JP2022077471A - 壁掛け具 - Google Patents
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Abstract
Description
いずれの場合も、物品を壁に当てて壁掛け位置は決められても、引っ掛け具の取り付け位置を決めるのは難しく、物品を掛ける際も、掛ける部分が背面で隠れて見えない場合は容易に掛けられない。特に、掛け外しを頻繁にするものでは作業効率が悪い。また、掛ける部分が上部の見える所にあると掛けやすいが、壁掛け部分が見えることで見た目がすっきりしない。
また、物品がパネルの場合、そのままでは吊具等を取り付けられないのでフレームを取り付けたりするが、パネルとしてよく使用されるスチレンボードは反りが出やすいという問題があり、フレームは壁に掛けるためだけではなく反りを抑える効果もある。
そして、吊具、引っ掛け具、ピクチャーレール等の掛け具どれもが物品の荷重に合わせ、金属や樹脂製の部品を用意することとなり、それを取り付けるには留め具、工具等が必要となる場合もある。
(特許文献2)のガイド付壁掛け構造では、物品の背面を水平にスライドさせて溝部を探すもので容易にガイドとなるものではなく、引っ掛け具の状態によっては壁から浮いてしまい前後の位置は固定されない。そして、壁掛け位置、引っ掛け具の取り付け位置を決められるものでもない。
また、物品がパネルの場合には反りという問題があり、それに対応した構造を持ちながら、容易な加工により組み立て・固定ができる素材で、壁に掛けるものであるため、軽い素材でありながら物品の荷重に耐えられる強度を持たせられるとよい。
本発明の壁掛け具は、ダンボール、ボール紙等を素材とし、型抜き、筋付け等の加工がされたシート材で、折り、差し込み等により接着材、テープ等を使用せずに容易に組み立てられる。
図1は本発明の壁掛け具の形態例で、図1Aのように掛合凸部材1が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固着されるシート8の物品側部材と、図1Bのように掛合凹部材9が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシート10の壁側部材とで構成される。
まず、土台部2の上部の折りによって形成される孔に掛合部3を挿入する。そして、土台部2の裏側から掛合部補強材6を挿入すると、掛合部補強材6の側面中央の突起6aが掛合部3の側面の孔3aに嵌入される嵌合部となり、さらに、突起6aの上下の側面の切り欠き6bと孔3aのある側面の突起3bも嵌合部となっており、これらが嵌合されて掛合部3が固定され、物品の荷重に対する補強となり壁掛け収納等なども壁掛け可能な強度となる。なお、掛合部補強材6は嵌合されると外せなくなるため、突起6cを突起6aの片側に設け、引っ張ることで外せるようにする。
掛合部3の挿入の際、掛合突起3cの左右両側の突起3dの折り目を鋭角に内側に折り込み、掛合部3の固定後に掛合補強部5を挿入する。これにより、荷重で掛合突起3cの左右両側がつぶれるのを防ぐ。
そして同様に、土台部2の下部には、壁とシートとを水平に保つための調節部4と裏側に調節部補強材7を挿入する。
そして、図6のように掛合凸部材1をシート8にセットし、固定部8aの突起8bを折り曲げ、土台部2の側面の孔2aに差し込み固定する。なお、掛合凸部材1のセットは、シート8の上部から固定部8aを左右両側に開きながらスライドさせると容易にできる。
これにより、シート8の面に対して角度のある面(この場合は直角の面)を持つ柱状の部材が固定されることでシート8及び固着される物品の反りを抑えられる効果もある。
図8のように土台部2は、シート8に押し付けられると両側のL字状の突起2bが合体し、中央に両側の挿入部2cが合体した突起を持つT字状の形体となり、この形体を部分的にシートに接する背面とした柱状になる。そして、T字の中央の挿入部2cの先端を、挿入を容易にするために合わせ目を頂点とした傾斜を左右に設け、挿入される孔8dの左右中央を高くすると挿入が容易になる。
土台部2がスライドされると図9のように、挿入部2cがシート8から立ち上げられた固定部8cを持ち上げながら孔8dに挿入され、挿入が終わるとL字状の突起2bが左右に開こうとし容易に外せないものとなる。このように、シートに押し付け、スライドするだけという容易な手段で固定ができる。
またこの場合、スライドでの固定手段であれば、柱状の部材は四角柱でなくてもよく、三角柱、五角柱等の多角柱でもよく、シートの面に対して角度のある面を持つ柱状であればよい。さらに、スライドでの固定手段は、図7のような複数箇所での固定とせず一箇所として、柱状であれば多角柱などで長さの短いものも固定でき、さまざまな形体のものが容易に固定できる手段である。
なお、掛合凸部材1のように壁掛けの機能を持つ場合には荷重のかかる方向により、図7とは逆で挿入部2cは上向きとなり、それに合わせて固定部8cも逆方向となる。反りを抑えるための構造では図7のような方向となる。
