JP3228430B2 - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JP3228430B2 JP11140492A JP11140492A JP3228430B2 JP 3228430 B2 JP3228430 B2 JP 3228430B2 JP 11140492 A JP11140492 A JP 11140492A JP 11140492 A JP11140492 A JP 11140492A JP 3228430 B2 JP3228430 B2 JP 3228430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汚水処理装置に係り、特
に下水処理施設で汚水中に含有する磁性粒子等の汚泥を
磁気分離器で分離補集する汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の汚水処理装置は図6に示
すように、処理水槽1に満たされた汚水2中に磁気円盤
3の約半分が水没している。この磁気円板3は図7に示
すように、回転軸4に等間隔で固着され、モータ5の回
転力が減速機6を介して回転軸4に伝達されることによ
り回転する。また、磁気円板3はその表面に図8に示す
複数の永久磁石片7、7…が円心状に配設されて、磁気
円板3、3…間の各空隙8、8…(図7に示す)に異極
性の磁場を発生させている。
【0003】従って、前記汚水2に含有した磁性粒子
は、前記磁場により永久磁石片7、7…に吸着して分離
される。また、磁性粒子が分離された汚水、即ち処理水
は、処理水槽1の汚水流入口9から噴き出される汚水に
押されて処理水槽1内を上向きに流れ、処理水槽1の上
面からトラフ10に流れ落ちて排出される。ところで、
永久磁石片7、7…に吸着した磁性粒子は、磁気円板3
が回転することにより図6に示すスクレーパ装置11で
掻き落とされた後,スクリュウコンベア12によって排
出される。
【0004】前記スクレーパ装置11は、一対のプーリ
13、14によって張設されたベルト15の縁部で永久
磁石片7、7…に吸着した磁性粒子を掻き落とし、そし
て掻き落した磁性粒子の塊16をベルト15の稼働でス
クリュウコンベア12に搬送する。また、特公昭59─
26346号公報には、スクレーパ装置11による磁性
粒子16の掻き落としを容易にする為に、図9に示すよ
うに磁気円板3永久磁石片7、7…が備えられていない
扇形区域17、17を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
汚水処理装置は以下に示すような欠点がある。 (1)磁性粒子の吸着量は磁気円板3に配設された永久
磁石片7、7…のうち汚水2に水没された永久磁石片
7、7…の総表面積に比例するので、従来の磁気分離器
で磁性粒子を多量に吸着させる為には磁気円板3の枚数
を増すほかなく、磁気分離器が大型化するという欠点が
ある。 (2)永久磁石片7、7…に吸着した磁性粒子が磁気円
板3の回転で水中から大気に移動する時に、水の表面張
力、空隙8における流水速度及び磁気円板3の回転速度
等に影響され、スクレーパ装置11に到達する前に永久
磁石片7から剥離し、再び汚水中に混入されてしまう傾
向があり、磁気粒子を槽外に確実に排出でき難いという
欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、磁性粒子の処理能力が大きく、永久磁石片に吸
着した磁性粒子を確実に排出することができる磁気分離
器を用いた汚水処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、汚水処理槽に流入した汚水中の磁性粒子を汚
水処理槽内に配置された磁気板で前記汚水中から吸着分
離して前記汚水処理槽外に排出する汚水処理装置に於い
て、下部に汚水の流入口が設けられると共に上部に処理
水の排出口が配設された汚水処理槽と、前記汚水処理槽
の汚水中に水没配置されると共に、回転軸に所定の間隔
をもって並列装架された複数の円板状磁性体と、前記
円板状磁性体の表面に配設され、対向する円板状磁性体
間において対向する磁極が異極となるように配置された
複数の永久磁石片と、スクレーパ付き無端状ベルトから
