JP3229217U - 安全装置 - Google Patents

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雅稔 根田
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友貴 大塚
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慧 古田
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Abstract

【課題】アクセルペダルの踏み間違いを防止できるとともに、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことができる安全装置を提供する。【解決手段】車両のブレーキペダルBとアクセルペダルAとの間に設けられる阻止体2と、阻止体を移動可能に支持する回動軸31を有する支持機構と、運転者の足先の移動を規制するように阻止体を常時付勢する付勢部材4とを備え、支持機構は、アクセルペダルからブレーキペダルへ向かう荷重が加えられたときに、阻止体が移動するのを許容し、阻止体に対してブレーキペダルからアクセルペダルへ向かう荷重が加えられたときに、阻止体が移動するのを規制する。【選択図】図1

Description

本考案は、アクセルペダルの踏み間違いを防止する安全装置に関する。
近年、運転者がブレーキペダルを踏み間違えてアクセルペダルを踏んでしまうことが原因の事故が増加傾向にある。特に、高齢の運転者が駐車場で車を発進させるときに、このブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違える事故が多く発生している。
以下の特許文献1に記載された安全アクセル・ブレーキには、アクセルペダルとブレーキペダルとの間にディスターバーが設けられている。このディスターバーは、アクセルペダルとブレーキペダルとを垣根状に完全に仕切っている。ディスターバーによって、運転者の足は、左右に自由に移動することができなくなり、アクセルペダルの踏み間違いが防止されるというものである。
特開2014−21546号公報
特許文献1に記載された発明では、アクセルペダルとブレーキペダルとの間にディスターバーを設けることにより、アクセルペダルの踏み間違いを防止することが可能である。しかしながら、運転者がブレーキ操作を行うために、運転者がアクセルペダルからブレーキペダルへ足を移動させようとするときも、ディスターバーが運転者の足の移動を妨げてしまう。このため、運転者が、迅速にブレーキ操作を行うことができないおそれがある。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、運転者がアクセルペダルの踏み間違いを防止できるとともに、迅速なブレーキ操作を行うことができる安全装置を提供することを目的としている。
車両のブレーキペダルとアクセルペダルとの間に設けられる阻止体と、
該阻止体を、前記ブレーキペダルと前記アクセルペダルとの間で運転者の足先の移動を規制する第一の位置と、前記ブレーキペダルと前記アクセルペダルとの間で運転者の足先の移動を許容する第二の位置との間で移動可能に支持する支持機構と、
前記阻止体を前記第一の位置に向けて常時付勢する付勢部材とを備え、
前記支持機構は、前記第一の位置にある阻止体に対して前記アクセルペダルから前記ブレーキペダルへ向かう第一の方向への荷重が加えられたときに、前記付勢部材の付勢力に抗して前記阻止体が前記第二の位置へ移動するのを許容し、前記第一の位置にある阻止体に対して前記ブレーキペダルから前記アクセルペダルへ向かう第二の方向への荷重が加えられたときに、前記阻止体が前記第二の位置へ移動するのを規制することを特徴とするものである。
前記支持機構は、前記第一の方向と交差する方向に延びる回動軸と、回動規制部とを備え、前記阻止体は前記回動軸により前記第一の位置と前記第二の位置との間で回動自在に支持されており、前記回動規制部は、前記第一の位置にある前記阻止体に対して前記第二の方向への荷重が加えられたときに該阻止体の回動を規制するものとして構成できる。
前記支持機構と前記阻止体および前記付勢部材が、前記ブレーキペダルの前記アクセルペダル側の縁部に設けられているものとして構成できる。
前記支持機構と前記阻止体および前記付勢部材が、前記アクセルペダルの前記ブレーキペダル側の縁部に設けられているものとして構成できる。
前記支持機構と前記阻止体および前記付勢部材が、車両のフロアに固定されたブラケットに設けられているものとして構成できる。
前記支持機構は、前記ブレーキペダルに取り付けられて前記回動軸を前記ブレーキペダルの縁部から前記アクセルペダル側へ離れた位置で支持する接続部材を備え、前記阻止体が前記第二の位置にあるときに該阻止体が前記ブレーキペダルの縁部と前記回動軸との間の空間に収容されるものとして構成できる。
前記付勢部材はねじりコイルバネまたは板バネであるものとして構成できる。
前記阻止体の前記アクセルペダルに向く側面は、反重力方向に向かうにしたがって前記ブレーキペダルに接近する方向へ傾斜する傾斜面とされているとともに、前記阻止体の前記ブレーキペダルに向く側面は、重力方向と平行に形成されており、前記支持機構は、前記阻止体を前記第一の位置から重力方向に沿って前記第二の位置へ平行移動可能に支持しているように構成できる。