一般的な壁掛けでは、物品側の掛合孔の下部により大きい丸い孔を設け掛合の際に左右のずれを修正し、物品を壁に密着させるには、引っ掛け具に傾斜を持たせ壁側に寄せて固定させるが、掛合凹部材9は一つの部材の単純な構造でこの両方の機能を持っている。
また、掛合部3の掛合補強部5と、それを受けるのが掛合受け部9cの折り部分であるため荷重に強い構造となる。
そして、図13のように掛合凹部材9をシート10にセットし、突起9aを固定部10aの孔10bに差し込み固定する。
壁への取り付けは、画鋲、プッシュピン11等の留め具で取り付ける。図14のように、掛合凹部材9の上部に設けられた二箇所の留め具用の孔9eに留め具で固定し、シート10の四つの角も留め具で固定する。それぞれのシートの間には掛合凸部材1の高さ分の間隔が空くので、プッシュピン11のような高さがあるものを使用しても、正面からは見えず、すっきりとした展示とすることができる。なお、壁に掛ける物品が軽いものなどの場合は、シート10の四つの角は両面テープ等での固定でもよい。
留め具用の孔9eで固定することにより、シート10の反り等により掛合凹部材9が壁から浮くことなく密着し固定される。また、横方向等の反りを抑えるため柱状の部材をシート10の横方向に固定してもよい。なお、留め具用の孔9eは孔でなくても、留め具での固定位置を示すものであればよい。
また、基本的に掛合凸部材1はシート8の左右二箇所に設けられるが、物品が縦が長い物であったり、軽く小さい物などである場合は、左右中央に一箇所としてもよい。この場合、掛合部材の左右幅を大きくしてもよい。
通常は物品を掛けたい位置を決めた後、物品の吊具等の位置から、引っ掛け具等の取り付け位置を割り出して決めるが、吊具、引っ掛け具等によっては思った位置に掛けられない。例えば物品の背面の紐に掛ける場合、紐の長さで高さが変わり、調整が必要になる。
これに対して、シート10は物品を掛けたい位置そのままに壁側部材として固定すればよく、シート8はそれに合わせた専用の物品側部材なので、物品を掛けたい位置が決まれば、その位置に容易に物品を掛けられる。
このように壁掛けの際には、背面が見えなくても、それぞれの位置を合わせることで容易に掛けることができ、掛け外しを頻繁にするものには特に効果がある。
また、図15のように掛合凸部材1と掛合凹部材9とがしっかり密着し、調節部4が壁掛け具全体を壁と水平な状態に保ち、荷重が鉛直方向だけにかかるため、ダンボール、ボール紙等の素材であっても耐久性が高められる。
なお、物品12は平面のものでなくても良く、ウォールポケットのような壁掛け収納などの前面が立体のものでもよい。
収納部13は、いずれのシートに取り付けてもよく、重量のあるものはシート10に、物品ごとに変わるものはシート8に、などとすることができる。また、掛合部材を左右中央に一箇所、あるいは中央よりに二箇所とした場合、収納部13を掛合部材の左右に設けることができ、左右から収納物を取り出せる。さらに、壁掛け位置が高い場合など、下部からはみ出すように、あるいは下部にぶら下がるように設けてもよい。
また、ダンボール、ボール紙等の素材を使用することにより、折り、差し込み等の容易な加工でシート材の接着を伴なわない組み立て、固定が可能となり、軽い素材でありながら荷重に強く、耐久性も考えられた構造で、シート及びシートに固定される物品の反りも抑えられる構造となっている。壁への取り付けも画鋲、プッシュピン等の家庭で日常使用しているようなものを利用できる。
このように、ダンボール、ボール紙等のリサイクル可能で安価な素材を使用しながら、これだけの効果を得ることができる。
2 土台部
2a 土台部側面の孔
2b 別の固定例のL字状の突起
2c 別の固定例の挿入部
3 掛合部
3a 掛合部の側面の孔
3b 掛合部の側面の突起
3c 掛合突起
3d 掛合突起の左右両側の突起
4 調節部
5 掛合補強部
6 掛合部補強材
6a 掛合部補強材の側面中央の突起
6b 掛合部補強材の側面の切り欠き
6c 掛合部補強材の取り外し用突起
7 調節部補強材
8 物品が固着されるシート
8a 固定部
8b 固定部の突起
8c 別の固定例の固定部
8d 別の固定例の固定部の孔
9 掛合凹部材
9a 掛合凹部材の前面の突起
9b 掛合凹部材の側面の孔
9c 掛合受け部
9d 掛合受け部の左右の断面
9e 留め具用の孔
10 壁に取り付けられるシート
10a固定部
10b固定部の中央の孔
10c底部固定の突起
11 プッシュピン
12 ボード状の物品
12aボード
12b絵画・写真・ポスター等
12c透明シート
12dポスターフレーム
13 収納部
いずれの場合も、物品を壁に当てて壁掛け位置は決められても、引っ掛け具の取り付け位置を決めるのは難しく、物品を掛ける際も、掛ける部分が背面で隠れて見えない場合は容易に掛けられない。特に、掛け外しを頻繁にするものでは作業効率が悪い。また、掛ける部分が上部の見える所にあると掛けやすいが、壁掛け部分が見えることで見た目がすっきりしない。
