JP3230888B2 - ユークリッド互除回路 - Google Patents
ユークリッド互除回路Info
- Publication number
- JP3230888B2 JP3230888B2 JP07465293A JP7465293A JP3230888B2 JP 3230888 B2 JP3230888 B2 JP 3230888B2 JP 07465293 A JP07465293 A JP 07465293A JP 7465293 A JP7465293 A JP 7465293A JP 3230888 B2 JP3230888 B2 JP 3230888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- register
- polynomial
- coefficient
- registers
- division
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Detection And Correction Of Errors (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
Description
及びBCH符号を含むゴッパ符号の誤り訂正に好適のユ
ークリッド互除回路に関する。
を向上させるために、誤り訂正符号が適用されるように
なった。誤り訂正符号としては、システムに応じて種々
のものが採用されている。特に、Reed solomon符号(以
下、RS符号という)は、冗長度が低く、CD(コンパ
クトディスク)、DAT(ディジタルオーディオテー
プ)及び衛星通信の分野等において広く用いられている
重要な符号である。
ある。2又は3シンボル程度の訂正では、RS符号を用
いて代数的な手法によって誤り位置及び誤り値を求める
ことが可能であり、その装置化は容易である。しかし、
高信頼性を必要とするシステムにおいては、訂正能力を
大きくする必要がある。この場合には、ピーターソン
法、バーレカンプ・マッシィ法又はユークリッド法等を
用いる。これらの方法は、誤り位置多項式及び評価多項
式を導出し、チェンサーチ法等によって誤り位置及び誤
り値を求めることによって復号を行う。このような復号
を実現する回路は規模が極めて大きく、また、計算には
長時間を要する。
る。元の数が2m 個のガロア体GF(2m )上のRS符
号において、符号長をnとし、最小距離(ハミング距
離)をdとし、情報シンボル数をkとすると、RS符号
は下記式(1),(2)を満足する。
数)は下記式(3)によって示すことができる。
k)(=d−1=2t)に等しい次数を有し、且つ、X
n-1 を割切るものである。GF(2m )の原始元をαと
すると、RS符号の生成多項式G(X)は下記式(4)
によって表現することができる。
α2t-1)でもよい。
式G(X)によって割切れるものでなければならない。
いま、符号化したいk個の情報シンボルをIとする。こ
の情報を多項式で表現すると、情報多項式I(X)は I(X)=Cn-1 Xn-1 +Cn-2 Xn-2 +…+Cn-k Xn-k …(5) となる。
で割ったときの剰余多項式P(X)は P(X)=I(X) mod G(X) …(6) =Cn-k-1 Xn-k-1 +Cn-k-2 Xn-k-2 +…+C0 …(7) となり、符号多項式C(X)は下記式(8)から与えら
れる。
とは明らかである。
しと判定する。
はユークリッドの互除法等を用いて、誤り位置多項式σ
(X)及び誤り評価多項式ω(X)を求める。
根、即ち、誤り位置を求める。
める。
おいて雑音の影響を受けて受信多項式Y(X)に変化す
るものとする。受信多項式Y(X)は符号多項式C
(X)と誤り多項式E(X)の和である。
式Y(X)からシンドロームS1 ,S2 ,…,S2tを計
算する。α,α2 ,…,α2tを根とするBCH符号で
は、シンドロームを Si =Y(αi ) i=1,2,…,2t …(9) により定義する。C(αi )=0(i=1,2,…,2
t)であるので、シンドロームは Si =E(αi ) i=1,2,…,2t …(10) となり、誤りがなければ、シンドロームは全て0とな
る。
1 ,e2 ,…,eL の誤りが生じているものとする。但
し、L≦tとする。このとき、 E(X)=e1 Xj1 +e2 Xj2 +…+eL XjL …(11) であるから、式(10)より下記式(12)が得られ
る。
1 ,j2 ,…,jL と誤りの値e1 ,e2 ,…,eL を
求めればよい。
は困難であるので、先ず、下記式(13)に示すGF
(2m )上のL次多項式を求める。
置に対応する。
7)が導かれる。
ように表わすことができる。
式(19)によって定義される。
で、ω(Z)とσ(Z)は互いに素であるから、ω
(Z)とσ(Z)はZ2tとS(Z)の最大公約(GC
D)多項式を求めるユークリッドの互除法の過程で求め