前記支持機構は前記阻止体の重力方向端部側の側面を覆うガイド筒を備え、このガイド筒の内面と前記阻止体の重力方向端部側の側面との一方に重力方向に延びる複数のガイド溝が形成されていると共に、他方にそれぞれ前記ガイド溝に摺動自在に挿入される複数のガイド突起が設けられており、前記第一の位置にある前記阻止体に対して前記第二の方向への荷重が加えられたときに前記ガイド突起が前記ガイド溝に強圧接されて前記阻止体の前記第二の位置への平行移動が規制されるものとして構成できる。
前記付勢部材はコイルバネまたは板バネであるものとして構成できる。
本考案の安全装置は、阻止体によって、運転者の足先がブレーキペダルからアクセルペダルに向かって自由に移動することが阻止される。但し、運転者の足がアクセルペダルからブレーキペダルに向かって移動するときは、支持機構によって、阻止体が運転者の足先の移動を許容する位置に移動する。そのため、アクセルペダルの踏み間違いを防止できるとともに、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
本考案の第一実施形態における安全装置を車室内上方から見た斜視図。 本考案の第一実施形態における安全装置の側面図。 本考案の第二実施形態における安全装置を車室内上方から見た斜視図。 本考案の第二実施形態における安全装置の側面図。 本考案の第三実施形態における安全装置を車室内上方から見た斜視図。 本考案の第三実施形態における安全装置の側面図。 本考案の第四実施形態における安全装置を車室内下方から見た斜視図。 本考案の第四実施形態における安全装置の側面図。 本考案の第五実施形態における安全装置を車室内上方から見た斜視図。 本考案の第五実施形態における安全装置の図9のII−II線に沿う断面図。 本考案の第六実施形態における安全装置を車室内上方から見た斜視図。 本考案の第六実施形態における安全装置の分解斜視図。 本考案の第六実施形態における安全装置の側面図。 本考案の第六実施形態における安全装置の図13のIII−III線に沿う断面図。 本考案の第六実施形態における安全装置の図13のIV−IV線に沿う断面図。
以下、本考案の第一実施形態に係る安全装置1について、図1および図2を参照して説明する。安全装置1は車載用である。図中、Z1方向が車両の進行方向である前方であり、Z2方向は車両の進行方向と逆側の後方である。Y1方向は上方(反重力方向)でY2方向は下方(重力方向)、X1方向は左方向で、X2方向は右方向である。
図1および図2に示すように、本考案の第一実施形態における安全装置1は、阻止体2、支持機構3および付勢部材4を備える。
阻止体2は板形状であり、ブレーキペダルBのアクセルペダルA側の縁部に設けられている。阻止体2は、板部21、係止受け部22を有している。板部21は樹脂材料や軽金属材料で形成されている。板部21は、上下方向(Y1−Y2方向)に延びて形成される。
板部21の前方(Z1方向)に向く面および後方(Z2方向)に向く面の上下方向略中央部には、係止受け部22がそれぞれ一体に突出形成されている。なお、図1および図2では後方(Z2方向)に向く面に形成された係止受け部22のみが示されているが、前方(Z1方向)に向く面にも同等の係止受け部22が突出形成されている。
支持機構3は、回動軸31と回動規制部32とを備えている。図1に示すように、回動軸31は、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1と交差する方向であるZ1−Z2方向に延びており、ブレーキペダルBのアクセルペダルA側の端部上面に固定されている。板部21の下端部は、回動軸31に回動自在に支持されている。図1における回動中心線Oが板部21の回動中心である。回動規制部32は、ブレーキペダルBのアクセルペダルA側の側端面に固定された板体であり、ブレーキペダルBの上面および回動軸31よりも上方へ延びている。阻止板2は、回動軸31により、回動中心線Oを中心として、図2に示す第一の位置C1と第二の位置C2との間で回動自在に支持されている。阻止板2(板部21)は第一の位置C1でそのX2側の側面が回動規制部32に当接し、図2における時計回り方向の回動が規制される。
なお、本実施形態では、回動規制部32をブレーキペダルBのアクセルペダルA側の側端面に固定した例を示しているが、阻止板2が第一の位置C1に位置するときの板部21のX2側の側面に、該板部21の下端部から下方(Y2方向)に突出するように回動規制部が固定されていても良い。あるいは阻止板2が第一の位置C1に位置するときの板部21のX2側の側面に、該板部21の下端部から下方(Y2方向)に突出するように回動規制部が一体形成されていても良い。これらの場合でも、阻止板2(板部21)が第一の位置C1に位置するときに回動規制部がブレーキペダルBのアクセルペダルA側の側端面に当接して、阻止体2の時計回り方向の回動が規制される。
図1に示すように、付勢部材4は、ねじりコイルバネ41で構成されている。ねじりコイルバネ41は、回動軸31に支持される巻回部41aと、巻回部41aからそれぞれ直線状に延出する固定側腕部41bと可動側腕部41bとを有している。
