JP3230589B2 - 近接スイッチ - Google Patents

近接スイッチ

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JP3230589B2
JP3230589B2 JP20137891A JP20137891A JP3230589B2 JP 3230589 B2 JP3230589 B2 JP 3230589B2 JP 20137891 A JP20137891 A JP 20137891A JP 20137891 A JP20137891 A JP 20137891A JP 3230589 B2 JP3230589 B2 JP 3230589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近接スイッチを並列して
配置したときの相互干渉の検知機能を有する近接スイッ
チに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波発振型の近接スイッチは発振コイ
ルより一定の周波数の高周波を発振しており、金属物体
が近接すれば発振レベルが低下するため、そのレベル変
化に基づいて物体を検出している。しかるに複数の近接
スイッチが並列して配置されると、発振コイルによる磁
場が鎖交しあってうなり現象等が発生し、物体を誤検知
してしまうことがある。又信号の反転時にチャタリング
を起こしたりすることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで相互干渉を防止
するために検出スイッチの周波数を異ならせるようにす
ることが考えられる。又相互干渉距離を小さくするため
発振周波数を異ならせた異周波型の近接スイッチが準備
されることがある。しかしこの近接スイッチも周波数の
ばらつきがあり、複数の近接スイッチを密着して取付け
ることができない。又指定された距離以内に取付けた場
合にも、相互干渉に対する余裕度が不明であるという欠
点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、相互干渉の発生を検出して表示
すると共に、発振周波数を変化できるようにすることを
技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明は
発振回路と、発振回路の出力レベルの低下を検知する第
1の比較手段とを有する近接スイッチであって、発振回
路の物体が近接しない状態での出力レベルを越える閾値
レベルを有し、該閾値レベルを発振回路の出力が該閾値
レベルを越えるときに相互干渉の警報を出力する第2の
比較手段と、第2の比較手段より比較信号が得られたと
きに発振回路の発振出力を変化させる周波数調整手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明は発振回路と、発振
回路の出力レベルの低下を検知する第1の比較手段とを
有する近接スイッチであって、発振回路の物体が近接し
ない状態での出力レベルを越える閾値レベルを有し、該
閾値レベルを発振回路の出力が該閾値レベルを越えると
きに相互干渉の警報を出力する第2の比較手段と、第2
の比較手段の出力によって動作する表示手段と、発振回
路の発振出力を変化させる周波数調整手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、近接スイッチに他の近接スイッチが接近した
場合にはその発振周波数の差が小さければうなり現象が
発生する。そのため発振回路の振幅は定常状態からうな
りの周波数によって変動を生じる。従って定常状態より
高い閾値レベルを有する第2の比較手段によってうなり
現象の有無を判別し、これによって相互干渉を出力して
いる。そして相互干渉が検出されれば発振回路の発振周
波数を変化させることによって相互干渉を防止できるよ
うにしている。又本願の請求項2の発明では、相互干渉
を外部に報知すると共に発振回路の発振周波数を外部よ
り変化できるようにしている。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例による近接スイッ
チ1Aの全体構成を示すブロック図である。本図におい
て近接スイッチ1Aは発振コイルLを含む発振回路2を
有しており、その出力は検波回路3に与えられる。検波
回路3はこの信号を検波するものであって、積分回路4
を介して第1の比較手段であるコンパレータ5に与えら
れる。コンパレータ5には発振回路2の定常的な出力レ
ベルより低い積分出力に相当するレベルに閾値Vref1を
有しており、このレベル以下の信号が検出されれば出力
