JP3230553B2 - 水平位置測定装置 - Google Patents

水平位置測定装置

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JP3230553B2
JP3230553B2 JP04013494A JP4013494A JP3230553B2 JP 3230553 B2 JP3230553 B2 JP 3230553B2 JP 04013494 A JP04013494 A JP 04013494A JP 4013494 A JP4013494 A JP 4013494A JP 3230553 B2 JP3230553 B2 JP 3230553B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に管体を敷設する
トンネル機械にあって、そのトンネル先端に位置するヘ
ッドの水平方向の位置を測定する水平位置測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】まず、はじめに、管体として例えば地下
通信ケーブル収納管を敷設する比較的小口径のトンネル
機械の構成について、図6を用いて説明する。本トンネ
ル機械17は、ヘッド角修正機能を持つトンネル機械本
体18と、このトンネル機械本体18に続けて埋設管
(管体)19を押し込む押管装置20と、この押管装置
20等に動力を供給する油圧装置21と、この油圧装置
21等を操作する操作盤22とを備えている。ヘッド2
3には、このヘッド23の水平方向の位置を検知するた
めの送信コイル24が搭載されている。押管装置20
は、埋設管19を油圧で1本ずつ押し込むようになって
いる。このとき、オペレータWは、ヘッド23の角度を
逐次修正し、埋設計画線に沿うように方向修正を行う。
ヘッド23等の寸法については、例えば、ヘッド23の
直径が34cm、埋設管19の長さが2.5m、同埋設
管19の直径が32cmである。
【0003】次に、ヘッド23の水平方向の位置を測定
する装置について説明する。この装置は、図7に示すよ
うに、ヘッド23に、軸心が鉛直となるように送信コイ
ル24を設け、この送信コイル24に、発進坑内の発信
器(図示せず)から交流電流を給電するようになってい
る。そして、送信コイル24から発せられた交流磁界に
よって地上の受信コイル32に誘起された電圧をコイル
誘起電圧測定器40により測定し、その電圧によりヘッ
ド23の水平方向の位置を算出するシステムになってい
る。
【0004】図7の下方には、地中を進むヘッド23に
設けた発信部25が示され、その上方には、地上に設置
された受信部26が示されている。発信部25は、ヘッ
ド23内に設けた送信コイル24と、この送信コイル2
4を上端部に保持する長尺の揺動体27と、この揺動体
27の下部に一体に形成された重り部27aと、揺動体
27を回転自在に支持するボールベアリング28とを備
えている。
【0005】ボールベアリング28は、回転と傾斜に対
応できる2軸のものであり、重り部27aの重力作用に
より、送信コイル24の軸心が常に鉛直方向を向くよう
に揺動体27を支持するようになっている。
【0006】受信部26は、携帯用ベルト29を有する
ケース30と、このケース30の左右に、ボールベアリ
ング31を介して回転自在に支持された一対の受信コイ
ル32とを備えている。ケース30は、透明アクリル板
33より形成されている。また、一対の受信コイル32
は、図7及び図8に示すように、鎖交面が正対し、かつ
受信コイル32自身の重力作用により鉛直となるように
ボールベアリング31を介してケース30に取り付けら
れている。すなわち、一対の受信コイル32は、それぞ
れボールベアリング31によって常に鉛直方向に垂れ下
がっており、その鎖交面が平行に向き合っている。ま
た、埋設管19の埋設計画線に沿うように、地面にはガ
イドラインGが設けてある。
【0007】したがって、埋設管19の押込量から知ら
れるヘッド23の進行地点において、一対の受信コイル
32の鎖交面がガイドラインGをまたいで、同ガイドラ