図1および図2に示すように、ねじりコイルバネ41の固定側腕部41bは、ブレーキペダルBのZ2側の側面に係止される。可動側腕部41cは、阻止体2の係止受け部22に係止される。なお、図示しないがブレーキペダルBのZ1側にも同様のねじりコイルバネが設けられている。
図2に示すように、阻止体2が第一の位置C1に位置するとき、ねじりコイルバネ41の可動側腕部41cから阻止体2に対して、Fa方向(時計回り方向)の付勢力が付与されている。また、阻止体2が回動中心線Oを支点として、第一の位置C1と第二の位置C2との間で回動動作している間も、ねじりコイルバネ41の可動側腕部41cから阻止体2に対して、Fa方向の付勢力が常時付与されている。
次に、第一実施形態に係る安全装置1の動作を説明する。
図2に示すように、安全装置1は、阻止体2が回動軸31により、ブレーキペダルBとアクセルペダルAとの間で運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1と、ブレーキペダルBとアクセルペダルAとの間で運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2との間で移動可能に支持されている。
運転者がブレーキ操作を行うとき、運転者はアクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1へ運転者の足先を移動させる。そのとき、アクセルペダルAとブレーキペダルBとの間に設けられる阻止体2と運転者の足先が接触し、運転者の足先から阻止体2に対して第一の方向D1への荷重が加えられる。
運転者の足先から阻止体2に対して、第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを支点として反時計方向へ回動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動する。阻止体2が第一の位置C1から第二の位置C2へと回動している間、付勢部材4から阻止体2にFa方向の付勢力が常時付与されている。ただし、付勢部材4の付勢力は運転者の足先から阻止体2に対して加えられる荷重に対して十分小さく設定されている。そのため、阻止体2に対して、運転者の足先から第一の方向D1への荷重が加えられたとき、付勢部材4の付勢力に抗して、阻止体2が第一の位置C1から第二の位置C2へ移動することができる。
運転者がアクセル操作を行うとき、運転者はブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2へ運転者の足先を移動させる。そのとき、アクセルペダルAとブレーキペダルBとの間に設けられる阻止体2と運転者の足先が接触し、運転者の足先から阻止体2に対して、第二の方向D2への荷重が加えられる。
図1および図2に示すように、運転者の足先から第一の位置C1に位置する阻止体2に対して、第二の方向D2への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを支点として、時計方向へ回動しようとするが、支持機構3の回動規制部32が阻止体2のX2側の側面と接触し、阻止体2の回動が規制される。そのため、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう運転者の足先の移動が規制される。
運転者は、急に道路に飛び出してきた歩行者などとの接触を防止できるように、迅速にブレーキ操作を行う必要がある。本考案の第一実施形態では、運転者の足先から阻止体2に対して、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを支点として反時計方向へ回動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動することができる。そのため、運転者は最短距離でアクセルペダルAからブレーキペダルBへと足先を移動させることができ、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
一方、運転者がブレーキペダルBを踏む操作を行うつもりでアクセルペダルAを踏んでしまう誤操作によって生じる事故を防止する必要がある。本考案の第一実施形態では、運転者の足先から阻止体2に対して、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2への荷重が加えられたとき、回動規制部32により阻止体2の回動が規制され、運転者の足先の移動が規制される。すなわち、運転者は、運転者の足先をブレーキペダルBからアクセルペダルAへ移動させるためには、足先を一旦第一の位置C1に位置する阻止体2の先端よりも上方(Y1方向)へ持ち上げてから第二の方向D2へ移動させる必要がある。そのため、運転者の足先が誤ってブレーキペダルBからアクセルペダルAに移動することがなくなる。したがって、運転者のアクセルペダルAの誤操作によって生じる事故を防止することが可能になる。
次に、図3および図4を参照して、本考案の第二実施形態における安全装置1について説明する。第二実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素には第一実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第二実施形態の安全装置1は、第一実施形態の安全装置と比較して、設置場所が異なっていることと、回動規制部32の構成が異なっていること以外は、第一実施形態の安全装置と同じ構成を有している。
