JP3230815U - 魚釣用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】スプールの回転をスムーズにする魚釣用リールを提供する。【解決手段】スプール制動機構160が、磁界を発生する磁石アセンブリ170と、磁石アセンブリに対向して位置する導電性の制動部材180とを有し、磁界と制動部材の運動との相互作用によってスプール110の回転を制動するものであり、制動部材が、スプールと共に回転および制動される導電性板体である第1の構成、または、スプールの少なくともスプール制動機構の側に位置するフランジが導電性であり、当該導電性のフランジが制動部材として機能する第2の構成、の何れかの構成を有し、磁石アセンブリが、3以上の複数の磁石172と、複数の磁石の其々が制動部材に対向するよう各磁石を支持する磁石支持体と、を有し、複数の磁石が、磁石支持体の磁石保持面において、均等な距離を隔てて配置されている。【選択図】図5
Description
本考案は、魚釣用リールに関する。
たとえば特許文献1には、「両軸受リールの制動装置」が記載されており、ブレーキ機構について、「磁束中に電気的導体を配置し電気的導体を回転させることにより磁束を回転させて回転数に応じた渦電流を発生させ、フレミングの左手の法則により電気的導体に回転方向と逆方向の力を与えて回転速度に比例してスプールを制動する」旨の記載がある。
たとえば特許文献2には、「釣り用リールのブレーキシステム」が記載されており、「スプールカバーの内面に磁石ブレーキ装置が装着されている」、「当該磁気ブレーキ装置は汎用のものである」旨の記載がある。
比較的重いシンカー(重り)の餌やルアー(疑似餌)をキャスティングする(投げる)場合、魚釣用リールに備えるスプールの制動機構としてメカニカルブレーキを用いるのが一般的であるが、軽いシンカーの場合には、メカニカルブレーキでは制動が効き過ぎ、適切な位置にキャスティングすることが難しくなる。そこで、軽いシンカーであってもラインスラッグ(たるみ)の発生を少なくすることができる、上記文献に記載したような磁石ブレーキ装置(磁界を利用したブレーキ機構)の採用が検討される。上記文献に記載のブレーキ機構(磁石ブレーキ装置)によれば、磁石を導電体近傍に配置し、磁力と導電体運動との相互作用により導電体内に発生する渦電流により制動力が得られることから、スプールの回転速度に比例した制動力が得られ、スムーズな制動が可能になる。この結果、軽いシンカーの餌やルアーであっても適切なキャスティングを行うことができるようになる。
しかし、上記文献に記載の従来技術においては、所定の制動力を発現するに必要な磁力を得るには、磁石を互いに近接して配置し、磁界強度を高める必要がある。また、ネジの配置部位を確保する設計上の都合から、磁石を近接して配置できない領域も存在する。すなわち、スプール回転軸を中心とする円環に沿って磁石を配置する場合、磁束密度を高めるために磁石を密に配置する領域が存在する一方、ネジ止め領域確保のために磁石を配置することができない領域が存在する。その結果、円環に沿った磁界の分布が不均一になり、当該不均一さを反映して、回転するスプールに与える制動力にムラを生じることになる。制動力のムラは、スプールの回転ムラに繋がり、スプールの回転軸がぶれる等の問題を生ずる可能性がある。
本考案の目的は、魚釣用リールにおけるスプールの回転をスムーズにすることにある。また、本考案の目的は、軽いシンカーの餌またはルアーであっても自然なキャスティングを実現し、初心者から上級者に至るまで使いやすい魚釣用リールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の態様においては、釣り糸が巻き付けられるスプールと、前記スプールの回転軸の一端を支持し、前記スプールに回転駆動力を与えると共に空回りを可能にするスプール駆動・クラッチ機構と、前記スプールの前記回転軸の他端を支持し、前記スプールの回転を制動するスプール制動機構と、を有する魚釣用リールであって、前記スプール制動機構が、磁界を発生する磁石アセンブリと、前記磁石アセンブリに対向して位置する導電性の制動部材とを有し、前記磁界と前記制動部材の運動との相互作用によって前記スプールの回転を制動するものであり、前記制動部材が、前記スプールと共に回転および制動される導電性板体である第1の構成、または、前記スプールの少なくとも前記スプール制動機構の側に位置するフランジが導電性であり、当該導電性のフランジが前記制動部材として機能する第2の構成、の何れかの構成を有し、前記磁石アセンブリが、3以上の複数の磁石と、前記複数の磁石の其々が前記制動部材に対向するよう各磁石を支持する磁石支持体と、を有し、前記複数の磁石が、前記磁石支持体の磁石保持面において、均等な距離を隔てて配置されている魚釣用リールを提供する。
