JP3229329U - カーテン設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】火災時におけるスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害することなく、かつ飛沫によるウィルス感染を防止するための、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備を提供する。【解決手段】カーテン1は、口孔が複数設けられたメッシュ部3aを有する樹脂で構成される上部シート3と透明樹脂または半透明樹脂で構成される下部シート5を継ぎ合せてなる。【選択図】図1
Description
本考案は、カーテン設備に関し、特に、飛沫によるウィルス感染を防止するための、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備に関する。
従来、半透明のカーテンが開発されている(例えば、特許文献1)。また、飛沫によるウィルス感染を防止するための、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテンに透明のカーテンが用いられている。
しかし、特許文献1に示すカーテンは、全面が水や空気を通さないビニールシート等の樹脂で構成されるため、特許文献1に示すカーテンを天井に設けたスプリンクラーや火災報知器の近くに設置すると、火災時において、スプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害してしまうという安全上の問題がある。
本考案の目的は、このようなことに鑑みてなされたものであり、火災時におけるスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害することなく、かつ飛沫によるウィルス感染を防止するための、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備を提供することである。
上記目的は、
口孔が複数設けられたメッシュ部(3a)を有する樹脂で構成される上部シート(3)と透明樹脂または半透明樹脂で構成される下部シート(5、15)を継ぎ合せてなる、カーテン設備(1、10)
によって達成される。
口孔が複数設けられたメッシュ部(3a)を有する樹脂で構成される上部シート(3)と透明樹脂または半透明樹脂で構成される下部シート(5、15)を継ぎ合せてなる、カーテン設備(1、10)
によって達成される。
本考案によれば、火災時におけるスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害することなく、かつ飛沫によるウィルス感染を防止するための、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備を提供することができる。
図1を用いて、本考案の第一の実施形態によるカーテン1を説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。
図1は、カーテン1の正面図である。図1に示すように、カーテン1は、口孔が複数設けられたメッシュ部3aを有する樹脂で構成される上部シート3と透明な樹脂で構成される下部シート5を継ぎ合せてなるカーテンである。カーテン1は、図6に示すようにカーテンフックを上部シート3の上端につけてカーテンレールに吊るして使用することや、図3〜図5に示すように上下に開閉するシェードとしても使用することやロールスクリーンとしても使用することができる。なお、カーテン1は、上部シート3と下部シート5が一つの材料で構成される場合があってもよい。
上部シート3は、防火性、抗菌性、および防臭性のある樹脂材料が好ましく、例えば、ポリエステルが用いられる。上部シート3は、複数の縦紐と複数の横紐で構成されるメッシュ部3aと枠3bで構成される。なお、上部シート3は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂材料が用いられてもよいし、ポリ塩化ビニル製の樹脂材料が用いられてもよい。また、上部シート3は、紙、麻、綿等の自然素材が用いられる場合があってもよい。
下部シート5は、防火性、抗菌性、および防臭性のある樹脂材料が好ましく、例えば、ポリエステルが用いられる。また、下部シート5の裏面の左側、右側、及び下側の縁に沿うように、凹状の補強部材5aが取り付けられる。補強部材5aは、縦糸と横糸が格子状に内包され帯状の樹脂材料であり、下部シート5よりも剛性の高い材料で構成されるが、補強部材5aと下部シート5が同じ樹脂で構成される場合があってもよい。なお、下部シート5、補強部材5aは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂材料が用いられてもよいし、ポリ塩化ビニル製の樹脂材料が用いられてもよい。
このように、本実施形態のカーテン1は、メッシュ部3aを有する樹脂で構成される上部シート3と透明な樹脂で構成される下部シート5を継ぎ合せてなることで、対面する人の飛沫を適切に防止しつつも、火災時のスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害しないようにすることが可能となるため、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備に好適である。
図2を用いて、本考案の第二の実施形態によるカーテン10を説明する。なお、上述の実施形態と同じ構成については符号を同一にすることでその説明を省略する場合がある。
図2は、カーテン10の正面図である。図2に示すように、カーテン10は、上部シート3と半透明な樹脂で構成される下部シート15を継ぎ合せてなるカーテンである。カーテン2は、図6に示すようにカーテンフックを上部シート3の上端につけてカーテンレールに吊るして使用することや、図3〜図5に示すように上下に開閉するシェードとしても使用することやロールスクリーンとしても使用することができる。なお、カーテン2は、上部シート3と下部シート15が一つの材料で構成される場合があってもよい。
下部シート15は、防火性、抗菌性、および防臭性のある樹脂材料が好ましく、例えば、ポリエステルが用いられる。また、下部シート15の裏面の左側、右側、及び下側の縁に沿うように、凹状の補強部材5aが取り付けられる。補強部材5aは、下部シート15よりも剛性の高い材料で構成されるが、補強部材5aと下部シート15が同じ樹脂で構成される場合があってもよい。また、下部シート15には、複数の縦糸と横糸が封入されている。なお、下部シート15、補強部材5aは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂材料が用いられてもよいし、ポリ塩化ビニル製の樹脂材料が用いられてもよい。
このように、本実施形態のカーテン10は、メッシュ部3aを有する樹脂で構成される上部シート3と半透明な樹脂で構成される下部シート15を継ぎ合せてなることで、プライバシーの確保と人の飛沫を適切に防止しつつも、火災時のスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害しないようにすることが可能となるため、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備に好適である。
