JP3231015B2 - 輪状ベルト - Google Patents

輪状ベルト

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JP3231015B2
JP3231015B2 JP06946098A JP6946098A JP3231015B2 JP 3231015 B2 JP3231015 B2 JP 3231015B2 JP 06946098 A JP06946098 A JP 06946098A JP 6946098 A JP6946098 A JP 6946098A JP 3231015 B2 JP3231015 B2 JP 3231015B2
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豊広 花田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K27/00Leads or collars, e.g. for dogs
    • A01K27/001Collars

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、犬等のペット用
の首輪、建設作業員又は工事作業員用のベルト、或いは
登山者用のベルト等に使用される輪状ベルトに関し、と
りわけベルトの係止具に力が掛からず、それ故破損しな
い構造を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に従来のペット用の首輪を
図示したが、図5がその第1の従来例の要部説明図であ
り、図6が第2の従来例の全体斜視説明図である。現
在、着脱自在の合成樹脂製のワンタッチ式の係止具が多
方面で使用されており、図5に示した通り、ペット用首
輪においてもその便利さから使用されている。この係止
具は、輪状ベルト40の両端部の一方端部に取り付けら
れた挿入係止具50と、他方端部に取り付けられた受容
係止具60とから構成されている。挿入係止具50に
は、挿入突起51、51と挿入ガイド52とが設けら
れ、受容係止具60には、これら挿入突起51と挿入ガ
イド52とを受容する受容受部61が設けられており、
これら挿入突起51、51と挿入ガイド52とが受容受
部61内に挿入して、両係止具50、60が着脱自在に
係止されうるものである。また輪状ベルト40の適宜位
置には、引き紐を連結するための連結部材としての連結
リング41が設けられている。
【0003】上記係止具は、合成樹脂製であるために、
使用回数或いは使用時間に応じて劣化してくるため、こ
の係止具が破損して、係止具の係止が解除されてしまう
という問題があった。この問題を解決すべく、第2の従
来例として実開平5−88308号公報に記載の環状ベ
ルトが考案され、この環状ベルトを図6に図示してい
る。この環状ベルト45は、長さ調節部材46により輪
の径を自在に調節でき、その両端部に引き紐等を連結す
るための連結リング41、41が設けられている。そし
て、連結リング41、41が設けられたベルトのそれぞ
れの端部から少し離れた位置で、且つその内側に合成樹
脂製のワンタッチ式の係止具50、60を取り付けたも
のである。係止具50、60については、前記第1の従
来例のものと全く同様の構造を有している。
【0004】使用に際しては、例えば犬の首輪として使
用するものにおいては、犬の首の大きさに合わせて、そ
の環状ベルトの長さを調節し、係止具50、60を相互
に解除した状態で、犬の首にこの環状ベルトを巻き付
け、その後係止具50、60を相互に結合して、犬の首
にこの環状ベルトを取り付ける。その後、引き紐の先端
のナス環等を両連結リング41、41に連結して、使用
することができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第2の従来例にお
いては、引き紐をこの輪状ベルトに連結すると、引き紐
を引く力、或いは、犬等のペットの引く力等が連結リン
グ41、41を介して、引き紐と環状ベルトに伝わるた
め、これらの力が係止具50、60に作用することがな
く、それ故、係止具が破損して、両者の結合が解除して
しまうという問題がなくなるのである。しかしながら、
この第2の従来例においては、この環状ベルトに引き紐
等を連結して使用している状態のときには、特に問題は
ないようであるが、引き紐等を連結していない状態のと
きには、連結リング41、41が設けられたベルトの両
端部分がフリーの状態となり、つまりぶらぶらした状態
のままとなり、極めて邪魔な存在となってしまうという
大きな問題があり、その両端部がぶらぶらした状態は、
その外観も極めて不都合なものとなっており、実際には
ペット用の首輪等としては、あまり相応しくなく、需要