成り、周回して前記永久磁石片の表面に吸着した汚泥を
掻取ると共に、掻取った汚泥を前記円板状磁性体の上方
に移動させる掻取装置と、前記汚水処理槽の汚水中に設
けられると共に、前記掻取装置を囲んで前記スクレーパ
で掻取った汚泥を汚泥排出口に案内する汚泥排出用通路
と、前記汚泥排出用通路に連通して形成され前記汚泥排
出用通路中の処理水が溢流する溢流口と、から成ること
を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、汚水処理槽の汚水中に水没さ
せて複数枚の円板状磁性体を回転軸に所定の間隔をもっ
て並列装架し、円板状磁性体に配設された全ての永久磁
石片で汚水中の磁性粒子等の汚泥を吸着するようにし
た。これにより、同じ枚数の円板磁性体の下半分が汚水
中に水没した従来の汚水処理装置と比較し、磁性粒子の
処理能力を向上させることができる。
【0009】また、前記円板磁性体の永久磁石片に吸着
された磁性粒子は、スクレーパ付き無端状ベルトから成
る掻取装置の周回により前記永久磁石片から掻き取ら
れ、更に強制的に上方移動させられて汚泥排出用通路に
取り込まれる。そして、前記汚泥排出用通路に取り込ま
れた汚泥は汚泥排出用通路に案内されて汚泥排出口から
排出される。この時、汚泥排出用通路中の処理水が溢流
口から溢流するので、前記汚泥排出用通路に汚泥の移動
方向と同方向の上向流が発生する。これにより、汚泥を
強制的に上方移動させて前記汚泥排出用通路内に取り込
んでも、前記汚泥排出用通路内に逆流が発生しない。従
って、前記汚泥排出用通路に取り込まれた汚泥は、円板
状磁性体側に逆戻りすることなく汚泥排出用通路を移動
して、汚泥排出口から確実に排出される。
【0010】一方、汚水処理槽の下部に設けられた流入
口から流入し磁性粒子が分離された汚水、即ち処理水
は、上向流によって上昇し汚水処理槽の上部に形成され
た排水口に流入して排出されると共に一部の処理水は前
記汚泥排出用通路の溢流口から排出される。尚、前記汚
泥排出口に排出弁を設け、所定時間毎に前記排出弁を開
くか、又は前記排出弁の開度を調節するようにすると、
自然排出する場合に比べ汚泥が濃縮され、含水量の少な
い汚泥を排出することができる。更に、汚泥排出用通路
の汚泥濃度を検知する検知センサを設けるか、若しくは
前記溢流水の量を検知する検知センサを設け、この検知
センサの検知結果に基づいて前記排出弁の制御をするよ
うにすると、汚水処理槽に流入する原水の汚濁負荷の変
動に合わせて自動的に前記排出弁の制御をすることがで
きる。また、前記汚泥排出口を汚水処理槽の水面よりも
低い位置に配設すると、磁性粒子を汚水処理槽との水頭
差を利用して排出することができ、また、汚泥排出口に
吸水ポンプを連結し、この吸水ポンプを作動すると磁性
粒子を強制的に排出することができる。更に、汚水処理
槽の低部に排出装置を配設すれば、前記円板磁性体から
剥離落下して沈澱した磁性粒子を槽外に排出することが
できる。
【0011】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る汚水処理
装置の好ましい実施例について詳説する。図1には本発
明に係わる汚水処理装置20の実施例が示され、汚水処
理装置20の汚水処理槽22内には後述する複数枚の磁
気円板24、24…が回転軸26に装着されている。ま
た、汚水処理槽22の下部には汚水輸送管28が汚水処
理槽22の側面を貫通して配設され、この汚水輸送管2
8の端部に開口された汚水噴出口30が前記磁気円板2
4、24…の中心部に向けて形成されている。また、汚
水噴出口30の上部には拡散板32が設けられ、この拡
散板32によって汚水噴出口30から噴き出された汚水
が図中矢印で示すように汚水処理槽22の全域に供給さ
れる。汚水噴出口30から噴出された汚水は汚水処理槽
22内を上向流となって上昇し、汚水処理槽22の内周
面に配設されたガイドブロック34によって磁気円板2
4の中心方向に案内される。
【0012】磁気円板24の中心方向に案内された汚水
は磁気円板24を通過後、汚水処理槽22の上部内周面
に設置されたトラフ36に流れ落ちて排出される。前記
磁気円板24は図3に示すように、回転軸26に挿入さ
れた筒状のカラー38とコアー40によって等間隔に配
