JP3229881U - 折り畳み椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】着座及び立ち上がりが楽であり構造がシンプルな折り畳み椅子を提供する。【解決手段】折り畳み椅子は、前フレーム4と、前フレーム4に回動可能に接続されている後脚フレームと、前フレーム4及び後脚フレームのそれぞれに回動可能に接続されている座部と、前フレーム4に回動可能に取り付けられ、回動により展開状態及び跳ね上げ状態を採ることができる補助取っ手26と、を備えている。補助取っ手26は、前フレーム4に固定された基部26aと、基部26aに回動可能に接続された回動フレーム32とを有している。基部26aは、上側に開放された溝を形成している。前フレーム4は、溝の内側に配置され且つ基部26aに回動可能に接続されている回動連結部を有している。展開状態において、回動フレーム32の底面が溝の底部40に支持されている。【選択図】図3
Description
本開示は、折り畳み椅子に関する。
折り畳みが可能であり、コンパクトに収納できる椅子が知られている。このような折り畳み椅子は、例えば、特開平6−269331号公報、特開平8−322671号公報、特開2001−231653号公報、特開2002−142903号公報及び特開2013−121383号公報に開示されている。これらの折り畳み椅子は、座部と背もたれ部とを有している。
本考案者は、折り畳み椅子の基本構造を維持した上で、着座時及び立ち上がり時における使用者の負担を軽減できる新機能を付加しうることを見出した。更に、この新機能が、シンプルで且つ強度に優れた構造で達成されうることを見出した。
本開示は、着座及び立ち上がりが楽であり構造がシンプルな折り畳み椅子を提供する。
一つの態様では、折り畳み椅子は、使用状態及び折り畳み状態が可能とされている。この折り畳み椅子は、背もたれ形成部及び前脚部を有する前フレームと、前記前フレームに回動可能に接続されている後脚フレームと、前記前フレーム及び前記後脚フレームのそれぞれに回動可能に接続されている座部と、前記前フレームに回動可能に取り付けられ、回動により展開状態及び跳ね上げ状態を採ることができる補助取っ手と、を備えている。前記補助取っ手が、前記前フレームに固定された基部と、前記基部に回動可能に接続された回動フレームとを有している。前記基部が、上側に開放された溝を形成している。前記回動フレームが、前記溝の内側に配置され且つ前記基部に回動可能に接続されている回動連結部を有している。前記展開状態において、前記回動フレームの底面が前記溝の底部に支持される。
一つの側面では、着座及び立ち上がりが楽であり構造がシンプルな折り畳み椅子が提供されうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。なお本願における「右側」、「左側」、「前側」及び「後側」は、使用状態の椅子に座った使用者から見たときの「右側」、「左側」、「前側」及び「後側」を意味する。
本願では、使用状態とされた椅子が水平面上に置かれた状態が、基準状態と定義される。この基準状態では、補助取っ手は展開状態である。特に説明した場合を除き、本願における上側及び下側とは、この基準状態において判断される。
図1は、第1実施形態の折り畳み椅子2の斜視図である。図1は、使用状態における斜視図である。図1では、折り畳み椅子2は基準状態にある。折り畳み椅子2は、汎用性の高い、標準的なサイズの折り畳み椅子である。折り畳み椅子2は、使用状態において、690mm〜800mm程度の高さと、410mm〜470mm程度の座面高さとを有しうる。もちろん、本開示の椅子において、高さや座面高さ等の寸法は限定されない。折り畳み椅子2は、折り畳み状態では、前記特許文献1から5に開示の椅子と同様に、全体として略平坦となり、コンパクトに収納されうる。折り畳み椅子2の構造は、左右対称である。
折り畳み椅子2は、前フレーム4と、後脚フレーム6と、座部8と、背もたれ10とを有する。前フレーム4は、前脚部12と、背もたれ形成部14とを有する。前脚部12は、使用状態において接地する接地部12aを有する。背もたれ形成部14に、背もたれ10が取り付けられている。背もたれ10は、背もたれ形成部14に固定された裏側支持部(図示されず)と、この裏側支持部を覆う背もたれ表層部10aとを有している。背もたれ表層部10aはクッション性を有している。背もたれ表層部10aはクッション性を有していなくてもよい。
座部8は、座フレーム16と、座面形成部18とを有している。座フレーム16の上側に座面形成部18が取り付けられている。座面形成部18は、座フレーム16に固定された座面支持部(図示されず)と、この座面支持部を覆う座面表層部18aとを有している。座面表層部18aはクッション性を有している。座面表層部18aはクッション性を有していなくてもよい。