ることができる。
互除法について説明する。
(Z)が与えられ、deg r0 ≦deg r-1であるとき、次
の除算を繰返す。
(Z)とr0 (Z)との最大公約多項式(Greatest Com
mon Devisor )(GCD)になる。
えられ、deg r0 ≦deg r-1 、且つ、GCDがh
(Z)であるとき、 U(Z)・r-1(Z)+V(Z)・r0 (Z)=h(Z) …(28) を満足するU(Z),V(Z)が存在し、deg U,deg
Vは共にdeg r-1よりも小さい。
0 (Z)=S(Z)とおき、下記式(29)を満足する
多項式ri (Z),Ai (Z),Bi (Z)を順に算出
する。
−1)次以下になれば、Bi (Z),ri (Z)は夫々
シグマ(Z),ω(Z)の候補となる。そこで、先ず、 A-1(Z)=1, A0 (Z)=0 …(30) B-1(Z)=0, B0 (Z)=1 …(31) とおき、ri (Z),Ai (Z),Bi (Z)を計算す
る。
以下となったときに、 σ1 (Z)=Bi (Z), ω1 (Z)=ri (Z) …(35) が求められる。
めたσ(X),ω(X)の根を用いて、誤りの値ei は
下記式(36)によって得られる。
(Z)を形式的に微分したものである。σ′(Z)はσ
(Z)の奇数次項のみを取出した下記式(37),(3
8)で表わされる。
る。
ロームから誤り位置多項式σ(Z)と誤り評価多項式ω
(Z)を求める過程が、最も長い計算時間が必要であ
り、この過程に対応する回路規模は最も大きい。そこ
で、この部分の回路規模を低減する提案が特開昭63−
157528号公報においてなされている。図6はこの
提案を示すブロックである。図6(a)はGCDを生成
するプロセッシングエレメントを示し、図6(b)は図
6(a)を用いた全体構成を示す。
イによる方法を採用している。このシストリック・アレ
イのアルゴリズムは、ユークリッドの互除法を用いてG
CD(最大公約)を求める過程でσ(X)とω(X)と
を求めるものであるが、2つの多項式の最大次係数を互
い違いに乗ずることで次数を低減させている。なお、実
際の回路では、σ(X)とω(X)とを夫々求めるため
に、図6の回路を2回用いるか、又は、図6の回路を2
系統設ける必要がある。
においては、1つの基本処理回路は、図6(a)に示す
ように、2つの乗算器、1つの加算器、3入力2出力の
マルチプレクサ及び7つのレジスタによって構成してお
り回路規模が極めて大きい。例えば、ガロア体GF(2
8 )上のRS符号のように、1シンボルが8ビットであ
る場合には、ゲート数をNANDゲート単位で求める
と、約1.2Kゲートを構成する必要がある。実際に
は、この基本回路を図6(b)に示すように(2t+
2)個使用するから、例えば、2t=10である場合に
は、14.4Kゲートを構成しなければならない。更
に、復号を高速にするためには、図6の回路を2回使用
することはできないので、2組の回路を用意する必要が
ある。この場合には、LDC(Long Distance Code)を
採用して、2t=16としたとすると、ゲート数は2
1.6K必要となり、膨大な回路規模となってしまう。
従来のユークリッド互除回路においては、回路規模が極
めて大きいという問題点があった。
模を低減することができるユークリッド互除回路を提供
することを目的とする。
ド互除回路は、被除多項式と除多項式との除算の剰余の
次数が所定の条件を満足するまで、前記剰余で前記除多
項式を繰返し除算するユークリッド互除回路において、
前記被除多項式の各次数の係数を夫々記憶する複数のレ
ジスタを有する第1のレジスタ群と、前記除多項式の各
次数の係数を夫々記憶する複数のレジスタを有する第2
のレジスタ群と、前記第1及び第2のレジスタ群が記憶
している係数を用いて、前記被除多項式を除多項式で除
算した剰余の係数を求めて前記第1のレジスタ群の各レ
ジスタに記憶させる帰還手段と、前記除多項式の最大次
係数が非零となるまで1回の除算終了毎に前記第1のレ
ジスタ群の各レジスタの内容を前記第1のレジスタ群の
次段のレジスタにシフトさせるシフト手段と、前記第1
のレジスタ群の各レジスタに記憶されている前記被除多
項式の係数と前記第2のレジスタ群の各レジスタに記憶
されている前記除多項式の係数とを同一次数のレジスタ
同士で交換する交換手段とを具備したものである。
多項式で除算した剰余を前記第1のレジスタ群の各レジ
スタに記憶させる。これにより、剰余で除多項式を繰返
し除算させる。除数の最高次係数が0である場合には除
算が不可能となるので、シフト手段は最高次係数が0で
なくなるまでシフトさせる。交換手段が除多項式と被除
多項式との内容を交換するので、従来に比して回路規模
を削減することが可能となる。
て説明する。図1は本発明に係るユークリッド互除回路
に採用される除算器の一実施例を示すブロック図であ
る。
除算器の原理について図2を参照して説明する。
算であるX4 ÷aX3 +bX2 +cX+dを考える。図