図3および図4に示すように、本実施形態の阻止体2は板形状であり、アクセルペダルAのブレーキペダルB側の縁部に設けられている。
本実施形態の回動規制部32は、アクセルペダルAのブレーキペダルB側の端部上面に固定された板体であり、回動軸31よりも上方(Y1方向)に配置される。阻止体2(板部21)は第一の位置C1でそのX2側の側面が回動規制部32に当接し、図2における時計回り方向の回動が規制される。
なお、本実施形態では、回動規制部32をアクセルペダルAのブレーキペダルB側の端部上面に固定した例を示しているが、阻止板2が第一の位置C1に位置するときの板部21のX2側の側面から右方(X2方向)に突出するように回動規制部32が板部21に固定されていてもよい。あるいは、阻止板2が第一の位置C1に位置する時の板部21のX2側の側面から右方(X2方向)に突出するように回動規制部32が板部21に一体形成されていてもよい。これらの場合でも、阻止体2(板部21)が第一の位置C1に位置するときに回動規制部32がアクセルペダルAの上面に当接して、阻止体2の時計回り方向の回動が規制される。
図3および図4に示すように、ねじりコイルバネ41の固定側腕部41bは、アクセルペダルAの下面に係止される。可動側腕部41cは、阻止体2の係止受け部22に係止される。なお、図示しないが、阻止板2の板部21の前方(Z1方向)に向く面にも同様のねじりコイルバネが設けられている。ねじりコイルバネ41により、阻止板2はFa方向(時計回り方向)へ常時付勢されている。
本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを中心として、反時計方向へ回動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動することができる。そのため、運転者は最短距離でアクセルペダルAからブレーキペダルBへと足先を移動させることができ、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
また、本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2への荷重が加えられたとき、回動規制部32により阻止体2の回動が規制され、運転者の足先の移動が規制される。すなわち、運転者は、運転者の足先をブレーキペダルBからアクセルペダルAへ移動させるためには、足先を一旦第一の位置C1に位置する阻止体2の先端よりも上方(Y1方向)へ持ち上げてから第二の方向D2へ移動させる必要がある。そのため、運転者の足先が誤ってアクセルペダルAに移動することがなくなる。したがって、運転者のアクセルペダルAの誤操作によって生じる事故を防止することが可能になる。
次に、図5および図6を参照して、本考案の第三実施形態における安全装置1について説明する。第三実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素には第一実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態の安全装置1は、第一実施形態の安全装置と比較して、設置場所が異なっていること以外は、第一実施形態の安全装置1と同じ構成を有している。
図5および図6に示すように、本実施形態の阻止体2は板形状であり、車両のフロア51に固定されたブラケット52の上端に設けられている。
本実施形態の回動規制部32は、ブラケット52のアクセルペダルA側の側面上端に固定された板体であり、ブラケット52の上面および回動軸31よりも上方へ延びている。阻止体2(板部21)は第一の位置C1でそのX2側の側面が回動規制部32に当接し、図2における時計回り方向の回動が規制される。
なお、本実施形態では、回動規制部32をブラケット52のアクセルペダルA側の側面上端に固定した例を示しているが、阻止板2が第一の位置C1に位置するときの板部21のX2側の側面に、該板部21の下端部から下方(Y2方向)に突出するように回動規制部が固定されていても良い。あるいは阻止板2が第一の位置C1に位置するときの板部21のX2側の側面に、該板部21の下端部から下方(Y2方向)に突出するように回動規制部が一体形成されていても良い。これらの場合でも、阻止板2(板部21)が第一の位置C1に位置するときに回動規制部がブラケット52のアクセルペダルA側の側端面に当接して、阻止体2の時計回り方向の回動が規制される。
ねじりコイルバネ41の固定側腕部41bは、ブラケット52のZ2側の側面に係止される。可動側腕部41cは、阻止体2の係止受け部22に係止される。なお、図示しないがブラケット52のZ1側にも同様のねじりコイルバネが設けられている。ねじりコイルバネ41により、阻止板2はFa方向(時計回り方向)へ常時付勢されている。
本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを中心として、反時計方向へ回動し、運転者の足先を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動することができる。そのため、運転者は最短距離でアクセルペダルAからブレーキペダルBへと足先を移動させることができ、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