前フレーム4は、パイプ材により形成されている。このパイプ材は、スチール製の丸パイプである。丸パイプに代えて、例えば、角パイプが用いられてもよい。市販のパイプ椅子に用いられている一般的な材質が、好適に用いられうる。前フレーム4は、1本のパイプ材を曲げることにより形成されている。前フレーム4は、1箇所で溶接されて、無端の環状部材とされている。曲げられているのは、前脚部12の接地部12aの左右両側の2箇所と、背もたれ形成部14である。前フレーム4において、これらの曲げられた部分以外は、真っ直ぐに延びている。前フレーム4は、パイプ材以外の材料により形成されてもよい。折り畳み椅子2の軽量性、強度及びコストの観点から、前フレーム4の材料は、パイプ材が好ましく、スチール製の丸パイプがより好ましい。
後脚フレーム6は、パイプ材により形成されている。このパイプ材は、スチール製の丸パイプである。丸パイプに代えて、例えば、角パイプが用いられてもよい。後脚フレーム6は、1本のパイプ材を曲げることにより形成されている。曲げられているのは、後脚フレーム6の接地部6aの左右両側の2箇所である。後脚フレーム6は、全体としてU字状に曲げられている。後脚フレーム6は、左右両側に、上端6bを有する。後脚フレーム6において、これらの曲げられた部分以外は、真っ直ぐに延びている。後脚フレーム6は、全体として、単一の平面内で曲げられている。後脚フレーム6は、パイプ材以外の材料により形成されてもよい。折り畳み椅子2の軽量性、強度及びコストの観点から、後脚フレーム6の材料は、パイプ材が好ましく、スチール製の丸パイプがより好ましい。後脚フレーム6の材質は、前フレーム4の材質と同じであるのが好ましい。
前フレーム4と後脚フレーム6とは、回動可能に接続されている。この接続は、直接的であってもよいし、間接的であってもよい。本実施形態では、前フレーム4と後脚フレーム6とは、リンク部材20を介して間接的に接続されている。前フレーム4と後脚フレーム6とは、直接的に接続されていてもよい。前フレーム4と後脚フレーム6との接続箇所は、左右それぞれ1箇所である。
前フレーム4は、右フレーム部4Rと左フレーム部4Lとを有する。右フレーム部4R及び左フレーム部4Lのそれぞれは、真っ直ぐに延びている。右フレーム部4R及び左フレーム部4Lのそれぞれは、前脚部12の一部と、背もたれ形成部14の一部とを含んでいる。右フレーム部4R及び左フレーム部4Lは、曲がっていても良い。
前フレーム4は、左右それぞれに、後脚フレーム6と回動可能に接続する回動接続部4aを有する。右側の回動接続部4a(図示されず)は、右フレーム部4Rに設けられている。左側の回動接続部4aは、左フレーム部4Lに設けられている。上述の通り、本実施形態では、各回動接続部4aは、リンク部材20を介して間接的に後脚フレーム6に接続している。
前フレーム4と座フレーム16(座部8)とは、回動可能に接続されている。この接続は、直接的であってもよいし。間接的であってもよい。本実施形態では、前フレーム4と座フレーム16とは、直接的に接続されている。前フレーム4と座フレーム16とは、リンク部材を介して間接的に接続されていてもよい。前フレーム4と座フレーム16との接続箇所は、左右それぞれ1箇所である。前フレーム4において、右側における座フレーム16との接続箇所は右フレーム部4Rに設けられており、左側における座フレーム16との接続箇所は左フレーム部4Lに設けられている。
後脚フレーム6と座フレーム16(座部8)とは、回動可能に接続されている。この接続は、直接的であってもよいし、間接的であってもよい。本実施形態では、後脚フレーム6と座フレーム16とは、リンク部材22を介して間接的に接続されている。後脚フレーム6と座フレーム16とは、直接的に接続されていてもよい。後脚フレーム6と座フレーム16との接続箇所は、左右それぞれ1箇所である。
後脚フレーム6の上端6bは、左右それぞれに設けられている。使用状態では、後脚フレーム6の上端6bのそれぞれが、前フレーム4に当接する。この当接により、後脚フレーム6は前フレーム4を後方から支持する。折り畳み状態では、これらの上端6bは前フレーム4から離れる。図示されていないが、後脚フレーム6の上端6bには、樹脂部材が取り付けられている。使用状態では、この樹脂部材が前フレーム4に当接する。この樹脂部材は、前フレーム4の傷つきを防止する。また、この樹脂部材は、前フレーム4に面接触する形状とされた当接面を有しており、安定的に前フレーム4を支持している。
前脚部12の接地部12aには、その左右1箇所ずつに、樹脂接地部材24が取り付けられている。後脚フレーム6の接地部6aにも、その左右1箇所ずつに、樹脂接地部材24が取り付けられている。これらの樹脂接地部材24は、椅子の使用時における接地の安定性を高めうる。
折り畳み椅子2は、左右一対の補助取っ手26を有する。補助取っ手26は、前フレーム4に取り付けられている。右側の補助取っ手26は、右フレーム部4Rに設けられている。左側の補助取っ手26は、左フレーム部4Lに設けられている。補助取っ手26の高さ位置は、座部8の上面と背もたれ10との間である。高さ位置とは、鉛直方向の位置である。