2において、レジスタ1乃至3は被除多項式の係数を記
憶するためのものである。レジスタ5乃至7は夫々除多
項式の係数d,c,b,aを記憶しており、夫々係数d
乃至aを乗算器12乃至14及び逆元ROM8に出力する。
逆元ROM8はレジスタ7の内容の逆元を乗算器15に与
えるようになっている。
びレジスタ1乃至3の内容を示している。被除多項式は
最高次数から順次加算器9に与える。表1に示すよう
に、タイミングt0 においては、レジスタ1乃至3は初
期化されて0になっている。タイミングt1 で被除多項
式の最高次X4 の係数1が入力される。以後、タイミン
グt2 乃至t6 において入力される被除多項式の係数は
いずれも0である。次のタイミングt2 においても出力
は0であり、加算器9は乗算器12からの0と入力の1と
を加算してレジスタ1に格納する。レジスタ1の内容は
タイミングt3 ,t4 で順次レジスタ2,3に転送され
る。
が1になると、乗算器15は逆元ROM8からの1/aを
乗算して、最高次数の商を初めて出力する。この商は乗
算器12乃至14に帰還されて、夫々係数d乃至aが乗算さ
れ、次のタイミングt5 において、レジスタ1乃至3に
は夫々d/a,c/a,b/aが格納される。これによ
り、タイミングt5 の商はb/a2 となる。出力はタイ
ミングt5 で終了する。
t6 では、レジスタ1乃至3に剰余が格納される。図3
は上述した除算を筆算によって示したものである。図2
の回路は図3の筆算と同一の動作を行っており、図3の
筆算結果と同一の結果が得られている。
3に格納されるまで、即ち、タイミングt0 乃至t3 の
期間は最高次数をシフトさせているだけであり、被除多
項式の0でない最高次数の係数をレジスタ3に、以下の
係数をレジスタ2,1に並列に格納させてもよい。この
場合には、タイミングt4 乃至t6 のみの動作でよい。
項式の次数差が1の場合には、計算は必ず2クロックで
終了する。
ブロック図である。
(X)の係数記憶用のレジスタであり、レジスタ31乃至
38は除数であるRi-1 (X)の係数記憶用のレジスタで
ある。レジスタ21乃至28には除算終了後の剰余が保存さ
れるので、これらのレジスタ21乃至28をRi レジスタと
いい、レジスタ31乃至38をRi-1 レジスタという。
イッチ60乃至67からデータを供給する。レジスタ21乃至
28の出力データは、夫々加算器41乃至47及び乗算器72に
与えると共に、レジスタ31乃至38のデータ端Dにも与え
る。レジスタ31乃至38の出力データは、夫々乗算器51乃
至57及び逆元ROM70に与えると共に、スイッチ60乃至
67にも与える。
0 も与えられ、スイッチ60は後述する制御信号LDN,
LDN2に制御されて、0、シンドローム係数S0 及び
レジスタ31の出力のいずれかを選択してレジスタ21に与
えるようになっている。同様に、スイッチ31乃至67に
は、夫々前段の加算器41乃至47の出力及びS1 乃至S7
も与えられ、スイッチは3入力の1つを選択してレジス
タ22乃至28に出力する。
ンドゲート71に出力する。アンドゲート71は信号QEN
の“H”で逆元を乗算器72に与える。乗算器72はレジス
タ28の出力と逆元との乗算を行って、出力Q(X)とし
て出力すると共に、乗算器51乃至57に出力する。乗算器
51乃至57は夫々レジスタ31乃至37の出力とQ(X)とを
乗算して加算器41乃至47に出力する。加算器41乃至47は
前段のレジスタ21乃至27の出力と乗算器51乃至57の出力
とを加算してスイッチ61乃至67に与えるようになってい
る。
について図4及び図5を参照して説明する。図4はユー
クリッド互除法のアルゴリズムを説明するためのフロー
チャートであり、「符号理論」(P172,今井秀樹
著、電子情報通信学会編)に記載されたものである。図
5は図1の除算器の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
5、7)RS符号を復号する場合について説明する。原
始多項式P(X)をP(X)=X4 +X+1とし、生成
多項式G(X)を下記式(41)で示すものとする。
を0番目乃至14番目の情報というものとして、9,1
0,11,12番目の値にエラーが発生したものとす
る。この場合には、シンドローム係数S0 乃至S7 は下
記式(42)で与えられる。
3)によって示すことができる。
を行う。
=X2t=X8 ,R0 =S(X),B-1(X)=0,B0
=1とする。
後、ステップA3 で下記式(44)に示す演算を行う。
算したときの商である。
5)の演算を行う。
(=4)となるまで行う。deg Ri (X)<4である場
合には、ステップA5 からステップA6 に移行してiに
1を加算し、ステップA3 ,A4 を繰返す。
(X)は下記式(46)に示すものとなる。
ンクリメントして、R2(X)を求める。
をインクリメントして、R3 (X)を求める。
