6に対応する断面図である。
次に本考案を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、組立式棚10は、第1板状体11を略チャンネル状に折曲げて形成されかつ立てた状態で置かれる単一の棚板支持部材13と、第2板状体12により同形同大に形成されかつ棚板支持部材13に鉛直方向に間隔をあけて取付けられる複数の棚板14とを備える。第1及び第2板状体11,12は、この実施の形態では、プラスチック製段ボールにより形成される。このプラスチック製段ボールは、所定の間隔をあけて設けられた一対のライナ11a,11bと、これらのライナ11a,11bの間に所定の間隔をあけて立設された複数のリブ11cとを有する(図6及び図7)。一対のライナ11a,11b及び複数のリブ11cはポリプロピレンやポリカーボネート等のプラスチックにより形成される。なお、第1及び第2板状体11,12の厚さは、3mm〜7mm程度であることが好ましい。
棚板支持部材13は、鉛直方向に延びる単一の奧壁16と、この奧壁16の両側縁に接続されかつ奧壁16に対して直角方向にそれぞれ延びる一対の側壁17,17とを有する(図1〜図3)。この実施の形態では、プラスチック製段ボールの複数のリブ11c(図6及び図7)が水平方向に延びた状態になるように、第1板状体11を加工し折曲げて棚板支持部材13が形成される。即ち、第1板状体11を略チャンネル状に折曲げて立てたときに、複数のリブ11cは水平方向に延びた状態になるように構成される。また、第1板状体11を、一対のライナ11a,11bのうち一方のライナ11aを残して角度90度の一対のV字状溝11d,11dで単一の奧壁16と一対の側壁17,17とに区画し(図5及び図6)、一対のV字状溝11d,11dで角度90度に折曲げることにより、略チャンネル状の棚板支持部材13が形成される(図1及び図4)。なお、一対の側壁17,17の上端角部には、所定の曲率半径を有するR面取りがそれぞれ施される(図1〜図3及び図5)。また、棚板支持部材13の高さは、30cm〜90cmの範囲内であることが好ましく、奧壁16の幅は、10cm〜30cmの範囲内であることが好ましい。更に、側壁17の水平方向の長さは、この実施の形態では、奧壁16の幅と略同一に形成される(図1〜図4)。
棚板14は、この実施の形態では、第2板状体12を略正方形状に加工することにより3枚形成される(図1〜図4)。棚板14を形成する第2板状体12のリブ11c(図6及び図7)の延びる方向は、棚板支持部材13の一対の側壁17,17に対して平行な方向又は直交する方向のいずれでもよい。但し、複数のリブ11cが一対の側壁17,17に対して直交する方向に延びた方が、棚板14に物を載せたときの棚板14の湾曲を抑制できる。なお、棚板14の4つの角部には、所定の曲率半径を有するR面取りがそれぞれ施される(図1〜図4)。また、棚板14の幅は、奧壁16の幅より25%〜35%程度大きく形成されることが好ましく、30%程度大きく形成されることがより好ましい。更に、棚板14の長さは、側壁17の水平方向の長さより25%〜35%程度大きく形成されることが好ましく、側壁17の水平方向の長さより30%程度大きく形成されることがより好ましい。
側壁17には、その端縁から奧壁に向って水平方向に延びる棚板係合用スリット17aが形成される(図1、図4及び図5)。この実施の形態では、一対の側壁17,17に3本ずつ合計6本の棚板係合用スリット17aが形成される。具体的には、一方の側壁17に鉛直方向に所定の間隔をあけて3本の棚板係合用スリット17aがそれぞれ形成され、他方の側壁17に一方の側壁17の各棚板係合用スリット17aと同一水平面上に位置するように3本の棚板係合用スリット17aがそれぞれ形成される(図1及び図4)。換言すれば、一対の側壁17,17には、同一水平面上に位置する一対の棚板係合用スリット17aが鉛直方向に所定の間隔をあけて3組形成される。また、棚板係合用スリット17aの幅(鉛直方向の長さ)は、棚板14の厚さより僅かに広く形成される。
奧壁16には、水平方向に延びる棚板貫通用スリット16aが奧壁16の全幅にわたって形成される(図1、図4及び図5)。この実施の形態では、奧壁16に3本の棚板貫通用スリット16aが形成される。これら3本の棚板貫通用スリット16aは、同一水平面上に位置する3組の一対の棚板係合用スリット17a,17aと同一水平面上にそれぞれ形成される(図4)。また、棚板貫通用スリット16aの幅(鉛直方向の長さ)は、棚板14の厚さより僅かに広く形成される。