また、物品がパネルの場合、そのままでは吊具等を取り付けられないのでフレームを取り付けたりするが、パネルとしてよく使用されるスチレンボードは反りが出やすいという問題があり、フレームは壁に掛けるためだけではなく反りを抑える効果もある。
そして、吊具、引っ掛け具、ピクチャーレール等の掛け具どれもが物品の荷重に合わせ、金属や樹脂製の部品を用意することとなり、それを取り付けるには留め具、工具等が必要となる場合もある。
(特許文献2)のガイド付壁掛け構造では、物品の背面を水平にスライドさせて溝部を探すもので容易にガイドとなるものではなく、引っ掛け具の状態によっては壁から浮いてしまい前後の位置は固定されない。そして、壁掛け位置、引っ掛け具の取り付け位置を決められるものでもない。
また、物品がパネルの場合には反りという問題があり、それに対応した構造を持ちながら、容易な加工により組み立て・固定ができる素材で、壁に掛けるものであるため、軽い素材でありながら物品の荷重に耐えられる強度を持たせられるとよい。
本発明の壁掛け具は、ダンボール、ボール紙等を素材とし、型抜き、筋付け等の加工がされたシート材で、折り、差し込み等により接着材、テープ等を使用せずに容易に組み立てられる。
図1は本発明の壁掛け具の形態例で、図1Aのように掛合凸部材1が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固着されるシート8の物品側部材と、図1Bのように掛合凹部材9が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシート10の壁側部材とで構成される。
まず、土台部2の上部の折りによって形成される孔に掛合部3を挿入する。そして、土台部2の裏側から掛合部補強材6を挿入すると、掛合部補強材6の側面中央の突起6aが掛合部3の側面の孔3aに嵌入される嵌合部となり、さらに、突起6aの上下の側面の切り欠き6bと孔3aのある側面の突起3bも嵌合部となっており、これらが嵌合されて掛合部3が固定され、物品の荷重に対する補強となり壁掛け収納等なども壁掛け可能な強度となる。なお、掛合部補強材6は嵌合されると外せなくなるため、突起6cを突起6aの片側に設け、引っ張ることで外せるようにする。
掛合部3の挿入の際、掛合突起3cの左右両側の突起3dの折り目を鋭角に内側に折り込み、掛合部3の固定後に掛合補強部5を挿入する。これにより、荷重で掛合突起3cの左右両側がつぶれるのを防ぐ。
そして同様に、土台部2の下部には、壁とシートとを水平に保つための調節部4と裏側に調節部補強材7を挿入する。
そして、図6のように掛合凸部材1をシート8にセットし、固定部8aの突起8bを折り曲げ、土台部2の側面の孔2aに差し込み固定する。なお、掛合凸部材1のセットは、シート8の上部から固定部8aを左右両側に開きながらスライドさせると容易にできる。
これにより、シート8の面に対して角度のある面(この場合は直角の面)を持つ柱状の部材が固定されることでシート8及び固着される物品の反りを抑えられる効果もある。
図8のように土台部2は、シート8に押し付けられると両側のL字状の突起2bが合体し、中央に両側の挿入部2cが合体した突起を持つT字状の形体となり、この形体を部分的にシートに接する背面とした柱状になる。そして、T字の中央の挿入部2cの先端を、挿入を容易にするために合わせ目を頂点とした傾斜を左右に設け、挿入される孔8dの左右中央を高くすると挿入が容易になる。
土台部2がスライドされると図9のように、挿入部2cがシート8から立ち上げられた固定部8cを持ち上げながら孔8dに挿入され、挿入が終わるとL字状の突起2bが左右に開こうとし容易に外せないものとなる。このように、シートに押し付け、スライドするだけという容易な手段で固定ができる。
またこの場合、スライドでの固定手段であれば、柱状の部材は四角柱でなくてもよく、三角柱、五角柱等の多角柱でもよく、シートの面に対して角度のある面を持つ柱状であればよい。さらに、スライドでの固定手段は、図7のような複数箇所での固定とせず一箇所として、柱状であれば多角柱などで長さの短いものも固定でき、さまざまな形体のものが容易に固定できる手段である。
なお、掛合凸部材1のように壁掛けの機能を持つ場合には荷重のかかる方向により、図7とは逆で挿入部2cは上向きとなり、それに合わせて固定部8cも逆方向となる。反りを抑えるための構造では図7のような方向となる。
一般的な壁掛けでは、物品側の掛合孔の下部により大きい丸い孔を設け掛合の際に左右のずれを修正し、物品を壁に密着させるには、引っ掛け具に傾斜を持たせ壁側に寄せて固定させるが、掛合凹部材9は一つの部材の単純な構造でこの両方の機能を持っている。
また、掛合部3の掛合補強部5と、それを受けるのが掛合受け部9cの折り部分であるため荷重に強い構造となる。
そして、図13のように掛合凹部材9をシート10にセットし、突起9aを固定部10aの孔10bに差し込み固定する。
