JP3228513B2 - ホモキラル性の2−ヒドロキシ酸の合成 - Google Patents

ホモキラル性の2−ヒドロキシ酸の合成

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキラル合成に関する。さらに詳しくは、本発
明は、多くの場合にαヒドロキシ基のところが(R)お
よび(S)である両方の異性体を調製することができる
多機能触媒として、2−オキソカルボン酸デヒドロゲナ
ーゼを用いるある種のホモキラル性2−ヒドロキシ酸の
合成に関する。
キラル性の2−ヒドロキシ酸の合成は、これらの化合
物が多用途の合成中間体であり、C−2のキラル性を保
持しながら種々の化合物(エポキシド、アルキルエステ
ル、ヒドラジニルエステル、α−N−アルコキシアミノ
エステルおよびα−アミノエステルを含む)に変換する
ことができるので、非常に重要である。通常、2位の求
核置換を含む反応をその場で生成させた対応の2−トリ
フレートエステルを介して行ない、選択した求核種と直
接反応させるのが最適である。
側鎖に別のプロキラル性官能基を有するキラル性の2
−ヒドロキシ酸およびエステルが利用可能であること
は、2またはそれ以上のキラル中心を含む化合物の合成
に大きな可能性を与える。この目的のために、ヒドロキ
シ基またはC−2は内部コントロール要素を与え、プロ
キラル性官能基の立体選択的な転換を容易にするものと
期待される。β、γ−不飽和化合物の場合には、エポキ
シデーション(expoxidation)によりシャープレス(Sh
arpless)型中間体の入手が可能となり、脱ヒドロキシ
ル化によりポリオールが得られる(これは、炭水化物合
成に利用することができる)。4−オキソ化合物の場合
には、ジアステレオ選択的なケトン還元により、条件の
選択に依存してsyn−またはanti−1,3−ジオールのどち
らかが得られるであろう。
化学は特定の興味ある化合物の合成に対して可能性を
有する方法を提供するが、これら方法には、より伝統的
な形態にある方法が含まれ、また酵素触媒反応による方
法も増加している。
2−ヒドロキシ酸およびエステルは有用な合成対象で
あり、これらをキラル形態で調製するための方法の開発
に多くの努力が払われている。化学法および酵素法の例
を以下に記載する。化学法の主な制限は、重要な転換の
全てに低温で水感受性の試薬の使用が含まれるので、技
術的なものである。エノンの還元を除いて、生成物のキ
ラル性は、キラル性補助物(基質コントロール)から、
または大きなキラル性還元体(試薬コントロール)か
ら、化学量論的な意味において生じる。
キラル性のボラン・カリウム9−O−DIPGF−9−BBN
Hを用いる2−ケトエステルの不斉還元[Brown H.C.ら,
J.Org.Chem.,(1986),51,3396]は、化学量論的な量
のコンプレックス還元試薬を必要とし、現在では(S)
−絶対立体配置の2−ヒドロキシエステルの入手手段を
与えるにすぎない。
オキサジリジン酸化体によるキラル性オキサゾリドン
エノレートのヒドロキシル化[Evans,D.A.ら,J.Am.Che
m.Soc.,(1985),102,4346]は、ホモキラル性の2−
ヒドロキシエステルを得るために、2−ヒドロキシイミ
ドのクロマトグラフィーによる分割をメタノール分解の
前に行なうことを必要とする。この方法は、立体障害性
誘導体の場合(例えば、RがPr、t−Buである場合)に
は収率に劣る。バリンから導いた補助物の使用により、
(S)−2−ヒドロキシエステルへの補足的な経路が得
られる。
キラル性のα−アルコキシカルバニオンのカルボキシ
ル化[Chan C.M.& Chong J.M.,Tet.Lett.,(1990),3
1,1985]は、化学量論的は量の高価な還元試薬(S)−
BINAL−Hおよび金属転移段階の後に危険なスズ残留物
の廃棄を必要とする。第1段階で(R)−BINAL−Hを
使用すると、(R)−2−ヒドロキシ酸への補足的な経
路が得られる。
キラル性のオキサザボロリジンによって触媒されるエ
ノンのエナンチオ選択的な還元[Coney,G.J.& Bakshi
R.K.,Tet.Lett.,(1990),31,611]は、上記の方法と
対照的に触媒性供給源からキラル性を得る。触媒の光学
対掌体の利用可能性が、逆のエナンチオマー系列への補
足的な経路を与える。4つの化学的変換の順序が、明白
なコストと収率との関係を伴って、最初に生成したキラ
ル性アルコールを2−ヒドロキシエステルに転換するた
めに必要とされる。
キラル性のα−ヒドロキシ酸の生成において見い出さ
れる公表された酵素の使用には、(R)オキシニトリラ
ーゼおよびリパーゼに基づく経路が含まれる。
加水分解によるキラル性シアノヒドリンの(R)−オ
キシニトリラーゼ触媒による合成[Zeigler,T.ら,Synth
esis,(1990),575]は、(R)−2−ヒドロキシ酸の
みの入手手段を与える。高毒性の水を含まないシアン化
水素の調製物が酵素反応に必要とされるが、この反応は
74%程度に低い変化するエナンチオ選択性を与える。
Pseudomonas flourescensリパーゼによって触媒され
るラセミ性2−ヒドロキシエステルの分割[Kalaritis
