JP6973760B1 - 壁掛け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁に掛ける物品の壁への取り付けの位置決めを容易にし、掛ける際のガイドにもなる壁掛け具を提供する。【解決手段】掛合凸部材1が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固定されるシート8と、掛合凹部材9が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシート10とからなり、該物品が固定されるシート8に物品が左右及び上端の辺を合わせて固定され、掛合部材が掛合された状態で、両シートの左右及び上端の辺が同じ位置になるようにそれぞれの掛合部材が設けられ、シート10が壁への取り付けの位置を決めてそのまま壁に取り付けられる部材となり、物品が壁に掛けられる際には、両シートが掛合部材の位置合わせを容易にするガイドとなる。【選択図】図1

Description

本発明は、物品と壁とに取り付けて、物品を壁に掛けられるようにする壁掛け具に関する。
一般的にパネル、フレーム、額縁、壁掛け収納等の物品を壁に掛けるには、それらの物品の背面や上部に設けられた孔、紐、吊金具等の吊具を、壁に取り付けられた鋲、釘、ネジ、フック等の引っ掛け具に掛ける、あるいは、ピクチャーレールで吊り下げる方法などがある。
いずれの場合も、物品を壁に当てて壁掛け位置は決められても、引っ掛け具の取り付け位置を決めるのは難しく、物品を掛ける際も、掛ける部分が背面で隠れて見えない場合は容易に掛けられない。特に、掛け外しを頻繁にするものでは作業効率が悪い。また、掛ける部分が上部の見える所にあると掛けやすいが、壁掛け部分が見えることで見た目がすっきりしない。
また、物品がパネルの場合、そのままでは吊具等を取り付けられないのでフレームを取り付けたりするが、パネルとしてよく使用されるスチレンボードは反りが出やすいという問題があり、フレームは壁に掛けるためだけではなく反りを抑える効果もある。
そして、吊具、引っ掛け具、ピクチャーレール等の掛け具どれもが物品の荷重に合わせ、金属や樹脂製の部品を用意することとなり、それを取り付けるには留め具、工具等が必要となる場合もある。
壁への取り付け位置を決めるための方法として、(特許文献1)で、取り付け位置の指標となる型紙が提案されている。また、壁掛けの際に掛ける部分が隠れて見えないという場合に対して、(特許文献2)で、ガイド付の壁掛け構造が提案されている。
特開2012−234050 実登3179300
物品の壁掛けの際に問題になる位置決めでは、(特許文献1)のような型紙は、物品の壁掛け位置を決めただけでは決まらない引っ掛け具の取り付け位置を決めるためには有効と考えられる。しかし、取り付け位置に印を付けた後に外され、壁掛けに利用されるものではなく、物品を掛ける際のガイドとして考えられているものでもない。
(特許文献2)のガイド付壁掛け構造では、物品の背面を水平にスライドさせて溝部を探すもので容易にガイドとなるものではなく、引っ掛け具の状態によっては壁から浮いてしまい前後の位置は固定されない。そして、壁掛け位置、引っ掛け具の取り付け位置を決められるものでもない。
また、物品がパネルの場合には反りという問題があり、それに対応した構造を持ちながら、容易な加工により組み立て・固定ができる素材で、壁に掛けるものであるため、軽い素材でありながら物品の荷重に耐えられる強度を持たせられるとよい。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、物品の壁掛けの際の掛け具の取り付けの位置決めを容易にし、なおかつ、掛ける際のガイドにもなり容易に壁へ掛けられるようにすることを目的とする。また、物品の反りを抑え、軽い素材でも荷重に耐えられる構造で、道具等を使わず容易な加工により組み立て・固定可能とする。