壁への取り付けは、画鋲、プッシュピン11等の留め具で取り付ける。図14のように、掛合凹部材9の上部に設けられた二箇所の留め具用の孔9eに留め具で固定し、シート10の四つの角も留め具で固定する。それぞれのシートの間には掛合凸部材1の高さ分の間隔が空くので、プッシュピン11のような高さがあるものを使用しても、正面からは見えず、すっきりとした展示とすることができる。なお、壁に掛ける物品が軽いものなどの場合は、シート10の四つの角は両面テープ等での固定でもよい。
留め具用の孔9eで固定することにより、シート10の反り等により掛合凹部材9が壁から浮くことなく密着し固定される。また、横方向等の反りを抑えるため柱状の部材をシート10の横方向に固定してもよい。なお、留め具用の孔9eは孔でなくても、留め具での固定位置を示すものであればよい。
また、基本的に掛合凸部材1はシート8の左右二箇所に設けられるが、物品が縦が長い物であったり、軽く小さい物などである場合は、左右中央に一箇所としてもよい。この場合、掛合部材の左右幅を大きくしてもよい。
通常は物品を掛けたい位置を決めた後、物品の吊具等の位置から、引っ掛け具等の取り付け位置を割り出して決めるが、吊具、引っ掛け具等によっては思った位置に掛けられない。例えば物品の背面の紐に掛ける場合、紐の長さで高さが変わり、調整が必要になる。
これに対して、シート10は物品を掛けたい位置そのままに壁側部材として固定すればよく、シート8はそれに合わせた専用の物品側部材なので、物品を掛けたい位置が決まれば、その位置に容易に物品を掛けられる。
このように壁掛けの際には、背面が見えなくても、それぞれの位置を合わせることで容易に掛けることができ、掛け外しを頻繁にするものには特に効果がある。
また、図15のように掛合凸部材1と掛合凹部材9とがしっかり密着し、調節部4が壁掛け具全体を壁と水平な状態に保ち、荷重が鉛直方向だけにかかるため、ダンボール、ボール紙等の素材であっても耐久性が高められる。
なお、物品12は平面のものでなくても良く、ウォールポケットのような壁掛け収納などの前面が立体のものでもよい。
収納部13は、いずれのシートに取り付けてもよく、重量のあるものはシート10に、物品ごとに変わるものはシート8に、などとすることができる。また、掛合部材を左右中央に一箇所、あるいは中央よりに二箇所とした場合、収納部13を掛合部材の左右に設けることができ、左右から収納物を取り出せる。さらに、壁掛け位置が高い場合など、下部からはみ出すように、あるいは下部にぶら下がるように設けてもよい。
また、ダンボール、ボール紙等の素材を使用することにより、折り、差し込み等の容易な加工でシート材の接着を伴なわない組み立て、固定が可能となり、軽い素材でありながら荷重に強く、耐久性も考えられた構造で、シート及びシートに固定される物品の反りも抑えられる構造となっている。壁への取り付けも画鋲、プッシュピン等の家庭で日常使用しているようなものを利用できる。
このように、ダンボール、ボール紙等のリサイクル可能で安価な素材を使用しながら、これだけの効果を得ることができる。
2 土台部
2a 土台部側面の孔
2b 別の固定例のL字状の突起
2c 別の固定例の挿入部
3 掛合部
3a 掛合部の側面の孔
3b 掛合部の側面の突起
3c 掛合突起
3d 掛合突起の左右両側の突起
4 調節部
5 掛合補強部
6 掛合部補強材
6a 掛合部補強材の側面中央の突起
6b 掛合部補強材の側面の切り欠き
6c 掛合部補強材の取り外し用突起
7 調節部補強材
8 物品が固着されるシート
8a 固定部
8b 固定部の突起
8c 別の固定例の固定部
8d 別の固定例の固定部の孔
9 掛合凹部材
9a 掛合凹部材の前面の突起
9b 掛合凹部材の側面の孔
9c 掛合受け部
9d 掛合受け部の左右の断面
9e 留め具用の孔
10 壁に取り付けられるシート
10a固定部
10b固定部の中央の孔
10c底部固定の突起
11 プッシュピン
12 ボード状の物品
12aボード
12b絵画・写真・ポスター等
12c透明シート
12dポスターフレーム
13 収納部
いずれの場合も、物品を壁に当てて壁掛け位置は決められても、引っ掛け具の取り付け位置を決めるのは難しく、物品を掛ける際も、掛ける部分が背面で隠れて見えない場合は容易に掛けられない。特に、掛け外しを頻繁にするものでは作業効率が悪い。また、掛ける部分が上部の見える所にあると掛けやすいが、壁掛け部分が見えることで見た目がすっきりしない。
また、物品がパネルの場合、そのままでは吊具等を取り付けられないのでフレームを取り付けたりするが、パネルとしてよく使用されるスチレンボードは反りが出やすいという問題があり、フレームは壁に掛けるためだけではなく反りを抑える効果もある。
そして、吊具、引っ掛け具、ピクチャーレール等の掛け具どれもが物品の荷重に合わせ、金属や樹脂製の部品を用意することとなり、それを取り付けるには留め具、工具等が必要となる場合もある。
(特許文献2)のガイド付壁掛け構造では、物品の背面を水平にスライドさせて溝部を探すもので容易にガイドとなるものではなく、引っ掛け具の状態によっては壁から浮いてしまい前後の位置は固定されない。そして、壁掛け位置、引っ掛け具の取り付け位置を決められるものでもない。
