JP3228414U - 組立式マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】構成を簡素化でき、携帯の利便性を確保できる組立式マスクを提供する。【解決手段】組立式マスクは、板素材によって展開形態において平坦に形成され、展開形態から立体形態に組み立てられるマスク本体10を備える。マスク本体は、鼻口覆い部15と、第1突起部16と、第2突起部17と、を備える。鼻口覆い部は、装着者の顔部において鼻腔部や口部を覆う。第1突起部及び第2突起部は、鼻口覆い部に一体に形成され、鼻口覆い部から装着者の顔部に向けて突起するように組み立てられる。【選択図】図4

Description

本考案は、組立式マスクに関するものである。
従来から、装着者の鼻腔部や口部(以下、鼻口部ということもある)を覆うマスクとして、相対する人に装着者の顔部がよく見えるように、鼻口部を覆う部分を透明又は半透明の素材で形成したものが提案されている。
例えば特許文献1には、マスク本体が透明又は半透明のシート材で立体に形成され、マスク本体の下部の吹き抜き口に通気性素材部が設けられたマスクが開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、マスク本体を立体に形成することにより、装着時に鼻口部との間に空間を生じさせることができる。また、マスク本体を透明又は半透明のシート材で形成することにより、相対する人(以下、対面者ということもある)からマスク装着者の鼻口部がよく見え、顔部の表情を自然に見せることができる。
特開2009−189676号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のマスクにあっては、マスク本体が透明又は半透明のシート材で形成され、マスク本体の吹き抜き口に通気性素材部が設けられている。このため、マスクの構成が複雑になり、この観点から改良の余地が残されていた。
また、マスクが立体に形成されているため、マスクを外して携帯する場合や、予備のマスクを携帯する場合に、携帯に工夫が要求され、この観点から改良の余地が残されていた。
そこで本考案は、構成を簡素化でき、携帯の利便性を確保できる組立式マスクを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本考案の組立式マスク(例えば、第1実施形態における組立式マスク1)は、板素材によって展開形態において平坦に形成され、前記展開形態から立体形態に組み立てられるマスク本体(例えば、第1実施形態におけるマスク本体10)を備えた組立式マスクであって、前記マスク本体は、装着者(例えば、第1実施形態における装着者2)の顔部(例えば、第1実施形態における顔部3)において鼻腔部(例えば、第1実施形態における鼻腔部4)や口部(例えば、第1実施形態における口部5)を覆う鼻口覆い部(例えば、第1実施形態における鼻口覆い部15)と、前記鼻口覆い部に一体に形成され、前記鼻口覆い部から前記装着者の顔部に向けて突起するように組み立てられる突起部(例えば、第1実施形態における第1突起部16、第2突起部17)と、を備えることを特徴としている。
本考案によれば、突起部を組み立てることにより、突起部を鼻口覆い部から装着者の顔部に向けて突起させた。よって、マスク本体を顔部に装着させた状態において、突起部を顔部に接触させることにより、鼻口覆い部のうち突起部の周囲の部位を顔部から間隔をおいて離すことができる。これにより、装着者は、例えば呼吸が容易になり、マスクを装着したことによる息苦しさ等を回避できる。
また、マスク本体の鼻口覆い部と突起部とを板素材によって一体に形成した。これにより、マスク本体の構成を簡素化できる。
さらに、マスク本体を板素材によって展開形態で平坦に形成した。これにより、展開形態の組立式マスクの収納空間を小さく抑えることができ、搬送や携帯の利便性を確保できる。加えて、外出中において、組立マスクを使用しない場合にも、マスク本体を組立形態から展開形態に戻すことにより、携帯の利便性を確保できる。
また、本考案の組立式マスクは、前記鼻口覆い部は、前記展開形態において、左右方向の中央で、かつ、上下方向の中央部位から下端まで左右方向に徐々に大きく開口する開口部(例えば、第1実施形態における開口部21)と、前記開口部の頂部(例えば、第1実施形態における開口部の上端21e)から上方へ向けて形成されたスリット(例えば、第1実施形態における開口スリット22)と、前記開口部の左右方向の一方の辺(例えば、第1実施形態における開口右辺21a)から前記開口部の左右方向の他方の辺(例えば、第1実施形態における開口左辺21b)に向けて突出された係止片(例えば、第1実施形態における係止片23)と、前記他方の辺から前記一方の辺の反対側に所定間隔離れた位置に形成され、前記係止片が差し込まれて係止する係止スリット(例えば、第1実施形態における係止スリット24)と、を有することを特徴としている。