者のニーズに応えられるものではなかったのである。そ
こで、本願発明においては、このような問題を解決すべ
く、係止具に力が掛からず、且つそのベルトの外部に邪
魔なものが付加されておらず、外観の極めてスマートな
首輪等の輪状ベルトを提供することをその課題としてい
る。尚、この輪状ベルトは、ベルトの係止具に力が掛か
らないために、ペット用の首輪としてではなく、建設作
業員や工事作業員等或いは登山者用の命綱等を連結する
ための安全用又は救命用のベルトとして、実施すること
も可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明は、両端に互いに着脱可能な係止具5
0、60を備え、これら両係止具50、60を係止する
ことによって輪状となる輪状ベルト10と、この輪状ベ
ルト10の輪の内側に配位された延長部18とを備え、
この延長部18の基端側が、輪状ベルト10の一端側に
又は一方の上記係止具60に接続され、この延長部18
の先端側に、引き紐又は命綱等の長尺状体を連結するた
めの一方の連結部材42が設けられ、更に、引き紐又は
命綱等の長尺状体を連結するための他方の連結部材43
が、輪状ベルト10の他端側に直接に、又は、輪状ベル
トの内側に配位される延長部材19を介して設けられ、
それぞれの連結部材42、43は、挿通孔を備え、延長
部18に設けられた一方の連結部材42の挿通孔42h
に、他端側の係止具50を挿通させて、もう一方の係止
具60に係止することができ、両係止具50、60が相
互に係止された状態で、両連結部材42、43に長尺状
体が連結されたときに、連結部材42、43から延長部
18を介した内側の輪の部分の長さが、係止具50、6
0を介した外側の輪の部分の長さより短く形成され、こ
れによって、上記の両係止具を係止して、両連結部材に
長尺状体を連結した際に、長尺状体を引く力等が両係止
具に掛からないことを特徴とする輪状ベルトである。こ
こにおいて、輪状ベルトの一端側というのは、輪状ベル
トの長さ方向の中央から一方の係止具までの間の適宜位
置をいい、輪状ベルトの他端側というのは、輪状ベルト
の長さ方向の中央から他方の係止具までの間の適宜位置
をいう。
【0007】上記本願発明においては、両連結部材に引
き紐又は命綱等の長尺状体を連結することにより、長尺
状体を引く力等が係止具に掛かることがなく、且つ、輪
状ベルトから外側に延びる邪魔なものが何ら存在するこ
となく、極めてスマートな外観を呈する輪状ベルトとな
るのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に実施形態
について説明する。図1及び図2が本願発明の第1の実
施形態を図示している。図1が、本願発明の実施形態に
係るペット用首輪を図示する全体斜視図であり、輪状ベ
ルトの両係止具が分離されている状態を示し、図2が、
同実施形態の両係止具が連結、係止された状態を図示す
る全体斜視図である。
【0009】輪状ベルト10は、ナイロン製の帯状体か
ら成り、この輪状ベルト10は、一方の係止具である挿
入係止具50をその一方端部に備える帯状部材11と、
他方の係止具である受容係止具60を備える帯状部材1
2とから形成されている。帯状部材11と帯状部材12
とは、略矩形形状のリングからなる連結環15によって
相互に連結されている。帯状部材11の一方の端部(図
1において右側端部)には、合成樹脂製の挿入係止具5
0を備え付け、他方端は、連結環15によって帯状部材
12と連結されている。この帯状部材11の略中間部に
引き紐を連結するための連結部材としての連結リング4
3が直接取り付けられている。これら連結リング43及
び挿入係止具50を帯状部材11に取り付ける方法は、
帯状部材11を折り返して二重にし、折り返した二重の
帯状部材を熱溶着することにより簡単に固定できる。
【0010】他方の帯状部材12は、一方端部に引き紐
を連結するための連結部材としての連結リング42を取
り付け、この連結リング42の取り付け位置から一定の
距離を置いて、即ち、帯状部材11の挿入係止具50の
先端から連結リング43の取り付け位置までの距離とほ
ぼ同一の距離の部位に合成樹脂製の受容係止具60を、
その外側に位置するように取り付ける。換言すれば、両
係止具50、60が連結、係止された状態で、延長部1
8の先端側に形成された連結リング42に対応する輪状
ベルト10の位置にも、引き紐等を連結するための連結
リング43を設け、これにより両係止具50、60が連
結された状態で、両連結リング42、43が近接した位
置に位置することとなり、これら両連結リング42、4
3に引き紐等を簡単に連結することが可能となるのであ
る。ここで、連結リング42に対応する輪状ベルト10
の位置とは、両係止具50、60が相互に連結、係止さ