また、物品がパネルの場合には反りという問題があり、それに対応した構造を持ちながら、容易な加工により組み立て・固定ができる素材で、壁に掛けるものであるため、軽い素材でありながら物品の荷重に耐えられる強度を持たせられるとよい。
本発明の壁掛け具は、ダンボール、ボール紙等を素材とし、型抜き、筋付け等の加工がされたシート材で、折り、差し込み等により接着材、テープ等を使用せずに容易に組み立てられる。
図1は本発明の壁掛け具の形態例で、図1Aのように掛合凸部材1が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固着されるシート8の物品側部材と、図1Bのように掛合凹部材9が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシート10の壁側部材とで構成される。
まず、土台部2の上部の折りによって形成される孔に掛合部3を挿入する。そして、土台部2の裏側から掛合部補強材6を挿入すると、掛合部補強材6の側面中央の突起6aが掛合部3の側面の孔3aに嵌入される嵌合部となり、さらに、突起6aの上下の側面の切り欠き6bと孔3aのある側面の突起3bも嵌合部となっており、これらが嵌合されて掛合部3が固定され、物品の荷重に対する補強となり壁掛け収納等なども壁掛け可能な強度となる。なお、掛合部補強材6は嵌合されると外せなくなるため、突起6cを突起6aの片側に設け、引っ張ることで外せるようにする。
掛合部3の挿入の際、掛合突起3cの左右両側の突起3dの折り目を鋭角に内側に折り込み、掛合部3の固定後に掛合補強部5を挿入する。これにより、荷重で掛合突起3cの左右両側がつぶれるのを防ぐ。
そして同様に、土台部2の下部には、壁とシートとを水平に保つための調節部4と裏側に調節部補強材7を挿入する。
そして、図6のように掛合凸部材1をシート8にセットし、固定部8aの突起8bを折り曲げ、土台部2の側面の孔2aに差し込み固定する。なお、掛合凸部材1のセットは、シート8の上部から固定部8aを左右両側に開きながらスライドさせると容易にできる。
これにより、シート8の面に対して角度のある面(この場合は直角の面)を持つ柱状の部材が固定されることでシート8及び固着される物品の反りを抑えられる効果もある。
図8のように土台部2は、シート8に押し付けられると両側のL字状の突起2bが合体し、中央に両側の挿入部2cが合体した突起を持つT字状の形体となり、この形体を部分的にシートに接する背面とした柱状になる。そして、T字の中央の挿入部2cの先端を、挿入を容易にするために合わせ目を頂点とした傾斜を左右に設け、挿入される孔8dの左右中央を高くすると挿入が容易になる。
土台部2がスライドされると図9のように、挿入部2cがシート8から立ち上げられた固定部8cを持ち上げながら孔8dに挿入され、挿入が終わるとL字状の突起2bが左右に開こうとし容易に外せないものとなる。このように、シートに押し付け、スライドするだけという容易な手段で固定ができる。
またこの場合、スライドでの固定手段であれば、柱状の部材は四角柱でなくてもよく、三角柱、五角柱等の多角柱でもよく、シートの面に対して角度のある面を持つ柱状であればよい。さらに、スライドでの固定手段は、図7のような複数箇所での固定とせず一箇所として、柱状であれば多角柱などで長さの短いものも固定でき、さまざまな形体のものが容易に固定できる手段である。
なお、掛合凸部材1のように壁掛けの機能を持つ場合には荷重のかかる方向により、図7とは逆で挿入部2cは上向きとなり、それに合わせて固定部8cも逆方向となる。反りを抑えるための構造では図7のような方向となる。
一般的な壁掛けでは、物品側の掛合孔の下部により大きい丸い孔を設け掛合の際に左右のずれを修正し、物品を壁に密着させるには、引っ掛け具に傾斜を持たせ壁側に寄せて固定させるが、掛合凹部材9は一つの部材の単純な構造でこの両方の機能を持っている。
また、掛合部3の掛合補強部5と、それを受けるのが掛合受け部9cの折り部分であるため荷重に強い構造となる。
そして、図13のように掛合凹部材9をシート10にセットし、突起9aを固定部10aの孔10bに差し込み固定する。
壁への取り付けは、画鋲、プッシュピン11等の留め具で取り付ける。図14のように、掛合凹部材9の上部に設けられた二箇所の留め具用の孔9eに留め具で固定し、シート10の四つの角も留め具で固定する。それぞれのシートの間には掛合凸部材1の高さ分の間隔が空くので、プッシュピン11のような高さがあるものを使用しても、正面からは見えず、すっきりとした展示とすることができる。なお、壁に掛ける物品が軽いものなどの場合は、シート10の四つの角は両面テープ等での固定でもよい。
留め具用の孔9eで固定することにより、シート10の反り等により掛合凹部材9が壁から浮くことなく密着し固定される。また、横方向等の反りを抑えるため柱状の部材をシート10の横方向に固定してもよい。なお、留め具用の孔9eは孔でなくても、留め具での固定位置を示すものであればよい。