P.ら,J.Org.Chem.,(1990),55,812]は、酵素速度論
的異性体分割の多数の例の1つである。この方法は、特
定エナンチオマーの収率が非対称基質の分割から最大50
%に制限されるために、固有の欠点を有している。実際
的には、高い光学純度を達成するために変換率(%)を
注意深くコントロールしなければならず、これが収率を
さらに低下させる。
1950年以来、多くの研究者がS−LDHによって触媒さ
れる2−オキソカルボン酸の還元について研究してい
る。これらの研究のために、種々の天然供給源から単離
された酵素が用いられている[哺乳動物組織(例えば、
ウサギ筋肉およびウシ心臓)および細菌(例えば、Baci
llus stearothermophilus)から得られた酵素が含まれ
る]。これらの酵素はタンパク質骨格の周辺部にアミノ
酸配列の小さな変化を示すが、2−オキソ酸/2−ヒドロ
キシ酸の相互変換の触媒の原因を成す活性部位中および
その周辺の残基は保存されている。ある2−オキソ酸に
対してある酵素活性をUVスペクトルによって調べ、ミハ
エリス定数Kmおよび触媒回転率Kcatによって定量するこ
とができる。
この検定法の基礎は、酸化された補助因子NAD+と比較
したときの還元された補助因子NADHの340nmでの強い吸
収とNADHの濃度による吸収の減少である。NADHの濃度に
直接比例する吸収の減少を用いて、触媒による還元の速
度を概算することができる。この方法はいくつかの因子
によって制限されているが、それには酵素の純度が含ま
れ、他の酵素活性の存在がNADHの酸化を導き、このNADH
活性の酸化が予想産物の生成に関係しているとの仮定を
導くことがある。
約50の2−オキソ酸が、NADH酸化の経過を追跡するこ
とによって測定したときに、S−LDHに対して測定可能
な活性を示すと文献に記載されている。
化学的な生物触媒還元の重要な必要事項は極めて高い
異性体純度と高い化学収率であり、これらは文献に記載
のほとんどの反応について未知であり、従って化学反応
におけるその利用は証明されるべきものとして残ってい
る。工業的な生物触媒還元における利用については、一
層の基準が満たされなければならないが、これは例えば
他の方法を越えるコスト効果があり、通常は酵素による
基質回転率とその耐久性の組合せとして観察される。
同定された50の化合物の中で一部の化合物においての
み、生成物である2−ヒドロキシ酸の特徴を調べ、そし
て還元のエナンチオ選択性を確かめるために、製造スケ
ールの実験が行われているにすぎない。これらの反応の
ために、触媒量のNADHが再生系と関連して使用されてい
る。この系は第2の酵素、通常はShaked Z.& Whitesid
es G.M.[J.Am.Chem.Soc.,(1980),102,7105]が記載
しているようなギ酸イオンの二酸化炭素への酸化にNAD+
を利用するギ酸デヒドロゲナーゼ(FDH)を必要とす
る。
この方法は、6種の基質について以下の表1に示すよ
うに、良好な化学収率および高い光学純度で(S)−2
−ヒドロキシ酸を与える。エントリー10は、ピルベート
に対する反応性のわずか0.3%の反応性を示す基質の還
元を説明するためのものである。この特定の反応はアロ
ステリック活性化物質フルクトース1,6−ビスホスフェ
ート(FBP)に対する必要性によって制限されており、
完結するまでに10.5日を要する。これは、他の場合の通
常1〜3日間の反応時間に匹敵する。
また(R)−絶対立体配置を有する2−ヒドロキシ酸
を得るために、R−LDHによって触媒される2−オキソ
酸の還元も研究されている。最近の研究[Simonら,App
l.Biochem.Biotechnol.,(1989),22,169およびKim M.
J.& Kim J.Z.J.,Chem.Soc.Chem.Commun.,(1991),32
6]は、Leuconostoc mesenteroides(LM−R−LDH)お
よびStaphylococcus epidermidis(SE−R−LDH)に由
来するR−LDHに焦点が当てられている。9種の化合物
だけが測定可能な活性を示すことがわかり、これらの化
合物の中で以下の表2に示す4種の化合物だけが製造ス
ケールにおいて還元されている。
キラル還元のための触媒として2−オキソカルボン酸
デヒドロゲナーゼを利用することは、現在まで、限定さ
れた範囲の2−オキソカルボン酸基質にのみ制限されて
いた。さらに別の化合物がある種の分光光度計による実
験に付され、これらが酵素活性によって還元されること
が示唆されている。これら反応の成功は、分析にではな
く解釈にゆだねられている。これら基質として研究され
た化合物は、2−オキソカルボン酸デヒドロゲナーゼに
よる有用な還元の可能性の境界を予想させる傾向があ
る。
基質特異性が充分に広く、学術的興味以上の何らかの
方法に必要とされる回転率の認知された制限を克服する
ものであるなら、2−オキソカルボン酸デヒドロゲナー
ゼを用いてホモキラル性の2−ヒドロキシ酸の直接生成
を行なうことができたであろう。
本基質による酵素活性測定の結果は、天然基質のピル
ベートの回転率が0.6%〜3%と極めて低いとして(得