前記複数の磁石が、前記磁石保持面において、前記スプールの回転軸を中心とする単一または複数の円環に沿って配置されていてもよい。前記複数の磁石が、前記磁石保持面において、前記回転軸を中心とする点対称な位置に配置されていてもよい。前記複数の磁石が、前記制動部材に面する側がN極である第1磁石とS極である第2磁石とを有し、前記磁石保持面において、前記第1磁石と前記第2磁石とが互いに隣接するよう配置されていてもよい。
前記複数の磁石のうち1以上の磁石の残留磁束密度が、1.32テスラを超えることが好ましい。前記複数の磁石に含まれる全ての磁石の残留磁束密度が、1.36テスラ以上であることがより好ましい。
前記スプール制動機構が、前記制動部材と前記複数の磁石との間隔を調整する調整機構を有し、前記調整機構は、前記制動部材と前記複数の磁石との各対向面の平行を維持した状態で前記間隔が調整されてもよい。
図1は、本実施の形態の魚釣用リール100を示した斜視図であり、図2は、魚釣用リール100を分解して示した分解斜視図である。図2において、部材の一部は省略している。
本実施の形態の魚釣用リール100は、ベイトリールであり、主にルアーフィッシングに用いられる。本実施の形態の魚釣用リール100は、本体フレーム102を有し、本体フレーム102の中央にスプール110が、本体フレーム102の右側面にスプール駆動・クラッチ機構140が、本体フレーム102の左側面にスプール制動機構160が配置されている。ここで、本体フレーム102の右側面および左側面は、図1における右奥方向が右側面、左手前方向が左側面である。
スプール110には、ライン(釣り糸)が巻き付けられ、回転軸112を軸としてスプール110が回転し、ラインがスプール110に巻き取られあるいは繰り出される。スプール110の回転軸112は、その一端112aがスプール駆動・クラッチ機構140に支持され、他端112bがスプール制動機構160に支持される。
スプール駆動・クラッチ機構140は、スプール110に回転駆動力を与えると共に空回りを可能にする。これによりラインの巻き取りあるいは繰り出しが行われる。ラインの巻き取りは、クラッチONの状態でハンドル114を回転して行う。クラッチONのとき、ハンドル114の回転力はスプール110の回転軸112に伝達され、ハンドル114の回転に応じてスプール110が回転し、ラインが巻き取られる。
ラインの繰り出しは、クラッチOFFの状態でキャスティングすることにより行う。クラッチOFFの状態ではハンドル114と回転軸112との間の連結は解除されており、スプール110が自由に回転できる。この状態で釣竿を振り、キャスティングすると、疑似餌(ルアー)の飛翔に応じてラインが繰り出される。
クラッチのON/OFF切り替えは、クラッチレバー116により行う。クラッチOFFの状態でハンドル114を回転すると自動的にクラッチONになり、クラッチONの状態でクラッチレバー116を押下するとクラッチOFFの状態になる。
なお、スプール駆動・クラッチ機構140にはドラグ機構を備えてもよい。ドラグ機構を備えることで、一定以上の力をハンドル114に加えた場合、スプール110とハンドル114との間に滑りが発生し、それ以上の回転が発生せず、ラインの切断を防止できる。ドラグ機構の作動レベルは、ドラグレバー118によって調整できる。
スプール制動機構160は、スプール110の回転を制動する。すなわち、クラッチOFFの状態でスプール110が自由に回転し、キャスティングに応じてラインがスプール110から繰り出されるとき、スプール110が過剰に回転してラインが過剰に繰り出されれば、ラインスラッグ(ラインのたるみ)が発生し易くなる。これを防止するのがスプール制動機構160である。スプール制動機構160は、キャスティングの際にラインスラッグが発生しないよう、スプール110に適度な制動を加える。
