JP3229938U - リユーザブルバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな形態にでき、より利便性を向上させたリユーザブルバッグを提供する。【解決手段】リユーザブルバッグ1は、バッグ11a〜11dと、芯棒12と、を備え、バッグ11a〜11dは、柔軟性を有する袋状のバッグ本体11aと、バッグ本体11aの外面から突設され、バッグ本体11aと芯棒12とを連結する連結部11bと、を有し、芯棒12は、バッグ本体11aと連結部11bとが巻き回される軸部を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、リユーザブルバッグに関するものである。
従来から、消費者が、スーパーやコンビニエンスストア等での買い物の際にもらうレジ袋を大量に消費することで、地球環境に悪影響を与えているという問題が存在していた。
このため、近年では、買い物の際に、繰り返しの使用が可能なリユーザブルバッグを持ち歩いくスタイルが広く普及している。
特に現在、日本国内において、レジ袋有料化が実施されている背景から、リユーザブルバッグに対する需要が、全国的に増加している。
上記のような需要に対するアイデアとして、例えば、特許文献1には、ランチョンマット及び手提げ袋の二重の機能を有するリユーザブルバッグに関する発明が記載されている。
このリユーザブルバッグは、平面状のランチョンマットの周縁に挿通された手提げ紐を引っ張ることで、ランチョンマットが袋状となり、弁当箱が完全にランチョンマットの内側に包み込まれた態様となる。
実用新案登録第3225932号公報
しかしながら、特許文献1に記載のリユーザブルバッグは、折り畳める仕様等にはなっておらず携帯性については特に考慮されていない。このため、特許文献1に記載のリユーザブルバッグは、例えば、不使用時に別の鞄等に収納する際に嵩張り、持ち歩きに不便であるという問題が存在する。
本考案は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、コンパクトな形態にでき、より利便性を向上させたリユーザブルバッグを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は、バッグと、芯棒と、を備え、
前記バッグは、柔軟性を有する袋状のバッグ本体と、前記バッグ本体の外面から突設され、前記バッグ本体と前記芯棒とを連結する連結部と、有し、
前記芯棒は、前記バッグ本体と前記連結部とが巻き回される軸部を有する。
本考案によれば、本リユーザブルバッグの不使用時に、軸部にバッグ本体と連結部とを巻き回すことで、簡便かつ迅速にコンパクトな形態とすることができ、例えば鞄のポケット等任意の箇所に容易に収納しておくことが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記連結部における前記軸部の軸方向の長さは、前記バッグ本体における前記軸方向の長さの半分以下に構成されている。
このような構成とすることで、バッグ本体を軸方向に折り畳んでから、軸部に巻き回すことができ、本リユーザブルバッグを、よりコンパクトな形態とすることが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記バッグ本体は、前記軸部の軸方向と略垂直方向に延びる折り目線を有し、
前記折り目線は、前記軸部の軸方向に沿って間隔を空けて複数設けられている。
このような構成とすることで、バッグ本体の軸方向に沿った折り畳み作業を迅速に行うことができ、また、不要な嵩張りも防止することが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記折り目線は、前記軸部の軸方向に沿って略一定の間隔を空けて複数設けられ、前記連結部における前記軸部の軸方向の長さは、前記間隔以下に構成されている。
このような構成とすることで、本リユーザブルバッグを、連結部の軸方向に沿った長さまで折り畳むことができ、よりコンパクトな形態とすることが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記バッグは、前記バッグ本体の開口端から、開口方向に沿って突設された、長尺体の持ち手部を有する。
このような構成とすることで、バッグ本体に所定の物品を収容した際の持ち運びが容易となる。