回路6を介して外部に物体検知信号を出力するものであ
る。又発振回路2には第2の比較手段であるコンパレー
タ7が接続される。コンパレータ7は発振回路2の定常
的な発振レベルより高いレベルに閾値Vref2が設定され
ており、この閾値を越える場合に信号を積分回路8に与
えるものである。積分回路8はこの信号を直流成分に変
換し、その出力をコンパレータ9に与える。コンパレー
タ9には所定の閾値Vref3が設定されており、このレベ
ルを越える場合に制御回路10に相互干渉状態を報知す
る信号を与える。制御回路10はランダムなオンディレ
ー回路を有し、コンパレータ3からの出力が停止するま
で周波数の切換信号を周波数調整回路11に与える。周
波数調整回路11は発振回路2の発振周波数を所定方向
に順次変化させるものである。
【0009】図2(a),(b)は周波数調整回路11
及び発振回路2の異なった例を示すブロック図である。
図2(a)においては、発振回路2は発振コイルL及び
コンデンサC0によって共振回路が構成され、これと並
列にコンデンサC1とトランジスタQ1,・・・コンデ
ンサC2とトランジスタQ2から成るスイッチ回路が並
列に接続されている。そしてこれらのトランジスタQ1
・・Q2はスイッチング用のトランジスタであって、オ
ン状態ではそのトランジスタに直列接続されているコン
デンサC1・・C2が共振回路のコンデンサとして付加
され、これによって共振周波数が変化する。トランジス
タQ1,Q2には図示のようにコード変換回路110が
接続されている。コード変換回路110は例えばクロッ
ク発振器とその出力を計数するバイナリカウンタを有
し、バイナリカウンタの並列出力が夫々トランジスタQ
1・・Q2に与えられる。そして周波数コントロール信
号によって発振を開始してその計数出力によってトラン
ジスタQ1からQ2が順次オン状態となり、ラッチ信号
によって発振を停止させる。こうすれば発振回路2の発
振周波数は所定時間毎に断続的に変化することとなる。
【0010】又図2(b)は他の例による周波数切換回
路の構成を示す図である。本実施例ではコイルLとコン
デンサC0に並列にスイッチC3及び可変容量ダイオー
ドD1の直列接続体を並列に接続する。そして可変容量
ダイオードD1には電圧調整回路111が接続されてい
る。電圧調整回路111は制御回路10からのコントロ
ール信号が与えられれば、のこぎり形の信号を発生させ
て可変容量ダイオードD1の端子電圧を徐々に上昇させ
る。そしてコンパレータ9からの出力が停止した後一定
時間後に保持信号が得られればその電圧を保持すること
によって可変容量ダイオードの静電容量値を保持する。
こうすれば電圧調整回路111により連続的に可変容量
ダイオードD1に与える直流電圧を変化させることによ
ってその容量が変化し、発振周波数が変化することとな
る。
【0011】次に本実施例の動作について図3のタイム
チャートを参照しつつ説明する。本図において(a)〜
(f)は図1に示すa〜fの各部の波形を示している。
図1に示す近接スイッチ1Aの近傍に他の近接スイッチ
がなければ、図3の時刻t0〜t1の間に示すように発振回
路2は定常的な発振状態を続けている。そして近接する
物体がなければ発振回路2の出力は一定であり、コンパ
レータ5からは出力が得られず物体検知信号も出力され
ない。
【0012】さて近接スイッチ1の近傍に他の高周波発
振型近接スイッチ20が接近したものとする。そうすれ
ば他の近接スイッチ20より近接スイッチ1Aの発振コ
イルLが図3(b)に示すように誘起電圧を受ける。従
って発振回路2の発振振幅は図2(a)の時刻t2以後に
示すように、うなり現象によって変動することとなる。
この変動の周期は近接スイッチ1Aと20の発振周波数
の差に相当している。さてこのようなうなり現象が発生
すれば、発振振幅が低下する瞬間があるため、検波回路
3,積分回路4を介して得られる出力レベルも周期的に
低下し、コンパレータ5を介して外部に図3(c)に示
すような誤った物体検知信号が出力される。一方閾値V
ref2を越える時間帯があるため、コンパレータ7より図
3(d)に示すような信号が周期的に得られることとな
る。この信号を積分回路8によって積分すれば図3
(e)に示すような信号となり、閾値Vref3で弁別する
ことによって図3(f)に示す信号が得られる。この信
号は制御回路10に与えられる。制御回路10では前述
したようにランダムなオンディレー型のタイマを有し、
その出力が周波数調整回路11、例えば図2(a)に示
すコード変換回路110に信号が与えられる。従って周
期毎にバイナリ出力がトランジスタQ1・・Q2に与え