図2は、第2実施形態の折り畳み椅子30の斜視図である。図2は、使用状態における斜視図である。図2では、折り畳み椅子30は基準状態にある。折り畳み椅子30は、折り畳み椅子2に比べて座面が低い。この座面の高さは、一般的な座椅子よりは高い。この折り畳み椅子30は、高座椅子と分類されうる。この折り畳み椅子30は、使用状態において、500mm〜650mm程度の高さと、220mm〜400mm程度の座面高さとを有しうる。もちろん、本開示の椅子において、高さや座面高さ等の寸法は限定されない。折り畳み椅子30は、折り畳み状態では、前記特許文献1から5に開示の椅子と同様に、全体として略平坦となり、コンパクトに収納されうる。折り畳み椅子30の構造は、左右対称である。
折り畳み椅子30は、前フレーム4と、後脚フレーム6と、座部8と、背もたれ10とを有する。前フレーム4は、前脚部12と、背もたれ形成部14とを有する。前脚部12は、使用状態において接地する接地部12aを有する。背もたれ形成部14に、背もたれ10が取り付けられている。背もたれ10は、背もたれ形成部14に固定された裏側支持部10b(後述の図3(a)及び図3(b)参照)と、この裏側支持部10bを覆う背もたれ表層部10aとを有している。背もたれ表層部10aはクッション性を有している。背もたれ表層部10aはクッション性を有していなくてもよい。
座部8は、座フレーム16と、座面形成部18とを有している。座フレーム16の上側に座面形成部18が取り付けられている。座面形成部18は、座フレーム16に固定された座面支持部(図示されず)と、この座面支持部を覆う座面表層部18aとを有している。座面表層部18aはクッション性を有している。座面表層部18aはクッション性を有していなくてもよい。
前フレーム4は、パイプ材により形成されている。このパイプ材は、スチール製の丸パイプである。丸パイプに代えて、例えば、角パイプが用いられてもよい。前フレーム4は、1本のパイプ材を曲げることにより形成されている。前フレーム4は、1箇所で溶接されることで、無端の環状部材とされている。曲げられているのは、前脚部12の接地部12aの左右両側の2箇所と、背もたれ形成部14である。前フレーム4において、これらの曲げられた部分以外は、真っ直ぐに延びている。前フレーム4は、パイプ材以外の材料により形成されてもよい。折り畳み椅子2の軽量性、強度及びコストの観点から、前フレーム4の材料は、パイプ材が好ましく、スチール製の丸パイプがより好ましい。
後脚フレーム6は、パイプ材により形成されている。このパイプ材は、スチール製の丸パイプである。丸パイプに代えて、例えば、角パイプが用いられてもよい。後脚フレーム6は、1本のパイプ材を曲げることにより形成されている。曲げられているのは、後脚フレーム6の接地部6aの左右両側の2箇所である。後脚フレーム6は、全体としてU字状に曲げられている。後脚フレーム6は、左右両側に、上端6bを有する。後脚フレーム6において、これらの曲げられた部分以外は、真っ直ぐに延びている。後脚フレーム6は、全体として、単一の平面内で曲げられている。後脚フレーム6は、パイプ材以外の材料により形成されてもよい。折り畳み椅子2の軽量性、強度及びコストの観点から、後脚フレーム6の材料は、パイプ材が好ましく、スチール製の丸パイプがより好ましい。
前フレーム4と後脚フレーム6とは、回動可能に接続されている。この接続は、直接的であってもよいし、間接的であってもよい。本実施形態では、前フレーム4と後脚フレーム6とは、リンク部材20を介して間接的に接続されている。前フレーム4と後脚フレーム6との接続箇所は、左右それぞれ1箇所である。
前フレーム4は、右フレーム部4Rと左フレーム部4Lとを有する。右フレーム部4R及び左フレーム部4Lのそれぞれは、真っ直ぐに延びている。右フレーム部4R及び左フレーム部4Lのそれぞれは、前脚部12の一部と、背もたれ形成部14の一部とを含んでいる。
前フレーム4は、左右それぞれに、後脚フレーム6と回動可能に接続する回動接続部4aを有する。右側の回動接続部4a(図示されず)は、右フレーム部4Rに設けられている。左側の回動接続部4aは、左フレーム部4Lに設けられている。上述の通り、本実施形態では、各回動接続部4aはリンク部材20を介して間接的に後脚フレーム6に接続している。
前フレーム4と座フレーム16(座部8)とは、回動可能に接続されている。この接続は、直接的であってもよいし、間接的であってもよい。本実施形態では、前フレーム4と座フレーム16とは、直接的に接続されている。前フレーム4と座フレーム16との接続箇所は、左右それぞれ1箇所である。前フレーム4において、右側における座フレーム16との接続箇所は右フレーム部4Rに設けられており、左側における座フレーム16との接続箇所は左フレーム部4Lに設けられている。
後脚フレーム6と座フレーム16(座部8)とは、回動可能に接続されている。この接続は、直接的であってもよいし、間接的であってもよい。本実施形態では、後脚フレーム6と座フレーム16とは、リンク部材22を介して間接的に接続されている。後脚フレーム6と座フレーム16との接続箇所は、左右それぞれ1箇所である。
