JP3229727B2 - 密封容器 - Google Patents
密封容器Info
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- JP3229727B2 JP3229727B2 JP23222293A JP23222293A JP3229727B2 JP 3229727 B2 JP3229727 B2 JP 3229727B2 JP 23222293 A JP23222293 A JP 23222293A JP 23222293 A JP23222293 A JP 23222293A JP 3229727 B2 JP3229727 B2 JP 3229727B2
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- Japan
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- lid
- opening
- container
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を密封状態で収納
するための密封容器に係り、特に液体を密封状態で収納
したままで冷凍保存するのに好適に用いられる密封容器
に関するものである。
するための密封容器に係り、特に液体を密封状態で収納
したままで冷凍保存するのに好適に用いられる密封容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密封容器としては、硬質
樹脂からなるカップ形状の容器本体と軟質樹脂からなる
蓋体とを組み合わせて構成される合成樹脂製のものが一
般に広く使用されている。
樹脂からなるカップ形状の容器本体と軟質樹脂からなる
蓋体とを組み合わせて構成される合成樹脂製のものが一
般に広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた密
封容器は、密封性に優れていることから食品等を冷蔵庫
にて保存する場合に多用されているが、飲料等の液体を
収納して冷凍保存した場合に、液体が凍って膨張し中の
空気が圧縮されその圧力で蓋体が外れてしまうという問
題点があった。
封容器は、密封性に優れていることから食品等を冷蔵庫
にて保存する場合に多用されているが、飲料等の液体を
収納して冷凍保存した場合に、液体が凍って膨張し中の
空気が圧縮されその圧力で蓋体が外れてしまうという問
題点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、液体を収
納した状態で冷凍保存しても蓋体が外れることのない密
封容器を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、液体を収
納した状態で冷凍保存しても蓋体が外れることのない密
封容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カップ形状をした硬質樹脂製の容器本体
とこの容器本体に被せる軟質樹脂製の蓋体とからなる密
封容器において、前記容器本体が開口部の先端に周設さ
れた外向きのフランジ部と、開口部の内面上部に形成さ
れたごく僅かな高さの縦方向リブとを一体に設けた構成
とされ、前記蓋体が前記フランジ部の外縁に嵌合係止さ
せられる外筒と、この外筒の内側に間隙を有して配され
るとともに前記開口部の内面上部に案内される内筒と、
この内筒の外周面に周状に形成され前記開口部の内面に
当接する突条とを一体に設けた構成とされていることを
特徴とするものである。
に、本発明は、カップ形状をした硬質樹脂製の容器本体
とこの容器本体に被せる軟質樹脂製の蓋体とからなる密
封容器において、前記容器本体が開口部の先端に周設さ
れた外向きのフランジ部と、開口部の内面上部に形成さ
れたごく僅かな高さの縦方向リブとを一体に設けた構成
とされ、前記蓋体が前記フランジ部の外縁に嵌合係止さ
せられる外筒と、この外筒の内側に間隙を有して配され
るとともに前記開口部の内面上部に案内される内筒と、
この内筒の外周面に周状に形成され前記開口部の内面に
当接する突条とを一体に設けた構成とされていることを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】上述の構成からなる本発明の密封容器では、蓋
体を容器本体に被せた際に、容器本体の開口部の内面上
部にある縦方向リブが蓋体における内筒の外周面にある
突条と当接することによりその両側に僅かな隙間を形成
し、この隙間が圧縮された空気を逃がすように作用す
る。
体を容器本体に被せた際に、容器本体の開口部の内面上
部にある縦方向リブが蓋体における内筒の外周面にある
突条と当接することによりその両側に僅かな隙間を形成
し、この隙間が圧縮された空気を逃がすように作用す
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0008】図1は本発明に係る密封容器をその容器本
体と蓋体を離した状態で示す半断面図、図2は蓋体の上
面図、図3は蓋体の底面図、図4は蓋体の一部拡大断面
図である。
体と蓋体を離した状態で示す半断面図、図2は蓋体の上
面図、図3は蓋体の底面図、図4は蓋体の一部拡大断面
図である。
【0009】容器本体1はポリプロピレン、高密度ポリ