本考案の好ましい形態では、前記バッグは、前記持ち手部の一端を、前記バッグ本体に対して着脱可能に取付ける取付け機構を有する。
このような構成とすることで、芯棒に巻き回したバッグ本体に持ち手部を巻き付け、持ち手部を締結等することで、持ち手部を、コンパクトな形態を維持する留め具として機能させることが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記取付け機構は、前記バッグ本体の開口端近傍に設けられ、前記持ち手部の一端が挿通される挿通孔と、前記持ち手部の一端を輪状体とする輪状体形成部と、を含む。
このような構成とすることで、簡易な構成でもって、持ち手部の一端の、バッグ本体への強固な取付け及びバッグ本体からの迅速な脱離作業を行うことが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記持ち手部は、帯状体であり、前記持ち手部の一方の面の端部には、第一係合部が設けられ、他方の面には、前記第一係合部と係合する第二係合部が設けられている。
このような構成とすることで、簡便に、持ち手部を留め具として機能させることが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記芯棒は、その少なくとも一方の端部に、ストッパー部を有し、前記ストッパー部には、前記軸部の軸方向と略垂直方向に広がる接触面が設けられている。
このような構成とすることで、芯棒に巻き回したバッグ本体が軸部の軸方向にズレることがなく、コンパクトな形態を安定して維持ことが可能となる。
本考案の好ましい形態では、前記芯棒は、その少なくとも一方の端部に、貫通孔を有する。
このような構成とすることで、使用者は、貫通孔に適宜ストラップを通すことができ、このストラップを介して所定の箇所にぶら下げて保管しておくことができ、また、ストラップにより好みの見た目とすることもできる。
本考案によれば、コンパクトな形態にでき、より利便性を向上させたリユーザブルバッグを提供することができる。
本考案の実施形態に係るリユーザブルバッグの概略斜視図である。 本考案の実施形態に係るリユーザブルバッグの正面図である。 本考案の実施形態に係る芯棒の概略斜視図である。 本考案の実施形態に係るリユーザブルバッグをコンパクトな形態とする際の手順説明図である。 本考案の実施形態に係るリユーザブルバッグをコンパクトな形態とする際の手順説明図である。 本考案の実施形態に係るリユーザブルバッグをコンパクトな形態とする際の手順説明図である。
以下、図面を用いて、本考案の実施形態に係るリユーザブルバッグについて説明する。
なお、以下に示す実施形態は本考案の一例であり、本考案を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号1は、本実施形態に係るリユーザブルバッグを示す。
図1〜図3に示すように、リユーザブルバッグ1は、バッグ11と、芯棒12と、を備えている。
バッグ11は、柔軟性を有する袋状のバッグ本体11aと、バッグ本体11aの外面から突設され、バッグ本体11aと芯棒12とを連結する連結部11bと、バッグ本体11aの開口端から、開口方向に沿って突設された、長尺体の持ち手部11cと、持ち手部11cの一端を、バッグ本体11aに対して着脱可能に取付ける取付け機構11dと、を有している。
バッグ本体11aは、特に図2に示されるように、正面視で略長方形状に構成され、後述する軸部12aの軸方向dと略垂直方向に延びる、複数の折り目線fを含む。
複数の折り目線fは、持ち手部11cの両端が取付けられている面A1、A2それぞれに、軸方向dに沿って略一定の間隔を空けて6本設けられている。
また、複数の折り目線fは、面A1、A2に連結し、バッグ本体11aのマチを形成する面A3、A4にも、それぞれの略中央に1本設けられている。
なお、バッグ本体11aには、面A3、A4により、一定の面積を有する底面が形成され、例えば、この底面の面積程度のサイズの弁当等を、傾けることなく、バッグ本体11aに収容することができる。
連結部11bは、略円筒状に構成され、バッグ本体11aの底部から突設されている。
また、連結部11bは、特に図2に示されるように、その軸方向dの長さL1が、面A1、A2に設けられた複数の折り目線fの間隔L2以下に構成されている。