使用状態では、後脚フレーム6の上端6bのそれぞれが、前フレーム4に当接する。この当接により、後脚フレーム6は前フレーム4を後方から支持する。折り畳み状態では、これらの上端6bは前フレーム4から離れる。図示されていないが、後脚フレーム6の上端6bには、樹脂部材が取り付けられている。使用状態では、この樹脂部材が前フレーム4に当接する。この樹脂部材は、前フレーム4の傷つきを防止すると共に、前フレーム4の支持を確実にする。
前脚部12の接地部12aには、その左右1箇所ずつに、樹脂接地部材24が取り付けられている。後脚フレーム6の接地部6aにも、その左右1箇所ずつに、樹脂接地部材24が取り付けられている。これらの樹脂接地部材24は、椅子の使用時における接地の安定性を高めうる。
折り畳み椅子30は、左右一対の補助取っ手26を有する。補助取っ手26は、前フレーム4に取り付けられている。右側の補助取っ手26は、右フレーム部4Rに設けられている。左側の補助取っ手26は、左フレーム部4Lに設けられている。補助取っ手26の高さ位置は、座部8の上面と背もたれ10との間である。高さ位置とは、鉛直方向の位置である。
以上に説明された折り畳み椅子2、30において、補助取っ手26以外の部分の構造は、折り畳み椅子の基本構造である。この基本構造は、一例にすぎない。本開示において、折り畳み椅子の基本構造は限定されず、例えば上記特許文献1から5に記載の基本構造が採用されうる。上記各実施形態ではリンク部材20及びリンク部材22が用いられているが、これらは用いられなくても良い。前フレーム4と後脚フレーム6との間、前フレーム4と座フレーム16との間、及び、後脚フレーム6と座フレーム16との間について、接続位置及びリンク部材の有無は、椅子の使用状態及び折り畳み状態を達成できるように設定されうる。
第1実施形態の折り畳み椅子2と第2実施形態の折り畳み椅子30とで、補助取っ手26の構造は同じである。また、左側の補助取っ手26と右側の補助取っ手26とは同じ構造である。以下、補助取っ手26の構造を説明する。
図3(a)は、補助取っ手26の側面図である。この側面図は、基準状態の折り畳み椅子30の側面図の一部を拡大した図である。図3(b)は、補助取っ手26を折り畳んだ状態の側面図である。図3(a)及び図3(b)は、折り畳み椅子30(図2)における補助取っ手26の側面図であるが、折り畳み椅子2(図1)においても、補助取っ手26の構造は同じである。図3(a)及び図3(b)では、折り畳み椅子30は、使用状態にあり、且つ水平面に置かれている。
補助取っ手26は、展開状態と跳ね上げ状態とを採ることができる。図3(a)は、展開状態の補助取っ手26を示す。図3(b)は、跳ね上げ状態の補助取っ手26を示す。折り畳み椅子全体の使用状態と区別するため、補助取っ手26の使用状態が、展開状態と称される。折り畳み椅子全体の折り畳み状態と区別するため、補助取っ手26の折り畳み状態が、跳ね上げ状態と称される。補助取っ手26の状態変化は、折り畳み椅子全体の状態変化に連動していない。折り畳み椅子30が使用状態であるか折り畳み状態であるかに関わらず、補助取っ手26は展開状態及び跳ね上げ状態の両方を採ることができる。また、補助取っ手26の状態変化は、左右で独立している。このように、補助取っ手26の回動は、自由度に優れる。
補助取っ手26は、基部26aと、回動部26bとを有する。基部26aは、前フレーム4に固定されている。26aは、前フレーム4に溶接されている。回動部26bは、基部26aに、回動可能に連結されている。基部26aの材質は、前フレーム4の材質と同じとされうる。
図4は、折り畳み椅子30が基準状態にあるときの補助取っ手26を上側から見た平面図である。図5は、折り畳み椅子30が基準状態にあるときの補助取っ手26を前側から見た正面図である。
回動部26bは、回動フレーム32と、上層部34とを有している。上層部34は、例えば、芯体を布等のクッション材で覆った構造とされうる。クッション材は、無くてもよい。芯体がクッション性のない部材で覆われていてもよい。図3(a)が示すように、展開状態において、上層部34は回動フレーム32の上側に固定されている。上層部34の厚みT1(図3(a))は限定されず、例えば15mm以上25mm以下とされうる。回動フレーム32の材質は、前フレーム4の材質と同じとされうる。
図3(a)が示すように、展開状態の回動フレーム32は、その一端部が基部26aによって支持されている。回動フレーム32の他端部は、自由端である。展開状態において、回動フレーム32は、基部26aのみにより支持されている。
回動部26bの回動フレーム32が、基部26aに、回動可能に連結されている。補助取っ手26は、回動軸36を有する。基部26aと回動フレーム32とは、回動軸36により連結されている。回動フレーム32(回動部26b)は、この回動軸36を中心として回動する。
図5が示すように、基部26aは、溝形の断面形状を有している。基部26aは、その上側が開放されている。基部26aは、その上側が開放されることで、その内部に溝m1を形成している。溝m1(基部26a)は、底部40と、互いに対向する側面部42とを有する。