られたときには、時間、収率、エナンチオマー純度およ
びコスト効果の点で化学的変換の成功を傷つけるものと
予想された)、この酵素を製造スケールで利用すること
を特に助長するものではなかった。
これら乳酸デヒドロゲナーゼ酵素の適切性についての
試験は、何らかの商業的利用に関する結果の特定の予測
を伴わない単なる無数の可能性の1つとしてのものであ
り、さらに一層有用な触媒の部位指向性突然変異誘発に
よる設計を単に助けるためのものであった。従って、こ
れらの酵素は真の動機を伴わずに試験されたものである
が、それでも、有用な方法をこの最も見込みのない出発
点から得ることができることがわかった。
本発明は、以下の一般式: [式中、Rは以下のうちの1つであり: (式中、R′は直鎖または分岐鎖のアルキルまたは所望
によりメチル、メトキシ、ニトロもしくはアミノでパラ
置換されたフェニルであり;そしてR″は水素、ハロゲ
ンまたは所望によりメチル、メトキシ、ニトロもしくは
アミノでパラ置換されたフェニルである);そして Mは水素または塩を形成する部分である] に対応するホモキラル性の2−ヒドロキシカルボン酸ま
たはその塩を製造するための方法であって、対応する2
−ケトカルボン酸またはその塩を(R)−または(S)
−2−オキソカルボン酸デヒドロゲナーゼを用いて還元
することからなる方法を提供するものである。
本方法によって製造するのが好ましい2−ヒドロキシ
カルボン酸またはその塩の例は、後記の表3に挙げる。
通常、Bacillus stearothermophilusまたはStaphylococ
cus epidermidisから得ることができる(R)−または
(S)−乳酸デヒドロゲナーゼを本目的のために用い
る。このような還元は、再生NADH反応と組合せて行われ
ることが多い。上記定義の一般式に関して、塩を形成す
る部分Mはナトリウムまたはカリウムであってよく、そ
して/またはアルキル基R′は好ましい場合には6個ま
での炭素原子を有していてよい。
また本発明は、2つのキラル中心を有するsyn−また
はanti−synラクトンを製造するための方法であって、
上記の方法によって製造されたホモキラル性の2−ヒド
ロキシカルボン酸またはその塩の4−ケト誘導体(また
はそのエステル)を化学的に還元することからなる方法
を提供するものである。
さらに本発明は、以下の一般式: [式中、R′は上記定義に同じである] で示されるsyn−またはanti−synラクトンを提供するも
のである。
上記からわかるように、Bacillus stearothermophilu
s(BS−S−LDH;Genzyme Biochemicals)およびStaphyl
ococcus epidermidis(SE−S−LDH;Sigma Chemical)
から得た乳酸デヒドロゲナーゼを用いるエナンチオ選択
的な還元のための2−オキソカルボン酸基質がここに同
定された。還元を製造スケールで行なって、2位に
(S)−または(R)−絶対立体配置のどちらかを保持
する2−ヒドロキシ酸の単離および特徴付けが可能にな
った。
本発明により、Bacillus stearothermophilusから得
た酵素乳酸デヒドロゲナーゼを用いる還元によって以下
の化合物を製造し、さらに、もう一方の(R)−立体化
学を与えるStaphylococcus epidermidisから得た酵素乳
酸デヒドロゲナーゼを用いていくつかの化合物を製造し
た。
LDH還元によって製造された化合物 化合物1、2、3、6、8、10および14への前駆体で
ある2−ケト酸のBS−S−LDH触媒の還元を、補助因子N
ADHをその場で回転させる通常のギ酸/ギ酸デヒドロゲ
ナーゼの組合せを用いて製造スケール(1〜15mモル)
で行なった。また、化合物4、5、7、9、11、13およ
び15をSE−S−LDHを用いる還元によって製造した。そ
れぞれの反応において、希塩酸の定期的な添加によって
最適pHを維持した。
それぞれの還元の立体選択性は、ラセミ標準と比較の
上で、(+)−MPTA Mosher誘導体[Dale,J.A.ら,J.Or
g.Chem.,(1969),34,2543]のキャピラリーGC分析とN
MRによって決定した。この方法は2−ヒドロキシ酸誘導
体のキラル分析のための標準的な文献上のプロトコール
であり、<0.5%の副ジアステレオマーを検出するに十
分な感度を有する。
Mosher誘導体は、2−ヒドロキシ酸のエステル化とそ
の後の(+)−MPTA−C1によるアシル化によって調製し
た。
全ての酵素反応に対して、基質は、遊離酸を越える安
定性と溶解性の改善のためにナトリウムまたはカリウム
塩の形態にあった。
上記の化合物6〜13によって示されるような構造的に
異なる範囲の(S)および(R)2−ヒドロキシ−4−
オキソ酸誘導体の調製は、プロキラル性のケトン官能基
の還元によってさらに別のキラル性を導入する機会を与
える。4−カルボニル基の水素化物還元は、置換された
2−ヒドロキシブチロラクトンの立体選択的な合成を可
能にする。
これら実験の結果は、酵素(SまたはR−LDH)およ
び化学(syn−またはanti−選択的)還元に使用する条
件の選択に依存して、広範囲のジケト酸の塩を4つのジ
アステレオマーラクトンのどれかに容易に変換できるこ