インGとほぼ平行になるようにケース30を単に置くの
みで、ヘッド23の水平方向の位置測定の準備が終了す
る。
【0008】次に、ヘッド23の水平方向の位置を測定
する原理を、図9を用いて説明する。まず、送信コイル
24に電気を供給して、同送信コイル24から地上に向
けて磁力線(磁力)Kを発生させておく。そして、受信
コイル32間の中心をガイドラインGに合わせ、かつ受
信コイル32の鎖交面をガイドラインGに平行にして、
ケース30を地面に置く。トンネル機械先端、すなわち
ヘッド23が図のようにガイドラインGから左にYだけ
ずれているとする。このとき、右の受信コイル32の方
が左の受信コイル32より多くの磁力線Kがコイル内を
とおる。したがって、図に示すように右の受信コイル3
2に誘起される誘起電圧VRは左の受信コイル32に誘
起される誘起電圧VLより大きくなる。逆にヘッド23
がガイドラインGから右にYだけずれている場合は誘起
電圧VRは誘起電圧VLより小さくなる。また、ヘッド
23がガイドラインGに一致する場合は誘起電圧VR=
誘起電圧VLとなる。これにより、ヘッド23のガイド
ラインGに対する水平方向のずれ量Yを算出する近似式
は、以下のように導き出せる。ただし、同一特性を有す
る2個の受信コイル32は、ガイドラインGを中心にし
て、鎖交面が隔離2Lで正対し、かつ鉛直になるように
設置されているとする。発進坑からみて左を正とし、左
側の受信コイル32への誘起電圧をVL、右側の受信コ
イル32への誘起電圧をVRとすると、2個の受信コイ
ル32の対称軸に対するヘッド23の水平方向のずれ量
Yは、 Y=(VR−VL)L/(VR+VL)………(1) となる。すなわち、このずれ量Yによって、ヘッド23
のガイドラインGに対する水平方向の位置が測定され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記で述べた従来のヘ
ッド23の水平位置測定装置においては、測定の度に、
作業者がわざわざ、ヘッド23の進行地点まで行き、同
地点に受信部26をセットして測定を行っていた。現在
のトンネル機械においてヘッド23の方向制御はオペレ
ータWがヘッド角を埋設管1本(2.5m)毎に変化さ
せて行っている。したがって、ヘッド23の水平位置測
定も埋設管1本(2.5m)毎に行っていた。しかし、
今後、施工品質をより向上させるためには、方向制御の
高精度化を行う必要があり、埋設管1本毎の水平位置情
報では不足で、よりきめの細かい、例えば10cm毎あ
るいは連続的に、ヘッド23の水平方向の位置を測定す
る必要がある。もし、従来の装置を用いて、例えば10
cm毎にヘッドの水平方向の位置を測定しようとすれ
ば、埋設管1本で25回も受信部26を作業者がセット
しなおさなければならなくなり、非常に非効率である。
さらに、連続的にヘッド23の水平位置を測定すること
はほとんど不可能である。
【0010】本発明の目的は、上記の点に鑑みて、きめ
細かくあるいは連続的にヘッドの水平方向の位置の測定
を行える水平位置測定装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、地中内を進むヘッド(23)の進行方向
を制御するとともに、このヘッド(23)に続けて管体
(19)を押し込むことによって、埋設計画線のとおり
に管体(19)を敷設するトンネル機械(17)にあっ
て、前記ヘッド(23)の水平方向の位置を測定する水
平位置測定装置において、前記埋設計画線に沿うように
地面に設けたガイドライン(G)と、このガイドライン
(G)に沿って走行するガイドライン追従走行装置
(1)と、前記ヘッド(23)に設けた送信コイル(2
4)と、前記ガイドライン(G)をまたぐようにして前
記ガイドライン追従走行装置(1)の左右に設け、前記
送信コイル(24)から発する磁力を検知して、ガイド
ライン(G)に対するヘッド(23)の水平方向のずれ
量を特定する水平位置特定用受信コイル(32)と、こ
の水平位置特定用受信コイル(32)によって得たデー
タを前記ヘッド(23)の制御側に送信するデータ送信
器(8)とを具備してなり、前記水平位置特定用受信コ