設される。また、磁気円板24は円板状の磁性板42の
表面に複数の永久磁石片44、44…が磁力によって取
付けられており、その永久磁石片44、44…の表面に
合成樹脂製のカバー46が被服されている。前記永久磁
石片44、44…は磁性板42の同心状に取付けられる
と共に、各磁性板42、42…に於いて隣接する永久磁
石片44、44…並びに各磁性板42、42…によって
対向する永久磁石片44、44…が互いに異なる極性に
なるように組み合わされている。これにより、磁気円板
24の空隙47、47…には異極性の磁場が発生する。
【0013】図1及び図2に示すように、前記磁気円板
24の空隙47、47…(図3参照)には掻取装置48
が設けられ、この掻取装置48は次のように構成されて
いる。即ち、スクレーパ50付き無端ベルト52が前記
磁気円板24表面に当接して設けられ、且つ、前記回転
軸26に嵌装されたプーリ54と水面上方に設けられた
プーリ56とに渡設され、図示していない駆動装置によ
り図中矢印58の向きで上下方向に周回するようになっ
ている。
【0014】また、前記掻取装置48を囲むように通路
形成板62が設けられ、鉤型状の汚泥排出用通路6
形成されている。この汚泥排出用通路6は前記掻取装
置48により上方移動する汚泥を前記汚泥排出用通路6
に取り込む集泥口60から、前記汚泥排出用通路6
に取り込まれた汚泥を合流させる汚泥合流路72に繋が
る通路を形成している。そして、前記汚泥合流路72に
合流した汚泥を汚水処理槽22外に排出する汚泥排出口
64が汚水処理槽22の側面を貫通して形成されてい
る。また、この汚泥排出用通路66の上部は水面68上
に大気開放され、前記汚泥排出用通路66上部側面で前
記トラフ36との仕切部に形成された溢流口70から前
記汚泥排出用通路66中の処理水が前記トラフ36に溢
流するようになっている。また、前記斜め下方の曲がり
部から前記汚泥集合部72に至る部分は汚泥の沈降棚の
役目をしている。図3に示すように、上記の如く形成さ
れた汚泥排出用通路66が、前記磁気円板24の各空隙
47、47…(図3参照)の真上に夫々配設されてい
る。また、前記汚泥排出口64は前記汚水処理槽22の
水面68に対して低い位置に形成され、その先端部に排
出弁74が設けられている。
【0015】次に前記の如く構成された汚水処理装置2
0の作用について説明する。先ず、汚水輸送管28の汚
水噴出口30から噴き出された汚水は、上向流となり拡
散板32によって汚水処理槽22の全域に供給される。
そして、ガイドブロック34によって磁気円板24の中
心方向に導かれ磁気円板24間の空隙を通過する。この
時、汚水中に含有された磁性粒子は、磁気円板24に取
付けられた永久磁石片44、44…によって発生してい
る磁場により、永久磁石片44、44…に吸引されてカ
バー46の全表面に付着する。
【0016】従って、汚水は前記空隙を通過することに
より磁性粒子が分離され、そして磁性粒子が分離された
汚水、即ち処理水は汚水処理槽22の水面から溢れてト
ラフ36に流れ落ちて排出される。また、一部の処理水
は汚泥排出用通路66内を磁性粒子の塊76と伴に上昇
し、溢流口70からトラフ36に溢流して排出される。
【0017】一方、磁気円板24のカバー46に付着し
た磁性粒子は、磁気円板24が回転すると、前記磁気円
板24に当接しながら上下方向に周回する掻取装置24
によって掻き取られ、前記掻取装置48の無端ベルト5
2に取付けられたスクレーパ50による押し上げ力によ
り強制的に上方移動させられ集泥口60から汚泥排出用
通路66内に取り込まれる。前記汚泥排出用通路66内
に取り込まれた前記塊76は前記汚泥排出用通路66内
を更に上方移動して沈降棚に沈降し、汚泥合流路72を
通って汚泥排出口64に集まり、汚泥排出口64から汚
水処理槽22外に排出される。この時、前記汚泥排出用
通路66の溢流口70から汚泥排出用通路66中の処理
水がトラフ36に流れ込むので、前記汚泥排出用通路6
6に処理水の上向流が発生する。これにより、磁性粒子
の塊76を前記汚泥排出用通路66内に強制的に取り込
んでも前記汚泥排出用通路66内に逆流が発生しないの
で、前記塊76の一部が集泥口60から磁気円板24側
に逆戻りすることなく確実に汚泥排出用通路66を移動