図3は、スプール制動機構160を示した平面図であり、(a)は図2におけるA矢視、(b)は図2におけるB矢視である。図4は、スプール制動機構160を分解して示した分解斜視図であり、図5は、スプール制動機構160の部分について断面を示した魚釣用リール100の一部断面図である。
スプール制動機構160は、カバー162を有し、磁界を発生する磁石アセンブリ170と、磁石アセンブリ170に対向して位置する導電性の制動部材180と、磁石アセンブリ170のスプール110に対する位置を調整する調整機構190とを有する。スプール制動機構160は、磁石アセンブリ170による磁界と制動部材180の運動との相互作用によってスプール110の回転を制動する。
制動部材180はスプール110と共に回転および制動される導電性板体であり、本実施の形態の場合、図5の一部断面図に示すように、スプール110のフランジに固定された導電性板である。導電性板は、たとえばアルミニウム板とすることができる。なお、ここでは、制動部材180としてスプール110と共に回転する板体を例示しているが、スプール110自体が制動部材180として機能してもよい。この場合、スプール110の少なくともスプール制動機構160の側に位置するフランジは導電性である必要がある。
磁石アセンブリ170は、3以上の複数(ここでは6個)の磁石172と、複数の磁石172の其々が制動部材180に対向するよう各磁石172を支持する磁石支持体174と、を有する。また、磁石アセンブリ170は、スプールカバー176と、ベアリング177と、ワッシャ、ネジ、リテイナ等組立用部品を有する。スプールカバー176は、複数の磁石172および磁石支持体174を収納し、スプール110のフランジ部がはまり込む。ベアリング177は、スプール110の回転軸112のスプール制動機構160側の端(他端112b)を回転可能に保持する。
そして、複数の磁石172は、図3および図4に示すように、磁石支持体174の磁石保持面において、均等な距離を隔てて配置されている。複数の磁石172が均等に配置されることで、複数の磁石172による制動部材180に対する磁界が均一になり、制動部材180が受ける制動力が回転に対し均等に働くようになる。その結果、スプール110の制動がスムーズに働き、スプール110の制動時における回転ムラや回転軸のブレが発生しない、または抑制される。この結果、軽いシンカーの餌またはルアーであっても自然なキャスティングが可能になり、初心者から上級者に至るまで使いやすい魚釣用リールを提供できる。
なお、本実施の形態では、複数の磁石172は、磁石支持体174の磁石保持面においてスプール110の回転軸112を中心とする円環に沿って配置されている。また、複数の磁石172は、磁石支持体174の磁石保持面において回転軸112を中心とする点対称な位置に配置されている。このような磁石172の配置とすることで、制動部材180に対する磁界を均一にすることができる。
また、複数の磁石172は、制動部材180に面する側がN極である第1磁石172aと、S極である第2磁石172bとが、図3および図4に示すように、互いに隣接するよう配置されている。このような磁石172の配置とすることで、N極から出た磁束を効率的に制動部材180に通過させた後にS極に戻すことができ、制動部材180を通過する磁束の密度を大きくすることができる。その結果、十分な制動を得ることができる。
磁石172の残留磁束密度は、複数の磁石172のうち少なくとも1つは1.32テスラを超えることが望ましい。これにより、最低限必要な制動力を得ることができる。より好ましくは、磁石172の残留磁束密度は、複数の磁石172に含まれる全ての磁石172において1.36テスラ以上であることが望まれる。このような条件を満足することで、十分な制動力を得て、本願考案の効果をより顕著に奏することができる。
調整機構190は、カバー162に配置される制御ダイヤル192、第1スライダ194および第2スライダ196およびバネ198を有する。制御ダイヤル192の回転により第1スライダ194を回転し、第2スライダ196をスプール110の方向に押し出してこれに連動する磁石支持体174および磁石172をスプール110の方向にスライドさせる。バネ198は、制御ダイヤル192を戻した場合の復元力を付与する。このように、本実施の形態の調整機構190では、第1スライダ194と第2スライダ196とを組み合わせ、磁石支持体174がスプール110の方向にスライドするように動作するので、制動部材180と複数の磁石172との各対向面の平行を維持した状態で間隔が調整される。よって、制動部材180と複数の磁石172との間隔が変更(調整)されても磁界均一性は維持され、スプール110のスムーズな回転に悪影響を及ぼすことはない。