イル(32)より得たデータに基づいて、ガイドライン
(G)に対するヘッド(23)の水平方向のずれ量を測
定することを特徴としている。
【0012】また、上記ガイドライン追従走行装置
(1)には、送信コイル(24)から発する磁力を検知
して、ヘッド(23)のガイドライン(G)に沿う進行
方向の位置を特定する進行位置特定用受信コイル(2)
を設け、この進行位置特定用受信コイル(2)によって
特定されたヘッド(23)の進行位置に合わせてガイド
ライン追従走行装置(1)を移動するようすることが好
ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、ガイドライン(G)に沿っ
て、ガイドライン追従走行装置(1)が走行し、この間
に、ガイドライン(G)に対するヘッド(23)のずれ
量を、ヘッド(23)内に設けた送信コイル(24)
と、ガイドライン追従走行装置(1)に設けた受信コイ
ル(32)とを介して測定することができる。したがっ
て、従来のように、測定の度に作業者がヘッド(23)
の進行位置に行って、ヘッド(23)とガイドライン
(G)とのずれ量を測定する必要がないから、極めて能
率よく、ヘッド(23)の水平方向の位置を測定するこ
とができる。しかも、ヘッド(23)の位置を例えば1
0cm毎のようにきめ細かく測定することも、またヘッ
ド(23)の位置を連続的に測定することも、なんらの
困難もなく容易に行うことができる。
【0014】また、ガイドライン追従走行装置(1)
に、ヘッド(23)の進行位置特定用受信コイル(2)
を設けたものにあっては、ヘッド(23)の進行が間欠
的であっても、このヘッド(23)の真上にガイドライ
ン追従走行装置(1)を常に位置させておくことができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照
しながら説明する。ただし、図7〜図9に示す従来例の
構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説
明を簡略化する。
【0016】図1は本発明の水平位置測定装置の全体
図、図2は本発明の水平位置測定装置の上面図である。
本装置は、主として、図1及び図2に示すように、埋設
管19(図6参照)の埋設計画線に沿うように地面に設
けたガイドラインGと、このガイドラインGに沿って走
行するガイドライン追従走行装置1と、地中内を進行す
るヘッド23と、このヘッド23の発信部25に設けた
送信コイル24(図3参照)と、ガイドライン追従走行
装置1の左右にガイドラインGをまたぐようにして設
け、前記送信コイル24から発する磁力を検知し、ガイ
ドラインGに対するヘッド23の水平方向のずれ量を特
定する受信コイル(水平位置特定用受信コイル)32
と、この受信コイル32によって得たデータをヘッド2
3の制御側に送信するデータ送信器8とを具備するもの
である。そして、ガイドライン追従走行装置1には、送
信コイル24から発する磁力を検知して、ヘッド23の
ガイドラインGに沿う進行位置を特定する受信コイル
(進行位置特定用受信コイル)2が設けられている。
【0017】上記ガイドラインGは、地面に張り付けら
れた光反射率の高いガイドテープによって構成されてい
る。また、ガイドライン追従走行装置1は、直方体状の
車体1aを有しており、この車体1aの四隅部には走行
用の車輪3が設けられている。各車輪3はモータ4によ
って駆動されるようになっており、車体1aの幅方向の
中心位置には、ガイドラインGの位置を検知するガイド
テープ検知センサ5が設けられている。
【0018】受信コイル32は、車体1aの両側面に、
その鎖交面を平行に対向させて設けられている。なお、
この一対の受信コイル32は、図7に示す受信部26と
同様のものから構成されている。すなわち、図7で示す
ケース30の内壁部30a間の下側のアクリル板33を
取り外し、これによってできた空洞部分を車体1aに上
側から嵌め込んでいる。したがって、図1に示すよう
に、受信コイル32の鎖交面がガイドライン追従走行装
置3の側面に平行になるように取り付けられる。また、