持ち手部11cは、帯状体であり、その各端部が面A1、A2の中央上部に取付けられることで、面A1、A2に懸架されている。
また、持ち手部11cの一方の面の、面A2に取付けられている側の端部には、第一係合部t1(図4参照)が設けられ、他方の面には、第一係合部t1と係合する第二係合部t2が設けられている。
また、持ち手部11cの、面A1に取付けられている側の端部は、面A1に固着されている。
なお、本実施形態において、第一係合部t1及び第二係合部t2は、スナップボタンとして構成されているが、これに限られず、例えば面ファスナーを採用しても良い。
取付け機構11dは、バッグ本体11aの開口端近傍(面A2の上部)に設けられ、持ち手部11cの一端が挿通される挿通孔m1と、持ち手部11cの一端を輪状体とする輪状体形成部m2と、を含む、
輪状体形成部m2は、上記した第一係合部t1と、第一係合部t1と第二係合部t2との間に設けられた第三係合部t3と、により構成されている。
このように構成された取付け機構11dにより、持ち手部11cの一端が、図1に示すような状態となされる。
即ち、持ち手部11cの一端を挿通孔m1に挿通した状態で、輪状体形成部m2である第一係合部t1と第三係合部t3とにより、持ち手部11cの一端を輪状体とすることで、持ち手部11cの一端が、面A2に安定的に取付けられる。
芯棒12は、特に図3に示されるように、バッグ本体11aと連結部11bとが巻き回される軸部12aと、軸部12aの両端に設けられたストッパー部12bと、一方のストッパー部12b(第一ストッパー部12b1)に設けられた貫通孔12cと、を有している。
軸部12aには、連結部11bが挿通される、細長のスリット12a1が設けられている。
ストッパー部12bは、四方に窪みが形成された第一ストッパー部12b1と、略円盤状の第二ストッパー部12b2と、により構成されている。
また、各ストッパー部12b1、12b2には、軸部12aの軸方向dと略垂直方向に広がる接触面cが設けられている。
なお、ストッパー部12bは、軸部12aの何れか一方の端部のみに形成されていても良いし、軸部12aの両端が、第一ストッパー部12b1又は第二ストッパー部12b2の何れか一方のみで構成されていても良い。
貫通孔12cは、スリット12a1の貫通方向と略同一の方向に貫通して形成されている。
なお、貫通孔12cは、第一ストッパー部12b1と第二ストッパー部12b2の両方に設けられていても良い。
以下、図4〜図6を用いて、リユーザブルバッグ1をコンパクトな形態とする際の手順について説明する。
まず、使用者は、図4(a)に示すように、第一係合部t1と第三係合部t3との係合状態を解消し、持ち手部11cの一端を挿通孔m1から抜き出す。
次に、使用者は、図4(b)に示すように、面A3、A4に設けられた折り目線fにより、バッグ本体11aをマチ方向に沿って折り畳む。
なお、この際、面A1に設けられた各折り目線fと面A2に設けられた各折り目線fとが一致する。
次に、使用者は、図5(a)に示すように、面A1、A2に設けられた折り目線fにより、バッグ本体11aを、軸方向dに沿って折り畳む。
これにより、バッグ本体11aの軸方向dに沿った長さは、軸部12aの長さ以下となる。
次に、使用者は、図5(b)に示すように、軸方向dに沿って折り畳まれたバッグ本体11aを、連結部11bと共に軸部12aに巻き回す。
次に、使用者は、図6に示すように、軸部12aに巻き回されたバッグ本体11aの外周面に、持ち手部11cを巻き回し、第一係合部t1と第二係合部t2とを係合させる。
このように、本実施形態によれば、リユーザブルバッグ1の不使用時に、軸部12aにバッグ本体11aと連結部11bとを巻き回すことで、簡便かつ迅速にコンパクトな形態とすることができ、例えば鞄のポケット等任意の箇所に容易に収納しておくことが可能となる。
特に、本実施形態によれば、コンパクトな形態となされたリユーザブルバッグ1は、芯棒12を介して、常時持ち歩く携帯電話にストラップ感覚で取付けておくことができる。このため、使用者は、外出時にリユーザブルバッグ1を持ち出し忘れることがない。
また、折り目線fが軸方向dに沿って略一定の間隔を空けて複数設けられていることで、バッグ本体11aの軸方向dに沿った折り畳み作業を迅速に行うことができる上、不要な嵩張りも防止することが可能となる。