掛合凸部材が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固定されるシートと、掛合凹部材が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシートとからなり、物品と該物品が固定されるシートと該壁に取り付けられるシートとの左右の幅が同じで、該物品が固定されるシートに物品が左右及び上端の辺を合わせて固定され、掛合凸部材と掛合凹部材とが掛合された状態で、両シートの左右及び上端の辺が同じ位置になるように掛合凸部材と掛合凹部材とが設けられ、壁への取り付けの位置決めを容易にし、物品が壁に掛けられる際には、両シートが掛合部材の位置合わせを容易にするガイドとなる。
前記掛合凸部材と前記掛合凹部材とが、共にシート材の接着を伴わない組み立てにより形成され、それぞれが設けられるシートに、接着を伴わない固定手段により設けられる。なお、ここでいう接着とは接着材、テープ等を用いた固定である。
前記掛合凸部材が、前記物品が固定されるシートの上部から下部へ縦方向に設けられる柱状の土台部と、該土台部の上部に設けられ掛合突起を有する掛合部と、下部に設けられ壁と該物品が固定されるシートとを水平に保ち、荷重を鉛直方向にかける調節部とからなる。
前記掛合部と前記調節部とが、それぞれの補強部材を有し、該補強部材が前記土台部の裏側から挿入され、それぞれ該掛合部と該調節部とに嵌合されることにより固定され、該それぞれの補強部材が固定解除手段を有する。
前記掛合凹部材の上部に設けられた掛合受け部が、前後左右に傾斜を有し、前記掛合凸部材の掛合の際に、前後左右のずれを修正し前記掛合部が壁側に密着するように固定される。
前記掛合凹部材が、留め具による固定箇所を有し、前記壁に取り付けられるシートと共に、壁に密着し固定される。なお、ここでいう留め具とは画鋲、プッシュピン等である。
前記壁に取り付けられるシートと前記物品が固定されるシートとの間に収納部が設けられる。
本発明によれば、物品の壁掛けの際の掛け具の取り付けの位置決めを容易にし、掛ける際のガイドにもなり容易に物品が壁に掛けられる。また、シート材の接着を伴わない組み立て、固定だけで強度、耐久性を有し、シート及びシートに固定される物品の反りを抑えることもできる。
壁掛け具の形態例の斜視図であり、Aは物品側部材の背面、Bは壁側部材の前面。 掛合凸部材の展開図。 掛合凸部材の組み立て図であり、斜視図。 掛合凸部材の別の形態例の組み立て図であり、斜視図。 物品が固定されるシートの展開図の部分図。 掛合凸部材の物品が固定されるシートへの取り付け図であり、斜視図。 土台部と物品が固定されるシートの別の固定手段の形態例であり、Aはシートの斜視部分図、Bは土台部の背面側の斜視図。 別の固定手段の土台部がシートに押し付けられる状態を表した図であり、Aは断面図、Bはシート側から見た部分図。 別の形態例のスライドでの固定を表した図であり、斜視部分図。 掛合凹部材の展開図。 掛合凹部材の組み立て図であり、斜視図。 壁に取り付けられるシートの展開図の部分図。 掛合凹部材の壁に取り付けられるシートへの取り付け図であり、斜視図。 壁に取り付けられるシートの壁への取り付け図であり、斜視図。 壁掛け具の壁掛けの状態を表す側面図。 壁掛け具の壁掛けの状態を表す斜視図。 物品が固定されるシートが、ポスターフレームに挿入される場合の組み立て図であり、斜視図。 壁掛け具のシート間に収納部を設けた例の斜視図であり、AはDM等を収納した例、Bは花を収納した例。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の壁掛け具は、ダンボール、ボール紙等を素材とし、型抜き、筋付け等の加工がされたシート材で、折り、差し込み等により接着材、テープ等を使用せずに容易に組み立てられる。
