JPS625022B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS625022B2
JPS625022B2 JP57176867A JP17686782A JPS625022B2 JP S625022 B2 JPS625022 B2 JP S625022B2 JP 57176867 A JP57176867 A JP 57176867A JP 17686782 A JP17686782 A JP 17686782A JP S625022 B2 JPS625022 B2 JP S625022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
magnet
suspended matter
inner tank
sludge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57176867A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5966393A (ja
Inventor
Takahisa Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEISHIN SANGYO KK
Original Assignee
SEISHIN SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SEISHIN SANGYO KK filed Critical SEISHIN SANGYO KK
Priority to JP57176867A priority Critical patent/JPS5966393A/ja
Publication of JPS5966393A publication Critical patent/JPS5966393A/ja
Publication of JPS625022B2 publication Critical patent/JPS625022B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は活性汚泥法または凝集沈澱法によつ
て廃水を連続処理するに当つて、廃水中の有機ま
たは無機懸濁物を急速分離する装置に関する。
生活廃水や工場廃水を処理するのに、処理槽内
に鉄粉等の感磁性粉体と、必要に応じて凝集剤を
混入することにより、感磁性粉体に有機または無
機懸濁物を付着させて共凝集体とし、この共凝集
体を磁石に吸着させることにより、懸濁物を水と
分離させる方法が知られているが、従来のものは
急速沈澱を目的とするものではなく、共凝集体が
混在する槽内に、永久磁石を取り付けた円板やベ
ルト状物の一部分を浸漬設置して、回転しまたは
運行することにより、円板やベルト状物に吸着さ
れた共凝集体を、槽外で掻落してスラツジを回収
していたものであるが、これでは槽内の一定個所
を運行する磁石に吸着した共凝集体のみが回収さ
れ、磁石より遠い位置にあるものは磁石に吸着さ
れることなく、いつまでも槽内に残存することと
なり、たとえ槽内を撹拌しても全部の共凝集体を
回収することはできず、放流される処理済水の中
に混じつて出るもので、十分な浄化機能を持つた
ものではなかつた。
この発明は重力および磁力を利用して、迅速確
実に共凝集体を捕捉し、急速沈降と強制分離を可
能にして連続処理することを目的としたもので、
本出願人の出願に係る特願昭56―194110号を改良
したものである。
すなわち、懸濁物を含む廃水の処理槽内に感磁
性粉体と必要に応じて凝集剤を添加して、懸濁物
を感磁性粉体に付着させた共凝集体を、重力沈降
と磁石に吸着させることにより、分離槽の底に集
めて水と分離させる懸濁物の分離装置において、
内外二重に構成した分離槽の外槽の下端を下細り
の円錐底とし、この円錐底の内面に磁石を敷設
し、内槽の底を磁石に比較的近づけるとともに、
底部中央を開口して内槽底部と磁石面との間を流
下して外槽から内槽に流れる通液路とするととも
に、外槽上方に廃水を導入する流入管と、内槽の
上端部に連通する放水管と、前記磁石面に接し、
または近接して回転する掻板と、外槽の円錐底下
端中央にスラツジ取出口とを設けた、廃水処理に
おける懸濁物の分離装置である。
以上の構成からなる本発明は、外槽上部の流入
管から流入する共凝集体を含む廃水が内・外槽の
間を下降して通液路を通り、内槽下端の開口部か
ら内槽内に入つて上昇する間に共凝集体は重力沈
降と通液路を通る時外槽の円錐底内面に敷設した
磁石により吸引されて、上澄液が内槽上方から放
出管を通つて放出され、磁石上に溜つたスラツジ
は掻板を回して円錐底部中央に掻き下し、下端中
央のスラツジ取出口から槽外に排出するものであ
る。
この場合、磁石上に溜つたスラツジは流れによ
つて踊つて浮遊するおそれがあるが、流れが円錐
底部の上方から下端中央側に流下するため、この
浮遊スラツジを下端中央のスラツジ取出口部分に
集める傾向となるので、スラツジを効率よく取り
出せるものである。
尚若干の浮遊スラツジが開口部から内槽を上昇
するとしても、内槽内は広いため上昇流速は極め
て暖やかとなるから浮遊スラツジは自重で沈降し
下端の開口部方向に逆戻りして上方は上澄液とな
つて放流されるものである。
この点前記した特願昭56―194110号は廃水の流
れ方向が本願とは逆方向で、内槽上部に流入する
廃水は内槽下端の開口部から通液路を上昇して
内・外槽の間を上昇して、外槽上端から放流され
るものであるため、流液路を上昇する際に磁石上
に溜つたスラツジを踊らせて浮遊させた浮遊スラ
ツジが流れに添つて上昇して放流水とともに放流
されるおそれが多分にあつたものを、本願の構成
によつて解消したもので、廃水中の懸濁物の分離
が一層完全となり、廃水処理をより効果的に行う
ことができるものである。
以下本発明を添付の実施例示図にもとづいて説
明する。
1は共凝集体で、四三酸化鉄の如き感磁性粉体
と、必要に応じて凝集剤とを廃液中に添加して、
廃液中に混在する有機性または無機性の懸濁物を
感磁性粉体に凝集させたものである。
2は外槽で、下端を下細りの円錐底3とし、こ
の円錐底3の内面に磁石4が敷設してある。
5は内槽で、外槽2とほぼ類似形で下端に開口
部6を設け、下細り円錐形の底と磁石4との間を
比較的狭い通液路7としてある。
8は流入管で、外槽2の上部に設けられ別の撹
拌槽または曝気槽に連り、これらの槽から共凝集
体1を含む廃水を外槽の上部に導入するものであ
る。
9は放水管で、内槽5の上端部に連通して内槽