回動フレーム32は、回動連結部32aを有する。回動連結部32aは、基部26aの溝m1の内側に配置されている。回動連結部32aの幅は、側面部42同士の対向距離に略等しい。すなわち、回動連結部32aの幅は、溝m1の幅に略等しい。回動連結部32aと側面部42との間には、隙間がない。ただし、補助取っ手26の回動抵抗が過大とならないように、回動連結部32aの幅及び溝m1の幅が調整されている。補助取っ手26の左右方向のガタツキが過大とならない程度に、回動連結部32aと側面部42との間に僅かな隙間が設けられてもよい。
図4及び図5が示すように、回動軸36は、回動連結部32aと、その両側の側面部42を貫通している。この回動軸36を中心として、回動フレーム32(補助取っ手26)が回動する。図5が示すように、回動軸36は、頭部36aと、軸部36bと、塑性変形部36cとを有する。軸部36bは、基部26a(両側の側面部42)及び回動連結部32aを貫通している。頭部36aは、軸部36bの一端側に設けられている。塑性変形部36cは、軸部36bの他端側に形成されている。
頭部36a及び塑性変形部36cは、軸部36bよりも太い。側面部42及び回動連結部32aには貫通孔が設けられており、これらの貫通孔を、軸部36bが貫通している。回動軸36は、その他端を塑性変形させて塑性変形部36cを形成することで、固定されている。このため、回動軸36は、長期間の使用によっても、緩みにくい。
回動軸36には、ワッシャー等の回動摩擦低減部材は設けられていない。頭部36bは、側面部42の外面に直接的に当接している。同様に、塑性変形部36cは、側面部42の外面に直接的に当接している。この単純な構造のほうが、補助取っ手26のガタツキを抑制できることが分かった。また、この単純な構造により、補助取っ手26の取付状態(ガタツキ、回転抵抗等)の調整は容易である。
図3(a)が示すように、展開状態(基準状態)において、回動部26bの延在方向は、座部8の上面に略平行である。展開状態(基準状態)において、回動部26bの延在方向は、略水平である。この延在方向は、水平方向に対して、±15°程度の誤差があってもよい。
図3(b)が示すように、跳ね上げ状態において、回動部26bの延在方向は、前フレーム4の直線に沿った部分(右フレーム部4R又は左フレーム部4L)に略平行である。この延在方向は、前フレーム4の直線に沿った部分の延在方向に対して、±15°程度の角度差があってもよい。この角度差を抑制するために、基部26aの長さと上層部34の厚みとが調整されている(図3(b)参照)。
図6(a)は展開状態における回動軸36近傍の拡大断面図である。図6(b)は跳ね上げ状態における回動軸36近傍の拡大断面図である。
回動部26bの回動範囲は、展開状態(図3(a))から跳ね上げ状態(図3(b))までである。展開状態は、回動部26bの回動範囲における下側の限界である。跳ね上げ状態は、回動部26bの回動範囲における上側の限界である。
展開状態では、回動フレーム32の底面32bが溝m1の底部40に当たることで、補助取っ手26の回動が規制される(図6(a)参照)。図6(a)に示されるように、展開状態において、底面32bは、底部40に面接触していてもよい。また、展開状態において、底面32bは、底部40の前端40aに線接触(又は点接触)していてもよい。回動フレーム32の底面32bが底部40に面接触するように設計した場合でも、量産時には、寸法公差に起因して、底面32bが底部40に線接触(又は点接触)となる個体が生じうる。この線接触(又は点接触)の場合でも、補助取っ手26は、十分な耐荷重強度を有しうる。
跳ね上げ状態では、上層部34が前フレーム4又は背もたれ10に当たることで、補助取っ手26の回動が規制される。図3(b)が示すように、跳ね上げ状態では、補助取っ手26の先端P1が前フレーム4の最上点P2よりも下側に位置している。最上点P2は、前フレーム4の直線に沿った部分(右フレーム部4R、左フレーム部4L)の中心線C1の方向における最上点とされうる。最上点P2を通り中心線C1に対して垂直は平面をPL1とすると、補助取っ手26の先端P1は、平面PL1よりも下側に位置する。この構成により、折り畳み椅子をよりコンパクトに収納することが可能となる。
折り畳み椅子2(図1)及び折り畳み椅子30(図2)のいずれにおいても、補助取っ手26は、通常の肘掛けの位置よりも低い位置にある。座部8の上面からの補助取っ手26の上面の高さは、例えば、110mm以上150mm以下、更には120mm以上140mm以下とされうる。この高さは、座部8の上面から補助取っ手26の上面までの高さである。この高さは、基準状態の折り畳み椅子2において、鉛直方向に沿って測定される。この高さは、肘を置くには低すぎる。補助取っ手26は、肘掛けには適さない。
着座の際に、使用者は、補助取っ手26を把持しながら着座することができる。座っている状態から立ち上がる際に、使用者は、補助取っ手26を把持しながら立ち上がることができる。補助取っ手26は、着座時及び立ち上がり時における使用者の負担を軽減する。