以上説明した通り、本実施の形態の魚釣用リール100によれば、磁石172を均等に配置しているため、制動部材180に対する磁界の均一性を高くすることができ、スプール110の回転をスムーズにすることができる。この結果、軽いシンカーの餌またはルアーであっても自然なキャスティングを実現し、初心者から上級者に至るまで使いやすい魚釣用リールを提供することができる。
(実施例)
本考案の魚釣用リールの効果を確かめる目的で、上級者、中級者および初心者によるキャスティング実験を実施し、疑似餌の飛距離を計測した。キャスティング実験におけるタックルの条件は3通りとした。第1条件では、8ポンドフロロカーボンラインおよび6.6ftライトクラスロッドを用い、1.8gネコリグワームをキャスティングした。第2条件では、10ポンドフロロカーボンラインおよび7ftミディアムヘビーロッドを用い、7gキャスティングシンカーをキャスティングした。第3条件では、10ポンドフロロカーボンラインおよび7ftミディアムヘビーロッドを用い、18gキャスティングシンカーをキャスティングした。
本考案の魚釣用リールの効果を確かめる目的で、上級者、中級者および初心者によるキャスティング実験を実施し、疑似餌の飛距離を計測した。キャスティング実験におけるタックルの条件は3通りとした。第1条件では、8ポンドフロロカーボンラインおよび6.6ftライトクラスロッドを用い、1.8gネコリグワームをキャスティングした。第2条件では、10ポンドフロロカーボンラインおよび7ftミディアムヘビーロッドを用い、7gキャスティングシンカーをキャスティングした。第3条件では、10ポンドフロロカーボンラインおよび7ftミディアムヘビーロッドを用い、18gキャスティングシンカーをキャスティングした。
実験例は本考案の魚釣用リールを用いた場合であり、比較例は、従来の魚釣用リール(磁石が均等配置でなく円環の半分〜3分の1程度の領域に集中して配置されたもの)を用いた場合である。実験例1および比較例1は初心者によるキャスティング、実験例2および比較例2は中級者によるキャスティング、実験例3および比較例3は上級者によるキャスティングである。図6〜8は、表1の結果をグラフ化したものであり、図6は、実施例1および比較例1の実験結果を示すグラフであり、図7は、実施例2および比較例2の実験結果を示すグラフであり、図8は、実施例3および比較例3の実験結果を示すグラフである。
表1および図6〜8を参照して解る通り、疑似餌が重くなるほど遠くまでキャスティングできており、同じ重さの疑似餌では初級者より中級者の方が遠くにキャスティングされ、中級者より上級者の方が遠くにキャスティングできている。そして、初級者、中級者、上級者の何れの被験者も、従来の魚釣用リールを用いた比較例より、本願考案の魚釣用リールを用いた実験例において遠くまでキャスティングできている。これは、本願考案の魚釣用リールであれば、従来の魚釣用リールよりも遠くにキャスティングできる事実を示しており、本願考案の魚釣用リールの安定性を示す実験結果と言える。また、より遠くにキャスティング可能な本願考案の魚釣用リールは、従来の魚釣用リールよりも、狙った場所に余裕をもってキャスティングことを意味し、より自然な、使いやすい魚釣用リールが提供できたと言える。
なお、上記した実施の形態では、単一の円環に沿って複数の磁石172が配置された例を説明したが、複数の磁石172の配置については各種変更が可能である。たとえば、図9に示すような変更が可能である。図9は、磁石172の配置例を示す平面図である。図9(a)に示すように、6個以上(図では8個)の磁石172を円環に沿って配置することができる。また、図9(b)に示すように、2つの円環に沿って磁石172を配置することができる。また、図9(c)〜(f)に示すように、3つの円環に沿って磁石172を配置することができる。また、図9(c)に示すように、N極およびS極の磁石が同一円環内で隣接するように配置することができ、図9(d)に示すように、N極およびS極の磁石が異なる円環内で隣接するように配置することができる。また、図9(e)に示すように、N極およびS極の磁石が同一円環内および異なる円環内で隣接するように配置することができる。さらに、図9(f)に示すように、N極磁石とS極磁石の数が異なるものであってもよい。