また、基本的に掛合凸部材1はシート8の左右二箇所に設けられるが、物品が縦が長い物であったり、軽く小さい物などである場合は、左右中央に一箇所としてもよい。この場合、掛合部材の左右幅を大きくしてもよい。
通常は物品を掛けたい位置を決めた後、物品の吊具等の位置から、引っ掛け具等の取り付け位置を割り出して決めるが、吊具、引っ掛け具等によっては思った位置に掛けられない。例えば物品の背面の紐に掛ける場合、紐の長さで高さが変わり、調整が必要になる。
これに対して、シート10は物品を掛けたい位置そのままに壁側部材として固定すればよく、シート8はそれに合わせた専用の物品側部材なので、物品を掛けたい位置が決まれば、その位置に容易に物品を掛けられる。
このように壁掛けの際には、背面が見えなくても、それぞれの位置を合わせることで容易に掛けることができ、掛け外しを頻繁にするものには特に効果がある。
また、図15のように掛合凸部材1と掛合凹部材9とがしっかり密着し、調節部4が壁掛け具全体を壁と水平な状態に保ち、荷重が鉛直方向だけにかかるため、ダンボール、ボール紙等の素材であっても耐久性が高められる。
なお、物品12は平面のものでなくても良く、ウォールポケットのような壁掛け収納などの前面が立体のものでもよい。
収納部13は、いずれのシートに取り付けてもよく、重量のあるものはシート10に、物品ごとに変わるものはシート8に、などとすることができる。また、掛合部材を左右中央に一箇所、あるいは中央よりに二箇所とした場合、収納部13を掛合部材の左右に設けることができ、左右から収納物を取り出せる。さらに、壁掛け位置が高い場合など、下部からはみ出すように、あるいは下部にぶら下がるように設けてもよい。
また、ダンボール、ボール紙等の素材を使用することにより、折り、差し込み等の容易な加工でシート材の接着を伴なわない組み立て、固定が可能となり、軽い素材でありながら荷重に強く、耐久性も考えられた構造で、シート及びシートに固定される物品の反りも抑えられる構造となっている。壁への取り付けも画鋲、プッシュピン等の家庭で日常使用しているようなものを利用できる。
このように、ダンボール、ボール紙等のリサイクル可能で安価な素材を使用しながら、これだけの効果を得ることができる。
2 土台部
2a 土台部側面の孔
2b 別の固定例のL字状の突起
2c 別の固定例の挿入部
3 掛合部
3a 掛合部の側面の孔
3b 掛合部の側面の突起
3c 掛合突起
3d 掛合突起の左右両側の突起
4 調節部
5 掛合補強部
6 掛合部補強材
6a 掛合部補強材の側面中央の突起
6b 掛合部補強材の側面の切り欠き
6c 掛合部補強材の取り外し用突起
7 調節部補強材
8 物品が固着されるシート
8a 固定部
8b 固定部の突起
8c 別の固定例の固定部
8d 別の固定例の固定部の孔
9 掛合凹部材
9a 掛合凹部材の前面の突起
9b 掛合凹部材の側面の孔
9c 掛合受け部
9d 掛合受け部の左右の断面
9e 留め具用の孔
10 壁に取り付けられるシート
10a固定部
10b固定部の中央の孔
10c底部固定の突起
11 プッシュピン
12 ボード状の物品
12aボード
12b絵画・写真・ポスター等
12c透明シート
12dポスターフレーム
13 収納部
いずれの場合も、物品を壁に当てて壁掛け位置は決められても、引っ掛け具の取り付け位置を決めるのは難しく、物品を掛ける際も、掛ける部分が背面で隠れて見えない場合は容易に掛けられない。特に、掛け外しを頻繁にするものでは作業効率が悪い。また、掛ける部分が上部の見える所にあると掛けやすいが、壁掛け部分が見えることで見た目がすっきりしない。
また、物品がパネルの場合、そのままでは吊具等を取り付けられないのでフレームを取り付けたりするが、パネルとしてよく使用されるスチレンボードは反りが出やすいという問題があり、フレームは壁に掛けるためだけではなく反りを抑える効果もある。
そして、吊具、引っ掛け具、ピクチャーレール等の掛け具どれもが物品の荷重に合わせ、金属や樹脂製の部品を用意することとなり、それを取り付けるには留め具、工具等が必要となる場合もある。
(特許文献2)のガイド付壁掛け構造では、物品の背面を水平にスライドさせて溝部を探すもので容易にガイドとなるものではなく、引っ掛け具の状態によっては壁から浮いてしまい前後の位置は固定されない。そして、壁掛け位置、引っ掛け具の取り付け位置を決められるものでもない。
また、物品がパネルの場合には反りという問題があり、それに対応した構造を持ちながら、容易な加工により組み立て・固定ができる素材で、壁に掛けるものであるため、軽い素材でありながら物品の荷重に耐えられる強度を持たせられるとよい。
本発明の壁掛け具は、ダンボール、ボール紙等を素材とし、型抜き、筋付け等の加工がされたシート材で、折り、差し込み等により接着材、テープ等を使用せずに容易に組み立てられる。
図1は本発明の壁掛け具の形態例で、図1Aのように掛合凸部材1が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固着されるシート8の物品側部材と、図1Bのように掛合凹部材9が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシート10の壁側部材とで構成される。