させることができる。更に、前記汚泥排出口64は汚水
処理槽22の水面に対しH(m)低い位置に設置されて
いるので、前記汚水処理槽22の水面との水頭圧の差に
よって前記沈降棚に沈降した磁性粒子の塊76を汚泥排
出口64から円滑に汚水処理槽22外に排出することが
できる。
【0018】このように、本発明の汚水処理装置20
は、汚水処理槽22の汚水中に磁気円板24を水没配置
し、磁気円板24に配設された全ての永久磁石片44、
44…で汚水中の磁性粒子を吸着するようにした。これ
により、同じ枚数の円板磁性体の下半分が汚水中に水没
した従来の汚水処理装置と比較し、磁性粒子の処理能力
を向上させることができる。
【0019】また、前記掻取装置48のスクレーパ50
の押し上げ力と汚泥排出用通路66中の処理水の上向流
とで、前記磁気円板24から掻き取った磁性粒子の塊6
6をスムースに汚泥排出用通路66を移動させて沈降棚
に集め、水頭圧の差を利用して排出するようにした。こ
れにより、磁気円板24に吸着した磁性粒子の塊76を
槽外に確実に排出することができる。
【0020】また、前記汚泥排出口64に排出弁74を
設け、所定時間毎に前記排出弁74を開くか、又は前記
排出弁74の開度を調節するようにすると、自然排出す
る場合に比べ汚泥が濃縮され、含水量の少ない汚泥を排
出することができる。また、汚水処理槽22に流入する
源水の汚泥負荷量が変動する場合は、上記排出弁74の
制御のタイミングが難しい為、図4に示したように、汚
泥排出用通路66中の処理水が溢流する溢流口70を前
記汚泥合流路72側に形成し、この溢流部73に汚泥濃
度計78を配設する。そして、この汚泥濃度計78から
の信号に基づいて前記排出弁74の開閉又は開度を制御
する。即ち、原水の汚濁負荷の変化を前記溢流部73に
溜まる汚泥の量を検知することにより把握し、前記排出
弁74を制御する。
【0021】また、前記排出弁74の別の制御方法とし
て、図5に示すように、前記トラフ36を仕切って、前
記汚泥排出用通路66中の処理水が溢流する水路80を
形成し、前記水路80に溢流する処理水の量を測定する
流量計82を配設する。そして、この流量計82からの
信号に基づいて前記排出弁74の開閉または開度を制御
してもよい。即ち、前記磁気円板24で剥離する汚泥の
量と、前記汚泥排出用水路66の溢流口70から溢流す
る処理水の量とは比例関係にあることを利用したもので
ある。
【0022】また、汚水処理槽22の槽内から槽外に配
設された搬送コンベア84(図1に示す)を汚水処理槽
22の底部に設置すると、沈殿した磁性粒子の塊76を
槽外に排出することができる。尚、本実施例では磁性粒
子の塊を水頭圧の差によって排出するとしたが、これに
限られるものではなく、汚泥排出口に吸水ポンプを連結
してこの吸水ポンプを作動させて強制的に排出するよう
にしてもよい。また、本実施例では掻取装置の無端ベル
トの一方のプーリを磁性円板の回転軸に嵌装し、回転軸
の回転力で駆動させるようにしたが、これに限ったもの
ではなく別の駆動装置で駆動させてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る汚水
処理装置によれば、汚水処理槽の汚水中に、複数の永久
磁石片が配設された複数枚の円板磁性体を水没配置し、
円板磁性体に配設された全ての永久磁石片で汚水中の磁
性粒子等の汚泥を吸着するようにした。これにより、同
じ枚数の円板磁性体を備えた従来の汚水処理装置と比較
し、磁性粒子の処理能力を向上させることができる。
【0024】また、スクレーパ付き無端状ベルトから成
る掻取装置を周回させると共に前記掻取装置を囲むよう
に汚泥排出用通路を形成した。これにより、永久磁石片
に吸着した磁性粒子の汚泥は前記掻取装置により掻き取
られると共に上方移動して前記汚泥排出用通路内に強制
的に取り込まれ、汚泥排出用通路内を移動して汚泥排出
口から排出される。従って、永久磁石片に吸着した磁性
粒子を確実に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る汚水処理装置の実施例を示す断面
【図2】本発明に係る汚水処理装置の実施例を示す上面
【図3】本発明に係る汚水処理装置の磁気円板の実施例
を示す断面図
【図4】本発明に係る汚水処理装置の排出弁の制御方法