了してステップA5 から処理をステップA7 に移行す
る。式(48)のR3 (X)がω(X)である。同様
に、このときのB1 (X)について求めると、 B1 (X)=B-1(X)−Q1 (X)・B0 (X)=0−Q1 (X)・1 =Q1 (X)=(α12X+α7 ) …(49) B2 (X)=B0 (X)−Q2 (X)・B1 (X) =1−(α7 X2 +α12X+α12)・(α12X+α7 ) =α4 X3 +α4 X2 +α14X+α …(50) B3 (X)=B1 (X)−Q3 (X)・B2 (X) =(α12X+α7 )−X・(α4 X3 +α4 X2 +α14X+α) =α4 X4 +α4 X3 +α14X2 +α13X+α7 …(51) となる。式(51)のB3 (X)がσ(X)である。
下記式(52)が得られる。
判明する。このときの誤り値eは、σ(X)の奇数項を
集めて求めた導関数σ′(X)=α4 X2 +α13を用い
て下記式(53)で表わすことができる。
(α4 ・α6 +α13) =α3 ÷α9 =α9 このようにして、誤り値α9 が求められる。
α-10 ,α-9を代入する。
は σ(α4 )=α4 ・α16+α4 ・α12+α14・α8 +α
13・α4 +α7 =0 となる。また、式(53)から e=ω(α4 )÷σ′(α4 ) =(α4 ・α12+α10・α8 +α13・α4 +α8 )÷
(α4 ・α8 +α13) =α6 が得られる。
(52),(53)は、 σ(α5 )=α4 ・α20+α4 ・α15+α14・α10+α
13・α5 +α7 =0 e=ω(α5 )÷σ′(α5 )=α となる。
13・α6 +α7 =0 e=ω(α6 )÷σ′(α6 )=α8 となる。このようにして、誤り位置及び誤りの値が求め
られる。
5)のRi (X)=Ri-2 (X)mod Ri-1 (X)
の商Q(X)及びω(X)を求めるものである。
DN(図5(a))によってRi レジスタにS(X)を
記憶させ、Ri-1 レジスタにX8 を記憶させる。この場
合には、R1 レジスタの次数deg Ri (X)<t(=
4)であるか否かを判定する。この例では、S(X)=
α3 X7 +α13X6 +α8 X5 +X4 +α11X3 +α12
X2 +α10X+αであり次数は7であるので、次の処理
を行う。
タの最高次係数が0でなくなるまでシフトを行う。図5
の場合には、最高次係数のR6 はα3 (=8(HE
X))であるので、シフトは行わない。
て、Ri レジスタとRi-1 レジスタの内容を交換する。
このとき、X8 ÷S(X)の計算を開始して、Q(X)
に最高次数のα12(=F(HEX))を得る。これによ
り、Q(X)が有効な期間を示す信号QENが“H”と
なる。上述したように、次数差が1であるので、除算は
2クロックで終了する。次のD期間には、Q(X)とし
て係数α7 (=B(HEX))が得られる。除算はこの
時点で終了し、QENは“L”になる。
項式の係数が保存される。即ち、レジスタ21乃至28の各
出力は、R6 =0、R5 =α11、R4 =α11、R3 =
α、R2 =α3 、R1 =α14、R0 =α8 である。この
E期間には、A期間と同一の動作によって次数判定を行
う。この場合の次数は5であるので、次の動作に移行す
る。以後は期間A乃至Dの処理が繰返される。
レジスタの最高次係数が0でなくなるまでシフトを行
う。R6 が0であるので1回だけシフトを行っている。
信号LDN2によってRi レジスタとRi-1 レジスタと
の内容を交換し、除算を開始してQ(X)に最高次数の
α7(=B(HEX))を得る。F期間の1回のシフト
によって次数差は2になるので、QENは3クロック分
になる。つまり、F期間のシフト分だけQENは延長さ
れることになり、計算後の次数はシフト分だけ低下す
る。
α12(=F(HEX))が得られる。I期間はD期間と
同一の処理を行って、Q(X)として2(F(HE
X))が出力される。除算はI期間で終了し、QENは
“L”となる。
レジスタには剰余多項式の係数が保存される。即ち、R
6 =α11、R5 =α11、R4 =1、R3 =α12、R2 =
α2、R1 =0、R0 =0である。ここで、次数判定に
よって次数4を得る。次数が4より小さくなっていない
ので、処理を継続させる。
のでシフトは行わない。L期間は制御信号LDN2によ
ってRi レジスタとRi-1 レジスタの内容を交換する。
そして、除算を開始してQ(X)として最高次数のα0
(=1(EEX))を得る。
が出力される。N期間においてRiレジスタに剰余多項
式の係数が保存される。R6 =α4 、R5 =α10、R4
=α13、R3 =α8 、R2 =0、R1 =0、R0 =0で
ある。O期間に次数判定を行う。この次数判定によっ
て、次数3が得られるので処理を停止する。
除算毎にレジスタの内容を交換して、多項式の係数によ
る除算を行っており、ユークリッド互除演算における処