エチレン等の硬質樹脂をカップ形状に成形して作成され
たもので、開口部11の先端に周設された外向きのフラ
ンジ部12を有しており、開口部11の内面上部にはご
く僅かな高さの縦方向リブ13が1本設けられている。
この縦方向リブ13は容器本体1を射出成形した後でシ
ボ加工により形成したものであり、幅0.5〜1.0m
m、高さ0.02〜0.05mmで形成してある。ま
た、長さとしては、後述する蓋体2の内筒22外周面に
周設されている突条26,27の下側突条27よりも閉
蓋時に下方となればよく、特に決まっているものではな
い。通常は、5〜15mm程度のものである。なお、縦
方向リブ13の下側に周設されている突条14は、成形
後コア側に残すために設けているだけのものであり、特
に必要なものではない。また、本実施例の密封容器は母
乳を保存しておくためのものであり、容器本体1には図
示の如くその胴部外周面に目盛が表示されている。
エチレン等の硬質樹脂をカップ形状に成形して作成され
たもので、開口部11の先端に周設された外向きのフラ
ンジ部12を有しており、開口部11の内面上部にはご
く僅かな高さの縦方向リブ13が1本設けられている。
この縦方向リブ13は容器本体1を射出成形した後でシ
ボ加工により形成したものであり、幅0.5〜1.0m
m、高さ0.02〜0.05mmで形成してある。ま
た、長さとしては、後述する蓋体2の内筒22外周面に
周設されている突条26,27の下側突条27よりも閉
蓋時に下方となればよく、特に決まっているものではな
い。通常は、5〜15mm程度のものである。なお、縦
方向リブ13の下側に周設されている突条14は、成形
後コア側に残すために設けているだけのものであり、特
に必要なものではない。また、本実施例の密封容器は母
乳を保存しておくためのものであり、容器本体1には図
示の如くその胴部外周面に目盛が表示されている。
【0010】蓋体2は低密度ポリエチレンなどの可撓性
を有する軟質樹脂で成形されたもので、外筒21とその
内側に間隙を有して配された内筒22を有する。外筒2
1にはその下端に段付きの拡大部分23とこの拡大部分
23の一部に鍔部24が設けられ、その内周面に容器本
体1のフランジ部12と嵌合係止するための突条25が
周設されており、内筒22にはその外周面に2本の突条
26,27が周設されている。そして、図4に示すよう
に、外筒21はその内径が容器本体1のフランジ部12
の径より僅かに大きく、かつ突条25の内径がフランジ
部12の径より僅かに小さくなるように形成されてお
り、内筒22はその外径が容器本体1の開口部11の内
径より僅かに小さく、かつ突条25,26の外径が開口
部11の内径より僅かに大きくなるように形成されてい
る。
を有する軟質樹脂で成形されたもので、外筒21とその
内側に間隙を有して配された内筒22を有する。外筒2
1にはその下端に段付きの拡大部分23とこの拡大部分
23の一部に鍔部24が設けられ、その内周面に容器本
体1のフランジ部12と嵌合係止するための突条25が
周設されており、内筒22にはその外周面に2本の突条
26,27が周設されている。そして、図4に示すよう
に、外筒21はその内径が容器本体1のフランジ部12
の径より僅かに大きく、かつ突条25の内径がフランジ
部12の径より僅かに小さくなるように形成されてお
り、内筒22はその外径が容器本体1の開口部11の内
径より僅かに小さく、かつ突条25,26の外径が開口
部11の内径より僅かに大きくなるように形成されてい
る。
【0011】容器本体1に蓋体2を被せて押し込むと、
図5に示すように、容器本体1のフランジ部12の外端
が蓋体2における外筒21内周面の突条25と天面の間
に嵌入するとともに、蓋体2の内筒22外周面の突条2
6,27が容器本体1の開口部11の内面に圧接して密
封状態で蓋がされる。この場合、容器本体1の開口部1
1の内面上部にある縦方向リブ13が突条26,27と
当接し、図6に示すようにその両側に僅かな隙間Cが形
成される。
図5に示すように、容器本体1のフランジ部12の外端
が蓋体2における外筒21内周面の突条25と天面の間
に嵌入するとともに、蓋体2の内筒22外周面の突条2
6,27が容器本体1の開口部11の内面に圧接して密
封状態で蓋がされる。この場合、容器本体1の開口部1
1の内面上部にある縦方向リブ13が突条26,27と
当接し、図6に示すようにその両側に僅かな隙間Cが形
成される。
【0012】上記の容器本体1と蓋体2とからなる密封
容器は、前記したように例えば母乳など粘度のある液体
を収納して冷凍保存するのに好適に利用される。この種
の液体を容器本体1に入れて蓋をすると、上記の如く隙
間Cが僅かであり、しかも容器本体1のフランジ部12
が蓋体2の内面に密着しているので内容液が溢れること
がない。そして、冷蔵庫にて冷凍保存すると、中の液体
が凍って上部空間の空気が圧縮されるが、この圧縮され
た空気は僅かな隙間Cを通り、蓋体2を押しのけるよう
にして外へ逃げることになる。
容器は、前記したように例えば母乳など粘度のある液体
を収納して冷凍保存するのに好適に利用される。この種
の液体を容器本体1に入れて蓋をすると、上記の如く隙
間Cが僅かであり、しかも容器本体1のフランジ部12
が蓋体2の内面に密着しているので内容液が溢れること
がない。そして、冷蔵庫にて冷凍保存すると、中の液体