とを示す。
化合物6および7の出発原料である2,4−ジオキソペ
ンタノエートは、アセトンとシュウ酸ジエチルのクライ
ゼン縮合とその後の2当量の水酸化ナトリウム水溶液に
よる処理によって二ナトリウム塩として、それぞれ77%
および89%の収率で得た。
化合物8、9、10、11、12および13のジオキソ酸出発
原料の二ナトリウム塩は、シュウ酸ジエチルと適当なメ
チルケトンを用い、Meister A.[J.Biol.Chem.,(194
8),175,573]の研究に基づく2工程法によって調製し
た。回収率は、上記の2,4−ジオキソペンタノエートの
合成に用いた同様の方法によって得た率と同等であっ
た。
化合物14および15の出発原料である2−オキソ−4−
フェニル−ブタノエート、化合物1および4の出発原料
である(E)−2−オキソ−3−ペンタノエート、およ
び化合物2および5の出発原料である3−メチル−2−
オキソ−3−ブタノエートは全てナトリウム塩として調
製した。この方法は、シュウ酸ジエチルへの1当量の適
当なグリニヤール試薬の低温添加とその後の1当量の水
酸化ナトリウムによる制御された加水分解を用いた。こ
の2段階反応の収率を以下の表に示す。
化合物3の出発原料である(E)−2−オキソ−4−
フェニル−3−ブタノエートは、ベンズアルデヒドとピ
ルビン酸のアルドール縮合によりカリウム塩として調製
し、72%の収率で得た。この合成法をピルピン酸とパラ
−置換されたベンズアルデヒドのアルコール縮合に応用
し、以下の可能性ある基質を調製した: [式中、XはMe、MeOまたはNO2である]。
(E)−(S)−2−ヒドロキシ−4−フェニル−3−
ブテン酸の合成(化合物3) トリス緩衝液(5mM、2M HClでpH6.0に調節;50ml)中
の(E)−2−オキソ−4−フェニル−3−ブテン酸カ
リウム(214mg、1.0mモル)とギ酸ナトリウム(156mg、
2.3mモル)の溶液を、窒素を30分間吹き込むことによっ
て脱酸素化した。この溶液に、NADH(14mg、0.02mモ
ル)、ジチオスレイトール(5μlの1M水溶液)、ギ酸
デヒドロゲナーゼ(10mg、5U)およびS−乳酸デヒドロ
ゲナーゼ(Bacillus stearothermophilus、Genzyme;5mg
の凍結乾燥粉末=0.7mgタンパク質、300U)を連続して
窒素下の室温で加えた。
この混合物を窒素下で47時間撹拌し、定期的にビュレ
ットから希HCl(0.2M、3.4ml)を加えてpHを6.0〜6.2の
範囲に維持した。pH2に酸性化し、塩化ナトリウムで飽
和させた後、この混合物を重力下で濾過した。この濾液
を食塩水(50ml)洗浄を伴う通常の酢酸エチル(4x50m
l)後処理に付し、標記化合物(3)の非結晶性の白色
固体として得た(151mg、85%)。この物質は1H−NMRに
よって純粋であった。エーテル/酢酸エチルから再結晶
して分析的に純粋な白色固体を得た。
融点=135−6℃。
[α]27 D=+91.0゜(c=1.875、MeOH)。
δ(270MHz、d6−アセトン):7.49−7.44および7.38
−7.22(5H、2m、Ph)、6.84(1H、dd、J 1.6および15.
9Hz、C−4−H)、6.43(1H、dd、J 5.5および15.9H
z、C−3−H)および4.86(1H、dd、J 1.6および5.5H
z、C−2−H)。
Mosher誘導体のNMR分析は100:1の比のジアステレオ異
性体の混合物を示し、これは(S)−2−ヒドロキシ−
4−フェニル−3−ブテン酸に対して>98%のエナンチ
オマー過剰(ee)に相当した。
(E)−2−オキソ−4−フェニル−3−ブテノエー
トをパラ−置換を有する類似分子に換えることにより、
Me、MeOおよびNO2を有する分子の酵素還元が証明され
た。
MeおよびMeO置換を有する分子の完全変換はそれぞれ3
6時間および48時間後に得られ、38%および25%の単離
収率を有していた。反応の分析は、基質の残存を示す1H
−NMRによって行なった。
(S)−(E)−2−ヒドロキシ−3−ペンテン酸の合
成(化合物1) Bacillus stearothermophilusからの(S)−乳酸デ
ヒドロゲナーゼ(Genzyme,凍結乾燥粉末;2000U)とギ酸
デヒドロゲナーゼ(Boehringer;5U)を、ギ酸ナトリウ
ム(82mg、1.2mM)、NADH(7mg、0.01mM)およびジチオ
スレイトール(0.002mM)を含むトリス−塩酸緩衝液(5
mM pH6;20ml)中の(E)−2−オキソ−3−ペンテン
酸ナトリウム(136mg、1.0mモル)の脱酸素化溶液に加
えた。
混合物を室温で48時間撹拌し、定期的に0.2M HCl(3.
4ml)を加えてpHを6.0−6.2に維持した。pH2の酸性に
し、次いで食塩で飽和させ、濾過し、食塩水(20ml)で
の洗浄を伴う酢酸エチル(3x20ml)後処理をし、スペク
トル的に純粋な無色オイルとして生成物2−ヒドロキシ
酸を得た(114mg、98%)。δ(270MHz、d6−アセト
ン):6.03−5.89(1H、m、C−4−H)、5.58(1H、d
dq、J 1.5、6.2および15.2Hz、C−3−H)、4.71−4.