本考案によれば、鼻口覆い部に開口部とスリットとを形成した。また、開口部の一方の辺から係止片を突出させ、開口部の他方の辺から所定間隔離れた位置に係止スリットを形成した。よって、開口部の一方の辺と他方の辺とを重ね合わせ、係止片を係止スリットに差し込んで係止できる。よって、スリットの端部を頂部とする概ね円錐形の立体に鼻口覆い部を形成できる。これにより、鼻口覆い部を装着者の顔部に合わせるように簡単に形成でき、顔部を鼻口覆い部で良好に覆うことができる。
また、開口部の他方の辺から所定間隔離れた位置に係止スリットを形成した。これにより、開口部の一方の辺と他方の辺との重合わせ量を十分に確保できる。
ここで、開口部の一方の辺と他方の辺との重合わせ量は、一方の辺と他方の辺との交差部に向うに従って小さくなる。そこで、開口部の交差部から上方へ向けてスリットを形成した。よって、スリットの一方辺と他方の辺との間隔を、開口部に比べて小さく抑えることができる。これにより、スリットの周辺部の重合わせ量も十分に確保できる。
このように、鼻口覆い部は、装着者の顔部を鼻口覆い部で良好に覆うように形成され、さらに、開口部及びスリットの重合わせ量を十分に確保するように形成されている。これにより、例えば、装着者の体内から発する飛翔物の拡散を鼻口覆い部で好適に防止できる。
さらに、係止片を係止スリットから抜き出して外すことにより、鼻口覆い部を組立前の平坦な展開形態に戻すことができる。これにより、組立マスクを使用しない場合にも携帯の利便性を確保できる。
また、本考案の組立式マスクは、前記突起部は、前記展開形態で前記鼻口覆い部の下端部(例えば、第1実施形態における覆い本体部の下辺部32)から下方に向けて突出され、筒状に折り曲げられる折曲部(例えば、第1実施形態における折曲部51)と、前記折曲部が筒状に折り曲げられた状態において、前記鼻口覆い部に形成された他の係止スリット(例えば、第1実施形態における第1係止スリット25、第2係止スリット26)に差し込まれて係止することにより、前記折曲部を前記筒状の組立形態に保持する他の係止片(例えば、第1実施形態における突起係止片53)と、を有することを特徴としている。
本考案によれば、突起部の折曲部を筒状に折り曲げ、他の係止片を他の係止スリットに差し込んで折曲部を筒状の組立形態に保持する。これにより、折曲部を筒状の組立形態に簡単に保持できる。
また、他の係止片を他の係止スリットから抜き出して外すことにより、突起部を組立前の平坦な展開形態に戻すことができる。これにより、組立マスクを使用しない場合にも携帯の利便性を確保できる。
また、本考案の組立式マスクは、前記突起部は、前記鼻口覆い部と前記折曲部との間に形成され、前記折曲部より幅狭に形成されたくびれ部(例えば、第1実施形態における第1くびれ部52)を有することを特徴としている。
本考案によれば、突起部のうち、鼻口覆い部に接続する基部にくびれ部を有する。よって、突起部を筒状に組み立てた状態において、突起部をくびれ部で好適に折り曲げることができる。これにより、突起部を鼻口覆い部から装着者の顔部に向けて突起するように好適に組み立てることができる。
また、本考案の組立式マスクは、前記突起部は、前記鼻口覆い部の下端部において、左右方向の中央部に対して左右の両側の2箇所に形成されていることを特徴としている。
本考案によれば、鼻口覆い部の下端部において、突起部を左右の両側の2箇所に形成した。これにより、例えば、2つの突起部を顔部の顎部に接触させることにより、鼻口覆い部(組立式マスク)を顔部に安定的に装着できる。
また、本考案の組立式マスクは、前記鼻口覆い部は、前記鼻口覆い部が前記装着者の鼻部(例えば、第1実施形態における鼻部8)の先端(例えば、第1実施形態における先端8a)に接触し、前記突起部が、前記装着者の顎部(例えば、第1実施形態における顎部9)に接触した状態において、前記突起部の反対側の端部に前記顔部から離れた位置に配置される離隔部(例えば、第1実施形態における離隔部20e)を有することを特徴としている。
本考案によれば、鼻口覆い部を鼻部の先端に接触させ、突起部を顎部に接触させた状態において、突起部の反対側の離隔部を顔部から離すことができる。これにより、装着者は、例えば呼吸が一層容易になり、マスクを装着したことによる息苦しさ等を一層良好に回避できる。
また、本考案の組立式マスクは、前記マスク本体は、透明又は半透明な板素材で形成されていることを特徴としている。
本考案によれば、マスク本体を透明又は半透明な板素材で形成した。これにより、組立式マスクを装着した装着者の顔部(特に、口部や鼻部)を、相対する人(対面者)からよく見えるようにでき、装着者の顔部の表情を自然に見せることができる。
また、本考案の組立式マスクは、前記マスク本体を前記顔部に装着するために前記マスク本体の左右の端部に設けられて、長さを調整できる掛け紐部(例えば、第1実施形態における第1掛け紐部11、第2掛け紐部12)を備えることを特徴としている。
