JP2001270538A - ネジ蓋付容器 - Google Patents

ネジ蓋付容器

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JP2001270538A
JP2001270538A JP2000080127A JP2000080127A JP2001270538A JP 2001270538 A JP2001270538 A JP 2001270538A JP 2000080127 A JP2000080127 A JP 2000080127A JP 2000080127 A JP2000080127 A JP 2000080127A JP 2001270538 A JP2001270538 A JP 2001270538A
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JP
Japan
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container
screw
lid
screw cap
screwed cap
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JP2000080127A
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English (en)
Inventor
Fumio Ihoshi
文男 井星
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輸送や運搬の途中で振動等によりネジ蓋が緩み
にくく、内容物の漏洩がなく、破損しにくいため長期に
使用でき、且つ構造も簡単で成形も容易なネジ蓋付容器
を提供する。 【解決手段】容器口部の外側下部の周壁に1個もしくは
2個以上の突出部1を、ネジ蓋の下端面もしくは内側周
壁下部の周壁に1個もしくは2個以上の係止突起部2を
設け、ネジ蓋が閉じる方向に回転すると前記係止突起部
が前記容器口部の突出部を乗り越える形状にし、ネジ蓋
が開く方向に回転すると前記係止突起部と前記容器口部
の突出部が係止してネジ蓋の回転を抑制する構造を特徴
とするネジ蓋を備えたネジ蓋付容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ蓋付容器に関
する。詳しくは、ネジ蓋が振動や保管時の温度変化等に
よって緩まない、化学薬品等の容器として好適なネジ蓋
付容器に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の化学薬品等の輸送や運搬もしくは
保管に用いられる容器としては、強度があり軽量で腐食
されにくく取扱が容易であるため、ポリエチレン等のプ
ラスチック製のネジ蓋付容器が広く用いられている。容
器には密閉性が必要であるが、これらのネジ蓋付容器
は、輸送や運搬の途中で振動や保管時の温度変化等によ
りネジ蓋が緩む場合があった。蓋には、密閉性を保持す
るため中蓋が取付けられ、緩みを防止するためゴム製パ
ッキン等が取付けられるが、ゴム製パッキンは時間の経
過につれて老化し破損し易く、また内容物によってはゴ
ム製パッキンが使えず、中蓋も外蓋が緩んで容器本体と
外蓋との間に遊びができると振動や温度変化等により外
れ易くなる。特に容器の内容物が液体で、劇物、可燃物
及び悪臭物質等の場合には、内容物漏洩は安全上大きな
問題を引き起こす恐れがある。
【0003】これら容器の蓋が簡単に開かないようにす
るため、安全蓋やセイフティキャップ等を備えた容器が
提案されている。例えば、実開昭56−100351号
公報には容器の口部下端側に突出部を設け、該容器に螺
入する蓋体の周壁下端外側に可撓性の係止突起体を設け
た容器が提案されている。しかし、突出部や係止突起体
が容器の外面に設けられているため、衝撃等の外力によ
って、突出部と係止突起体との係止個所が外れたり、係
止突起体が破損するおそれがあり、輸送や運搬には必ず
しも適当でなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、輸送や運搬
の途中で振動や保管時の温度変化等によりネジ蓋が緩み
にくく、内容物の漏洩がなく、破損しにくいため長期に
使用でき、且つ構造も簡単で成形も容易なネジ蓋付容器
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため検討の結果、容器口部の外側下部に1個も
しくは2個以上の突出部を、ネジ蓋の下端面もしくは内
側周壁下部の周壁に1個もしくは2個以上の係止突起部
を設け、ネジ蓋が閉じる方向に回転すると前記係止突起
部が前記容器口部の突出部を乗り越える形状にし、ネジ
蓋が開く方向に回転すると前記係止突起部と前記容器口
部の突出部が係止してネジ蓋の回転を抑制する構造を特
徴とするネジ蓋を備えたネジ蓋付容器が課題を解決する
ことを見出し本発明を完成した。
【0006】本発明は下記の構成を有する。 (1)容器口部の外側下部に1個もしくは2個以上の突