図1は本発明の壁掛け具の形態例で、図1Aのように掛合凸部材1が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固着されるシート8の物品側部材と、図1Bのように掛合凹部材9が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシート10の壁側部材とで構成される。
図2のように掛合凸部材1は、複数個のシート材で構成され、各シート材の折りにより各部材を形成し、図3のように柱状の土台部2に各部材を挿入する。
まず、土台部2の上部の折りによって形成される孔に掛合部3を挿入する。そして、土台部2の裏側から掛合部補強材6を挿入すると、掛合部補強材6の側面中央の突起6aが掛合部3の側面の孔3aに嵌入される嵌合部となり、さらに、突起6aの上下の側面の切り欠き6bと孔3aのある側面の突起3bも嵌合部となっており、これらが嵌合されて掛合部3が固定され、物品の荷重に対する補強となり壁掛け収納等なども壁掛け可能な強度となる。なお、掛合部補強材6は嵌合されると外せなくなるため、突起6cを突起6aの片側に設け、引っ張ることで外せるようにする。
掛合部3の挿入の際、掛合突起3cの左右両側の突起3dの折り目を鋭角に内側に折り込み、掛合部3の固定後に掛合補強部5を挿入する。これにより、荷重で掛合突起3cの左右両側がつぶれるのを防ぐ。
そして同様に、土台部2の下部には、壁とシートとを水平に保つための調節部4と裏側に調節部補強材7を挿入する。
図4は掛合凸部材1の別の形態例で、掛合部3の下部側面の突起を土台部2の孔に挿入後上方にスライドし、土台部2に下から引っ掛けるようにし、掛合部3の上部側面の突起を土台部2の孔に挿入し固定する。調節部4も同様に上部側面の突起を土台部2の孔に挿入後スライドし、下部側面の突起を同じ孔に挿入し固定する。これは荷重が少なく補強材がなくてもよい場合などの形態例である。
図5のように物品が固定されるシート8には、掛合凸部材1を固定するための固定部8aとその下部に突起8bとを設ける。固定部8aは左右に対向して設けられ、折って立ちあげた状態で掛合凸部材1を挟持するような形態で、掛合凸部材1の側面に沿って複数箇所設ける。これに合わせて土台部2の側面にも孔2aを設け、孔2aに合わせて補強部材にも孔を設ける。
そして、図6のように掛合凸部材1をシート8にセットし、固定部8aの突起8bを折り曲げ、土台部2の側面の孔2aに差し込み固定する。なお、掛合凸部材1のセットは、シート8の上部から固定部8aを左右両側に開きながらスライドさせると容易にできる。
これにより、シート8の面に対して角度のある面(この場合は直角の面)を持つ柱状の部材が固定されることでシート8及び固着される物品の反りを抑えられる効果もある。
図7はシート8と土台部2など柱状の部材との別の固定手段の形態例で、図7Bのように土台部2には、両側面の背面側の辺から伸びた突起が設けられ、その突起が直角に曲がって伸びてL字状の突起2bとなり、直角に伸びた部分は挿入部2cとなる。図7Aのようにシート8には、図8Aのように土台部2の内側に収まる大きさの固定部8cが折りにより設けられ、固定部8cに挿入部2cが挿入される孔8dが折りに接して設けられる。
図8のように土台部2は、シート8に押し付けられると両側のL字状の突起2bが合体し、中央に両側の挿入部2cが合体した突起を持つT字状の形体となり、この形体を部分的にシートに接する背面とした柱状になる。そして、T字の中央の挿入部2cの先端を、挿入を容易にするために合わせ目を頂点とした傾斜を左右に設け、挿入される孔8dの左右中央を高くすると挿入が容易になる。
土台部2がスライドされると図9のように、挿入部2cがシート8から立ち上げられた固定部8cを持ち上げながら孔8dに挿入され、挿入が終わるとL字状の突起2bが左右に開こうとし容易に外せないものとなる。このように、シートに押し付け、スライドするだけという容易な手段で固定ができる。