が凍って上部空間の空気が圧縮されるが、この圧縮され
た空気は僅かな隙間Cを通り、蓋体2を押しのけるよう
にして外へ逃げることになる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の密封容器
は、開口部の内面上部にごく僅かな高さの縦方向リブを
設けたことにより、蓋をした際にこの縦方向リブの両側
に僅かな隙間が形成されるので、液体を収納した場合
に、通常は中の液体を密封状態で収納できながらも、冷
凍保存時には中の圧縮された空気が隙間を通って逃げる
ことから蓋体が外れることなく安全に保存することがで
きる。
は、開口部の内面上部にごく僅かな高さの縦方向リブを
設けたことにより、蓋をした際にこの縦方向リブの両側
に僅かな隙間が形成されるので、液体を収納した場合
に、通常は中の液体を密封状態で収納できながらも、冷
凍保存時には中の圧縮された空気が隙間を通って逃げる
ことから蓋体が外れることなく安全に保存することがで
きる。
【図1】本発明に係る密封容器をその容器本体と蓋体を
離した状態で示す半断面図である。
離した状態で示す半断面図である。
【図2】蓋体の上面図である。
【図3】蓋体の底面図である。
【図4】蓋体の一部拡大断面図である。
【図5】蓋体を容器本体に被せて嵌合係止した状態を示
す一部拡大断面図である。
す一部拡大断面図である。
【図6】縦方向リブ付近の嵌合状態を示す断面図であ
る。
る。
1 容器本体 11 開口部 12 フランジ部 13 縦方向リブ 2 蓋体 21 外筒 22 内筒 26,27 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−141362(JP,U) 実開 平4−27760(JP,U) 実開 昭53−45514(JP,U) 実開 昭51−122850(JP,U) 実開 平2−23358(JP,U) 実開 平2−87754(JP,U) 実公 昭37−19370(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 51/16 B65D 43/10
Claims (1)
- 【請求項1】 カップ形状をした硬質樹脂製の容器本体
とこの容器本体に被せる軟質樹脂製の蓋体とからなる密
封容器において、前記容器本体が開口部の先端に周設さ
れた外向きのフランジ部と、開口部の内面上部に形成さ
れたごく僅かな高さの縦方向リブとを一体に設けた構成
とされ、前記蓋体が前記フランジ部の外縁に嵌合係止さ
せられる外筒と、この外筒の内側に間隙を有して配され
るとともに前記開口部の内面上部に案内される内筒と、
この内筒の外周面に周状に形成され前記開口部の内面に
当接する突条とを一体に設けた構成とされていることを
特徴とする密封容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23222293A JP3229727B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 密封容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23222293A JP3229727B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 密封容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761457A JPH0761457A (ja) | 1995-03-07 |
JP3229727B2 true JP3229727B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=16935902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23222293A Expired - Fee Related JP3229727B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 密封容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229727B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5452817B2 (ja) * | 2009-12-21 | 2014-03-26 | 有限会社K・Mプランニング | 容器 |
DE102011000392B4 (de) * | 2011-01-28 | 2014-02-06 | Emsa Gmbh | Aufbewahrungsbehälterset |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP23222293A patent/JP3229727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761457A (ja) | 1995-03-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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