を説明する断面図
【図5】本発明に係る汚水処理装置の排出弁の別の制御
方法を説明する断面図
【図6】従来の汚水処理装置の実施例を示す断面図
【図7】従来の汚水処理装置の実施例を示す側面図
【図8】従来の汚水処理装置の磁気円板の実施例を示す
要部拡大図
【図9】従来の汚水処理装置の磁気円板の他の実施例を
示す説明図
【符号の説明】
20…汚水処理装置 22…汚水処理槽 24…磁性円板 28…汚水輸送管 36…トラフ 44…永久磁石片 48…掻取装置 64…汚泥排出口 66…汚泥排出用通路 70…溢流口 74…排出弁 78…汚濁濃度計 82…流量計
フロントページの続き (72)発明者 緒 方 孝 次 東京都新宿区西新宿2丁目8番1号 東 京都下水道局内 (72)発明者 宮 島 潔 東京都新宿区西新宿2丁目8番1号 東 京都下水道局内 (72)発明者 小 島 正 行 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 川 尻 斉 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 山 本 博 文 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−128367(JP,A) 実開 昭55−144541(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 1/00 - 1/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚水処理槽に流入した汚水中の磁性粒子を
    汚水処理槽内に配置された磁気板で前記汚水中から吸着
    分離して前記汚水処理槽外に排出する汚水処理装置に於
    いて、 下部に汚水の流入口が設けられると共に上部に処理水の
    排出口が配設された汚水処理槽と、 前記汚水処理槽の汚水中に水没配置されると共に、回転
    軸に所定の間隔をもって並列装架された複数の円板状磁
    性体と、 前記円板状磁性体の表面に配設され、対向する円板状
    磁性体間において対向する磁極が異極となるように配置
    された複数の永久磁石片と、 スクレーパ付き無端状ベルトから成り、周回して前記永
    久磁石片の表面に吸着した汚泥を掻取ると共に、掻取っ
    た汚泥を前記円板状磁性体の上方に移動させる掻取装置
    と、 前記汚水処理槽の汚水中に設けられると共に、前記掻取
    装置を囲んで前記スクレーパで掻取った汚泥を汚泥排出
    口に案内する汚泥排出用通路と、 前記汚泥排出用通路に連通して形成され前記汚泥排出用
    通路中の処理水が溢流する溢流口と、から成ることを特
    徴とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】前記汚泥排出口に排出弁を設けたことを特
    徴とする請求項1の汚水処理装置。
  3. 【請求項3】前記汚泥排出口に排出弁を設けると共に、
    前記汚泥排出用通路の汚泥濃度を検知する検知センサを
    設け、前記検知センサの検知結果に基づいて前記排出弁
    を制御することを特徴とする請求項1の汚水処理装置。
  4. 【請求項4】前記汚泥排出口に排出弁を設けると共に、
    前記汚泥排出用通路に形成された溢流口からの溢流量を
    検知する検知センサを設け、前記検知センサの検知結果
    に基づいて前記排出弁を制御することを特徴とする請求
    項1の汚水処理装置。
  5. 【請求項5】前記汚泥排出口は、前記汚水処理槽の水面
    よりも低い位置に配設され、前記汚泥排出用通路から流
    入した汚泥を含む汚水を汚水処理槽の水面との水頭圧の
    差を利用して排出することを特徴とする請求項1の汚水
    処理装置。
  6. 【請求項6】前記汚泥排出口に吸水ポンプを連結したこ
    とを特徴とする請求項1の汚水処理装置。
  7. 【請求項7】前記汚水処理槽の底部に、沈澱した汚泥を
    槽外に排出する排出装置を設けたことを特徴とする請求
    項1の汚水処理装置。
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