れた状態で、連結リング42の取り付け位置と一致する
他方端側の輪状ベルトの位置及びその近傍を意味するも
のである。
【0011】帯状部材12の略中間部には、輪状ベルト
10の長さを調節するための長さ調節部材16を設け、
この長さ調節部材16に帯状部材12を挿通させ、他方
端部に位置する連結環15を挿通させて折り返して折り
返し部13とし、その折り返し部13の端部14を長さ
調節部材16に固定している。このように帯状部材12
は、1本の帯状体を適宜折り返して、必要箇所を熱溶着
して、連結リング42、受容係止具60を固定してい
る。受容係止具60を帯状部材12の端部に形成し、こ
の帯状部材12の端部から別体の帯状体を延設してもよ
く、この受容係止具60と先端の連結リング42との間
の帯状体が延長部18となるのである。このように延長
部18は、帯状部材12と一体的に設けてもよいし、別
体として形成してもよく、全く自由に設計することがで
きる。そして、図2に図示した通り、挿入係止具50を
連結リング42の挿通孔42hに挿通させて、受容係止
具60に連結、係止することにより、輪状ベルト10が
円環状に形成され、引き紐に連結される両連結リング4
2、43が隣接した位置に来て、容易に引き紐に連結す
ることが可能となるのである。
【0012】ここで重要な点は、この輪状ベルト10を
ペットの首等に取り付ける際に、帯状部材12の延長部
18の先端に取り付けられた連結リング42の挿通孔4
2hに、他方の帯状部材11の先端の挿入係止具50を
挿通させて、この挿入係止具50を受容係止具60に連
結、係止することである。これによって、延長部18が
帯状部材11に都合良く沿い合わされ、両連結リング4
2、43に引き紐を都合良く、簡単に連結することが可
能となるのである。もっとも後に説明するように、挿入
係止具50を連結リング42に挿通させないで、実施す
ることも可能であるが、それについては後述する。
【0013】また更に、最良の実施形態としては、挿入
係止具50と受容係止具60とが相互に連結、係止され
た図2の状態において、延長部18の長さLが、輪状ベ
ルト10の連結リング43の取り付け位置Pと受容係止
具60の取り付け位置Qとの間の長さMよりも少し短く
なるように形成するということである。もっとも、これ
らの長さL、Mは、同一であってもよい。このように延
長部18の長さを設定することにより、連結リング4
2、43に引き紐を連結して使用する際に、引き紐から
の引っ張り力が連結リングを介して延長部18に負荷さ
れることになって、係止具50、60には力が掛からな
いことになるのである。更に換言すれば、係止具50、
60が相互に連結された図2の状態で、連結リング4
2、43に引き紐が連結されたときに、この輪状ベルト
10においては、連結リング42、43から延長部18
を介した内側の輪の部分の長さが、外側の係止具50、
60を介した外側の輪の部分の長さよりも少し短く形成
されていることが、最も望ましい実施形態となるのであ
る。この点は、後に説明する他の実施形態においても同
様である。
【0014】この発明品の実施化に際しては、挿入係止
具50を帯状部材12の先端の連結リング42から抜け
ない状態にして製造することもできるし、抜脱自在のも
のとして製造することも可能である。しかし、需要者が
使用法を誤らないようにするために、前者のように挿入
係止具50が連結リング42の挿通孔から抜けないよう
に形成しておくことが望ましい。使用に際しては、挿入
係止具50を連結リング42の部位にまで移動させるこ
とにより輪状ベルト10の輪の内径が大きく広がるた
め、ペットの頭部を挿通させるのに何ら問題は生じない
のである。
【0015】長さ調節部材16は、従来のものと同様
で、略矩形形状の枠体の中央に1本の棒体が掛け渡され
た如き形状を有するもので、帯状部材12を挿通して折
り返し、その端部を中央の棒体に固定したもので、この
長さ調節部材16を帯状部材12上に摺動させることに
より、帯状部材12の長さが長短調節され、即ち輪状ベ
ルト10の長さが調節されうるのである。帯状部材12
が折り返す一方端の連結環15の近傍には、帯状部材1
2の滑りを押さえるための断面長方形の挿通孔部を有す
る押さえ部材17が備えられている。
【0016】挿入係止具50及び受容係止具60は、従
来のワンタッチ式のものと同様のものである。即ち、挿
入係止具50は、帯状部材11の端部と連結する枠体5
5を有し、この枠体55の先端部から挿入突起51、5
1が挿入方向に延設され、これら挿入突起51、51の
中間部には、挿入ガイド52が同一方向に延長するよう
に形成されている。他方、受容係止具60は、帯状部材
12の端部を固定するための枠体65を有し、この枠体