67(1H、m inc.3J 6.2Hz、C−2)、1.78−1.74(3H、
m inc.3J 6.6Hz、C−4−H3)。
対応するメチルエステルのMosher誘導体の1H−NMR分
析によって、98.5:1.5比のジアステレオマーの混合物が
示され、これは標記化合物について>97%のエナンチオ
マー過剰に相当した。
(R)−(E)−2−ヒドロキシ−3−ペンテン酸の合
成(化合物4) 化合物1に対して上記した一般法を用い、S−LDHをS
taphylococcus epidermidis由来のR−LDH(1000単位、
62mg)に置換して、反応物のpHを7.5に維持した。標記
化合物はこの反応において100%で得られ、化合物1と
同一のNMRスペクトルを与えた。単離収率は92%であっ
た。対応するMosher誘導体の1H−NMR分析により、標記
化合物について>98%のエナンチオマー過剰が示され
た。この結果をキャピラリーGC測定によって確かめた。
(S)−2−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテン酸の
合成(化合物2) Bacillus stearothermophilusからの(S)−乳酸デ
ヒドロゲナーゼ(Genzyme、凍結乾燥粉末;1200U)とギ
酸デヒドロゲナーゼ(Boehringer;5U)を、ギ酸ナトリ
ウム(190mg、2.8mモル)、NADH(14mg、0.02mモル)お
よびジチオスレイトール(0.007mモル)を含むトリス−
塩酸緩衝液(5mM;pH6;67ml)中の3−メチル−2−オキ
ソ−ブテン酸ナトリウム(136mg、1mモル)の脱酸素化
溶液に加えた。この混合物を窒素下に室温で76時間撹拌
し、定期的に0.2M HCl(3.0ml)を加えてpHを6.0−6.2
に維持した。pH2の酸性にし、次いで食塩で飽和させ、
濾過し、食塩水(20ml)での洗浄を伴う酢酸エチル(5x
20ml)後処理をし、スペクトル的に純粋な白色固体とし
て2−ヒドロキシ酸を得た(76mg、66%)。δ:5.21−
5.20(1H、m、1HのC=CH2)、5.11−5.10(1H、m、1
HのC=CH2)、4.69(1H、brs、C−2−H)、1.82−
1.81(1H、m、C−3−CH3)。
対応するメチルエステルのMosher誘導体の1H−NMR分
析によって、200:1の比のジアステレオマーの混合物が
示され、これは標記化合物について>99%のエナンチオ
マー過剰に相当した。
(R)−2−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテン酸の
合成(化合物5) 化合物2に対して上記した一般法を用い、S−LDHをS
taphylococcus epidermidis由来のR−LDH(1000単位、
62mg)に置換して、反応物のpHを7.5に維持した。標記
化合物はこの反応において65%の収率で得られ、化合物
2と同一のNMRスペクトルを与えた。対応するMosher誘
導体の1H−NMR分析により、標記化合物について>99%
のエナンチオマー過剰が示された。この結果をキャピラ
リーGC測定によって確かめた。
(S)−メチル2−ヒドロキシ−4−オキソペンタノエ
ートの合成(化合物6) トリス緩衝液(5mM、2M塩酸でpHを6.0に調節;100ml)
中の2,−4−ジオキソペンタン酸の2ナトリウム塩(2.
61g、5mモル)とギ酸ナトリウム(1.53g、22.5mモル)
の溶液を30分間の窒素通気によって脱酸素化した。NADH
(106mg、0.15mモル)、ジチオスレイトール(1μlの
1M水溶液)、ギ酸デヒドロゲナーゼ(75mg、37.5U)お
よびS−乳酸デヒドロゲナーゼ(Bacillus stearotherm
ophilus、Genzyme;25mg凍結乾燥粉末≡3.5mgタンパク
質、1500U)を連続して室温、窒素下で溶液に加えた。
この混合物を窒素下で72時間撹拌し、定期的にビュレッ
トから塩酸(0.5M;19ml)を加えてpHを6.0−6.2の範囲
に維持した。pH2に酸性化した後、水を40℃での回転蒸
発とその後の0.5mmHg(〜0.65mbar)までの蒸発によっ
て除去した。この残留物を無水メタノール(75ml)、オ
ルトギ酸トリメチル(75ml)、およびp−トルエンスル
ホン酸(0.57g、3mモル)で直接処理した。3時間撹拌
した後、炭酸水素ナトリウム(0.50g、6mM)の水溶液
(2ml)を加えて反応を停止させた。15分間撹拌を続け
た。次に混合物を乾燥(MgSO4)し、セライトのパッド
で濾過し、酢酸エチル(75ml)で洗浄した。
真空下で濾液を濃縮した後、残留物を酢酸エチル(60
ml)でトリチュレートし、この混合物をシリカゲル(Me
rck 9385)のパッドで濾過し、酢酸エチル(3x20ml)で
洗浄した。この濾液を濃縮して琥珀色のオイルを得た
(1.67g)。このオイルの1H−NMR分析により、約1:5の
比の標記化合物と対応するジメチルアセタールの混合物
であることが示された。このオイルを、アセトン(Aldr
ich HPLCグレード;80ml)とp−トルエンスルホン酸ピ
リジニウム(50mg、0.2mモル)で直接処理した。1時間
撹拌した後、炭酸水素塩水溶液(0.5ml)を加えて反応
を停止させた。
乾燥(MgSO4)、濾過、および真空下での濾液の濃縮
の後、カラムクロマトグラフィー(フェノール/酢酸エ
チル、1:1)によって標記化合物を淡黄色のオイルとし
て得た(1.07g、49%)。δ(270MHz、CDCl3):4.41(1
H、dd、J 4.2および6.2Hz、C−2−H)、3.68(3H、
s、CO2CH3)、2.94−2.77(2H、m、C−3−H2)、2.