本考案によれば、マスク本体の両端部に長さを調整可能な掛け紐部を設けた。これにより、掛け紐部を左右の耳に掛けることにより、マスク本体を顔面に装着できる。また、掛け紐部の長さを調整することにより、顔部に装着したマスク本体の湾曲状態を調整できる。よって、マスク本体を装着者の顔部に好適に合わせることができる。これにより、例えば、装着者の呼吸を好適に確保した状態で、装着者の体内から発する飛翔物の拡散を鼻口覆い部で好適に防止できる。
本考案によれば、マスク本体の鼻口覆い部と突起部とを板素材によって一体に形成することにより、マスク本体の構成を簡素化できる。さらに、マスク本体を展開形態で平坦に形成することにより、搬送や携帯の利便性を確保できる。
本考案の実施形態に係る組立式マスクを立体に組み立てた状態で装着者の顔部に装着した斜視図。 実施形態に係る組立式マスクのマスク本体を平坦に展開した平面図。 実施形態に係る組立式マスクの第1掛け紐部及び第2掛け紐部を平坦に展開した平面図。 実施形態に係るマスク本体を立体に組み立てる例を説明する平面図。 実施形態に係るマスク本体を立体に組み立てた斜視図。 図5のVI―VI線に沿って破断した断面図。 図5のVII―VII線に沿って破断した断面図。 図1のVIII―VIII線に沿って破断した断面図。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、略同一又は類似の機能を有する構成に同一の符号を付して、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、組立式マスク1を立体に組み立てた状態で装着者2の顔部3に装着した斜視図である。
図1に示すように、組立式マスク1は、装着者2の顔部3のうち鼻腔部4や口部5(すなわち、鼻口部6)を覆うように形成される。組立式マスク1は、マスク本体10と、第1掛け紐部(掛け紐部)11と、第2掛け紐部(掛け紐部)12(図3、図5参照)と、を備える。
マスク本体10は、例えば、アクリル(PMMA)、ポリエチレン(PET)等の合成樹脂の透明または半透明な板素材から型抜き加工等により形成される。マスク本体10は、組み立てられた状態において、立体形態に保たれて顔部3に良好に接触できる程度の硬さと、熱や湿度等の変化に影響を受け難いものであればよく、樹脂原料、製造工程等は特に限定されない。また、装着者2の使用用途、使用場所および使用目的に従い、採用する合成樹脂は硬度や温度や湿度などに対して異なる性質のものを選択してもよい。
マスク本体10は、鼻口部6を覆う鼻口覆い部15と、鼻口覆い部15に一体に形成された第1突起部(突起部)16及び第2突起部(突起部)17と、を備える。
なお、以下の説明において、組立式マスク1の上下方向を顔部3の上下方向と一致させ、組立式マスク1の左右方向を顔部3の左右方向と一致させて説明する。また、図中において、上方向をUP、下方向をDW、左方向をL、右方向をRで示す。
以下、マスク本体10を平坦に展開した状態を図2、図3に基づいて説明する。
図2は、組立式マスク1のマスク本体10を平坦に展開した平面図である。図3は、組立式マスク1の第1掛け紐部11及び第2掛け紐部12を平坦に展開した平面図である。
図2、図3に示すように、鼻口覆い部15は、覆い本体部20と、開口部21と、開口スリット(スリット)22と、係止片23と、係止スリット24と、第1係止スリット(他の係止スリット)25と、第2係止スリット(他の係止スリット)26と、第1掛け突起27と、第2掛け突起28と、を有する。
覆い本体部20は、例えば、上辺部31と、下辺部(下端部)32と、を有する。覆い本体部20は、上辺部31及び下辺部32により概ね菱形に形成されている。
上辺部31は、例えば、第1上傾斜辺33と、第2上傾斜辺34と、第3上傾斜辺35と、第4上傾斜辺36と、を有する。下辺部32は、例えば、第1下辺41と、第1下傾斜辺42と、第2下辺43と、第2下傾斜辺44と、を有する。
第1上傾斜辺33は、上辺部31のうち左右方向の中央部31aから左方向に向うに従って下方に傾斜するように延びている。第2上傾斜辺34は、第1上傾斜辺33の左端33aから左方向に向うに従って第1上傾斜辺33より大きな傾斜で下方に延びている。
第3上傾斜辺35は、上辺部31のうち左右方向の中央部31aから右方向に向うに従って下方に傾斜することにより、第1上傾斜辺33に対して左右対称に延びている。第44上傾斜辺 は、第3上傾斜辺35の右端35aから右方向に向うに従って第3上傾斜辺35より大きな傾斜で、第2上傾斜辺34に対して左右対称に下方へ延びている。
第1下辺41は、後述する開口部21の左側開口端から左方向に延びている。第1下傾斜辺42は、第1下辺41の左端41aから左方向に向うに従って上方に傾斜するように延びている。
第2下辺43は、後述する開口部21の右側開口端から右方向に延びている。第2下傾斜辺44は、第2下辺43の右端43aから右方向に向うに従って上方に傾斜することにより、第1下傾斜辺42に対して左右対称に延びている。