以上、本考案を実施の形態を用いて説明したが、本考案の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本考案の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100…魚釣用リール、102…本体フレーム、110…スプール、112…回転軸、112a…回転軸の一端、112b…回転軸の他端、114…ハンドル、116…クラッチレバー、118…ドラグレバー、140…スプール駆動・クラッチ機構、160…スプール制動機構、162…カバー、170…磁石アセンブリ、172…磁石、172a…第1磁石、172b…第2磁石、174…磁石支持体、176…スプールカバー、177…ベアリング、180…制動部材、190…調整機構、192…制御ダイヤル、194…第1スライダ、196…第2スライダ、198…バネ。
Claims (7)
- 釣り糸が巻き付けられるスプールと、
前記スプールの回転軸の一端を支持し、前記スプールに回転駆動力を与えると共に空回りを可能にするスプール駆動・クラッチ機構と、
前記スプールの前記回転軸の他端を支持し、前記スプールの回転を制動するスプール制動機構と、を有する魚釣用リールであって、
前記スプール制動機構が、磁界を発生する磁石アセンブリと、前記磁石アセンブリに対向して位置する導電性の制動部材とを有し、前記磁界と前記制動部材の運動との相互作用によって前記スプールの回転を制動するものであり、
前記制動部材が、前記スプールと共に回転および制動される導電性板体である第1の構成、または、前記スプールの少なくとも前記スプール制動機構の側に位置するフランジが導電性であり、当該導電性のフランジが前記制動部材として機能する第2の構成、の何れかの構成を有し、
前記磁石アセンブリが、3以上の複数の磁石と、前記複数の磁石の其々が前記制動部材に対向するよう各磁石を支持する磁石支持体と、を有し、
前記複数の磁石が、前記磁石支持体の磁石保持面において、均等な距離を隔てて配置されている魚釣用リール。 - 前記複数の磁石が、前記磁石保持面において、前記スプールの回転軸を中心とする単一または複数の円環に沿って配置されている
請求項1に記載の魚釣用リール。 - 前記複数の磁石が、前記磁石保持面において、前記回転軸を中心とする点対称な位置に配置されている
請求項2に記載の魚釣用リール。 - 前記複数の磁石が、前記制動部材に面する側がN極である第1磁石とS極である第2磁石とを有し、前記磁石保持面において、前記第1磁石と前記第2磁石とが互いに隣接するよう配置されている
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の魚釣用リール。 - 前記複数の磁石のうち1以上の磁石の残留磁束密度が、1.32テスラを超える
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の魚釣用リール。 - 前記複数の磁石に含まれる全ての磁石の残留磁束密度が、1.36テスラ以上である
請求項5に記載の魚釣用リール。 - 前記スプール制動機構が、前記制動部材と前記複数の磁石との間隔を調整する調整機構を有し、
前記調整機構は、前記制動部材と前記複数の磁石との各対向面の平行を維持した状態で前記間隔が調整される
請求項1から請求項6の何れか一項に記載の魚釣用リール。
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JP2022104912A (ja) * | 2020-12-30 | 2022-07-12 | 株式会社ドヨエンジニアリング | 渦電流を用いたスプール制動装置及びこれを備えた釣り用リール |
JP7220769B2 (ja) | 2020-12-30 | 2023-02-10 | 株式会社ドヨエンジニアリング | 渦電流を用いたスプール制動装置及びこれを備えた釣り用リール |
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