また、本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2への荷重が加えられたとき、回動規制部32により阻止体2の回動が規制され、運転者の足先の移動が規制される。すなわち、運転者は、運転者の足先をブレーキペダルBからアクセルペダルAへ移動させるためには、足先を一旦第一の位置C1に位置する阻止体2の先端よりも上方(Y1方向)に持ち上げてから第二の方向D2へ移動させる必要がある。そのため、運転者の足先が誤ってアクセルペダルAに移動することがなくなる。したがって、運転者のアクセルペダルAの誤操作によって生じる事故を防止することが可能になる。
次に、図7および図8を参照して、本考案の第四実施形態における安全装置1について説明する。第四実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素には第一実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第四実施形態の安全装置1は、第一実施形態の安全装置と比較して、付勢部材4及び回動規制部32の構成が異なっていること以外は、第一実施形態の安全装置と同じ構成を有している。
阻止板2が第一の位置C1に位置するときの板部21のX2側の側面に、該板部21の下端部から下方(Y2方向)に突出するように回動規制部32が一体形成されている。阻止板2は、回動軸31により、回動中心線Oを中心として、図8に示す第一の位置C1と第二の位置C2との間で回動自在に支持されている。阻止板2(板部21)が第一の位置C1に位置するときに回動規制部32がブレーキペダルBのアクセルペダルA側の側端面に当接して、阻止体2の時計回り方向の回動が規制される。
図7と図8に示すように、付勢部材4は、板バネ42で構成されている。板バネ42は、固定側面部42bと、可動側面部42cと、固定側面部42bと可動側面部42cとの間に形成される湾曲状の湾曲部42aとを備える。
図7と図8に示すように、板バネ42の固定側面部42bは、ブレーキペダルBの下面に固定される。可動側面部42cは、阻止体2の板部21の右側面下部に固定される。
図7および図8に示すように、阻止体2が第一の位置C1に位置するとき、板バネ42の可動側面部42cから阻止体2に対して、Fa方向の付勢力が付与されている。また、阻止体2が回動中心線Oを支点として、第一の位置C1と第二の位置C2との間で回動動作している間も、板バネ42の可動側面部42cから阻止体2に対して、Fa方向の付勢力が常時付与されている。
ただし、付勢部材4の付勢力は運転者の足先から阻止体2に対して加えられる荷重に対して十分小さく設定されている。そのため、阻止体2に対して、運転者の足先から第一の方向D1への荷重が加えられたとき、付勢部材4の付勢力に抗して、阻止体2が第一の位置C1から第二の位置C2へ移動することができる。
本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態の安全装置と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを支点として反時計方向へ回動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動することができる。そのため、運転者は最短距離でアクセルペダルAからブレーキペダルBへと足先を移動させることができ、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
また、本実施形態の安全装置1では、第一実施形態の安全装置と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2への荷重が加えられたとき、回動規制部32により阻止体2の回動が規制され、運転者の足先の移動が規制される。すなわち、運転者は、運転者の足先をブレーキペダルBからアクセルペダルAへ移動させるためには、足先を一旦第一の位置C1に位置する阻止体2の先端よりも上方(Y1方向)へ持ち上げてから第二の方向D2へ移動させる必要がある。そのため、運転者の足先が誤ってアクセルペダルAに移動することがなくなる。したがって、運転者のアクセルペダルAの誤操作によって生じる事故を防止することが可能になる。
次に図9および図10を参照して、本考案の第五実施形態における安全装置1について説明する。第五実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素には第一実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第五実施形態の安全装置1は、第一実施形態の安全装置と比較して、接続部材6を備えていること以外は、第一実施形態の安全装置と同じ構成を有している。
第五実施形態の支持機構3は、ブレーキペダルBの前方(Z1方向)に向く面と後方(Z2方向)に向く面にそれぞれ固定された一対の接続部材6,6を備える。各接続部材6,6は、樹脂材料や軽金属材料で形成されている。各接続部材6,6は、左右方向(X1−X2方向)に延びて形成される。各接続部材6,6の左端がブレーキペダルBの右端に固定され、各接続部材6,6の右端同士の間に回動軸31が支持されている。すなわち、回動軸31は、接続部材6,6によって、ブレーキペダルBのX2側の縁部からアクセルペダルA側へ離れた位置で支持される。