出部を、ネジ蓋の下端面もしくは内側周壁下部の周壁に
1個もしくは2個以上の係止突起部を設け、ネジ蓋が閉
じる方向に回転すると前記係止突起部が前記容器口部の
突出部を乗り越える形状にし、ネジ蓋が開く方向に回転
すると前記係止突起部と前記容器口部の突出部が係止し
てネジ蓋の回転を抑制する構造を特徴とするネジ蓋を備
えたネジ蓋付容器。
【0007】(2)ネジ蓋付容器のネジ蓋と容器の材質
が、プラスチックである前記(1)項記載のネジ蓋付容
器。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。本発明のネジ蓋付容器においては、図1の1bも
しくは図2の2bに示すように容器口部の外側下部の周
壁もしくはその近傍に1個もしくは2個以上の突出部1
が設けられる。設けられる突出部の数が2個の場合は、
前記突出部は円の中心を挟んで対象の位置に設けられる
のが好ましく、3個以上の場合は、相互の間の距離が等
しくなるような位置に設けられるのが好ましい。
【0009】本発明のネジ蓋付容器においては、図1の
1aに示すネジ蓋の下端面もしくは図2の2aに示すネ
ジ蓋の下端面内側周壁下部の周壁に1個もしくは2個以
上の係止突起部2を設けられる。設けられる係止突起部
の数が2個の場合は、前記係止突起部は円の中心を挟ん
で対象の位置に設けられるのが好ましく、3個以上の場
合は、相互の間の距離が等しくなるような位置に設けら
れるのが好ましい。
【0010】本発明のネジ蓋付容器においては、図1の
1cもしくは図2の2cに示すようにネジ蓋が閉じる方
向に回転すると前記係止突起部2が前記容器口部の突出
部1を乗り越える形状を有し、ネジ蓋が開く方向に回転
すると前記係止突起部と前記容器口部の突出部が係止し
てネジ蓋の回転を抑制する構造を有する。しかも必要に
応じて、前記係止突起部と前記容器口部の突出部の個数
を2個以上とすることにより、係止個所も2個所以上に
できるため安全性が高くなり、例え1個所の係止個所が
不具合を生じても係止が維持できるため、本発明のネジ
蓋付容器は長期に使用が可能である。尚、前記係止突起
部と前記容器口部の突出部の個数は同数であっても異な
ってもよい。
【0011】本発明のネジ蓋付容器においては、前記係
止突起部2と前記容器口部の突出部1による係止個所
が、ネジ蓋が閉じた状態では蓋の外側に露出しないた
め、外力による係止個所の外れや前記係止突起部と前記
容器口部の突出部の破損も起りにくく、本発明のネジ蓋
付容器は長期に使用が可能である。
【0012】前記係止突起部と前記容器口部の突出部の
形状や寸法は、ネジ蓋の回転により、前記係止突起部や
前記容器口部の突出部の破損を伴わずに、前記係止突起
部が前記容器口部の突出部を乗り越えられるならば限定
はなく、ネジ蓋と容器口部の大きさや形状もしくは材
質、更には容器の構造によって適宜選択可能であるが、
例えば、図1もしくは図2に示すように前記係止突起部
と前記容器口部の突出部が接触する面が曲面であると、
破損を伴わず乗り越えが可能になる。また、乗り越える
高さは、0.1〜3mm、好ましくは0.5〜2mmが
例示できる。
【0013】本発明のネジ蓋付容器においては、ネジ蓋
が閉じる方向にもしくは開く方向に回転する時に、前記
係止突起部2が前記容器口部の突出部1を乗り越える
が、その場合にはネジ蓋もしくは容器口部に部分的な変
形が生じる。このため、本発明のネジ蓋付容器に用いら
れる材料にはこれらの変形に耐える性能が求められる。
また、保管時の温度変化によるネジ蓋の緩みを防止する
ため、ネジ蓋と容器に用いられる材料は、同一もしくは
同じような膨張率を持った材料であることが望ましい。
【0014】前記の材料としては、適度の弾性や強度が
あり軽量で腐食されにくく取扱が容易であるため、プラ
スチックが好ましい。本発明のネジ蓋付容器に用いられ
るプラスチックは特に限定しないが、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル等が例示できる。また。容
器とネジ蓋の材料は同一でもよいが、容器に強度のある
硬質の材料を用い、ネジ蓋には容器本体より可撓性のあ
る材料を用いると、容器口部の突出部が摩耗しにくく、
ネジ蓋のみの交換で容器本体を長期に使用できるため経
済的である。
【0015】本発明のネジ蓋付容器は、公知のプラスチ
ック成形法を用いて製造することができる。容器本体は
公知のブロー成形法やインジェクションブロー成形法を
用いて前記プラスチックから製造することができ、ネジ
蓋は公知の射出成形法を用いて前記プラスチックから容
易に製造することができる。本発明のネジ蓋付容器の容
器本体をブロー成形法を用いて製造する場合、容器口部
の突出部の設置位置と形状を選択すれば、成形後の型開
きと製品の取出しに支障なく製造可能である。また、ネ
ジ蓋を射出成形法を用いて製造する場合、係止突起部の
設置位置と形状、ネジ蓋のプラスチック材料の選択によ
っては成形後の型開きと製品の取出しに支障なく従来の
ネジ蓋と同様に製造可能である。
【0016】ただし、ネジ蓋の係止突起部の設置位置と