られ、これらが順次導通することによって発振回路2の
発振周波数が変化する。そして隣接する近接スイッチと
の相互干渉がなくなり、発振回路2の出力が閾値Vref2
以下となればコンパレータ7より出力が得られなくなる
ため、そのスイッチ状態で発振周波数が固定されること
となる。従って自動的に近接スイッチ間の相互干渉状態
を防止することができる。
【0013】尚本実施例では制御回路10をランダムな
オンディレー時間を有する制御回路を用いているが、こ
れは近接スイッチ20も本実施例の近接スイッチ1Aと
同様に周波数を切換える構造となっている場合には、同
じタイミングで周波数が切換えられることとなり、相互
干渉が治まらなくなるのを防止するためである。又図2
(b)に示すように可変容量型ダイオードD1を用いて
発振周波数を連続的に変化させるようにしても同様に相
互干渉を防止することができる。
【0014】図4は本発明の第2実施例による近接スイ
ッチ1Bの構成を示すブロック図であり、前述した第1
実施例と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略
する。本実施例ではコンパレータ9の出力は表示器12
に与えられる。表示器12は相互干渉状態を外部に表示
するものである。又この近接スイッチ1Bには外部調整
端子13を介して周波数調整回路11が接続される。周
波数調整回路11は例えば図2(a),(b)に示すも
のであってもよく、バリアブルコンデンサ等発振回路2
の発振周波数を直接切換えることができるものであって
もよい。この場合には表示器12の表示に基づいて操作
者が任意に発振周波数を変化させることによって表示器
12の点灯がなくなるまで発振周波数を変え、相互干渉
状態を防止することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、発振回路の発振レベルより高いレベルに閾値を有す
る第2の比較手段を用いており、この出力に基づいて自
動的に発振回路の発振周波数を変化させ、又は表示器を
点灯させて発振周波数の調整を促している。従って発振
周波数を変化させることによって相互干渉状態を防止す
ることができ、使用時の安全性を向上させることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による近接スイッチの構成
を示すブロック図である。
【図2】(a),(b)は夫々周波数調整回路11の異
なる例を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図4】本発明の第2実施例の近接スイッチの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B,20 近接スイッチ 2 発振回路 3 検波回路 4,8 積分回路 5,7,9 コンパレータ 10 制御回路 11 周波数調整回路 12 表示器 13 周波数調整端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−337921(JP,A) 実開 平3−58040(JP,U) 実開 平4−99333(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/945

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振回路と、前記発振回路の出力レベル
    の低下を検知する第1の比較手段とを有する近接スイッ
    チにおいて、 前記発振回路の物体が近接しない状態での出力レベルを
    越える閾値レベルを有し、該閾値レベルを発振回路の出
    力が該閾値レベルを越えるときに相互干渉の警報を出力
    する第2の比較手段と、 前記第2の比較手段より比較信号が得られたときに前記
    発振回路の発振出力を変化させる周波数調整手段と、を
    具備することを特徴とする近接スイッチ。
  2. 【請求項2】 発振回路と、前記発振回路の出力レベル
    の低下を検知する第1の比較手段とを有する近接スイッ
    チにおいて、 前記発振回路の物体が近接しない状態での出力レベルを
    越える閾値レベルを有し、該閾値レベルを発振回路の出
    力が該閾値レベルを越えるときに相互干渉の警報を出力
    する第2の比較手段と、 前記第2の比較手段の出力によって動作する表示手段
    と、 前記発振回路の発振出力を変化させる周波数調整手段
    と、を具備することを特徴とする近接スイッチ。
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