開口部21は、覆い本体部20において、左右方向の中央で、かつ、上下方向の中央部位から第1下辺41及び第2下辺43まで左右方向に徐々に大きく開口するように形成されている。開口部21は、開口右辺(一方の辺)21aと、開口左辺(他方の辺)21bと、を有する。
開口右辺21aは、開口部21の左右方向の右側に位置し、第1右辺21cと、第2右辺21dと、を有する。第1右辺21cは、開口部21の上端(頂部)21eから下方に向うに従って右方向に傾斜するように延びている。開口部21の上端21eは、開口右辺21aと開口左辺21bとが交差する部位である。第2右辺21dは、第1右辺21cの下端21fから第2下辺43まで下方に向けて延びている。
開口左辺21bは、開口部21の左右方向の左側に位置し、開口部21の上端21eから第1下辺41まで下方に向けて延びている。
開口スリット22は、開口部21の上端21eから上方へ向けて切込みが形成されている。
係止片23は、第2右辺21dから開口左辺21bに向けて突出されている。係止片23は、くびれ部23aと、一対の突片23bと、を有する。くびれ部23aは、係止片23の基端部に形成されている。一対の突片23bは、くびれ部23aに隣接する第2右辺21dの反対側おいて、くびれ部23aから上下方向に突出されている。
係止スリット24は、開口左辺21bから開口右辺21aの反対側に所定間隔離れた位置で、かつ、第1下傾斜辺42から上方に所定間隔離れた位置において、第1下傾斜辺42に直交するように切込みが傾斜状に形成されている。係止スリット24は、係止片23が差し込まれて係止するように形成されている。
第1係止スリット25は、第1下傾斜辺42から上方に所定間隔離れた位置で、かつ、後述する第1突起部16に対向する位置において、第1下傾斜辺42に沿って切込みが形成されている。第1係止スリット25は、第1突起部16の突起係止片53(後述する)が差し込まれて係止するように形成されている。
第2係止スリット26は、第2下傾斜辺44から上方に所定間隔離れた位置で、かつ、後述する第2突起部17に対向する位置において、第2下傾斜辺44に沿って切込みが形成されている。第2係止スリット26は、第2突起部17の突起係止片53(後述する)が差し込まれて係止するように形成されている。
第1掛け突起27は、覆い本体部20の左端20aから左方向に向うに従って上方に傾斜するように第1下傾斜辺42の延長線に沿って延びている。第1掛け突起27は、一対の取付孔46を有する。一対の取付孔46は、第1掛け突起27の左端部27aに沿って上下方向に間隔をおいて貫通されている。一対の取付孔46には、第1掛け紐部11(図3参照)が挿通された状態に取り付けられる。
第2掛け突起28は、第1掛け突起27と同様に、覆い本体部20の右端20bから右方向に向うに従って上方に傾斜するように第2下傾斜辺44の延長線に沿って延びている。第2掛け突起28は、一対の取付孔47を有する。一対の取付孔47は、第2掛け突起28の右端部28aに沿って上下方向に間隔をおいて貫通されている。一対の取付孔47には、第2掛け紐部12(図3参照)が挿通された状態に取り付けられる。
第1突起部16は、折曲部51と、第1くびれ部(くびれ部)52と、突起係止片(他の係止片)53と、第2くびれ部54と、を有する。
折曲部51は、第1下傾斜辺42から下方に向けて突出され、例えば提灯型に形成されている。具体的は、折曲部51は、一対の第1湾曲辺51aと、一対の長辺51bと、一対の第2湾曲辺51cと、を有する。
一対の第1湾曲辺51aは、第1下傾斜辺42に沿う方向に間隔をおいて配置され、第1下傾斜辺42から離れるに従って間隔が大きくなるように形成されている。一対の第1湾曲辺51aにより、折曲部51の基端部51dが形成される。一対の長辺51bは、一対の第1湾曲辺51aの下端から第1下傾斜辺42に対して直交するように延びている。一対の第2湾曲辺51cは、一対の長辺51bの下端から第1下傾斜辺42から離れるに従って間隔が小さくなるように形成されている。一対の第2湾曲辺51cにより、折曲部51の先端部51eが形成される。
第1くびれ部52は、第1下傾斜辺42と基端部51dとの間に形成(介在)されている。第1くびれ部52は、一対の長辺51b間の幅(すなわち、折曲部51)の幅)より幅狭に形成されている。さらに、折曲部51は、基端部51dが一対の第1湾曲辺51aにより第1下傾斜辺42に向うに従って幅が狭くなるように形成されている。よって、第1突起部16は、第1くびれ部52及び折曲部51の基端部51dにおいて、折曲部51が好適に折り曲げられるように形成されている。
突起係止片53は、折曲部51の先端部51eから下方に突出されている。突起係止片53は、第1係止スリット25に差し込まれて係止するように形成されている。
第2くびれ部54は、突起係止片53と先端部51eとの間に形成(介在)されている。第2くびれ部54は、第1くびれ部52と同様に、一対の長辺51b間の幅(すなわち、折曲部51)の幅)より幅狭に形成されている。さらに、折曲部51は、先端部51eが一対の第2湾曲辺51cにより突起係止片53に向うに従って幅が狭くなるように形成されている。よって、第1突起部16は、第2くびれ部54及び折曲部51の先端部51eにおいて、折曲部51が好適に折り曲げられるように形成されている。