回動規制部32は、一対の接続部材6,6の各々の右端を前後方向(Z1−Z2方向)に繋ぐように各接続部材6,6と固定されている。図10に示すように、阻止板2(板部21)が第一の位置C1に位置するときに回動規制部32が阻止板2(板部21)のX2側の側面に当接して、阻止体2の時計回り方向の回動が規制される。
ブレーキペダルBのX2側の縁部と回動軸31との間には、空間Sが存在する。ねじりコイルバネ41の固定側腕部41bは、接続部材6の阻止板2に向く面に係止される。可動側腕部41cは、阻止体2の係止受け部22に係止される。ねじりコイルバネ41により、阻止板2はFa方向(時計回り方向)へ常時付勢されている。
運転者の足先から阻止体2に対して、第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを支点として、反時計方向へ回動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動する。図9に示すように、阻止体2が第二の位置C2にあるときに、阻止体2はブレーキペダルBのX2側の縁部と回動軸31との間の空間Sに収容される。
このように、第五実施形態の安全装置1によれば、阻止体2が第二の位置C2に移動したとき、阻止体2とブレーキペダルBは接触しない。阻止体2がブレーキペダルBの上面に重ならないため、ブレーキペダルBと阻止体2とで段差が生じず、運転者が違和感なくブレーキ操作を行うことができる。また、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1への荷重が加えられたとき、阻止体2が回動中心線Oを中心として、反時計方向へ回動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動することができる。そのため、運転者は最短距離でアクセルペダルAからブレーキペダルBへと足先を移動させることができ、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
さらに、第五実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2に対して、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2への荷重が加えられたとき、図示しない回動規制部により阻止体2の回動が規制され、運転者の足先の移動が規制される。すなわち、運転者は、運転者の足先をブレーキペダルBからアクセルペダルAへ移動させるためには、足先を一旦第一の位置C1に位置する阻止体2の先端よりも上方(Y1方向)へ持ち上げてから第二の方向D2へ移動させる必要がある。そのため、運転者の足先が誤ってアクセルペダルAに移動することがなくなる。したがって、運転者のアクセルペダルAの誤操作によって生じる事故を防止することが可能になる。
次に図11ないし図15を参照して、本考案の第六実施形態における安全装置1について説明する。
図11、図12および図14に示すように、本実施形態の安全装置1は、阻止体2、支持機構3および付勢部材4を備える。
図11および図12に示すように、阻止体2はスライダ部23で構成されている。スライダ部23は樹脂材料や軽金属材料で形成されている。スライダ部23のアクセルペダルAに向く側面は、反重力方向である上方(Y1方向)に向かうにしたがってブレーキペダルBに接近する方向へ傾斜する傾斜面23aとされているとともに、スライダ部23のブレーキペダルBに向く側面は、重力方向である下方(Y2方向)と平行に形成される平面23bとされている。ここで、平面23bは重力方向である下方(Y2方向)と厳密に平行である必要は無く、ほぼ平行に形成されていれば良い。
図12および図14に示すように、支持機構3は、ガイド筒33とガイド溝34とガイド突起35とを備えている。図11および図12に示すように、ガイド筒33は、底部33aと筒部33bとを備える。底部33aは、ガイド筒33の底となる部分を形成する。底部33aが、車両のフロア51に固定される。筒部33bは底部33aの外周面から上方(Y1方向)に延びるように形成されている。
図12および図14に示すように、ガイド突起35は、第一ガイド突起35a、第二ガイド突起35b、第三ガイド突起35cおよび第四ガイド突起35dを備える。スライダ部23の後方(Z2方向)に向く面に後方(Z2方向)に突出して第一ガイド突起35aが形成される。スライダ部23の左方向(X1方向)に向く面に左方向(X1方向)に突出して第二ガイド突起35bと第三ガイド突起35cとが形成される。第二ガイド突起35bと第三ガイド突起35とは、Z1−Z2方向に離れて形成され、第二ガイド突起35bは第三ガイド突起35cより後方(Z2方向)に配置される。スライダ部23の前方(Z1方向)に向く面に前方(Z1方向)に突出して第四ガイド突起35dが形成される。なお、本実施形態では、ガイド突起35が阻止体2と一体形成されている例を示しているが、ガイド突起35が阻止体2と別体で形成され、阻止体2と固定されていてもよい。