また、補助取っ手26が低い位置に取り付けられているため、補助取っ手26に体重を預けた際において、折り畳み椅子2、30の安定性は高い。
従来の折り畳み椅子が、比較的軽量で動きやすく、着座時及び立ち上がり時に不安定となりうる。これに対して、折り畳み椅子2、30では、補助取っ手26を両手で把持することで、着座時及び立ち上がり時において椅子を安定させることができる。更に、上述の通り、特に足腰の弱い高齢者等に対して、着座時及び立ち上がり時における負担を軽減することができる。これらの機能は、高齢者や幼児などには、特に有効である。
このような優れた機能を備えながらも、折り畳み椅子2、30の構造はシンプルである。上述のように、補助取っ手26は、単純に回動するだけで、展開状態と跳ね上げ状態との切り替えができる。補助取っ手26の回動は、折り畳み椅子の折り畳み機構と連動していない。このため、補助取っ手26を回動させるためのリンク機構は不要となり。折り畳み椅子の構造をシンプルとすることができる。この構造は、折り畳み椅子2、30の製造コストを低下させる。
着座及び立ち上がりの際に把持される補助取っ手26には、使用者の体重が掛かる。補助取っ手26には大きな荷重が作用しうる。この点に鑑み、補助取っ手26を下側から支持するリンク部材を設けることが考えられる。しかし、補助取っ手26を下側から支持するリンク部材を設けつつ、補助取っ手26の折り畳みを実現しようとすると、折り畳みの機構が複雑となる。この複雑な機構は、部品のコスト及び組み立てコストを増加させる。更に、この複雑な構造は、量産時の不良率を増加させる。これらに起因して、椅子の製造コストが増加する。上記折り畳み椅子2、30では、シンプルな構造により、製造コストを低下させることができる。
補助取っ手26の耐荷重性を高める観点から、前フレーム4を曲げて補助取っ手に相当する部分を形成することも考えられる。この場合も、当該曲げ工程が必要となり、且つ、折り畳みのリンク機構を別途設ける必要が生ずる。このため製造コストが増加する。また、前フレーム4が曲げられているため、折り畳み時のコンパクト性が低下する。上記折り畳み椅子2、30は、シンプルな構造に起因して製造コストが低く、折り畳み時のコンパクト性にも優れている。
折り畳み椅子2、30における補助取っ手26の構造は、単純でありながら、耐荷重性が高いことが明らかとなった。基準状態の折り畳み椅子30において、補助取っ手26に錘を載せて耐荷重強度を確認した。左右の補助取っ手26を橋渡すように平板を補助取っ手26の上に置き、この平板の上に錘を載せた。平板は、補助取っ手26の上面の全長に亘って接触するように置かれた。100kgの錘を載せて5分間放置したが、補助取っ手26及び折り畳み椅子30全体に、破損や変形は生じなかった。この試験に供された椅子では、上記展開状態において、底面32bと底部40との接触状態は、面接触ではなく、線接触であった。線接触であっても耐荷重性は高いことが確認された。
補助取っ手26の基部26aは、好ましくは溶接によって、前フレーム4に固定されている。この強固に固定された基部26aに回動軸36を設け、この回動軸36で回動フレーム32を回動可能に支持すると共に、溝m1の底部40で回動フレーム32を下方から支持する構造は、耐荷重性に優れることが判明した。また、補助取っ手26の回動抵抗及びその左右方向におけるガタツキ度合いは、基部26aの側面部42同士の間隔によって容易に調節することができる。このため、補助取っ手26の設計及び組み立ては容易であり、補助取っ手26の組み付け状態に関する品質管理も容易である。
図4において両矢印L1で示されるのは、回動軸36の中心からの回動部26bの長さである。肘掛けとしてではなく、着座時及び立ち上がり時の取っ手として用いられるため、補助取っ手26は長さを必要としない。また、荷重の作用点が回動軸36から遠くなると、荷重による回転モーメントが増大し、耐荷重性が低下しうる。これらの観点から、長さL1は、285mm以下が好ましく、250mm以下がより好ましく、200mm以下がより好ましく、180mm以下がより好ましい。把持性の観点から、長さL1は、140mm以上が好ましく、150mm以上がより好ましく、160mm以上がより好ましい。折り畳み椅子2、30では、長さL1は160mmとされた。
図6(a)及び図6(b)がよく示すように、回動フレーム32の後端と前フレーム4との間には隙間が設けられている。回動フレーム32の回動の全範囲において、回動フレーム32と前フレーム4との間には、隙間が存在する。この隙間が上層部34の厚みを吸収することで、跳ね上げ状態において回動フレーム32が前フレーム4と平行になりやすい(図3(b)参照)。回動フレーム32(補助取っ手26)と前フレーム4とが略平行となることで、折り畳んだ際に椅子をコンパクトとすることができる。