ガイドラインGに対するヘッド23の水平方向のずれ量
を測定する原理は従来例と同様であるので説明を省略す
る。
【0019】また、車体1aには、図2に示すように、
各受信コイル32に誘起された電圧を測定するコイル誘
起電圧測定器6が設けられているとともに、このコイル
誘起電圧測定器6の測定結果からヘッド23のガイドラ
インGに対する水平方向のずれ量を演算する水平位置演
算部7が設けられている。さらに、車体1aには、水平
位置演算部7で算出された水平方向のずれ量を遠く離れ
たオペレータWの受信器に送信するデータ送信器8が設
けられている。
【0020】受信コイル2は、図3に示すように、車体
1aの先端部と後端部にあって、ボールベアリング9に
よって吊り下げられた状態になっており、常にその鎖交
面が平行に対向するようになっている。そして、各受信
コイル2は、受信コイル32の軸心Aからの距離Lが前
方及び後方において等しい位置に設けられている。
【0021】これらの受信コイル2によって、ガイドラ
イン追従走行装置1を位置決めする原理を図3を用いて
説明する。この図では、後方の受信コイル2の近くにヘ
ッド23の先端が位置しており、前方の受信コイル2に
誘起される誘起電圧VFは後方の受信コイル2に誘起さ
れる誘起電圧VBより大きくなる。逆に前方の受信コイ
ル2の近くにヘッド23の先端が位置していれば、誘起
電圧VFは誘起電圧VBより小さくなる。また、ヘッド
23の先端が受信コイル32の軸心Aに位置すれば、す
なわちヘッド23が前後の受信コイル2間の中心に位置
すれば、誘起電圧VF=誘起電圧VBとなる。そこで、 誘起電圧VF<誘起電圧VBの場合:走行装置1を前進 誘起電圧VF>誘起電圧VBの場合:走行装置1を後退 誘起電圧VF=誘起電圧VBの場合:走行装置1を停止 のようにガイドライン追従走行装置1を制御すれば受信
コイル32の軸心Aをヘッド23の先端部に常時位置さ
せることができる。すなわち、このような原理で、各モ
ータ3を駆動し、受信コイル32の軸心Aをヘッド23
の先端部に一致させるようになっている。
【0022】ガイドテープ検知センサ5は、図4に示す
ように、2つの光源51a、51bと、2つの受光セン
サ52a、52bと、これらを収納するケース53とを
備えている。光源51a、51b、受光センサ52a、
52bはケース53に斜めに取り付けられており、光源
51a、51bより出た光が地面上のガイドラインGで
反射して、その光が受光センサ52a、52bに当たる
ようになっている。そして、このガイドテープ検知セン
サ5はガイドライン追従走行装置1の幅方向の中心に取
り付けられているので、ガイドラインGからの反射を検
知することによって、ガイドライン追従走行装置1の幅
方向の中心をガイドラインGの通りに位置させることが
可能になっている。
【0023】すなわち、図5はガイドテープ検知センサ
5を用いてガイドライン追従走行装置1をガイドライン
Gに沿って走行させる原理を示している。まずはじめ
に、図5(b)のようにガイドラインGがガイドライン
追従走行装置1の中心に位置しているとする。このと
き、2つの受光センサ52a、52bが受け取る光量は
ほぼ同じであるため、ほぼ同じ電圧を出力する。これを
増幅してガイドライン追従走行装置1のモータ4を駆動
させる。すると左右の車輪3の回転数はほぼ同じになる
ためガイドライン追従走行装置1は直進する。
【0024】しかし、地面からの雑音や電気系統の雑音
によりガイドライン追従走行装置1の中心がガイドライ
ンGから外れ、図5(a)、図5(c)のようになる。
図5(a)の場合、右側の光源51bから出た光はガイ
ドラインGで反射して右側の受光センサ52bによって
受光される。地面よりガイドラインGのほうが反射率が
高いので、受光センサ52bのほうが受光センサ52a
より高い電圧を出力する。したがって、左側の車輪3の
回転数のほうが右側より多くなり、ガイドライン追従走
行装置1は右側に方向を変える。
【0025】このため、ガイドライン追従走行装置1の
幅方向の中心はガイドラインGに近づいてきて、図5
(b)の状態になる。また、図5(c)の場合も同様