理時間を短縮して誤り訂正の処理速度を向上させること
ができる。また、バッファメモリを必要とせず、実時間
処理が可能であることから、ディジタルVTR等のよう
に高速データ転送を行うものに有効である。
(28 )上で、基本回路部分(図1の破線部)は約50
0ゲートで構成することができ、また、逆元ROMも約
500ゲートで構成することができる。基本回路部分を
2t個設け、逆元ROMを1個設ければよいので、2t
=10の場合には、約5.5Kゲートの回路規模でよ
く、2t=16の場合には、約85Kゲートで構成する
ことができ、従来に比して著しく回路規模を縮小するこ
とができる。なお、基本回路を縦続接続するだけで、何
重誤り訂正にも容易に拡張することができることは明ら
かである。
速性を損なうことなく回路規模を低減することができる
という効果を有する。
採用される除算器の一実施例を示すブロック図。
ト。
ート。
図。
67…スイッチ41〜47…加算器、51〜57…乗算器
Claims (1)
- 【請求項1】 被除多項式と除多項式との除算の剰余の
次数が所定の条件を満足するまで、前記剰余で前記除多
項式を繰返し除算するユークリッド互除回路において、 前記被除多項式の各次数の係数を夫々記憶する複数のレ
ジスタを有する第1のレジスタ群と、 前記除多項式の各次数の係数を夫々記憶する複数のレジ
スタを有する第2のレジスタ群と、 前記第1及び第2のレジスタ群が記憶している係数を用
いて、前記被除多項式を除多項式で除算した剰余の係数
を求めて前記第1のレジスタ群の各レジスタに記憶させ
る帰還手段と、 前記除多項式の最大次係数が非零となるまで1回の除算
終了毎に前記第1のレジスタ群の各レジスタの内容を前
記第1のレジスタ群の次段のレジスタにシフトさせるシ
フト手段と、前記第1のレジスタ群の各レジスタに記憶されている 前
記被除多項式の係数と前記第2のレジスタ群の各レジス
タに記憶されている前記除多項式の係数とを同一次数の
レジスタ同士で交換する交換手段とを具備したことを特
徴とするユークリッド互除回路。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07465293A JP3230888B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ユークリッド互除回路 |
KR1019940006312A KR0167390B1 (ko) | 1993-03-31 | 1994-03-29 | 복호화 장치 |
DE69414631T DE69414631T2 (de) | 1993-03-31 | 1994-03-31 | Schaltung zur Durchführung des Euclidschen Algorithmus bei der Dekodierung Arithmetischer Kodes |
US08/220,616 US5517509A (en) | 1993-03-31 | 1994-03-31 | Decoder for decoding ECC using Euclid's algorithm |
EP94302363A EP0620654B1 (en) | 1993-03-31 | 1994-03-31 | Circuit for performing the Euclidian algorithm in decoding of arithmetical codes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07465293A JP3230888B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ユークリッド互除回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06290065A JPH06290065A (ja) | 1994-10-18 |
JP3230888B2 true JP3230888B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=13553380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07465293A Expired - Lifetime JP3230888B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ユークリッド互除回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230888B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3710586B2 (ja) * | 1997-02-21 | 2005-10-26 | 株式会社ルネサステクノロジ | 誤り訂正装置 |