第2突起部17は、第1突起部16と同様に形成されている。よって、第2突起部17の各構成部に第1突起部16と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
以上説明した、展開形態のマスク本体10は、一例として、各寸法が以下のように設定することが好ましい。なお、マスク本体10各寸法は、以下の寸法に限定するものではない。
展開形態のマスク本体10は、マスク本体10の全高(上辺部31の中央部31aと下辺部32の第1、第2の下辺41,43との間の高さ)H1は120mmである。下辺部32の第1、第2の下辺41,43と開口スリット22の上端22aとの間の高さH2は90mmである。下辺部32の第1、第2の下辺41,43と開口部21の上端21eとの間の高さH3は72mmである。
マスク本体10の全幅(第1掛け突起27の左下端27bと第2掛け突起28の右下端28bとの間の幅)W1は280mmである。第1掛け突起27の左上端27cと第2掛け突起28の右上端28cとの間の幅W2は230mmである。第2上傾斜辺34の左端34aと第4上傾斜辺36の右端36aとの間の幅W3は160mmである。

第1上傾斜辺33の左端33aと第3上傾斜辺35の右端35aとの間の幅W4は55mmである。
第1下辺41と第1下傾斜辺42との交差角θ1は150°である。第2下辺43と第2下傾斜辺44との交差角θ2は150°である。
第1突起部16の全幅(折曲部51の一対の長辺51b間の幅)W5は35mmである。第1突起部16の第1くびれ部52の幅W6は17mmである。第1くびれ部52の幅W6を第1突起部16の全幅W5より幅狭に形成することにより、折曲部51が好適に折り曲げられるように形成されている。第1突起部16の高さ(第1下傾斜辺42と突起係止片53との間の高さ)H4は55mmである。
第2突起部17の全幅、第1くびれ部52、及び高さも、第1突起部16の全幅、第1くびれ部52、及び高さと同様に設定されている。
第1掛け紐部11は、例えば、伸縮性や弾性を有し、第1掛け突起27の一対の取付孔46(図2参照)に挿通可能で、両端部11aを結ぶことができる素材で形成されている。また、第1掛け紐部11は、装着者2の左耳部7(図1参照)に掛けた状態で左耳部7に馴染む素材で形成されている。
第2掛け紐部12は、第1掛け紐部11と同様の素材で形成されている。よって、第2掛け紐部12を第2掛け突起28の一対の取付孔47(図2参照)に挿通でき、さらに第2掛け紐部12の両端部12aを結ぶことができる。加えて、第2掛け紐部12を装着者2(図1参照)の右耳部(図示せず)に掛けた状態で右耳部に馴染ませることができる。
以下、展開形態のマスク本体10を立体形態に組み立てる例を図4から図7に基づいて説明する。
図4は、展開形態のマスク本体10を立体に組み立てる例を説明する平面図である。図5は、マスク本体10を立体形態に組み立てた斜視図である。図6は、図5のVI―VI線に沿って破断した断面図である。図7は、図5のVII―VII線に沿って破断した断面図である。
図4から図6に示すように、例えば、係止片23を覆い本体部20の表面20c側から係止スリット24に矢印Aの如く差し込む。係止片23の一対の突片23bが係止スリット24から覆い本体部20の裏面20d側に突出して、くびれ部23aが係止スリット24に配置される。これにより、係止片23が係止スリット24に係止される。なお、係止スリット24から覆い本体部20の裏面20d側に突出した係止片23を折り曲げてもよい。これにより、係止片23を係止スリット24に一層良好に係止できる。
係止片23を係止スリット24に係止することにより、覆い本体部20が展開形態から、立体形態に組み立てられる。具体的には、覆い本体部20は、顔部3の鼻口部6(図1参照)を覆うように、開口スリット22の上端(端部)22aを頂部とする概ね円錐形の立体に組み立てられる。
この状態において、開口部21の開口右辺21aが開口左辺21bを乗り越えて、開口右辺21aの近傍21gが開口左辺21bの近傍21hに表面20c側から重なるように配置される。また、開口スリット22の右辺22iが開口スリット22の左辺22jを乗り越えて、右辺22iの近傍22kが左辺22jの近傍22lに表面側から重なるように配置される。
図4、図5、図7に示すように、第1突起部16の折曲部51を覆い本体部20の裏面20d側に筒状(ループ状)に折り曲げ、突起係止片53を覆い本体部20の裏面20d側から第1係止スリット25に矢印Bの如く差し込む。突起係止片53が第1係止スリット25から覆い本体部20の表面20c側に突出して、第2くびれ部54が係止スリット24に配置される。第1係止スリット25から突出した突起係止片53を上方に矢印Cの如く折り曲げることにより、突起係止片53を第1係止スリット25に良好に係止させることができる。なお、第1係止スリット25から突出した突起係止片53を下方に折り曲げてもよい。