5の上方から上澄液を外部に放出するもので、図
では内槽5の上端付近で内槽5と外槽2とをつな
いだ天板13を設けて、この天板13の上側に開
口して外槽2の外側に放水管9を設けてあり、流
入管8から導入した共凝集体1を含む廃水が矢印
の如く、外槽2と内槽5の間を下降し、通液路7
を経て開口部6を通り内槽5内を上昇する間に、
共凝集体1が重力による沈降と磁石4による吸着
力によつて磁石4上に溜り、内槽5内の上方では
上澄液となつて内槽5の上端縁をオーバーフロー
し天板13に受けられたものが放水管9から放流
するようにしたものを示したが、この放水管9は
外槽2を貫通して直接内槽5の上端部に開口する
ように取り付けてもよい。
10は掻板で、内槽5の中心に位置した回転軸
12に取り付けられて磁石4面に接しまたは近接
して回転することにより、磁石4上に溜つた共凝
集体1からなるスラツジを掻いて円錐面に添つて
下端中央に流下させ、この下端中央に設けたスラ
ツジ取出口11から外部に取り出すものである。
こうして磁石4上に溜るスラツジが掻き落され
ると新しい磁石面が現われて共凝集体1を強制吸
着するから、共凝集体1の自重増大による急速沈
降と相俟つて効率的に廃水中の懸濁物を分離させ
ることができるものである。
磁石4は永久磁石または電磁石の何れでも使用
できるし、敷設に当つては固着または着脱自在の
どちらでも自由であり、さらに磁石4面に平滑
性・耐蝕性・耐磨耗性・安全性等のためにステン
レス板とか、プラスチツク等を覆う場合もある。
そしてスラツジ取出口11から取り出された共
凝集体1からなるスラツジは活性汚泥法による場
合はポンプによつて再び曝気槽等に戻して循環
し、凝集沈澱法による場合は脱水した後終末処理
するものである。
感磁性粉体に四三酸化鉄を使用すれば、活性汚
泥法の如く長期間廃液中にあつても腐蝕すること
がないから、効果が持続して経済的である。
次に本発明の効果の一部である高速沈降に度合
を活性汚泥法により比較実験した結果を第2図に
よつて説明する。
すなわち、Aは廃水のみの沈降曲線、Bは感磁
性粉体として鉄粉を8000PPM添加した重力のみ
による沈降曲線、CはBと同じく鉄粉を
8000PPM添加したものを、容器の底に永久磁石
を敷設して重力+磁力による沈降曲線を示したも
ので、この図で明らかな如く、Aでは懸濁物の比
重が軽いため沈降は極めて緩慢であり、Bでは感
磁性粉体の比重が大きいため共凝集体の沈降は大
幅に早まつており、さらにCでは磁力による吸引
が加わつて急速沈降が果され、Bで3時間後にや
つと50%沈降するのに比べCでは20分で20%の沈
降飽和の状態に達し得た。
また凝集沈澱法による場合は、凝集剤を併用す
ることにより上記活性汚泥法の場合と近似の結果
が得られた。
以上述べた本発明の要旨は、共凝集体を含む廃
水を必ず槽の底の比較的狭い磁石に面した通液路
を通すようにした点にあり、このことによつて従
来の装置では果し得なかつた懸濁物の分離を、高
速沈降と磁着によつて連続処理を可能にし、浄化
効率を高め、設備の小型化、簡易化を実現し、ト
ータルランニングコストを大幅に低減し得て、す
こぶる経済的で、実際に即した顕著な効果を発揮
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す中央縦断
面図、第2図は沈降速度を比較して示したグラフ
である。 1……共凝集体、2……外槽、3……円錐底、
4……磁石、5……内槽、6……開口部、7……
通液路、8……流入管、9……放水管、10……
掻板、11……スラツジ取出口、12……回転
軸、13……天板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 懸濁物を含む廃水の処理槽内に、感磁性粉体
    と必要に応じて凝集剤を添加して、懸濁物を感磁
    性粉体に付着させた共凝集体を、重力沈降と磁石
    に吸着させることにより、分離槽の底に集めて水
    と分離させる懸濁物の分離装置において、内外二
    重に構成した分離槽の外槽の下端を下細りの円錐
    底とし、この円錐底の内面に磁石を敷設し、内槽
    の底を磁石に比較的近づけるとともに、底部中央
    を開口して内槽底部と磁石面との間を流下して外
    槽から内槽内に向つて流れる通液路とするととも
    に、外槽上方に廃水を導入する流入管と、内槽の
    上端部に連通する放水管と、前記磁石面に接しま
    たは近接して回転する掻板と、外槽の円錐底下端
    中央にスラツジ取出口とを設けたことを特徴とす
    る、廃水処理における懸濁物の分離装置。
JP57176867A 1982-10-06 1982-10-06 廃水処理における懸濁物の分離装置 Granted JPS5966393A (ja)

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JP57176867A JPS5966393A (ja) 1982-10-06 1982-10-06 廃水処理における懸濁物の分離装置

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JP57176867A JPS5966393A (ja) 1982-10-06 1982-10-06 廃水処理における懸濁物の分離装置

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JPS5966393A JPS5966393A (ja) 1984-04-14
JPS625022B2 true JPS625022B2 (ja) 1987-02-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2008105521A1 (ja) * 2007-02-28 2010-06-03 日本ポリグル株式会社 磁性体凝集剤、その製造方法、及び磁性体凝集剤を用いた水の浄化方法
JP5808690B2 (ja) * 2012-02-22 2015-11-10 株式会社ジェイピーシー 液体浄化装置
CN109095577A (zh) * 2018-09-30 2018-12-28 四川省威沃敦化工有限公司 一种油气井返排液废水用磁分离处理工艺及其系统
WO2020213305A1 (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 株式会社ツーフィールズ 水処理装置

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