図14に示すように、ガイド溝34は、第一ガイド溝34a、第二ガイド溝34b、第三ガイド溝34cおよび第四ガイド溝34dを備える。図14および図15に示すように、上方(Y1方向)から見た平面視で第一ガイド突起35aに対応する位置に、第一ガイド溝34aが上下方向(Y1−Y2方向)に沿って延びて形成される。同様に、上方(Y1方向)から見た平面視で第二ガイド突起35bに対応する位置に、第二ガイド溝34bが上下方向(Y1−Y2方向)に沿って延びて形成される。同様に、上方(Y1方向)から見た平面視で第三ガイド突起35cに対応する位置に、第一ガイド溝34cが上下方向(Y1−Y2方向)に沿って延びて形成される。同様に、上方(Y1方向)から見た平面視で第四ガイド突起35dに対応する位置に、第四ガイド溝34dが上下方向(Y1−Y2方向)に沿って延びて形成される。阻止体2(スライダ部23)は、支持機構3のガイド溝34とガイド突起35とにより、図13および図15に示す第一の位置C1と第二の位置C2との間で平行移動可能に支持されている。
図12に示すように、付勢部材4は、コイルバネ43で構成されている。コイルバネ43の上端が阻止体2のスライダ部23の下面に圧接または固定される。コイルバネ43の下端がガイド筒33の底部33aの上面に圧接または固定される。なお、本実施形態では、付勢部材4がコイルバネ43で構成される例を示しているが、付勢部材は板バネであってもよい。
図15に示すように、阻止体2が第一の位置C1に位置するとき、コイルバネ43から阻止体2に対して、Fa方向の付勢力が付与されている。阻止体2には、コイルバネ43のFa方向の付勢力により、ガイド筒33の筒部33bから上方(Y1方向)へ抜け出ようとする力が付与されている。しかし、ガイド突起35の上端面がガイド溝34の上端縁と当接することにより、阻止体2が上方(Y1方向)へ抜け出ることが防止される。また、阻止体2がガイド溝34とガイド突起35により第一の位置C1から第二の位置C2へと平行移動している間も、コイルバネ43から阻止体2に対して、Fa方向の付勢力が常時付与されている。
図13、図14および図15に示すように、安全装置1は、阻止体2が支持機構3のガイド溝34とガイド突起35とにより、ブレーキペダルBとアクセルペダルAとの間で運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1と、ブレーキペダルBとアクセルペダルAとの間で運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2との間で移動可能に支持されている。
運転者がブレーキ操作を行うとき、運転者はアクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1へ運転者の足先を移動させる。そのとき、図13に示されるアクセルペダルAとブレーキペダルBとの間に設けられる阻止体2の傾斜面23aと運転者の足先が接触し、運転者の足先から阻止体2の傾斜面23aに対して第一の方向D1への荷重が加えられる。
運転者の足先から阻止体2の傾斜面23aに対して、第一の方向D1への荷重が加えられたとき、前記荷重の一部が阻止体2を下に押し付ける分力になり、図15に示されるように、ガイド突起35がガイド溝34に沿って下方(Y2方向)にスライドする。すなわち、阻止体2は、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと平行移動する。阻止体2が第一の位置C1から第二の位置C2へと平行移動している間、付勢部材4から阻止体2にFa方向の付勢力が常時付与されている。ただし、付勢部材4の付勢力は運転者の足先から阻止体2に対して加えられる荷重に対して十分小さく設定されている。そのため、阻止体2に対して、運転者の足先から第一の方向D1への荷重が加えられたとき、付勢部材4の付勢力に抗して、阻止体2が第一の位置C1から第二の位置C2へ移動することができる。
一方、運転者がアクセル操作を行うときは、運転者はブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2へ運転者の足先を移動させる。そのとき、図13に示されるアクセルペダルAとブレーキペダルBとの間に設けられる阻止体2の平面23bと運転者の足先が接触し、運転者の足先から阻止体2の平面23bに対して、第二の方向D2への荷重が加えられる。そのとき、平面23bは第二の方向D2とほぼ直交する方向へ延びているため、阻止体2を下方へ押し付ける分力は発生せず、阻止体2は第二の方向D2に移動しようとするが、図14に示される各々のガイド突起35がそれに対応するガイド溝34に強圧接される。すなわち、第一ガイド突起35aが第一ガイド溝34aに強圧接され、第二ガイド突起35bが第二ガイド溝34bに強圧接され、第三ガイド突起35cが第三ガイド溝34cに強圧接され、第四ガイド突起35dが第四ガイド溝34dに強圧接される。このため、阻止体2のD2方向への移動も規制される。これにより、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう運転者の足先の移動が規制される。