図6(a)において両矢印L2で示されているのは、回動フレーム32が展開状態にあるときの、回動フレーム32の後端と前フレーム4との間の隙間距離である。この隙間距離L2は、側面視における側面部42の上縁42aと前フレーム4との交点P3を基点として測定される。また、隙間距離L2は、基準状態の折り畳み椅子2、30において、水平方向に沿って測定される。跳ね上げ状態におけるコンパクト性及び耐荷重強度の観点から、隙間距離L2は、40mm以下が好ましく、35mm以下がより好ましく、30mm以下がより好ましい。上層部34の厚みを吸収して、跳ね上げ状態において補助取っ手26と前フレーム4とを略平行とする観点から、隙間距離L2は、16mm以上が好ましく、18mm以上がより好ましく、20mm以上がより好ましい。折り畳み椅子2、30では、隙間距離L2は25mmとされた。
前述の通り、基部26aは、上側が開放された溝形の断面形状を有している。基部26aの断面形状は、回動フレーム32の断面形状に対応している。上記実施形態では、回動フレーム32の断面形状が四角形(正方形)である。これに対応して、基部26aの断面形状は、角溝形状となっている。このため、回動フレーム32の両側面が基部26aの側面部42に略隙間無く沿うことができる。また、展開状態において、回動フレーム32の底面32bが底部40に安定的に当接することができる。
図7は、変形例の折り畳み椅子における、補助取っ手26を前方から見た正面図である。図5との対比から理解できるように、図7の実施形態では、回動フレーム32の断面形状及び基部26aの断面形状が、図5の実施形態と相違する。図5の実施形態では、回動フレーム32に角パイプが用いられている。これに対して、図7の実施形態では、回動フレーム32の断面形状が円形である。図7の実施形態では、回動フレーム32は、丸パイプにより形成されている。基部26aは、上側が開放された溝形の断面形状を有することは図5の実施形態と共通であるが、その断面形状がU字形である点で図5の実施形態と異なる。
図5の実施形態と同じく、図7の実施形態でも、基部26aの断面形状は、回動フレーム32の断面形状に対応している。本実施形態では、回動フレーム32の断面形状が円形である。これに対応して、基部26aの断面形状は、U字形となっている。基部26aの底部40の曲率は、回動フレーム32の外周面の曲率に略等しい。このため、回動フレーム32の両側面が基部26aの側面部42に略隙間無く沿うことができる。また、展開状態において、回動フレーム32の底面32bが底部40に安定的に当接することができる。
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
使用状態及び折り畳み状態が可能とされた折り畳み椅子であって、
背もたれ形成部及び前脚部を有する前フレームと、
前記前フレームに回動可能に接続されている後脚フレームと、
前記前フレーム及び前記後脚フレームのそれぞれに回動可能に接続されている座部と、
前記前フレームに回動可能に取り付けられ、回動により展開状態及び跳ね上げ状態を採ることができる補助取っ手と、
を備えており、
前記補助取っ手が、前記前フレームに固定された基部と、前記基部に回動可能に接続された回動フレームとを有しており、
前記基部が、上側に開放された溝を形成しており、
前記回動フレームが、前記溝の内側に配置され且つ前記基部に回動可能に接続されている回動連結部を有しており、
前記展開状態において、前記回動フレームの底面が前記溝の底部に支持される折り畳み椅子。
[付記2]
前記展開状態において、前記補助取っ手が前記基部のみにより支持されている付記1に記載の折り畳み椅子。
[付記3]
前記基部が、前記前フレームに溶接されている付記1又は2に記載の折り畳み椅子。
[付記4]
前記座部の上面からの前記補助取っ手の上面の高さが150mm以下である付記1から3のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
[付記5]
前記跳ね上げ状態において、前記補助取っ手の先端が前記前フレームの最上点よりも下側に位置している付記1から4のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
[付記6]
前記基部に前記回動連結部を回動可能に接続する回動軸が設けられており、
前記回動軸が、前記基部及び前記回動連結部を貫通する軸部と、前記軸部の一端側に設けられた頭部と、前記軸部の他端側に形成された塑性変形部とを有しており、
前記回動軸が、その他端を塑性変形させて前記塑性変形部を形成することで固定されている付記1から5のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
[付記1]
使用状態及び折り畳み状態が可能とされた折り畳み椅子であって、
背もたれ形成部及び前脚部を有する前フレームと、
前記前フレームに回動可能に接続されている後脚フレームと、
前記前フレーム及び前記後脚フレームのそれぞれに回動可能に接続されている座部と、
前記前フレームに回動可能に取り付けられ、回動により展開状態及び跳ね上げ状態を採ることができる補助取っ手と、
を備えており、
前記補助取っ手が、前記前フレームに固定された基部と、前記基部に回動可能に接続された回動フレームとを有しており、