まず、土台部2の上部の折りによって形成される孔に掛合部3を挿入する。そして、土台部2の裏側から掛合部補強材6を挿入すると、掛合部補強材6の側面中央の突起6aが掛合部3の側面の孔3aに嵌入される嵌合部となり、さらに、突起6aの上下の側面の切り欠き6bと孔3aのある側面の突起3bも嵌合部となっており、これらが嵌合されて掛合部3が固定され、物品の荷重に対する補強となり壁掛け収納等なども壁掛け可能な強度となる。なお、掛合部補強材6は嵌合されると外せなくなるため、突起6cを突起6aの片側に設け、引っ張ることで外せるようにする。
掛合部3の挿入の際、掛合突起3cの左右両側の突起3dの折り目を鋭角に内側に折り込み、掛合部3の固定後に掛合補強部5を挿入する。これにより、荷重で掛合突起3cの左右両側がつぶれるのを防ぐ。
そして同様に、土台部2の下部には、壁とシートとを水平に保つための調節部4と裏側に調節部補強材7を挿入する。
そして、図6のように掛合凸部材1をシート8にセットし、固定部8aの突起8bを折り曲げ、土台部2の側面の孔2aに差し込み固定する。なお、掛合凸部材1のセットは、シート8の上部から固定部8aを左右両側に開きながらスライドさせると容易にできる。
これにより、シート8の面に対して角度のある面(この場合は直角の面)を持つ柱状の部材が固定されることでシート8及び固着される物品の反りを抑えられる効果もある。
図8のように土台部2は、シート8に押し付けられると両側のL字状の突起2bが合体し、中央に両側の挿入部2cが合体した突起を持つT字状の形体となり、この形体を部分的にシートに接する背面とした柱状になる。そして、T字の中央の挿入部2cの先端を、挿入を容易にするために合わせ目を頂点とした傾斜を左右に設け、挿入される孔8dの左右中央を高くすると挿入が容易になる。
土台部2がスライドされると図9のように、挿入部2cがシート8から立ち上げられた固定部8cを持ち上げながら孔8dに挿入され、挿入が終わるとL字状の突起2bが左右に開こうとし容易に外せないものとなる。このように、シートに押し付け、スライドするだけという容易な手段で固定ができる。
またこの場合、スライドでの固定手段であれば、柱状の部材は四角柱でなくてもよく、三角柱、五角柱等の多角柱でもよく、シートの面に対して角度のある面を持つ柱状であればよい。さらに、スライドでの固定手段は、図7のような複数箇所での固定とせず一箇所として、柱状であれば多角柱などで長さの短いものも固定でき、さまざまな形体のものが容易に固定できる手段である。
なお、掛合凸部材1のように壁掛けの機能を持つ場合には荷重のかかる方向により、図7とは逆で挿入部2cは上向きとなり、それに合わせて固定部8cも逆方向となる。反りを抑えるための構造では図7のような方向となる。
一般的な壁掛けでは、物品側の掛合孔の下部により大きい丸い孔を設け掛合の際に左右のずれを修正し、物品を壁に密着させるには、引っ掛け具に傾斜を持たせ壁側に寄せて固定させるが、掛合凹部材9は一つの部材の単純な構造でこの両方の機能を持っている。
また、掛合部3の掛合補強部5と、それを受けるのが掛合受け部9cの折り部分であるため荷重に強い構造となる。
そして、図13のように掛合凹部材9をシート10にセットし、突起9aを固定部10aの孔10bに差し込み固定する。
壁への取り付けは、画鋲、プッシュピン11等の留め具で取り付ける。図14のように、掛合凹部材9の上部に設けられた二箇所の留め具用の孔9eに留め具で固定し、シート10の四つの角も留め具で固定する。それぞれのシートの間には掛合凸部材1の高さ分の間隔が空くので、プッシュピン11のような高さがあるものを使用しても、正面からは見えず、すっきりとした展示とすることができる。なお、壁に掛ける物品が軽いものなどの場合は、シート10の四つの角は両面テープ等での固定でもよい。
留め具用の孔9eで固定することにより、シート10の反り等により掛合凹部材9が壁から浮くことなく密着し固定される。また、横方向等の反りを抑えるため柱状の部材をシート10の横方向に固定してもよい。なお、留め具用の孔9eは孔でなくても、留め具での固定位置を示すものであればよい。
また、基本的に掛合凸部材1はシート8の左右二箇所に設けられるが、物品が縦が長い物であったり、軽く小さい物などである場合は、左右中央に一箇所としてもよい。この場合、掛合部材の左右幅を大きくしてもよい。
通常は物品を掛けたい位置を決めた後、物品の吊具等の位置から、引っ掛け具等の取り付け位置を割り出して決めるが、吊具、引っ掛け具等によっては思った位置に掛けられない。例えば物品の背面の紐に掛ける場合、紐の長さで高さが変わり、調整が必要になる。
これに対して、シート10は物品を掛けたい位置そのままに壁側部材として固定すればよく、シート8はそれに合わせた専用の物品側部材なので、物品を掛けたい位置が決まれば、その位置に容易に物品を掛けられる。