突起係止片53を折り曲げることにより、第1突起部16が筒状に折り曲げられた状態に保持される。これにより、第1突起部16は、折曲部51が覆い本体部20の裏面20dから装着者2の顔部3(図1参照)に向けて突起するように筒状の立体に組み立てられる。
また、第2突起部17の突起係止片53を、第1突起部16と同様に、折曲部51を筒状(ループ状)に矢印Dの如く折り曲げて第2係止スリット26に係止する。これにより、第2突起部17は、折曲部51が覆い本体部20の裏面20dから装着者2の顔部3(図1参照)に向けて突起するように筒状の立体に組み立てられる。
ここで、第1突起部16が第1下傾斜辺42に設けられ、第2突起部17が第2下傾斜辺44に設けられている。これにより、第1突起部16及び第2突起部17は、覆い本体部20の下辺部32において、左右方向の中央部に対して左右の両側の2箇所に形成されている。
このように、覆い本体部20は、展開形態から概ね円錐形の立体に組み立てられる。また、第1突起部16及び第2突起部17は、各折曲部51が筒状の立体に組み立てられる。これにより、マスク本体10は、展開形態から立体形態に組み立てられる。
立体形態に組み付けられたマスク本体10に第1掛け紐部11及び第2掛け紐部12を取り付ける。
すなわち、第1掛け突起27の一対の取付孔46に第1掛け紐部11を挿通して、第1掛け紐部11の両端部11aが結び目11bで結ばれ、第1掛け紐部11が輪に形成される。また、第1掛け突起27の一対の取付孔47に第2掛け紐部12を挿通して、第2掛け紐部12の両端部12aが結び目12bで結ばれ、第2掛け紐部12が輪に形成される。
これにより、組立式マスク1の組立が完了する。
ついで、組み付けられた組立式マスク1を装着者2の顔部3に装着する例を図1、図8に基づいて説明する。
図8は、図1のVIII―VIII線に沿って破断した断面図である。
図1、図8に示すように、第1掛け突起27に取り付けられた輪形の第1掛け紐部11を装着者2の左耳部7に掛ける。また、第2掛け突起28に取り付けられた輪形の第2掛け紐部12(図5参照)を装着者2の左耳部(図示せず)に掛ける。
立体に組み立てられた覆い本体部20の頂部(すなわち、開口スリット22の上端)22aの裏面20dが、顔部3の鼻部8の先端8aに接触する。また、筒状に組み立てられた第1突起部16の折曲部51が、顔部3の顎部9のうち左側の部位9aに接触する。さらに、筒状に組み立てられた第2突起部17の折曲部51が、顔部3の顎部9のうち右側の部位9bに接触する。これにより、組立式マスク1が装着者2の顔部3に装着される。
ここで、覆い本体部20のうち、第1突起部16及び第2突起部17の反対側の端部に離隔部20eを有する。離隔部20eは、例えば、覆い本体部20の上辺部31で形成されている。離隔部20eは、覆い本体部20の頂部(開口スリット22の上端)22aが鼻部8の先端8aに接触し、第1突起部16及び第2突起部17の折曲部51が顎部9の左右側の各部位9a,9bに接触した状態において、顔部3から離れた位置に配置される。
また、第1掛け紐部11の結び目11b(図5参照)の位置を調整することにより、第1掛け突起27の輪の長さを調整できる。同様に、第2掛け紐部12の結び目12b(図5参照)の位置を調整することにより、第2掛け突起28の輪の長さを調整できる。
ここで、組立式マスク1は、例えば、組立式マスク1を装着する必要のない環境においては、組立式マスク1を顔部3から外すことが考えられる。この場合には、組立式マスク1を顔部3から外して、係止片23を係止スリット24から外し、第1突起部16及び第2突起部17の突起係止片53を第1係止スリット25及び第2係止スリット26から外す。これにより、組立式マスク1を展開形態に簡単に戻すことができ、組立式マスク1を環境に合わせて、展開形態と組立形態とに簡単に切り換えることができる。
以上説明したように、実施形態の組立式マスク1によれば、マスク本体10を顔部3に装着させた状態において、筒状に組み立てられた第1突起部16の折曲部51を、顔部3の顎部9のうち左側の部位9aに接触させることができる。さらに、筒状に組み立てられた第2突起部17の折曲部51を、顔部3の顎部9のうち右側の部位9bに接触させることができる。よって、覆い本体部20のうち、第1突起部16及び第2突起部17の周囲の部位20f(図1、図8参照)を顔部3から間隔をおいて離すことができる。これにより、装着者2は、例えば呼吸が容易になり、組立式マスク1を装着したことによる息苦しさ等を回避できる。
また、マスク本体10は、鼻口覆い部15、第1突起部16、及び第1突起部16を板素材によって一体に形成されている。これにより、マスク本体10の構成を簡素化できる。