前記基部が、上側に開放された溝を形成しており、
前記回動フレームが、前記溝の内側に配置され且つ前記基部に回動可能に接続されている回動連結部を有しており、
前記展開状態において、前記回動フレームの底面が前記溝の底部に支持される折り畳み椅子。
[付記2]
前記展開状態において、前記補助取っ手が前記基部のみにより支持されている付記1に記載の折り畳み椅子。
[付記3]
前記基部が、前記前フレームに溶接されている付記1又は2に記載の折り畳み椅子。
[付記4]
前記座部の上面からの前記補助取っ手の上面の高さが150mm以下である付記1から3のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
[付記5]
前記跳ね上げ状態において、前記補助取っ手の先端が前記前フレームの最上点よりも下側に位置している付記1から4のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
[付記6]
前記基部に前記回動連結部を回動可能に接続する回動軸が設けられており、
前記回動軸が、前記基部及び前記回動連結部を貫通する軸部と、前記軸部の一端側に設けられた頭部と、前記軸部の他端側に形成された塑性変形部とを有しており、
前記回動軸が、その他端を塑性変形させて前記塑性変形部を形成することで固定されている付記1から5のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
本願には、請求項(独立形式請求項を含む)に係る考案に含まれない他の考案も開示されている。本願の請求項及び実施形態に記載されたそれぞれの形態、部材、構成及びそれらの組み合わせは、それぞれが有する作用効果に基づく考案として認識される。
前記各実施形態で示されたそれぞれの形態、部材、構成等は、これら実施形態の全ての形態、部材又は構成をそなえなくても、個々に、本願請求項に係る考案をはじめとした、本願記載の全考案に適用されうる。
2・・・折り畳み椅子
4・・・前フレーム
4R・・・右フレーム部
4L・・・左フレーム部
6・・・後脚フレーム
8・・・座部
10・・・背もたれ
12・・・前脚部
14・・・背もたれ形成部
16・・・座フレーム
18・・・座面形成部
20・・・リンク部材
26・・・補助取っ手
26a・・・基部
26b・・・回動部
30・・・折り畳み椅子
32・・・回動フレーム
32a・・・回動連結部
32b・・・底面
36・・・回動軸
40・・・溝の底部
m1・・・溝
4・・・前フレーム
4R・・・右フレーム部
4L・・・左フレーム部
6・・・後脚フレーム
8・・・座部
10・・・背もたれ
12・・・前脚部
14・・・背もたれ形成部
16・・・座フレーム
18・・・座面形成部
20・・・リンク部材
26・・・補助取っ手
26a・・・基部
26b・・・回動部
30・・・折り畳み椅子
32・・・回動フレーム
32a・・・回動連結部
32b・・・底面
36・・・回動軸
40・・・溝の底部
m1・・・溝
Claims (6)
- 使用状態及び折り畳み状態が可能とされた折り畳み椅子であって、
背もたれ形成部及び前脚部を有する前フレームと、
前記前フレームに回動可能に接続されている後脚フレームと、
前記前フレーム及び前記後脚フレームのそれぞれに回動可能に接続されている座部と、
前記前フレームに回動可能に取り付けられ、回動により展開状態及び跳ね上げ状態を採ることができる補助取っ手と、
を備えており、
前記補助取っ手が、前記前フレームに固定された基部と、前記基部に回動可能に接続された回動フレームとを有しており、
前記基部が、上側に開放された溝を形成しており、
前記回動フレームが、前記溝の内側に配置され且つ前記基部に回動可能に接続されている回動連結部を有しており、
前記展開状態において、前記回動フレームの底面が前記溝の底部に支持される折り畳み椅子。 - 前記展開状態において、前記補助取っ手が前記基部のみにより支持されている請求項1に記載の折り畳み椅子。
- 前記基部が、前記前フレームに溶接されている請求項1又は2に記載の折り畳み椅子。
- 前記座部の上面からの前記補助取っ手の上面の高さが150mm以下である請求項1から3のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
- 前記跳ね上げ状態において、前記補助取っ手の先端が前記前フレームの最上点よりも下側に位置している請求項1から4のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
- 前記基部に前記回動連結部を回動可能に接続する回動軸が設けられており、
前記回動軸が、前記基部及び前記回動連結部を貫通する軸部と、前記軸部の一端側に設けられた頭部と、前記軸部の他端側に形成された塑性変形部とを有しており、
前記回動軸が、その他端を塑性変形させて前記塑性変形部を形成することで固定されている請求項1から5のいずれか1項に記載の折り畳み椅子。
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