本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態と同様に、運転者の足先から阻止体2の傾斜面23aに対して、アクセルペダルAからブレーキペダルBへ向かう第一の方向D1への荷重が加えられたとき、支持機構3のガイド溝34とガイド突起35により、阻止体2が平行移動し、運転者の足先の移動を規制する第一の位置C1から運転者の足先の移動を許容する第二の位置C2へと移動することができる。そのため、運転者は最短距離でアクセルペダルAからブレーキペダルBへと足先を移動させることができ、運転者が迅速なブレーキ操作を行うことが可能である。
また、本実施形態の安全装置1によれば、第一実施形態の安全装置と同様に、運転者の足先から阻止体2の平面23bに対して、ブレーキペダルBからアクセルペダルAへ向かう第二の方向D2への荷重が加えられたとき、ガイド突起35がガイド溝34に強圧接されて阻止体2の移動が規制され、これにより運転者の足先の移動が規制される。すなわち、運転者は、運転者の足先をブレーキペダルBからアクセルペダルAへ移動させるためには、足先を一旦第一の位置C1に位置する阻止体2の先端よりも上方(Y1方向)へ持ち上げてから第二の方向D2へ移動させる必要がある。そのため、運転者の足先が誤ってアクセルペダルAに移動することがなくなる。したがって、運転者のアクセルペダルAの誤操作によって生じる事故を防止することが可能になる。
1 安全装置
2 阻止体
3 支持機構
4 付勢部材
6 接続部材
21 板部
22 係止受け部
23 スライダ部
23a 傾斜面
23b 平面
31 回動軸
32 回動規制部
33 ガイド筒
34 ガイド溝
35 ガイド突起
41 ねじりコイルバネ
42 板バネ
43 コイルバネ
51 フロア
52 ブラケット
A アクセルペダル
B ブレーキペダル
C1 第一の位置
C2 第二の位置
D1 第一の方向
D2 第二の方向
Fa 付勢力
O 回動中心線
S 空間




Claims (10)

  1. 車両のブレーキペダルとアクセルペダルとの間に設けられる阻止体と、
    該阻止体を、前記ブレーキペダルと前記アクセルペダルとの間で運転者の足先の移動を規制する第一の位置と、前記ブレーキペダルと前記アクセルペダルとの間で運転者の足先の移動を許容する第二の位置との間で移動可能に支持する支持機構と、
    前記阻止体を前記第一の位置に向けて常時付勢する付勢部材とを備え、
    前記支持機構は、前記第一の位置にある阻止体に対して前記アクセルペダルから前記ブレーキペダルへ向かう第一の方向への荷重が加えられたときに、前記付勢部材の付勢力に抗して前記阻止体が前記第二の位置へ移動するのを許容し、前記第一の位置にある阻止体に対して前記ブレーキペダルから前記アクセルペダルへ向かう第二の方向への荷重が加えられたときに、前記阻止体が前記第二の位置へ移動するのを規制することを特徴とする安全装置。
  2. 前記支持機構は、前記第一の方向と交差する方向に延びる回動軸と、回動規制部とを備え、前記阻止体は前記回動軸により前記第一の位置と前記第二の位置との間で回動自在に支持されており、前記回動規制部は、前記第一の位置にある前記阻止体に対して前記第二の方向への荷重が加えられたときに該阻止体の回動を規制することを特徴とする請求項1記載の安全装置。
  3. 前記支持機構と前記阻止体および前記付勢部材が、前記ブレーキペダルの前記アクセルペダル側の縁部に設けられていることを特徴とする請求項2記載の安全装置。
  4. 前記支持機構と前記阻止体および前記付勢部材が、前記アクセルペダルの前記ブレーキペダル側の縁部に設けられていることを特徴とする請求項2記載の安全装置。
  5. 前記支持機構と前記阻止体および前記付勢部材が、車両のフロアに固定されたブラケットに設けられていることを特徴とする請求項2記載の安全装置。
  6. 前記支持機構は、前記ブレーキペダルに取り付けられて前記回動軸を前記ブレーキペダルの縁部から前記アクセルペダル側へ離れた位置で支持する接続部材を備え、前記阻止体が前記第二の位置にあるときに該阻止体が前記ブレーキペダルの縁部と前記回動軸との間の空間に収容されることを特徴とする請求項3記載の安全装置。
  7. 前記付勢部材はねじりコイルバネまたは板バネであることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の安全装置。
  8. 前記阻止体の前記アクセルペダルに向く側面は、反重力方向に向かうにしたがって前記ブレーキペダルに接近する方向へ傾斜する傾斜面とされているとともに、前記阻止体の前記ブレーキペダルに向く側面は、重力方向と平行に形成されており、前記支持機構は、前記阻止体を前記第一の位置から重力方向に沿って前記第二の位置へ平行移動可能に支持していることを特徴とする請求項1記載の安全装置。
  9. 前記支持機構は前記阻止体の重力方向端部側の側面を覆うガイド筒を備え、このガイド筒の内面と前記阻止体の重力方向端部側の側面との一方に重力方向に延びる複数のガイド溝が形成されていると共に、他方にそれぞれ前記ガイド溝に摺動自在に挿入される複数のガイド突起が設けられており、前記第一の位置にある前記阻止体に対して前記第二の方向への荷重が加えられたときに前記ガイド突起が前記ガイド溝に強圧接されて前記阻止体の前記第二の位置への平行移動が規制されることを特徴とする請求項8記載の安全装置。
  10. 前記付勢部材はコイルバネまたは板バネであることを特徴とする請求項8または9のいずれかに記載の安全装置。
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