また、連結部11bにおける軸方向dの長さL1が複数の折り目線fの間隔L2以下に構成されていることで、リユーザブルバッグ1の軸方向dに沿った長さを、間隔L2と略同一の長さとなるまで折り畳むことができ、リユーザブルバッグ1をよりコンパクトな形態とすることが可能となる。
また、バッグ11が持ち手部11cを有することで、バッグ本体11aに所定の物品を収容した際の持ち運びが容易となる。
また、バッグ11が取付け機構11dを有することで、持ち手部11cを、コンパクトな形態を維持する留め具として機能させることが可能となる。
また、取付け機構11dが、挿通孔m1と、輪状体形成部m2と、を含むことで、簡易な構成でもって、持ち手部11cの一端の、バッグ本体11aへの強固な取付け及びバッグ本体11aからの迅速な脱離作業を行うことが可能となる。
また、持ち手部11cの一方の面の端部に第一係合部t1が設けられ、他方の面に第一係合部t1と係合する第二係合部t2が設けられていることで、簡便に、持ち手部11cを留め具として機能させることが可能となる。
また、芯棒12がストッパー部12bを有し、ストッパー部12bに軸方向dと略垂直方向に広がる接触面cが設けられていることで、芯棒12に巻き回したバッグ本体11aが軸方向dにズレることがなく、コンパクトな形態を安定して維持ことが可能となる。
また、芯棒12が一方の端部に貫通孔12cを有することで、使用者は、貫通孔12cに適宜ストラップを通すことができ、このストラップを介して所定の箇所にぶら下げて保管しておくことができ、また、ストラップにより好みの見た目とすることもできる。
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
1 リユーザブルバッグ
11 バッグ
11a バッグ本体
A1〜A4 面
f 折り目線
11b 連結部
11c 持ち手部
t1 第一係合部
t2 第二係合部
t3 第三係合部
11d 取付け機構
m1 挿通孔
m2 輪状体形成部
12 芯棒
12a 軸部
12b ストッパー部
12b1 第一ストッパー部
12b2 第二ストッパー部
c 接触面
12c 貫通孔
d 軸方向

Claims (10)

  1. バッグと、芯棒と、を備え、
    前記バッグは、柔軟性を有する袋状のバッグ本体と、前記バッグ本体の外面から突設され、前記バッグ本体と前記芯棒とを連結する連結部と、有し、
    前記芯棒は、前記バッグ本体と前記連結部とが巻き回される軸部を有するリユーザブルバッグ。
  2. 前記連結部における前記軸部の軸方向の長さは、前記バッグ本体における前記軸方向の長さの半分以下に構成されている、請求項1に記載のリユーザブルバッグ。
  3. 前記バッグ本体は、前記軸部の軸方向と略垂直方向に延びる折り目線を含み、
    前記折り目線は、前記軸部の軸方向に沿って間隔を空けて複数設けられている、請求項2に記載のリユーザブルバッグ。
  4. 前記折り目線は、前記軸部の軸方向に沿って略一定の間隔を空けて複数設けられ、
    前記連結部における前記軸部の軸方向の長さは、前記間隔以下に構成されている、請求項3に記載のリユーザブルバッグ。
  5. 前記バッグは、前記バッグ本体の開口端から、開口方向に沿って突設された、長尺体の持ち手部を有する、請求項1〜4の何れかに記載のリユーザブルバッグ。
  6. 前記バッグは、前記持ち手部の一端を、前記バッグ本体に対して着脱可能に取付ける取付け機構を有する、請求項5に記載のリユーザブルバッグ。
  7. 前記取付け機構は、前記バッグ本体の開口端近傍に設けられ、前記持ち手部の一端が挿通される挿通孔と、前記持ち手部の一端を輪状体とする輪状体形成部と、を含む、請求項6に記載のリユーザブルバッグ。
  8. 前記持ち手部は、帯状体であり、
    前記持ち手部の一方の面の端部には、第一係合部が設けられ、他方の面には、前記第一係合部と係合する第二係合部が設けられている、請求項5〜7の何れかに記載のリユーザブルバッグ。
  9. 前記芯棒は、その少なくとも一方の端部に、ストッパー部を有し、
    前記ストッパー部には、前記軸部の軸方向と略垂直方向に広がる接触面が設けられている、請求項1〜8の何れかに記載のリユーザブルバッグ。
  10. 前記芯棒は、その少なくとも一方の端部に設けられた、貫通孔を有する、請求項1〜9の何れかに記載のリユーザブルバッグ。
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