JP2001188468A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-10 | Toyo Commun Equip Co Ltd | ガロア体上の元の除算演算方法および除算演算回路 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07465293A patent/JP3230888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06290065A (ja) | 1994-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5517509A (en) | Decoder for decoding ECC using Euclid's algorithm | |
US5715262A (en) | Errors and erasures correcting reed-solomon decoder | |
US4868828A (en) | Architecture for time or transform domain decoding of reed-solomon codes | |
US4873688A (en) | High-speed real-time Reed-Solomon decoder | |
US5107503A (en) | High bandwidth reed-solomon encoding, decoding and error correcting circuit | |
US6119262A (en) | Method and apparatus for solving key equation polynomials in decoding error correction codes | |
US7502989B2 (en) | Even-load software Reed-Solomon decoder | |
US5535225A (en) | Time domain algebraic encoder/decoder | |
EP0621698B1 (en) | Error correction method including erasure correction, and apparatus therefore | |
US5490154A (en) | Method of and circuit arrangement for decoding RS-coded data signals | |
US5365529A (en) | Circuitry for detecting and correcting errors in data words occurring in Reed-Solomon coded blocks and determining when errors are uncorrectable by syndrome analysis, Euclid's algorithm and a Chien search | |
EP0329775B1 (en) | High bandwidth reed-solomon encoding, decoding and error correcting circuit and method | |
US6735737B2 (en) | Error correction structures and methods | |
JP3230888B2 (ja) | ユークリッド互除回路 | |
JP3343857B2 (ja) | 復号装置、演算装置およびこれらの方法 | |
JP3614978B2 (ja) | ガロア体の除算方法および除算装置 | |
JP2662472B2 (ja) | 誤り訂正処理用シンドローム演算回路 | |
JP3351413B2 (ja) | 並列処理リードソロモン符号化回路及びそれに用いる並列処理リードソロモン符号化方法 | |
US20070011592A1 (en) | Decoder architecture for Reed Solomon codes | |
JP3126973B2 (ja) | 誤り訂正処理装置 | |
JPH0750595A (ja) | 復号化装置 | |
JP2907138B2 (ja) | 誤り訂正の演算処理方法及び処理回路 | |
JP2000295116A (ja) | 誤り修正符号化方法 | |
KR0167390B1 (ko) | 복호화 장치 | |
JP2797570B2 (ja) | ユークリッドの互除回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070914 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914 Year of fee payment: 12 |