65の先端側に前記挿入突起51、51と挿入ガイド5
2を受容しうる受容受部61が形成されたものである。
この受容受部61の内部壁面には、前記挿入ガイド52
を案内する長条突起部62が形成されていて、挿入ガイ
ド52に設けられた長条溝部と係合しつつ、挿入係止具
50を案内する。
【0017】挿入突起51、51は、適宜弾性を有して
おり、それぞれの挿入突起51の図1中上下方向に突出
する引っ掛かり部53を有し、この引っ掛かり部53
が、受容係止具60の受容受部61の切欠部63と係合
して、両者の連結、係止が実現されうるのである。他
方、両係止具50、60の分離に際しては、これら挿入
突起51、51を挿入ガイド52の位置する中央部側に
押圧することにより、引っ掛かり部53と切欠部63と
の係合が解除され、両係止具50、60が分離されうる
のである。これらの係止具は、従来のものと同様であ
る。
【0018】このペット用首輪としての輪状ベルト10
の取付方法は以下の通りである。挿入係止具50の挿入
突起51、51をその中央部方向に押圧して、挿入係止
具50と受容係止具60との連結を解除して、分離す
る。輪状ベルト10の内径を最大にするように、挿入係
止具50を連結リング42にぶつかる位置にまで移動さ
せる。輪状ベルト10を犬の鼻先からその頭部を挿通さ
せて、首の位置に配置する。輪状ベルト10の挿入係止
具50と受容係止具60とを連結し、係止する。これに
よって、両連結リング42、43が隣接した位置に来る
こととなり、これら両連結リング42、43に引き紐の
先端部に設けられているナス環等を簡単に取り付けるこ
とができる。輪状ベルト10を犬の首から取り外す際
は、上記の逆の手順によればよい。
【0019】図3は、上記実施形態において、帯状部材
11に設けられる連結リング43が異なる仕方で取り付
けられた別の実施形態を図示する説明図である。この図
に示したものにおいては、連結リング43は、上記実施
形態のように帯状部材11に直接取り付けられておら
ず、輪状ベルトの内側に配位する帯状体からなる延長部
材19を介してその先端部に取り付けられている。しか
も、延長部材19が輪状ベルトの内側に配位しているた
め、連結リング43の挿通孔43h内に帯状部材11が
挿通している。このような構成により延長部材19が輪
状ベルトの外部に現れることなく、また、延長部材19
が下方に垂れ下がる心配も全くない。そして、両係止具
50、60が相互に係止されると、両連結リング42、
43が隣接した略同一位置に位置することとなり、両連
結リング42、43に簡単に引き紐等を連結することが
できるのである。このように、連結部材としての連結リ
ング43は、帯状部材11に直接的にではなく、延長部
材19を介して取り付けることも可能である。
【0020】図4は、本願発明に係る連結部材の参考例
を図示しており、その(A)及びその(B)は、その斜
視説明図であり、これらの何れの参考例においても、延
長部18の先端に取り付けられた連結部材に挿入係止具
50が挿通しないタイプのものである。図4(A)に図
示した連結部材は、いずれも略矩形形状のリング状のも
のから形成されており、延長部18の先端に取り付けら
れた連結部材44aには挿入係止具50が挿通しないタ
イプのものである。他方、帯状部材11の側に取り付け
られた連結部材44bも略矩形形状のリング状のものか
ら形成されており、帯状部材11同士を連結するような
状態で取り付けられている。
【0021】以上の構成からなる輪状ベルト20は、犬
等の首にこれを取り付け、挿入係止具50を受容係止具
60に連結して係止し、その後、略同一位置に位置する
連結部材44a、44bに引き紐等を連結して、使用す
ることができる。この参考例において注意すべき点は、
両係止具50、60が相互に係止され、引き紐等が連結
された後に、矢印Fの方向に力が付加された時に、連結
された係止具50、60の側に直接に力が掛からずに、
連結部材44aの側に力が伝達するように延長部18の
長さを設定することが肝要である。つまり、延長部18
の長さL、或いは、連結部材44aを含めた延長部18
の長さを、係止具50、60を連結した状態で、連結部
材44bの取り付け位置Pと係止具60の取り付け位置
Qとの間の距離よりも短く設定しておくことが重要であ
る。
【0022】図4(B)に図示した連結部材は、何れも
引き紐を連結しうる挿通孔を有するものであり、帯状部
材12から輪の内側に延長する延長部18の先端部の上
下方向に挿通孔47が形成されたものである。この挿通
孔47は、帯状体からなる延長部18を折り返して、こ
れら折り返し部を熱溶着しないでおけば、簡単に製造で
きる。他方、帯状部材11の側に設けられた連結部材4
8bも上下方向に形成された挿通孔47から成り、やは
り、帯状体からなる帯状部材11を2重に重ねて、熱溶