図3〜図5を用いて、本考案の第三の実施形態によるビニールシェード20を説明する。なお、上述の実施形態と同じ構成については符号を同一にすることでその説明を省略する場合がある。
図3(a)は、ビニールシェード20の正面図であり、図3(b)は、ビニールシェード20の背面図であり、図4(a)は、ビニールシェード20の平面図であり、図4(b)は、ビニールシェード20の底面図であり、図5(a)は、ビニールシェード20の右側面図であり、図5(b)は、ビニールシェード20の左側面図である。
ビニールシェード20は、昇降装置21、透明樹脂で構成される透明シート25、およびウェイトバー23で構成される。透明シート25は、全体が透明である。また、ウェイトバー23は、透明シート25の下部に巻き込まれて保持される。透明シート25の左、真中、および右にある縦方向に延伸する帯は、縦糸と横糸が編み込まれた樹脂製の補強部材25b1、25b2、25b3である。この補強部材25b1、25b2、25b3は、透明シート25の背面側に設けられる。透明シート25は、5つの透明シートをつなぎ合わせて構成される。4本のシートのつなぎ目と3本の縦方向に延伸する補強部材25b1、25b2、25b3のそれぞれの接点にリング状のフック22が合計12個設けられ、これらのフックに昇降機から延伸する3本の紐21b1、21b2、21b3を通し、これらの紐が透明シート25の下部に取り付けられる。なお、透明シート25は、半透明であってもよい。
透明シート25は、防火性、抗菌性、および防臭性のある樹脂材料が好ましく、例えば、ポリエステルが用いられる。また、補強部材5aは、透明シート25よりも剛性の高い材料で構成されるが、補強部材5aと透明シート25が同じ樹脂で構成される場合があってもよい。なお、透明シート25は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂材料が用いられてもよいし、ポリ塩化ビニル製の樹脂材料が用いられてもよい。
このように、本実施形態のビニールシェード20は、透明シート25を上下に開閉することが可能なため、人の飛沫を適切に防止しつつも、透明シート25を上に開くことで、火災時のスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害しないようにすることが可能となるため、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備に好適である。
図6を用いて、本考案の第三の実施形態によるビニールカーテン30を説明する。なお、上述の実施形態と同じ構成については符号を同一にすることでその説明を省略する場合がある。
図6は、ビニールカーテン30の斜視図である(ビニールカーテン30の下部を省略している。)。図6に示すように、ビニールカーテン30は、透明な樹脂で構成される透明シート35をカーテンレールに吊るして使用するカーテン設備である。
透明シート35は、防火性、抗菌性、および防臭性のある樹脂材料が好ましく、例えば、ポリエステルが用いられる。また、補強部材5aは、透明シート35よりも剛性の高い材料で構成されるが、補強部材5aと透明シート35が同じ樹脂で構成される場合があってもよい。なお、透明シート35は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂材料が用いられてもよいし、ポリ塩化ビニル製の樹脂材料が用いられてもよい。
このように、本実施形態のビニールカーテン30は、透明シート35を左右に開閉することが可能なため、人の飛沫を適切に防止しつつも、透明シート35を左右に開くことで、火災時のスプリンクラーの消火機能や火災報知器の検知機能を阻害しないようにすることが可能となるため、オフィスや役所や病院等の窓口カウンターに設けられるカーテン設備に好適である。
上述の実施形態は、本考案の好適な一例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、上述の説明によって不当に限定されるものではない。また、上述の実施形態で説明される構成の全てが本考案の必須の構成要件ではない。また、上述の実施形態で説明される構成は相互に付け足したり組み合わせたりしてもよい。
本考案は、上述に示したカーテン設備以外のあらゆるカーテン設備においても適用可能である。
本考案は、カーテン設備において広く利用可能である。
1、10 カーテン
20 ビニールシェード
30 ビニールカーテン
3 上部シート
3a メッシュ部
3b 枠
5、15 下部シート
5a、25b1〜25b3 補強部材
21 昇降装置
25、35 透明シート
20 ビニールシェード
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5、15 下部シート
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21 昇降装置
25、35 透明シート
Claims (1)
- 口孔が複数設けられたメッシュ部を有する樹脂で構成される上部シートと透明樹脂または半透明樹脂で構成される下部シートを継ぎ合せてなる、カーテン設備。
Priority Applications (1)
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JP2020003769U JP3229329U (ja) | 2020-09-03 | 2020-09-03 | カーテン設備 |
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Publications (1)
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ID=73544614
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JP2020003769U Active JP3229329U (ja) | 2020-09-03 | 2020-09-03 | カーテン設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229329U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10845382B2 (en) | 2016-08-22 | 2020-11-24 | Bruker Nano, Inc. | Infrared characterization of a sample using oscillating mode |
-
2020
- 2020-09-03 JP JP2020003769U patent/JP3229329U/ja active Active
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