土台部2など柱状の部材のシートへの固定は、壁掛けの機能を持たない、シート及びシートに固定される物品の反りを抑えるための構造として使用することもでき、柱状の部材が縦、横、斜めの一方向あるいは複数方向に固定されることにより、シートのさまざまな方向の反りが抑えられる。シート8では土台部2の縦方向だけでなく横、斜め方向にも柱状の部材を固定し反りを抑えることができる。
またこの場合、スライドでの固定手段であれば、柱状の部材は四角柱でなくてもよく、三角柱、五角柱等の多角柱でもよく、シートの面に対して角度のある面を持つ柱状であればよい。さらに、スライドでの固定手段は、図7のような複数箇所での固定とせず一箇所として、柱状であれば多角柱などで長さの短いものも固定でき、さまざまな形体のものが容易に固定できる手段である。
なお、掛合凸部材1のように壁掛けの機能を持つ場合には荷重のかかる方向により、図7とは逆で挿入部2cは上向きとなり、それに合わせて固定部8cも逆方向となる。反りを抑えるための構造では図7のような方向となる。
図10のように掛合凹部材9は、一枚のシート材の組み立てにより形成される。図11のように、折りにより背面、底面、前面、側面を形成し、前面の上部の掛合受け部9cを背面側に折り入れることで、図15のように掛合受け部9cの折り目から背面下方向に傾斜が形成され、断面9dで左右の傾斜が形成される。これにより、掛合凸部材1が掛けられる際に、前後左右に多少ずれていても正しい位置に掛合され、掛合凸部材1の掛合部3が壁側に密着するように固定される。そして、前面の突起9aを側面の孔9bに差し込み、背面と前面とを平行な状態にする。
一般的な壁掛けでは、物品側の掛合孔の下部により大きい丸い孔を設け掛合の際に左右のずれを修正し、物品を壁に密着させるには、引っ掛け具に傾斜を持たせ壁側に寄せて固定させるが、掛合凹部材9は一つの部材の単純な構造でこの両方の機能を持っている。
また、掛合部3の掛合補強部5と、それを受けるのが掛合受け部9cの折り部分であるため荷重に強い構造となる。
図12のように壁に取り付けられるシート10には、掛合凹部材9を取り付けるための固定部10aとその中央に孔10bを設ける。固定部10aは左右に対向して設けられ、折って立ちあげた状態で掛合凹部材9を挟持するような形態で、掛合凹部材9の側面に沿って数箇所設け、下部に底部固定の突起10cを設ける。なお、掛合凹部材9の取り付け位置は、掛合凸部材1と掛合された状態で、両シートの左右及び上端の辺が同じ位置になる位置にする。
そして、図13のように掛合凹部材9をシート10にセットし、突起9aを固定部10aの孔10bに差し込み固定する。
壁への取り付けは、画鋲、プッシュピン11等の留め具で取り付ける。図14のように、掛合凹部材9の上部に設けられた二箇所の留め具用の孔9eに留め具で固定し、シート10の四つの角も留め具で固定する。それぞれのシートの間には掛合凸部材1の高さ分の間隔が空くので、プッシュピン11のような高さがあるものを使用しても、正面からは見えず、すっきりとした展示とすることができる。なお、壁に掛ける物品が軽いものなどの場合は、シート10の四つの角は両面テープ等での固定でもよい。
留め具用の孔9eで固定することにより、シート10の反り等により掛合凹部材9が壁から浮くことなく密着し固定される。また、横方向等の反りを抑えるため柱状の部材をシート10の横方向に固定してもよい。なお、留め具用の孔9eは孔でなくても、留め具での固定位置を示すものであればよい。
それぞれのシートのサイズは、物品が固着されるシート8は、物品の左右幅に合わせ、高さも基本的に同じとし、物品は左右及び上端の辺を合わせて固定される。壁に取り付けられるシート10は、左右幅は物品及びシート8に合わせ、高さは上端の辺のみを合わせ、掛合凹部材9がセットできる高さがあればよくコンパクトにできる。なお、両シートは折り畳みできるようにしてもよい。なお、物品が大きい場合など、シート8の高さは物品より小さくすることも可能。