このように壁掛けの際には、背面が見えなくても、それぞれの位置を合わせることで容易に掛けることができ、掛け外しを頻繁にするものには特に効果がある。
また、図15のように掛合凸部材1と掛合凹部材9とがしっかり密着し、調節部4が壁掛け具全体を壁と水平な状態に保ち、荷重が鉛直方向だけにかかるため、ダンボール、ボール紙等の素材であっても耐久性が高められる。
なお、物品12は平面のものでなくても良く、ウォールポケットのような壁掛け収納などの前面が立体のものでもよい。
収納部13は、いずれのシートに取り付けてもよく、重量のあるものはシート10に、物品ごとに変わるものはシート8に、などとすることができる。また、掛合部材を左右中央に一箇所、あるいは中央よりに二箇所とした場合、収納部13を掛合部材の左右に設けることができ、左右から収納物を取り出せる。さらに、壁掛け位置が高い場合など、下部からはみ出すように、あるいは下部にぶら下がるように設けてもよい。
また、ダンボール、ボール紙等の素材を使用することにより、折り、差し込み等の容易な加工でシート材の接着を伴なわない組み立て、固定が可能となり、軽い素材でありながら荷重に強く、耐久性も考えられた構造で、シート及びシートに固定される物品の反りも抑えられる構造となっている。壁への取り付けも画鋲、プッシュピン等の家庭で日常使用しているようなものを利用できる。
このように、ダンボール、ボール紙等のリサイクル可能で安価な素材を使用しながら、これだけの効果を得ることができる。
2 土台部
2a 土台部側面の孔
2b 別の固定例のL字状の突起
2c 別の固定例の挿入部
3 掛合部
3a 掛合部の側面の孔
3b 掛合部の側面の突起
3c 掛合突起
3d 掛合突起の左右両側の突起
4 調節部
5 掛合補強部
6 掛合部補強材
6a 掛合部補強材の側面中央の突起
6b 掛合部補強材の側面の切り欠き
6c 掛合部補強材の取り外し用突起
7 調節部補強材
8 物品が固着されるシート
8a 固定部
8b 固定部の突起
8c 別の固定例の固定部
8d 別の固定例の固定部の孔
9 掛合凹部材
9a 掛合凹部材の前面の突起
9b 掛合凹部材の側面の孔
9c 掛合受け部
9d 掛合受け部の左右の断面
9e 留め具用の孔
10 壁に取り付けられるシート
10a固定部
10b固定部の中央の孔
10c底部固定の突起
11 プッシュピン
12 ボード状の物品
12aボード
12b絵画・写真・ポスター等
12c透明シート
12dポスターフレーム
13 収納部
Claims (9)
- 掛合凸部材が背面に設けられ、前面に壁に掛ける物品が固定されるシートと、掛合凹部材が前面に設けられ、背面で壁に取り付けられるシートとからなり、該物品が固定されるシートに物品が左右及び上端の辺を合わせて固定され、掛合部材が掛合された状態で、両シートの左右及び上端の辺が同じ位置になるようにそれぞれの掛合部材が設けられ、壁への取り付けの位置決めを容易にし、物品が壁に掛けられる際には、両シートが掛合部材の位置合わせを容易にするガイドとなる壁掛け具。
- 請求項1の壁掛け具において、前記掛合凸部材と前記掛合凹部材とが、共にシート材の接着を伴わない組み立てにより形成され、それぞれが設けられるシートへの接着を伴わない固定手段を有する壁掛け具。
- 請求項1または2の壁掛け具において、前記掛合凸部材が、前記物品が固定されるシートの縦方向に設けられる柱状の土台部と、該土台部の上部に設けられ掛合突起を有する掛合部と、下部に設けられ壁と該物品が固定されるシートとを水平に保ち、荷重を鉛直方向にかける調節部とからなる壁掛け具。
- 請求項3の壁掛け具において、前記掛合部と前記調節部とが、それぞれの補強部材を有し、前記土台部の裏側から該補強部材が挿入され固定される壁掛け具。
- 請求項1から4のいずれかの壁掛け具において、前記掛合凹部材の上部に設けられた掛合受け部が、前後左右に傾斜を有し、前記掛合凸部材の掛合の際に、前後左右のずれを修正し前記掛合部が壁側に密着するように固定される壁掛け具。
- 請求項1から5のいずれかの壁掛け具において、前記掛合凹部材が、留め具による固定箇所を有し、前記壁に取り付けられるシートと共に、壁に密着し固定される壁掛け具。
- 請求項1から6のいずれかの壁掛け具において、前記壁に取り付けられるシートと前記物品が固定されるシートとの間に収納部が設けられる壁掛け具。
- 柱状の部材とシートとが、接着を伴わない固定手段を有し、該柱状の部材が該シートの縦、横、斜めの一方向あるいは複数方向に固定されることにより、該シートのさまざまな方向の反りが抑えられるシートの反り防止構造。
- 柱状の部材のシートへの接着を伴わない固定手段であり、該柱状の部材の両側面に、挿入部を有する突起が、該シートに押し付けられると部分的に背面を形成するように設けられ、該シート側に、該柱状の部材の内側に収まり、該挿入部がスライドされて挿入される孔を有する固定部が設けられ、該柱状の部材が、該シートに押し付けられ、スライドされることにより固定される固定手段。
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