に、ガイドライン追従走行装置1が左側に方向を変える
のでガイドライン追従走行装置1の幅方向の中心はガイ
ドラインGに近づいていく。以上のような原理でガイド
ライン追従走行装置1の幅方向の中心はガイドラインG
に追従するようになる。また、図2において、符号10
は、モータ4その他の電気器のための電源である。
【0026】以上、本発明の水平位置測定装置の構成、
ヘッド23のガイドラインGに対するずれ量を測定する
原理、ガイドライン追従走行装置1における受信コイル
32の軸心を常にヘッド23の真上に位置決めする原
理、ガイドライン検知センサ5を用いたガイドライン追
従原理について詳しく説明した。
【0027】最後に、本発明の水平位置測定装置による
実際の水平位置測定方法について図1、図2及び図6を
用いて、以下に説明する。
【0028】(1)ガイドテープをガイドラインGとし
て埋設計画線に沿って地面(通常はアスファルトの舗装
道路)に張り付ける。トンネル機械17の1日の推進距
離は約20mなのでその距離だけ張り付ける。
【0029】(2)トンネル機械本体18の先端部、す
なわちヘッド23が埋設管19を押管装置20で押し込
むことによって前方に移動する。押し込みは埋設管1本
(2.5m)あたり6回行われる。1回の押し込み量は
約45cmで約1〜2分かけてゆっくり押し込まれる。
【0030】(3)ガイドライン追従走行装置1がヘッ
ド23の動きに追従して、ガイドラインG上を前方に走
行する。
【0031】(4)一定の時間毎に受信コイル32、コ
イル誘起電圧測定器6、水平位置演算部7によってヘッ
ド23のガイドラインGに対する水平方向のずれ量の測
定が行われ、データ送信器8によって水平位置データを
遠く離れたオペレータW側の受信器に送信する。この情
報を元にオペレータWはヘッド23の方向制御を行う。
なお、水平方向のずれ量に基づき、ヘッド23の方向を
自動的に制御する自動方向制御コントローラを用いても
よい。この場合には、オペレータWがヘッド23の方向
を制御する必要がない。
【0032】なお、上記実施例においては、ガイドライ
ンGとして光反射率の高いガイドテープを用い、かつこ
のガイドテープの位置を検知するガイドテープ検知セン
サ5を用いた例を示したが、このようなガイドテープの
代わりに導体線を用い、かつガイドテープ検知センサ5
の代わりに上記導体線まわりの磁界を検知する装置を用
いて、ガイドライン追従走行装置1を導体線に沿って追
従させるように構成してもよい。
【0033】また、上記実施例においては、ヘッド23
の進行方向の位置を特定するための受信コイル(進行位
置特定用受信コイル)2を設けた例を示したが、ヘッド
23が連続して一定の速度で移動するのであれば、この
速度と同じ一定の速度でガイドライン追従走行装置1を
走行するようにしておけばよく、この場合には受信コイ
ル2を用いた構成にしなくてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガイドラインに沿って、ガイドライン追従走行装置が走
行し、この間に、ガイドラインに対するヘッドのずれ量
を、ヘッド内に設けた送信コイルと、ガイドライン追従
走行装置に設けた受信コイルとを介して測定することが
できる。したがって、従来のように、測定の度に作業者
がヘッドの進行位置に行って、ヘッドとガイドラインと
のずれ量を測定する必要がないから、極めて能率よく、
ヘッドの水平方向の位置を測定することができる。しか
も、ヘッドの位置を例えば10cm毎のようにきめ細か
く測定することも、またヘッドの位置を連続的に測定す
ることも、なんらの困難もなく容易に行うことができ
る。
【0035】また、ガイドライン追従走行装置に、ヘッ
ドの進行位置特定用受信コイルを設けたものにあって
は、ヘッドの進行が間欠的であっても、このヘッドの真
上にガイドライン追従走行装置を常に位置させておくこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示した水平位置測定装
置の斜視図。
【図2】同水平位置測定装置のガイドライン追従走行装
置を示す上面図。