着しないでおくことにより、容易に製造することができ
る。これら挿通孔47からなる連結部材48a、48b
に引き紐等を連結することにより、この輪状ベルト30
をペット用の首輪として使用することができる。
【0023】ここにおいても重要なことは、前記した
考例と同様に、この輪状ベルト30をぺットの首に取り
付けて使用するときに、矢印Fの方向に力が付加された
ときに、係止具50、60に力が掛からないように、連
結部材48aを介して延長部18の側に力が伝達しうる
ように、延長部18の長さを設定することである。つま
り、延長部18の長さLを、連結部材48bから係止具
60の取り付け位置までの長さMよりも短く設定するこ
とである。この図4に図示した参考例においては、前記
第1の実施形態のように、連結リングの挿通孔に係止具
を挿通していないため、引き紐を連結していないとき
に、延長部18が下方に垂れ下がる恐れが出るかも知れ
ないが、この参考例においては、延長部18が輪状ベル
トの内側に配位しているために、その心配はないのであ
る。しかし、完全を期するために、この延長部18の連
結部材44aの根本部に、又は、帯状部材11のそれに
対応する位置に、ベルト通し部材を設けることにより、
延長部18が下方に垂れ下がる恐れを完全に防止するこ
とができるのである。以上の通り、引き紐等を連結する
ための連結部材は、種々設計変更可能であり、この連結
部材に係止具を挿通させるか否かも、全く自由である。
【0024】以上、実施の形態について説明したが、本
願発明においては以下の通り種々その形態を変更するこ
とができる。この輪状ベルトは、そのまま建設作業員や
工事作業員或いは登山者用の命綱を連結するためのベル
トとして実施する事が出来る。この場合には、ベルトを
腰に取り付けるのに便利なように、挿入係止具50を、
連結リング42から抜脱自在にすることが望ましい。帯
状部材11、12の長さ、幅、及び材質等は自由に設定
することができる。延長部18は、上記の実施形態で
は、帯状部材12の延長として形成しているが、これを
別体として帯状部材12から延設させることも出来る。
また、この延長部18がこの輪状ベルト10から延設さ
れる位置も、種々自由に設定することができ、受容係止
具60の取り付け位置のすぐ近傍の帯状部材12から、
或いは、その位置から他方端側に少し離れた位置からで
あってもよく、更には、受容係止具60と帯状部材12
が連結しているその受容係止具60の根本部から延設さ
れているものであってもよい。係止具50、60の構造
も全く自由であって、相互に連結、分離できるものであ
れば、どの様な形式のものであってもよい。挿入係止具
50又は受容係止具60は、帯状部材11又は帯状部材
12の何れの側に設けて実施することもできる。
【0025】引き紐や命綱等の長尺状体を連結する連結
部材もリング以外にどの様なものでもよく、この連結部
材が一方の係止具及び帯状部材を挿通できるタイプのも
のであればどの様なものでもよい。即ち、連結部材は、
挿通孔を備えていればよく、その挿通孔もその周縁部が
切り欠かれていてもよく、完全なリング状のものから形
成されていなくともよい。或いは、この連結部材は、係
止具及び帯状部材を挿通できないタイプのものであって
も実施可能である。連結部材としての連結リング43
は、帯状部材11に直接設けられているが、この連結リ
ング43を帯状部材11から延設する短い帯状体を介し
て設けることも可能である。この場合にも、この短い帯
状体は、輪状ベルトの輪の内側に延設するようにするこ
とが肝要である。これにより輪状ベルトの外側に何ら邪
魔なものが存在しなくなるからである。
【0026】連結部材と帯状部材との固定、係止具と帯
状部材との連結の手段も全く自由に設計することができ
る。長さ調節部材16については特にこれを設けずに実
施することもできる。連結環15の構成も自由であっ
て、帯状部材11、12を相互に連結することのできる
ものであれば、どの様なものであってもよい。上記実施
形態に係る輪状ベルトにおいては、帯状部材11、12
を連結環15によって相互に連結しているが、これらの
帯状部材11、12を相互に連結せずに、1本の帯状体
から形成することもできる。
【0027】本願発明に係る輪状ベルトにおいては、そ
の帯状部材の取り回し方と、係止具及び連結部材として
の連結リング等の取り付け位置の位置関係にその特徴が
存している。つまり、両係止具を相互に連結、係止した
状態で、一方の係止具の根本側から延長部が延長し、し
かもこの延長部は、輪状ベルトの内側に位置し、且つ延
長部に設けられた連結リングが、輪状ベルトに設けられ
たもう一方の連結リングと略同一位置に位置するように
構成されているのである。この延長部が輪状ベルトの内