形状によっては、アンダーカットにより成形後の型開き
や製品の取出しが難しい場合があり、金型改造が必要で
ある。一例として、図2の2aに示すようなネジ蓋の下
端面内側周壁下部の周壁に係止突起部を設ける場合の射
出成形金型を図3に示す。金型のメス型は従来のネジ蓋
の場合と同様であるが、オス型はネジ部の下に新たに係
止突起部を設けるため、従来の構造のままでは製品が取
出せない。対策として、射出成形後、金型を開く時に突
出装置8を用いて金型のネジ部6を突出して金型の係止
突起部7から分離し、製品のネジ蓋が金型係止の突起部
7から完全に離れた位置まで突出した後、製品を回転さ
せて金型のネジ部6から外す方法が例示できる。
【0017】本発明のネジ蓋付容器には、必要に応じて
容器口部にゴム製パッキンやプラスチック製中蓋等を用
いることができる。また、運搬等の利便性のため取っ手
を設けることもできる。
【0018】
【実施例】以下、実施例と比較例により本発明を説明す
るが、本発明はこれらにより限定されるべきものではな
い。
【0019】実施例 ネジ蓋と容器本体が共にHDPE製で、容器口部が図1
の形状を有し、ネジ蓋係止突起部2のネジ蓋下端面から
の高さが1mmで、容器口部突出部1の高さが1.5m
mである、容量が20リットルの容器20個に各々水を
20リットル充填し、200kmの距離をトラック輸送
試験した。尚、容器本体はブロー成形、ネジ蓋は射出成
形によって製造されたものである。また容器口部にはL
DPE製中蓋(中栓)を使用した。輸送後ネジ蓋の緩み
を調べたところ、いずれの容器でもネジ蓋の緩みは見ら
れず水の滲出もなかった。
【0020】比較例 ネジ蓋の形状が図1aの形状から係止突起部を取除き、
容器口部の形状が図1bの形状から突出部を取除いたも
のである以外は実施例と同じようにトラック輸送試験し
た。輸送後ネジ蓋の緩みを調べたところ、20個の中
で、3個にネジ蓋の緩みが見られ、その中の2個は中蓋
も緩んで水が滲出していた。
【0021】
【発明の効果】本発明のネジ蓋付容器は、従来のプラス
チック容器に見られた輸送・運搬時の振動や保管時の温
度変化等によるネジ蓋の緩みが起りにくくて安全であ
り、化学薬品等の輸送・運搬用もしくは保管用の容器と
して好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1a:下端面に係止突起部を有するネジ蓋を断
面から見た例。1b:容器口部の外側下部の周壁近傍に
突出部を有するの容器口部の例。1c:1aのネジ蓋の
係止突起部が1bの容器口部の突出部を乗り越えた閉止
状態の例(側面)。
【図2】2a:内側周壁下部の周壁に係止突起部を有す
るネジ蓋を断面から見た例。2b:容器口部の外側下部
の周壁に突出部を有するの容器口部の例。1c:2aの
ネジ蓋の係止突起部が2bの容器口部の突出部を乗り越
えた閉止状態の例(断面)。
【図3】3a:内側周壁下部の周壁に係止突起部を有す
るネジ蓋を射出成形する場合の金型の例。3b:3aの
A−A’断面を示す。
【符号の説明】
1:容器口部の突出部 2:ネジ蓋の係止突起部 3:射出成形金型のキャビティ 4:金型のメス型 5:金型のオス型 6:金型のオス型のうち、ネジ部 7:金型のオス型のうち、係止突起部 8:突出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器口部の外側下部に1個もしくは2個以
    上の突出部を、ネジ蓋の下端面もしくは内側周壁下部の
    周壁に1個もしくは2個以上の係止突起部を設け、ネジ
    蓋が閉じる方向に回転すると前記係止突起部が前記容器
    口部の突出部を乗り越える形状にし、ネジ蓋が開く方向
    に回転すると前記係止突起部と前記容器口部の突出部が
    係止してネジ蓋の回転を抑制する構造を特徴とするネジ
    蓋を備えたネジ蓋付容器。
  2. 【請求項2】ネジ蓋付容器のネジ蓋と容器の材質が、プ
    ラスチックである請求項1記載のネジ蓋付容器。
JP2000080127A 2000-03-22 2000-03-22 ネジ蓋付容器 Pending JP2001270538A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306460A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Kyoraku Co Ltd 密封容器の首部の緩衝構造
JP2008162631A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd ディスペンサー付き容器
JP2020046345A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 検査前処理容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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