11(3H、s、C−5−H3)。
対応するMosher誘導体の1H−NMR分析により、[α]
24 D値が−11.6゜(c=3.35、Me2CO)のホモキラル(>
99%ee)生成物が得られたことが示された。
(R)−メチル2−ヒドロキシ−4−オキソペンタノエ
ートの合成(化合物7) トリス緩衝液(5mM;2M塩酸でpHを7.5に調節;20ml)中
の2,4−ジオキソペンタン酸の2ナトリウム塩(0.52g、
3mモル)とギ酸ナトリウム(0.24g、3.5mモル)の溶液
を30分間の窒素通気によって脱酸素化した。NADH(28m
g、0.04mモル)、ジチオスレイトール(2mlの1M水溶
液)、ギ酸デヒドロゲナーゼ(20U)およびR−乳酸デ
ヒドロゲナーゼ(Staphylococcus epidermidis、Sigm
a、500U)を連続して室温、窒素下で加えた。この混合
物を窒素下で69時間撹拌し、定期的にビュレットから希
塩酸(0.5M;2.6ml)を加えてpHを6.0−6.2の範囲に維持
した。pH2に酸性化した後、水を40℃での回転蒸発とそ
の後の0.5mmHg(〜0.65mbar)までの排気によって除去
した。この残留物を、メタノール(15ml)、オルトギ酸
トリメチル(15ml)、およびTsOH(100mg、0.53mモル)
を用いて5.5時間以上のメタノール分解に付した。この
混合物を窒素流の下で濃縮し、PPTS(10mg)およびアセ
トン(20ml)で1.5時間以上トランスアセチル化した。
標記化合物が淡黄色のオイルとして得られ(0.23g、53
%)、これは(S)−エナンチオマー(化合物6)と同
一のスペクトルの性質を持っていた。
対応するMosher誘導体の1H−NMR分析により、[α]
24 D値が+11.3゜(c=2.2、Me2CO)のホモキラル(>
0.99%ee)生成物が得られたことが示された。
(R)−2−ヒドロキシ−5−メチル−4−オキソヘキ
サン酸の合成(化合物9) 化合物8に対して上記した一般法を用い、S−LDHをS
taphylococcus epidermidis由来のR−LDH(500単位、2
5mg)に置換して、反応液のpHを7.5に維持し、60時間以
上反応させた。酢酸エチル抽出の後に標記化合物を75%
(0.24g)の収率で白色固体として回収した。この化合
物は、(S)−エナンチオマー(化合物8)と同一のス
ペクトルの性質を持っていた。標記化合物の融点は67−
68℃であり、[α]24 D値(c=2.08、Me2CO)は14.2゜
であった。対応するMosher誘導体の1H−NMR分析によ
り、標記化合物について99%のエナンチオマー過剰が
示された。
(S)−2−ヒドロキシ−5−メチル−4−オキソヘキ
サン酸の合成(化合物8) トリス緩衝液(5mM、2M塩酸でpHを6.0に調節)中の2,
4−ジオキソペンタン酸ジメチルの2ナトリウム塩(404
mg、2mモル)とギ酸ナトリウム(320mg、4.6mモル)の
溶液を30分間の窒素通気によって脱酸素化した。NAD
(2モル%)、ジチオスレイトール(10μlの1M水溶
液)、ギ酸デヒドロゲナーゼ(10U)およびS−乳酸デ
ヒドロゲナーゼ(Bacillus stearothermophilus、Genzy
me、600U)を室温、窒素下で溶液に加えた。この混合物
を窒素下で60時間撹拌し、定期的にビュレットから塩酸
(0.5M、2.6ml)を加えてpHを6.0−6.2の範囲に維持し
た。完全な還元を観察した後、反応混合物をpH2まで酸
性化し、塩化ナトリウムで飽和させ、混合物を通常の酢
酸エチル抽出および食塩水洗浄にかけた。標記化合物を
白色固体として72%(0.23g)の回収率で単離した。δ
(270MHz、d6−アセトン):4.53(1H、dd、J 5.3および
6.2Hz、C−2−H)、2.98−2.85(2H、m、C−3−H
2)、2.67(1H、septet,J 7.0Hz、C−5−H)、1.06
(6H、d、J 7.0Hz、C−5−Me2)。標記化合物の融点
は66−68℃であり、[α]24 D値(c=2.24、Me2CO)は
−14.8゜であった。対応するMosher誘導体の1H−NMR分
析により、標記化合物について>99%のエナンチオマー
過剰が示された。
(S)−2−ヒドロキシ−4−オキソ−4−フェニルブ
タン酸の合成(化合物10) 化合物8に対する一般法を用い、フェニル−2,4−ジ
オキソペンタン酸(472mg、2mモル)およびS−乳酸デ
ヒドロゲナーゼ(Bacillus stearothermophilus、Genzy
me、300単位、5mg)をpH6で用いて、完全な還元を44時
間後に観察した。標記化合物を白色固体として69%(0.
27g)の収率で回収した。δ(270MHz、d6−アセトン):
8.06−8.02(2H、m、Ar)、7.68−7.62(1H、m、A
r)、7.57−7.51(2H、m、Ar)、4.73(1H、m、C−
2−H)、3.50(2H、d、J 5.3Hz、C−3−H2)。こ
の物質の分析により、132−134℃の融点、および−1.6
゜の[α]24 D値(c=2.08、Me2CO)が得られた。対応
するMosher誘導体の1H−NMR分析により、標記化合物に
ついて>99%のエナンチオマー過剰が示された。
(R)−2−ヒドロキシ−4−オキソ−4−フェニルブ
タン酸の合成(化合物11) 化合物8に対する一般法を用い、S−LDHをStaphyloc
occus epidermidis由来のR−LDH(500単位、25mg)に
置換し、フェニル−2,4−ジオキソペンタン酸(472mg、
2.0mモル)を用い、反応物のpHを7.5に維持して、完全
な還元を43時間で観察した。標記化合物を酢酸エチル抽
出の後に52%(0.20g)の収率で白色固体として回収し
た。この化合物は、(S)−エナンチオマー(化合物1
0)と同一のスペクトルの性質を持っていた。標記化合
物は、128−131℃の融点と1.5゜の[α]24 D値(c=2.