棚板14には、その一端縁から他端縁に向って一対の側壁係合用スリット14a,14aが形成される(図1〜図4)。一対の側壁係合用スリット14a,14aの間隔は、一対の側壁17,17の間隔と同一に形成される。また、側壁係合用スリット14の幅(水平方向の長さ)は、側壁17の厚さより僅かに広く形成される。なお、側壁17の棚板係合用スリット17aの長さは、側壁17の水平方向の長さの1/2より長くかつ側壁17の水平方向の長さより短く形成され(図1、図4及び図5)、棚板14の側壁係合用スリット14aの長さは、棚板14の長さの1/2より長くかつ棚板14の長さより短く形成される(図1及び図4)。これは、棚板14の先端部を棚貫通用スリット16aから奧壁16の外側に突出させるためである。そして、各棚板14の一対の側壁係合用スリット14a,14aを、同一水平面上に位置する一対の棚板係合用スリット17a,17aにそれぞれ係合することにより、一対の側壁17,17と複数の棚板14とが格子状に形成され、かつ各棚板14の先端部を一対の棚板係合用スリット17a,17aと同一水平面上に位置する棚板貫通用スリット16aに貫通させることにより、棚板14の先端部が奧壁16の外方に突出するように構成される。
このように構成された組立式棚10の組立手順及び分解手順を説明する。先ず、第1板状体11を一対のV字状溝11dで略チャンネル状に折曲げて単一の棚板支持部材13を形成する(図1及び図4(a))。次いで、3枚のうちの1枚の棚板14の一対の側壁係合用スリット14a,14aを、一対の側壁17,17の上部に同一水平面上に形成された一対の棚板係合用スリット17a,17aにそれぞれ挿入した後に、この棚板14の先端部を、奧壁16の上部に一対の棚板係合用スリット17a,17aと同一水平面上に形成された棚板間通用スリット16aに貫通させる(図2、図3及び図4(b))。次に、残りの2枚のうちの1枚の棚板14の一対の側壁係合用スリット14a,14aを、一対の側壁17,17の中央部に同一水平面上に形成された一対の棚板係合用スリット17a,17aにそれぞれ挿入した後に、この棚板14の先端部を、奧壁16の中央部に一対の棚板係合用スリット17a,17aと同一水平面上に形成された棚板間通用スリット16aに貫通させる。更に、残りの1枚の棚板14の一対の側壁係合用スリット14a,14aを、一対の側壁17,17の下部に同一水平面上に形成された一対の棚板係合用スリット17a,17aにそれぞれ挿入した後に、この棚板14の先端部を、奧壁16の下部に一対の棚板係合用スリット17a,17aと同一水平面上に形成された棚板間通用スリット16aに貫通させる。これにより、一対の側壁17,17と3枚の棚板14とが格子状に形成され、かつ3枚の棚板14の先端部が奧壁16の外方に突出する。このような簡単な作業で棚10を組立てることができる。
上記のように、一対の側壁17,17と3枚の棚板14とを格子状に形成し、かつ3枚の棚板14の先端部を奧壁16の外方に突出させたので、棚板14は一対の側壁17,17及び単一の奧壁16により三方で支持される。この結果、棚板14に比較的重い物を載せても、棚板14は殆ど湾曲せず、棚10の強度を向上できる。また、棚10の使用後、棚板14を棚支持部材13から引抜くという簡単な作業で棚を分解できる。この結果、棚板支持部材13が平らな板状になるので、運搬時や不使用時に棚板支持部材13及び棚板14を狭い隙間に収納できる。更に、第1及び第2板状体11,12をプラスチック製段ボールにより形成したので、水に濡れても或いは汚損しても、乾燥又は洗浄することにより、再び使用できる。上述のことから、本考案の組立式棚10は、キャンプ場や庭等の屋外で料理をするときに、調味料等を載せる棚として好適である。この場合、棚10が風で飛ばされないように、側板支持部材13の下部に通孔(図示せず)を形成して、この通孔に砂袋のロープを係止することが好ましい。また、本考案の組立式棚10を、屋内の台所や調理場で調味料等を載せる棚として用いてもよい。
なお、上記実施の形態では、第1及び第2板状体をプラスチック製段ボールにより形成したが、第1及び第2板状体を厚紙製段ボールにより形成してもよい。また、上記実施の形態では、プラスチック製段ボールの複数のリブが水平方向に延びた状態になるように、第1板状体を加工し折曲げて棚板支持部材を形成したが、プラスチック製段ボールの複数のリブが鉛直方向に延びた状態になるように、第1板状体を加工し折曲げて棚板支持部材を形成してもよい。また、上記実施の形態では、第2板状体を略正方形状に加工して棚板を形成したが、第2板状体を略長方形状に加工して棚板を形成してもよい。また、上記実施の形態では、側壁の水平方向の長さを奧壁の幅と同一に形成したが、側壁の水平方向の長さを奧壁の幅より短く形成してもよい。また、上記実施の形態では、第2板状体を加工して3枚の棚板を形成したが、第2板状体を加工して4枚の棚板を形成してもよい。