さらに、マスク本体10を板素材によって展開形態で平坦に形成した。これにより、展開形態のマスク本体10(すなわち、組立式マスク1)の収納空間を小さく抑えることができ、搬送や携帯の利便性を確保できる。加えて、外出中において、組立式マスク1を使用しない場合にも、マスク本体10を組立形態から展開形態に戻すことにより、携帯の利便性を確保できる。
また、鼻口覆い部15に開口部21と開口スリット22とを形成した。さらに、開口部21の開口右辺21aから係止片23を突出させ、開口左辺21bから所定間隔離れた位置に係止スリット24を形成した。よって、開口右辺21aと開口左辺21bとを重ね合わせ、係止片23を係止スリット24に差し込んで係止できる。よって、開口スリット22の上端22aを頂部とする概ね円錐形の立体に覆い本体部20を形成できる。これにより、覆い本体部20を装着者2の顔部3に合わせるように簡単に形成でき、顔部3を覆い本体部20で良好に覆うことができる。
また、開口左辺21bから所定間隔離れた位置に係止スリット24を形成した。これにより、開口右辺21aの近傍21gと開口左辺21bの近傍21hとの重合わせ量を十分に確保できる。
ここで、開口右辺21aの近傍21gと開口左辺21bの近傍21hとの重合わせ量は、開口部21の上端21eに向うに従って小さくなる。そこで、開口部21の上端21eから上方へ向けて開口スリット22を形成した。よって、開口スリット22の右辺22iと開口スリット22の左辺22jとの左右方向の間隔を、開口部21に比べて小さく抑えることができる。これにより、右辺22iの近傍22kと左辺22jの近傍22lとの重合わせ量(すなわち、開口スリット22の周辺部の重合わせ量)も十分に確保できる。
このように、鼻口覆い部15は、装着者2の顔部3を覆い本体部20で良好に覆うように形成され、さらに、開口部21及び開口スリット22の重合わせ量を十分に確保するように形成されている。これにより、例えば、装着者2の体内から発する飛翔物の拡散を覆い本体部20で好適に防止できる。
さらに、係止片23を係止スリット24から抜き出して外すことにより、鼻口覆い部15を組立前の平坦な展開形態に戻すことができる。これにより、組立式マスク1を使用しない場合にも携帯の利便性を確保できる。
また、第1突起部16の折曲部51を筒状に折り曲げて、突起係止片53を第1係止スリット25に係止することにより、折曲部51を筒状の組立形態に保持できる。さらに、第2突起部17の折曲部51を筒状に折り曲げて、突起係止片53を第2係止スリット26に係止することにより、折曲部51を筒状の組立形態に保持できる。
これにより、第1突起部16及び第2突起部17の各折曲部51を筒状の組立形態に簡単に保持できる。
さらに、第1突起部16及び第2突起部17の各突起係止片53を第1係止スリット25及び第2係止スリット26から抜き出して外すことができる。よって、第1突起部16及び第2突起部17を組立前の平坦な展開形態に戻すことができる。これにより、組立式マスク1を使用しない場合にも携帯の利便性を確保できる。
また、第1突起部16に第1くびれ部52を有することにより、第1突起部16を筒状に組み立てた状態において、第1突起部16を第1くびれ部52で好適に折り曲げることができる。さらに、第1突起部16に第2くびれ部54を有することにより、第1突起部16を第2くびれ部54で一層好適に折り曲げることができる。第2突起部17も、第1突起部16と同様に、好適に折り曲げることができる。
これにより、第1突起部16及び第2突起部17を覆い本体部20から装着者2の顔部3に向けて突起するように好適に組み立てることができる。
また、第1突起部16及び第2突起部17は、覆い本体部20の下辺部32において左右の両側の2箇所に形成されている。よって、組立式マスク1が装着者2の顔部3に装着された状態において、第1突起部16が顎部9の左側の部位9aに接触し、第2突起部17が顎部9の右側の部位9bに接触する。これにより、覆い本体部20(すなわち、組立式マスク1)を顔部3に安定的に装着できる。
さらに、組立式マスク1が装着者2の顔部3に装着された状態において、立体に組み立てられた覆い本体部20の頂部(すなわち、開口スリット22の上端)22aが、装着者2の顔部3の鼻部8の先端8aに接触する。
このように、第1突起部16及び第2突起部17の折曲部51を顎部9の左右側の各部位9a,9bに接触させ、覆い本体部20の頂部(開口スリット22の上端)22aを鼻部8の先端8aに接触させるようにした。よって、離隔部20eを顔部3から離した位置に配置できる。
これにより、装着者2は、例えば呼吸が一層容易になり、組立式マスク1を装着したことによる息苦しさ等を一層良好に回避できる。
また、マスク本体10を透明または半透明な板素材で形成した。これにより、組立式マスク1を装着した装着者2の顔部3(特に、口部5及び鼻部8)を、相対する人(対面者)からよく見えるようにでき、装着者2の顔部3の表情を自然に見せることができる。
また、第1掛け紐部11の結び目11bの位置を調整することにより、第1掛け紐部11の輪の長さを調整できる。さらに、第2掛け紐部12の結び目12bの位置を調整することにより、第2掛け紐部12の輪の長さを調整できる。