58、Me2CO)を与えた。対応するMosher誘導体の1H−NMR
分析により、標記化合物について>96%のエナンチオマ
ー過剰が示された。
(S)−2−ヒドロキシ−4−オキソデカン酸の合成
(化合物12) 化合物8に対する一般法を用い、2,4−ジオキソデカ
ン酸(0.97g、4.0mモル)、S−乳酸デヒドロゲナーゼ
(Bacillus stearothermophilus、Genzyme、600単位)
およびギ酸デヒドロゲナーゼ(10単位)を用いて、完全
な還元を55時間で観察した。標記化合物を白色固体とし
て72%(0.58g)の収率で得た。δ(270MHz、d6−アセ
トン):4.55(1H、dd、J 4.6および6.9Hz、C−2−
H)、2.96−2.79(2H、m、C−3−H2)、2.53−2.48
(2H、m、C−5−H2)、1.57−1.49(2H、m、C−6
−H2)、1.34−1.17(6H、m、C−7,8,9−H2)、0.88
(3H、t、J 6.6Hz、C−10−H3)。生成物を分析する
ことにより、69−70℃の融点と−9.3゜の[α]24 D
(c=2.39、アセトン)が明らかになった。対応するMo
sher誘導体の1H−NMR分析により、標記化合物について
>99%のエナンチオマー過剰が示された。
(R)−2−ヒドロキシ−4−オキソデカン酸の合成
(化合物13) 化合物8に対する一般法を用い、S−LDHをStaphyloc
occus epidermidis由来のR−LDH(250単位)に置換
し、2,4−ジオキソデカン酸(0.244g、1.0mモル)を用
い、反応物のpHを7.5に維持して、完全な還元を48時間
で得た。標記化合物を酢酸エチル抽出の後に65%(0.13
g)の収率で回収した。この化合物は、(S)−エナン
チオマー(化合物12)と同一のスペクトルの性質を持っ
ていた。生成物の分析により、69−71℃の融点と9.4゜
の[α]24 D値(c=2.05、アセトン)が明らかになっ
た。対応するMosher誘導体の1H−NMR分析により、標記
化合物について>99%のエナンチオマー過剰が示され
た。
(S)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブタン酸の合成
(化合物14) トリス緩衝液(5mM;2M塩酸でpHを6.0に調節;250ml)
中の2−オキソ−4−フェニルブタン酸ナトリウム(2.
0g、10mモル)とギ酸ナトリウム(0.82g、12mモル)の
溶液を30分間の窒素通気によって脱酸素化した。NADH
(0.35g、0.5mモル)、ジチオスレイトール(25μlの1
M水溶液)、酵母由来のギ酸デヒドロゲナーゼ(Boehrin
ger、50mg、33U)およびBacillus stearothermophilus
由来のS−乳酸デヒドロゲナーゼ(Genzyme、96mg凍結
乾燥粉末≡13gタンパク質、5600U)を連続して室温、窒
素下で溶液に加えた。この混合物を窒素下、35−40℃で
94時間ゆるやかに撹拌し、定期的に希塩酸を加えてpHを
6.0−6.2の範囲に維持した。pH3に酸性化し、塩化ナト
リウムで飽和させた後、混合物を食塩水(200ml)での
洗浄を伴う通常の酢酸エチル(3x200ml)後処理に付
し、白色固体を得た(1.7g、94%の回収率、<10%の残
留出発物質を伴う)。テトラクロロメタンからの再結晶
により、(S)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブタン
酸を非結晶性の白色固体として得た(1.40g、77%)。
δ(270MHz、CDCl3):7.32−7.17(5H、m、Ph)、4.27
(1H、dd、J 3.9および8.0Hz、C−2−H)、2.83−2.
74(2H、m、C−4−H2)および2.25−1.95(2H、m、
C−3−H2)。標記化合物は111.5−114℃の融点と8.3
゜の[α]22 D値(c=2.02、EtOH)を与えた。
対応するメチルエステルのMosher誘導体の1H−NMR分
析およびCGC分析は、ホモキラル(>99%ee)生成物が
得られたことを示した。
(R)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブタン酸の合成
(化合物15) トリス緩衝液(5mM;2M塩酸でpHを7.5に調節)中の2
−オキソ−4−フェニルブタン酸ナトリウム(601mg、
3.0mモル)とギ酸ナトリウム(0.34g、5mモル)の溶液
に、NADH(43mg、0.06mM)、ジチオスレイトール(7.5
μlの1M水溶液)、酵母由来のギ酸デヒドロゲナーゼ
(Boehringer;20mg、10U)およびStaphylococcus epide
rmidis由来のR−乳酸デヒドロゲナーゼ(Sigma;31mg、
500U)を連続して室温、窒素下で加えた。この混合物を
窒素下で77時間撹拌し、定期的に希塩酸(0.5m;3.9ml)
を加え、pHを7.4−7.6の範囲に維持した。pH2に酸性化
し、塩化ナトリウムで飽和した後、混合物を重力下で濾
過した。この濾液を食塩水(70ml)での洗浄を伴う通常
の酢酸エチル(4x70ml)後処理に付し、(R)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブタン酸(7)を非結晶性の白
色固体として得た(513mg、95%)。この化合物は、
(S)−エナンチオマー(化合物14)と同一のスペクト
ルの性質を持っていた。標記化合物は、113−115℃の融
点と−8.4゜の[α]22 D値(c=2.21、EtOH)を与え
た。対応するメチルエステルのMosher誘導体の1H−NMR
分析およびキャピラリーGC分析は、ホモキラル(>99%
ee)生成物が得られたことを示した。
ジアステレオ異性体のフェニルラクトンの合成(化合物
16および17) 4−オキソ化合物(本明細書中に化合物6〜11として
記載)の合成の有用性の研究を、化合物10、(S)−2
−ヒドロキシ−4−オキソ−4−フェニルブタン酸およ
びその対応するメチルエステルの水素化物還元によって
例証した。
以下の式は、使用した3種類の還元経路および得られ
た化合物16および17の比を全体の収率と共に示すもので
ある。
水素化ホウ素ナトリウムをアルカリ水溶液中で用いる
試薬(a)は、pH2への酸性化と抽出の後に、ジアステ