側に位置することによってこの延長部が邪魔な存在とな
らず、且つ、上述した通り延長部の長さの設定により、
両連結リングに掛かる力が延長部に伝達することによっ
て、両係止具にはその力が負荷しないということになる
のである。
【0028】
【発明の効果】本願発明においては、係止具を相互に連
結、係止した状態で、引き紐や命綱等を連結していない
状態であっても、輪状ベルトから邪魔となるような如何
なるものも存在せず、その外観は極めてすっきりした、
スマートなものとなる。しかも、このようなスマートな
外観に加えて、引き紐や命綱等を連結した際に、係止具
に如何なる力も掛かることがなく、係止具が破損して、
係止具が分離してしまうようなトラブルは全く発生しな
いものとなる。更に、係止具を相互に係止した状態で、
引き紐や命綱等を連結するための2つの連結部材が略同
一の位置に位置することとなるため、従来の環状ベルト
のように連結部材がフリーとなって、ぶらぶらした状態
のものと比較すれば、極めて容易に且つ簡単に引き紐等
を連結することができるのである。また、従来の環状ベ
ルトにおいては、連結リングが設けられた両端部がフリ
ーとなっていて、下方に垂れ下がり、両連結リングが離
れた状態となっているために、引き紐等を連結するに際
して、両方の連結リングに引き紐等を連結せずに、片方
のみの連結リングに連結していまうという恐れも生ずる
が、本願発明においては、両連結部材が略同一位置に来
るために、このような恐れは生じないものとなる。ま
た、両係止具が輪状ベルトの外側に位置することとなる
ため、両者の連結、係止が極めて容易に行うことが出来
るという利点も見逃すことができない。更に、一方端に
形成された連結部材の挿通孔に、反対側の他方端部に位
置する係止具が挿通することにより、この連結部材が設
けられた延長部が輪状ベルトに 沿って、重なった状態を
確実に維持することができ、連結部材に引き紐等を連結
していないときであっても、この延長部が下方に垂れ下
がる恐れが全く生じないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係るペット用首輪の全体
斜視図であって、係止具が分離した状態を示している。
【図2】図1に示した実施形態において、係止具が相互
に連結し、係止した状態を示している。
【図3】図1に示した実施形態に係る連結リング43を
異なる仕方で取り付けた別の実施形態を図示する説明図
である。
【図4】本願発明に係る輪状ベルトの連結部材の参考例
を図示しており、その(A)及びその(B)共にその斜
視説明図である。
【図5】第1の従来例に係るペット用首輪の要部斜視図
である。
【図6】第2の従来例に係るペット用首輪の全体斜視図
である。
【符号の説明】
10、20、30…輪状ベルト 11、12…帯状部材 18…延長部 19…延長部材 42、43…連結リング(連結部材) 42h、43h…挿通孔 44a、44b、48a、48b…連結部材 50…挿入係止具 60…受容係止具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に互いに着脱可能な係止具(50)(60)を
    備え、これら両係止具(50)(60)を係止することによって
    輪状となる輪状ベルト(10)と、 この輪状ベルト(10)の輪の内側に配位された延長部(18)
    とを備え、 この延長部(18)の基端側が、輪状ベルト(10)の一端側に
    又は一方の上記係止具(60)に接続され、 この延長部(18)の先端側に、引き紐又は命綱等の長尺状
    体を連結するための一方の連結部材(42)が設けられ、 更に、引き紐又は命綱等の長尺状体を連結するための
    方の連結部材(43)が、輪状ベルト(10)の他端側に直接
    に、又は、輪状ベルトの内側に配位される延長部材(19)
    を介して設けられ、それぞれの連結部材(42)(43)は、挿通孔を備え、延長部
    (18)に設けられた一方の連結部材(42)の挿通孔(42h)
    に、他端側の係止具(50)を挿通させて、もう一方の係止
    具(60)に係止することができ、 両係止具(50)(60)が相互に係止された状態で、両連結部
    材(42)(43)に長尺状体が連結されたときに、連結部材(4
    2)(43)から延長部(18)を介した内側の輪の部分の長さ
    が、係止具(50)(60)を介した外側の輪の部分の長さより
    短く形成され、 これによって、 上記の両係止具を係止して、両連結部材
    に長尺状体を連結した際に、長尺状体を引く力等が両係
    止具に掛からないことを特徴とする輪状ベルト。
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