第1掛け紐部11及び第2掛け紐部12の輪の長さを調整することにより、顔部3に装着したマスク本体10の湾曲状態を調整できる。よって、マスク本体10を顔部3に好適に合わせることができる。これにより、例えば、装着者2の呼吸を好適に確保した状態で、装着者2の体内から発する飛翔物の拡散を組立式マスク1で好適に防止できる。
なお、本考案の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述の実施形態では、第1突起部16及び第2突起部17を覆い本体部20の下辺部32の2箇所に形成した例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、例えば、第1突起部16及び第2突起部17を覆い本体部20の上辺部31に形成してもよい。
また、覆い本体部20に第1突起部16及び第2突起部17の2つの突起部を形成した例について説明したが、突起部の個数は適宜選択が可能である。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…組立式マスク
2…装着者
3…顔部
4…鼻腔部
5…口部
6…鼻口部
8…鼻部
8a…鼻部の先端
9…顎部
10…マスク本体
11…第1掛け紐部(掛け紐部)
12…第2掛け紐部(掛け紐部)
15…鼻口覆い部
16…第1突起部(突起部)
17…第2突起部(突起部)
20…覆い本体部
20e…離隔部
21…開口部
21a…開口右辺(一方の辺)
21b…開口左辺(他方の辺)
21e…開口部の上端(開口部の頂部)
22…開口スリット(スリット)
23…係止片
24…係止スリット
25…第1係止スリット(他の係止スリット)
26…第2係止スリット(他の係止スリット)
32…覆い本体部の下辺部(鼻口覆い部の下端部)
51…折曲部
52…第1くびれ部(くびれ部)
53…突起係止片(他の係止片)

Claims (8)

  1. 板素材によって展開形態において平坦に形成され、前記展開形態から立体形態に組み立てられるマスク本体を備えた組立式マスクであって、
    前記マスク本体は、
    装着者の顔部において鼻腔部や口部を覆う鼻口覆い部と、
    前記鼻口覆い部に一体に形成され、前記鼻口覆い部から前記装着者の顔部に向けて突起するように組み立てられる突起部と、
    を備えることを特徴とする組立式マスク。
  2. 前記鼻口覆い部は、
    前記展開形態において、
    左右方向の中央で、かつ、上下方向の中央部位から下端まで左右方向に徐々に大きく開口する開口部と、
    前記開口部の頂部から上方へ向けて形成されたスリットと、
    前記開口部の左右方向の一方の辺から前記開口部の左右方向の他方の辺に向けて突出された係止片と、
    前記他方の辺から前記一方の辺の反対側に所定間隔離れた位置に形成され、前記係止片が差し込まれて係止する係止スリットと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の組立式マスク。
  3. 前記突起部は、
    前記展開形態で前記鼻口覆い部の下端部から下方に向けて突出され、筒状に折り曲げられる折曲部と、
    前記折曲部が筒状に折り曲げられた状態において、前記鼻口覆い部に形成された他の係止スリットに差し込まれて係止することにより、前記折曲部を前記筒状の組立形態に保持する他の係止片と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式マスク。
  4. 前記突起部は、
    前記鼻口覆い部と前記折曲部との間に形成され、前記折曲部より幅狭に形成されたくびれ部を有することを特徴とする請求項3に記載の組立式マスク。
  5. 前記突起部は、
    前記鼻口覆い部の下端部において、左右方向の中央部に対して左右の両側の2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の組立式マスク。
  6. 前記鼻口覆い部は、
    前記鼻口覆い部が前記装着者の鼻部の先端に接触し、前記突起部が、前記装着者の顎部に接触した状態において、前記突起部の反対側の端部に前記顔部から離れた位置に配置される離隔部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の組立式マスク。
  7. 前記マスク本体は、透明又は半透明な板素材で形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の組立式マスク。
  8. 前記マスク本体を前記顔部に装着するために前記マスク本体の左右の端部に設けられて、長さを調整できる掛け紐部を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の組立式マスク。
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