更に、上記実施の形態では、第1及び第2板状体をプラスチック製段ボールにより形成したが、第1及び第2板状体を発泡樹脂ボードにより形成してもよい。具体的には、図8に示すように、この発泡樹脂ボードは、発泡樹脂により形成されたボード本体31cと、このボード本体31cの両面のいずれか一方又は双方の面全体に接着されたシート状表面材31a,31bとを有することが好ましい。ボード本体31cを形成する発泡樹脂としては、熱可塑性樹脂を主成分とする基材を化学的或いは物理的方法により発泡させたものであれば特に制限なく使用できる。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、又はこれらを適宜に2種以上混合してなるポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル、ABS、ポリスチレン、ポリアクリルニトリル、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂等が適しているが、目的とする積層板の軽量性、表面平滑性、環境性の観点から、特にポリオレフィン系樹脂が好ましい。また、シート状表面材31a,31bとしては、更紙、アート紙、コート紙、化学繊維紙、合成紙、樹脂含浸紙の他に片面又は両面にポリエチレン等がラミネート加工されている合成樹脂加工紙等が挙げられ、化学繊維紙、合成紙、樹脂含浸紙の他に片面又は両面にポリエチレン等がラミネート加工されている合成樹脂加工紙を用いた方が水に濡れても或いは汚損しても、乾燥又は洗浄することにより、再び使用できる。そして、第1板状体31を、一方の面に接着されたシート状表面材31aを残して角度90度の一対のV字状溝31d,31dで単一の奧壁36と一対の側壁37,37とに区画し一対のV字状溝31d,31dで折曲げることにより、棚板支持部材33を形成できる。
10 組立式棚
11,31 第1板状体
11a,11b ライナ
11c リブ
11d,31d V字状溝
12 第2板状体
13,33 棚板支持部材
14 棚板
14a 側壁係合用スリット
16,36 奧壁
16a 棚板貫通用スリット
17,37 側壁
17a 棚板係合用スリット
31a,31b シート状表面材
31c ボード本体

Claims (4)

  1. 第1板状体を略チャンネル状に折曲げて形成されかつ立てた状態で置かれる単一の棚板支持部材と、
    第2板状体により同形同大に形成されかつ前記棚板支持部材に鉛直方向に間隔をあけて取付けられる複数の棚板と
    を備え、
    前記棚板支持部材が、鉛直方向に延びる奧壁と、前記奧壁の両側縁に接続されかつ前記奧壁に対して直角方向にそれぞれ延びる一対の側壁とを有し、
    前記側壁にその端縁から前記奧壁に向って水平方向に延びる棚板係合用スリットが形成され、
    水平方向に延びる棚板貫通用スリットが前記奧壁の全幅にわたって形成され、
    前記棚板にその一端縁から他端縁に向って側壁係合用スリットが形成され、
    各棚板の一対の側壁係合用スリットを、同一水平面上に位置する一対の棚板係合用スリットにそれぞれ係合することにより、前記一対の側壁と前記複数の棚板とが格子状に形成され、かつ各棚板の先端部を前記一対の棚板係合用スリットと同一水平面上に位置する棚板貫通用スリットに貫通させることにより、前記棚板の先端部が前記奧壁の外方に突出するように構成された
    ことを特徴とする組立式棚。
  2. 前記第1及び第2板状体がプラスチック製段ボール、発泡樹脂ボード又は厚紙製段ボールにより形成された請求項1記載の組立式棚。
  3. 前記第1板状体が、一対のライナとこれらのライナの間に立設された複数のリブとを有するプラスチック製段ボールにより形成され、前記第1板状体を、一対のライナのうち一方のライナを残して角度90度の一対のV字状溝で前記単一の奧壁と前記一対の側壁とに区画し前記一対のV字状溝で折曲げることにより、前記棚板支持部材が形成された請求項1記載の組立式棚。
  4. 前記第1板状体が、ボード本体と、このボード本体の両面のいずれか一方又は双方の面全体に接着されたシート状表面材とを有する発泡樹脂ボードにより形成され、前記第1板状体を、前記一方の面に接着されたシート状表面材を残して角度90度の一対のV字状溝で前記単一の奧壁と前記一対の側壁とに区画し前記一対のV字状溝で折曲げることにより、前記棚板支持部材が形成された請求項1記載の組立式家具。
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