また、基本的に掛合凸部材1はシート8の左右二箇所に設けられるが、物品が縦が長い物であったり、軽く小さい物などである場合は、左右中央に一箇所としてもよい。この場合、掛合部材の左右幅を大きくしてもよい。
物品の壁掛けの位置決めは、壁に物品を当てて掛けたい位置を決め、上辺の一方の角の位置にテープ等で印を付け、その印に角を合わせてシート10を仮止めする。シート10は軽い素材なので、物品ではやりにくい水平等の調整がこの状態だと容易にでき、決まったら固定する。仮止めはテープ、ピン等で容易にできる。
通常は物品を掛けたい位置を決めた後、物品の吊具等の位置から、引っ掛け具等の取り付け位置を割り出して決めるが、吊具、引っ掛け具等によっては思った位置に掛けられない。例えば物品の背面の紐に掛ける場合、紐の長さで高さが変わり、調整が必要になる。
これに対して、シート10は物品を掛けたい位置そのままに壁側部材として固定すればよく、シート8はそれに合わせた専用の物品側部材なので、物品を掛けたい位置が決まれば、その位置に容易に物品を掛けられる。
図15、図16は壁への掛け方の図で、図16のようにシート8とシート10との上端の辺の左右どちらかの角の位置を合わせ、少し(掛合突起3cの高さ分)持ち上げ、壁に付けるようにして降ろすことにより掛合され固定される。多少のズレは掛合凹部材9の掛合受け部9cの前後左右の傾斜により修正される。なお、それぞれの上端の辺の左右中央に折り目等の目印になるものがあれば、中央で合わせることもでき、大きい物品で掛ける位置が高い場合でも、左右の角付近を持ち、シート10の角を触って合わせられる。
このように壁掛けの際には、背面が見えなくても、それぞれの位置を合わせることで容易に掛けることができ、掛け外しを頻繁にするものには特に効果がある。
また、図15のように掛合凸部材1と掛合凹部材9とがしっかり密着し、調節部4が壁掛け具全体を壁と水平な状態に保ち、荷重が鉛直方向だけにかかるため、ダンボール、ボール紙等の素材であっても耐久性が高められる。
図16のように絵画・写真・ポスター等12bがパネル貼りされたボード状の物品12は、シート8の前面に接着等で固定して使用する。あるいは、図17のように一般的なポスターフレーム12dを使用し、シート8の厚み分薄いボード12aを使用し、ボード12aの背面にシート8を挿入し、ポスターフレーム12dで固定することで、絵画・写真・ポスター等12bを差し替え可能にできる。または、シート8を特許第6735991号のような組み立て式フレームとして、ボード状の物品12を差し替え可能にすることもできる。
なお、物品12は平面のものでなくても良く、ウォールポケットのような壁掛け収納などの前面が立体のものでもよい。
図18のように、シート8とシート10との間に、掛合部材による間隔分の奥行きを持つ収納部13を設けることができる。図18Aのように収納部13には物品12に関連するDM、チラシ、アンケート用紙などさまざまなものを収納でき、図18Bのように花などを収納し飾り付けとしても使用できる。
収納部13は、いずれのシートに取り付けてもよく、重量のあるものはシート10に、物品ごとに変わるものはシート8に、などとすることができる。また、掛合部材を左右中央に一箇所、あるいは中央よりに二箇所とした場合、収納部13を掛合部材の左右に設けることができ、左右から収納物を取り出せる。さらに、壁掛け位置が高い場合など、下部からはみ出すように、あるいは下部にぶら下がるように設けてもよい。
本発明の壁掛け具は、物品の壁への位置決めが、そのまま壁掛け具となるシートにより容易にでき、それぞれの位置を合わせることにより壁掛けのガイドとなり容易に掛けられる。そして、掛け具、留め具等の見えないすっきりとした見た目で、物品に関連するものなどを一緒に設置することもできる。