【図3】同水平位置測定装置のガイドライン追従走行装
置がヘッドに追従する原理を示した説明図。
【図4】同水平位置測定装置のガイドテープ検知センサ
を示す説明図。
【図5】同水平位置測定装置のガイドライン追従走行装
置がガイドラインに沿って走行する原理を示す説明図。
【図6】同水平位置測定装置を設けたトンネル機械の全
体構成を示す説明図。
【図7】従来例として示した水平位置測定装置を示す断
面図。
【図8】同水平位置測定装置の受信部を示した図であっ
て、図7のIIV 矢視図。
【図9】同水平位置測定装置でヘッドの位置を測定する
原理を示す説明図。
【符号の説明】
1 ガイドライン追従走行装置 2 進行位置特定用受信コイル(受信コイル) 8 データ送信器 17 トンネル機械 19 管体(埋設管) 23 ヘッド 24 送信コイル 32 水平位置特定用受信コイル(受信コイル) G ガイドライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−110915(JP,A) 特開 昭59−153113(JP,A) 特開 昭59−153189(JP,A) 特開 昭60−23594(JP,A) 特開 昭63−40095(JP,A) 特開 昭63−265110(JP,A) 特開 平5−125898(JP,A) 実開 平4−101103(JP,U) 特公 平2−59932(JP,B2) 本庄克彦、桑野博喜「センサ信号伝送 技術の研究−超音波を用いたエースモー ル用信号伝送−」NTT R&D、1993 年、Vol.42 No.7 pp.951 −958 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 7/06 G01C 15/00 E21D 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中内を進むヘッドの進行方向を制御す
    るとともに、このヘッドに続けて管体を押し込むことに
    よって、埋設計画線のとおりに管体を敷設するトンネル
    機械にあって、前記ヘッドの水平方向の位置を測定する
    水平位置測定装置において、 前記埋設計画線に沿うように地面に設けたガイドライン
    と、このガイドラインに沿って走行するガイドライン追
    従走行装置と、前記ヘッドに設けた送信コイルと、前記
    ガイドラインをまたぐようにして前記ガイドライン追従
    走行装置の左右に設け、前記送信コイルから発する磁力
    を検知して、ガイドラインに対するヘッドの水平方向の
    ずれ量を特定する水平位置特定用受信コイルと、この水
    平位置特定用受信コイルによって得たデータを前記ヘッ
    ドの制御側に送信するデータ送信器とを具備してなり、
    前記水平位置特定用受信コイルより得たデータに基づい
    て、ガイドラインに対するヘッドの水平方向のずれ量を
    測定することを特徴とする水平位置測定装置。
  2. 【請求項2】 ガイドライン追従走行装置には、送信コ
    イルから発する磁力を検知して、ヘッドのガイドライン
    に沿う進行方向の位置を特定する進行位置特定用受信コ
    イルを設けてなり、この進行位置特定用受信コイルによ
    って特定されたヘッドの進行位置に合わせてガイドライ
    ン追従走行装置を移動するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の水平位置測定装置。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
本庄克彦、桑野博喜「センサ信号伝送技術の研究−超音波を用いたエースモール用信号伝送−」NTT R&D、1993年、Vol.42 No.7 pp.951−958

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JPH07248227A (ja) 1995-09-26

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