レオ異性体のラクトン化合物16および17の混合物を与え
た。これらの化合物をカラムクロマトグラフィーによっ
て分離し、次の分光学的データを測定した。
分光学的データ: 16:Vmax(フィルム):3422brおよび1776cm-1; δ[(CD32CO]:7.42−7.34(5H、m、Ph)、5.72
−5.68(1H、m、C−4−H)、5.25(1H、d、J 4.8H
z、O−H)、4.57−4.50(1H、m、C−2−H)、2.6
7−2.46(2H、m、C−3−3H2); δc:176.3(C−1)、140.2、128.9、128.4、125.7
(Ph)、78.9、67.4(C−2およびC−4)および39.2
(C−3); m/z:178(M+;6%)、134(89%)、105(39%)およ
び92(100%); 17:Vmax(ヌジョール):3369brおよび1762cm-1; δ[(CD32CO]:7.45−7.35(5H、m、Ph)、5.43
(1H、dd、J 5.4および10.9Hz、C−4−H)、5.12(1
H、d、J 5.5Hz)、4.78(1H、ddd、J 5.5、8.1および1
1.2Hz)、3.01(1H、ddd、J 5.3、8.1および12.3Hz、C
−3−H)および2.18−2.05(1H、m、C−3−H); δc:176.45(C−1)、139.5、128.8、128.7、126.1
(Ph)、76.8、68.7(C−2およびC−4)および40.1
5(C−3); m/z:178(M+;12%)、134(68%)および92(100
%)。
これら生成物の相対的立体化学の割当ては、1H−NMR
測定、特に化合物17のスペクトルには存在しない化合物
16の芳香族シグナルとC−2メチン水素の間の4%のN.
O.E.増強に基づいて行なった。
試薬(b)を用いるβ−ヒドロキシケトン誘導体のジ
アステレオ選択的な還元に対して優れたsyn選択性が観
察され、98%収率の所望の異性体がこの反応で直接得ら
れた。
メチルエステルを試薬(c)と組合せて用い、次いで
アルカリ水溶液および希釈した酸で連続した処理してエ
ステルの加水分解とラクトン化を行なうと、上記の選択
性を逆転させた。この方法による化合物17の収率は、こ
の反応における逆のエナンチオマー化合物16と正に同等
の86%純度であった。
参考文献1:Hirschbein B.C.& Whitesides G.M.,J.Am.C
hem.Soc.,(1982),104,4458 参考文献2:Kim M.H.& Whitesides G.M.,J.Am.Chem.So
c.,(1988),110,2959 参考文献3:Bur D.ら,Can,J.Chem.,(1989),67,1065 参考文献1:Simon E.S.,Playnte R.& Whitesides G.M.,
Appl.Biochem.Biotechnol.,(1989),22,169 参考文献2:Kim M.J.& Kim J.Y.,J.Chem.Soc.Chem.Comm
un.,(1991),326
フロントページの続き (72)発明者 カシー,ガイ イギリス、イーエックス4・4キューデ ィー、エクセター、ストッカー・ロー ド、ユニバーシティー・オブ・エクセタ ー、ケア・オブ・デパートメント・オ ブ・ケミストリー (番地の表示なし) (56)参考文献 特開 平2−39893(JP,A) 特開 平2−190187(JP,A) Can.J.Chem,Vol.67, No.6(1989)p.1065−1070 J.Chem.Soc.,Chem. Commun.,No.5(1991.Ma r.)p.326−327 Appl.Biochem.Biot ech.,Vol.22,No.2 (1989)p.169−179 Helvetica Chimica Acta,Vol.70,No.6 (1987)p.1569−1582 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 7/42 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の一般式: [式中、Rは以下のうちの1つであり: (式中、R′は所望によりメチル、メトキシ、ニトロも
    しくはアミノでパラ置換されたフェニルであり;そして
    R″は水素、ハロゲンまたは所望によりメチル、メトキ
    シ、ニトロもしくはアミノでパラ置換されたフェニルで
    ある);そして Mは水素または塩を形成する部分である] に対応するホモキラル性の2−ヒドロキシカルボン酸ま
    たはその塩を製造するための方法であって、対応する2
    −ケトカルボン酸またはその塩をバチラス・ステアロサ
    ーモフィラス(Bacillus stearothermophilus)または
    スタフィロコッカス・エピデルミス(Staphylococcus e
    pidermis)から得られる(R)−または(S)−乳酸デ
    ヒドロゲナーゼを用いて還元することを含む方法。
  2. 【請求項2】デヒドロゲナーゼがバチラス・ステアロサ
    ーモフィラス(Bacillus stearothermophilus)から得
    られる(S)−乳酸デヒドロゲナーゼである請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】ホモキラル2−ヒドロキシカルボン酸が
    (S)−2−ヒドロキシ−4−オキソ−4−フェニル酪
    酸である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】デヒドロゲナーゼがスタフィロコッカス・
    エピデルミス(Staphylococcus epidermis)から得られ
    る(R)−乳酸デヒドロゲナーゼである請求項1に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】還元を再生NADH反応と組合せて行なう請求
    項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】塩を形成する部分Mがナトリウムまたはカ
    リウムである請求項1に記載の方法。
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