また、ダンボール、ボール紙等の素材を使用することにより、折り、差し込み等の容易な加工でシート材の接着を伴なわない組み立て、固定が可能となり、軽い素材でありながら荷重に強く、耐久性も考えられた構造で、シート及びシートに固定される物品の反りも抑えられる構造となっている。壁への取り付けも画鋲、プッシュピン等の家庭で日常使用しているようなものを利用できる。
このように、ダンボール、ボール紙等のリサイクル可能で安価な素材を使用しながら、これだけの効果を得ることができる。
1 掛合凸部材
2 土台部
2a 土台部側面の孔
2b 別の固定例のL字状の突起
2c 別の固定例の挿入部
3 掛合部
3a 掛合部の側面の孔
3b 掛合部の側面の突起
3c 掛合突起
3d 掛合突起の左右両側の突起
4 調節部
5 掛合補強部
6 掛合部補強材
6a 掛合部補強材の側面中央の突起
6b 掛合部補強材の側面の切り欠き
6c 掛合部補強材の取り外し用突起
7 調節部補強材
8 物品が固着されるシート
8a 固定部
8b 固定部の突起
8c 別の固定例の固定部
8d 別の固定例の固定部の孔
9 掛合凹部材
9a 掛合凹部材の前面の突起
9b 掛合凹部材の側面の孔
9c 掛合受け部
9d 掛合受け部の左右の断面
9e 留め具用の孔
10 壁に取り付けられるシート
10a固定部
10b固定部の中央の孔
10c底部固定の突起
11 プッシュピン
12 ボード状の物品
12aボード
12b絵画・写真・ポスター等
12c透明シート
12dポスターフレーム
13 収納部

Claims (7)

  1. 掛合凸部材が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固定されるシートと、掛合凹部材が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシートとからなり、物品と該物品が固定されるシートと該壁に取り付けられるシートとの左右の幅が同じで、該物品が固定されるシートに物品が左右及び上端の辺を合わせて固定され、掛合凸部材と掛合凹部材とが掛合された状態で、両シートの左右及び上端の辺が同じ位置になるように掛合凸部材と掛合凹部材とが設けられ、壁への取り付けの位置決めを容易にし、物品が壁に掛けられる際には、両シートが掛合凸部材と掛合凹部材との位置合わせを容易にするガイドとなる壁掛け具。
  2. 請求項1の壁掛け具において、前記掛合凸部材と前記掛合凹部材とが、共にシート材の接着を伴わない組み立てにより形成され、それぞれが設けられるシートに、接着を伴わない固定手段により設けられる壁掛け具。
  3. 請求項2の壁掛け具において、前記掛合凸部材が、前記物品が固定されるシートの上部から下部へ縦方向に設けられる柱状の土台部と、該土台部の上部に設けられ掛合突起を有する掛合部と、下部に設けられ壁と該物品が固定されるシートとを水平に保ち、荷重を鉛直方向にかける調節部とからなる壁掛け具。
  4. 請求項3の壁掛け具において、前記掛合部と前記調節部とが、それぞれの補強部材を有し、該補強部材が前記土台部の裏側から挿入され、それぞれ該掛合部と該調節部とに嵌合されることにより固定され、該補強部材が固定解除手段を有する壁掛け具。
  5. 請求項3から4のいずれかの壁掛け具において、前記掛合凹部材の上部に設けられた掛合受け部が、前後左右に傾斜を有し、前記掛合凸部材の掛合の際に、前後左右のずれを修正し前記掛合部が壁側に密着するように固定される壁掛け具。
  6. 請求項2から5のいずれかの壁掛け具において、前記掛合凹部材が、留め具による固定箇所を有し、前記壁に取り付けられるシートと共に、壁に密着し固定される壁掛け具。
  7. 請求項1から6のいずれかの壁掛け具において、前記壁に取り付けられるシートと前記物品が固定されるシートとの間に収納部が設けられる壁掛け具。
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